JPS63310695A - メラミンホルムアルデヒドによる吹付塗装廃棄物の脱粘着法 - Google Patents

メラミンホルムアルデヒドによる吹付塗装廃棄物の脱粘着法

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JPS63310695A
JPS63310695A JP63127204A JP12720488A JPS63310695A JP S63310695 A JPS63310695 A JP S63310695A JP 63127204 A JP63127204 A JP 63127204A JP 12720488 A JP12720488 A JP 12720488A JP S63310695 A JPS63310695 A JP S63310695A
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water
polymer
paint
melamine
coagulant
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チヤールズ エー.フアウスト
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    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • B05D5/08Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures to obtain an anti-friction or anti-adhesive surface
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/52Treatment of water, waste water, or sewage by flocculation or precipitation of suspended impurities
    • C02F1/54Treatment of water, waste water, or sewage by flocculation or precipitation of suspended impurities using organic material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車部品、自転車、玩具、電気機器ならびに工業用品
および消費材は、空気を洗浄し、過剰に吹付けられた塗
料やラッカーまたはエナメルの固形物を除去するためウ
ォータカーテンを使用している、いわゆる吹付室内で吹
付塗装が通常行なわれている。この洗浄水はつぎに塗料
固形物が除去処理され、処理水は循環するようになって
いる。
ウォータカーテンは、過剰に吹付けられる場所の上に設
置された水槽に水をポンプで汲み上げて造り出される。
ついで均一な水のシートが水槽の縁に沿って落下し、吹
付室の壁に落ちるように水槽からの溢流水を調節してい
る。通常、噴流ノズルも使用されている。
このウォータカーテンに吹付ガンで吹付けられた過剰の
塗料粒子が接触し、捕捉されることになる。
吹付塗装操作において発生する主な問題点は、過剰に吹
付けられた物質が粘着性もしくは接着性を有することで
ある。固形物が吹付領域内の壁、天井および床上に凝集
し蓄積する傾向を有し、さらに水のスプレー装置や水循
環ポンプなどを詰まらせる傾向がある。従って、吹付室
の水系統で捕捉された過剰に吹付けられた塗料や塗料の
ミストは、これらが吹付室の壁やパイプなどに付着する
前に脱粘着もしくは「殺 (killed) Jされな
ければならない。吹付室の表面に付着する塗料は普通装
置から容易には除去することができず、時間外労働を増
やすようになり、吹付室の効率をおとすことになる。
吹付室の作業をひどく妨害するものとして、それ以外に
発泡が発生する高攪拌領域や発泡が蓄積する領域に問題
が生ずる0発泡は化学添加剤、塗料固形物、溶剤または
これらの組合わせによって発生する0発泡に対しては多
