JPH0439458B2 - - Google Patents

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JPH0439458B2
JPH0439458B2 JP7581083A JP7581083A JPH0439458B2 JP H0439458 B2 JPH0439458 B2 JP H0439458B2 JP 7581083 A JP7581083 A JP 7581083A JP 7581083 A JP7581083 A JP 7581083A JP H0439458 B2 JPH0439458 B2 JP H0439458B2
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般式〔〕 〔式中、Rは、低級アルキル基、低級アルケニ
ル基、テトラヒドロフリル基、フルフリル基、低
級アルコキシ低級アルキル、フエノキシ低級アル
キル基、低級アルケニルカルボニルオキシ低級ア
ルキル基、またはハロゲン原子、ニトロ基、低級
アルキル基、ハロ低級アルキル基、シアノ基もし
くは低級アルコキシ基で置換されていてもよいフ
エニル置換低級アルキル基、フリル置換低級アル
キル基またはピリジル置換低級アルキル基を表わ
す。 XおよびYは同一又は相異なり酸素原子または
硫黄原子を表わし、Zは、水素原子、低級アルキ
ル基、低級アルケニル基、低級アルキルカルボニ
ル基、低級シクロアルキルカルボニル基、低級ア
ルキル基もしくはハロゲン原子で置換されていて
もよいフエニルカルボニル基、低級アルキルスル
ホニル基または低級アルコキシカルボニルメチル
基を表わす。但し、XおよびYが同時に酸素原子
を表わし、Zが水素原子を表わすとき、Rが低級
アルキル基、低級アルケニル基または低級アルコ
キシ低級アルキル基で表わされる場合を除く。〕 で示されるN−フエニルカーバメート系化合物
(以下、本発明化合物と称する。)、その製造法お
よびそれを有効成分として含有することを特徴と
する農園芸用殺菌剤に関する。 一般式〔〕で示されるN−フエニルカーバメ
ート系化合物は、ベノミル〔メチル1−(ブチル
カルバモイル)ベンズイミダゾール−2−イルカ
ーバメート〕、フベリダゾール〔2−(2−フリ
ル)ベンズイミダゾール〕、チアベンダゾール
〔2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール〕、
カルベンダジム〔メチル ベンズイミダゾール−
2−イルカーバメート〕、チオフアネート メチ
ル〔1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2
−チオウレイド)ベンゼン〕、チオフアネート
〔1,2−ビス(3−エトキシカルボニル−2−
チオウレイド)ベンゼン〕などのベンズイミダゾ
ール・チオフアネート系殺菌剤またはN−3′,
5′−ジクロルフエニル)−1,2−ジメチルシク
ロプロパン−1,2−ジカルボキシイミド、3−
(3′,5′−ジクロルフエニル)−1−イソプロピル
カルバモイルイミダゾリジン−2,4−ジオン,
3−(3′,5′−ジクロルフエニル)−5−メチル−
5−ビニルオキサゾリジン−2,4−ジオン,エ
チル(RS)−3−(3′,5′−ジクロルフエニル)−
5−メチル−2,4−ジオキサゾリジン−5−カ
ルボキシレートなどの環状イミド系殺菌剤に耐性
を示す薬剤耐性菌に対し、選択的に強い殺菌効果
を示すことを特徴としている。 前述のベンズイミダゾール・チオフアネート系
殺菌剤は、農園芸作物に寄生する種々の病原菌に
対し優れた防除効果を示し、1970年項より農園芸
