JPS6067455A - Ν−フェニルカ−バメ−ト系化合物,その製造法およびそれを有効成分とする農園芸用殺菌剤 - Google Patents

Ν−フェニルカ−バメ−ト系化合物,その製造法およびそれを有効成分とする農園芸用殺菌剤

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JPS6067455A
JPS6067455A JP17557883A JP17557883A JPS6067455A JP S6067455 A JPS6067455 A JP S6067455A JP 17557883 A JP17557883 A JP 17557883A JP 17557883 A JP17557883 A JP 17557883A JP S6067455 A JPS6067455 A JP S6067455A
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cyano
lower alkyl
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JP17557883A
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Hiroshi Noguchi
裕志 野口
Toshiro Kato
加藤 寿郎
Junya Takahashi
淳也 高橋
Yukio Oguri
幸男 小栗
Shigeo Yamamoto
茂男 山本
Katsuzo Kamoshita
鴨下 克三
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式[I) 〔式中、XおよびYは同一または相異なり、ハロゲン原
子、低級アルケニルM、低mシアノアルケニル基、低級
アルキニル基、低級アルコキシル基またはシアノ基を表
わすか、またはハロゲン原子、水酸基あるいはシアノ基
で置換されていてもよい低級アルキル基を表オ〕すか、
マタハ一般式−CJ(20R2、COOR2。
−CH(OR2)2.−CHo(CH2)n、−COR
” 。
−CH=N−OR” アルL’ バーC:0NR2R3
テ示すt’Lる置換基を表わす(ここで、R2は低級ア
ルキルM、 低mアルケニル基、低級アルキニル基また
は低級ハロアルキル基を表わす。
艮3は水素原子または低級アルキル基を表わす。nは2
,3または4を表わす。)。Zは酸素原子または硫黄原
子を表わす。R1は低級アルケニル基、低級アルキニル
基、低級シクロアルキル基、低級ハロアルケニル基また
は低級ハロアルキニル基を表わすか、またはハロゲン原
子、シアノ基、低級アルコキシル基、低級アルケニルオ
キシ基、低級ハロアルコキシル基、フェノキシ基、低級
アラルキルオキシ基、フェニル基あるいは低級シクロア
ルキル基で置換されていてもよい低級アルキル基を表わ
す。〕 で示すt’LるN−フェニルカーバメート系化合物(以
下、本発明化合物と記す。)その製造法およびそれを有
効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺菌剤
に関する。
本発明者らはベンズイミダゾール・チオノ1ネート系殺
菌剤および環状イミド系殺菌剤に耐性を示す植物病原菌
およびその他の糸状菌(以下、薬剤耐性菌と呼ぶ)に対
し、殺菌効果を示す化合物について鋭意検討を行った結
果、上記一般式CI)で示される本発明化合物が薬剤耐
性菌に対して有効であることを見出した。
本発明化合物は、ベノミル〔メチル 1−(ブチルカル
バモイル)ベンズイミダゾール−2−イルカ−バメート
〕、フベリダゾール〔2−(2−フリル)ベンズイミダ
ゾール〕、チアペンタソール(2−(4−チアゾリル)
ベンズイミダゾール〕、カルペンダジム〔メチル ベン
ズイミダゾール−2−イルカ−バメート〕、チオファネ
ートメチル(1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−
2−チオウレイド)ベンゼン〕、チオノ1ネート〔1,
2−ビス(3−エトキシカルボニル−2−チオウレイド
)ベンゼン〕などのベンズイミダゾール・チオノ1ネー
ト系殺菌剤、およびプロシミドン[N−(3’t5′−
ジクロロフェニル)−1,2−ジメチルシクロプロパン
−1,2−ジカルボキシイミド〕、ル)−1−イソプロ
ピフレカルバモイルイミダゾリジン−2,4−ジオン〕
