JPS61117320A - シ−トパイルの胴継ぎ方法 - Google Patents
シ−トパイルの胴継ぎ方法Info
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- JPS61117320A JPS61117320A JP23596784A JP23596784A JPS61117320A JP S61117320 A JPS61117320 A JP S61117320A JP 23596784 A JP23596784 A JP 23596784A JP 23596784 A JP23596784 A JP 23596784A JP S61117320 A JPS61117320 A JP S61117320A
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- Japan
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- welding
- sheet pile
- section
- sheet
- notch
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D5/00—Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
- E02D5/02—Sheet piles or sheet pile bulkheads
- E02D5/03—Prefabricated parts, e.g. composite sheet piles
- E02D5/04—Prefabricated parts, e.g. composite sheet piles made of steel
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Composite Materials (AREA)
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- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は主として白化工法において仮設材として使用さ
れるシートパイルを長手方向に溶接する方法に関し、特
に循環画用されるのにともなって短尺化されたシートパ
イルを溶接により長尺ものに改善する方法に係る。
れるシートパイルを長手方向に溶接する方法に関し、特
に循環画用されるのにともなって短尺化されたシートパ
イルを溶接により長尺ものに改善する方法に係る。
[従来の技術]
周知のようにシートパイルまたはH型鋼等の仮設材は白
化工事等に一旦使用された後も、使用後は回収され、必
要とする補修が施されてから再び別の工事の仮設材とし
て循環画用されているのが実情である。ところで前記の
場合における補修には洗滌、曲りの矯正、切り揃え及び
溶接等、各種の作業を必要とするが、このうち溶接によ
り短くなったシートパイルを長尺化する作業は以下説明
するように極め、て重要な作業となる。すなわち一旦使
用したシートパイルの一部は破損または極度の変形等に
よって当該シートパイルの先端部を切取る必要があり、
かかる場合釜くは当該シートパイルが所定の寸法に満た
ず、短か過ぎてそのままでは使用に耐えなってくなって
しまう。そこで短かく切断されることになったシートパ
イル(以下短尺品という)はこれを再び使用しうるに足
るだけの長さに溶接する(胴継ぎ)必要があるが、この
場合の胴継ぎ作業にあたっては、以下述べるように占用
時の強度面での安全性を考慮すると、換言すれば製造責
任を負う立場での品質保証を為すためには厳格な強度要
件を満たず必要があり、そのため極めて面倒な作業を余
低無くされている。しかも近時、重仮設市場の経済環境
が悪化していることにも関連して、短尺品が急増してい
る情況にあるので資材の活用という面からも、かかる短
尺品を有効に利用することが要望されている。かがる実
情から単に得られる製品の品質が優れているだけでなく
、溶接方法それ自体にも作業性の面で改善を加えて生産
性を高め、常時均質な製品が得られるようにする必要が
ある。
化工事等に一旦使用された後も、使用後は回収され、必
要とする補修が施されてから再び別の工事の仮設材とし
て循環画用されているのが実情である。ところで前記の
