JPS6071575A - 窒化アルミニウム焼結体及びその製造方法 - Google Patents

窒化アルミニウム焼結体及びその製造方法

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JPS6071575A
JPS6071575A JP58176360A JP17636083A JPS6071575A JP S6071575 A JPS6071575 A JP S6071575A JP 58176360 A JP58176360 A JP 58176360A JP 17636083 A JP17636083 A JP 17636083A JP S6071575 A JPS6071575 A JP S6071575A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な窒化アルミニウム焼結体に門す・るO 窒化アルミニウムの焼結体は高い熱、伝導性、耐食性、
高強度などの特性を有しているため各種高温材料として
注目されている物質である。
しかし窒化アルミニウム焼結体は従来その原料粉末とな
る窒化アルミニウム粉末を高純度、微粉末の状態で調製
することが困罪であり特に低酸素預含有の微粉末のもの
が得られなかったため、焼結体の物性は窒化アルミニウ
ム本来の性質を十分反峡したものではなかった。しかし
窒化アルミ゛ニウムの製造方法は種々の方法が知られて
いる。例えば代表的な方法は原料となる窒化アルミニウ
ム粉末に焼結促進剤として酸化物を数多添加して焼結す
る方法と、窒化アルミニウム粉末をそのままホットプレ
ス機などにより加圧焼結して高密度化する方法がある。
前者の方法では添加した酸化物が焼結後焼結体の粒界に
偏析したり、あるいは該酸化物がhtm と反応して化
合物をつくって偏析し、高温での特性\− を撰5欠点があった。そこで後者の窒化アルミニウム粉
末をそのまま焼結して高密度化する方法が好適であると
されている。そして、この後者の加圧燻結法にj:って
窒化アルミニウム粉末を焼結した場合の焼結体の最終密
度は原料宣化アルミニウム粉末中の酸素含有量に大きく
依存することが知られている。即ち、通常2重Jkt9
6以上の酸素含有量の粉末でないと理論密度近くまでは
ち密化しないとされている。例えば科学技術庁無機材質
研究所研究報告*俯a号第37頁(1973) 「窒化
アルミニウムに関する研究」k報告されている。即ち、
アルミナの還元法、金属アル゛ミニウムの窒化法、アー
ク放電法など種々の製法で合成された窒化アルミニウム
粉末’t 400 KP 7cm2 (y)圧力、18
oo〜2000℃のC温度でホットプレス焼結した結果
、焼結後の焼結体中の酸素量が約2重量−以上存在しな
いと理論密度近くにまで焼結しないという結果が報告さ
れている。一般に焼結後の焼結体中の酸素量は原料窒化
アルミニウム粉末中の酸素量の1/2〜1/3になるこ
とを考えると、ち密化のためには比較的多量の酸素含有
粉末を必要とすることが理解できる。一 本発明者等は高純度銀化アルミニウム粉体とその焼結体
について鋭意研究した結果、従来不可能とされていた超
微粉末で酸素含有量の少い高純度粉末を製造するととに
成功した。そしてこの粉末を原料とする焼結体は従来知
られてぃない全く新しい焼結体となることを確認し、既
に提案した。
本発明者らは、さらに窒化アル゛ミニウム焼結体の研究
を重ねた結果、特定の金属の化合物を一成分として含む
窒化アルミニウム焼結体は、焼結性にすぐれ、透光性を
付与出来ることを確認し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、 (1)窒化アルミニウムが90重量−以上、ω) アル
カリ土類金属、イクトリウム及びランタン族金属よりな
る群から選ばれた少くとも1種の金属の化合物が酸化物
に換算してo、02〜5.0重fチ、 (lit) 酸素原子が3.5重量−以下、及び (Vl 不可避的に混入する陽イオン不純物が金属とし
て0.5重′jitチ以下 含まれ、且つ密度が5.011 / crn”以上であ
る窒化アルミニウム焼結体である。
以下に、本発明の詳細な説明する。
本発明の窒化アルミニウム焼結体中の酸素含有量及び不
可避的に混入する陽イオン不純物の量は、窒化アルミニ
ウム焼結体の透光性に大きな彫りを与える。即ち、窒化
アルミニウム焼結体中の酸素含有量が多ければ焼結性が
良好と−なるが、焼結体の透光性は骸酸素が多くなると
もはや付与することは出来ない。従、て本発明の焼結体
中の酸素含有量は3.5重量−以下である必要がある。
特に透光性の良い窒化アルミニウム焼結体を得る場合に
は、lI!素含素置有量、01iチ以下とすることが好
ましい。
