JPS5942307A - 農園芸用殺菌剤 - Google Patents

農園芸用殺菌剤

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JPS5942307A
JPS5942307A JP58137397A JP13739783A JPS5942307A JP S5942307 A JPS5942307 A JP S5942307A JP 58137397 A JP58137397 A JP 58137397A JP 13739783 A JP13739783 A JP 13739783A JP S5942307 A JPS5942307 A JP S5942307A
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alkyl group
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裕志 野口
Toshiro Kato
加藤 寿郎
Junya Takahashi
淳也 高橋
Yukio Oguri
幸男 小栗
Shigeo Yamamoto
茂男 山本
Naonori Hirata
直則 平田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式(1) %式% 〔式中、XおよびYは同一または相異なり、ハロゲン原
子、低級アルケニル基、低級シアノアルケニル基、低級
アルキニル基、a級アルコキシル基またはシアノ基を表
わすか、またはハロゲン原子、水酸基あるいはシアノ基
で置換されていてもよい低級アルキル基を表わずか、ま
たは一般式−〇HzOR、−〇〇OR。
−CI((O几’)2.−Ci<〉(CH,z)n  
、  −CO几 。
−CAL−N−0几あるいは−(X)NRRで示される
置換基を表わす(ここで、R3は低級アルキル基、低級
アルケニル基、低級アルキニル基または低級ハロアルキ
ル基を表わす。几は水素原子または低級アルキル基を表
わす。nは2.3または4を表わす。)。2は水素原子
、フッ素原子または一般式一〇Rで示される置換基を表
わす(ここで、几は低級アルケニル基(5) または低級アルキニル基を表わすか、またはハロゲン原
子、低級アルコキシル基あるいは低級シクロアルキル基
で置換されていてもよい低級アルキル基を表わす。)。
Aは酸素原子または硫黄原子を表わす。几は低級アルケ
ニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基、低
級ハロアルケニル基または低級ハロアルキニル基を表わ
すか、またはハロゲン原子、シアノ基、低級アルコキシ
ル基、低級アルケニルオキシ基、低級ハロアルコキシル
基、フェノキシ基、低級アラルキルオキシ基、フェニル
基あるいは低級シクロアルキル基で置換されていてもよ
い低級アルキル基を表わす。R2はシアノ基、低級アル
キル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シ
クロアルキル基または低級ハロアルケニル基を表わすか
、またはハロゲン原子、シアン基、低級アルコキシル基
、低級アルコキシカルボニル基、低級アルキルカルボニ
ル基、低級シクロアルキル基、あるいはハロゲン原子、
シア(6) ノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、低級アルキル
基もしくは低級アルコキシル基で置換されていてもよい
フェノキシカルボニル基、あるいはハロゲン原子もしく
は低級アルキル基で置換されていてもよいフェノキシ基
、あるいはハロゲン原子もしくは低級アルキル基で置換
されていてネナテロアリール基で置換された低級アルキ
ル基を表わすか、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、
トリフルオロメチル基、低級アルキル基あるいは低級ア
ルコキシル基で置換されていてもよいフェニル基を表わ
すか、ハロゲン原子あるいは低級アルキル基で置換され
ていてもよいアラルキル基を表わすか、または一般式−
〇ORあるいは一8i(0凡)3で示される置換基を表
わす(ここで、几は低級アルキル基、低級アルケニル基
、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基または低級
ハロアルケニル基を表わすか、マタハハロゲン原子、シ
アノ基、低級アルコキシル基、低級シクロアルキル基、
あるいはハロゲン原子もしくは低級アルキル基で置換さ
