JPS61108698A - 湿式スプレ−ブ−ス処理剤 - Google Patents
湿式スプレ−ブ−ス処理剤Info
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- JPS61108698A JPS61108698A JP59230647A JP23064784A JPS61108698A JP S61108698 A JPS61108698 A JP S61108698A JP 59230647 A JP59230647 A JP 59230647A JP 23064784 A JP23064784 A JP 23064784A JP S61108698 A JPS61108698 A JP S61108698A
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- melamine
- acid
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- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/22—Organic compounds
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D7/00—Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
- C09D7/71—Paint detackifiers or coagulants, e.g. for the treatment of oversprays in paint spraying installations
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G12/00—Condensation polymers of aldehydes or ketones with only compounds containing hydrogen attached to nitrogen
- C08G12/02—Condensation polymers of aldehydes or ketones with only compounds containing hydrogen attached to nitrogen of aldehydes
- C08G12/26—Condensation polymers of aldehydes or ketones with only compounds containing hydrogen attached to nitrogen of aldehydes with heterocyclic compounds
- C08G12/30—Condensation polymers of aldehydes or ketones with only compounds containing hydrogen attached to nitrogen of aldehydes with heterocyclic compounds with substituted triazines
- C08G12/32—Melamines
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S210/00—Liquid purification or separation
- Y10S210/93—Paint detackifying
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
本発明は湿式スプレーブース処理剤に係り、特に湿式ス
プレーブースにおいて、余剰ペイントを捕集するために
噴霧される循環水中の塗料の粘着性を低減し、系内への
塗料の粘着固化を防止する湿式スプレーブース処理剤に
関する。 [従来の技術] 自動車工業における塗装工程では、一般に車体に噴霧さ
れたペイントの歩留りは60〜80%であり、使用ペイ
ントの40〜20%は次工程で除去すべき過剰ペイント
である。この過剰に噴霧された余剰ペイントを捕集する
には、通常、水洗による湿式スプレーブースで処理され
ており、水洗水は循環使用される。 このような湿式スプレーブースにおいて、水洗水に捕集
される余剰ペイントは粘着性が高いため、スプレーブー
スの水膜板、配管系、スプレーノズル等に付着して配管
やノズルの目詰りを起こし、水洗効率を著しく低下させ
ることとなる。また、余剰ペイントの付着により、スプ
レーブースの排気系が詰り、空気の流通が阻害された場
合には、ブース内にペイント溶剤が充満し、安全衛生上
危険な状態となり、著しく作業環境を態化させる。しか
も、余剰ペイントの大部分はスプレーブースのブースビ
ット底、循環ピット底に沈積し、沈積したペイントは時
間の経過と共にゴム状に固化し、清掃除去に多大な手間
と労力を要するようになる。 また、洗浄水中に捕集されたペイントは、系内に付着又
は沈降するのみならず ペイント成分が溶解したり、微
粒子となって分散したりする。特に水性ペイントの場合
