JPH0739622B2 - 陽極酸化処理後の色調が白色のアルミニウム合金板の製造方法 - Google Patents

陽極酸化処理後の色調が白色のアルミニウム合金板の製造方法

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JPH0739622B2
JPH0739622B2 JP23914289A JP23914289A JPH0739622B2 JP H0739622 B2 JPH0739622 B2 JP H0739622B2 JP 23914289 A JP23914289 A JP 23914289A JP 23914289 A JP23914289 A JP 23914289A JP H0739622 B2 JPH0739622 B2 JP H0739622B2
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雅美 古屋
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は陽極酸化処理を施して使用される用途のアル
ミニウム合金材料、特にビルのカーテンウォールや内装
材などの建材、あるいは器物、容器、電気計測機器筐
体、装飾品等に使用されるアルミニウム合金板材の製造
方法に関するものである。
従来の技術 一般にカーテンウォールや内装材などの建材、あるいは
器物、容器、電気計測機器筐体などに使用されるアルミ
ニウム合金は、耐食性の観点から陽極酸化処理を施して
用いられることが多い。これらの用途の陽極酸化処理用
アルミニウム合金としては、暗灰色からシルバー系のも
のが多く、このような合金としては一般にJIS 1050合
金、1100合金、5005合金、3003合金等が使用されること
が多く、また灰色系のものとしてはAl−1〜4%Si合金
が一般的である。また陽極酸化処理としては、経済性お
よび耐食性の点から硫酸電解浴が多用されている。
ところで前述のような用途では、美観のために陽極酸化
処理後の表面に対して種々の色調を有することが要求さ
れる場合がある。陽極酸化処理板に所要の色調を与える
ための方法としては、塗装、染色、二次電解着色、合金
発色、陽極酸化処理液による発色等があるが、経済的観
点および耐食性の観点からは、陽極酸化処理のまま、特
に硫酸浴による陽極酸化処理のままでの発色が望まれて
いる。
各種の色調のうちでも、白色は清潔感を与え、また心理
的に安心感を与えるところから、建材等の用途において
も白色の色調が要求されることが多くなっている。しか
しながら、従来は陽極酸化処理のまま、特に硫酸浴によ
る陽極酸化処理のままで白色の色調を有する陽極酸化処
理板を得ることは極めて困難とされており、そこで従来
は陽極酸化処理後に染色を施す方法、すなわち多孔質陽
極酸化皮膜のポアに白色顔料を封じ込める方法を適用せ
ざるを得なかったのが実情である。
また一方、用途や使用箇所によっては、同じ白色でもマ
ット状の無光沢の白色の色調が求められる場合もある
が、このような無光沢の白色の色調を陽極酸化処理のま
まで得ることは従来は困難とされていた。
発明が解決しようとする課題 前述のような染色法により白色の色調を有する陽極酸化
処理板を得る方法では、耐食性が極めて低く、ビルのカ
ーテンウォール等に使用すれば短期間で白色の減退が生
じてしまい、したがってこれらの用途には染色法は実際
上適用し得なかった。
ところで一般にアルミニウム合金表面を梨地処理やブラ
スト処理により粗面化すれば、合金自体の表面は白色化
することが可能であるが、従来陽極酸化処理用合金とし
て使用されているJIS 1050合金、1100合金、5005合金、
3003合金等では、陽極酸化処理前に前述のような粗面化
により表面を白色化しておいても、充分な程度の耐食性
が得られるように陽極酸化処理を施せば、陽極酸化処理
により着色されたり白色が減退したりして、最終的に白
色の色調が得られなくなってしまうのが実情である。し
たがって粗面化処理により合金表面を白色化した後に陽
極酸化処理を施す方法は、従来のアルミニウム合金につ
いては実際上は適用できないものと考えられていた。
この発明は以上の事情を背景としてなされたもので、陽
極酸化処理のまま(特に硫酸浴による陽極酸化処理のま
ま)で白色の色調が得られるアルミニウム合金板を提供
することを基本的な目的とするものである。またこの発
明は、白色の色調のうちでもマット状の無光沢の白色の
色調が陽極酸化処理のままで得られるアルミニウム合金
板を提供することを第2の目的とする。
課題を解決するための手段 前述のような課題を解決するため本発明者等が鋭意実験
・検討を重ねた結果、アルミニウム合金の成分組成を適
切に調整するとともに、製造プロセス、特に鋳塊の加熱
条件を適切に調整して、最終板における金属間化合物を
調整することによって、陽極酸化処理のままで白色の色
調が得られることを見出し、この発明をなすに至った。
またこの場合、陽極酸化処理前に表面に粗面化処理を施
しておけば、陽極酸化処理後に一層白色度が優れかつ無
光沢の白色の色調が得られることを見出した。
具体的には、請求項1〜4の発明は、陽極酸化処理前の
粗面化を行なわずに、陽極酸化処理後に白色の色調が得
られるようにしたアルミニウム合金板の製造方法を提供
するものである。
すなわち先ず請求項1の発明のアルミニウム合金板の製
造方法は、Feを0.8〜2.0wt%含有しかつSiが0.2wt%以
下に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる
合金を素材とし、その合金を35〜150mm/minの鋳造速度
でDC鋳造した後、鋳塊に550〜630℃の範囲内の温度で0.