れていてもよいフェノキシ基で置換された低級アルキル
基を表わすか、またはハロゲン原子、シアン基、ニトロ
基、トリフルオロメチル基、低級アルキル基あるいは低
級アルコキシル基で置換されていてもよいフェニル基を
表わすか、またはハロゲン原子あるいは低級アルキル基
で置換されていてもよいアラルキル基を表わす。Rは低
級アルキル基、低級アルコキシル基またはハロゲン原子
を表わす。)。〕で示されるN−フェニルカーバメート
系化合物を有効成分として含有する農園芸用殺菌剤に関
する。
本発明者らはベンズイミダゾール・チオファネート系殺
菌剤および環状イミド系殺菌剤に耐性を示す植物病原画
およびその他の糸状菌(以下薬剤耐性菌と呼ぶ)に対し
、殺菌効果を示す化合物(こついて鋭意検討を行った結
果、前記一般式(1)で示されるN−フェニルカーバメ
ート系化合物が薬剤耐性菌に対して有効であることを見
出した。
一般式〔すで示されるN−フェニルカーバメート系化合
物は、ベノミル〔メチル 1−(ブチルカルバモイル〕
ベンズイミダゾール−2−イルカ−バメート〕、フベリ
ダゾール〔2−(2−フリル)ベンズイミダゾール〕、
チアベンダゾール(2−(4−チアゾリル)ベンズイミ
ダゾール〕、カルペンダジム〔メチル ベンズイミダゾ
ール−2−イルカ−バメート〕、チオファネートメチル
〔1,2−ビス(8−メトキシカルボニル−2−チオウ
レイド)ベンゼン〕、チオファネート(1,2−ビス(
8−エトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン
コなどのベンズイミダゾール・チオファネート系殺菌剤
、およびプロシミドン[N−(8,5−ジクロロフェニ
ル)−1,2−ジメチルシクロプロパン−1,2−ジカ
ルボキシイミド]、イプロジオン(8−(8,5−ジク
ロロフェニル〕−1−イソプロピルカルバモイルイミダ
ゾリジン−2,4−ジオン〕、ビンクロゾリン〔3−(
9) (8,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−5−ビニ
ル−オキサゾリジン−2,4−ジオン〕、エチル(R8
)−8−(8、5−ジクロロフェニル)−5−メチル−
2,4−ジオキソオキサゾリジン−5−カルボキシレー
トなどの環状イミド系殺菌剤に耐性を示す植物病源菌お
よびその他の糸状菌に対し、選択的に強い殺菌効果を示
すことを特徴としている。
すなわち、一般式(13で示されるN−フェニルカーバ
メート系化合物は後述の試験例からも明らかなように、
ベンズイミダゾール・チオファネート系殺菌剤または環
状イミド系殺菌剤(こ感受性な野性菌(以下薬剤感受性
菌と呼ぶ)による病害に対し何ら防除効果を示さないが
、薬剤耐性菌による病害に対しては優れた防除効果を示
し、一般式(1)で示されるN−フェニルカーバメート
系化合物の薬剤耐性菌に対する殺菌力は極めて選択性の
高いものであった。
一般式(I)で示されるN−フェニルカーバメート系化
合物は前述のようにベンズイミダゾール(10) ・チオファネート系殺菌剤に耐性を示す菌に対し選択的
に強い殺菌効果を示すが故に、前記薬剤が使用されるこ
とにより出現が予想されるまたは出現した薬剤耐性菌の
防除に使用することができる。たとえば、リンゴのうど
んこ病菌(Podosphaera  1eoucot
richa )、黒星病菌(Venturia  1n
aequalis )、ナシの黒星病菌(Ventur
ia nashicola ) 、モニリア病菌(8c
lerosinia mali )  、カキの炭そ病
菌(Gloeosporium kaki ) 、モモ
の天産病菌(8clerotinia cinerea
 ) 、黒星病菌(c+ado−sporium ca
rpophilum) 、ブドウの灰色かび病菌(Bo
trytis cinerea )、黒とう病菌(Ei
sinoeampelina )、晩腐病菌(Glom
erella cingulata)、テンサイの褐斑
病菌(0ercaspora beticala )、
ビーナツツの褐斑病菌((3ercospora ar
achidicola)、黒渋病菌(Cercospo
ra personata )、オオムギのうどんこ病
菌(Erysiphe graminis f、sp。
hordei )、アイ−スポット病菌(0ercos
porellaherpotrichoides )、
紅色雪腐病菌(Fusariumnivale)、コム
ギのうどんこ病菌(Erysiphegraminis
 、 f 、 sp 、tritici  )、キュウ
リのうどんこ病菌(8phaerotheca  fu