用殺菌剤として広く一般に使用され、作物増産に
大きく寄与してきた。ところがこれらの殺菌剤を
連続して作物に散布すると、薬剤耐性菌が蔓延
し、薬剤の防除効果が下がり、実用上使用し得な
い状況となることがしばしば起るようになつてき
た。殺菌剤を散布しても期待どおりの防除効果が
得られず、病害の発生を抑えることができない場
合、農家等薬剤の使用者が受ける被害は甚大であ
る。さらにベンズイミダゾール・チオフアネート
系殺菌剤のうちいずれかの殺菌剤に耐性を示す菌
は、この群の他の殺菌剤にも耐性となり、いわゆ
る交差耐性を示すことが知られている。したがつ
て、たとえばベノミルを散布しても防除効果の認
められない圃場では他のベンズイミダゾール・チ
オフアネート系殺菌剤を散布しても防除効果を期
待することができない。薬剤耐性菌の蔓延した圃
場ではベンズイミダゾール・チオフアネート系殺
菌剤の使用を中止せざるを得ないが、使用を中止
しても薬剤耐性園の密度が減少しない事例が多く
知られており、一旦薬剤耐性菌が発生するとその
後長い間その影響を受けることになる。また、そ
のような圃場では薬剤耐性菌が交差耐性を示さな
い他の系統の殺菌剤を散布することにより対象と
なる病害を防除するのであるが、ベンズイミダゾ
ール・チオフアネート系殺菌剤より優れた防除効
果を示すものはきわめて少なく、適確な防除が困
難となつている。 環状イミド系殺菌剤は各種作物の灰色かぼ病、
灰星病、菌核病等の防除に優れた効果を発揮する
ことにより、農園芸用殺菌剤として広く一般に使
用され、作物増産に大きく寄与している。近年、
石油価格の高騰によりハウス栽培等施設園芸では
暖房のための石油消費を節約せざるを得なくな
り、その結果低温で活発な灰色かび病菌が激しく
発生し問題となつた。このような状況下にあつて
灰色かび病防除の特効薬である環状イミド系殺菌
剤は重要な役割を果している。 またこの系統の殺菌剤に代替できるほど灰色か
び病防除に卓効を示す実用的な殺菌剤は知られて
いない。 ところが、一般に同一系統の殺菌剤を連続して
使用すると薬剤に耐性を示す菌が発生し、薬剤の
病害除効果が低下すると言われており、環状イミ
ド系殺菌剤の場合もその例外ではないことが明ら
かとなつてきた。 すなわち、前記環状イミド系殺菌剤のいずれか
を灰色かび病防除のために連続して作物に施用す
と環状イミド殺菌剤のいずれに対しても耐性を示
す灰色カビ病菌が発生し、防除効果の低下した例
が認められつつある。 本発明者らは前記の事情を考慮し、薬剤耐性菌
に対し選択的に殺菌効果を示す殺菌剤があれば薬
剤耐性菌発生圃場で病害防除効果が期待できるこ
とからそのような性質を持つ殺菌剤の発明に鋭意
努力した。その結果、前述のN−フエニルカーバ
メート系化合物が薬剤耐性菌に選択的に強い殺菌
効果を示す殺菌剤であることが判明した。 すなわち、本発明化合物は、後述の試験例から
も明らかなように、ベンズイミダゾール・チオフ
アネート系殺菌剤に感受性を有する野性菌または
環状イミド系殺菌剤に感受性を有する野性菌(以
下薬剤感受性菌と呼ぶ)による病害に対し防除効
果を示さないが、薬剤耐性菌による病害に対して
は優れた防除効果を発揮する。 前述のベンズイミダゾール・チオフアネート系
殺菌剤耐性菌のある種のものに対し、除草剤であ
るバーバン〔4−クロロ−2−ブチニルN−(3
−クロロフエニル)カーバメート〕、クロルブフ
アム〔1−メチル−2−プロピルN−(3−クロ
ロフエニル)カーバメート〕、クロルプロフアム
〔イソプロピル N−(3−クロロフエニル)カー
バメート〕、プロフアム〔イソプロピル N−フ
エニルカーバメート〕が選択的に殺菌力を示すこ
とがすでに報告されている(C.R.Acad,Sc.
