JPS608031B2 - 水を溶媒とする電気絶縁塗料の製造方法 - Google Patents

水を溶媒とする電気絶縁塗料の製造方法

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JPS608031B2
JPS608031B2 JP6531977A JP6531977A JPS608031B2 JP S608031 B2 JPS608031 B2 JP S608031B2 JP 6531977 A JP6531977 A JP 6531977A JP 6531977 A JP6531977 A JP 6531977A JP S608031 B2 JPS608031 B2 JP S608031B2
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操 和気
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱的、化学的特性に優れしかも電気的機械的特
性の良好な塗膜を形成し得る水を溶媒とする電気絶縁塗
料の製造方法に関する。
近時大気汚染の回避および有機溶剤の価格高騰による製
品のコストアップを避けるため、塗布暁付型の電気絶縁
塗料の溶媒或いは分散嬢として、人体に有害な廃ガスを
発生するクレゾール、キシレノール等の有機溶剤に代わ
って水を使用することが検討されている。
このような水を溶媒として用いる電気絶縁塗料のうち特
にポリエステルィミド系樹脂絶縁塗料は、耐熱性や電気
絶縁性に優れ、しかも良好な耐冷媒性や可榛I性を有す
る塗膜を形成し得るので、マグネットワイヤ等の物品の
絶縁塗料をはじめ種々の用途に用いられている。従来か
ら、これら水を溶媒とするポリエステルィミド系樹脂絶
縁塗料を製造する方法としては、水を溶媒とするポリエ
ステル系樹脂絶縁塗料とポリィミド系樹脂絶縁塗料を混
合して反応させる方法がとられていたが、この方法にお
いては、互いに高分子同志であるため樹脂が相互に混じ
り合わず、均一透明な樹脂溶液は得られなかった。また
、禾端に水酸基とカルポキシル基を共に有するポリエス
テル樹脂に、脂肪族或いは芳香族のテトラカルボン酸と
ジアミンを同時に反応させ、水に分散溶解させる方法も
開発されているが、この方法においては反応途中で樹脂
が沈澱しやすく高分子量の樹脂溶液が得られないという
難点があつた。本発明は従来からのこれらの難点を解消
し、水を溶媒とするポリエステルィミド系絶縁塗料の新
しい製造方法を提供するもので、【1}‘ィ)風28〜
49当量%の多価カルポン酸又はその誘導体と佃51〜
72当量%の多価アルコールとを、前記凶の多価カルボ
ン酸又はその誘導体中にに}該酸成分全体の5〜50当
量%に相当する量の3価以上の多価カルポン酸又はその
誘導体を含有せしめて実質的に完全に反応させ、100
〜400のOH価を有し、200q0における熔融粘度
が50ポィズ以下のポリエステル樹脂を得、更に、この
ポリエステル樹脂に、{o}過剰量の3価以上の多価カ
ルボン酸又はその誘導体を加え加熱反応させて40〜1
50の酸価を有する可融性重合体とし、次いでこの可融
性重合体にし一醸成分全体の過剰分に対して当量で20
〜200%の割合のジアミンを加えて反応させ、しかる
後さらに塩基を添加しつつ水に分散溶解させることを特
徴とする水を溶媒とする電気絶縁塗料の製造方法に関す
るものである。
本発明に用いる【ィーのポリエステル樹脂としては10
0〜400のOH価(樹脂1タ中のOH基をKOHのの
9数に換算して表わしたものをいう。
)を有し100〜200ooにおける溶融粘度が50ポ
ィズ以下の樹脂はオリゴマーも含めて全て使用すること
ができるが、最終的に得られる樹脂の電気的、機械的特
性の点からは特に以下に述べる方法で得られる樹脂を用
いるのが最も望ましい。すなわち、風28〜49当量%