場合における補修には洗滌、曲りの矯正、切り揃え及び
溶接等、各種の作業を必要とするが、このうち溶接によ
り短くなったシートパイルを長尺化する作業は以下説明
するように極め、て重要な作業となる。すなわち一旦使
用したシートパイルの一部は破損または極度の変形等に
よって当該シートパイルの先端部を切取る必要があり、
かかる場合釜くは当該シートパイルが所定の寸法に満た
ず、短か過ぎてそのままでは使用に耐えなってくなって
しまう。そこで短かく切断されることになったシートパ
イル(以下短尺品という)はこれを再び使用しうるに足
るだけの長さに溶接する(胴継ぎ)必要があるが、この
場合の胴継ぎ作業にあたっては、以下述べるように占用
時の強度面での安全性を考慮すると、換言すれば製造責
任を負う立場での品質保証を為すためには厳格な強度要
件を満たず必要があり、そのため極めて面倒な作業を余
低無くされている。しかも近時、重仮設市場の経済環境
が悪化していることにも関連して、短尺品が急増してい
る情況にあるので資材の活用という面からも、かかる短
尺品を有効に利用することが要望されている。かがる実
情から単に得られる製品の品質が優れているだけでなく
、溶接方法それ自体にも作業性の面で改善を加えて生産
性を高め、常時均質な製品が得られるようにする必要が
ある。
ところで前記短尺品を溶接する方法それ自体は、従来か
ら既に知られているけれども、この従来法は下記のよう
に種々の難点があって、必ずしも上記の要請を満たすも
のではなかった。寸なわら例えば第19図A−C及び第
20図ABに図示したように、シートパイルにおけるセ
クション部Sの内側に先端がテーパ形状を有する銅裏当
1及び2またはパツキン材3及び4を着脱自在に順次打
込んでセクション部の内面を塞げてから、予め切削形成
させておいた外側の開先部を利用して溶接を施こし、溶
接時に生ずるビードの溶接余盛がセクション部内面に突
出しないように図った方法である(特公昭48−290
20号公報または特開昭57−124578号公報参照
)。ちなみに第19図における符号5はエンクローズド
溶接を行うための外側裏当、同6は溶接運棒である。と
ころで前記従来法には後記のような問題点があるため、
本出願人は第21図ABに示すような方法、すなわちセ
クション部内面には何等の手当をほどこすことなく専ら
当該セクション部Sの外側のみに考慮を払ってこの部分
に符号7で示すバチ板をあてがい、このバチ板を介して
l1ii継ぎを行っている。しかしこの方法にも以下述
べるような問題点があって、必ずしも満足すべきもので
はない。
ら既に知られているけれども、この従来法は下記のよう
に種々の難点があって、必ずしも上記の要請を満たすも
のではなかった。寸なわら例えば第19図A−C及び第
20図ABに図示したように、シートパイルにおけるセ
クション部Sの内側に先端がテーパ形状を有する銅裏当
1及び2またはパツキン材3及び4を着脱自在に順次打
込んでセクション部の内面を塞げてから、予め切削形成
させておいた外側の開先部を利用して溶接を施こし、溶
接時に生ずるビードの溶接余盛がセクション部内面に突
出しないように図った方法である(特公昭48−290
20号公報または特開昭57−124578号公報参照
)。ちなみに第19図における符号5はエンクローズド
溶接を行うための外側裏当、同6は溶接運棒である。と
ころで前記従来法には後記のような問題点があるため、
本出願人は第21図ABに示すような方法、すなわちセ
クション部内面には何等の手当をほどこすことなく専ら
当該セクション部Sの外側のみに考慮を払ってこの部分
に符号7で示すバチ板をあてがい、このバチ板を介して
l1ii継ぎを行っている。しかしこの方法にも以下述
べるような問題点があって、必ずしも満足すべきもので
はない。
[発明が解決しようとする問題点]
前記特許公報または公開公報に開示されている方法は理
屈の上では=応成立つが、実際問題としては肝心なセク
ション部の寸法が、公差の範囲内でバラついており、そ
のため胴継ぎする相手方のシートパイルと必ずしも寸法
が合致せず、その状態で溶接しても裏当またはパツキン
材の密着性が悪いためにセクション部内面に溶接余盛が
露呈してしまって目的を達することが出来ないという問
題がある。特に新品ではない使用汎のシートパイルを溶
接するものであるから、相手方との寸法の整合性が悪く
、従って一方のシートパイルに対しては裏当またはパツ