また、不可避的に混入する陽イオン不純物は種々のもの
が考えられる。例えば窒化アルミニウム焼結体の原料で
ある窒化アルミニウム粉末中に残存する未反応のアルミ
ナ及びカーボンもその1つであるし、上記の窒化アルミ
ニウム粉末の製造工程中の溶媒、混合器、配管等で混入
する不純物成分等である。従って、本発明で云う上記不
可避的に混入する陽イオン不純物は、得られる窒化アル
ミニウム焼結体中のAIN及び積極的に添加する添加剤
に起因する化合物以外の化合物の陽イオンと考えること
も出来る。前記窒化アルミニウム焼結体中の酸素含有量
を基準に本発明で得られる窒化アルミニウム焼結体中の
AtN 含有蓋を示せば一般に900重量以上で、特に
高い透光性を要、末する場合は94重flチ以上とすれ
ば好ましい。
また、前記不可避的に混入する陽イオン不純物の代表的
なものを例示すると、鉄、クロム、ニッケル、コバルト
、銅、チタン、珪素等の窒化アルミニウム粉末の製造原
料及び窒化アルミニウム粉末の製造装置に基因して混入
するものと窒化アルミニウム粉末合成後に残留する未反
応のアルミナ、カーボンとして含まれるものがある。こ
れらの不可避的に混入して来る陽イオン不純物のうち、
未反応のアルミナ、カーボン或いは窒化アルミニウム粉
末の表面が酸化されて酸化アルミニウムに変化したもの
等は極端に本発明の窒、化アルミニウム焼結体の性状を
悪化させるものではなく、例えばアルミナ、カーボン、
シリカ等の陽イオン不純物が0.3〜0.5 gtチ程
良の混入でも、常圧焼結性にはそれ程悪い影響を与えな
い場合もあ“る。ただ、焼結体に透光性を付与するため
には上記アルミナ、カーボン、シリカ等の陽イオン不純
物の含有量を0゜5重量%以下好ましくは0.3重量−
以下に制御する必要がある。また特に鉄、クロム、ニッ
ケル、コバルト、銅及びチタンの各成分は窒化アルミニ
ウム焼結体の透光性に悪影響を与えるのでこれらの成分
の混入を出来るだけ減少させるのがよい。従って、本発
明に於ける前記不可避的に混入する陽イオン不純物の量
は0.5重」−以下好、ましくは0.3重量%以下に制
御するのがよい。また窒化アルミニウム焼結体に十分な
透光性を与えるためには上記不可避的に混入する陽イオ
ン不純物のうち、鉄、クロム、二、ケル、コバルト、銅
、及びチタンの含有量合計力o、 1重tqbを越えな
いように制御するのが好ましい。
本発明で使用する前記添加剤はアルカリ土類金属、イツ
トリウム及びランタン成金、属よりなる群から選ばれた
少くとも1sの金属の化合物よりなる添加剤である。該
アルカリ土類金属は特に限定されずベリリウム、マグネ
シウム、カルシウム、ストロンチウム及びバリウムが使
用出来る。上記金属成分のうちベリリウム及びマグネシ
ウムは上記他のアルカリ土類金属成分に比べると透光性
を付与するための添加剤としての性能が劣る場合がある
。従って工業的には、カルシウム、ストロンチウム及び
バリウムを使用するのが好適である。また上記ランタン
族金属は特に限定されず使用出来る。例えばランタン(
L、)、セリウム(0,)、プラセオジム(Pr)、ネ
オジム(Na)、プロメジウム(pm)、サマリウム(
8m)、ユーロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)
、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(D7)、ホル
ミウム(HO)、エルビウム(Rr)、ツリウム(T、
)、イッテルビウム(yb)、ルテチウム(L、)が好
適に使用出来る。特に工業的にはLa、Oe 、Pr 
、N+1.8m、1llu、G4゜D7等が好適に使用
される。
前記添加剤の使用量は窒化アルミニウム焼結体中の酸素
含有量ぐ陽イオン不純物の含有量、原料となる官化アル
ミニウム粉末の粒子径静によって異なり、−概に限定出
来ないが、一般には酸化物に換算して0.02〜5.0
重itチ好ましくは0.05〜3.0重量−の範囲から
選べば十分である。
また、本発明の窒化アルミニ−ラム焼結体は、がより優
れたものとなるために好ましい。
本発明の窒化アルミニウム焼結体に従来公知の焼結体と
比較して純度および密度の点で大幅に改良されているた
めに熱的性質、機械的性質において優れた性能を有する
。さらにまた、本発明の窒化アルミニウム焼結体は、可
視光〜赤外光に対して従来公知の窒化アルミニウム焼結
体に比べると著しく高い透光性を有する。即ち、従来の
窒化アルミニウム焼結体は黒色の全く不透明のものしか
知られていなかったが、本発明の窒化アルミニウム焼結
体は、白色乃至黄白色の半透明のもの乃至透明のもので
ある。
上記に述べた本発明の窒化アルミニウム焼結体の中でも