には分散し易く、水中の懸濁物質(SS)や溶解固形分
(TDS)を増加させる。TDSが増加すると系内の腐
食進行を助長する。また、ペイント中の溶剤はブース排
気中の炭化水素(HC)を増加させるだけでなく、洗浄
水中に溶解して循環水のCODを上昇させる。更には、
ペイントの溶剤の種類によっては循環水を酸性化し、そ
の結果システムの腐食を促進させることとなる。 このような問題点を解決するために、従来より、洗浄水
に配合するスプレーブース処理剤が開発されており、 ■ NaOH,KOH等のアルカリ ■ Zn塩等の両性金属 ■ カチオン性ポリマー ■ 界面活性剤 等の薬剤を単独であるいは2種以上を併用して洗浄水に
添加する方法が知られている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の処理剤は。 ■ 効果が十分でない、 ■ 適用できるpHali囲が狭く、安定な処理を行な
うことが難しい上、pHJR整剤を多量に必要とする。 ・C) 処理薬剤の遊離のために循環水中のCODが増
加する、 ・Φ このため廃水処理が困難であり、廃水中のスラッ
ジ量も増加する、 等の問題点を有し、工業的に有利なものとはいえなかっ
た。 [問題点を解決するための手段] 本発明は上記従来の問題点を解決するべくなされたもの
であり、 メラミン拳アルデヒド酸コロイド溶液を含むことを特徴
とする湿式スプレーブース処理剤、を要旨とするもので
ある。 以下に本発明につき詳細に説明する。 本発明に用いるメラミンeアルデヒド酸コロイド溶液は
、後掲の製造例に見られるようにメラミンとアルデヒド
とを反応させて得られたメチロールメラミンに更に醜を
加えることによって製造することができる。なお、必要
に応じて、メチロールメラミンを更にアルキルエーテル
化したものに酸を加えて製造しても良い。 本発明において用いられるアルデヒドとしては、ホルム
アルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド
、プロピオンアルデヒド等が挙げられるが、とりわけホ
ルムアルデヒド、パラホルムアルデヒドが取り扱い及び
反応効率の面から好ましい。 メラミンとアルデヒドとの仕込割合は、メラミン1モル
に対してアルデヒド1〜6モルとするのが好ましい。 但し、アルデヒドが2.5モルを超えると、酸コロイド
溶液としたときに遊離のアルデヒド量が多くなる。遊離
のアルデヒドはCOD源となるので、CODが問題とな
るところではアルデヒド量は2.5モル以下とするのが
好ましい。 こうして得られたメチロールメラミンは、水には溶解し
ないが、酸溶液にはコロイド状態となって溶解する。一
方メチロールメラミンを更にアルキルエーテル化して得
られるアルキルエーテル化メチロールメラミンは水溶性
であり、酸を添加するとコロイド状になる。 ここで用いる酸としては、−塩基酸が適している。−塩
基酸としては、塩酸、硝酸等の鉱酸の他、ギ酸、酢酸、
乳酸、プロピオン酸等の有機酸が挙げられる。なかでも
塩酸は安定したコロイド溶液が得られるので好ましい。 なお、−塩基酸、特に塩酸の添加量は、メラミン1モル
に対して0.5〜1.5モル程度、好ましくは0.7〜
1.3モルとするのが好適である。 酸添加量が0.5モル未満となると、酸コロイド性を十
分に発揮させることが困難となり、一方、1.5モルを
超えると、コロイド溶液の安定性が悪くなる傾向が生じ
る。 このメチロールメラミンの酸コロイド溶液中には、コロ
イド溶液調製初期においては遊離のアルデヒドが多く存
在するが、調製後、室温で放置して熟成すると遊離のア
ルデヒドが減少する。熟成は加熱することによって加速
することもできる。 熟成時間は、室温熟成の場合は5日〜3ケ月、加熱熟成
の場合は50℃で2〜3時間程度が適当である。 次にこのようにして得られるメラミン1アルデヒド酸コ
ロイド溶液を含む本発明の湿式スプレーブース処理剤の
使用方法について説明する。 本発明の処理剤は、湿式スプレーブースの循環洗浄水中
に注入し、洗浄水中に捕集された余剰ペイントを不粘着
化し、これが水膜板や配管に付着するのを防止し、また
、ピット内に沈積したスラッジが粘着固化するのを防止
するものである。 本発明の処理剤の添加量は、余剰ペイント量に対するメ
ラミン・アルデヒド酸コロイド溶液の重量で0.1〜3
00%の範囲、通常1〜10%の範囲が適当である。ま
た循環水に対する注入量は、塗装ペイント量、塗装方法
等により異なるが、循環水中のメラミン0アルデヒド酸
コロイド溶液濃度で1〜5000ppm程度が目安であ
り、ジャーテストにより適宜決定する。 なお、本発明の処理剤を循環水に添加した後、循環水の
pHを4〜10.特に5〜9に調整するのが好ましい、
PHが4未満あるいは10よりも大であると、塗料の粘
着性低減効果を十分に発揮し得なくなる。(この理由に
ついては、処理剤のPHが過度に低かったり、逆に過度
に高かったりすると、コロイドの会合が十分には進行し
難くくなるためであると推察される。) PH調整に用いる酸やアルカリ剤としては、塩酸、硝酸
、水酸化ナトリウム、アンモニア等の公知のものを選ぶ