キンの寸法が合致しても他方のそれには合致しないとい
う不具合を免かれない。更に回収後のシートパイルにあ
っては、肝心なセクション部の内側に詰った土砂は完全
に取り去ることができないことが多いので、それが原因
となって裏当またはパツキン材を内側に挿嵌しても、そ
れを密着させることができないという不都合もあった。
屈の上では=応成立つが、実際問題としては肝心なセク
ション部の寸法が、公差の範囲内でバラついており、そ
のため胴継ぎする相手方のシートパイルと必ずしも寸法
が合致せず、その状態で溶接しても裏当またはパツキン
材の密着性が悪いためにセクション部内面に溶接余盛が
露呈してしまって目的を達することが出来ないという問
題がある。特に新品ではない使用汎のシートパイルを溶
接するものであるから、相手方との寸法の整合性が悪く
、従って一方のシートパイルに対しては裏当またはパツ
キンの寸法が合致しても他方のそれには合致しないとい
う不具合を免かれない。更に回収後のシートパイルにあ
っては、肝心なセクション部の内側に詰った土砂は完全
に取り去ることができないことが多いので、それが原因
となって裏当またはパツキン材を内側に挿嵌しても、そ
れを密着させることができないという不都合もあった。
そればかりではない。前記従来法のようにシートパイル
の長尺化に当って失当またはパツキン材を使用する方法
はそれだけ加工工数が多くなるので採算性も悪く、生産
性の面からも処理量に限りがある等の難点をまぬがれ得
なかった。
の長尺化に当って失当またはパツキン材を使用する方法
はそれだけ加工工数が多くなるので採算性も悪く、生産
性の面からも処理量に限りがある等の難点をまぬがれ得
なかった。
その上では、シートパイルにはその断面形状に応じてF
型とY型の2種類が存在し、前者のセクション部形状は
側端部が内側に折れ曲がった鉤状であるのに対し、後者
は釣り針状のリング型断面、をしているため、後者にあ
っては前記の裏当ないしはパツキン材を嵌込むこと自体
が難しく、そもそもその方法を適用することが出来ない
という欠点もある。
型とY型の2種類が存在し、前者のセクション部形状は
側端部が内側に折れ曲がった鉤状であるのに対し、後者
は釣り針状のリング型断面、をしているため、後者にあ
っては前記の裏当ないしはパツキン材を嵌込むこと自体
が難しく、そもそもその方法を適用することが出来ない
という欠点もある。
なお裏当またはパツキン材を使わない第21図のような
バチ板による補強方式にあっては、溶接後の製品のセク
ション部にこのバチ板が突出した状態となるため安全性
の点では満足しえても、シートパイルの打込みに際して
地面に敷設する定規に前記のバチ板が当り、そのため打
ち込みに困難がともない、一方打込み機械がバチ板に当
って打込み作業が円滑に進まないといった欠点もあった
。
バチ板による補強方式にあっては、溶接後の製品のセク
ション部にこのバチ板が突出した状態となるため安全性
の点では満足しえても、シートパイルの打込みに際して
地面に敷設する定規に前記のバチ板が当り、そのため打
ち込みに困難がともない、一方打込み機械がバチ板に当
って打込み作業が円滑に進まないといった欠点もあった
。
[問題点を解決するための手段] 。
ここにおいて本発明は前記従来法の欠点をすべて解決し
て品質的にも浸れ、強度的にも安全性が保証される溶接
法を提案し、併せて溶接作業を行う上でも効率の高い新
規な方法を開発したものである。すなわち本発明は、第
一工程どして互いに溶接せんとするシートパイルの突合
せ部におけるセクション部の全部または一部をガス切断
、プレスによる打抜き、またはその他の機械切断等、任
意の方法によって予め切り欠いておき、第二工程として
当該シートパイルの前記切欠部を除いた先端7ランジ部
並びにウェブ部の全域に亘って連続した開先を形成させ
、第三工程として前記開先部を介して一方の面に溶接余
盛が生ずるような通常の溶接を施した上で、更に他方の
面にも同様に溶接を施すことによってシートパイルの表
裏両面を溶接した後、第四工程として前記溶接工程で生
じた溶接余盛を切削することによってシートパイルの表
面を平滑にして所定の製品を得るようにした方法である
。なお本発明は、前記方法によって生じた切欠部に外側
から当板を溶接することによって前記の切欠を閉塞させ
る方法をも包含する。
て品質的にも浸れ、強度的にも安全性が保証される溶接