l 1g1nea )、つる枯病菌(mycospha
erella melonis ) 、灰色かび病菌(
Botrytia cinerea )、黒星病菌(C
ladoaporium cucumerinum )
、 トマトの葉かび病菌(Cladosporium 
fulvum )、灰色カビ病菌(Botrytia 
cinerea ) 、イチゴのうどんこ病菌(8ph
aerotheca humuli )、 ホップの灰
色カビ病菌(Botrytis cinerea )、
タバコのうどんこ病菌(Erysiphe cicho
racearum )、バラの黒星病菌(1)iplo
carpon  rO8ae )、ミカンノそうか病菌
(Elsinoe  fawcetii )、 青かび
病菌(Penicillium italicum)、
緑かび病菌(Pen1cill ium digita
tum)などの薬剤耐性菌の防除に使用することができ
る。
さらに検討を続けた結果、薬剤耐性の有無に拘らず一般
式(I)で示されるN−フェニルカーバメート系化合物
はイネいもち病菌(Pyriculariaoryza
e )等の防除に効果のあることが判明した。
一般式(1)で示されるN−フェニルカーバメート系化
合物はたとえば次の方法により製造できる。
製法fa)  一般式[11) 〔式中、X、Y、Z、Aおよび凡は前述と同じ意味を表
わす。〕 で示されるN−フェニルカルバメート系化合物と一般式
[11] 〔式中、R2は前述と同じ意味を表わし、Wはハロゲン
原子を表わす。〕 で示される化合物とを反応させる製造法。
この反応は一般にベンゼン、トルエン、キシレン、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、酢酸エチル、ピリジン、ジメチ
ルホルムアミド等の(18) 有機溶媒またはその混合物中において行われ、ピリジン
、トリエチルアミン、ジエチルアニリン、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の脱ハロゲ
ン化水素剤や、必要沓こ応じてテトラブチルアンモニウ
ムプロミド等の触媒を用いることにより、高収率で行な
うことができる。反応は必要に応じて、冷却または加熱
(0°〜150℃)することにより、12時間以内で完
結し、収率よく目的物を得ることができる。
また、一般式(1)で示されるN−フェニルカーバメー
ト系化合物は前記一般式(1)においてRzS一般式−
〇〇R6で示される基を表わす(ここで、Rは前述と同
じ意味を表わす。)場合、たとえば次の方法によっても
製造できる。
製法(bl  前記一般式(II)で示されるN−フェ
ニルカーバメート系化合物と一般式(ロ) (RC!0)20    (IV) 〔式中、几は前述と同じ意味を表わす。〕(14) で示される酸無水物とを反応させる製造法。
この反応は一般にベンゼン、トルエン、キシレン、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、酢酸エチル、ピリジン、ジメチ
ルホルムアミド等の有機溶媒またはその混合物中におい
て行われ、ピリジン、トリエチルアミン、ジエチルアニ
リン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム等の脱酸剤や、必要に応じて濃硫酸、テトラブチ
ルアンモニウムプロミド等の触媒を用いることにより、
高収率で行うことができる。反応は必要に応じて、冷却
または加熱(08〜150℃)することにより、12時
間以内で完結し、収率よく目的物を得ることができる。
さらに、一般式〔すで示されるN−フェニルカーバメー
ト系化合物はたとえば次の方法によっても製造できる。
製法(C1一般式(V3 〔式中、X、Y、ZおよびR2は前述と同じ意味を表わ
す。〕 で示さnるアニリン調導体と一般式(ロ)1 010−A−11L    (ロ) で示される化合物とを反応させる製造法。
この反応は一般にベンゼン、トルエン、キシレン、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、酢酸エチル、ピリジン、ジメチ
ルホルムアミド等の有機溶媒またはその混合物中におい
て行われ、ピリジン、トリエチルアミン、ジエチルアニ
リン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の脱塩化水
素剤を用いることにより、高収率で行うことができる。
反応は必要に応じて、冷却または加熱(0〜150℃)
することにより、12時間以内で完結し、収率よく目的
物を得ることができる。