Daris,t,289,S′erieD691頁〜693頁、1979
年)。 しかしながら、本発明化合物は後述試験例から
も明らかなように、これらの除草剤に比べてベン
ズイミダゾール・チオフアネート系殺菌剤耐性菌
に対しはるかに優れた防除効果を示し、かつ環状
イミド系殺菌剤耐性菌に対しても優れた防除効果
を示し、農園芸作物に対する薬害作用もほとんど
ない等実用価値の高いものである。 一方、前述の除草剤は茎葉散布した場合、農園
芸作物に対する薬害作用が強く、さらにベンズイ
ミダゾール・チオフアネート系殺菌剤耐性菌に対
する殺菌作用も実用に供し得るほど強いものでは
ない。 本発明化合物は前述のようにベンズイミダゾー
ル・チオフアネート系殺菌剤、あるいは環状イミ
ド系殺菌剤に耐性を示す菌の出現が予想される場
合、または出現した薬剤耐性菌の防除に使用する
ことができる。たとえば、リンゴのうどんこ病菌
(Podosphaera leuctricha)、黒星病菌
(Venturia inaequlis)、黒点病菌
(Mycosphaerella pomi)、褐斑病菌
(Marssorinamali)、モニリア病菌
(Sclerotiniamali)、カキのうどんこ病菌
(Phyllactinia kakicola)、炭そ病菌
(Gloeosporium kaki)、モモの灰星病菌
(Sclerotinia cinerea)、黒星病菌
(Cledosporium carpophilum)フオモプシス腐
敗病菌(Phomopsis sp.)、ブドウの灰色かび病
菌(Botrytis cinerea)、褐斑病菌
(Cercosporaviticola)、うどんこ病菌(Uncinula
necator)、黒とう病菌(Elsinoe ampelina)、晩
腐病菌(Glomerella cingulata)、テンサイの褐
斑病菌(Cercospora beticola)、ピーナツの褐斑
病菌(Cercospora arachidicola)、黒渋病菌
(Cercospora personata)、オオムギのうどんこ
病菌(Erysiphe graminis f.sp.hordei)、アイ・
スポツト病菌(Cercosporella
herpotrichoides)、紅色雪腐病菌(Fusarium
nivale)、コムギのうどんこ病菌(Erysiphe
graminis f.sp.tritici)、キユウリうどんこ病菌
(Sphaerotheca fuliginea)つる枯病菌
(Mycosphaerella melohis)、菌核病菌
(Sclerotinia sclerotiorum)、灰色かび病菌
(Botrytis cinerea)、黒星病菌(Cladosporium
cucumerinum)、トマトの葉かび病菌
(Cladosporium fulvum)、灰色かび病菌
(Botrytiscinerea)、ナスの黒枯病菌
(Coryhesporamelong enae)イチゴのうどんこ
病菌(Sphaerotheca humuli)、萎黄病菌
(Fusarium oxysporum f.sp.fragariae)、タマネ
ギの灰色腐敗病菌(Butrytis alli)、レタスの菌
核病菌(Sclerotinia sclerotiorum)、セルリーの
斑点病菌(Cercospora apii)、インゲンメマの角
斑病菌(Phaeoisariopsis griseola)、ホツプの灰
色かび病菌(Butrytis cinerea)タバコのうどん
こ病菌(Erysiphe cichoracearum)、バラの黒星
病菌(Diplocarpon rosae)、ミカンのそうか病
菌(Elsinoe fawcetti)、青かび病菌
(Penicillium italicum)、縁かび病菌
(Penicillium digitatum)などの薬剤耐性菌の防
除に使用することができる。 実際の圃場において、薬剤耐性菌と感受性菌と
が混在している場合には、ベンズイミダゾール・
チオフアネートメチル系殺菌剤あるいは環状イミ
ド系殺菌剤の1種類以上と、本発明化合物の1種
類以上とを混合して使用することにより薬剤耐性
菌も感受性菌も同時に防除することが可能であ
る。 本発明化合物の殺菌活性についてさらに検討し
た結果、薬剤耐性の有無にかかわらず、たとえば
イネのいもち病菌(Pyricularia oryzae)、キユ
ウリのベと病菌(Pseudoperonospora
