JPS61104044A - 圧延用ai合金鋳塊 - Google Patents

圧延用ai合金鋳塊

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JPS61104044A
JPS61104044A JP22259484A JP22259484A JPS61104044A JP S61104044 A JPS61104044 A JP S61104044A JP 22259484 A JP22259484 A JP 22259484A JP 22259484 A JP22259484 A JP 22259484A JP S61104044 A JPS61104044 A JP S61104044A
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rolling
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Kunitoshi Takagi
高木 邦年
Makoto Kimura
真 木村
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SUKAI ALUM KK
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SUKAI ALUM KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、樅の木組織の発生を防止した圧延用人1合
金鋳塊に関するものである。
〈従来の技術〉 JISAIXXX又は5×××として知られるX純Al
系又はAt−Mg系の圧延用Al合金は、鋳塊内部にA
l−Fe系の金属間化合物を晶出する。この金属間化合
物は半連続鋳造塊中に晶出してしばしば第1図及び第2
図に見られるような樅の木組織と称される特有の鋳塊組
織を発生する6図において、Aは樅の木組織内部領域、
Bは樅の木組織外部領域を示す、その形態は第2図に見
られるように一見樅の木の自然樹形に類似していること
からこの技術分野では樅の木と称されている。
この樅の木組織を含有する鋳塊を圧延後、陽極酸化処理
を施すと、鋳塊中の樅の木模様に対応して、帯状の縞模
様が発生し外観不良となり製品化できない、ところで、
一旦発生した樅の木組織は、その後の工程で充分に消す
ことが出来ないので、この問題の解消のためには、すべ
てが樅の木組織の内部領域から成る鋳塊もしくはすべて
が樅の木組織の外部領域から成る鋳塊を製造することが
望ましい。
樅の木組織の発生は、 ■鋳塊の凝固の際の冷却速度に支配されることが知られ
ており、鋳造速度を遅くして鋳造すれば樅の木組織の内
部領域が発生し易(なる。また反対に鋳造速度を速くし
て鋳造すれば樅の木組織の外部領域が発達しやすくなる
すなわち、この樅の木組織模様は、鋳塊内部のAl−F
e系の金属間化合物が鋳塊各部での凝固速度の違いによ
りFeA 13相、FeA 16相、FeAlm相等変
化することが原因であることが知られている。一般に、
樅の木組織内部領域は、FeA 13 + FeA 1
B相から成り、外部領域はFeAlm相から成っており
、これら各々の電気化学的性質が異なるため、エツチン
グ特性、陽極酸化特性に差が生じ、樅の本模様となる。
このFeA 13相→FeAl6相+FeAlrn相の
変態は、平衡相から非平衡相への変態であるため、凝固
速度が速い程促進されるのみならず、第三元素の存在に
よっても加速される。すなわち。
+≧1si、Mg、Ca、Sr、Co、Ni、V等の添
加により樅の木組織の外部領域が発達しやすくなること
が知られているにのうち、Ca、Sr、Co、Ni、V
等の添加は非常に効果的で、微量の添加により通常の鋳
造速度で、全面外部領域から成るもみの本模様のない鋳
塊を得ることが可能である。
この面からの対策の例として特公昭57−15186゜
特公昭58−6774等が挙げられる。しがし、 Ca
+Sr+Co、Ni、V等の添加は、容湯の汚染を促進
したり一般の商用に供されているアルミニウム合金に通
常使用されない比較的特殊な元素を用いているため、経
済的に高価格となったり、返り材としての使用が制限さ
れる等の弊害があった。そのため、一般的に常用される
SlやMgの添加量の制御によりもみの木組織のない鋳
塊を得ることが強く望まれていたが、SiやMgの樅の
木組織に及ぼす影響が定量的に把握されていなかったた
め、通常の鋳造速度で、安定的に樅の木組織の生成しな
い鋳塊を得ることが出来ないのが実情であ、った。
かかる実情・に鑑み、本発明者らは、このSiとMgの
樅の木組織の生成に及べす影響を詳細に検討し    
1゜た結果Siは、 Feとの比率が重要であり、 F
e (%)/Si(%)が小さいと外部領域が発達し、
大きいと、内部領域が発達するが、Mgは、 Fe量と
は無関係に添加量が多い程樅の木組織の外部領域が発達
することを見出し、 Fe (%) /Si (%)と
Mg量を適切に調整することにより通常の鋳造速度にお
いても鋳塊全域をもみの木組織外部領域にするかもしく
は、全域を内部領域にすることにより、樅の本模様のな
い鋳塊を安定的に得られることを見出し既に出願法であ
る(特公昭58−26421)。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、特公昭58−26/121においては、 Fe
とSiの比率がFe (%)/Si(%)≦z、o+o
、sxMg(%)又はFe (%) /Si (%)≧
6.5+3.oxMg (%)としたので、 Mgが入
ってなくても2.0<Fe (%) /S1(%) (
6,5の範囲では、樅の木組織のない鋳塊は得られず1
Mgが少しでも入っているとその範囲は拡大する。
本願発明は、3<Fe(%) /Si (%)く7の範
囲においても、樅の本模様のない鋳塊ひいては樅の本模
様のない圧延板を得るためのものであり、他の理由(陽
極酸化後の色調、要求される機械的性質及び経済性等)