5〜24時間加熱処理を施し、その後圧延して最終板厚と
し、これにより金属間化合物の90%以上が大きさ5μm
以下であってかつ金属間化合物の総量が2.5〜7wt%の範
囲内にあり、しかも金属間化合物Al6FeとAl3Feの比が Al6Fe/(Al3Fe+Al6Fe)≦0.1 の範囲内にあるアルミニウム合金板を得ることを特徴と
するものである。
また請求項2の発明のアルミニウム合金板の製造方法
は、Feを0.8〜2.0wt%含有するとともに、Mn0.05〜0.2w
t%、Mg0.05〜1.5wt%、Cr0.05〜0.1wt%のうちの1種
または2種以上を含有し、かつSiが0.2wt%以下に規制
され、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる合金を素
材とし、請求項1の発明と同様に処理して、前記同様に
金属間化合物が規制されたアルミニウム合金板を得るこ
とを特徴とするものである。
さらに請求項3の発明のアルミニウム合金板の製造方法
は、請求項1の発明と同様にして得られたアルミニウム
合金板に対し、さらにH2SO4濃度が10〜25vol%の硫酸電
解浴を用いて浴温度15〜30℃、電流密度0.5A/dm2以上1.
0A/dm2未満で陽極酸化処理を施して膜厚10〜25μmの陽
極酸化皮膜を形成することを特徴とするものである。
また請求項4の発明のアルミニウム合金板の製造方法
は、請求項2の発明と同様にして得られたアルミニウム
合金板に対し、請求項3の発明と同様な陽極酸化処理を
施すことを特徴とするものである。
一方請求項5、請求項6の発明は、いずれも陽極酸化処
理前に粗面化処理を施して、陽極酸化処理後に無光沢の
白色の色調が得られるようにしたアルミニウム合金板の
製造法を提供する。
すなわち請求項5の発明のアルミニウム合金板の製造方
法は、Feを0.8〜2.0wt%含有しかつSiが0.2wt%以下に
規制され、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる合金
を素材とし、その合金を35〜150mm/minの鋳造速度でDC
鋳造した後、鋳塊に550〜630℃の範囲内の温度で0.5〜2
4時間の加熱処理を施した後、圧延して最終板厚とし、
その後表面に粗面化処理を施して表面の色調を白色に調
整し、さらにその粗面化処理後の板に対し、H2SO4濃度
が10〜25vol%の硫酸電解浴を用いて浴温度15〜30℃、
電流密度0.5A/dm2以上1.0A/dm2未満で陽極酸化処理を施
して膜厚10〜25μmの陽極酸化皮膜を形成することを特
徴とするものである。
また請求項6の発明のアルミニウム合金板の製造方法
は、Feを0.8〜2.0wt%含有するとともに、Mn0.05〜0.2w
t%、Mg0.05〜1.5wt%、Cr0.05〜0.1wt%のうちの1種
または2種以上を含有し、かつSiが0.2wt%以下に規制
され、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる合金を素
材とし、請求項5の発明と同様な処理を施すことを特徴
とするものである。
作用 先ず素材アルミニウム合金の成分限定理由について説明
する。
Fe: FeはAl−Fe系の金属間化合物を生成して、陽極酸化処理
後の色調を決定付ける重要な元素である。すなわち、鋳
塊加熱条件(均質化処理条件)との組合せによって金属
間化合物Al6Feが増加すれば陽極酸化処理後の色調が白
色になる。Fe量が2.0wt%を越えれば粗大化合物が増加
して陽極酸化処理後の色調が黄味を帯びるようになり、
一方Fe量が0.8wt%未満ではAl−Fe系金属間化合物の絶
対数が少なく、全体に色が浅くなって白色と言うよりも