次に述べる焼結体は、特に透光性に優れており、例えば
、第1図に示すように0.5龍の厚さの焼結体を通して
下の文字が明瞭に見えるほどの透光性能を有している。
即ち、(1) 窒化アルミニウムが94重量−以上、(
11) 透光性助剤としてアルカリ土類金属、イツトリ
ウム及びランタン族金属よりなる群から選ばれた少くと
も1種の金属の化合物が酸化物に換算して0.02〜3
.0重jjkf110il) 酸素原子が3.0重fチ
以下、1vt鉄、クロム、ニッケル、コバルト、銅及ヒ
チタンよりなる群から選ばれた金属化合物の含有址が金
属として0.1重量%以下 及び 位)上記4vl以外の不可避的に混入する金属化合物が
金属として0.3重量−以下 化アルミニウム焼結体である。
上記の空化アルミニウム焼結体は、下記のLamber
t −Beer の式において6p’lrLの波長の光
に対する吸収係数は60 at−以下であり、優れた透
光性を有している。
また、上記の本発明の窒化アルミニウム焼結体(厚さ0
.5 wm )についての光の透過率曲線は第2図に示
すとおりである。第2図で横軸は光の波長(μm)、縦
軸は光の直線透過率(%)を示す。
このような高い透光性をもつ窒化アルミニウム焼結体が
得られる理由は現在尚明確ではないが、本発明者等は次
のように推測している。即ち■陽イオン不純物が公知の
焼結体に比べて非常に少なくコントロールされているた
めこれら陽イオンによる光の吸収が少ない。■酸素含有
量が少ないため粒界への酸化物相の析出が少なく、粒界
における光の散乱が抑制されている。
■高純度であるにもかかわらず理論密度Kまで焼結して
いるので焼結体中の気孔による光の散乱が少ない。吟の
原因が推測される。
窒化物焼結体で透光性を°有するものを合成しようとす
る試みは近年多くの研究者によ−てなされている。これ
は窒化物焼結体のもつ高い耐熱性や絶縁性などを透光性
という光学的性質と組み合わせることにより新し一′1
機能材料を開発しようとする動きによるものである。そ
して現在までにAt2 o3− AtN系化合物(X、
ムm、 Oeram。
soc、 62,476 (1979) ) 、 (J
、 Materia1a8c1.Lettsrs 土、
25(1982))の透光性焼結体の例が報告されてい
る。しかし窒化アルミニウムについてはこれまで透光性
焼結体は得られておらず従来の焼結体は灰〜黒色の不透
明なものであった。そのため透光性の優れた窒化アルミ
ニウム焼結体の出現が要望されていた。
本発明の窒化アルミニウム焼結体は前記した如く可視光
〜赤外光領域に広い透光範囲をもつ画期的な材料である
。従って本発明の窒化アルミニウム焼結体は高温の窓材
料、光フイルタ−、周波数変換素子などの新しい窒化物
材料として期待され、その工業的価値は極めて大き〜・
本発明の窒化アルミニウム焼結体はその製法の如何にか
かわらず前記要件を満すものであれば特に限定されない
。一般に好適に採用される代表的な製造方法を例示すれ
ば次の通りである。
原料とする窒化アルミニウム粉末は、 (1)窒化アルミニウムを90重1t%以上含有し、(
11) アルカリ土類金属、ランタン族金属及びイツト
リウムよりなる群から選ばれた少くとも1種の金属又は
骸金属化合物を酸化物に換諒して0.02〜5.0重量
係を含有し、011) 酸素原子を4.5重量%以下含
有し、且つ(V) 不可避的に混入する陽イオン不純物
が酸化物に換算して0.5重量%以下含有する平均粒子
径が2μm以下の窒化アルミニウム粉末が好適に使用さ
れる。
また、前記した特に透光性の優れた穿化アルミニウム焼
結体とするためには、原料とする窒化アルミニウム粉末
として下記のような窒化アルミニウム粉末が好適に採用
される。
即ち、 (1) 窒化アルミニウムを93重−M1以上含有し、
(11)透光性助剤としてアルカリ土類金属、ランタン
族金属及びイツトリウムよりなる群から選ばれた少くと
も1種の金属又は該金属の化合物を酸化物に換算して0
.02〜5.0重量%を含有し、 一0il) 酸素原子を3.0京輩チ以下含有し、lv
l 鉄、クロム、ニッケル、コバルト、銅及びチタンよ
りなる群から選ばれた金属化合物の含有量が金属として
0.1重量−以下 及び (V) 上記(1v)以外の不可避的に混入する金属化
合物が金属として0.3重−1al= S以下含有する
平均粒子径が2mμ以下の窒化アルミニウム粉末が好適
に使用される。
このような窒化アルミニウム粉末は、その製法が特に限
定されるものではないが、一般に(家特定の純度と粒子
径を有するアルミナおよびカーボンを原料として特定の
条件下で好適に合成される。特に好適に採用される窒化
アルミニウム粉末の製造方法として次の2つの方法を例
示することができる。