cubensis)、ブドウのべと病菌(Plasmopara
viticola)、ジヤガイモの疫病菌(Phytophthora
infestans)などの防除に使用することができる。 一方、本発明化合物は人畜、魚類に対して高い
安全性を有し、かつ農業上有用な作物に対して実
際の使用上なんら害を及ぼすことなく使用でき
る。 N−(3,4−ジアルコキシ置換フエニル)カ
ーバメートとして、これまでN−(3,4−ジメ
トキシフエニル)カーバメート類、(C.A.,28
2339;50,5674e)、2−クロロエチル N−(3
−メトキシ−4−オクチルオキシフエニル)カー
バメート(C.A.,55,13376f;55 21021b)、2
−クロロエチル N−(3−メトキシ−4−ブト
キシフエニル)カーバメート(C.A.,64
8063g)、エチル N−(3−メトキシ−4−オク
チルオキシフエニル)カ−バメート(C.A.,68
39300b)等が知られているが、そのいずれの化
合物も薬剤耐性菌に対して有効ではない。 本発明化合物は、例えば以下の方法により製造
できる。 製法(a) 一般式〔〕 〔式中、Zは前記と同じ意味を表わす。〕で示
されるアニリン誘導体と、一般式〔〕 〔式中、R,XおよびYは前記と同じ意味を表
わす。〕 で示されるクロロホーメートまたはクロロチオホ
ーメートとを反応させる製造法。 この反応は、ベンゼン、トルエン、キシレン、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、クロロホルム、四塩化炭素、酢酸エチル、
ピリジン、ジメチルホルムアミド等の有機溶媒ま
たはその混合物中において行われ、ピリジン、ト
リエチルアミン、ジエチルアニリン、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等の脱塩化水素剤を用い
ることにより、行うことができる。反応温度は0
〜150℃の範囲であり、反応時間は、瞬時から12
時間の範囲である。反応後、通常の後処理操作に
より目的物を得ることができる。 製法(b) 一般式〔〕で示される本発明化合物の
うちZが水素原子である場合、一般式〔〕 〔式中、Xは前記と同じ意味を表わす。〕 で示されるフエニルイソシアネートまたはイソチ
オシアネートと一般式〔〕 HYR 〔〕 〔式中、RおよびYは前記と同じ意味を表わ
す。〕 で示されるアルコールまたはチオールとを反応さ
せる製造法。 この反応は無溶媒またはベンゼン、トルエン、
キシレン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、クロロホルム、四塩化炭素などの有機溶媒中
で、無触媒またはトリエチルアミン、N,N−ジ
エチルアニリン、1,4−ジアザビシクロ−(2,
2,2)オクタンを触媒として行うことができ
る。 反応温度は、0〜50℃の範囲であり、反応時間
は瞬時から12時間の範囲である。反応後通常の後
処理操作により目的物を得ることができる。 製法(c) 一般式〔〕で示される本発明化合物の
うち、Zが水素原子以外の置換基である場合、一
般式〔〕 〔式中、R,XおよびYは前記と同じ意味を表
わす。〕 で示されるN−フエニルカーバメート系化合物と
一般式〔〕 A−Z′ 〔〕 〔式中、Aはハロゲン原子を示し、Z′は前記と
同じ意味を表わす。〕 で示されるハライドとを反応させる製造法。 この反応は、ベンゼン、トルエン、キシレン、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、クロロホルム、四塩化炭素、酢酸エチル、
ピリジン、ジメチルホルムアミド等の有機溶媒ま
たはその混合物中において行われ、ピリジン、ト
リエチルアミン、ジエチルアニリン、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の
脱ハロゲン化水素剤や、テトラブチルアンモニウ
ムブロミド等の触媒を用いることにより、行うこ
とができる。反応温度は0℃〜150℃の範囲であ
り、反応時間は、瞬時から12時間の範囲である。
反応後通常の後処理操作により、目的物を得るこ
とができる。 次に、実施例により本発明をさらに詳しく説明
する。 合成例 1 ベンジル N−(3,4−ジエトキシフエニル)
カーバメートの合成(本発明化合物No.31)(方
法(a)による) 3,4−ジエトキシアニリン1.8gおよびジ
エチルアニリン1.5gをベンゼン20mlに溶解し、