シルバー系となる。したがってFe量は0.8〜2.0wt%の範
囲内とした。
Si: Siは鋳塊中に樅の木組織と称される異常組織を生成させ
やすい。鋳塊に樅の木組織が発生すれば、圧延板を陽極
酸化処理した際に表面にストリークスと称される帯状の
模様が生じ、外観を損なう。この樅の木組織の発生を防
ぐためには、Si量を0.2wt%以下に規制する必要があ
る。
以上のFe,Siのほかは基本的にはAlおよびその他の不可
避的不純物とすれば良いが、必要に応じてMn,Mg,Crのう
ちの1種または2種以上を添加しても良い。これらの添
加理由、添加量限定理由は次の通りである。
Mn: Mnは鋳塊中のAl6Feを安定化し、樅の木組織を発生しに
くくする元素であり、特にSi量が0.1〜0.2wt%程度と比
較的多い場合に、Mnの添加による樅の木組織発生防止効
果が大きい。Mn量が0.05wt%未満では上述の効果が不充
分であり、一方0.2wt%を越えれば陽極酸化処理後の色
調が赤味を帯び、この発明で目的とする無彩色系から外
れてしまう。したがってMnを添加する場合のMn添加量は
0.05〜0.2wt%とした。
Mg: Mgは強度向上のために添加されることがある。Mg量が0.
05wt%未満では強度向上効果が充分に得られず、一方1.
5wt%を越えれば鋳塊に樅の木組織が発生しやすくなっ
てしまう。したがってMgを添加する場合のMg添加量は0.
05〜1.5wt%の範囲内とした。
Cr: Crも強度向上のために添加されることがある。Cr量が0.
05wt%未満では強度向上効果が充分に得られず、一方0.
1wt%を越えれば陽極酸化処理後の色調が黄味を帯びる
ようになり、白色から外れる。したがってCrを添加する
場合のCr添加量は0.05〜0.1wt%の範囲内とした。
また一般のアルミニウム合金においては、鋳塊の結晶粒
微細化のために微量のTi、もしくはTiおよびBを添加す
ることがあるが、この発明の場合も微量のTiもしくはTi
およびBが添加されても良く、これらの添加による結晶
粒微細化効果によって圧延板のキメ、ストリークスを防
止する効果が得られる。その場合、Tiが0.003wt%未満
では上記の効果が得られず、一方Tiが0.15wt%を越えれ
ばTiAl3の粗大金属間化合物が生成されるおそれがある
から、Tiは0.003〜0.15wt%の範囲内とすることが好ま
しい。またBはTiとの共存により結晶物微細化効果を発
揮するが、Bが1ppm未満ではその効果が得られず、100p
pmを越えれば粗大TiB2粒子による線状欠陥が発生するか
ら、Bは1〜100ppmの範囲内とすることが望ましい。
次に製造条件について説明する。
先ず前述のような成分組成範囲内のアルミニウム合金の
溶湯を常法にしたがって溶製し、鋳造速度35〜150mm/mi
nにてDC鋳造(半連続鋳造)する。ここで、鋳造速度は
鋳塊における樅の木組織発生に影響し、鋳造速度が速過
ぎれば樅の木組織が発生しやすくなる。鋳造速度が35mm
/min未満では生産性が低過ぎて経済的ではなく、一方15
0mm/minを越えれば樅の木組織が発生して圧延板にスト
リークスが生じ、外観を損なう。したがって鋳造速度は
35〜150mm/minの範囲内とした。
次いで、鋳塊に対し550〜630℃の範囲内の温度で0.5〜2
4時間の加熱を施す。この鋳塊加熱は、一般的な鋳塊組
織均質化のために必要であるばかりでなく、陽極酸化処
理後の色調に大きな影響を及ぼす。すなわちこの鋳塊加
熱によって鋳塊中の金属間化合物Al6FeがAl3Feに変態
し、後述するように最終板厚の板においてAl6Fe/(Al6
Fe+Al3Fe)の値が0.1以下になって、圧延板の陽極酸化