まず、第1番目の製造方法は、 (イ)純度99.0重量%以上で、平均粒子径が2μm
以下のアルミナ、←)灰分0゜2重1i%以下で、平均
粒子径が1μm以下のカーボン及び(ハ)アルカリ土類
金属、イツトリウム及びランタン族金属 −よりなる群
から選ばれた少くとも1種の金属又は金属化合物とより
なる各成分が(イ)のアルミナと(ロ)のカーボンとを
重量比で1:0.36〜1:1の範囲で且つ該(・)の
金属又は金属化合物は得られる窒化アルミニウム組成物
中に酸化物に換算して0.02〜5.0重量裂の範囲で
含まれるように、液体分散媒体中で混合し、該混合組成
物を必要により乾燥した後、窒素又はアンモニア琢囲気
下に1400〜1700℃の温度で焼成することを特徴
とする窒化アルミニウム粉末の製造方法である。
次に、第2番目の製造方法は、 (イ)純度99.0重′!?c%以上で、平均粒子径が
2μm以下のアルミナと(ロ)灰分0,2重量−以下で
、平均粒子径が1μm以下のカーボンとを重量比で1:
0.36〜1:1の範囲で、液体分散媒体中で混合し、
該混合組成物を必要により乾燥した後、窒素又はアンモ
ニア界囲気下に1400〜1700℃の温度で焼成して
窒化アルミニウムを得て、該窒化アルミニウムに(ハ)
アルカリ土類金属、イツトリウム及びランタン族金属よ
りなる群から選ばれた少くとも1′b1の金属又は金属
化合物を酸化物に換算して窒化アルミニウム組成物中に
0.02〜5.0重量%の範囲で含まれるように添加す
ることを特徴とする窒化アルミニウム粉末の製造方法で
ある。
上記方法は原料を焼成して得られる窒化アルミニウム又
は留止アルミニウム粉末を粉砕する工程を必要としない
。そのために粉砕工程で混入する不純物成分を除去出来
るし、窒化アルミニウム又は窒化アルミニウム粉末の表
面が粉砕中に酸化され、酸素含有蓋が増加することを防
ぐことが出来る。このように窒化アルミニウム又は窒化
アルミ→ウム粉末の粉砕工程を省くメリットは大きい。
上記粉砕工程を省きしかも良好な性状の窒化アルミニウ
ム粉末を得るにはfail配製造工程に於ける原料間の
混合を特定の拐質の装前な用い、溶媒中で行う所請湿式
混合することが霊要である。該湿式混合は原料相互の混
合を均一に実施出来るだけでなく、意外にも原料粒子が
凝集して粗大化する傾向を防ぐことが出来、結果的に細
粒子で且つ粒子がそろった窒化アルミニウム粉末となる
。しかも前記したように粉砕工程などで混入する不純物
成分を完全に防ぐことが出来、また窃化アルミニウム表
面の酸化防止が出来るので、従来法に比べれば焼結性に
すぐれ、その焼結体も透光性となるすぐれた性状の8化
アルミニウム粉末となる。前記湿式混合で使用する溶媒
は特に限定さ矛1ず、湿式混合溶媒として公知のものが
使用出来る。一般に工業的には水、アルコール、等が好
適に抹用される。
また、上記湿式混合の榮件及び装6itは特に限定され
ず、9化アルミニウム粉末に不可避的に混入する不純物
成分を抑制出来るものであれば使用出才ろ。一般に該湿
式混合条件は常温、常圧下で実施すればより、温度及び
圧力に影響をうけることはない。また混合装置は材質が
不可避的に混入する不純物成分とならないものを選ぶ限
り、公知の装置、手段が採用しうる。例えば、球状物又
は棒状物を内蔵したミルを使用するのが一般的である。
但し、上記混合装置、例えばミル内助、球状物又は棒状
物等の材質は得られる窒化アルミニウム粉末中に不可避
的に混入する不純物成分を増加させないために、窒化ア
ルミニウム自身を使用するか99.9重i′チ以上の高
純度アルミナを使用するのが好ましい。
またフ゛ラスナックス製の材質を用いることも出来る。
即ち、原料と接する面を全てプラスチックス製とするか
プラスチックスでコーティングして使用する方法である
。該プラスチックスとリプロピレン、ナイロン、ポリエ
ステル、ボリウレタy等が使用出来るが、一般にプラス
チックス中には安定剤として種々の金属成分を含む場合
があるので、予めチェックして不可避的に混入する不純
物成分とならないようにするのがよい。
また上記の窒化アルミニウム粉末はその製造工程で粉砕
工程を省き且つ焼結性のよい平均粒子径が2μm以下の
細粒とするために、或いは高純度の窒化アルミニウム粉
末とするために、使用するアルミナとカーボンは特定の
性状のものを使用するのが好ましい。即ち、原料のアル
ミナは不可避的に混入する不純物成分を抑制するため、
純度が99,0重量−以上好ましくは?9.9重量%以
上のものを用いるとよい。また得られる車止アルミニウ
ム粉末の粒子径を制御するため該アルミナの平均粒子径
は2μm以下のものを用いるとよい。窒化アルミニウム
粉末の他の原料成分であるカーボンは窒化アルミニウム
粉末中の不可避的に混入する不純物成分を抑制するため