、ビシクロゾリンi: 3−(3’ 、 5’−ジクロ
ロフェニル)−5−メチル−5−ビニル−オキサゾリジ
ン−2,4−ジオン〕、エチル(RS ) −3−(3
’ 、 5’−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,
4−シオキソオギサゾリジンー5−カルボキシレートな
どの環状イミド系殺菌剤に耐性を示す植物病原菌および
その他の糸状菌に対し、選択的に強い殺菌効果を示すこ
とを特徴としている。
すなわち、本発明化合物は後述の試験例からも明らかな
ように、ベンズイミダゾール・テオフ1ネート系殺菌剤
または環状イミド系殺菌剤に感受性な野性菌(以下、薬
剤感受性菌と呼ぶ)による病害に対し何ら防除効果を示
さないが、薬剤耐性菌による病害に対しては優れた防除
効果を示し、本発明化合物の薬剤耐性菌に対する殺菌力
は極めて選択性の高いものであった。
本発明化合物は前述のようにベンズイミダゾール・チオ
ファネート系殺菌剤に耐性を示す菌に対し選択的に強い
殺菌効果を示すが故に、前記薬剤が使用されることによ
り出現が予想されるまたは出現した薬剤耐性菌の防除に
使用することができる。このような菌としては、たとえ
ばリンゴのうどんこ病菌(Podosphaera 1
eouco−trichす、黒星病菌(Venturi
a 1naequalis)、ナツツ黒星病菌(Ven
turia nashicolす、モニリア病菌(Sc
lerosinia malす、 カキの炭そ病菌(G
loeosporium kaki)、モニリア病菌(
Sclerotinialeinereす、黒星病菌(
Cladogpo−rium carpophilum
)、ブドウの灰色かび病菌(Botrytis cin
erea) 、黒とう病菌 (Elsinoeampe
linす、挽屑病菌(Glomerella cing
ulatす、テンサイの褐斑病菌(Cercospor
a beticola)、ビーナツツの褐斑病菌(Ce
rcospora arachidic−sp 、 h
ordei)、アイ−スポット病菌(Cercos−n
orella hernntrirhnidpa’+ 
文丁(Is 4’Jt mP セ2曲(FusariL
un n1vale)、コムギのうどんこ病菌(Ery
siphe graminis 、 f 、 ip 、
 triticす、キュウリのうどんこ病菌(Spha
eroLheca fuliginea)、つる枯病菌
(Mycosphaerella melonis )
、灰色かび病菌(Botrytis cinerea)
、黒星病菌(Cladosporium cucume
rinum)、 トマトの葉がび病菌(Cladosp
orium fulvum)、灰色カビ病菌(Botr
ytis cinerea)、イチゴのうどんこ病菌(
Sphaerotheca humul i )、ホッ
プの灰色カビ病菌(Botrytis cinerea
)、タバコのうどんこ病菌(Erysiphe cic
horacearum)、バラの黒星病菌(Diplo
carpon rosae)、ミカンのそうか病菌(E
lsinoe fawcetii)、青がび病菌(Pe
nicillium icalicum)、 緑かび病
菌(Penicill ium digitat’um
) などの薬剤耐性菌の防除に使用することができる。
実際の圃場において、薬剤耐性菌と感受性菌とが混在し
ている場合には、ベンズイミダゾール・チオファネート
六興存糸殺菌剤あるいは環状イミド系殺菌剤の1種類以
上と−木発明化合物の1種類以上とを混合して使用する
ことにより薬剤耐性菌も感受性菌も同時に防除すること
が可能である。
本発明化合物の殺菌活性についてさらに一検討した結果
、薬剤耐性の有無にかかわらずある種の病害防除に有効
であることが判明した。すなわち、本発明化合物はたと
えばイネのいもち病菌(Pyricularia or
yzae)、キュウリのべと病菌(Pseudoper
onospora cubensis) 、ブドウのべ
と病菌(Plasmopara viticola) 
、ジャガイモの疫病菌(Phytophthora 1
nfestans)などの防除に使用することができる
一万、本発明化合物は人畜、魚類に対して高い安全性を
有し、かつ農業上有用な作物に対して実際の使用上なん
ら害を及ぼすことなく使用できることも明らかとなった
本発明化合物はたとえば次の方法により製造できる。
製法(al 一般式(II) 〔式中、XおよびYは前述と同じ意味を有。