処理後に白色の色調を得ることが可能となる。鋳塊加熱
温度が550℃未満では、最終板厚の板における Al6Fe/(Al6Fe+Al3Fe)の値が0.1より大きくなり、陽
極酸化処理後の色調として灰色が強くなり、白色とは言
えなくなる。一方鋳塊加熱温度が630℃を越えれば、結
晶粒の粗大化が生じて陽極酸化処理後にストリークスが
生じ、また場合によっては局部溶融が生じることもあ
る。したがって鋳塊加熱温度は550℃〜630℃の範囲内と
する必要がある。また鋳塊加熱時間が0.5時間未満では
上述の効果が充分に得られず、一方24時間を越えても効
果は飽和し、コスト上昇を招くだけであるから、0.5〜2
4時間に限定した。
上述のような鋳塊加熱の後、熱間圧延および冷間圧延を
行なって最終板厚とする。ここで、熱間圧延は常法にし
たがって行なえば良いが、鋳塊の加熱温度以下で行なう
のが一般的である。熱間圧延の直後、あるいは冷間圧延
の間には、中間焼鈍を行なっても良い。中間焼鈍は、25
0〜450℃で0.5〜12時間行なうのが一般的である。
このようにして得られた最終板の圧延板においては、金
属間化合物が次のように規制されている必要がある。す
なわち、 金属間化合物Al6FeとAl3Feの比(重量比)が、 Al6Fe/(Al3Fe+Al6Fe)≦0.1 を満たしていること。
金属間化合物の全数のうち90%以上が大きさ5μm
以下であること。
金属間化合物の総量が2.5〜7wt%の範囲内にあるこ
と。
これらの金属間化合物に関する限定理由は次の通りであ
る。
Al6Fe/(Al3Fe+Al6Fe)の値が0.1を越えれば、陽極酸
化処理後の色調が灰色がかってきて、白色とは言えなく
なる。また5μmを越える大系の金属間化合物が10wt%
を越えれば、陽極酸化処理後の色調が浅くなり、白色か
ら外れる。さらに金属間化合物の総量が2.5wt%未満で
は陽極酸化処理後の色調が浅くなり、充分な白色が得ら
れない。一方金属間化合物の総量が7wt%を越えれば、
陽極酸化処理後の色調が黄味を帯びて、白色とは言えな
くなる。
このように最終板厚の圧延板における金属間化合物を所
定の条件範囲内に規制しておくことによって、その後陽
極酸化処理を施せば白色の色調を得ることができる。こ
こで、請求項1および請求項2の発明の方法では、金属
間化合物を所定の条件範囲内に規制した最終板厚の圧延
板を得るまでの工程で全プロセスは終了するが、請求項
3および請求項4の発明のプロセスでは、さらにその最
終板厚の板に対して積極的に陽極酸化処理を施すまでの
プロセスを含む。
陽極酸化処理にあたっては、予め表面の汚れおよび表面
の欠陥を除去しておくため、脱脂およびエッチングを行
なうのが一般的である。エッチングは、苛性ソーダ系の
アルカリエッチングを行なうのが通常である。そして陽
極酸化処理自体は、H2SO4濃度が10〜25vol%の硫酸浴を
用い、浴温度15〜30℃、電流密度0.5A/dm2以上1.0A/dm2
未満で行ない、膜厚10〜25μmの陽極酸化皮膜を生成さ
せる。
ここで、硫酸浴のH2SO4濃度が10vol%未満では陽極酸化
処理後の色調が黄味を帯びるようになり、また皮膜の多
孔度が減少して浴電圧が高くなる。一方H2SO4濃度が25v
ol%を越えれば、表面が荒れて陽極酸化皮膜が柔かくな
る。また浴温度が15℃未満では陽極酸化処理後の色調に
黄味が強くなって白色からずれてしまい、一方30℃を越
えれば陽極酸化処理後の耐食性が低下してしまう。さら
に電流密度は、1.0A/dm2以上では陽極酸化処理後の色調
が黄味を帯びて、白色からずれてしまい、一方0.5A/dm2
未満では、所要の膜厚の陽極酸化皮膜を生成するために
かなりの時間を要してしまって生産性を阻害するととも