灰分の含有量は0.2重量%以下好ましくは0.1重量
−以下の純度のカーボンを用〜・ると好ましい。また該
カーボンの平均粒子径は得られる窒化アルミニウム粉末
の粒子径に影響を4先るので、平均粒子径が1μm以下
のカーボンを用いると好ましい。該カーボンはカー4シ
ンブラツク、黒鉛化カーボンブラック婢カー使用されう
るが一般にはカーボンブラックが好ましt、′。
前記アルミナとカーボンの原料使用割合は、アルミナ、
カーボンの純度、粒子径岬の性状によっ−C84なるの
で、予め予備テストを行〜・決定するとよいが、通常は
アルミナとカーボンとを重箪比で1:0.36〜1:1
の範囲で湿式混合すればよい。該湿式混合された原料は
必要により乾燥を経て、窒素雰囲気下に1400〜17
00°Cの温度で焼成する。焼成により得られた窒化物
微粒子は次いでW1素を含む雰囲気下で600〜900
℃の温度で加熱処理され、該窒化物数粒子に含まれる未
反応のカーボンを酸化して除去し、未反応カーボンを減
少させて窒化アルミニウム粉末とすればよい。
前記添加剤を窒化アルミニウム粉末に混合する方法は特
に限定されず、窒化アルミニウムを製造する原料と共に
混合し焼成することにより該添加剤を含む窒化アルミニ
ウム粉末を得るか、アルミナとカーボンとを前記方法で
焼成し窒化アルミニウム粉末を得て、その後添加剤を加
えるかのいずれかの方法を採用するとよい。前者即ち、
アルミナ及びカーボンと共に原料中に前記添加剤を混合
する方法は該原料を焼成する温度が高温であるため、添
加剤が昇華したり帳散し、その効果が発揮出来ないと考
えられがちであるが、意外にも効果的な混合方法となり
うる。
該アルミナ及びカーボンと添加剤とを原料時に混合して
窒化アルミニウム粉末を得る場合に、該添加剤がどのよ
うに結合し或いは混合されているのか現在なお明白では
ないが、本発明者等は何らかの形で9化アルミニウム粉
末中に結合されて存在するものと推定している。
前記添加剤はその効果を十分に発揮させる意味から一般
に窒化アルミニウム粉末と添加剤とからなる窒化アルミ
ニウム組成物中に酸化物に換算して0.02〜5N:I
tチの範囲で好ましくは0.05〜3.0重量%の範囲
で含まれるように混合すればよい。即ち本発明で用いる
アルミナのアルミニウム成分はそのほとんどが窒化アル
ミニウムとなるし、添加剤の混合割合は窒化アルミニウ
ム粉末中に含まれる添加剤の割合とほとんど変わらない
ため、これらのアルミナ及び添加剤は添加混合量から得
られる窒化アルミニウム組成を算出すればよい。
前記方法で得られた窒化アルミニウム組成物は焼結性が
すぐれているので、ホットプレス焼結は勿論、常圧焼結
も可能である。ホットプレス焼結、常圧焼結に使用する
装置は公知のものが特に限定されず用い5る。また焼結
条件は窒化アルミニウム粉末の性状、焼結形式等によっ
て異なるが一般には非酸化性雰囲気下例えば窒素雰囲気
下、真空下に下記のような条件を選べば十分である。例
えば常圧焼結に際しては、添加剤を混合していない場合
、理論密度の90チ以上の焼結体を得るためには、大気
圧下で185.0℃以上の温度を選ぶとよい。
しかし、添加剤を混合した窒化アルミニウム粉末を常圧
焼結する場合は、該添加剤が焼結時の助剤の効果も発揮
しうるので上記より低温で焼結が可能である。例れば約
3重I4チの添加剤を混合したものは1700℃以上で
理論密度の90%以上の焼結体を得ることが出来る。
またホットプレス焼結に際しては加圧モールドの強度が
限界圧力となり通常は350Kp/α2以下の圧力が選
ばれる。工業的には一般に50〜300 K?/Cm”
の圧力が最も好適に採用される。
またホットプレス温度については1600℃以上の温度
で理論密度の90%以上の焼結体を得ることが出来る。
以上述べた製造方法によって得られる窒化アルミニウム
焼結体は、 (+) 窒化アルミニウムが90重重量板上、(11)
 アルカリ土類全域、イツトリウム及びランタン族金属
よりなる群から選ばれた少くとも1種の金属の化合物が
酸化物に換算して0.02〜5.0重址チ、 011) 酸素原子が3.5重量−以下、及び (1v)不可避的に混入する陽イオン不純物が金属とし
てO,Sif世チ以下、 含まれ、且つ密度が3.0 g/(121”以上である
窒化アルミニウム焼結体である。
窒化アルミニウム焼結体中の酸素含有量については一般
に原料窒化アルミニウム粉末を加圧焼結して高密度化し
た場合には原料粉末中の酸素量が焼結後172〜1/3
程度になることが知られ【いる。本発明の窒化アルミニ
ウム焼結体についても柚々の条件で焼結したものの酸素
含有量を調べた結果、原料粉末中の酸素量の172〜1
/3が焼結体中に残存し、その量は一般に0.3〜0.