永冷下にベンジルクロロホルメート1.8gを5
分間で滴下した。室温下約3時間撹拌した後、
永水にあけエーテルで抽出した。水洗し、硫酸
マグネシウムで乾燥した後溶媒を留去して粗結
晶2.8gを得た。このものをエタノールから再
結晶してベンジル N−(3,4−ジエトキシ
フエニル)カーバメートの白色結晶2.1gを得
た。融点109〜110℃ 合成例 2 R−(+)−1−フエニルエチルN−(3,4−
ジエトキシフエニル)カーバメート(本発明化
合物No.32)の合成(方法(b)による) 3,4−ジエトキシフエニルイソシアネート
1.0g、R−(+)−1−フエニルエタノール0.7
gおよびトルエン20mlの溶液にトリエチルアミ
ン0.1gを滴下し、室温で4時間撹拌した。こ
の後、反応混合物を永水にあけ、有機層を希塩
酸、希炭酸カリウム水溶液、水で順次洗い、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に溶
媒を留去した。得られた残渣をトルエンで再結
晶し、0.8gのR−(+)−1−フエニルエチル
N−(3,4−ジエトキシフエニル)カーバ
メートの白色結晶を得た。融点102〜103.5℃、 〔α〕20 D=+56.2(CHCl3,C=1.0) 合成例 3 イソプロピル N−ベンゾイル−N−(3,4
−ジエトキシフエニル)カーバメート(本発明
化合物No.16)の合成(方法(c)による) イソプロピル N−(3,4−ジエトキシフエ
ニル)カーバメート2.7gをジメチルホルムアミ
ド50mlに溶解し、その中へ水素化ナトリウム(50
%)0.5を加えた。混合物を60℃で15分間加熱し
た後塩化ベンゾイル1.4gを加え更に30分間加熱
した。 反応終了後、反応混合物を永水にあけ、エーテ
ルで抽出した。溶媒を重層水および飽和食塩水で
洗い無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧下留去し、得られた残渣をヘキサンアセトンの
混合溶媒によるシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにより精製し、イソプロピル N−ベンゾイ
ル−N−(3,4−ジエトキシフエニル)カーバ
メート3.1gを得た。(収率80%)融点120〜121℃ 元素分析C(%) H(%) N(%) 計算値 67.90 6.78 3.77 (C21H25NO5として) 実測値 68.11 6.613.90 NMR δCDCl3(TMS) 1.50(6H,d.J=8Hz)1.43(3H,t.J=7
Hz)1.44(3H,t.J=7Hz)4.05(2H,q.J=
7Hz)4.07(2H,q.J=7Hz)4.86(1H,
sept.J=8Hz)6.77(3H,m.)7.3〜7.8
(5H,m.) 次に合成例1,2および3と同様にして得た一
般式〔〕で表わされる本発明化合物のいくつか
を第1表に示すが、本発明化合物はこれらのみに
限定されるものではない。なお、ここに示す化合
物番号は以下の配合例および試験例において共通
に使用される。
【表】
【表】
【表】
【表】 このようにして得られた本発明化合物を実際に
施用する際には、他成分を加えずに使用できる
し、また殺菌剤として使いやすくするため担体と
混合して施用することができ、通常使用される形
態、たとえば粉剤、水和剤、油剤、乳剤、錠剤、
粒剤、微粒剤、エアゾール、フロアプル等に製剤
化しても使用できる。 本発明化合物が薬剤耐性菌に対して選択的に高
い殺菌力を示すことから、薬剤耐性菌のみが存在
している場合には単独で使用できるが、薬剤感受
性の野生菌が混在する場合には前述のベンズイミ
ダゾール・チオフアネート系殺菌剤と混合して使
用するか、交互に使用することが望ましい。 前記製剤中には一般に活性化合物を重量にして
1.0〜95.0%、好ましくは2.0〜80.0%を含み、通
常10アールあたり10〜100gの施用量が適当であ
る。さらにその使用濃度は0.005%〜0.5%の範囲
が望ましいが、これらの使用量、濃度は剤型、施
用時期、方法、場所、対象病害、対象作物等によ
つても異なるため前記範囲に拘わることなく増減
することは何ら差し支えない。 さらに他の殺菌剤および殺虫剤等と混合して使
用することができ、たとえばN−(3,5−ジク
ロルフエニル)−1,2−ジメチルシクロプロパ
ン−1,2−ジカルボキシイミド、(E)−1−(2,
4−ジクロルフエニル)−4,4−ジメチル−2
