JPS6061556A - Ν−フエニルカ−バメ−ト系化合物,その製造法およびそれを有効成分とする農園芸用殺菌剤 - Google Patents

Ν−フエニルカ−バメ−ト系化合物,その製造法およびそれを有効成分とする農園芸用殺菌剤

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JPS6061556A
JPS6061556A JP17040783A JP17040783A JPS6061556A JP S6061556 A JPS6061556 A JP S6061556A JP 17040783 A JP17040783 A JP 17040783A JP 17040783 A JP17040783 A JP 17040783A JP S6061556 A JPS6061556 A JP S6061556A
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JP
Japan
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group
lower alkyl
alkyl group
general formula
atom
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Pending
Application number
JP17040783A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Noguchi
裕志 野口
Toshiro Kato
加藤 寿郎
Junya Takahashi
淳也 高橋
Yukio Oguri
幸男 小栗
Shigeo Yamamoto
茂男 山本
Katsuzou Ushimo
鵜下 克三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式〔I〕 〔式中、XおよびYは同一または相異なり、ハロゲン原
子、低級アルケニル基、低級シアノアルケニル基、低級
アルキニル基、低級アルコキシル基またはシアノ基を表
わすか、またはハロゲン原子、水酸基あるいはシアノ基
で置換されていてもよい低級アルキル基ヲ表わすか、ま
たは一般式−C!Ir20R” 、−COOR8゜−0
H(OR8)2.−cu(:’7cn2)n、 −(!
OR’ 。
−0H=N−OR,’あるいは一〇〇NR” R’で示
されろ置換基を表わす(ここで、Rは低級アルキル基、
低級アルケニルi、asアルキニル基または低級ハロア
ルキル基を表わす。Rは水素原子または低級アルキル基
を表わす。nは2,3または4を表わす。)。R1は低
級アルケニル基または低級アルキニル基を表わすか、ま
たはハロゲン原子、低級アルコキシル基あるいは低級シ
クロアルキル基で置換されていてもよい低級アルキル基
を表わす、、R2はアラルキル基を表わす。2は酸素原
子ま−たは硫黄源子を表わす。〕 で示されるN−フェニルカーバメート系化合物、その製
造法およびそれを有効成分として含有することを特徴と
する農園芸用殺菌剤に関する。
本発明者らはベンズイミダゾール、チオファネー]・系
殺菌剤および環状イミド系殺菌剤に耐性を示す植物病原
菌およびその他の糸状菌C以下薬剤耐性菌と呼ぶ)に対
し、殺菌効果を示す化合物について鋭意検討を行った結
果、前記一般式〔r〕で示されるN−フエコルカーバメ
ートXIl/ イトル)x / III 1τ ★黙 
ロ日lし イトh シ ロμ→ト 1 礒(功し剤耐性
菌に対して有効であることを見出した。
一般式[−I)で示されるN−フェニルカーバメート系
化合物は、ベノミル〔メチル 1−(ブチルカルバモイ
ル〕ベンズイミダゾール−2−イルカ−バメート〕、フ
ベリタソールC2−(2−フリル)ベンズイミダゾール
〕、チアベンダゾールC2−(4−チアゾリル)ベンズ
イミダゾール〕、カルペンダジム〔メチル ベンズイミ
ダソール−2−イルカ−バメート〕、チオファネートメ
チル(1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チ
オウレイド)ベンゼン〕、チオファネートC1,2−ビ
ス(8−エトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベン
ゼン〕などのベンズイミダゾール、チオファネート系殺