、より好ましくは30〜45当量%(ここにいう%は■
、{Bーの配合量全体に対する割合をいい当量とはモル
数に官能基の数をかけたものをいう。
)の多価カルボン酸又はその誘導体と【B)51〜72
当量%、より好ましくは55〜65当量%の多価アルコ
ールを、常温から22000までの温度で加熱し2〜1
加持間燈拝を続け、実質的に完全に反応させてポリエス
テル樹脂を得る。而してこの時用いる多価カルボン酸又
はその誘導体としては、フタル酸、ィソフタル酸、テレ
フタル酸、アジピン酸のようなジカルボン酸又はそのジ
メチルェステル、ジェチルェステル等の低級アルキルェ
ステル、クロライド等のハラィド、トリメリツト酸、3
・3・4・4ーベンゾフェノンテトラカルボン酸或いは
ブタンテトラカルボン酸のような3価以上の多価カルボ
ン酸又はその低級アルキルェステル、無水物、ハラィド
等の誘導体等がある。また脚の多価アルコールとしては
、エチレングリコール、ジヱチレングリコール、ネオベ
ンチルグリコール、プロピレングリコール、トリメチレ
ングリコール、1・4ーブタンジオ−ル、ビス(ヒドロ
キシエチル)テレフタレート(BHET)、グリセリン
、トリメチロールメタン、1・1・1一トリメチロール
エタン、1・1・1−トリメチロールプロパン、ベンタ
エリスリトール、トリス−2−ヒドロキシェチルイソシ
アヌレート(以下THEICと略称する。
)等がある。これらの配合割合において、【C}の3価
以上の多価カルポン酸又はその議導体は、風の多価カル
ボン酸又はその誘導体中に、該多価カルボン酸成分全体
の5〜50当量%に相当する童配合するものとし、かつ
そのうち5〜30当量%は3価の多価カルボン酸又はそ
の謙導体であることが望ましい。
かかる配合を採用することにより得られる絶縁塗料の保
存寿命、作業性等の特性が向上する。なお、以上の配合
量の計算においては、BHETの如き多価カルボン酸と
多価アルコールとのェステルを使用する場合には、それ
ぞれのェステルを構成する醸成分およびアルコール成分
の当量を基礎にして計算するものとする。本発明に使用
する仰の3価以上の多価カルボン酸としては、トリメリ
ット酸、3・4・4′ーベンゾフェノントリカルボン酸
、3・4・4′−ジフェニルトリカルボン酸、3・4・
4−ジフェニルメタントリカルボン酸のようなトリカル
ボン酸、ピロメリツト酸(PMDA)、3・3′・4・
4′−ペンゾフェノンテトラカルボン酸(BTDA)、
3・3・4・4−ジフェニルテトラカルボン酸、ビスト
リメリット酸、2・3・6・7−ナフタレンテトラカル
ボン酸、ビシクロオクテンテトラカルボン酸、ブタンテ
トラカルボン酸のようなテトラカルボン酸等があり、酸
そのものの他、低級アルキルェステルやハラィド或いは
無水物の誘導体を用いることもできる。
更に、{〇}の3価以上の多価カルボン酸の配合量は、
{ィーの多価カルボン酸又はその誘導体の配合量をa当
量、多価アルコールの配合量をb当量、【〇ーの3価以
上の多価カルボン酸又はその譲導体の配合量を、C当量
としたとき、次式1.0(b−a)<CS5.0(b−
a)を満足させることが望ましい。
また、その官能基であるカルボキシル基の25〜70%
が{ィ)のポリエステル樹脂の末端OH基と反応するよ
うに反応条件をコントロールする。
3価以上の多価カルボン酸又はその誘導体の配合量が5
.0(b−a)当量を越える場合には得られる塗膜の可
榛‘性等の機械的特性が劣悪となり、またそのカルボキ
シル基全体の70%以上を反応させた場合には反応途中
で生成物がゲル化してしまうなど、いずれの場合も実用
に供し得ない。
最も望ましい配合量は1.0(b−a)当量から3.0
(b−a)当量の間である。本発明に使用するし一のジ
アミンとしては、3・3−ジメチルー4・4′ージアミ
ノジフエニルメタン、3・3−ジメトキシー4・4′ー
ジアミノジフエニルメタン、3・3′ージメチルー4・
