JP2017029894A - 湿式塗装ブース循環水の処理方法 - Google Patents

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梨絵 齋藤
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Abstract

【課題】自動車車体用の湿式ブースにおける長い時間間隔での間欠的な過剰量の水処理剤の添加においても、発泡をほとんど生じさせず、未塗着塗料の粘着性を低下させる効果の持続時間が長く、且つスラッジの形状が変化しない、湿式塗装ブース循環水の処理方法の提供。
【解決手段】水槽から塗装ブースに供給され、未塗着塗料を捕集し、次いで前記水槽に戻される、循環水の第一の経路のいずれかにおいて、および/または前記水槽から固液分離装置に供給され、固体と分離されて、次いで前記水槽に戻される、循環水の第二の経路のいずれかにおいて、ヘクトライトまたはヘクトライトとカチオン性薬剤を正味1〜正味168時間の時間間隔を開けて前記循環水に添加することを含む、湿式塗装ブース循環水の処理方法。前記カチオン性薬剤がカチオン系高分子凝結剤である循環水の処理方法。
【選択図】図2

Description

本発明は湿式塗装ブース循環水の処理方法に関する。より詳細に、本発明は、長い時間間隔での間欠的な過剰量の水処理剤の添加においても、発泡をほとんど生じさせず、未塗着塗料の粘着性を低下させる効果の持続時間が長く、且つスラッジの形状が変化しない、湿式塗装ブース循環水の処理方法に関する。
塗装ブースは、スプレーミストを排出する為に構成された塗装作業上必要な生産設備である。係る塗装ブースは、吹付作業時に発生する有機溶剤の適切な屋外への排出機能、オーバースプレーにより発生する未塗着塗料の効果的捕獲機能、塗装品質向上のための被塗物への粉塵などの付着防止及び人体への衛生環境を守る為の適切な吸引風速の発生機能などが要求される。湿式塗装ブースでは未塗着塗料を循環水で捕集している。循環水に捕集される未塗着塗料は粘着性が高いため、塗装ブースの水幕板、配管系、スプレーノズル等に付着して目詰りを引き起こし、水洗効率を低下させることがある。
このような問題点を解決するために、循環水に各種水処理剤が添加される。例えば、特許文献1は、カチオン性薬剤とアニオン性薬剤とを、循環水荷電量が−5μeq/l〜−200μeq/lとなるように、連続的に添加することを含む湿式塗装ブース循環水の処理方法を開示している。また、特許文献2は、アンモニウム塩とヘクトライトクレーとの反応によって生成したオルガノクレーを1分間〜12分間に1回の頻度で用いて、塗料粒子及び洗浄水を含有する塗料の吹付け飛沫を非粘着処理する方法を開示している。
特開2014−155916号公報 特開平05−57288号公報
自動車車体用の湿式塗装ブースでは、水処理剤を循環水にポンプを用いて連続的に添加している。自動車部品や金属製品の湿式塗装ブースは、自動車車体用の湿式塗装ブースに比べて、規模が小さい。小規模の湿式塗装ブースにおいても水処理剤を循環水にポンプを用いて連続的に添加することができるが、水処理剤の必要量がポンプの最小吐出量を下回る場合には、水処理剤を間欠的に添加することがある。水処理剤の間欠的添加の時間間隔を長くするために、いちどきに添加する水処理剤の量を多めにすることがある。いちどきに添加する水処理剤の量を多めにすると、水槽における発泡が多くなったり、スラッジの形状が変化して回収し難くなったり、水処理剤の消費量が多くなったりする。
本発明の目的は、長い時間間隔での間欠的な過剰量の水処理剤の添加においても、発泡をほとんど生じさせず、未塗着塗料の粘着性を低下させる効果の持続時間が長く、且つスラッジの形状が変化しない、湿式塗装ブース循環水の処理方法を提供することである。
上記目的を達成するために検討した結果、以下の形態を包含する本発明を完成するに至った。
〔1〕ヘクトライトを正味1時間〜正味168時間の時間間隔を開けて湿式塗装ブース循環水に添加することを含む、湿式塗装ブース循環水の処理方法。
〔2〕前記循環水への添加が、