菌剤、およびプロシミドンCN (8’ 、 5′−ジ
クロロフェニル)−1,2−ジメチルシクロプロパン−
1,2−ジカルボキシイミド〕、イプロジオンCB−(
8’、5’−ジクロロフェニル)−1−イソプロピルカ
ルバモイルイミダシリレン−2,4−ジオン〕、ビンク
ロゾリン〔8−(3’、5’−ジクロロフェニル)−5
−メチル−5−ビニル−オキサゾリジン−2,4−ジオ
ン〕。
エチル(R8)−8−(8’、 5’−ジクロロフェニ
ル)−5−メチル−2,4−ジオキソオキサゾリジン−
5−カルボキシレートなどの環状イミド系殺菌剤に耐性
を示す植物病源菌およびその他の糸状菌に対し、選択的
に強い殺菌効果を示すことを特徴としている。
すなわち、本発明化合物は後述の試験例からも明らかな
ように、ベンズイミダゾール、チオファネート系殺菌剤
または環状イミド系殺菌剤に感受性な野性菌(以下薬剤
感受性菌と呼ぶ)による病害に対し何ら防除効果を示さ
ないが、薬剤耐性菌による病害に対しては優れた防除効
果を示し、本発明化合物の薬剤耐性菌に対する殺菌力は
極めて選択性の高いものであった。
本発明化合物は前述の、ようにベンズイミダゾール、チ
オファネート系殺菌剤、あるいは環状イミド系殺菌剤に
耐性を示す菌に対し選択的に強い殺菌効果を示すが故に
、前記薬剤が使用されることにより出現が予悲され、ま
たは出現した薬剤耐性菌の防除Iこ使用することができ
る。
このような菌としては、たとえばリンゴのうどんこ病菌
(Podospbaera Ieucotricha 
) 、黒星病菌(Venturia jnaequal
is ) 、カキの炭そ病菌(Gloeosporiu
m kaki ) 、モモノ灰星病菌(5clcrot
ir山h cinerea ) 、黒星病菌(C1ad
ospo −riumcarpopbilum )、ブ
ドウの灰色カヒ病菌(BotrytiScinertl
a)−黒とぅ病菌(Elsinoeampelina 
) 、晩腐病菌(Glomerella cingul
ata )、−r ン−)) イの褐斑病菌(Cerc
ospora beticola )、ビーナツツの褐
斑病菌(Cercospora arachj −di
cola) 、黒渋病菌(0ercospora pe
rsonata)、オオムギのうどんこ病菌(Erys
iphe graminisf、 sp、 1iord
ei )、アイ、スポット病菌(0ercospore
lla berpotrichoides ) 、紅色
雪腐病菌(Fusarium n1vale )、コム
ギのうどんこ病菌(ErysipHe gramini
s f、sp、 tritici)、キュウリのうどん
こ病菌(8p)iaerotheca fuligin
ea)、つる枯病菌(Mycospbaerella 
melonis ) 、灰色かび病菌(13otryt
is cinerea) 、黒星病菌(Cladosp
orium cucumerinum ) 、ト7トの
葉かび病菌(Cladosporium fulvur
n ) 、灰色カヒ病菌(Botrytis cine
rea )、イチゴのうどんこ病菌(Sp+xaero
 tbaca humuli)、ホップノ灰色かび病菌
(Botrytis cinerea) 、タバコノう
どんこ病菌(Erysipbe cichoracea
rum )、バラの黒星病菌(DipJocarpon
 rosae )、ミカンのそうか病菌(Elsino
a fawcetti )、青かび病菌(Penici
llium italicum )、緑かび病菌(Pe
nicillum digitatunn ) などが
あげられる。
実際の1和場において、薬剤耐性菌と感受性菌とが混在
している場合には、ベンズイミダゾール、チオファネー
トメチル系殺菌剤あるいは環状イミド系殺菌剤の1油類
以上と、本発明化合物の1皿類以上とを混合して使用す
ることにより薬剤耐性菌も感受性菌も同時に防除するこ
とが可能である。
本発明化合物の殺菌活性についてさらに検討1、f−此
ffl!′I?力li&)N日frs’IE4m+r+
5−hs−トALi者=AZ括の病害防除に有効である
ことが判明した。本発明化合物は、たとえばイネのいも
ち病菌(Pyricularia oryzae)、キ
ュウリのべと病菌(Pseudoperonospor
a cubensis) 、ブドウノヘと病菌(Pla
smopara viticola )、ジャガイモの
疫病菌(Phytophthora 1nfestan