ことができる。 本発明の処理剤の添加方法としては、通常、洗浄水スプ
レー量に応じて連続注入するが1間欠注入としても良い
。 処理剤の添加箇所としては特にaW&はないが、循環水
の送給側、特に洗浄水とペイントとが接触する直前の配
管系に添加するのが最も効果的である。 なお1本発明の処理剤は、更にアルカリ剤、界面活性剤
、水溶性高分子凝集剤、その他PAC(ポリ塩化アルミ
ニウム)やfc#バンド、塩化第二鉄等の無a凝集剤等
を含んでいても良い。 アルカリ剤は、塗料の粘着性をより低減させ。 また装置の防食面からも有効である。 界面活性剤は、塗料の分散性及び乳化性の向上に有効で
ある。界面活性剤としては、それ自体公知の任意の陰イ
オン界面活性剤、非イオン界面活性剤1両性イオン界面
活性剤あるいは陽イオン界面活性剤の1種あるいは2種
以上の組合せが使用できる。具体的には、フルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、高級アルコール硫酸エステ
ルナトリウム、アルキル硫橢エステルナトリウム、アル
キルスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホコハク酸ナ
トリウム、シフルキルスルホコハク酸ナトリウム、フル
キルナフタリンスルホン酸ナトリウム−ホルマリン縮合
物、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、スルホ
ン化複素環式化合物。 脂肪#I−アミノ酸縮合物等の陰イオン界面活性剤:ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンフルキルアリールエーテル、ポリエチレングリコール
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドエー
テル、ポリエチレングリコールアルキルアミンエーテル
、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
多価アルコール脂肪酸エステル、アルキロールアミド等
の非イオン界面活性剤:ベタイン型、イミダシリン型、
スルホン酸型あるいはアラニン型の両性界面活性剤:フ
ルキルピリジニウム塩酸塩、アルキルトリメチルアンモ
ニウムハライド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、
ポリオキシエチレンドデシルアミン等の陽イオン界面活
性剤等が挙げられる0本発明においては、これらの界面
活性剤のうちでも、非イオン界面活性剤を用いるのが好
ましい。 界面活性剤の使用量はメラミン・アルデヒド酸コロイド
溶液1重量部に対して0.01〜1重量部が適当である
。 また水溶性高分子凝集剤やPAC,硫酸バンド、塩化第
二鉄等の無機凝集剤は固液分離性を高めるのに有効であ
る。 水溶性高分子凝集剤としては、公知のものが使用できる
が、なかでもアクリルアミド系のものが望ましく、ポリ
アクリルアミド、ポリメタアクリルアミド、ポリアクリ
ルアミド又はポリメタアクリルアミドの部分加水分解物
、アクリルアミド又はメタアクリルアミドと他のビニル
系単量体例えばアクリル酸エステル、アクリロニロリル
、ジアルキルアミノエチルメタクリレート又はその四級
化物との共重合体、ポリエチレンイミンで代表されるポ
リアルキレンポリアミン、水溶性のジシアンジアミド−
ホルムアルデヒド縮合物、ポリジメチルジアリルアンモ
ニウム塩、エビハロヒドリン−アミン縮合物、カチオン
化グアガム等が好適に使用される。 [作用] 本発明の湿式スプレーブース処理剤によれば。 湿式スプレーブースにおいて、余剰ペイントを捕集する
ために噴霧される循環水中の塗料の粘着性が低減され、
系内への塗料の粘着固化が防止される。この循環水中の
塗料の粘着性を低減させる作用機構の詳細は必ずしも明
確ではないが、酸溶液中でコロイド状態となって溶解し
ているメラミン−アルデヒドが、循環水中に添加されP
Hが上昇すること覧よりコロイド性が破られて会合し、
この会合に際し、塗料成分をまき込んだ形で結合し不溶
化することによるものと考えられる。また。 塗料成分をまき込んだ結合体は、メラミン・アルデヒド
樹脂としての性質が強く出るため、塗料の粘着性が取り
除かれるものと推定される。 [実施例] 以下、製造例、実施例及び比較例により本発明を更に具
体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、
以下の実施例に限定されるものではない。 メラミンやアルデヒド コロイド°ゞ の ′蒸留水9
3m1にメラミン83g(0,5モル)とパラホルムア
ルデヒド30g (ホルムアルデヒドとして1.0モル
)とを加え、Na−OHでpHを10.0に調整し、7
0℃に加熱してメラミンを溶解させた。更に70℃で5
分間反応させたのち、室温下に放置して徐々に冷却して
メチロール化メラミンの結晶を析出させた。この析出物
をブフナーロート上に集め、メタノールで洗浄したのち
減圧乾燥した。この乾燥したメチロール化メラミンは元
稟分析の結果、メラミン:ホルムアルデヒド−1:2.