水槽から塗装ブースに供給され、未塗着塗料を捕集し、次いで前記水槽に戻される、循環水の第一の経路のいずれかにおいて、および/または
前記水槽から固液分離装置に供給され、固体と分離されて、次いで前記水槽に戻される、循環水の第二の経路のいずれかにおいて、
行われる、〔1〕に記載の方法。
〔3〕カチオン性薬剤を正味1時間〜正味168時間の時間間隔を開けて前記循環水に添加することをさらに含む、〔1〕または〔2〕に記載の方法。
〔4〕カチオン性薬剤がカチオン系高分子凝結剤である、〔1〕〜〔3〕のいずれかひとつに記載の方法。
本発明に係る水処理方法によれば、長い時間間隔での間欠的な過剰量の水処理剤の添加においても、発泡をほとんど生じさせず、未塗着塗料の粘着性を低下させる効果の持続時間が長く、且つスラッジの形状が変化しない。本発明に係る水処理方法によれば、水処理剤の連続的添加のためのポンプを設置する必要がなく、また間欠的な添加によっても水処理剤の消費量が大幅に増えることがないので、小規模な湿式塗装ブースにおける設備および運転のコストを下げることができる。
試験装置の構成を示す概念図である。 湿式塗装ブース循環水の処理装置の一構成例を示す概念図である。
本発明に係る湿式塗装ブース循環水の処理方法は、ヘクトライトを所定の時間間隔を開けて湿式塗装ブース循環水に添加することを含むものである。なお、「所定の時間間隔を開けて添加する」ことを本明細書において「補充添加」と呼ぶことがある。また、時間間隔は、水処理を行っている間の時間(正味時間)で算出する。
本発明に用いられるヘクトライトは、Na0.3(Mg,Li)3Si410(OH)2で表され、水中にてマイナスの電気を帯びる性質を有する物質である。ヘクトライトは、天然に産するものであっても、人工的に合成されたものであってもよい。本発明においてヘクトライトは、粉末の状態で循環水に添加することもできるが、スラリーにして循環水に添加することが好ましい。
ヘクトライトの補充添加の時間間隔は、補充添加の量に応じて設定することができる。ヘクトライトの補充添加の時間間隔は、好ましくは正味1時間〜正味168時間、より好ましくは正味3時間〜正味50時間、さらに好ましくは正味5時間〜正味40時間である。また、補充添加の頻度の下限は、好ましくは1回/週、より好ましくは0.5回/日(二日に1回)、更に好ましくは1回/日であり、補充添加の頻度の上限は、好ましくは10回/日、より好ましくは5回/日、更に好ましくは2回/日である。なお、塗装作業は昼間の時間帯に通常行われる。頻度はそのような作業実態を考慮して暦の単位で表記している。例えば、1日8時間の水処理を週5日実施する場合、ヘクトライトの補充添加の時間間隔が正味8時間の場合にはヘクトライトの補充添加の頻度は1回/日となり、ヘクトライトの補充添加の時間間隔が正味40時間(40時間÷8時間=5日)の場合にはヘクトライトの補充添加頻度は1回/週となる。このような頻度とすることで、ブース処理の効果を維持したまま、水処理剤の添加に要するマンナワー(man-hour)を削減することが可能となる。
本発明では、ヘクトライト以外に、カチオン性薬剤を所定の時間間隔を開けて湿式塗装ブース循環水に添加してもよい。カチオン性薬剤は、水中にてプラスの電気を帯びるようになるものである。カチオン性薬剤としては、マイナスに帯電する微粒子を電気的に中和し、該微粒子のフロック化を促すことができるカチオン性凝結剤、未塗着塗料の凝固フロックを凝集させて粗大フロックを形成させることができるカチオン性ポリマーからなる高分子凝集剤を挙げることができる。
カチオン性凝結剤は、カチオン性無機凝結剤と、カチオン性有機凝結剤とに大別される。
カチオン性無機凝結剤としては、例えば、硫酸アルミニウム(硫酸バンド)、ポリ塩化アルミニウム(PAC)、塩基性塩化アルミニウム、硝酸アルミニウムなどのアルミニウム塩を挙げることができる。これらカチオン性無機凝結剤は、1種単独で若しくは2種以上を組み合わせて用いてもよい。