量の消泡剤が必要となり、その結果操業費が高くなる。
本明細書で用いる「塗料殺しくpaint kill−
ing) Jなる語は、塗料吹付室での過剰に吹付けら
れた塗料を脱粘着する行為を云っている。
本明細書に用いている「塗料」とは、油性塗料、エナメ
ルおよびラッカーを含み、かつこれには限定されない一
般の吹付作業に使用される通常の全ての種類の塗料を包
含した一般的用語である。これら製品は、処理しないと
吹付室の壁や、配水パイプの表面および噴流ノズルなど
のような塗料が接触するその他の表面に容易に付着する
過剰に吹付けられた塗料の問題を解決するために見出さ
れた実用的な方法としては、吹付室の水に添加し、塗料
固形物の粘着性を除去する化学薬品を使用する方法があ
る。この目的のために広範囲の化学薬品が提案されてお
り、これらには高分子物質と、PHが7より大になると
不溶性の水酸化物を生成する多価金属塩とを含む組合わ
せが包含されている。
この種の組合わせは、ホーネイ(Forney)の米国
特許第3,861,887号、ガーベル等(Gabel
 et al)の米国特許第3,990,986号、ミ
チャルスキイ等(Michalski et al)の
米国特許第4,002,490号、 ロバーツ等(Ro
berts et al)の米国特許第4,130,6
74号、及びプチャルスキイの米国特許第4,440,
647号にその使用が記載されている。ベントナイト粘
土、アルミニウム塩および亜鉛塩もまた塗料を殺すため
のカチオン形凝固剤と併用されている。これらの組成物
は、過剰に吹付けられた塗料の脱粘着や、塗料の除去に
いくらか効果があるが、埋立てごみ処理に適した容量の
小さいスラッジとなるより効果的な製品の出現が要求さ
れている。さらに、このような製品は、脱粘着が困難な
最新の塗料に対しても効果がなければならない。
本発明は、メラミンアルデヒド系重合体を使用して過剰
に吹付けられた塗料を殺そうとするものである。重合体
は、少なくとも1種類の高分子凝固剤と組合わせて使用
することが好ましい0本発明者は、かかる組成物が広範
囲の塗料に対して高度に有効な殺し剤であり、また容易
に埋立てごみ処理や焼却ごみ処理が行なえる低容積の凝
集非金属スラッジになることを見出した。
さらに、メラミンアルデヒド系重合体と高分子凝固剤を
使用することにより、処理系統の発泡が抑制される。こ
れは操業費を大巾に低減することになる。
多年にわたり、水の浄化や油と水の分離に使用されてき
たメラミンアルデヒド系重合体は、ペンシルバニア州ピ
ッツバーグのカルボン コーポレーション(Calgo
n Corporation)からCA−289および
WT−2511として市販されているものである。しか
し、これらを単独もしくは他の凝集剤と組合わせて塗料
の殺し剤として使用することは当業者にとって未知であ
る。
本発明は、塗料の吹付室操作で、水と接触し水に捕捉さ
れた過剰に吹付けられた塗料を殺すための改善方法に関
するものであり、該方法は、a)前記の水のアルカリ度
を炭酸カルシウム基準で約50ないし1,100  p
pmの間、好ましくは炭醸カルシウム基準で約200な
いし約600ppmの間、最も好ましくは炭酸カルシウ
ム基準で約300ないし約500ppmの間に調節する
段階;b)前記の水に有効量のメラミンアルデヒド系重
合体を保有させる段階;c)前記の過剰に吹付けられた
塗料を、前記のメラミンアルデヒド系重合体と接触させ
た後、前記の水に好ましくは有効量の高分子凝固剤を添
加する段階、ならびにd)前記のa)、b)およびC)
の各段階を経て生じたスラッジを前記の水から分離する
段階を含むものである。
塗料吹付室の水系統のアルカリ度は、最低のアルカリ度
が約50ppm(炭酸カルシウムとして)で、最高のア
ルカリ度が1,1100ppになるよう調節する必要が
ある。このアルカリ度は、好ましくは、約200ppm
と約600ppm(炭酸カルシウムとして)の間に保つ
必要があり、この時の代表的なpH範囲は約7.5ない
し約9.5となる。最も好ましいアルカリ度は、約30
0ppmないし約500ppm (炭酸カルシウムとし