法を提案し、併せて溶接作業を行う上でも効率の高い新
規な方法を開発したものである。すなわち本発明は、第
一工程どして互いに溶接せんとするシートパイルの突合
せ部におけるセクション部の全部または一部をガス切断
、プレスによる打抜き、またはその他の機械切断等、任
意の方法によって予め切り欠いておき、第二工程として
当該シートパイルの前記切欠部を除いた先端7ランジ部
並びにウェブ部の全域に亘って連続した開先を形成させ
、第三工程として前記開先部を介して一方の面に溶接余
盛が生ずるような通常の溶接を施した上で、更に他方の
面にも同様に溶接を施すことによってシートパイルの表
裏両面を溶接した後、第四工程として前記溶接工程で生
じた溶接余盛を切削することによってシートパイルの表
面を平滑にして所定の製品を得るようにした方法である
。なお本発明は、前記方法によって生じた切欠部に外側
から当板を溶接することによって前記の切欠を閉塞させ
る方法をも包含する。
[実施例]
第1図は、−例としてF型のシートパイルP1及びP2
を突合せて胴継ぎを行う場合を示すものであって、まず
両者の突合せ先端部の切り合せを行う、。
を突合せて胴継ぎを行う場合を示すものであって、まず
両者の突合せ先端部の切り合せを行う、。
次いで前記各シートパイルにおけるセクション部10の
うち、その立上り部分11に対して双方ともに図示のよ
うなり欠12を形成させる。すなわちセクション部10
の突合せ端面における立上り部分11のみを、双方共に
ガス切断、プレスによる打抜きまたは機械切断等の方法
によってカットする。カットの形状は任意であって、図
示のような四角形、三角形〈第4図参照)、その他の形
状とすることが出来る。なお前記各図面にはセクション
部を構成する立上り部分11のみを切欠いた事例を示し
たが、第5〜6図に示すようにセクション部全域を切り
欠いてもよい。
うち、その立上り部分11に対して双方ともに図示のよ
うなり欠12を形成させる。すなわちセクション部10
の突合せ端面における立上り部分11のみを、双方共に
ガス切断、プレスによる打抜きまたは機械切断等の方法
によってカットする。カットの形状は任意であって、図
示のような四角形、三角形〈第4図参照)、その他の形
状とすることが出来る。なお前記各図面にはセクション
部を構成する立上り部分11のみを切欠いた事例を示し
たが、第5〜6図に示すようにセクション部全域を切り
欠いてもよい。
ところで、第2〜3図のように切り欠いた場合において
切欠部分の角は第2図及び第7図に示すように比較的大
きく丸めて、いわゆる面取り13を施こすのを可とする
。このようにすると、シートパイルの使用時にセクショ
ン部10を互いに噛み合せる如く打込む際にもその打込
みがスムーズに行われる。前記のようにしてセクション
部の立上り部11の端面に切欠12を形成さけたならば
、今度は当該部分を除いた突合せ部の全端面、すなわち
前記立上り部以外の張出部10a及びシートパイルを構
成する7ランテ部14並びにウェブ部15の全域に亘っ
て第8〜9図に示すように、開先16をとる。図示の例
ではこの開先をシートパイルの片面にのみ形成させたが
、内外両面に開先をとることも出来る。開先をとったシ
ートパイルに対しては、−例として第10図工〜■に示
す手順で、まずその片側に対して第11図に示すように
、余盛17aが生ずるような裏波溶接17を前記手順に
従い最終的には全滅に亘って溶接部が連続するように施
す。前記のようにしてシートパイルの片側(内側)に溶
接17を施したならば、今度は必要に応じ第12図に示
すような回転冶具18を使用して、その反対側(外側)
にも溶接21を施す(第13図参照)。ちなみに第12
図の符号19はモータ、20は駆動用の回転]口である
。本方法によれば、第10図の図解からb明らかなよう
に、7ランジ、ウェブのいずれの部分を溶接するに際し
ても常に下向き姿勢で溶接を行うことが出来、それもシ
ートパイルを両面から同様な方法で、すなわちパツキン
材等の特別の補助具を使用せずに常法に従った溶接法を
そのまま採用することができるので、作業性に優れる。
切欠部分の角は第2図及び第7図に示すように比較的大
きく丸めて、いわゆる面取り13を施こすのを可とする
。このようにすると、シートパイルの使用時にセクショ
ン部10を互いに噛み合せる如く打込む際にもその打込
みがスムーズに行われる。前記のようにしてセクション
部の立上り部11の端面に切欠12を形成さけたならば