カチオン性有機凝結剤としては、例えば、ポリエチレンイミン、カチオン変性ポリアクリルアミド、ポリアミン、ポリアミンスルホン、ポリアミド、ポリアルキレン・ポリアミン、アミン架橋重縮合体、ポリアクリル酸ジメチルアミノエチル、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合物(DADMAC)、アルキルアミンとエピクロルヒドリンとの重縮合物、アルキレンジクロライドとポリアルキレンポリアミンとの重縮合物、ジシアンジアミドとホルマリンとの重縮合物、ジメチルアミノエチルメタアクリレート(DAM)のホモポリマー又はコポリマー、ポリビニルアミジン、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドとアクリルアミドとの共重合物、メラミンとアルデヒドとの重縮合物、ジシアンジアミドとアルデヒドとの重縮合物、ジシアンジアミドとジエチレントリアミンとの重縮合物などのカチオン系高分子凝結剤を挙げることができる。アルキルアミンとエピクロロヒドリンの重縮合物におけるアルキルアミンとしては、モノメチルアミン、モノエチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミンなどを挙げることができる。メラミン・アルデヒド縮合物およびジシアンジアミド・アルデヒド重縮合物におけるアルデヒドとしては、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ホルムアルデヒドの3量体であるパラホルムアルデヒドなどを挙げることができる。本発明において用いられるカチオン性有機凝結剤は市販されているものであってもよい。なお、カチオン系高分子凝結剤は、例えば、重量平均分子量が、好ましくは1千以上100万以下、より好ましくは5千以上30万以下である。これらカチオン性有機凝結剤は、1種単独で若しくは2種以上を組み合わせて用いてもよい。
カチオン性ポリマーからなる高分子凝集剤としては、(メタ)アクリル酸エステルの第四級アンモニウム塩由来のカチオン性構成単位を有するポリマー(例えば、アクリルアミド/[2−(アクリロイルオキシ)エチル]ベンジルジメチルアンモニウムクロリド/[2−(アクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロリドの共重合体、アクリルアミド/[3−(アクリロイルオキシ)プロピル]ベンジルジメチルアンモニウムクロリド/[2−(アクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロリドの共重合体、アクリルアミド/[2−(アクリロイルオキシ)エチル]ベンジルジメチルアンモニウムクロリド/[3−(アクリロイルオキシ)プロピル]トリメチルアンモニウムクロリドの共重合体、アクリルアミド/[3−(アクリロイルオキシ)プロピル]ベンジルジメチルアンモニウムクロリド/[3−(アクリロイルオキシ)プロピル]トリメチルアンモニウムクロリドの共重合体など)、ポリアミノアルキルアクリレート、ポリアミノアルキルメタクリレートなどを挙げることができる。カチオン性ポリマーの重量平均分子量は、好ましくは600万以上、より好ましくは700万〜1,100万である。
本発明においては、これらカチオン性薬剤のうち、カチオン系高分子凝結剤が好ましく用いられる。カチオン性薬剤は、水などの液媒に溶解、乳化または分散させた状態にして循環水に添加することが好ましい。
カチオン性薬剤の補充添加の時間間隔は、ヘクトライトの補充添加の時間間隔と、同じであっても、異なってもよい。カチオン性薬剤の補充添加の時間間隔は、好ましくは正味1時間〜正味168時間、より好ましくは正味3時間〜正味50時間、さらに好ましくは正味5時間〜正味40時間である。
また、カチオン性薬剤の補充添加は、ヘクトライトの補充添加の時と、同じ時に行ってもよいし、異なる時に行ってもよい。
補充添加の時間管理の観点から、カチオン性薬剤とヘクトライトとを同じ時間間隔で同じ時に添加することが好ましい。カチオン性薬剤とヘクトライトとを同じ時に添加する場合、補充添加前に、カチオン性薬剤とヘクトライトとが混ぜ合わされないようにすることが好ましい。カチオン性薬剤とヘクトライトとを混ぜ合わせると塊が生じることがある。