19であった。 このメチロール化メラミン10g(0,05モル)を1
.35%塩酸溶液100m見に添加しく対メラミン0.
75モル)、8!拌して酸コロイド溶液を得た0次の実
施例における使用に際しては、更に室温で12日間放置
して熟成させた。 実施例1〜8 アクリル系樹脂ペイントを溶剤(トルエン:アセトン:
酢酸メチル:メタノール=lO:30:30:30(容
量比))に溶解しペイント溶液とした。このペイント溶
液を市水に急速攪拌(5000rpm、マグネチックス
タラー)下、滴下させてペイント分散液を調製し、湿式
ペイントブース循環水を合成した。この循環水の水質は
次の通りであった。 ペイント濃度72.000mg/交 pH:6.7 電気伝導度 :590g5/am 5S : 1.500mg/1 COD : 400mg/JJ この合成循環水500m1をビーカーに採取し、場合に
よりHCl又はN aol(を加えて第1表に示すpH
にm整したのち、前記製造例で製造されたメラミン拳ア
ルデヒド酸コロイド溶液を第1表に示す量添加し、2分
間攪拌した0次いで30分間放置し、ビーカー内の水と
浮遊物を捨て、ビーカー壁に付着したペイントの乾重量
を測定した。 結果を第1表に示す。 実施例9 メラミンΦアルデヒド酸コロイドと共にポリエチレング
リコール系ノニオン界面活性剤を各々第1表に示す量添
加し、pHを6.5に調整したこと以外は実施例1と同
様にして、付着ペイント量の測定を行なった。 結果を第1表に示す。 比較例1〜5 メラミン・アルデヒド酸コロイドのかわりに塩化亜鉛(
比較例1〜3)、ポリエチレングリコール系界面活性剤
(比較例4)、PAC(比較例5)を用い、その添加量
及びPH調整を第1表に示す値としたこと以外は実施例
1と同様にして付着ペイント量の測定を行なった。 結果を第1表に示す。 比較例6 ペイントブース処理剤を全く使用しなかったこと以外は
実施例1と同様にして付着ペイント量の測定を行なった
。 結果を第1表に示す。 第1表より、本発明の湿式ペイントブース処理剤は少量
の添加で付着ペイント量を少なくすることができ、湿式
スプレーブースにおいて系内への塗料の付着、粘着固化
を著しく低減できることが明らかである。また、pHも
中性付近の他1通常程度の酸性域、アルカリ性城でも効
果を発揮することが認められる。
プレーブースにおいて、余剰ペイントを捕集するために
噴霧される循環水中の塗料の粘着性を低減し、系内への
塗料の粘着固化を防止する湿式スプレーブース処理剤に
関する。 [従来の技術] 自動車工業における塗装工程では、一般に車体に噴霧さ
れたペイントの歩留りは60〜80%であり、使用ペイ
ントの40〜20%は次工程で除去すべき過剰ペイント
である。この過剰に噴霧された余剰ペイントを捕集する
には、通常、水洗による湿式スプレーブースで処理され
ており、水洗水は循環使用される。 このような湿式スプレーブースにおいて、水洗水に捕集
される余剰ペイントは粘着性が高いため、スプレーブー
スの水膜板、配管系、スプレーノズル等に付着して配管
やノズルの目詰りを起こし、水洗効率を著しく低下させ
ることとなる。また、余剰ペイントの付着により、スプ
レーブースの排気系が詰り、空気の流通が阻害された場
合には、ブース内にペイント溶剤が充満し、安全衛生上
危険な状態となり、著しく作業環境を態化させる。しか
も、余剰ペイントの大部分はスプレーブースのブースビ
ット底、循環ピット底に沈積し、沈積したペイントは時
間の経過と共にゴム状に固化し、清掃除去に多大な手間
と労力を要するようになる。 また、洗浄水中に捕集されたペイントは、系内に付着又
は沈降するのみならず ペイント成分が溶解したり、微
粒子となって分散したりする。特に水性ペイントの場合
には分散し易く、水中の懸濁物質(SS)や溶解固形分
(TDS)を増加させる。TDSが増加すると系内の腐
食進行を助長する。また、ペイント中の溶剤はブース排
気中の炭化水素(HC)を増加させるだけでなく、洗浄
水中に溶解して循環水のCODを上昇させる。更には、
ペイントの溶剤の種類によっては循環水を酸性化し、そ
の結果システムの腐食を促進させることとなる。 このような問題点を解決するために、従来より、洗浄水