4′ージアミノジフエニルエーテル、3・3′ージメチ
ルー4・4′−ジアミノジフエニルスルフオン、3・3
−ジアミノジフエニルメタン、3・3′ージアミノジフ
エニルスルフオン、2・4−ジアミノトルエン、メタト
ルエンジアミン、mーキシリレンジアミン、p−キシリ
レンジアミン、4・4′ージアミノジフエニルメタン、
4・4′−ジアミノジフエニルエーテル、ベンチジン、
3・3−ジクooベンチジン、4・4ージアミノジフエ
ニルスルフアイド、1・5−ジアミノナフタレン、メタ
フエニレンジアミン、/ぐラフエニレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、トリメ
チルヘキサメチレンジアミン、3・9ービス(3ーアミ
ノプロピル)一2・4・8・10ーテトラオキサスピロ
〔5・5〕ウンヂカン(以下ATUと略称する。
)等があるが、これらジアミンの一部を3・4・4′ー
トリアミノージフェニルメタン、3・3・4・4ーテト
ラアミノージフエニルメタンのようなトリアミン或いは
テトラミンで置換して用いることにより、塗膜の耐摩耗
性等をいっそう向上させることもできる。而してこれら
ジアミン等の配合量は、その配合量をd当量としたとき
、次式0.2{(a+c)−b}≦d≦2.0{(a+
c)−b}(但し、式中a、b、cおよびdは前述と同
様に各成分の配合量を当量で表わしたものである。
)を満足させる割合とする。加えるジアミンの割合が0
.2{(a+c)−b}当量未満の場合には実質的にジ
アミン添加による効果がほとんどなく、また2.0{(
a十c)−b}当量を越えた場合には塗膜の着色が甚し
く、かつ可榛性が悪くなる。本発明に使用する塩基とし
ては、モノェタノールアミン、ジエタノールアミン。ト
リエタノールアミン、モルホリン、Nーメチルモルホリ
ンのような有機ァミノ化合物、およびアンモニア水等が
あり、これらの塩基の添加量は得られる塗膜の電気的、
機械的特性の点から添加後の絶縁塗料のpHの値を5.
5〜8.0とする量とするのが好ましい。本発明の電気
絶縁塗料を製造するには、まずテレフタル酸ジメチル、
トリメリット酸無水物のような多価カルボン酸又はその
譲導体と2価のアルコール、および3価以上の多価アル
コールを前述の配合割合で反応容器に入れ、常温から徐
々に昇温させ、130〜220qoまでの最終温度で十
分に反応させる。このときェステル交換反応の速度を増
すため、酢酸鉛、酢酸亜鉛、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、酸化鉛、酸化亜鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸亜
鉛、テトラブチルチタネート等の触媒化合物前記多価カ
ルボン酸の全重量に対して0.01〜5.0%程度使用
することが望ましい。また、出発物資に予めキシレン、
ソルベントナフサ等の溶剤を加えテレフタル酸等の出発
物質の昇華を防ぎ、同時にグリコール中の水分を共滋除
去するようにすることが好ましい。
これらの溶剤はなんら反応にあずかることなく、反応過
程中に副生物の低級アルコール等と共に反応混合物から
溜出される。こうして樹脂のOH価の値が100〜40
0になるまで、ゲル化させないようにしながらしかも可
及的高分子量のものが得られるように加熱反応させる。
次に得られる熔融状態のポリエステル樹脂に過剰量の3
価以上の多価カルボン酸又はその誘導体を徐々に加え、
100〜200午○の温度で18分〜3時間ゲル化させ
ないように反応温度および時間をコントロールして反応
させる。
反応が進んで反応生成物の粘度が上がり、酸価が40〜
150となってきたら反応を止める。反応を停止させる
方法としては、エチレングリコール等の溶剤を加えて反
応生成物を希釈するとともに系全体の温度を下げる方法