補充添加時に添加されるヘクトライト(固形分)の好ましい量は、カチオン性薬剤と併用するか否かによって異なる。
カチオン性薬剤と併用しない場合には、補充添加時に添加されるヘクトライト(固形分)の量は、循環水に対して、好ましくは50〜5000mg/l、より好ましくは100〜3000mg/lである。
カチオン性薬剤と併用する場合には、補充添加時に添加されるヘクトライト(固形分)の量は、循環水に対して、好ましくは1〜500mg/l、より好ましくは5〜100mg/lである。
補充添加時に添加されるヘクトライト(固形分)の量に対する補充添加時に添加されるカチオン性薬剤(固形分)の量の割合は、特に限定されないが、好ましくは1.0〜30質量%、より好ましくは3.0〜15質量%である。
従来技術のとおりに、カチオン性薬剤のみでまたはカチオン性薬剤とフェノール樹脂との組み合わせのみで補充添加した場合、その量が過剰であると、循環水の発泡が激しくなり、未塗着塗料の分離が困難になるので、補充添加時に添加する量を低く抑えて補充添加の時間間隔を短く設定しなければならないが、本発明にしたがって、ヘクトライトを、必要に応じてカチオン性薬剤を併せて、補充添加すると、その量が過剰であっても、循環水の発泡が抑制され、未塗着塗料の分離効果が長く維持されるので、補充添加の時間間隔を従来よりも長く設定することができる。
本発明に係る水処理方法は、ヘクトライトを、必要に応じてカチオン性薬剤を併せて、補充添加するだけでも十分な効果を奏するが、必要に応じて、カチオン性薬剤とヘクトライトと伴に、他の薬剤を添加することができる。その他の薬剤としては、例えば、非カチオン性不粘着化剤、非カチオン性凝結剤、非カチオン性高分子凝集剤、pH調節剤などを挙げることができる。
非カチオン性不粘着化剤は、湿式ブース循環水中の未塗着塗料を不粘着化することができる公知の化合物である。非カチオン性不粘着化剤として公知のものを用いることができるが、不粘着化性能の観点からアニオン性不粘着化剤が好ましく、フェノール系樹脂若しくはカルボン酸系重合体がより好ましい。非カチオン性不粘着化剤は、1種単独で若しくは2種以上を組み合わせて用いてもよい。
非カチオン性凝結剤としては、アルギン酸ソーダ;アルミン酸ソーダ、ベントナイト、セピオライト;TKF04株、BF04などのバイオ凝結剤などを挙げることができる。
非カチオン性高分子凝集剤としては、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸ソーダ・アミド誘導体、ポリアクリルアミド部分加水分解物、部分スルホメチル化ポリアクリルアミド、ポリ(2−アクリルアミド)−2−メチルプロパン硫酸塩などのアニオン性ポリマーからなる高分子凝集剤;(メタ)アクリルアミドと4級アンモニウムアルキル(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸ナトリウムとの共重合体などの両性ポリマーからなる高分子凝集剤を挙げることができる。非カチオン性高分子凝集剤は、重量平均分子量が、好ましくは100万超、より好ましくは500万以上である。両性ポリマーからなる高分子凝集剤は、アニオン/カチオンのモル比が、好ましくは0.2〜2.0である。
本発明に係る水処理方法を適用し得る湿式塗装ブースは、その形式において特に制限はなく、例えば、分散式であってもよいし浮上式であってもよい。
湿式塗装ブース循環水の処理装置は、通常、水槽8、塗装ブース1、および水槽8と塗装ブース1とを循環するように繋ぐ配管A,Bを少なくとも有する。さらに湿式塗装ブース循環水の処理装置は、固液分離装置9、および水槽8と固液分離装置9とを循環するように繋ぐ配管C,Dを有することがある。
固液分離装置9と配管C,Dとを有する場合には、水槽8から配管Aを通って塗装ブース1に供給され、塗装ブース1で未塗着塗料を捕集し、次いで配管Bを通って前記水槽8に戻される、循環水の第一循環経路と、前記水槽8から配管Cを通って固液分離装置9に供給され、固液分離装置9にて固体と分離されて、次いで配管Dを通って前記水槽8に戻される、循環水の第二循環経路とを少なくとも有する(図2参照)。