7重且チである。
本発明の窒化アルミニウム焼結体の最大の特徴は、公知
の窃化アルミニウム焼結体に比較して陰イオン(酸素)
および陽イオン不純物が非常に少<、シかも高密度な焼
結体であることある。該焼結体は優れた熱的性質、化学
的性質、機棹的性質を有し、また特に光学的特性(透光
性)を備えた画期的な材料である。
以下実施例により本発明を具体的に例示するが本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。
なお以下の実施例および比較例で用いた各種の分析法又
は分析装置は以下のものである。
陽イオン分析:・プラズマ発光分光装置(第二精工社製
:tcp−Axs ) 炭素分析 二金属中炭素分析装置(堀場製作所J!! 
EMrA−3200) 酸素分析 :金属中酸素分析装置(堀場製作所製 −E
MGA−1300) 窒素分析 :融解分離中和滴定法 x綜目折装置:(日本電子 JRX−12VB)走査型
iV、子顕微鏡:(日本電子 J−u−T200)比表
面積測定装置: BET法 (柴田化学機器5A−10
00迅速表面積側 l装定) 平均粒子径および粒度分布測定器 :(相場製作所 CA P A −500)熱伝導率測
定装置:理学電機 レーザー法熱定数測定装置P8−7 光透過率i”llll装定:日立製作所製自記分光光度
計330型 赤外分光光度計260−50壓 また、焼結体の光透過率は次の式で算出した。
五〇 ここでx6は入射光の強さ、■は透過光の強さ、Rは反
射率、tは焼結体の厚み、μは吸収係数である。Rは焼
結体の屈折率によって決まるもので屈折率をnとすれば
空気中の測定ではRは次式で表わされる。
(1)式中のμが焼結体の透光性を表す指標となるもの
で、後述の実施例において示したμの値は(1)式に従
って計算した。
実施例 1 純度99.99%(不純物分析値を表1に示す)で平均
粒子径が0.52μmで3μm以下の粒子の割合が95
 vol %のアルミナ20pと、灰分0.08vt%
で平均粒子径が0.45μmのカーボンプラ、り10g
とを、ナイロン製ポットとナイロンコーティングしたボ
ールを用いエタノールを分散媒体として均一にボールミ
ル混合した。
得られた混合物を乾燥後、高純度黒鉛製平皿に入れ電気
炉内に窒素ガスを3At/winで連続的に供給しなが
ら1600℃の温度で6時間加熱し先。得られた反応混
合物を空気中で750℃の温iで4時間加熱し、未反応
のカーボンを酸化除去した。
得られた白色の粉末はx+VI!回折分析(Xrayd
iffract、ion analysis ) の結
果単相(singlephase )のhLm であり
*z2o3の回折ピークは無かった。また該粉末の平均
粒子径は1.31μmであり、3/IrrL以下が90
容1itsを占めた。走査型電子顕微鏡による観察では
この粉末は平均0゜7μm程度の均一な粒子であった。
また比表面積の測定値は4.0tn2/17であった。
この粉末の分析値を表2に示す。
表 1A12o3粉末分析直 A1□03含有量 99.99 チ 表 2 A L−y粉末分析値 ムAy含有討 97.8チ 上記で得た窒化アルミニウム粉末(10g)11COa
 Oとして0,2wt% となるようc a (No3
)2・4H20をエタノールを液体媒体として加えポリ
エチレン製の乳鉢中でポリエチレン製の乳棒を用い混合
した。この混合物を乾燥後、直径20關のBN(窒化ホ
ウ素)でコーティングした黒鉛ダイスに入れ高周波誘導
加熱炉を用い1気圧の窒素ガス中100 KP /cm
”の圧力下で2000℃の温度で2時間ホットプレスし
て直径2゜閤の焼結体を得た。この焼結体の密度は3.