から特公昭58−26421のFe、Si、 Mg量の
範囲をとれない場合に特に有効となる。
〈問題を解決するための手段〉 本願発明は上記課題の解決のため以下の構成をとる。す
なわち、 Fe0.05−1.0%、SiO,05〜1
.0%、Mg0.3〜1.5%、CuO,01〜0.5
%、Ti0.005〜0.3%。
CrO,05〜0.3%、Mn0.005〜0.3%、
残部AIおよび不可避的不純物とよりなる合金において
、 FeとSiとの比率を3.0<Fe (%) <S
i (%) <7.0としかつ、鋳塊の表皮より20a
wa内部でのデンドライトアームスペーシングが30μ
m以下であることを特徴とする樅の模様の発生を防止し
た圧延用At合金鋳塊である。
なお、このデンドライトアームスペーシングの値には、
パフ研磨後電解研磨を施したサンプルを光学顕微鏡で写
真撮影し、印画紙上でランダム切断法により晶出化合物
の間隔を測定しその平均値をあてた。
く作用〉 各合金成分の組成範囲の限定理由は下記のとおりである
Feは、0゜05〜1.0%とする。0.05%未満に
規制するには高純度地金が必要で経済的でない。
1.0%より多いと耐食性が低下するので好ましくない
Siは、0.05〜1.0%とする。0.05%未満に
規制するには高純度地金が必要で経済的でない。
1.0%をこえると、陽極酸化皮膜の色調が濃くなり好
ましくなく、耐食性も低下する。
Mgは、強度を高めるために添加するが、0.3〜1.
5%とする。0.3%未満では効果は十分でなく1゜5
%をこえると、Mg2 Si系晶出物が優先しAl −
Fe系金属間化合物の晶出がなくなり本発明による樅の
木組織防止の対象外の合金となる6 Cuは1強度を高めるために添加するが、 0.01〜
0.5%とする。0.01%未満では効果は十分でなく
0.5%をこえると、耐食性が低下する。
Tiは、結晶粒微細化のために添加するが、0.005
〜0.3%とする。 o、oos%未満では効果は十分
でなく0.3%をこえると効果が飽和し、さらに、巨大
金属間化合物の生成により成形性、陽極酸化皮膜の耐食
性を劣化させる。
Crは、後に述へる鋳造条件とくみあわせることにより
外部領域を安定的に発達させさらに、強度を向上させ、
再結晶粒を微細化する目的で添加するが、0.05〜0
.3%とする。0.05%未満では効果が十分でなく、
0.3%をこえると巨大金属間化合物が生成し、成形性
、陽極酸化皮膜の耐食性を劣化させる。
肚は1強度向上・再結晶粒微細化の目的で添加するが、
0.005〜0.3%とする。0.005%未満では効
果が十分でなく、0.3%をこえるとAl−Fe−Mn
系金属間化合物の晶出が優先し、Al−Fe系金属間化
合物の晶出がなくなり1本発明による樅の木組織の防止
の対象外の合金となる。
FeとSiの比率は3<Fe(%)/Si(%)く7と
する。この値が3未満あるいは7をこえる場合。
特公昭5g −26421に記載の発明で樅の木組織を
防止アき、。1?本願発明。対象外、□6゜     
      2以上の化学組成を有する合金を鋳塊の表
皮より20+m内部において30μm以下のデンドライ
トアームスペーシングとなるような冷却速度で鋳造する
6その後、この鋳塊に対し、通常の圧延を施すことによ
り圧延板とすれば良い。
以上1本願発明を要すればある範囲のCrを添加し鋳造
時の冷却速度を早くすることにより、特公昭58−26
421では対撚できなかった合金組成に対しても安定し
て外部領域のみからなる鋳塊が得られ圧延板の樅の本復
様を防止できるものである。
〈実施例〉 この発明は次の実施例によって一層明確になるであろう
すなわち、第1表に示すfヒ学組成と、鋳塊のデンドラ
イトアームスペーシングを有する鋳塊をDC鋳造した。
鋳塊のサイズは幅1200+nmX厚さ400mnX長
さ3500nnであった。
上記鋳造によって得られた各鋳塊を1頭部から500 
rrnの位置において切断し、スライスを切り出した後
、スライス面を10%力性ソーダ溶液にて60℃で10
分間エツチングし、水洗後、30%硝酸で酸洗した後、
 tS%硫酸溶中で電流度2.5A/dm” 。
電解時間50分、電解温度15℃の電解条件で陽極酸化
処理を施した。このように陽極酸化処理された各スライ
ス面をllt察した結果は第1表置右欄に示す如くであ
った。
この結果かられかるように1本発明の構成要件のいずれ
かを欠く比較例はいずれも樅の木組織を呈したのに対し
1本発明の構成要件のすべてを満たす実施例は樅の木組
織を発生しない。
〈発明の効果〉 この発明の合金は、特公昭58−26421の組成範囲
をとれない合金においても、樅の本模様の発生を防止で
き、色調1機械的性質、経済性等の面からの材料の選択
範囲が広がり工業生産上大きな意義を持つ。
【図面の簡単な説明】
図面は圧延用アルミニウム合金鋳塊の断面にあられれる
樅の木組織を示すものにして、第1図は鋳塊の横断面図
、第2図は第2図のx−x’線における鋳塊の縦断面図
である。 特許出願人 スカイアルミニウム株式会社第 1 口 箋 2日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、Fe0.05〜1.0%(重量で、以下同じ)、S
    i0.05〜1.0%、Mg0.3〜1.5%、Cu0
    .01〜0.5%、Ti0.005〜0.3%、Cr0
    .05〜0.3%、Mn0.005〜0.3%、残部A
    lおよび不可避的不純物とよりなる合金において、Fe
    とSiとの比率を3.0<Fe(%)/Si(%)<7
    .0としかつ、鋳塊の表皮より20mm内部でのデンド
    ライトアームスペーシングが30μm以下であることを
    特徴とする樅の木組織の発生を防止した圧延用Al合金
    鋳塊。
JP22259484A 1984-10-23 1984-10-23 圧延用ai合金鋳塊 Granted JPS61104044A (ja)

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