ヘクトライトまたはヘクトライトとカチオン性薬剤の循環水への添加は、前記の第一循環経路の中の少なくともひとつの箇所、具体的には塗装ブース1、水槽8、ならびにこれらを繋ぐ配管AおよびBのうちの少なくともひとつの箇所で行うことが好ましい。固液分離装置9と配管C,Dとを有する場合には第一循環経路および第二循環経路の中の少なくともひとつの箇所、具体的には塗装ブース1、水槽8、固液分離装置9、ならびにこれらを繋ぐ配管A,B,CおよびDのうちの少なくともひとつの箇所で行うことが好ましい。カチオン性薬剤の添加箇所はヘクトライトの添加箇所と同じであってもよいし、異なってもよい。
本発明に係る水処理方法においては、水槽8に貯まった循環水にヘクトライトまたはヘクトライトとカチオン性薬剤を直接に添加するか、水槽8から塗装ブース1への送液に使用されるポンプPのサクション側ラインに設置した供給口(図示せず)を通してヘクトライトまたはヘクトライトとカチオン性薬剤を循環水に添加するか、または水槽8から固液分離装置9への送液ラインに設置した供給口(図示せず)を通してヘクトライトまたはヘクトライトとカチオン性薬剤を循環水に添加することがより好ましい。
本発明における、ヘクトライトおよびカチオン性薬剤の添加量は、標準的には上記のとおりであるが、未塗着塗料の凝集状態、スラッジの浮上状態などに応じて適宜修正することができる。
上記の方法によって生成したスラッジ(固体)は公知の固液分離方法によって循環水から分離除去される。固液分離方法としては、浮上分離、ウェッジワイヤ、ロータリースクリーン、バースクリーン、サイクロン、遠心分離機、ろ過装置などを挙げることができる。分離回収されたスラッジは、重力脱水法などで脱水した後、焼却したり、埋立処分したりする。このようにして、湿式塗装ブースを循環する水の除濁をすることができる。
次に、実施例及び比較例を示して、本発明をより具体的に説明する。但し、以下の実施例は本発明の一実施形態を示すに過ぎず、本発明を以下の実施例に限定するものでない。
本実施例にて使用する水処理剤等の略号および物性は以下の通りである。
水処理剤I:ヘクトライト10質量%の水系スラリー
水処理剤II:フェノールホルムアルデヒド縮合物30質量%のアルカリ水溶液
水処理剤III:アルキルアミン−エピクロルヒドリン縮合物(CAS No.25988-97-0;重量平均分子量10万)50質量%の水溶液
(試験装置)
図1に示す試験装置は、上部に塗料スプレーガンSが設置されていて、塗料を10g/minで噴霧できるようになっている。ピット(水槽:循環水の総体積50l)5に循環水が貯められており、ポンプPで循環水を100l/minで汲み上げ、水幕板4に循環水をカーテン状に流し、ピットに戻すことができる。処理剤供給部6にて所望の水処理剤を循環水に添加することができる。また、排気ファンFにて、溶剤蒸気などの揮発分をブースから吸い出すことができる。
参考例1
図1に示す試験装置を用いて以下のとおりの試験を実施した。
ポンプPで循環水を100l/minで汲み上げながら、処理剤供給部6で循環水に水処理剤IIを濃度50mg/lおよび水処理剤IIIを濃度5mg/lとなる量で添加した。水処理剤の添加完了後、溶剤塗料(金属製品用黄色ベース塗料、固形分50質量%)20gを10g/minでスプレーガンSを用いて噴霧した。
塗料の噴霧を完了した時に、循環水の汲み上げを止めた。ピット5の水面に生じた泡が完全に消えるまでの時間(秒)を測定した。結果を表1に示す。
(発泡性評価指標)
S: 汲み上げ停止から15秒以内で消泡した。
A: 汲み上げ停止から30秒以内で消泡した。
B: 汲み上げ停止から45秒以内で消泡した。
C: 汲み上げ停止から60秒以内で消泡した。
D: 汲み上げ停止から60秒以内で消泡しなかった。
ピットの水面に浮上したスラッジを回収し、回収したスラッジを指で触り、その触感を下記の基準で分類し粘着性の良否を決めた。回収したスラッジを乾燥させ、乾燥スラッジを指で触り、その触感を下記の基準で分類し粘着性の良否を決めた。結果を表1に示す。