する。〕 で示されるアニリン誘導体と一般式(]II)%式%(
[] 〔式中、ZおよびR1は前述と同じ意味を有する。〕 で示される化合物とを反応させる製造法。
この反応は一般にベンゼン、l・ルエン、キシレン、ジ
エチルエーテル、テ]・ラヒドロフラン、ジオキサン、
クロロホルム、四塩化炭素、酢酸エチル、ピリジン、ジ
メチルホルムアミド等の有機溶媒またはその混合物中に
おいて行われ、ピリジン、トリエチルアミン、ジエチル
アニリン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の脱塩
化水素剤を用いることにより、高収率で行うことができ
る。反応は必要に応じて、冷却′または加熱(0〜15
0℃)することにより、12時間以内で完結し、収率よ
く目的物を得ることができる。
製法(bl 一般式[、IV) / 〔式中、XおよびYは前述と同じ意味を有する。〕 で示されるフェニルイソシアネート誘導体と一般式(V
) RI Z )i (V) 〔式中、R1およびZは前述と同じ意味を有する。〕 で示されるアルコール誘導体またはチオアルコール誘導
体とを反応させる製造法。
この反応は通常、無溶媒またはベンゼン、トルエン、キ
シレン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン N、N−ジメチルホルムアミド、クロロホルム
、四塩化炭素なと゛の有機溶媒中で、無触媒またはトリ
エチルアミン、N 、 N−ジエチルアニリン、1,4
−ジアザビシクロ−(2,2,2)オクタンを触媒とし
て行うことができる。反応は必要に応じて冷却または加
熱(0〜150°C)することにより、12時間以内で
完結し、収率よく目的物を得ることができる。
仄に製造例を示す。
製造例1 イソプロピル N−(3,5−ジクロロ−4
−フルオロフェニル)カーバメートの製造 (製法(a
)による) 3.5−ジクロロ−4−フルオロアニリン1.8yおよ
びジエチルアニリン1.5りを酢酸エチル50−に溶解
し、水冷下にイソプロピルクロロホーメート1.22を
5分間で滴下した。室温下約10時間攪拌した後、水に
あけ酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル抽出液を水洗し
、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去して粗結
晶2.6yを得た。さらにエタノールから再結晶してイ
ソプロピル N−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフ
ェニル)カーバメート2.4ノを得た。(収率 92゜
3%)mP 129〜130.5℃ 製造例2 1−メチル−2−メトキシエチル N−(3
,5−シクロロー4−フルオロフェニル)カーバメート
の製造 (製法(b)による) トリエチルアミン1y−とプロピレングリコールモノメ
チルエーテル0.9Fとをトルエン25m1に溶解し、
これに3.5−ジクロロ−にあけトルエンで抽出した。
トルエン抽出液を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を留去して粗結晶2.91を得た。さらにエタ
ノールから再結晶して1−メチル−2−メトキシエチル
 N−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)カ
ーバメート2゜7Fを得た。(収率 91.2 % ) mp 115〜116℃ − 次に前記一般式CI)で示される本発明化合物を例示す
ると以下のようになるが、本発明化合物はこれらのみに
限定されるものではない0 \ \ このようにして得られた本発明化合物を実際に施用する
際には他成分を加えずそのまま使用でき、また、殺菌剤
として使いやすくするため i担体と混合して施用する
ことができ、通常使用される形態、たとえば粉剤、水和
剤、油剤、乳 (剤、錠剤、粒剤、微粒剤、エアゾール
、フロアブルなどに製剤して施用する。
次に製剤例を示す。 ( 製剤例1 粉 剤 本発明化合物(1)2部、クレー88部および 。
タルク10部をよく粉砕混合して主剤含有量2チの粉剤
を得る。
製剤例2 水和剤 本発明化合物+2150部、珪藻土45部、湿 (?1
lJ(アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム) 2.