に配合するスプレーブース処理剤が開発されており、 ■ NaOH,KOH等のアルカリ ■ Zn塩等の両性金属 ■ カチオン性ポリマー ■ 界面活性剤 等の薬剤を単独であるいは2種以上を併用して洗浄水に
添加する方法が知られている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の処理剤は。 ■ 効果が十分でない、 ■ 適用できるpHali囲が狭く、安定な処理を行な
うことが難しい上、pHJR整剤を多量に必要とする。 ・C) 処理薬剤の遊離のために循環水中のCODが増
加する、 ・Φ このため廃水処理が困難であり、廃水中のスラッ
ジ量も増加する、 等の問題点を有し、工業的に有利なものとはいえなかっ
た。 [問題点を解決するための手段] 本発明は上記従来の問題点を解決するべくなされたもの
であり、 メラミン拳アルデヒド酸コロイド溶液を含むことを特徴
とする湿式スプレーブース処理剤、を要旨とするもので
ある。 以下に本発明につき詳細に説明する。 本発明に用いるメラミンeアルデヒド酸コロイド溶液は
、後掲の製造例に見られるようにメラミンとアルデヒド
とを反応させて得られたメチロールメラミンに更に醜を
加えることによって製造することができる。なお、必要
に応じて、メチロールメラミンを更にアルキルエーテル
化したものに酸を加えて製造しても良い。 本発明において用いられるアルデヒドとしては、ホルム
アルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド
、プロピオンアルデヒド等が挙げられるが、とりわけホ
ルムアルデヒド、パラホルムアルデヒドが取り扱い及び
反応効率の面から好ましい。 メラミンとアルデヒドとの仕込割合は、メラミン1モル
に対してアルデヒド1〜6モルとするのが好ましい。 但し、アルデヒドが2.5モルを超えると、酸コロイド
溶液としたときに遊離のアルデヒド量が多くなる。遊離
のアルデヒドはCOD源となるので、CODが問題とな
るところではアルデヒド量は2.5モル以下とするのが
好ましい。 こうして得られたメチロールメラミンは、水には溶解し
ないが、酸溶液にはコロイド状態となって溶解する。一
方メチロールメラミンを更にアルキルエーテル化して得
られるアルキルエーテル化メチロールメラミンは水溶性
であり、酸を添加するとコロイド状になる。 ここで用いる酸としては、−塩基酸が適している。−塩
基酸としては、塩酸、硝酸等の鉱酸の他、ギ酸、酢酸、
乳酸、プロピオン酸等の有機酸が挙げられる。なかでも
塩酸は安定したコロイド溶液が得られるので好ましい。 なお、−塩基酸、特に塩酸の添加量は、メラミン1モル
に対して0.5〜1.5モル程度、好ましくは0.7〜
1.3モルとするのが好適である。 酸添加量が0.5モル未満となると、酸コロイド性を十
分に発揮させることが困難となり、一方、1.5モルを
超えると、コロイド溶液の安定性が悪くなる傾向が生じ
る。 このメチロールメラミンの酸コロイド溶液中には、コロ
イド溶液調製初期においては遊離のアルデヒドが多く存
在するが、調製後、室温で放置して熟成すると遊離のア
ルデヒドが減少する。熟成は加熱することによって加速
することもできる。 熟成時間は、室温熟成の場合は5日〜3ケ月、加熱熟成
の場合は50℃で2〜3時間程度が適当である。 次にこのようにして得られるメラミン1アルデヒド酸コ
ロイド溶液を含む本発明の湿式スプレーブース処理剤の
使用方法について説明する。 本発明の処理剤は、湿式スプレーブースの循環洗浄水中
に注入し、洗浄水中に捕集された余剰ペイントを不粘着
化し、これが水膜板や配管に付着するのを防止し、また
、ピット内に沈積したスラッジが粘着固化するのを防止
するものである。 本発明の処理剤の添加量は、余剰ペイント量に対するメ
ラミン・アルデヒド酸コロイド溶液の重量で0.1〜3
00%の範囲、通常1〜10%の範囲が適当である。ま
た循環水に対する注入量は、塗装ペイント量、塗装方法
等により異なるが、循環水中のメラミン0アルデヒド酸
コロイド溶液濃度で1〜5000ppm程度が目安であ
り、ジャーテストにより適宜決定する。 なお、本発明の処理剤を循環水に添加した後、循環水の