に、耐食性も低下する。また生成される陽極酸化皮膜の
膜厚が10μm未満では充分な耐食性が得られず。一方30
μmを越えるまで厚くすることは経済的でなく、しかも
陽極酸化処理後の色調が黄味を帯びて白色からずれる。
一方請求項5および請求項6の発明のプロセスの場合
は、既に述べたようにして最終板厚の圧延板とした後、
表面に粗面化処理を施してから陽極酸化処理を施す。こ
の粗面化処理は、陽極酸化処理前の下地を予め白色化し
ておくためのものであり、このように陽極酸化処理前の
下地を粗面化処理により白色化しておくことによって、
陽極酸化処理後の色調の白色度が増すとともに、マット
状の無光沢の白色が得られる。
粗面化処理は、機械的粗面化、化学的粗面化、もしくは
電気化学的粗面化のいずれを適用しても良い。機械的粗
面化法としてはブラッシング、ブラスト等がある。化学
的粗面化法は、酸性浴による処理、アルカリ性浴による
処理に大別され、酸性浴による処理としては酸性弗化ア
ンモニウム系浴や燐酸浴による梨地処理などがあり、ア
ルカリ性浴による処理としては苛性ソーダ浴による梨地
処理などがある。さらに電気化学的方法としては、塩酸
もしくは硝酸浴中での交流電解グレイニングなどがあ
る。
なおこのような粗面化処理を行なった後の陽極酸化処理
は、既に述べた硫酸浴による陽極酸化処理と同じ条件で
行えば良い。
以上のように、請求項1および請求項2の発明の方法
は、金属間化合物が所定の条件範囲内に規制された最終
板厚の圧延板を得るものであって、このような圧延板に
その後陽極酸化処理を施すことによって、白色度の優れ
た板を得ることができる。また請求項3および請求項4
の発明の方法は、前述のような最終板厚の圧延板にさら
に陽極酸化処理を施すものであって、これによって実際
に白色の板を得ることができる。一方請求項5および請
求項6の発明の方法では、陽極酸化処理前に予め粗面化
を施しておき、その後陽極酸化処理を施すことによっ
て、光沢のないマット状の表面であってしかも白色度の
優れた板を得ることができる。
なお陽極酸化処理後の白色の色調については、ハンター
の色差式(JIS Z8730参照)による明度指数Lとクロマ
ティクネス指数a,bの値によって評価することができ
る。すなわち、明度指数のL値は高いほど白く、一方ク
ロマティクネス指数は着色度についてのものであってそ
のa値は高いほど赤味が強く、b値は高いほど黄味が強
いことをあらわす。したがってL値が高くかつa値、b
値が零に近いほど、白色度が優れていると言うことがで
きる。ちなみに、請求項1〜4の発明の場合は、陽極酸
化処理後のL値、a値、b値が、 L>75、−2<a<2、−2<b<2 を満たすことができる。一方請求項5,6の発明の場合
は、陽極酸化処理後のL値、a値、b値が、 L>78、−2<a<2、−2<b<2 を満たすことができる。
実施例 [実施例1] 第1表に示す合金No.1〜9の溶湯を常法にしたがって溶
製し、第2表中に示すような鋳造速度(主に65mm/min、
一部は175mm/min)で半連続鋳造法(DC鋳造法)によっ
て断面寸法400mm×1000mmの鋳塊を鋳造した。得られた
各鋳塊の一部をスライスして、鋳塊組織を調べた。その
結果を第2表中に併せて示す。第2表に示すように、鋳
造速度を175mm/minとした比較法、およびSi量が高い比
較合金No.6、Mg量が高い比較合金No.8では、樅の木組織
が発生し、不合格と判定された。
各合金No.1〜9の鋳塊のうち、樅の木組織で代表される
異常が生じなかった鋳塊、すなわち合格と判定された鋳
塊(合金No.1〜5,7,9;いずれも鋳造速度は65mm/min)に
ついて面削後、第3表中に示すような条件で鋳塊加熱