5 部および分散剤(リグニンスルポン酸カルシウム)
2.5部をよく粉砕混合して主 。
剤含有量50%の水和剤を得る。
製剤例3 乳 剤 本発明化合物+5110部、シクロヘキサノン30部お
よび乳化剤(ポリオキシエチレンアレキルアリルエーテ
ル)10部を混合して主用含有量10%の乳剤を得る。
上記製剤中には一般に活性化合物を重量にうて1.0〜
95.0%、好ましくは2.0〜80.0あを含み、そ
の施用量は通常lOアールあた)10〜100Fである
。さらにその使用濃度よ0.005〜0.5g6の範囲
が望ましいが、これ5の使用量、濃度は剤型、施用時期
、方法、詰所、対象病害、対象作物等によっても異な5
ため前記範囲に拘わることなく増減するこヒは何ら差し
支えない。
本発明化合物が薬剤耐性菌に対して選択的こ高い殺菌力
を示すことから、薬剤耐性菌の4が存在している場合に
は単独で使用できる〉く、薬剤感受性の野生菌が混在す
る場合には重連のベンズイミダゾール・チオファネート
h殺菌剤と混合して使用するか、交互に使用[ることが
望ましい。
さらに他の殺菌剤および殺虫剤等と混合して使用するこ
とができ、たとえばS −n−ブチル−5−p −te
rt−ブチルベンジルジチオカーボンイミデート、Q、
0−ジメチル〇−(2,6−’;クロロー4−メチルフ
ェニル)ホスホロチオエート、N−トリクロロメチルチ
オ−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシイミド
、ポリオキシン、ストレプトマイシン、ジンクエチレン
ビスジチオカーバメート、テトラクロロイソフタロニト
リル、8−ヒ)ロキシキノリン、R−ジクロロフルオロ
メチルチオ−N、N−ジメチル−R−フェニルスルファ
ミド、1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチ
ル−1−(1,2゜4−トリアゾール−1−イル)−2
−ブタノン、メチル N−(2,8−ジメチルフェニル
)−N−メトキシアセチル−2−メチルグリシネート、
アルミニウムエチルホスファイト等の殺菌剤、0,0−
ジメチルo−(4−二トロー3−メチルフェニル)ホス
ホロチオエート等の有機リン系殺虫剤、α−シアノ−3
−フェノキシベンジル 2−(4−クロロフェニル)イ
ソバレレート、3−フェノキシベンジル 2,2−ジメ
チル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパン
カルボキシレート、α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル2,2−ジメチル−3−(2,2−ジブロモビニル)
シクロプロパンカルボキシレート等のピレスロイド系殺
虫剤と混合して使用することができ、いずれも各単剤の
防除効果を減することはなく、さらに混合による相乗効
果も期待されるものである。
次に試験例をあげ、本発明化合物の農園芸用殺菌剤とし
ての有用性をさらに明らかにする。
次の試験例1から6までで用いられる市販殺菌剤は第2
表の通りである。
第2表 試験例1 キュウリうどんこ病防除効果9〇−容のプラ
スチック製ポットに砂壌土をつめ、キュウリ(品種:相
模半白)を播種した。これを室温で8日間栽培し、子葉
が展開したキュウリ幼苗を得た。この幼苗に製剤例3に
準じて調製した下記本発明化合物の乳剤および対照化合
物の水和剤の水希釈液を液滴が葉面に十分量付着するま
で茎葉散布した。
薬液風乾後、幼苗に薬剤耐性または感受性のキュウリう
どんこ病菌(5phaerotheca fui−ig
inea)の分生胞子懸濁液を噴霧接種した。
これを温室で10日間栽培し発病させた後、発病状態を
観察した。
発病度は下記の方法によって算出した。
すなわち、調査葉の病斑出現に応じて、0゜0.5 、
1 、2 、4の指数に分類し、次式によって発病度を
算出した。
(発病指数) (発病状態 ) 0 ・・・・・・葉面上に菌叢または病斑を認めない。
0.5・・・・・・葉面上に葉面積の5チ未満に菌叢才
たは病斑を詩みる。
1 ・・・・・・葉面上に葉面積の20%未満に菌叢ま
たは病斑を認める。
2 ・・・・・・葉面上に葉面積の50%未満に菌叢ま
たは病斑を認める。
4 ・・・・・・葉面上に葉面積の50%以上に菌叢ま
たは病斑を認める。
つづいて防除価を次式よりめた。
その結果、第3表のように本発明化合物は薬剤耐性菌を
接種した場合優れた防除効果を示し、薬剤感受性菌を接
種した場合防除効果を示さなかった。一方、市販殺菌剤
のベノミル、チオファネートメチル、カルペンダジムの
いずれも、薬剤耐性菌を接種した場合防除効果を示さず