て)の間の範囲である。水のアルカリ度を調節するため
に用いられる塩基性剤としては、アミン類、ソーダ灰、
重炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、ケイ酸ナトリウムやメタケイ酸ナトリウムのようなケ
イ酸塩、アルミン酸ナトリウムおよび水酸化アンモニウ
ムが含まれるが、これらに限定されるものではない、ア
ルカリ度調節としては、処理対象の過剰に吹付けられた
塗料と接触するウォータカーテンを形成する水が、所要
のアルカリ度範囲になるようにする必要がある。アルカ
リ度調節剤の添加方法は、バッチ式、連続式を問わず、
いかなる方法でも利用できる。
水のpHは約7.5と約9.5の間に維持する必要があ
る。PHが約7.5以下となると、脱粘着効果が低減し
、腐食率が増大し、生物活性も増大するため望ましくな
い、約9.5以上のPHは、一般的に本発明方法にとっ
て有害とはならないが、不要なことであり、コスト高と
なる。また、このようにPHが高くなると濁度が上昇し
、発泡傾向も増加することがあり、また、作業員に対す
る安全性の問題が起る可能性がある。
アルカリ度の要求以外に、有効量のメラミンアルデヒド
系重合体を使用する必要がある。
どのようなメラミンアルデヒド系重合体も使用できる0
本発明において使用されるメラミンアルデヒド系重合体
としては、(a)メラミンまたは置換メラミンと、(b
)っぎの一般式を有するアルデヒドを使用して調製され
た重合体が挙げられる。
R1−C−R。
ここで、R工とR2は同一のものでも異なったものでも
良く、また、水素原子および炭素数が1ないし4である
直鎖もしくは枝分れ鎖のアルキル基からなる群から選ば
れたものである。好ましいアルデヒドはメタナール(ホ
ルムアルデヒド)、エタナールおよびプロパナールであ
る。最も好ましいアルデヒドは、ホルムアルデヒドであ
る。
(a)成分と(b)成分のモル比は、約1:1ないし約
1=10、好ましくは約1:3ないし1:6の範囲にす
る必要がある。最も好ましいモル比は、メラミンまたは
その誘導体約1モル対アルデヒド約3モルである。従っ
て最も好ましい重合体は、メラミンとホルムアルデヒド
から調製されたものであり、またメラミン対ホルムアル
デヒドのモル比は約1=3のものである。
本発明のメラミンアルデヒド系重合体は水に不溶である
。従って、メラミンホルムアルデヒド重合体は微細なコ
ロイド状の懸濁液となる酸性溶液で利用するのが最もよ
い、pHが約1.6 ないし約2,であるカルボン(C
algon)の製品CA−289が好ましい形態の例で
ある。この製品は酸性水性溶液中に8%の活性メラミン
アルデヒドを含有している。メラミンアルデヒド酸性懸
濁液を調製するためにはどのような酸も使用できるが、
塩酸が好ましい、酸性懸濁液または酸性液中のメラミン
アルデヒド系重合体の活性%は、約0,%ないし約20
%、好ましくは1%ないし約15%、最も好ましくは約
4%ないし約12%の範囲にする必要がある。メラミン
アルデヒド系重合体を微細なコロイド状懸濁液に保持す
るためにpHは十分低くする必要がある。
メラミンアルデヒド系重合体の分子量は重要ではない、
しかし、好ましい分子量範囲は約500ないし9約50
,000、最も好ましい分子量範囲は約500ないし約
s、o o 。
である。
メラミンアルデヒド系重合体として適しているものは、
CA−289及びWT−2511の商標名でカルボン社
から市販されているものである。これら製品の分子量は
約2,200である。
メラミンアルデヒド系重合体の有効量を処理すべき水中
に保有させる必要がある。メラミンアルデヒド系重合体
はアルカリと反応して微細なコロイド粒子を生成する。
このような微細粒子は、個々の塗料粒子表面に容易に吸
収されて非粘着被覆を形成して、塗料を殺すことになる
0本明細書で用いる「有効量」なる語は、アルカリ度に
よりコロイド状粒子が十分に生成し、処理すべき系に存
在する全ての塗料粒子上に吸収されるようなメラミンア
ルデヒド系重合体量に対して使用されている。ウォータ
カーテンで捕捉される塗料の率は、工場または工程のラ
インの操業停止回数、被塗装体の大きさ、吹付作業員の