、或いは反応生成物を取り出して強制的に急冷する方法
等があるが、実用上前者の方法をとるのが好ましい。こ
の方法において用いる停止溶剤は、100〜200qo
の温度で生成樹脂と相糟性があり水と相溶性があると共
に沸点が塗料焼付に通した100〜300午0の間であ
るものが望ましく、従ってエチレングリコール、グリセ
リンのような多価アルコール、メチルセロソルプ、エチ
ルセロソルブ或いはブチルカルビトール、メチルカルビ
トールのようなグリコール誘導体の使用が適当である。
特に停止剤としてエチレングリコールやグリセリンのよ
うな多価アルコールを用いた場合には、これらが最終的
に得られる塗料中に残存する未反応の醸成分と反応する
ため、いっそう特性の良好な塗膜が得られる。こうして
得られる40〜150の酸価を有する可融性ポリエステ
ル重合体に、さらにジアミンを添加し80〜200oo
の温度に加熱して反応させる。反応はポリエステル重合
体の末端カルボキシル基とジアミンとの間のアミド化反
応が王であるが、一部ィミド化反応も生起する。次いで
得られるポリエステルィミド系樹脂に塩基を添加しつつ
縄拝しながら水に分散溶解させることにより本発明の水
を溶媒とする電気絶縁塗料が得られる。
以上述べたような方法で得られる本発明の電気絶縁塗料
は水で希釈して任意の濃度とすることができるが、塗布
焼付の際の作業性と得られる塗膜の特性の見地から樹脂
分で30〜4の重量%とするのが適当である。
さらに本発明の電気絶縁塗料には、その特性の改良向上
のため種々の添加剤を加えることができる。
すなわち、溶媒全体の0.5重量%程度の2・4・7・
9−テトラメチル−5ーデシン−4・7ージオール、2
・5−ジメチルー3ーヘキシン−2・5−ジオール、メ
チルベンチノール、メチルブチノール等の界面活性剤、
或いはラウリル硫酸ナトリウム、オレィン酸ナトリウム
等の乳化剤を加えて塗料の保存安定性を改良することが
でき、溶媒全体の0.05〜1.5重量%のポリエチレ
ンオキサィドやアラビアゴムの粉末を添加することによ
って、塗布焼付の際の塗料の導体に対する密着性を改善
することができる。また得られる塗膜の架橋硬化を促が
し耐熱性をいっそう改良するために、トリェタノールア
ミンチタネート、チタンアセチルアセテート、チタンラ
クテートアンモニウム塩のようなチタンキレート化合物
をチタン分換算で樹脂分全体の0.01〜5重量%加え
ることが好ましい。
次に実施例について記載する。実施例 1 モル比 当量(%) B日ET 1 25.5 孫EG
O‐5 63‐7 発BTDA
○.1 5.1 孫TMA
○.15 5‐7 多上記成分の出発物質
を温度計、縄投機およびコンデンサーを備えた反応容器
に入れ、常温から徐々に温度を上げてゆき1703Cで
4時間反応させてOH価205のポリエステル樹脂を得
た。
次いで温度を150〜160qoに下げ、得られたポリ
エステル樹脂に樹脂100当量相当あたりブタンテトラ
カルボン酸25.4(0.5モル)当量とトリメリツト
酸無水物11.5(0.3モル)当量を徐々に加えてそ
の温度で1時間反応させ十分に粘度が上ってきたら生成
物がゲル化する前に樹脂分に対して2の重量%のエチレ
ングリコールを加えて反応を止めた。こうして生成した
酸価が105の樹脂からなる組成物に、さらにジアミノ
ジフェニルメタン5.1(0.2モル)当量%を加え1
3000で1時間反応させた後生成物にモノェタノール
アミン及び水を蝿拝しながら加え、不揮発分(200℃
×90分)が37.3%、粘度(30午○)が5ポイズ
、pH(30℃)が6.5の樹脂溶液を得た。(ただし
、BHETはテレフタール酸(又はその誘導体)1モル
とエチレングリコール2モルに分解して当量数を計算し
た。)この樹脂溶液に樹脂分の0.塁重量%のポリエチ
レンオキサィドおよび0.2重量%のトリヱタノールア
ミンチタネートを添加してなる絶縁塗料を直径1.0側