、薬剤感受性菌を接種した場合優れた防除効果を示した
第、3 表 試験例2 テンサイ褐斑病防除効果 90m/容のプラスチック製ポットに砂壌土をつめ、テ
ンサイ(品種:デトロイトダークレッド)を播種した。
温室で20日間栽培したのち得られた動画に、製剤例3
に準じて調製した下記本発明化合物の一乳剤および対照
化合物の水和剤の水希釈液を液滴が葉面に十分付着する
まで茎葉散布した。薬液風乾後幼酌に薬剤耐性または感
受性のテンサイ褐斑病菌(Cercospora be
ticola)の分生胞子懸濁液を噴霧接種した。これ
にビニールカバーをかぶせて多湿条件とし、温室で10
日間栽培したのち、発病状態を観察した。
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同様に行
った。
その結果、第4表のように本発明化合物は薬剤耐性菌を
接種した場合に優れた防除効果を示し、逆に市販殺菌剤
のベノミルおよびチオファネートメチル、カルペンダジ
ムは薬剤感受性菌を接種した場合に優れた防除効果を示
した。
第4表 試験例3 ナシ黒星病防除効果 90td容プラスチツク製ポツトにピートモスと砂壌土
の混合土壌をつめ、ナシの果実(品種:長十部)より採
種した種子を播いた。
これを温室で20日間栽培し得られた幼直に製剤例3に
準じて調製した下記本発明化合物の乳剤および下記対照
化合物の水和剤の水希釈液を液滴が葉面に十分付着する
まで茎葉散布した。
薬液風乾後幼苗に薬剤耐性または感受性のナシ黒星病菌
(Venturia nashicolリ の分生胞子
懸濁液を噴霧接種した。これを20℃多湿条件下に3日
間置き、つづいて20℃螢光灼照明下に20日間栽培し
て発病させた。
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同様にし
た。
その結果、第5表のように本発明化合物は薬剤耐性菌を
接種した場合優れた防除効果を示し、逆に市販殺菌剤の
ベノミルおよびチオファネートメチルは薬剤感受性菌を
接種した巧1合(憂れた防除効果を示した。
第5表 試験例4 ビーナツツ褐斑病防除効果 100−容のプラスチック製ポットに砂壌土をつめ、ビ
ーナツツ(品種二千葉半立性)を播種した。温室で14
日間栽培したのち得られた幼苗に、製剤例3に準じて調
製した下記本発明化合物の乳剤および下記対照化合物の
水和剤の水希釈液をポットあたり10mg茎葉散布した
。薬液風乾後、幼苗に薬剤耐性または感受性のビーナツ
ツ褐斑病菌(Cercosporaarachidic
olりの胞子懸濁液を噴霧接種し2これにビニールカバ
ーをかぶせて多湿条件イし、温室で10日間栽培した後
、発病状態シ観察した。発病調査方法および防除価の算
tは試験例1と同様に行った。
その結果、第6表のように本発明化合物(薬剤耐性菌を
接種した場合優れた防除効果(示し、逆に市販殺菌剤の
ベノミルおよびチオファネートメチルは薬剤感受性菌を
接種しブ場合優れた防除効果を示した。
第 6 表 こ よ 試験例5 キュウリ灰色カビ病防除効果90m1容のプ
ラスチック製ポットに砂壌土をつ−め、キュウリ(品種
:相撲半白)を播種した。これを温室で8日間栽培し、
子葉が展開したキュウリを得た。この幼苗に製剤例3に
準じて調製した下記本発明化合物の乳剤および下記対照
化合物の水和剤の水希釈液をポットあたり1〇−茎葉散
布した。薬液風乾後、幼苗に薬剤耐性または感受性のキ
ュウリ灰色カビ病菌(Botrytis cinere
a) の菌叢刷版(直径5項)を葉面上にはり付けて接
種した。
これを20℃多湿条件下に3日装置いて発病さぜた後、
発病状態を観察した。発病調査方法および防除価の算出
は試験例1と同様に行っ プこ。
その、結果、第7表のように本発明化合物は薬剤耐性菌
を接種した場合優れた防除効果を示し、逆に市販殺菌剤
のベノミルおよびチオファネートメチルは薬剤感受性菌
を接種した場合優れた防除効果を示した。
第7表 試験例6 キュウリつる枯病防除効果 9〇−容のプラスチック製ポットに砂壌−1をつめ、キ
ュウリ(品種:相模半日)を播和した。これを温室で8
51間栽培し、子葉が加聞したキュウリを得た。この動
画に製剤例3に準じて調製した下記本発明化合物の乳剤
ネよひ下記対照化合物の水和剤の水希釈液をJットあた
り1〇−茎葉散布した。薬液風乾彷幼苗に薬剤耐性また
は感受性のキュウリつZ枯病間(Mycosphaer
ella tnelonis)の菌叢9版(「1径5調
)を葉面上にはり付けて接種した。これを20゛C多湿
条件下に3日装置いて発病1xせた後、発病状態を観察
した。