技術、水の流量および使用塗料の種類を含む多数の要因
により変化するため、捕捉される塗料の量は対象となる
系毎に可成り変化する。このように変動するため、メラ
ミンアルデヒド系重合体の「有効量」もまた、対象とな
る塗料吹付室装置の表面に対して、捕捉された塗料が付
着するのを防止するのに要するメラミンアルデヒド系重
合体の量として定義することができる。
メラミンアルデヒド系重合体は、処理すべき塗料吹付室
系統の水全量に対して約10ないし約10,000 p
pmの比率になるよう間欠的もしくは連続的に処理すべ
き水系統に添加される。メラミンアルデヒド系重合体は
添加が便利な場所のいずれでも添加できるが、水槽への
供給用パイプ、噴流ノズルまたはウォータカーテンを形
成するために使用されるその他装置に添加するのが好ま
しい。アルカリ度調節段階およびメラミンアルデヒド系
重合体添加段階は、同時もしくは順番に行なえるが、い
ずれか便利な方法を採用することができる。過剰に吹付
けられた塗料が、有効量のメラミンアルデヒド系重合体
を含有する所要のアルカリ度範囲にある水と接触するこ
とが最も大切である。
代表的な塗料吹付室にあっては、ウォータカーテンが流
下する水たまりは非常な乱流が生じている。この乱流は
、塗料とメラミンアルデヒド系重合体との間の初期接触
を促進するため処理効率を高める役目をなしている。
これにより、浮遊傾向のあるコロイド状脱粘着塗料凝集
体が生ずる。高分子凝固剤はこの乱流領域に添加するの
が好ましい、高分子凝固剤としては、カチオン系および
両性凝固剤が使用できる。高分子凝固剤の分子量は重要
ではなく、高分子凝固剤の分子量としては、重量平均分
子量として約10”から20X10’のように高い範囲
のものまで使用することができる。
本発明において凝固剤として使用できる代表的なカチオ
ン系高分子電解質としては、ポリアミン類、ポリホスホ
ニウム化合物、ポリスルホニウム化合物、第四級アンモ
ニウム化合物、 メタクリロイルオキシエチル トリメ
チルアンモニウムメチルサルフェート(METAMS)
の重合体、メタクリルアミドプロピル トリメチルアン
モニウム クロリド(MAPTAC)の重合体、アクリ
ロイルオキシエチル トリメチルアンモニウム クロリ
ド(AETAC)の重合体およびMETAMS。
MEPTAC,AETACおよび/またはMETACと
、アクリルアミドおよび/またはメタクリルアミドとを
組合わせて!IIIIした重合体が含まれるが、これら
に限定されるものではない、第四級アルモニラ化合物の
代表的なものは、ジエチルジアリルアンモニウムおよび
ジメチルジアリルアンモニウムの重合体ならびにこれら
の塩である。カチオン系凝固剤として好ましいものは、
ポリメチルジアリルアンモニウムクロリド(ポリDMD
AAC) 、ポリジメチルジアリルアンモニウムブロマ
イド(ポリDMDAAB)、ポリ ジエチルジアリルア
ンモニウムクロリド(ポリDEDAAC)、ポリ ジエ
チルジアリルアンモニウムブロマイド(ポリDEDAA
B)、ならびにジメチルジアリルアンモニウムクロリド
、ジメチルジアリルアンモニウムブロマイド、ジエチル
ジアリルアンモニウムクロリドおよびジエチルジアリル
アンモニウムブロマイドとアクリルアミドまたはメタク
リルアミドとの重合体からなる群から選ばれた第四アン
モニウム重合体である。第四級アンモニウム重合体の分
子量としては、約2,000から約5.000,000
の範囲のものが好ましい。
最も好ましいカチオン形凝固剤としては、約2,000
ないし約5,000,000 の重量平均分子量を有す
るジメチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリルア
ミドまたはこれらの同族体を含む重合体が挙げられる。
高分子量を有する非イオン系凝固剤はどのようなものも
使用できる。非イオン系凝固剤の例としては、長鎖のポ
リアクリルアミドおよび長鎖のポリメタクリルアミドが
挙げられる。最も好ましい非イオン系凝固剤は約2×1
06ないし約20 X 10’の重量平均分子量を有す
るポリアクリルアミドである。
本発明においては、アニオン系高分子電解質のどのよう