なお、製法、(a)および(blにおける原料である一
般式(113で示されるN−フェニルカーバメート系化
合物、および製法(C1における原料である一般式Mで
示されるアニリン誘導体はヨーロッパ特許第00689
05号公開明細書に記載の方法に準じた方法により得ら
れる。
次に製造例を示す。
製造例1 イソプロピル N−アセチル−N−(8−クロロ−4−
エトキシ5−メトキシメチルフェニル)カーバメートの
製造〔製法(blによる。〕イソプロピル N−(8−
クロロ−4−エトキシ−5−メトキシメチルフェニル)
カーバメート8.029を無水酢酸50−に溶かし、2
滴の濃硫酸を加えた混合物を80分間加熱び飽和食塩水
で洗い、無水硫酸マグネシウム(17) で乾燥した。溶媒を減圧上留去し、得られた残渣をヘキ
サン−アセトンの混合溶媒によるシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより精製し、イソプロピルN−アセチ
ル−N−(8−クロロ−4−エトキシ−5−メトキシメ
チルフェニル)カーバメー1−2.71yを得た。(収
率67%) n^1.4954製造例2 イソプロピル N−ベンゾイル−N−(q、4−ジェト
キシ−5−メチルフェニル)カーバメートの製造〔製造
(alによる〕イソプロピル N−(8,4−ジェトキ
シ−5−メチルフェニル)カーバメート2.81ノをジ
メチルホルムアミド50−に溶解し、その中へ水素化ナ
トリウム(50%)0.5Fを加えた。混合物を60℃
で15分間加熱した後、塩化ベンゾイル1.41yを加
え更に80水および飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネ
(18) シウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣
をヘキサン−アセトンの混合溶媒によるシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより精製し、イソプロピル N
−ベンゾイル−N−(8,4−ジェトキシ−5−メチル
フェニル)カーバメート8.359を得た。(収率87
%)n2D’1.5818 製造例3 イソプロピル N−ベンゾイル−N−(3−クロロ−4
−エトキシ−5−メトキシメチルフェニル)カーバメー
トの製造〔製法(C1による〕N−(3−クラロー4−
ニトキシー5−メトキシメチル)ベンズアミド3.22
をジメチルホルムアミド50m1に溶解し、その中へ水
素化ナトリウム(50%)0.!IM’を加えた。混合
物を60℃で15分間加熱した後、イソプロピルクロロ
ホーメート1.28Fを加え更に30分間加熱した。反
応終了後、反応混合物を氷水にあけ、者 エーテルで抽出した。溶媒を重層水および飽和食塩水で
洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下
留去し、得られた残渣をヘキサン−アセトンの混合溶媒
によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
し、イソプロピル N−ベンゾイル−N−(3−クロロ
−4−エトキシ−5−メトキシメチルフェニル)カーバ
メート8.8’19を得た。
(収率83%)  n、1.51307製造例4 イソプロピル N−メチル−N−(8−クロロ−4−エ
トキシ−5−メトキシメチルフェニル)カーバメートの
製造〔製法(alによる〕N−(3−クロロ−4−エト
キシ−5−メトキシメチルフェニル)カーバメート2.
(1’テトラヒトフラン30−1水酸化カリウム粉末0
.56F#よびテトラ−n−ブチルアンモニウムブロマ
イド0.5(1’の混合物にヨウ化メチル1.889を
25℃で攪拌しながら加えた。さらに同温で1.5時間
攪拌後、加熱して8時間還流した後室温まで冷却した。
反応混合物を水にあけ、トルエンで抽出した。溶媒を希
塩酸および水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をトルエン−テト
ラヒドロフランの混合溶媒によるシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーfこより精製し、イソプロピル N−メ
チル−N−(3−クロロ−4−エトキシ−5−メトキシ
メチルフェニル)カーバメート2.011を得た。(収
率96%) n”、’ 1.5104製造例5 イソプロピル N−エトキシカルボニルメチル−N−(
8,4−ジェトキシ−5−メチルフェニル)カーバメー
トの製造(製法(alによる〕 イソプロピル N−(8,4−ジェトキシ−5−メチル