の軟銅線上に直接塗布し、塗布焼付回数7回、焼付温度
350〜400、暁付速度low/分の条件で銃付ける
ことにより約50〃の絶縁厚を有する外観の良好な絶縁
電線を得た。得られた絶縁電線の特性についての試験結
果は次の通りであった。ピンホール(個/5の)
0自己蚤巻付
良側機徹 雲摩耗回教〔荷重700夕〕
85ヒートショック(倍径)〔150午○
×1時間〕×1良熱軟化温度(℃)
315絶縁破壊電圧(KV)
11.5実施例 2〜10表1および表2の配合割合
の出発物質を用い各反応条件で実施例1と同様に反応さ
せ、同表の特性を有する絶縁塗料を得た。
表中の参考例1はジアミンを用いない従来のポリエステ
ル樹脂絶縁塗料の配合割合およびその特性を示す。
聡 船 誓 薫 ミ ’G 日 毛 暑 雲 馨る 窓鷺 亘慾 」〜 蝿 層轡 溝 霊さ 選 蔓国 隼ゞ 雛 誉縞 K刑 弓昼 薄雲 四宮 繁焔 暑盆 盆溝 意三 9中断 智雲 核三 次に実施例2〜10および参考例1で得られた絶縁塗料
を実施例1と同様に直径1.0側の軟銅線上に塗布暁付
け、塗膜厚が約50ムの絶縁電線を得た。
これらの絶縁電線の特性を表3に示す。なお表中参考例
2として示したものは、参考例1で得られたポリエステ
ル絶縁塗料と以下の方法で得られたボリィミド系絶縁塗
料を、樹脂分比で8:2の割合で互いに混合してなる塗
料から得られた絶縁電線で、参考例1と同様比較のため
に掲げたものである。〔参考例2のポリィミド系絶縁塗
料の製造〕BTDA322夕、ATU278夕、ジエタ
ノールアミン126夕、水900夕を三ッロフラスコに
仕込み、90〜95q0で反応させる。
粘度が時間と共に上昇するので、約20poiseにな
ったところで反応を停止させる。この間約1時間を要す
る。反応生成物のpH6.ふ不揮発分40%。表 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)(A)28〜49当量%の多価カルボン酸又
    はその誘導体と(B)51〜72当量%の多価アルコー
    ルとを、前記(A)の多価カルボン酸又はその誘導体中
    に、(C)該酸成分全体の5〜50当量%に相当する量
    の3価以上の多価カルボン酸又はその誘導体を含有せし
    めて、実質的に完全に反応させ、100〜400のOH
    価を有し、200℃における溶融粘度が50ポイズ以下
    のポリエステル樹脂を得、更に、このポリエステル樹脂
    に、(ロ)過剰量の3価以上の多価カルボン酸又はその
    誘導体を加え、加熱反応させて40〜150の酸価を有
    する可融性重合体とし、次いでこの可融性重合体に(ハ
    )酸成分全体の過剰分に対して当量で20〜200%の
    割合のジアミンを加えて反応させ、しかる後さらに塩基
    を添加しつつ水に分散溶解させることを特徴とする水を
    溶媒とする電気絶縁塗料の製造方法。 2 (C)の3価以上の多価カルボン酸又はその誘導体
    のうち、(イ)の酸成分全体の5〜30当量%は3価の
    多価カルボン酸又はその誘導体である特許請求の範囲第
    1項記載の水を溶媒とする電気絶縁塗料の製造方法。 3 (イ)の多価カルボン酸又はその誘導体の配合量を
    a当量、多価アルコールの配合量をb当量、(ロ)の3
    価以上の多価カルボン酸又はその誘導体の配合量を、そ
    の配合量をC当量としたとき、次式1.0(b−a)<
    C≦5.0(b−a)を満足させるような割合で各成分
    を配合し、100〜200℃の温度で反応させることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の水を
    溶媒とする電気絶縁塗料の製造方法。
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