な高分子量のものでも凝固剤として使用することができ
る。好ましいアニオン系高分子電解質としては、アクリ
ル酸重合体とその塩、メタクリル酸重合体とその塩。
2− アクリルアミド−2−メチルプロピルスルホン酸
重合体とその塩、2−メタクリルアミド−2−メチルプ
ロピルスルホン酸重合体とその塩、および(a)アクリ
ル酸および/またはメタクリル酸とくb)2−アクリル
アミド−2−メチルプロピルスルホン酸および/または
2−メタクリルアミド−2−メチルプロピルスルホン酸
との共重合体が含まれる。加水分解ポリアクリルアミド
もまた使用することができる。好ましいアニオン系高分
子電解質としては、ポリアクリル酸とその塩、とくに約
2 X 10r″ないし約20X10@の範囲の分子量
を有するナトリウム塩、事実上どのような程度に加水分
解されてもよい加水分解ポリアクリルアミドであって分
子量が約2 X 10’ないし約20 X 10”の範
囲のもの、ならびに(a)アクリル酸またはメタクリル
酸と(b)2−アクリルアミド−2−メチルプロピルス
ルホン酸および/または 2−メタクリルアミド−2−
メチルプロピルスルホン酸とを含む共重合体であって、
(a):(b)の重量比が約1:99ないし99:1、
好ましくは10:90ないし90:10、最も好ましく
は75 : 25であり、分子量が約2 X 10’な
いし約20 X 10’のであるものからなる群から選
ばれたものが挙げられる。
どのような高分子量の両性高分子電解質のものも凝固剤
として使用できる。適当な両性高分子電解質の代表例と
しては、(a)アクリル酸、メタクリル酸、2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロピルスルホン酸または2−メ
タクリルアミド−2−メチルプロピルスルホン酸の単独
またはこれらの組合わせ、ならびに(b)ジメチルジア
リルアンモニウムクロリド、ジメチルジアリルアンモニ
ラブロマイド、 ジエチルジアリルアンモニラクロリド
またはジエチルジアリルアンモニラブロマイドの単独ま
たはこれらの組合わせを含む重合体であり、(a)成分
と(b)成分の重量比は約90:10ないし約 10:
90 の範囲にあり、分子量が約2.000ないし約1
0,000,000の範囲のものが含まれる6両性高分
子電解質としては、アクリルアミドまたはメタクリルア
ミドのような非イオン部分を含むこともできる。
有効量の高分子凝固剤を添加する必要がある。上記で定
義したように、この有効量は処理すべき系中に存在する
塗料量に依存する。
論理的には、高分子凝固剤の有効添加量は、処理すべき
系の水金重量に対して約10ないし約50.OOOpp
mの範囲と思われる。
高分子凝固剤の機能は2つの部分からなっている。すな
わち、メラミンアルデヒド処理された塗料固形物と反応
して、脱水が容易な大きな凝集体を生じ、水中に存在す
るコロイド状微細子を除去することにより系における発
泡を減じ、または完全に消滅させるものである。
メラミンアルデヒド処理塗料と少なくとも1種類の高分
子凝固剤とが接触して、スラッジとなって水から分離す
る。この分離は、空気浮選や濾過を含め、またこれらに
限定されない当業者にとって既知の手段で促進すること
ができる。
本発明方法においては、一般に塗料殺しに使用されてい
る他の添加剤も使用することができる0例えば、その他
の添加剤の中では、ベントナイト粘度、カーボンラック
、タルク、ガム、デンプン、デキストリン、石灰、酸化
アルミニウム、シリカ固形体およびカゼインが、本発明
の主要段階と併用して付加段階の形で使用することがで
きる。
実施例 以下の実施例は本発明をより詳細に説明するためのもの
であって、いがなる形であっても本発明の範囲を限定す
るものではない。
−X直涯上ユi これら実施例においては、電磁撹拌機を備えた密封でき
る1バインド(約0.471 )容量の広口瓶5個にそ
れぞれ200 m Qの蒸留水を入れた。すべての瓶を
高速で撹拌しながら、瓶No、3.4.5それぞれにア
ルカリ度が11000pp (炭酸カルシウム基準)に
なるよう炭酸イオン源を添加した。ついで瓶No、2.