フェニル)カーバメート2.09゜テトラヒドロフラン
30−、水酸化カリウム粉末0.609およびテトラ−
n−ブチルアンモニウムブロマイド0.509の混合物
にフロモ酢酸エチルエステル2.88 yを25℃で攪
拌しながら加えた。さらに同温で2時間攪拌(21) 後、加熱して5時間還流した後室温まで冷却した。反応
混合物を水にあけ、トルエンで抽出した。溶媒を希塩酸
および水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を減圧下留去し、得られた残渣をトルエン−テトラヒ
ドロフランの混合溶媒によるシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製し、イソプロピル N−エトキシ
カルボニルメチル−N−(8,4−ジェトキシ−5−メ
チルフェニル)カーバメート2.409を得た。(収率
92%)  n、  1.4921 製造例6 イソプロピル N−プロパルギル−N−(8,4−ジェ
トキシ−5−メチルフェニル)カーバメートの製造〔製
法(C1による〕N−プロパルギル−N−(8,4−ジ
ェトキシ−5−メチル)アニリン2.02のトルエン溶
液80tnlにイソプロビルクロロホーメー)1.87
9およびN、N−ジエチルアニリン1.66S’を25
℃で攪拌しながら加えた。さく22) らに同温で2時間攪拌後、加熱して2時間還流した後、
室温まで冷却した。反応混合物を水にあけ、トルエンで
抽出した。溶媒を希塩酸および水で洗い、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧上留去し、得られた残
渣をトルエン−テトラヒドロフランの混合溶媒によるシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、イソ
プロピル N−プロパルギル−N−(8,4−ジェトキ
シ−5−メチルフェニル)カーバメート2.639を得
た。
(収率96%)  n’、7t、5oa2次に一般式(
I]で示されるN−フェニルカーバメート系化合物を例
示すると以下のようになるが、該化合物はこれらのみに
限定されるものではない。
このようにして得られたN−フェニルカーバメート系化
合物を実際に施用する際には他成分を加えずそのまま使
用でき、才だ、殺昭剤として使いやすくするため担体と
混合して施用することができ、通常使用される形態たと
えば粉剤、水和剤、油剤、乳剤、錠剤、粒剤、微粒剤、
エアゾール、フロアブルなどに製剤して施用する。
次に製剤例を示す。
製剤例1 粉 剤 化合物(M)2部、クレー88部およびタルク10部を
よく粉砕混合して主剤含有量2%の粉剤を得る。
製剤例2 水和剤 化合物t20180部、珪藻土45部、ホワイトカーボ
ン20部、湿潤剤(ラウリル硫酸ソーダ)8部および分
散剤(リグニンスルホン酸カルシウム)2部をよく粉砕
混合して主剤含有fi80%の水和剤を得る。
製剤例8 水和剤 化合物(3I3I50部、珪藻土45部、湿潤剤(30
) (29) (アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム)2.5部お
よび分散剤(リグニンスルホン酸カルシウム)2.5部
をよく粉砕混合して主剤含有量50%の水和剤を得る。
製剤例4 乳 剤 化合物(4■10部、シクロへキサノン80部および乳
化剤(ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル)1
0部を混合して主剤含有量10%の乳剤を得る。
上記製剤中tこは一般に活性化合物を重量にして1.0
〜95.0%、好ましくは2.0〜80.0%を含み、
その施用量は通常10アールあたり10〜1009であ
る。さらにその使用濃度は0.005%〜0.5%の範
囲が望ましいが、これらの使用量、濃度は剤徽、施用時
期、方法、場所、対象病害、対象作物等によっても異な
るため前記範囲に拘わることなく増減することは何ら差
し支えない。
さらに他の殺菌剤、除草剤、植物生長調節剤および殺虫
剤と混合して使用することかで(31) きる。
次に試験例をあげ、一般式(1)で示されるN−フェニ
ルカーバメート系化合物の農園芸用殺菌剤としての有用
性をさらに明らかにする。なお、対照化合物の市販殺菌
剤は第2表の一般名で表わす。
第  2  表 試験例1 キュウリうどんこ病防除効果9〇−容のプラ
スチック製ポットに砂壌土をつめ、キュウリ(品種:相
模半白)を播種]ノだ。これを室温で8日間栽培し、子
葉が展開したキュウリ幼面を得た。この動面に製剤例4