(主に600℃×10hr、一部は530℃×10hr)を行ない、40
0℃で熱間圧延を施して板厚6mmの熱延板とした。次いで
板厚4mmまで冷間圧延した後、350℃×5hrの中間焼鈍を
行ない、さらに板厚2.5mmまで冷間圧延した。
その後、各板について5%NaOH水溶液でエッチングし、
水洗後硝酸でデスマット処理を行なった。次いでH2SO4
濃度15vol%の硫酸浴を用いて、浴温20℃、電流密度0.8
A/dm2で陽極酸化処理を行ない、それぞれ膜厚15μmの
陽極酸化皮膜を生成させた。
各板の陽極酸化皮膜の表面色調について、スガ試験機製
カラーメーターSM-3-MCHを用いて調べた。色調は、ハン
ターの色差式による明度指数Lおよびクロマティクネス
指数a,bを用いて評価した。その結果を第3表中に示
す。なおここで L値>75、−2<a値<2、−2<b値<2 を満たす場合に白色の色調と判定できる。
また一方、各板について、金属間化合物の総量、5μm
以下の金属間化合物の数の割合、およびAl6Fe/(Al3Fe
+Al6Fe)の比の値を調べた。その結果を第3表中に併
せて示す。
なお、金属間化合物の量の測定は、次のようにして行な
った。すなわち、先ず試料を約0.5〜1g採取し、フェノ
ール溶液100ml中において170〜180℃で30分溶解し、さ
らにフェノール溶液の凝固を防ぐためベンジルアルコー
ルを140℃で50ml添加した後、濾過して、残渣をアルコ
ールで洗浄し、さらにその残渣を重量分析した。
また金属間化合物の相の同定は次のようにして行なっ
た。すなわち、先ず試料を約0.5〜1g採取し、フェノー
ル溶液100ml中において170〜180℃で30分溶解し、フェ
ノール溶液の凝固を防ぐためにベンジルアルコールを14
0℃で50ml添加した後、濾過し、残渣をアルコールで洗
浄した後、その残渣をX線回折により同定した。
さらに金属間化合物のサイズは、試料を研磨した後、画
像解析により金属間化合物の最大長さの分布を測定し
た。但し0.5μm未満の微細な金属間化合物は無視し
た。
第3表に示す結果から、この発明の実施例によるアルミ
ニウム合金板材は、陽極酸化処理後の色調が白色となっ
ていることが明らかである。
[実施例2] 実施例1に記載したと同様にして得られた合金No.1の圧
延板について、第4表中に示すように陽極酸化処理条件
を種々変化させ、膜厚20μmの陽極酸化皮膜を生成させ
た。
各条件で陽極酸化処理を施した後の色調と、陽極酸化皮
膜の耐食性を調べた結果を第4表中に併せて示す。なお
耐食性は、JIS H8681に規定される陽極酸化皮膜の耐食
性試験法のうち、起電力法を用いて評価し、100SEC以上
を合格とした。
第4表から、請求項3、請求項4で規定している陽極酸
化処理条件を満たした場合に、耐食性が優れた白色の色
調が得られることが判る。
[実施例3] 第1表に示す合金No.1〜9について、実施例1と同様に
して鋳造した。その結果は第2表に示した通りである。
得られた鋳塊のうち、合格と判定された鋳塊(合金No.1
〜5.7,9;いずれも鋳造速度は65mm/min)について、第5
表中に示すような条件で鋳塊加熱(主に600℃×10hr、
一部は530℃×10hr)を行ない、実施例1と同様な条件
で圧延(熱間圧延−冷間圧延−中間焼鈍−冷間圧延)を
行ない、板厚2.5mmの圧延板とした。
次いで各圧延板について、第5表中に示すような各種の
粗面化法により粗面化して白色に調整し、その後実施例
1と同じ条件で陽極酸化処理を行なった。
陽極酸化処理前(粗面化処理後)の色調(L値)および
陽極酸化処理後の色調(L値、a値、b値)を調べた結
果を第5表中に示す。また陽極酸化処理後の表面の光沢