s )などの防除に使用することができる、 一方、本発明化合物は人畜、魚類に対して高い安全性を
有し、かつ農業上有用な作物に対して実際の使用上なん
ら害を及ぼすことなく使用できることも明らかとなった
本発明化合物はたとえば次の方法により製造〔式中、X
、Y およびR1は前述と同じ意味を表わす。〕 で示されるアニリン誘導体と一般式Cm〕1 Ct C−Z −R(m) 〔式中、Rおよび2は前述と同じ意味を表わす。〕 で示される化合物とを反応させる製造法。
この反応は一般にベンゼン、トルエン、キシレン、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、酢酸エチル、ピリジン、ジメチ
ルホルムアミド等の有機溶媒またはその混合物中におい
て行われ、ピリジン、トリエチルアミン、ジエチルアニ
リン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の脱塩化水
素剤を用いることにより、高収率で行うことができる。
反応は必要に応じて、冷却または加熱(0〜150°C
)することにより、12時間以内で完結し、収率よく目
的物を得ることができる。
製法(b)一般式〔■v〕 〔式中、X、YおよびR1は前述と同じ意味を表わす。
〕 で示されるフェニルイソシアネート誘導体と、一般式〔
■〕 B、”−Z −H〔vl 〔式中、R2および2は前述と同じ意味を表オ)す 、
 〕 で示されるアルコール誘導体またはチオアルコール誘導
体とを反応させる製造法。
この反応は無溶媒またはベンゼン、トルエン、キシレン
、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
、N、N−ジメチルホルムアミド、クロロホルム、四塩
化炭素などの有機溶媒中で、無触媒またはトリエチルア
ミン、N。
N−ジエチルアニリン、1.4−ジアザビシクロ(2,
2,2)オクタンを触媒として行うことができる。
反応は必要に応じて冷却または加熱(0〜150℃)す
ることにより、12時間以内で完結し、収率よく目的物
を得ることができる。
次に製造例を示す。
製造例1 1−フェニルエチルN−(8−クロロ−4−
エトキシ−5−メトキシ メチルフェニル)カーバメートの製 造(製法(a)による) 3−クロロ−4−エトキシ−5−メトキシメチルアニリ
ン2.2Fおヨヒジエチルアニリン1.5gをトルエン
50 ml に溶解し、水冷下に1−フェニルエチルク
ロロホーメート1.8gを10分間で滴下した。室温下
約6時間攪拌した後、氷水にあけ、トルエンで抽出した
。トルエン抽出液を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、溶媒を留去して得られた油状物8.61Jをヘキ
サン−アセトンの混合溶媒によるシ1】カゲルカラムタ
ロマトグラフィーにヨ1)fullし、1−フェニルエ
チルN−(8−クロロ−4−エトキシ−5−メトキシメ
チルフェニル)カーバメート8.8gを得た。
(収率91%) 24.6 nD 1.5490 製造例2 1−フェニルエチルN−(8,5−ジメチル
−4−エトキシフェニル) カーバメートの製造(製法(b)によ る。) トリエチルアミン1gと1−フェニルエタノール1,2
fとをトルエン25 ml に溶解し、これに8.5−
ジメチル−4−エトキシフェニルイソシアネー)−1,
911を滴下シた。室温下約10時間攪拌した後、氷水
にあけトルエンで抽出した。トルエン抽出液を水洗し、
硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去して得られ
た油状物8.0gをヘキサン−アセトンの混合溶媒によ
るシリカ、ゲルカラムクロマトグラフィーによ?)精H
し、1−フェニルエチルN−(8,5−ジメチル−4−
エトキシフェニル)カーバメート2.’19を得tこ。
(収率88%)n”” L5350 次に前記一般式〔■〕で示される本発明化合物を例示す
ると以下のようになるが、本発明化合物はこズtらのみ
に限定されるものではない。
第1表 一般式 このようにして得られた本発明化合物を実際に施用する
際には他成分を加えずそのまま使用でき、まfこ、殺醒
剤として使いやすくするため担体と混合して施用するこ
とができ、通常使用される形態1ことえば粉剤、水和剤
、油剤、乳剤、錠剤、粒剤、微粒剤、エアゾール、フロ
アブルなどに製剤して施用する。