pHを4〜10.特に5〜9に調整するのが好ましい、
PHが4未満あるいは10よりも大であると、塗料の粘
着性低減効果を十分に発揮し得なくなる。(この理由に
ついては、処理剤のPHが過度に低かったり、逆に過度
に高かったりすると、コロイドの会合が十分には進行し
難くくなるためであると推察される。) PH調整に用いる酸やアルカリ剤としては、塩酸、硝酸
、水酸化ナトリウム、アンモニア等の公知のものを選ぶ
ことができる。 本発明の処理剤の添加方法としては、通常、洗浄水スプ
レー量に応じて連続注入するが1間欠注入としても良い
。 処理剤の添加箇所としては特にaW&はないが、循環水
の送給側、特に洗浄水とペイントとが接触する直前の配
管系に添加するのが最も効果的である。 なお1本発明の処理剤は、更にアルカリ剤、界面活性剤
、水溶性高分子凝集剤、その他PAC(ポリ塩化アルミ
ニウム)やfc#バンド、塩化第二鉄等の無a凝集剤等
を含んでいても良い。 アルカリ剤は、塗料の粘着性をより低減させ。 また装置の防食面からも有効である。 界面活性剤は、塗料の分散性及び乳化性の向上に有効で
ある。界面活性剤としては、それ自体公知の任意の陰イ
オン界面活性剤、非イオン界面活性剤1両性イオン界面
活性剤あるいは陽イオン界面活性剤の1種あるいは2種
以上の組合せが使用できる。具体的には、フルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、高級アルコール硫酸エステ
ルナトリウム、アルキル硫橢エステルナトリウム、アル
キルスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホコハク酸ナ
トリウム、シフルキルスルホコハク酸ナトリウム、フル
キルナフタリンスルホン酸ナトリウム−ホルマリン縮合
物、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、スルホ
ン化複素環式化合物。 脂肪#I−アミノ酸縮合物等の陰イオン界面活性剤:ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンフルキルアリールエーテル、ポリエチレングリコール
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドエー
テル、ポリエチレングリコールアルキルアミンエーテル
、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
多価アルコール脂肪酸エステル、アルキロールアミド等
の非イオン界面活性剤:ベタイン型、イミダシリン型、
スルホン酸型あるいはアラニン型の両性界面活性剤:フ
ルキルピリジニウム塩酸塩、アルキルトリメチルアンモ
ニウムハライド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、
ポリオキシエチレンドデシルアミン等の陽イオン界面活
性剤等が挙げられる0本発明においては、これらの界面
活性剤のうちでも、非イオン界面活性剤を用いるのが好
ましい。 界面活性剤の使用量はメラミン・アルデヒド酸コロイド
溶液1重量部に対して0.01〜1重量部が適当である
。 また水溶性高分子凝集剤やPAC,硫酸バンド、塩化第
二鉄等の無機凝集剤は固液分離性を高めるのに有効であ
る。 水溶性高分子凝集剤としては、公知のものが使用できる
が、なかでもアクリルアミド系のものが望ましく、ポリ
アクリルアミド、ポリメタアクリルアミド、ポリアクリ
ルアミド又はポリメタアクリルアミドの部分加水分解物
、アクリルアミド又はメタアクリルアミドと他のビニル
系単量体例えばアクリル酸エステル、アクリロニロリル
、ジアルキルアミノエチルメタクリレート又はその四級
化物との共重合体、ポリエチレンイミンで代表されるポ
リアルキレンポリアミン、水溶性のジシアンジアミド−
ホルムアルデヒド縮合物、ポリジメチルジアリルアンモ
ニウム塩、エビハロヒドリン−アミン縮合物、カチオン
化グアガム等が好適に使用される。 [作用] 本発明の湿式スプレーブース処理剤によれば。 湿式スプレーブースにおいて、余剰ペイントを捕集する
ために噴霧される循環水中の塗料の粘着性が低減され、