、今度は当該部分を除いた突合せ部の全端面、すなわち
前記立上り部以外の張出部10a及びシートパイルを構
成する7ランテ部14並びにウェブ部15の全域に亘っ
て第8〜9図に示すように、開先16をとる。図示の例
ではこの開先をシートパイルの片面にのみ形成させたが
、内外両面に開先をとることも出来る。開先をとったシ
ートパイルに対しては、−例として第10図工〜■に示
す手順で、まずその片側に対して第11図に示すように
、余盛17aが生ずるような裏波溶接17を前記手順に
従い最終的には全滅に亘って溶接部が連続するように施
す。前記のようにしてシートパイルの片側(内側)に溶
接17を施したならば、今度は必要に応じ第12図に示
すような回転冶具18を使用して、その反対側(外側)
にも溶接21を施す(第13図参照)。ちなみに第12
図の符号19はモータ、20は駆動用の回転]口である
。本方法によれば、第10図の図解からb明らかなよう
に、7ランジ、ウェブのいずれの部分を溶接するに際し
ても常に下向き姿勢で溶接を行うことが出来、それもシ
ートパイルを両面から同様な方法で、すなわちパツキン
材等の特別の補助具を使用せずに常法に従った溶接法を
そのまま採用することができるので、作業性に優れる。
その上第13図に示すように上下両面の溶接部17及び
21が互いにオーバーラツプして溶接箇所が表裏から一
体に融合するので、充分な強度が得られ、実際の作業に
おいて免れがたい溶接強度のバラツキに対しても充分に
対応しうる。上記のようにして生じた溶接余盛17a並
びに21aは、これを爾後の工程において切削または研
磨することによって表面平滑に仕上げて所定の製品とす
るものである。
21が互いにオーバーラツプして溶接箇所が表裏から一
体に融合するので、充分な強度が得られ、実際の作業に
おいて免れがたい溶接強度のバラツキに対しても充分に
対応しうる。上記のようにして生じた溶接余盛17a並
びに21aは、これを爾後の工程において切削または研
磨することによって表面平滑に仕上げて所定の製品とす
るものである。
第14図は本発明における他の実IM態様を示すもので
あって、前記セクション部10における立上り部11の
内側における突出部11aのみを切欠いた事例であって
、それ以外の開先加工並びに溶接加工は前記実施例と同
様である。この場合においては第14図からも明らかな
ようにセクション部10における立上り部分11を外側
からみた外観は殆んど損われず、切欠が外側に露出しな
い点で有利である。
あって、前記セクション部10における立上り部11の
内側における突出部11aのみを切欠いた事例であって
、それ以外の開先加工並びに溶接加工は前記実施例と同
様である。この場合においては第14図からも明らかな
ようにセクション部10における立上り部分11を外側
からみた外観は殆んど損われず、切欠が外側に露出しな
い点で有利である。
切欠が存在するとこの部分からシートパイルの使用中に
土砂が侵入する虞れがあるが、この実施例にあっては、
それを防ぐことができる。
土砂が侵入する虞れがあるが、この実施例にあっては、
それを防ぐことができる。
第16〜11図は前記切欠部分を積極的に閉塞させた事
例であって、この切欠部分12に対して外側から前記切
欠に対応した大きさで、かつその厚みがシートパイル本
体の約172の肉厚の当板22を用意し、これを外側か
ら前記切欠部12にあてがい、当板の周囲を符号23で
示すように溶接してシートパイルに対して一体に固着す
るのである。当板の厚みをシートパイル本体の厚みより
も薄<シて、例えば前記のように該本体の厚みの約17
2としたのは、このようにすれば当板を溶接した際にも
当該溶接部23のビードがシートパイルのセクション部
内面に突出しないからである。ちなみにセクション部外
側の溶接余盛は前述のように後工程においてこれを切削
除去することができる。
例であって、この切欠部分12に対して外側から前記切
欠に対応した大きさで、かつその厚みがシートパイル本
体の約172の肉厚の当板22を用意し、これを外側か
ら前記切欠部12にあてがい、当板の周囲を符号23で
示すように溶接してシートパイルに対して一体に固着す
るのである。当板の厚みをシートパイル本体の厚みより
も薄<シて、例えば前記のように該本体の厚みの約17
2としたのは、このようにすれば当板を溶接した際にも
当該溶接部23のビードがシートパイルのセクション部