次に製剤例を示す。
製剤例1 粉 剤 本発明化合物(1)2部、・クレー88部およびタルク
10部をよく粉砕混合して主剤含有量2%の粉剤を得る
製剤例2 水和剤 本発明化合物(2) 80部、珪藻土45部、ホワイト
カーボン20部、湿潤剤(ラウリルで主剤含有量30%
の水和剤を得ろう 製剤例3 水和剤 4−次n口ルΔfin / (! Sに0加 ヰ、菟工
A−加湿潤剤(アルキルベンゼンスルホン酸カルシ主剤
含有量50%の水和剤を得る。
製剤例4 乳 剤 本発明化合物(9) 10部、シクロへキサノン80部
J3よび乳化剤(ポリオキシエチレンアルキルアリルエ
ーテル)10部を混合して主剤含有量10%の乳剤を得
る。
上記製剤中には一般に活性化合物を重喰にして1.0〜
95.0%、好ましくは2.0〜800%を含み、その
施用量は通常10アールあたり10〜100fである。
さらにその使用濃度は0.005%〜0.5%の範囲が
望ましいが、これらの使用量、濃度は剤型、施用時期、
方法、場所、対象病害、対象作物等によっても異なるた
め前記範囲に拘わることなく増減することは何ら差し支
えない。
本発明化合物が薬剤耐性菌に対して選択的tr Tx、
 1)5厚W& f h 云すrと4)> A −l 
布l 耐n 萌のみが存在している場合には単独で使用
できるが、薬剤感受性の野生菌が混在する場合には前述
のベンズイミダゾール、チオファネート系殺菌剤と混合
して使用するか、交互に使用することが望ましい。
さらに他の殺菌剤および殺虫剤等と混合して使用するこ
とができ、たとえば8− n−ブチル−8−p −ta
rt、−ブチルベンジルジチオカーボンイミデート、0
.9−ジメチル0−(2,6−ジクロロ−4−メチルフ
ェニル)ホスホロチオエート、N−トリクロロメチルチ
オ−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシイミド
、ポリオキシン、ストレプトマイシン、ジンクエチレン
ビスジチオカーバメート、テトラクロロイソフタロニト
リル、8−ヒドロキシキノリン、N′−ジクロロフルオ
ロメチルチオ−N、N−ジメチル−NI−フェニルスル
ファミド、1−(4−クロロフェノキシ)−8,8−ジ
メチル−1−(1゜2.4−トリアゾール−1−イル)
−2−ブタノン、メチル N−(2,6−シメチルフエ
ニル)=N−メトニャシアセ千ルー2−メチルグリシネ
ート、アルミニウムエチルホスファイト等の殺M 剤、
0.0−ジメチル0−(4−ニトロ−3−メチルフェニ
ル)ホスホロチオエート等の有機リン系殺虫剤、α−シ
アノ−3−フェノキシベンジル 2−(4−クロロフェ
ニル)イソバレレート、3−フェノキシペンシル 2.
2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロ
プロパンカルボギシレート、α−シアノ−3−フェノキ
シベンジル2,2−ジメチル−8−(2゜て使用するこ
とができ、いずれも各単剤の防除効果を減することはな
く、さらに混合による相乗効果も期待されろものである
次に試験例をあげ、本発明化合物の農園芸用殺菌剤とし
ての有用性をさらに明らかにする、 次の試験例1から6までで用いられる市販殺菌剤1より
J:zkす℃鳴・りである。
第 2 表 試験例1 キュウリうどんこ病防除効果90tnt容の
プラスチック製ポ・ソトに砂壌土をつめ、キュウリ(品
種:相模半白)を播種した。これを室温で8日間栽培し
、子葉が展し 滴が葉面に十分量付着するまで茎葉散布みた。
薬液風乾後、幼苗に薬剤耐性または感受性のキュウリう
どんこ病菌(5phaerotheca ful−ig
inea ) の分生胞子懸濁液を噴霧接種した。
これを温室で10日間栽培し発病させた後、発病状態を
観察した。
発病度は下記の方法によって算出した。
すなわち、調査葉の病斑出現に応じて、0゜0.5.1
.2.4の指数に分類し、次式によって発病度を算出し
た。
(発病指数) (発病状態) 0 、、、、、葉面上に菌叢または病斑を認めない。
0、5 、 、 、 、 、葉面上に葉面積の5%未満
に菌叢または病斑を認める。
1 、。91. 葉面上に葉面積の20%未満に菌叢ま
たは病斑を認める。
2 、、、、、葉面上に葉面積の50%未満に菌叢また
は病斑を認める。
4 、、、、、葉面上に葉面積の50%以上に菌叢また
は病斑を認めろう つづいて防除価を次式よりめた その結果、第8表のように本発明化合物は薬剤耐性菌を