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同独に行
った。
その結果、第8表のように本発明化合物は薬剤耐性菌を
接すした場合優れた防除効果を示し、逆に市販殺凶剤の
ベノミルおよびチオファネートメチルは薬剤感受性菌を
接種した場合優れた防除効果を示した。
第8表 次に、本発明化合物とベンズイミダゾール・チオファネ
ート系殺菌剤および環状イミド系殺菌剤との混合例につ
いて述べる。次の試験例で用いられるベンズイミダゾー
ル・チオファネート系殺菌剤および環状イミド糸殺菌剤
は第9表の通りである。
第9表 特開”i!(io−67455(12)試験例7 キュ
ウリうどんこ病防除効果90tn!容のプラスチック製
ボットに砂壌土をつめ、キュウリ(品種:相撲半白)を
播種した。これを室温で8日間栽培し、子葉が展開した
キュウリ幼苗を得た。この幼苗に製剤例3に準じて調製
した下記本発明化合物の乳剤、化合物(勺〜1)の水和
剤およびそれらの混合物の水希釈を液滴が葉面に十分量
付着するまで茎葉散布した。薬液風乾後、幼苗にキュウ
リうどんこ病菌(Sphaerotheca fuli
gineりの薬剤耐性菌および感受性菌を混合し、て得
られた分生胞子懸濁液を噴霧接種した。これを温室に置
いて10日間栽培し発病させた後、発病状態を観察した
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同様に行
った。
その結果、第10表のように、本発明化合物のいずれか
と化合物内〜鵠のいずれかとを混合して散布した場合、
それらを単独で散布した場合に比べ優れた防除効果が認
められた7第10表 試験例8 トマト灰色カビ病防除効果 901nl容のプラスチック製ポットに砂壌土をつめ、
トマト(品種:福寿2号)を播種した。これを温室で4
週間栽培し、4葉期のトマト苗を得た。これに製剤例3
に準じて調製した下記本発明化合物の乳剤、化合物(1
)〜fL)の水和剤およびそれらの混合物の水希釈液を
ポットあたり1〇−茎葉散布した。薬液風乾後、灰色カ
ビ病菌(Botrytis cinerea)の薬剤耐
性菌および感受性菌を混合して得られた分生胞子液を噴
霧接種した。
これを20℃温室条件下に5日装置いたのち発病状態を
観察した。
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同様に行
なった。
その結果、第1I表のように本発明化合物のいずれかと
化合物(1)〜(L)のいずれかとを混合して散布した
場合2、それらを単独で散布した場合に比べ優れた防除
効果が得られた。
第 11 表 供試イし金物 有効成分濃度 防除価 (ppm) (%) (1) 100 32 (1) 20 0 (2) 100 3イ (2) 20 0 (5) 100 30 (5) 20 0 (8) 100 28 (R)20 、 0

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) 一般式 〔式中、XおよびYは同一または相異なり、ハロゲン原
    子、低級アルケニル基、低級シアノアルケニル基、低級
    アルキニル基、低級アルコキシル基またはシアノ基を表
    わすか、またはハロゲン原子、水酸基あるいはシアノ基
    で置換されていてもよい低級アルキル基を表わすか、ま
    たは一般式−CI(20R2。 で示される置換基を表わす(ここで、kは低級アルキル
    基、低級アルケニル基、低級アルキニル基または低級ハ
    ロアルキル基を表わす。 Kは水素原子または低級アル
    キル基を表わす。nは2,3または4を表わす。)。Z
    は酸素原子または硫黄原子を表わす。R1は低級アルケ
    ニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基、低
    級ハロアルケニル基または低級ハロアルキニル基を表わ
    すか、またはハロゲン原子、シアノ基、低級アルコキシ
    ル基、低級アルケニルオキシ基、低級シロアルキル基、 フェノキシ基、低級アラルキルオキシ基、フェニル基あ
    るいは低級シクロアルキル基で置換されていてもよい低
    級アルキル基を表わす。〕 で示されるN−フェニルカーバメート系化合物。 〔式中、XおよびYは同一または相異なり、ハロゲン原
    子、低級アルケニル基、低級シアノアルケニル基、低級
    アルキニル基、低級アルコキシル基またはシアノ基を表
    わすか、またはハロゲン原子、水酸基あるいはシアノ基
    で置換されていてもよい低級アルキル基を表わすか、ま
    たは一般式 %式%) あるいは−CONR2R3で示される置換基を表わす(