4および5それぞれにカルボン製品CA−289(メラ
ミンホルムアルデヒド)0.2mQ  を添加した。撹
拌を続けながら、それぞれの瓶に市販のハイソリッド形
白色エナメル塗料0.5mQをシリンジで添加した。
30秒後、瓶No、2.3 および4にカルボンポリマ
−2230[アクリルアミドとジメチルジアリルアンモ
ニウムクロリドの高分子量(5,000,000〜6,
000,000)共重合体]を0.2g添加した。さら
に 30秒後、全試料を評価し、その結果を第1表にま
とめた。
去】11旦二≦L店 これら実施例においては、デュポンから市販されている
ハイソリッド形クリヤー塗料を用いて実施例1〜5の操
作を繰り返した。得られた結果は、実施例1〜5の結果
と極めて類似していた。
実施例11〜15 これらの実施例においては、デュポンから市販されてい
るハイソリッド形金属粉塗料を使用して、実施例1〜5
の操作を繰り返した。
得られた結果は、実施例1〜5および実施例6〜10と
極めて類似していた。
衷1銖よ見 本実施例においては、フライスラー社研究室操作法(C
hrysler Corporation Labor
atoryProcsdure) 461− K −8
6に記載されたものと同様の リサーチウォータ ウオ
ールテストタンク(Research Water W
al、l Te5tTank)を使用し、これに撹拌機
と約382(10ガロン)の外部循環水だまりを設置し
、実際の吹付室の状態にシミュレートさせた。
試験を始める前に、水のアルカリ度をCaC0゜として
600部の示度になるよう調節した。
外部水だまりからウォータウオール(ウォータカーテン
)に送水するポンプの吸引側に1mQ/win、の割合
でCA−289(メラミンホルムアルデヒド)が計量で
きるようオリオンシリンジポンプ(Orion syr
inge pump)を使用した。さらにテストタンク
から循環水だまりに導かれるパイプの吸引側に、高分子
量のカチオン形重合体2230の1.0%溶液が供給で
きるよう2番目のシリンジポンプを設置した。
デビルビス(DeVillbiss) E G A 5
02型の塗料吹付ガンを、その先端部がウォータカーテ
ンから約35(21(14”)の距離になるようテスト
タンクの前に位置させ、デュポン製のハイソリッド形金
属粉塗料を予め希釈したものを240 m Q充填した
。空気圧をゲージ圧約1.3〜1.5kg/am”(1
9〜21 p si)に調節し、微細な吹付ができるよ
うガンを調節した。
吹付終了後、循環システムを停止した。外部水だまりの
表面上に95%以上の塗料が大きなわた状の凝集体とな
って浮かんだ、塗料「殺しくK11l)J  は優秀で
あると判断でき、粘着性は明らかでなかった。試験中ど
の時点でも発泡は見られなかった。
実施例17 本実施例では、試験前にテストタンクにメラミンアルデ
ヒドを50m12一時に添加し。
高分子重合体を添加しないこと以外は、実施例16の操
作手順に従った。試験開始10分以内にテストタンクと
水だまりの中に多量の泡が発生した。50分後に水循環
系を停止した。90%以上の塗料がクリーム状の凝集体
となって水だまりの表面に浮かんだ、粘着性やべとつき
がなく、「殺しくkill)Jは非常に良好と判断され
た。水だまりの表面上に約5〜71(2ないし3インチ
)の泡が存在し、タンクの表面には約2 、5 cs 
(1インチ)に近い泡が存在していた。ついで水循環系
を運転し、高分子量のカチオン系重合体の1%溶液50
m2を、タンクから外部水だまりへ導くパイプの吸引側
にゆっくり添加した。10分たってから水循環系を停止
した。塗料の凝集体は実施例16の場合と同様のものと
なり、発泡はなくなった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、塗料吹付室操作で、水と接触し水に 捕捉された過剰に吹付けられた水不溶性塗料を殺し、凝
    集する方法において、 a)前記の水のアルカリ度を炭酸カルシウ ム基準で約50ないし1,100ppmの間に調節する
    段階;b)前記の水に有効量のメラミンアルデヒド系重
    合体を保有させる段階;c)前記の過剰に吹付けられた
    塗料を、前記のアルカリ度と、前記のメラミンアルデヒ
    ド系重合体とに接触させた後、前記の水に有効量の高分
    子凝固剤を添加する段階、ならびにd)前記のa)、b
    )およびc)の各段階を経て生じたスラッジを前記の水
    から分離する段階を含む方法。 2、前記のメラミンアルデヒド系重合体 が、メラミンホルムアルデヒド重合体である請求項1記
    載の方法。 3、前記の高分子凝固剤がカチオン系で ある請求項2記載の方法。 4、前記の高分子凝固剤がアニオン系で ある請求項2記載の方法。 5、前記の高分子凝固剤が両性高分子で ある請求項2記載の方法。 6、前記の高分子凝固剤が非イオン系で ある請求項2記載の方法。 7、前記の高分子凝固剤が前記作業中の 発泡を抑制する請求項1記載の方法。
JP63127204A 1987-05-26 1988-05-26 メラミンホルムアルデヒドによる吹付塗装廃棄物の脱粘着法 Pending JPS63310695A (ja)

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