接種した場合優れた防除効果を示し、薬剤感受性菌を接
種した場合防除効果を示さなかった。一方、市販殺菌剤
のベノミル、チオファネートメチル、カルペンダジムの
いずれも、薬剤耐性菌を接種した場合防除効果を示さず
、薬剤感受性菌を接種した場合優れた防除効果を示した
第8表 試験例2 テンサイ褐斑病防除効果 90 ml 容のプラスチ・ツク製ポットに砂壌土をつ
め、テンサイ(品種:デトロイトダークレ・ソド)を播
種した。温室で20日間栽培したのち得られた幼苗に、
製剤例4に準じて乗 調整した下記本発明化合物の乳剤および対照化合物の水
和剤の水希釈液を液滴が葉面に十分付着するまで茎葉散
布した、薬液風乾後幼苗に薬剤耐性または感受性のテン
サイ褐斑病菌(Cercospora beticol
a )の分生胞子懸濁液を噴霧接種した。これにビニー
ルカバーをかぶせて多湿条件とし、温室で10日間栽培
したのち、発病状態を観察した。
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同様に行
った。
その結果第4表のように試験例1の結果と同様に、本発
明化合物は薬剤耐性菌を接種した場合に優れた防除効果
を示し、逆に市販殺菌剤のベノミルおよびチオファネー
トメチル−七ルベ=ノゲシムL十茨′@1威畳枇菌ち1
1.ナー惧合に優れた防除効果を示したう 第 4 表 試験例8 ナシ黒星病防除効果 90 ml 容プラスチック製ポットにピートモスと砂
壌土の混合土壌をつめ、ナシの果実(品種:長十部)よ
り採種した種子を播いたの乳剤および下記対照化合物の
水和剤の水希釈液を液滴が葉面に十分付着オろまで茎葉
散布した。
薬液風乾後幼苗に薬剤耐性または感受性のナシ黒星病菌
(Venturia nashicola)の分生胞子
懸濁液を噴霧接種した。これを20″C多湿条件下に8
日間置き、つづいて20℃螢光灯照明下に20日間栽培
して発病させた。
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同様にし
た。
その結果、第5表のように本発明化合物は薬剤耐性菌を
接皿した場合優れた防除効果を示し、逆に市販殺菌剤の
ベノミルおよヒーy−オファネ−トi % ルは薬剤感
受性菌を接viiシt:場合優れた防除効果を示したー
ウ 第5表 試a例4 ビーナツツ褐斑病防除効果 100mt容のプラスチ、ツク製ポットニ砂壌土をつめ
、ビーナツツ(品種二千葉半立性)を播1通シた。温室
で14日間栽培したのち得られた幼苗に、製剤例4に準
じて調整した下記本発明化合物の乳剤および下記対照化
合物の水和剤の水希釈液をポットあたり10 mt茎葉
散布した。薬液風乾後、幼苗に薬剤耐性または感受性の
ビーナツツ褐斑病菌 ((!ercospora arachidicla 
) cy)胞子懸濁液を噴霧接種した。これにビニール
カバーをかぶせて多湿条件とし、温室で10日間栽培し
た後、発病状態を観察した。発病調査方法および防除価
の算出は試験例1と同様に行った。
その結果、@6表のように本発明化合物は薬剤耐性菌を
接種した場合優れた防除効果を示し、逆に市販殺菌剤の
ベノミルおよびチオファネートメチルは薬剤感受性菌を
接種した場合優れた防除効果を示したう 第6表 試験例5 キュっり灰色カビ病防除効果90 ml 容
のプラスチック製ポットに砂壌土をつめ、キュウリ(品
種:相模半白)を播種した、これを温室で8日問栽培し
、子葉が展開したキュウリを得た。この幼苗に製剤例−
−1i! および下記対照化合物の水和剤の水希釈液をポットあた
りL OtrL 、茎葉散布した。薬液風乾後、幼苗に
薬剤耐性または感受性のキュウリ灰色カビ病菌(Bot
rytis cinerea ) (D菌叢初版(直径
5 tan )を葉面上にはり付けて接種した。これを
20’C多湿条件下に3日間首いて発病させた後、発病
状態を観察した。
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同様に行
った。
その結果、第7表のように本発明化合物は薬剤耐性菌を
接種した場合優れた防除効果を示し、逆に市販殺菌剤の
ベノミルおよびチオファネー)・メチルは薬剤感受性菌
を接種した場合優れた防除効果を示した。
第7表 試誌例6 キュウリっる枯病防除効果 90 ml 容のプラスチック製ポ、ソトに砂壌土をつ
ゆ、キュウリ(品種:相模半白)を薄皿したうこれを温
室で8日間栽培し、子葉がおよび下記対照化合物の水和