に準じて調整した下記化合物の乳剤および対照化合物の
水和剤の水希釈液を液滴が葉面に十分量付着するまで茎
葉散布した。薬液風乾後、幼面に薬剤耐性または感受性
のキュウリうどんこ病菌(5phaerotheca 
 ful 1g1nea)の分生胞子懸濁液を噴霧接種
した。これを温室でio日間栽培し発病させた後、発病
状態を観察、した。
発病度は下記の方法によって算出した。
すなわち、調査葉の病斑出現に応じて、0゜0.5,1
,2.4の指数に分類し、次式によって発病度を算出し
た。
(発病指数)     (発病状態) 0 ・・・・・・・・・ 葉面上に菌叢または病斑を認
めない。
0.5・・・・・・・・・ 葉面上に葉面積の5%未満
に菌叢または病斑を認める。
l ・・・・・・・・・ 葉面上に葉面積の20%未満
に菌叢または病斑を認める。
2 ・・・・・・・・・ 葉面上に葉面積の50%未満
に菌叢または病斑を認める。
4 ・・・・・・・・・ 葉面上に葉面積の50%以上
に病叢または病斑を認める。
つづいて防除価を次式より求めた。
その結果、第3表のように一般式[I]で示されるN−
フェニルカーバメート系化合物は薬剤耐性菌を接種した
場合優れた防除効果を示し、薬剤感受性菌を接種した場
合防除効果を示さながった。一方、市販殺菌剤のベノミ
ル、チオファネートメチル、カルペンダジムのいずレモ
、薬(84) 剤耐性菌を接種した場合防除効果を示さず、薬剤感受性
菌を接種した場合優れた防除効果を示した。
第  3  表 試験例2 テンサイ褐斑病防除効果 9〇−容のプラスチック製ポットに砂壌土をつめ、テン
サイ(品種:デトロイトダークレッド)を播種した。温
室で20日間栽培したのち得られた幼苗に、製剤例4に
準じて調整した下記化合物の乳剤および対照化合物の水
和剤の水希釈液を液滴が葉面に十分付着するまで茎葉散
布した。薬液風乾後幼苗に薬剤耐性または感受性のテン
サイ褐斑病菌 (Cercospora beticola )の分生
胞子懸濁液を噴霧接種した。これにビニールカバーをか
ぶせて多湿条件とし、温室で10日間栽培したのち、発
病状態を観察した。
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同様に行
った。
その結果第4表のように試験例1の結果と同様に、一般
式(1)で示されるN−フェニルカーバメート系化合物
は薬剤耐性菌を接種した場合に優れた防除効果を示し、
逆に市販殺菌剤のベノミルおよびチオファネートメチル
、カルペンダジムには薬剤感受性菌を接種した場合に優
れた防除効果を示した。
第  4  表 試験例8 ナシ黒星病防除効果 9〇−容プラスチック製ポットにピートモスと砂壌土の
混合土壌をつめ、ナシの果実(品種:長十部)より採種
した種子を播いた。
これを温室で20日間栽培し得られた幼直に製剤例4に
準じて調整した下記化合物の乳剤および下記対照化合物
の水和剤の水希釈液を液滴がS面tこ十分付着するまで
茎葉散布した。
薬液風乾後幼苗に薬剤耐性または感受性のナシ黒星病菌
(Venturia nashicola)の分生胞子
懸濁液を噴霧接種した。これを20℃多湿条件下に8日
間置き、つづいて20℃螢光灯照明下に20日間栽培し
て発病させた。
発病調査方法および防除価の算出は試験例1と同様にし
た。
その結果、第5表のように一般式(1)で示されるN−
フェニルカーバメート系化合物は薬剤耐性菌を接種した
場合優れた防除効果を示し、逆に市販殺菌剤のベノミル
およびチオファネートメチルは薬剤感受性菌を接種した
場(88) 合優れた防除効果を示した。
第  5  表 (39) 試験例4 キュウリ灰色カビ病防除効果90.d容のプ
ラスチック製ポットをこ砂壌土をつめ、キュウリ(品種
:相模半日)を播種した。これを温室で8日間栽培し、
子葉が展開したキュウリを得た。この幼苗に製剤例4に
準じて調整した化合物の乳剤および下記対照化合物の水
和剤の水希釈液をポットあたりIO−あて、茎葉散布し
た。薬液風乾後、幼苗に薬剤耐性または感受性のキュウ
リ灰色カビ病菌(Botrytis cinerea 
)  の菌叢切板(直径5閣)を葉面上にはり付けて接
種した。
これを20℃多湿条件下に3日装置いて発病させた後、
発病状態を観察した。発病調査方法および防除価の算出
は試験例1と同様に行った。
その結果、第6表のように一般式(すで示されるN−フ
ェニルカーバメート系化合物は薬剤耐性菌を接種した場
合優れた防除効果を示し、逆に市販殺菌剤のベノミルお
よびチオノ1ネートメチルは薬剤感受性菌を接種した場
合優れた防除効果を示した。