    ここで、R2は低級アルキル基、低級アルケニル基、低
    級アルキニル基または低級ハロアルキル基を表わす。 
    R3は水素原子または低級アルキル基を表わす。 nは2.3または4を表わす。)。〕 で示されるアニリン誘導体と一般式 %式% 〔式中、2は酸素原子または硫黄原子を表わす。 kl
    は低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シナロア
    ルキル基、低級ハロアルケニル基または低級ハロアルキ
    ニル基を表わすか、またはハロゲン原子、シアノ基、低
    級アルコキシル基、低級アルケニルオキシ基、低級ハロ
    アルコキシル基、フェノキシ基、低級アラルキルオキシ
    基、フェニル基あるいは低級シクロアルキル基で置換さ
    れていてもよい低級アルキル基を表わす。〕 で示されるクロロギ酸エステルまたはクロロギ酸チオエ
    ステルとを反応させることを特徴とする一般式 〔式中、x、y、zおよび肌 は前述と同じ意味を有す
    る。〕 で示されるN−フェニルカーバメート系化合物の製造法
    。 (3) 一般式 〔式中、XおよびYは同一または相異なり、ハロゲン原
    子、低級アルケニル基、低級シアノアルケニル基、低級
    アルキニル基、低級アルコキシル基またはシアノ基を表
    わすか、またはハロゲン原子、水酸基あるいはシアノ基
    で置換されていてもよい低級アルキル基を表わすか、ま
    たは一般式 %式%) あるいは一〇〇NRRでボされる置換基を表わす(ここ
    で、K は低級アルキル基、低級アルケニル基、低級ア
    ルキニル基または低級ハロアルキル基を表わす。R3は
    水素原子または低級アルキル基を表わす。 nは2,3または4を表わす。)。〕 で示されるフェニルイソシアネート誘導体と一般式 %式% 〔式中、Zは酸素原子または硫黄原子を表わす。R1は
    低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シクロアル
    キル基、低級/Xロアルケニル基または低級ハロアルキ
    ニル基を表わすか、またはハロゲン原子、シアノ基、低
    級アルコキシル基、低級アルケニルオキシ基、低級ハロ
    アルコキシル基、フェノキシ基、低級アラルキルオキシ
    基、フェニル基あるいは低級シクロアルキル基で置換さ
    れていてもよい低級アルキル基を表わす。〕 コール誘尋体とを反応させることを特徴とする一般式 〔式中、x、y、zおよびR1は前述と同じ意味を有す
    る。〕 で示されるN−フェニルカーバメート系化合物の製造法
    。 (4) 一般式 〔式中、XおよdYは同一または相異なり、ハロゲン原
    子、低級アルケニル基、低級シアノアルケニル基、低級
    アルキニル基、低級アルコキシル基またはシアノ基を表
    わすか、またはハロゲン原子、水酸基あるいはシアノ基
    で置換されていてもよい低級アルキル基を表わすか、ま
    たは一般式−CI−12OR。 −COR3、CH=N OR,”あるいは−CONR2
    R3で示される置換基を表わす(ここで、R2は低級ア
    ルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基または
    低級ハロアルキル基を表わす。R3は水素原子または低
    級アルキル基を表わす。nは2,3または4を表わす。 )。Zは酸素原子または硫黄原子を表わす。R1は低級
    アルケニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル
    基、低級ハロアルケニル基または低級ハロアルキニル基
    を表わすか、またはハロゲン原子、シアノ基、低級アル
    コキシル基、低級アルケニルオキシ基、低級ハロアルコ
    キシル基、フェノキシ基、低級アラルキルオキシ基、フ
    ェニル基あるいは低級シクロアルキル基で置換されてい
    てもよい低級アルキル基を表わす。〕 で示されるN−フェニルカーバメート系化合物を有効成
    分として含有することを特徴とする農園芸用殺菌剤。
JP17557883A 1983-09-22 1983-09-22 Ν−フェニルカ−バメ−ト系化合物,その製造法およびそれを有効成分とする農園芸用殺菌剤 Pending JPS6067455A (ja)

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