度を、入射角60°、反射角60°で測定した結果も併せて
第5表中に示す。ここで、光沢度は、10%未満であれば
実質的に無光沢と判定することができる。なお金属間化
合物については、実施例1について第3表中に示した結
果と同じであるから、省略する。
第5表から、予め圧延板表面に粗面化処理を施して白色
に調整した後、陽極酸化処理を施した本発明法によるア
ルミニウム合金板材では、陽極酸化処理後に実質的に無
光沢の白色の色調が得られることが明らかである。
[実施例4] 実施例3と同様にして得られた合金No.1の圧延板につい
て、粗面化処理として弗化アルミニウム系処理(処理後
の表面のL値は92)を施した後、第6表中に示すように
種々条件を変えて陽極酸化処理を施し、膜厚20μmの陽
極酸化皮膜を生成させた。
各条件で陽極酸化処理を施した後の色調と、陽極酸化皮
膜の耐食性を調べた結果を第6表中に示す。なお耐食性
は、実施例3と同様に起電力法によって評価し、100SEC
以上を合格と判定した。
第6表から、陽極酸化処理前に粗面化処理を施しておい
た場合も、請求項5、請求項6で規定している条件範囲
内の陽極酸化処理を施すことによって、耐食性に優れた
白色の色調の陽極酸化皮膜が得られることが明らかであ
る。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように、請求項1、請求項2
の発明の方法によれば、陽極酸化処理後の色調が白色で
かつ陽極酸化処理後にストリークス等の外観欠陥のない
アルミニウム合金板材を得ることができる。また請求項
3、請求項4の発明の方法によれば、陽極酸化処理が施
されたアルミニウム合金板材として、実際に色調が白色
でかつ外観欠陥がなく、しかも耐食性の優れた陽極酸化
処理板を得ることができる。さらに請求項5、請求項6
の発明の方法によれば、陽極酸化処理前に粗面化処理を
施して白色に調整しておくことにより、表面が無光沢の
マット状でかつ白色の色調を有する陽極酸化処理板を得
ることができる。また各発明の方法によれば染色法の場
合の如く耐食性に劣ることがないため、特に建材等の用
途に使用されるアルミニウム合金板材の製造に最適であ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Feを0.8〜2.0wt%含有しかつSiが0.2wt%
    以下に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物よりな
    る合金を素材とし、その合金を35〜150mm/minの鋳造速
    度でDC鋳造した後、鋳塊に550〜630℃の範囲内の温度で
    0.5〜24時間加熱処理を施し、その後圧延して最終板厚
    とし、これにより金属間化合物の90%以上が大きさ5μ
    m以下であってかつ金属間化合物の総量が2.5〜7wt%の
    範囲内にあり、しかも金属間化合物Al6FeとAl3Feの比が Al6Fe/(Al3Fe+Al6Fe)≦0.1 の範囲内にあるアルミニウム合金板を得ることを特徴と
    する、陽極酸化処理後の色調が白色のアルミニウム合金
    板の製造方法。
  2. 【請求項2】Feを0.8〜2.0wt%含有するとともに、Mn0.
    05〜0.2wt%、Mg0.05〜1.5wt%、Cr0.05〜0.1wt%のう
    ちの1種または2種以上を含有し、かつSiが0.2wt%以
    下に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる
    合金を素材とし、その合金を35〜150mm/minの鋳造速度
    でDC鋳造した後、鋳塊に550〜630℃の範囲内の温度で0.