系内への塗料の粘着固化が防止される。この循環水中の
塗料の粘着性を低減させる作用機構の詳細は必ずしも明
確ではないが、酸溶液中でコロイド状態となって溶解し
ているメラミン−アルデヒドが、循環水中に添加されP
Hが上昇すること覧よりコロイド性が破られて会合し、
この会合に際し、塗料成分をまき込んだ形で結合し不溶
化することによるものと考えられる。また。 塗料成分をまき込んだ結合体は、メラミン・アルデヒド
樹脂としての性質が強く出るため、塗料の粘着性が取り
除かれるものと推定される。 [実施例] 以下、製造例、実施例及び比較例により本発明を更に具
体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、
以下の実施例に限定されるものではない。 メラミンやアルデヒド コロイド°ゞ の ′蒸留水9
3m1にメラミン83g(0,5モル)とパラホルムア
ルデヒド30g (ホルムアルデヒドとして1.0モル
)とを加え、Na−OHでpHを10.0に調整し、7
0℃に加熱してメラミンを溶解させた。更に70℃で5
分間反応させたのち、室温下に放置して徐々に冷却して
メチロール化メラミンの結晶を析出させた。この析出物
をブフナーロート上に集め、メタノールで洗浄したのち
減圧乾燥した。この乾燥したメチロール化メラミンは元
稟分析の結果、メラミン:ホルムアルデヒド−1:2.
19であった。 このメチロール化メラミン10g(0,05モル)を1
.35%塩酸溶液100m見に添加しく対メラミン0.
75モル)、8!拌して酸コロイド溶液を得た0次の実
施例における使用に際しては、更に室温で12日間放置
して熟成させた。 実施例1〜8 アクリル系樹脂ペイントを溶剤(トルエン:アセトン:
酢酸メチル:メタノール=lO:30:30:30(容
量比))に溶解しペイント溶液とした。このペイント溶
液を市水に急速攪拌(5000rpm、マグネチックス
タラー)下、滴下させてペイント分散液を調製し、湿式
ペイントブース循環水を合成した。この循環水の水質は
次の通りであった。 ペイント濃度72.000mg/交 pH:6.7 電気伝導度 :590g5/am 5S : 1.500mg/1 COD : 400mg/JJ この合成循環水500m1をビーカーに採取し、場合に
よりHCl又はN aol(を加えて第1表に示すpH
にm整したのち、前記製造例で製造されたメラミン拳ア
ルデヒド酸コロイド溶液を第1表に示す量添加し、2分
間攪拌した0次いで30分間放置し、ビーカー内の水と
浮遊物を捨て、ビーカー壁に付着したペイントの乾重量
を測定した。 結果を第1表に示す。 実施例9 メラミンΦアルデヒド酸コロイドと共にポリエチレング
リコール系ノニオン界面活性剤を各々第1表に示す量添
加し、pHを6.5に調整したこと以外は実施例1と同
様にして、付着ペイント量の測定を行なった。 結果を第1表に示す。 比較例1〜5 メラミン・アルデヒド酸コロイドのかわりに塩化亜鉛(
比較例1〜3)、ポリエチレングリコール系界面活性剤
(比較例4)、PAC(比較例5)を用い、その添加量
及びPH調整を第1表に示す値としたこと以外は実施例
1と同様にして付着ペイント量の測定を行なった。 結果を第1表に示す。 比較例6 ペイントブース処理剤を全く使用しなかったこと以外は
実施例1と同様にして付着ペイント量の測定を行なった
。 結果を第1表に示す。 第1表より、本発明の湿式ペイントブース処理剤は少量
の添加で付着ペイント量を少なくすることができ、湿式
スプレーブースにおいて系内への塗料の付着、粘着固化
を著しく低減できることが明らかである。また、pHも
中性付近の他1通常程度の酸性域、アルカリ性城でも効
果を発揮することが認められる。
以上詳述した通り1本発明の湿式スプレーブース処理剤
は、メラミン・アルデヒド醜コロイド溶液を含むもので
あり、この処理剤を循環洗浄水中に注入することにより
、スプレーブースにおいて洗浄水中に補集された塗料の
粘着性が殆どなくなり、塗料はさらさらした粒子状とな
る。 従って1本発明の湿式スプレーブース処理剤を用いるこ
とにより、 ■ 配管等への塗料の付着、ノズルの目詰り等が防止さ