28.97cm”であり、X線回折分析によれば単相の
A t1! であった。この焼結体のAtN 含有量は
97.8vt%、酸素含有量は0.7wt%で熱伝導率
は79 W / m −h であった。またこの焼結体
を厚さ0.5mに加工研摩したものの光透過率は6性を
示す。また、3点曲げ強度を測定した結果1200℃で
平均45.1 KP / m” であった。
実施例 2 実hl!1例1と同材な方法で得た9化アルミニウム粉
末(10,9)に表3に示す釉々の添加物を実施例1と
同材の方法で添加したものをポットプレスして焼結体を
得た。この結果を表3に示すO 実施例 3 実施例1と同様な方法で得た8化アルミニウム粉末(1
0g)にOaOとして3.0wt%となるようoa(a
o3)z・4H20をエタノールを溶媒として加え均一
に混合した。この混合物を乾燥後、直径20寵の金型で
一軸プレス(uniaxialpre+ssing) 
L 、次いでこの成形体を1000に2/cm”の圧力
で静水圧プレス(1eostatic pressin
g)して密度1.5697cm”の成形体とした。
この成形体を窒化ホウ素製るつぼ(baronnitr
ide crucible ) に入れ、高周波i8尋
加熱炉により黒鉛発熱体を用い、1気圧のN2ガス中1
900℃で3時間加熱した。焼結前の成形体の密度は1
.7311 /cm”であった。焼結体は黄味を帯びた
半透明体で密度は3.23g/α3であった。この焼結
体のAtN 含有lは96.Owt%、酸素含有量は1
.5wt%であった。またこの焼結体の熱伝導率は64
w7’m・Xであり、0.5簡の厚みに加工研摩したも
のに対する6μmの光の透過率は28%(μ=23α4
)であった。
実施例 4 実施例1と同様の方法で得られた窒化アルミニウム粉末
(10,9)に表4に示す、種々の添加物を実施例3と
同様の方法で添加した。骸混合粉末を実施例3で用いた
のと同じ装置および焼結条件で常圧焼結した。その結果
を表4に示す。
表 4 実施例 5 実施例1で珀いたものと同じアルミナ20gとカーボン
81iをナイロン製ポットとボールを用い水を分散媒体
として均一に混合した。得られた混合物を乾燥後高純度
黒鉛製平皿に入れ炉内に窒素ガスを31/minで連続
的に供給しながら1550℃の温度で6時間加熱した。
得られた反応混合物を空気中で800℃の温度で4時間
加熱し未反応のカーボンを除去した。得られた粉末のA
tN 含有量は95.8 vt%で酸素含量は21 v
tチであった。また該A11l 粉末の陽イオン不純物
量は実施例1の光2に示したものとほぼ同じレベルであ
った。またこの粉末の平均粒子径は1.22μで、3μ
m以下が92容サチを占めた。
上記で得られたム1.w 粉末(1g)を実施例1で用
いた装置および条件でホ、ドブレスした。
得られた焼結体はやや黄味を帯びた密度3.2511/
cnLsの半透明体であり、ムAN 含量が96.8v
tチ、酸素含量が1.3vrt%であった。この焼結体
の熱伝導率は52W/m−にであり、また該焼結体を厚
さ0.5電に加工研摩したものの光透過率は6μmの波
長に対して11チ(μ=41ごI)であった。さらに該
焼結体の曲げ強度を実施例2と同東件で測定した結果1
200℃で平均35.5にグ/ m ”であった。
実施例 6 実施例5と同様な方法で得られたhtx 粉末(10g
)にY2O3とし−CO,5vt%となるようY(NO
3)3・61120をエタノールを液体媒体として加え
均一に混合した。この混合物(1Fりを乾燥後実施例1
で用いた装置を用い、真空中、2ooxfハ1の圧力、
1900℃の条件下で2時間ホ、ドブレスした。得られ
た焼結体は密度3゜279 /lx”の半透明体f A
 L N 含有量が96.5vtチ、酸素含量が1.5
vt%であった。該焼結体の熱伝導率は56 vr/ 
m−Kまた焼結体を0.5節の厚みに加工研摩したもの
の6電mの光に対する透過率は20チ(μ= 29 c
m−’ )であった。
実施例 7 実施例5と同様な方法で得られたklN 粉末(10g
)にOaOとして4.0%となるようc a (N a
s )2・4H20をエタノールを液体媒体どして加え
均一に混合した。この混合粉末(1g)を乾燥後実施例
3で用いたと同じ装置しi5よび焼結条件で常圧焼結し
た。得られた焼結体は黄味を帯びた半透明体で、密度が
5.2017 /cuL”、 A1g含有旦が94.2
 vt%、酸素含量が2.5vtチであった。またとの
焼結体の熱伝導率は47 ’It/mmKであり、Q、
5mの厚みに加工研摩したものの6μmの光の透過率は
10%(1t=43電m−’ ) テあった。
実施例 8 純度99.3%で平均粒子径が0.58μmのアルミナ
20gと灰分0.1 S wt係で平3!−J粒子径が
0.44μmのカーボンブラック16gとをナイロン製
ポットとボールを用い、ヘキサンを分散媒体として均一
に混合した。得られた混合物を乾燥後高純度黒鉛製平皿
に入れ炉内にアンモニアガスを17 / minで連続
的に供給しながら1650℃の温度で4時間加熱した。
得られた反応物を空気中で750 ’Cの温度で6時間
加熱し未反応のカーボンを酸化除去した。該粉末の平均
粒子径は1.42μmであり3μm以下が84容fit
%を占“めた。該粉末の分析結果を表5に示すO 表 5 AtN粉末分析値 AtN 含有量 96.9vt% 上記で得られたAtN 粉末(1g)を実施例1で用い
たと同じ装置および焼結条件でホットプレスした。得ら
れた焼結体は灰色がかった半透明体で密度は3.26g
/cIIL3、ムtN 含有量が97.9チ、酸素含有