(粘着性評価指標)
S: 指触非常に良好、指で擦っても付着しない。
A: 指触非常に良好、指で擦ると硬くなる。
B: 指で擦るとわずかに粘着性がある。
C: 粘着性残留。
D: 粘着性大。
(濁度)
濁度計(笠原理化工業社製 高感度濁度計TR−55)を用いて循環水の濁度を測定した。結果を表1に示す。
参考例2
水処理剤IIの添加量を濃度100mg/lとなる量に変え、且つ水処理剤IIIの添加量を濃度10mg/lとなる量に変えた以外は参考例1と同じ方法で、試験を行い、発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表1に示す。
参考例3
水処理剤II 50mg/lを水処理剤I 100mg/lに変え、且つ水処理剤III 5mg/lを水処理剤III 1.5mg/lに変えた以外は参考例1と同じ方法で、試験を行い、発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表1に示す。
参考例4
水処理剤Iの添加量を濃度200mg/lとなる量に変え、且つ水処理剤IIIの添加量を濃度3mg/lとなる量に変えた以外は参考例3と同じ方法で、試験を行い、発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表1に示す。
Figure 2017029894
参考例1および2の結果から、水処理剤II 50mg/lおよび水処理剤III 5mg/lを最適濃度と決定した。参考例2に示すとおり、水処理剤IIおよび水処理剤IIIの最適濃度の2倍に相当する量を添加すると発泡が激しくなった。また、スラッジの形状が変化(微細化)し、浮上性が低く、濁度が高かった。
参考例3および4の結果から、水処理剤I 200mg/lおよび水処理剤III 3mg/lを最適濃度と決定した。
比較例1
図1に示す試験装置を用いて以下のとおりの試験を実施した。
ポンプPで循環水を100l/minで汲み上げながら、処理剤供給部6で循環水に水処理剤IIを濃度200mg/lおよび水処理剤IIIを濃度20mg/lとなる量(最適濃度の4倍量)で添加した。
水処理剤の添加完了後、溶剤塗料(金属製品用黄色ベース塗料、固形分50質量%)20gを10g/minでスプレーガンSを用いて噴霧した。
塗料の噴霧を完了した時に、循環水の汲み上げを止めた。発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表2に示す。
循環水の汲み上げを再開し、再開と同時に溶剤塗料(金属製品用黄色ベース塗料、固形分50質量%)20gを10g/minでスプレーガンSを用いて噴霧した。
塗料の噴霧を完了した時に、循環水の汲み上げを止めた。発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表2に示す。
循環水の汲み上げを再開し、再開と同時に溶剤塗料(金属製品用黄色ベース塗料、固形分50質量%)20gを10g/minでスプレーガンSを用いて噴霧した。
塗料の噴霧を完了した時に、循環水の汲み上げを止めた。発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表2に示す。
回収スラッジの粘着性が高くなったので、第4回目の塗料噴霧は行わなかった。
一回当たりの水処理剤IIの消費量が約150mg/lで、一回当たりの水処理剤IIIの消費量が約15mg/lであった。
Figure 2017029894
比較例1に示すとおり、水処理剤IIと水処理剤IIIとの組み合わせで過剰量を添加すると、激しく発泡し、スラッジの形状が変化(微細化)し、浮上性が低下し、且つ濁度が高くなった。一回当たりの水処理剤の消費が多く、不粘着化効果の持続時間が短い。長い時間間隔を開けての間欠的な添加は難しい。
実施例1
図1に示す試験装置を用いて以下のとおりの試験を実施した。
ポンプPで循環水を100l/minで汲み上げながら、処理剤供給部6で循環水に水処理剤Iを濃度2000mg/lおよび水処理剤IIIを濃度30mg/lとなる量(最適濃度の10倍量)で添加した。