    5〜24時間加熱処理を施し、その後圧延して最終板厚と
    し、これにより金属間化合物の90%以上が大きさ5μm
    以下であってかつ金属間化合物の総量が2.5〜7wt%の範
    囲内にあり、しかも金属間化合物Al6FeとAl3Feの比が Al6Fe/(Al3Fe+Al6Fe)≦0.1 の範囲内にあるアルミニウム合金板を得ることを特徴と
    する、陽極酸化処理後の色調が白色のアルミニウム合金
    板の製造方法。
  3. 【請求項3】Feを0.8〜2.0wt%含有しかつSiが0.2wt%
    以下に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物よりな
    る合金を素材とし、その合金を35〜150mm/minの鋳造速
    度でDC鋳造した後、鋳塊に550〜630℃の範囲内の温度で
    0.5〜24時間加熱処理を施し、その後圧延して最終板厚
    とし、これにより金属間化合物の90%以上が大きさ5μ
    m以下であってかつ金属間化合物の総量が2.5〜7wt%の
    範囲内にあり、しかも金属間化合物 Al6FeとAl3Feの比が Al6Fe/(Al3Fe+Al6Fe)≦0.1 の範囲内にあるアルミニウム合金板を得、さらにその最
    終板厚の合金板に対し、H2SO4濃度が10〜25vol%の硫酸
    電解浴を用いて浴温度15〜30℃、電流密度0.5A/dm2以上
    1.0A/dm2未満で陽極酸化処理を施して膜厚10〜25μmの
    陽極酸化皮膜を形成することを特徴とする、陽極酸化処
    理後の色調が白色のアルミニウム合金板の製造方法。
  4. 【請求項4】Feを0.8〜2.0wt%含有するとともに、Mn0.
    05〜0.2wt%、Mg0.05〜1.5wt%、Cr0.05〜0.1wt%のう
    ちの1種または2種以上を含有し、かつSiが0.2wt%以
    下に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる
    合金を素材とし、その合金を35〜150mm/minの鋳造速度
    でDC鋳造した後、鋳塊に550〜630℃の範囲内の温度で0.
    5〜24時間加熱処理を施し、その後圧延して最終板厚と
    し、これにより金属間化合物の90%以上が大きさ5μm
    以下であってかつ金属間化合物の総量が2.5〜7wt%の範
    囲内にあり、しかも金属間化合物Al6FeとAl3Feの比が Al6Fe/(Al3Fe+Al6Fe)≦0.1 の範囲内にあるアルミニウム合金板を得、さらにその最
    終板厚の合金板に対し、H2SO4濃度が10〜25vol%の硫酸
    電解浴を用いて浴温度15〜30℃、電流密度0.5A/dm2以上
    1.0A/dm2未満で陽極酸化処理を施して膜厚10〜25μmの
    陽極酸化皮膜を形成することを特徴とする、陽極酸化処
    理後の色調が白色のアルミニウム合金板の製造方法。
  5. 【請求項5】Feを0.8〜2.0wt%含有しかつSiが0.2wt%
    以下に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物よりな
    る合金を素材とし、その合金を35〜150mm/minの鋳造速
    度でDC鋳造した後、鋳塊に550〜630℃の範囲内の温度で
    0.5〜24時間の加熱処理を施した後、圧延して最終板厚
    とし、その後表面に粗面化処理を施して表面の色調を白
    色に調整し、さらにその粗面化処理後の板に対し、H2SO
    4濃度が10〜25vol%の硫酸電解浴を用いて浴温度15〜30
    ℃、電流密度0.5A/dm2以上1.0A/dm2未満で陽極酸化処理
    を施して膜厚10〜25μmの陽極酸化皮膜を形成すること
    を特徴とする、陽極酸化処理後の色調が白色のアルミニ
    ウム合金板の製造方法。
  6. 【請求項6】Feを0.8〜2.0wt%含有するとともに、Mn0.
    05〜0.2wt%、Mg0.05〜1.5wt%、Cr0.05〜0.1wt%のう
    ちの1種または2種以上を含有し、かつSiが0.2wt%以
    下に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる
    合金を素材とし、その合金を35〜150mm/minの鋳造速度
    でDC鋳造した後、鋳塊に550〜630℃の範囲内の温度で0.
    5〜24時間の加熱処理を施した後、圧延して最終板厚と
    し、その後表面に粗面化処理を施して表面の色調を白色
    に調整し、さらにその粗面化処理後の板に対し、H2SO4
    濃度が10〜25vol%の硫酸電解浴を用いて浴温度15〜30
    ℃、電流密度0.5A/dm2以上1.0A/dm2未満で陽極酸化処理
    を施して膜厚10〜25μmの陽極酸化皮膜を形成すること
    を特徴とする、陽極酸化処理後の色調が白色のアルミニ
    ウム合金板の製造方法。
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