内面に突出しないからである。ちなみにセクション部外
側の溶接余盛は前述のように後工程においてこれを切削
除去することができる。
第18図はY型シートパイルに本発明を適用する場合の
実施例を示すものであって、Y型にあってはそのセクシ
ョン部形状が図示のように鎌首状の大凧+obとそれに
対応した子爪10cとがリング状に対向した形となって
いる。従ってこの場合にあっては、図において下方の子
爪10cのみを切り欠くか、あるいは図に符号24で示
す切断線でセクション部10の全体を切り欠くかすれば
よい。それ以後の開先形成及び溶接作業等の手順は前記
実施例で述べたとおりである。
実施例を示すものであって、Y型にあってはそのセクシ
ョン部形状が図示のように鎌首状の大凧+obとそれに
対応した子爪10cとがリング状に対向した形となって
いる。従ってこの場合にあっては、図において下方の子
爪10cのみを切り欠くか、あるいは図に符号24で示
す切断線でセクション部10の全体を切り欠くかすれば
よい。それ以後の開先形成及び溶接作業等の手順は前記
実施例で述べたとおりである。
[発明の効果]
本発明は前述のような構成を有するものであるから、従
来法には期待しえない次のような効果を発揮する。
来法には期待しえない次のような効果を発揮する。
(1)従来はシートパイルを長尺化するにあたって、当
該シートパイルのセクション部内面に裏当またはパツキ
ン材を嵌込んで溶接する方法か、あるいはセクション部
の外側にパッチ板をあてがい、このパッチ板を介して溶
接していた。前者は溶接にあたり相手方との寸法精度を
常に問題にする必要があったが、本発明によればかかる
寸法精度を問題にする必要がなくなったので、相手方シ
ートパイルの選定が容易となり、実用性が高められた。
該シートパイルのセクション部内面に裏当またはパツキ
ン材を嵌込んで溶接する方法か、あるいはセクション部
の外側にパッチ板をあてがい、このパッチ板を介して溶
接していた。前者は溶接にあたり相手方との寸法精度を
常に問題にする必要があったが、本発明によればかかる
寸法精度を問題にする必要がなくなったので、相手方シ
ートパイルの選定が容易となり、実用性が高められた。
また後者の方法に不可欠であったパッチ板の取付けが不
要となるので、シートパイル打込み時の不都合をすべて
解消させることができる。
要となるので、シートパイル打込み時の不都合をすべて
解消させることができる。
(21セクション部におけるの切欠以外の突合せ端面ば
、それ以外の部分とともに全域に亘って表裏両面の溶接
が行えるので、従来の胴継ぎ方法と比較すると、溶接強
度を充分なものとすることができ、その上溶接強度のバ
ラツキに対しても充分に対応できるという効果がある。
、それ以外の部分とともに全域に亘って表裏両面の溶接
が行えるので、従来の胴継ぎ方法と比較すると、溶接強
度を充分なものとすることができ、その上溶接強度のバ
ラツキに対しても充分に対応できるという効果がある。
(3)シートパイルのセクション部は使用時において隣
接するそれと互いに噛合う部分であるから、この部分に
溶接余盛があると噛合いがスムーズに行なわれず支障を
来たすが、本発明によればかかる憂いなく、特に当該セ
クション部の内側は充分に開放された状態を維持してい
るので、内側に生じた溶接余盛もこれを完全に切削する
ことができる。
接するそれと互いに噛合う部分であるから、この部分に
溶接余盛があると噛合いがスムーズに行なわれず支障を
来たすが、本発明によればかかる憂いなく、特に当該セ
クション部の内側は充分に開放された状態を維持してい
るので、内側に生じた溶接余盛もこれを完全に切削する
ことができる。
(4)前述のように、シートパイルのセクション部内側
に裏当またはパツキン材を嵌込み、この部材を介して溶
接しようとする方法は、実際問題としては寸法の不一致
、内側に付着した土砂による障害等が原因となって、工
業的実施は不可能に近かったが、本発明によればセクシ
ョン部に切欠を設けたので、その内部にパツキン材を嵌
挿する要もなく、その上、前記寸法の不一致も解決され
、商用に適した方法を確立した点で優れた効果を発揮す
る。
に裏当またはパツキン材を嵌込み、この部材を介して溶
接しようとする方法は、実際問題としては寸法の不一致
、内側に付着した土砂による障害等が原因となって、工
業的実施は不可能に近かったが、本発明によればセクシ