水処理剤の添加完了後、溶剤塗料(金属製品用黄色ベース塗料、固形分50質量%)20gを10g/minでスプレーガンSを用いて噴霧した。
塗料の噴霧を完了した時に、循環水の汲み上げを止めた。発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表3に示す。
循環水の汲み上げを再開し、再開と同時に溶剤塗料(金属製品用黄色ベース塗料、固形分50質量%)20gを10g/minでスプレーガンSを用いて噴霧した。
塗料の噴霧を完了した時に、循環水の汲み上げを止めた。発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表3に示す。
以後、上記と同じ方法で、第3回目〜第10回目の塗料噴霧を行い、各回において、発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法でそれぞれ評価した。第4回目および第6回目〜第10回目の結果を表3に示す。
一回当たりの水処理剤Iの消費量が約210mg/lで、一回当たりの水処理剤IIの消費量が約3.15mg/lであった。
Figure 2017029894
実施例1に示すとおり、水処理剤Iと水処理剤IIIとの組み合わせで過剰量を添加しても、ほとんど発泡せず、スラッジの形状が変化せず、高い浮上性および低い濁度が維持された。一回当たりの水処理剤の消費が少なく、不粘着化効果の持続時間が長い。長い時間間隔を開けての間欠的な添加が可能である。
以上のことから、本発明の水処理方法は、長い時間間隔での間欠的な過剰量の水処理剤の添加においても、発泡をほとんど生じさせず、未塗着塗料の粘着性を低下させる効果の持続時間が長く、且つスラッジの形状が変化しないことがわかる。
参考例5
図1に示す試験装置を用いて以下のとおりの試験を実施した。
ポンプPで循環水を100l/minで汲み上げながら、処理剤供給部6で循環水に水処理剤Iを濃度500mg/lとなる量で添加した。水処理剤の添加完了後、溶剤塗料(自動車部品紫外線硬化型塗料、固形分50質量%)20gを10g/minでスプレーガンSを用いて噴霧した。
塗料の噴霧を完了した時に、循環水の汲み上げを止めた。発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表4に示す。
参考例6
水処理剤Iの添加量を濃度1000mg/lとなる量に変えた以外は参考例5と同じ方法で、試験を行い、発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表4に示す。
参考例7
水処理剤Iの添加量を濃度1500mg/lとなる量に変えた以外は参考例5と同じ方法で、試験を行い、発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表4に示す。
Figure 2017029894
参考例5、6および7の結果から、水処理剤I 1500mg/lを最適濃度と決定した。
実施例2
図1に示す試験装置を用いて以下のとおりの試験を実施した。
ポンプPで循環水を100l/minで汲み上げながら、処理剤供給部6で循環水に水処理剤Iを濃度1500mg/lとなる量で添加した。
水処理剤の添加完了後、溶剤塗料(自動車部品紫外線硬化型塗料、固形分50質量%)20gを10g/minでスプレーガンSを用いて噴霧した。
塗料の噴霧を完了した時に、循環水の汲み上げを止めた。発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表5に示す。
循環水の汲み上げを再開し、再開と同時に溶剤塗料(自動車部品紫外線硬化型塗料、固形分50質量%)20gを10g/minでスプレーガンSを用いて噴霧した。
塗料の噴霧を完了した時に、循環水の汲み上げを止めた。発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表5に示す。