れ、水洗効率が良好に維持される。 ■ 排気系の閉塞等による作業環境の悪化が防止される
。 ■ ブースピット等に沈積又は浮上した塗料スラッジが
固化し難くなり、容易に除去できるようになる。
” ■ 洗浄廃液が固液分離し易くなり、廃水処理が容易と
なる。 ■ 循環水のCOD濃度を低減できるため、洗浄廃水熱
理量を大幅に低減することができる。 ■ 湿式スプレーブースシステムの寝食を防止すること
ができる。 ■ 広いpH範囲での使用が可能である。 等の効果が奏され、スプレーブース処理を工業的に極め
て有利に行なうことが可能となる。
は、メラミン・アルデヒド醜コロイド溶液を含むもので
あり、この処理剤を循環洗浄水中に注入することにより
、スプレーブースにおいて洗浄水中に補集された塗料の
粘着性が殆どなくなり、塗料はさらさらした粒子状とな
る。 従って1本発明の湿式スプレーブース処理剤を用いるこ
とにより、 ■ 配管等への塗料の付着、ノズルの目詰り等が防止さ
れ、水洗効率が良好に維持される。 ■ 排気系の閉塞等による作業環境の悪化が防止される
。 ■ ブースピット等に沈積又は浮上した塗料スラッジが
固化し難くなり、容易に除去できるようになる。
” ■ 洗浄廃液が固液分離し易くなり、廃水処理が容易と
なる。 ■ 循環水のCOD濃度を低減できるため、洗浄廃水熱
理量を大幅に低減することができる。 ■ 湿式スプレーブースシステムの寝食を防止すること
ができる。 ■ 広いpH範囲での使用が可能である。 等の効果が奏され、スプレーブース処理を工業的に極め
て有利に行なうことが可能となる。
Claims (5)
- (1)メラミン・アルデヒド酸コロイド溶液を含むこと
を特徴とする湿式スプレーブース処理剤。 - (2)メラミン・アルデヒド酸コロイド溶液はメラミン
1モルに対してアルデヒドが1〜6モル結合したメチロ
ールメラミンと酸とから成るものであることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項に記載の処理剤。 - (3)メラミン・アルデヒド酸コロイド溶液は、メラミ
ンとアルデヒドが結合したメチロールメラミンを更にア
ルキルエーテル化したアルキルエーテル化メチロールメ
ラミンと酸とから成るものであることを特徴とする特許
請求の範囲第2項に記載の処理剤。 - (4)酸は塩酸であることを特徴とする特許請求の範囲
第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の処理剤。 - (5)塩酸はメラミン1モルに対し0.5〜1.5モル
添加されて成ることを特徴とする特許請求の範囲第4項
に記載の処理剤。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59230647A JPS61108698A (ja) | 1984-11-01 | 1984-11-01 | 湿式スプレ−ブ−ス処理剤 |
KR1019850008001A KR930007224B1 (ko) | 1984-11-01 | 1985-10-29 | 습식 스프레이 부우스 처리제 및 그것을 사용한 처리방법 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP59230647A JPS61108698A (ja) | 1984-11-01 | 1984-11-01 | 湿式スプレ−ブ−ス処理剤 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61108698A true JPS61108698A (ja) | 1986-05-27 |
JPS6333799B2 JPS6333799B2 (ja) | 1988-07-06 |
Family
ID=16911067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
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KR (1) | KR930007224B1 (ja) |
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