剤の水希釈液をポ、ソトあたり10mt、茎葉散布した
。薬液風乾後、幼苗に薬剤耐性または感受性のキュr’
71] つル枯病菌(Mycosphaerella 
melonis)の菌叢初版(直径5膿)を葉面上には
り付けて接種した。これを20°C多湿条件下に3日間
首いて発病させた後、発病状態を観察した。
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同様に行
った。
その結果、第8表のように本発明化合物は薬剤耐性菌を
接種した場合優れた防除効果を示し、逆に市販殺菌剤の
ベノミルおよびチオファネートメチルは薬剤感受性菌を
接種した場合優れた防除効果を示した。
第8表 次に、本発明化合物とベンズイミダゾール。チオファネ
ート系殺菌剤および環状イミド系殺菌剤との混合例につ
いて述べる、次の試C′奈ml 1 m 1、− 、 
ツ −、−一、、 −ゆ 。
ファネー ト系殺菌剤および環状イミド系殺菌剤は第9
表の通りである。
第 9 表 試験例7 キュウリうどんこ病防除効果90 ml 容
のプラスチ−Iり製ポットに砂壌土をつめ、キュウリ(
品種:相撲半白)を播種した。これを室温で8日問栽培
し、子葉が乳剤、化合物(A)〜(ロ)の水和剤および
それらの混合物の水希釈を液滴が葉面に十分量付着する
まで茎葉散布した。薬液風乾後、幼苗にキュウリうどん
こ病菌(8phaerotheca fuligine
a)の薬剤耐性菌および感受性菌を混合して得られた分
生胞子懸濁液を噴霧接種した。これを温室に竹いて10
日間栽培し発病させた後、発病状態を観察した。
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同様に行
った。
その結果、第10表のように、本発明化合物のいずれか
と、化合物(A) 、 (B) 、 (C) 、(ロ)
、(均。
(ト)、(悄、(財)のいずれかと混合して散布した場
合、それらを毘独で散布した具合に比べ一優れた防除効
果が認められた。
第10表 特開昭GO−61556(12) 試験例8 トマト灰色カビ病防除効果 90 ml容のプラスチ・ンク製ポ・ソトに砂壌土をつ
め、トマト(品種:福寿2号)を播種しした下記本発明
化合物の乳剤、化合物(I)〜σ、)の水和剤およびそ
れらの混合物の水希釈液をポットあたり10mL茎葉散
布したう薬液風乾後、灰色カビ病菌(Botrytil
lcinerea)の薬剤耐性菌および感受性菌を混合
して得られた分生胞子液を噴霧接日したう これを20°C湿室条件下に5日装置いたのち発病状態
を観察した。
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同様に行
なった。
その結果、第11表のように本発明化合物のいずれかと
、化合物(I) 、 (J) 、 (K) 、 (L>
のいずれかと混合して散布した場合、それらを単独で散
布した場合に比べ、優れた防除効果が得られた、 第11表

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 一般式 〔式中、XおよびYは同一または相異なり、ハロゲン原
    子、低級アルケニル基、低級シアノアルケニル基、低級
    アルキニル基、低級アラルキル基またはシアノ基を表わ
    すか、またはハロゲン原子、水酸基あるいはシアノ基で
    置換されていてもよい低級アルキル基を表わすか、また
    は一般式−CH2OR” 。 −ω静、−CH=N−OR4あるいは−C0NR”lL
    4で示される置換基を表わす(ここで、R11は低級ア
    ルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基または
    低級ハロアルキル基を表わす。R4は水素原子または低
    級アルキル基を表わす。nは2.8または4を表わす。 )。R1は低級アルケニル基または低級アルキニル基を
    表わすか、またはハロゲン原子、低級アルコキシル基あ
    るいは低級シクロアルキル基で置換されていてもよい低
    級アルキル基を表わす、、R2はアラルキル基を表わす
    。2は酸素原子または硫黄原子を表わすう〕 で示されるN−フェニルカーバメート系化合物。
  2. (2)一般式 〔式中、XおよびYは同一または相異なり、ハロゲン原
    子、低級アルケニル基、低級シアノアルケニル基、低級