第  6  表 (42) (48完) 第1頁の続き 優先権主張 @1982年10月6日■イギリス(GB
)[有]8228518 60−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 〔式中、XおよびYは同一または相異なり、ハロゲン原
    子、低級アルケニル基、低級シアノアルケニル基、低級
    アルキニル基、低級アルコキシル基またはシアノ基を表
    わすか、またはハロゲン原子、水酸基あるいはシアノ基
    で置換されていてもよい低級アルキル基を表ワスカ、マ
    タハ−般式−0H20R”  −000R3−〇H(O
    R3) 2 、 −OK<o〉(OH2) n 、  
    −00B ’ 。 −(3H=N−ORあるいは−CθNRRで示される置
    換基を表わす(ここで、几は低級アルキル基、低級アル
    ケニル基、低級アルキニル基または低級ハロアルキル基
    を表わす。几は水素原子または低級アルキル基を表わす
    。nは2,8または4を表わす。)。2は水素原子、フ
    ッ素原子または一般式一〇Rでボされる置換基を表わす
    (ここで it5は低級アルケニル基または低級アルキ
    ニル基を表わすか、またはハロゲン原子、低級アルコキ
    シル基あるいは低級シクロアルキル基で置換されていて
    もよい低級アルキル基を表わす。)。Aは酸素原子また
    は硫黄原子を表わす。几は低級アルケニル基、低級アル
    キニル基、低級シクロアルキル基、低級ハロアルケニル
    基または低級ハロアルキニル基を表わすか、またはハロ
    ゲン原子、シアノ基、低級アルコキシル基、低級アルケ
    ニルオキシ基、低級ハロアルコキシル基、フェノキシ基
    、低級アラルキルオキシ基、フェニル基あるいは低級シ
    クロアルキル基で置換されていてもよい低級アルキル基
    を表わす。 tはシアノ基、低級アルキル基、低級アルケニル基、低
    級アルキニル基、低級シクロアルキル基または低級ハロ
    アルケニル基を表わすか、またはハロゲン原子、シアノ
    基、低級アルコキシル基、低級アルコキシカルボニル基
    、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキル基、
    あるいはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、トリフル
    オロメチル基、低級アルキル基もしくは低級アルコキシ
    ル基で置換されていてもよいフェノキシカルボニル基、
    あるいはハロゲン原子もしくは低級アルキル基で置換さ
    れていてもよいフェノキシ基、あるれた低級アルキル基
    を表わすか、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、トリ
    フルオロメチル基、低級アルキル基あるいは低級アルコ
    キシル基で置換されていてもよいフェニル基を表わすか
    、ハロゲン原子あるいは低級アルキル基で置換されてい
    てもよいアラルキル基を表わすか、または一般式−CO
    几あるいは一8i(OR)sで示される置換基を表わす
    (ここで、几は低級アルキル基、低級アルケニル基、低
    級アルキニル基、低級シクロアルキル基または低級ハロ
    アルケニル基を表わすか、またはハロゲン原子、シアノ
    基、低級アルコキシル基、低級シクロアルキル基、ある
    いはハロゲン原子もしくは低級アルキル基で置換されて
    いてもよいフェノキシ基で置換された低級アルキル基を
    表わすか、またはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、
    トリフルオロメチル基、低級アルキル基あるいは低級ア
    ルコキシル基で置換されていてもよいフェニル基を表わ
    すか、またはハロゲン原子あるいは低級アルキル基で置
    換されていてもよいアラルキル基を表わす。几は低級ア
    ルキル基、低級アルコキシル基またはハロゲン原子を表
    わす。)。〕で示されるN−フェニルカーバメート系化
    合物を有効成分として含有することを特徴とする農園芸
    用殺菌剤。
JP58137397A 1982-07-27 1983-07-26 農園芸用殺菌剤 Granted JPS5942307A (ja)

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