量が0.8チであった。またこの焼結体の熱伝導率は5
0W/!n−区であり、0.5sa+の厚みに加工研摩
したものの6μmの光に対する透過率は6チ(μ=53
い−1)であったO 実施例 ? 実施例8と同様な方法で得られたムtm粉末(10g)
にBaOとして0.2vt%となるようna(nOx)
zをエタノールを液体媒体として加え均一に混合した。
この混合粉末(1g)を乾燥後実施例1で用いたのと同
じ装置および焼結条件でホットプレスした。得られた焼
結体は灰色がかった半透明体で密度は5.271 /c
m”、AtN含有含有97.9 vt%ミ酸素含有世が
0.9vtチであった。またこの焼結体の熱伝導率は5
5w/wax テアリ、0.5 mmの厚さに研摩した
ものの6μmの光に対する透過率は8剣(μ= 48 
cm−’)であった。
実施例10 実施例1で用いたのと同じ純度(99,99wt%)の
アルミナ130gと灰分0.08 wt% (7) カ
ーボンブラック65.9および平均粒子径6μmの炭酸
カルシウム1.0gをポリウし/タン樹脂テコーティン
グしたポットとボールを用いてエタノールを分散媒体と
して均一にボールミル混合した。該混合物を乾燥後実施
例1と同じ条件で反応、酸化しAtIIJ粉末を得た。
得られた粉末の平均粒子径は1,44μLであり3μm
n以下が86容量チを占めた。この粉末の分析値を表6
に示す。
表 6 AtN粉末分析値 A4N 含有量96.9 wt % 上記で得られたAtN粉末(1g)を実施例1で用いた
のと同じ装置および条件でポットプレスした。得られた
焼結体はち密な半透明体で密度は3.26 Jil 7
cm”、AtN含有iは98.1%、酸素含有景は0.
7%であった。また該焼結体の熱伝導率は6ow/ml
lK10.5簡の厚みに研摩したものの6μmの光に対
する透過率は289b(μ= 25 on−’ )であ
った。
実施例11 実施例1で用いたのと同じ純度(99,99wtチ)の
アルiす15077と灰分0.08 wt% (D h
−ボ/プラ、り65IIおよび平均粒子径1μmCIY
、03 [L52Iiをポリ、ウレタン樹脂でコーティ
ングしたポットとボールを用いてエタノールを分散媒と
して均一にボールミル混合した。この混合物を乾燥後実
施例1と同じ条件で反応、酸化しAtN粉末を得た。得
られた粉末の平均粒子径は1.50μmであり3μm以
下が83容量チを占めた。この粉末の分析値を表7に示
す。
表 7 A/!、N粉末分析値 AtN 含有量 96.9重M:% 上記で得られたAtN粉末(11)を実施例1で用いた
のと同じ装置および条件でホットプレスした。得られた
焼結体は密度5.281ll10n3At含有II 9
8.1 wt%、酸素含有せ0.8wt襲であった。ま
た該焼結体の熱伝導率は63W/m*K 、Q、5gm
に研摩したものの6μmの光に対する透過率は30チ(
μ= 21 cIn−’ )であった。
実施例12 実施例11に於けるY2O3の代りに表8に示す添加物
を用いた以外は実施例11と同様に実施した。その結果
は表8に示す通りであった。
【図面の簡単な説明】
M1図は本発明の窒化アルミニウム焼結体の透光性を示
すための写真で、第2図は光の透過率曲縁を示す図面で
ある。 特許出願人 徳山曹達株式会社 窮 1 図 手 続 補 正 書 昭和58年10月3日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、 事件の表示 (tP−/%<・)ゝC′ζ′昭和
58年9月26日提出の特許願(1)2、発明の名称 窒化アルミニウム焼結体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 山口県徳山市御影町1番1号 5、補正により増加する発明の数 な し6、補正の対
象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 l 補正の内容 (1) 明細書第46頁と第48頁との間に別紙の第4
7頁を挿入する。 表 8

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) (1) 窒化アルミニウムが90重tチ以上−
    1(1) アルカリ土類金属、イツトリウム及びランタ
    ン族金属jりなる群から選ばれた少くとも1種の金属原
    子の化合物よりなる焼結助剤が0.02〜5.0重量係 佃) 酸素原子が3.5重量−以下、 及び 4V) 不可避的に混入する金属化合物が金属として0
    .5重量%以下、 含まれ、且つ密度が3.09/儂3以上である窒化アル
    ミニウム焼結体。
  2. (2)6μm の波長の光に対する吸収係数が60の一
    重以下である特許請求の範囲(1)記載の焼結体0
  3. (3)不可避的に混入する金属化合物中、鉄、クロム、
    ニッケル、コ/(ルト、銅及びチタンよりなる群から選
    ばれた1種の金属の一化合物で、該金属化合物の全含有
    量が金属として0.1重ft%以下含まれている特許請
    求の範囲(1)記載の焼結体。
  4. (4) 不可避的(混入する金屑化合物中、鉄、クロム
    、ニッケル、コバルト、絹及ヒチタンの化合物の含有量
    の合計が金屑として0.11i邪チ以下テ、鉄、クロム
    、ニッケル、コバルト、銅及びチタン以外の金属化合物
    が金5として0.3重量−以下含まれている特許請求の
    範囲(1)記載の焼結体。
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