以後、上記と同じ方法で、第3回目〜第8回目の塗料噴霧を行い、各回において、発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法でそれぞれ評価した。第3回目、第5回目および第8回目の結果を表5に示す。
一回当たりの水処理剤Iの消費量が約200mg/lであった。
Figure 2017029894
実施例3
図1に示す試験装置を用いて以下のとおりの試験を実施した。
ポンプPで循環水を100l/minで汲み上げながら、処理剤供給部6で循環水に水処理剤Iを濃度20000mg/lとなる量で添加した。
水処理剤の添加完了後、溶剤塗料(自動車部品紫外線硬化型塗料、固形分50質量%)20gを10g/minでスプレーガンSを用いて噴霧した。
塗料の噴霧を完了した時に、循環水の汲み上げを止めた。発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表6に示す。
循環水の汲み上げを再開し、再開と同時に溶剤塗料(自動車部品紫外線硬化型塗料、固形分50質量%)20gを10g/minでスプレーガンSを用いて噴霧した。
塗料の噴霧を完了した時に、循環水の汲み上げを止めた。発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法で評価した。結果を表6に示す。
以後、上記と同じ方法で、第3回目〜第10回目の塗料噴霧を行い、各回において、発泡性、回収スラッジの粘着性、乾燥スラッジの粘着性、および循環水の濁度を、参考例1と同じ方法でそれぞれ評価した。第3回目、第5回目、第7回目および第10回目の結果を表6に示す。
Figure 2017029894
実施例2および3に示すとおり、水処理剤Iは過剰量を添加すると、不粘着化効果の持続時間を長くすることができる。長い時間間隔を開けての間欠的な添加が可能である。
実施例4
図2に示す装置(保有水量15m3)を用いて以下のとおりの処理を行った。
先ず、ポンプPで循環水を1m3/minで循環させた状態で、水槽8に水処理剤Iを濃度50mg/lおよび水処理剤IIIを濃度0.67mg/lとなる量で添加し、水処理剤が循環水に十分混合された状態にした。
塗装ブース1の中で金属製品にスプレーSを用いて塗料(金属製品用白色ベース;固形分50質量%)を噴霧して塗装処理を、水処理剤を追加で添加することなく、8時間連続して行った。1日8時間の塗装処理で塗料20kg(固形分)を使用した。塗着効率は40%であった。
上述の塗装処理(水処理剤Iおよび水処理剤IIIを1日に1回の頻度(正味8時間の時間間隔)で補充添加)を週5日で4週間行った。4週間の塗装処理の間、回収スラッジの粘着性がS〜Aに維持され、配管の閉塞を一度も起こさなかった。4週間の塗装処理の後、装置の状態を調べた。水槽、配管などの内壁に付着物は無かった。
S:塗料スプレー F:排気ファン P:循環水ポンプ
1:塗装ブース 2:吸気 3:排気
4:水幕板 5:ピット 6:処理剤供給部
7:消泡シャワー 8:循環水ピット(水槽)
9:固液分離装置 10:濃縮粕 11:フィルター

Claims (4)

  1. ヘクトライトを正味1時間〜正味168時間の時間間隔を開けて湿式塗装ブース循環水に添加することを含む、湿式塗装ブース循環水の処理方法。
  2. 前記循環水への添加が、
    水槽から塗装ブースに供給され、未塗着塗料を捕集し、次いで前記水槽に戻される、循環水の第一の経路のいずれかにおいて、および/または
    前記水槽から固液分離装置に供給され、固体と分離されて、次いで前記水槽に戻される、循環水の第二の経路のいずれかにおいて、
    行われる、請求項1に記載の方法。
  3. カチオン性薬剤を正味1時間〜正味168時間の時間間隔を開けて前記循環水に添加することをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. カチオン性薬剤がカチオン系高分子凝結剤である、請求項1〜3のいずれかひとつに記載の方法。
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