ョン部に切欠を設けたので、その内部にパツキン材を嵌
挿する要もなく、その上、前記寸法の不一致も解決され
、商用に適した方法を確立した点で優れた効果を発揮す
る。
(5)本発明によれば、溶接に当り突合せ面を表裏両面
から、それも全溶接部を下向き姿勢で溶接し得るので、
作業性に優れるばかりか、パツキン材等の資材を使用す
る必要もないので採算的にもコストの低減が図れるし、
その上生産性を向上しうる点で有用性が高い。
から、それも全溶接部を下向き姿勢で溶接し得るので、
作業性に優れるばかりか、パツキン材等の資材を使用す
る必要もないので採算的にもコストの低減が図れるし、
その上生産性を向上しうる点で有用性が高い。
第1図は本発明の一実施態様を示すもので、シー1〜パ
イルの突合ぽ状態を示す斜視図、第2図は同上溶接部の
拡大側面図、第3図は第2図のX−X線における断面図
、第4図は切欠部における他の実施例を側面図、第5図
は更に別の実施態様を示す溶接部の斜視図、第6図は同
上横断面図、第7図は要部の拡大側面図、第8図は開先
の形成状態を示す突合せ部の喘面図、第9図は同上拡大
断面図、第10図■〜■は、シートパイル突合せ端面を
溶接してゆく手順を示す説明図、第11図は溶接時に使
用する回転冶具の一例を示す正面図、第12図はシート
パイルの開先側に溶接を施した状態を示す拡大断面図、
第13図は開先形成側の反対面に溶接を施した状態を示
す拡大断面図、第14図はセクション部を構成する立上
り部分の内側突出部のみを切欠いた状態を示す側面図、
第15図は第14図のY−Y線における断面図、第16
図は本明細書中の第2の発明を実施する場合のセクショ
ン部の切欠態様を示す側面図、第17図は同上Z−Z線
における断面図、第18図は本発明をY型シートパイル
に適用する場合の切欠状態を示す断面図、第19図A〜
Cは従来法を示すシートパイル溶接部の説明図、第20
図ASは同じく他の方法を説明する斜視図並びに断面図
、第、21図Aは前記とは別の従来法を示す斜視図、同
Bは同上セクション部の拡大断面図である。 Pi、P2 ニジ−ドパイル 10:セクション部1
1:立上り部分 12:切欠 13:面取部14;
フランジ 15:ウェブ 16:開先17.21,
23 :溶接部 17a、21a:溶接余盛18:回
転冶具 22:当板 24:切1i1i!丸藤シー
トパイル株式会社
イルの突合ぽ状態を示す斜視図、第2図は同上溶接部の
拡大側面図、第3図は第2図のX−X線における断面図
、第4図は切欠部における他の実施例を側面図、第5図
は更に別の実施態様を示す溶接部の斜視図、第6図は同
上横断面図、第7図は要部の拡大側面図、第8図は開先
の形成状態を示す突合せ部の喘面図、第9図は同上拡大
断面図、第10図■〜■は、シートパイル突合せ端面を
溶接してゆく手順を示す説明図、第11図は溶接時に使
用する回転冶具の一例を示す正面図、第12図はシート
パイルの開先側に溶接を施した状態を示す拡大断面図、
第13図は開先形成側の反対面に溶接を施した状態を示
す拡大断面図、第14図はセクション部を構成する立上
り部分の内側突出部のみを切欠いた状態を示す側面図、
第15図は第14図のY−Y線における断面図、第16
図は本明細書中の第2の発明を実施する場合のセクショ
ン部の切欠態様を示す側面図、第17図は同上Z−Z線
における断面図、第18図は本発明をY型シートパイル
に適用する場合の切欠状態を示す断面図、第19図A〜
Cは従来法を示すシートパイル溶接部の説明図、第20
図ASは同じく他の方法を説明する斜視図並びに断面図
、第、21図Aは前記とは別の従来法を示す斜視図、同
Bは同上セクション部の拡大断面図である。 Pi、P2 ニジ−ドパイル 10:セクション部1
1:立上り部分 12:切欠 13:面取部14;
フランジ 15:ウェブ 16:開先17.21,
23 :溶接部 17a、21a:溶接余盛18:回
転冶具 22:当板 24:切1i1i!丸藤シー
トパイル株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シートパイルを長手方向に溶接するにあたり、互い
に溶接せんとする前記シートパイルの突合せ部における
セクション部の全部または一部を予め切欠いておき、次
いで当該シートパイルの突合せ端面における切欠部以外
のフランジ部並びにウェブ部に対して連続した溶接用の
開先を形成させ、更にこの開先を介してシートパイルの