    アルキニル基、低級アルコキシル基またはシアノ基を表
    わすか、またはハロゲン原子、水酸基あるいはシアノ基
    で置換されていてもよい低級アルキル基を表わすか、ま
    たは一般式−0H20R8゜−COOIIl、8、−C
    !H(OR”M 、−0<ン(CH2)n 。 −COR’ 、 −CIJ=N−OR4あるいは−〇〇
    NR8R’で示される埴換基を表わす(ここで、R8は
    低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基
    または低級)10アルキル基を表わす。R4は水素原子
    または低級アルキル基を表わす、、nは2.3または4
    を表わす。)。B、1 は低級アルケニル基または低級
    アルキニル基を表わすか、またはハロゲン原子、低級ア
    ルコキシル基あるいは低級シクロアルキル基で置換され
    ていてもよい低級アルキル基を表わすう〕 で示されるアニリン誘導体と一般式 %式% 〔式中、Rはアラルキル基を表わし、Zは酸素原子また
    は硫黄原子を表わす。〕で示されるクロロギ酸エステル
    またはクロロギ酸チオエステルとを反応させることを特
    徴とオろ一般式 〔式中、x 、 y 、 z 、 11.および几 は
    前述と同じ意味を有する。〕 で示されるN−フェニルカーバメート系化合物の製造法
  3. (3)一般式 〔式中、XおよびYは同一または相異なりハロゲン原子
    、低級アルケニル基、低級シアノアルケニル基、低級ア
    ルキニル基、低級アルコキシル基またはシアノ基を表わ
    すか、またはハロゲン原子、水酸基あるいはシアノ基で
    置換されていてもよい低級アルキル基を表わすか、また
    は一般式−CH20R8゜−C!0OEL” 、 −0
    H(OR”)z 、 −C!Hでg′;(CH2)n 
    。 −COR4、0U=N−0几4あるいは−(:!0NI
    L8几4で示される舒換基を表わす(ここで、1.8は
    低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基
    または低級ハロアルキル基を表わす。R4は水素原子ま
    たは低級アルキル基を表わす。nは2.3または4を表
    わす。)。R1は低級アルケニル基または低級アルキニ
    ル基を表わすか、またはハロゲン原子、低級アルコキシ
    ル基あるいは低級シクロアルキル基で置換されていても
    よい低級アルキル基を表わす。〕 で示されろフェニルイソシアネート誘導体と、一般式 〔式中、R2はアラルキル基を表わし、2は酸素原子ま
    た′は硫黄原子を表わす。〕で示されるア)レコール誘
    導体まIこは千オアルコール誘導体とを反応させること
    を特徴とする一般式 〔式中、X 、 Y 、 Z 、B、およびRは前述と
    同じ意味を有する。〕 で示されろN−フェ≠ルカーバメー+−系化合物の製造
    法。
  4. (4) 一般式 〔式中、XおよびYは同一または相異なり、ハロゲンi
    子、a級アルケニル基、i級シアノアルケニル基、低級
    アルキニル基、低級アルコキシル基またはシアノ基を表
    わすか、またはハロゲン原子、水酸基あるいはシアノ基
    で置換されていてもよい低級アルキル基を表わすか、ま
    1こは一般式−0H20R”。 −0OOR” 、−0H(ORB)2.−CHぐ訃(O
    R2) n −−COR4、−CI(−N−OR’ ア
    ルイi;1−(3ONR”R’で示される置換基を表わ
    す(ここで、R8は低級アルキル基、低級アルケニル基
    、低級アルキニル基または低級ハロアルキル基を表わす
    。R4は水素原子または低級アルキル基を表わす。nは
    2.8または4を表わす。)。R1は低級アルケニル基
    または低級アルキニル基を表わすか、またはハロゲン原
    子、低級アルコキシル基あるいは低級シクロアルキル基
    で置換されていてもよい低級アルキル基を表わす。R2
    はアラルキル基を表わす。2は酸素原子または硫黄原子
    を表わす。〕 で示されるN−フェニルカーバメート系化合物を有効成
    分として含有することを特徴とする農園芸用殺菌剤。
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