表裏両面に亘つて各面各別に溶接余盛が生ずるような溶
接を施した後、少なくとも前記セクション部の溶接余盛
を切削してシートパイルの表面を平滑に仕上げるように
したことを特徴とするシートパイルの胴継ぎ方法。 2 シートパイルのセクション部を構成する立上り部分
のみを切欠いておくことからなる特許請求の範囲第1項
記載の方法。 3 シートパイルのセクション部を構成する立上り部分
の内側突出部のみを切り欠いて、外側には切欠部が殆ん
ど露出しないようにしてなる特許請求の範囲第1項記載
の方法。 4 シートパイルのセクション部を構成する子爪のみを
切欠いておくことからなる特許請求の範囲第1項記載の
方法。 5 シートパイルを長手方向に溶接するにあたり、互い
に溶接せんとするシートパイルの突合せ部におけるセク
ション部の全部または一部を予め切欠いておき、次いで
当該シートパイルの先端フランジ部並びにウェブ部に対
して連続した溶接用の開先を形成させ、更にこの開先を
介してシートパイルの両面に亘って各面各別に溶接余盛
が生ずるような溶接を施した後、前記余盛を切削してシ
ートパイルの表面を平滑に仕上げてから、更に前記の切
欠部に外側から該切欠に嵌合する大きさで、かつその板
厚がシートパイル本体の厚みよりも薄い当板をあてがつ
てこれをシートパイル本体に溶接することを特徴とする
シートパイルの胴継ぎ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23596784A JPS61117320A (ja) | 1984-11-10 | 1984-11-10 | シ−トパイルの胴継ぎ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23596784A JPS61117320A (ja) | 1984-11-10 | 1984-11-10 | シ−トパイルの胴継ぎ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61117320A true JPS61117320A (ja) | 1986-06-04 |
JPH0427328B2 JPH0427328B2 (ja) | 1992-05-11 |
Family
ID=16993860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23596784A Granted JPS61117320A (ja) | 1984-11-10 | 1984-11-10 | シ−トパイルの胴継ぎ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61117320A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013008905A1 (ja) * | 2011-07-14 | 2013-01-17 | 新日鐵住金株式会社 | 組合せ鋼矢板、地中連続壁、及び組合せ鋼矢板の再利用方法 |
JP2021014703A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | 日本製鉄株式会社 | 鋼矢板の縦継構造 |
-
1984
- 1984-11-10 JP JP23596784A patent/JPS61117320A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013008905A1 (ja) * | 2011-07-14 | 2013-01-17 | 新日鐵住金株式会社 | 組合せ鋼矢板、地中連続壁、及び組合せ鋼矢板の再利用方法 |
JP5413541B2 (ja) * | 2011-07-14 | 2014-02-12 | 新日鐵住金株式会社 | 組合せ鋼矢板、地中連続壁、及び組合せ鋼矢板の再利用方法 |
JP2021014703A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | 日本製鉄株式会社 | 鋼矢板の縦継構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0427328B2 (ja) | 1992-05-11 |
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