−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−
ペンテン−3−オール、4−クロル−3−メチル
ベンゾチアゾロン、S−ノルマル−ブチル−S−
パラーターシヤリーブチルベンジルジチオカーボ
ンイミデート、O,O−ジメチル O−(2,6
−ジクロル−4−メチルフエニル) ホスホロチ
オエート、N−トリクロロメチルチオ−4−シク
ロヘキセン−1,2−ジカルボキシイミド、シス
−N−(1,1,2,2−テトラクロロエチルチ
オ)−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキ
シイミド、N−(トリクロルメチルチオ)フター
ルイミド、ポリオキシ、ストレプトマイシン、ジ
ンクエチレンビスジチオカーバメート、ジンクジ
メチルチオカーバメート、マンガンエチレンビス
ジチオカーバメート、ビス(N,N−ジメチルチ
オカルバモイル)ジサルフアイド、テトラクロロ
イソフタロニトリル、8−ヒドロキシキノリン、
ドデシルグアニジンアセテート、5,6−ジヒド
ロ−2−メチル−1,4−オキサチイン−3−カ
ルボキサニリド、N′−ジクロロフルオロメチル
チオ−N,N−ジメチル−N′−フエニルスルフ
アミド、1−(4−クロロフエノキシ)−3,3−
ジメチル−1−(1,2,4−トリアゾール−1
−イル)−2−ブタノン、メチル N−(2,6−
ジメチルフエニル)−N−メトキシアセチル−2
−メチルグリシネート、アルミニウムエチルホス
フアイト等の殺菌剤、O,O−ジメチル O−
(4−ニトロ−3−メチルフエニル)ホスホロチ
オエート、O−(4−ジアノフエニル)O,O−
ジメチルホスホロチオエート、O−(4−シアノ
フエニル)O−エチル フエニルホスホノチオエ
ート、O,O−ジメチル S−(N−メチルカル
バモイルメチル)ホスホロジチオエート、2−メ
トキシ−4H−1,3,2−ベンゾジオキサホス
ホリン−2−スルフイド、O,O−ジメチル S
−(1−エトキシカルボニル−1−フエニルメチ
ル)ホスホロジチオエート等の有機リン系殺虫
剤、α−シアノ−3−フエノキシベンジル 2−
(4−クロロフエニル)イソバレレート、3−フ
エノキシベンジル 2,2−ジメチル−3−(2,
2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシ
レート、α−シアノ−3−フエノキシベンジル
2,2−ジメチル−3−(2,2−ジブロモビニ
ル)シクロプロパンカルボキシレート等のピレス
ロイド系殺虫剤と混合して使用することができ、
いずれも各単剤の防除効果を減ずることはなく、
さらに混合による相乗効果も期待されるものであ
る。 次に試験例および配合例をあげ、本発明をさら
に詳しく説明する。 以下の試験例1から7までで用いられる市販殺
菌剤および対照化合物は、第2表の通りである。
【表】
【表】
【表】
【表】 試験例 1 キユウリうどんこ病防除効果 90ml容のプラスチツク製ポツトに砂壌土をつ
め、キユウリ(品種:相模半白)を播種した。こ
れを室温で8日間栽培し、子葉が展開したキユウ
リ幼苗を得た。この幼苗に乳剤または水和剤形態
の供試化合物の水希釈液を液滴が葉面に十分量付
着するまで茎葉散布した。薬液風乾後、幼苗に薬
剤耐性または感受性のキユウリうどんこ病菌
(Sphaerotheca fuliginea)の分生胞子懸濁液を
噴霧接種した。これを温室に置いて10日間栽培し
発病させた後、発病状態を観察した。 発病度は下記の方法によつて算出した。すなわ
ち、調査葉の病斑出現に応じて、0,0.5,1,
2,4の指類に分類し、次式によつて発病度を算
出した。 (発病指数) (発病状態) 0……葉面上に菌叢または病斑を認めない。 0.5……葉面上に葉面積の5%未満に菌叢または
病斑を認める。 1……葉面上に葉面積の20%未満に菌叢または病
斑を認める。 2……葉面上に葉面積の50%未満に菌叢または病
斑を認める。 4……葉面上に葉面積の50%以上に菌叢または病
斑を認める。 発病度(%) =〓{(発病指数)×(葉数)}/(調査葉数)×4
×100 つづいて防除価を次式より求めた。 防除価(%) =100−(化合物処理区の発病度)/(無処理区の
発病度)×100
【表】
【表】 試験例 2 テンサイ褐斑病防除効果 90ml容のプラスチツク製ポツトに砂壌土をつ
め、テンサイ(品種:デトロイトダークレツド)
を播種した。温室で20日間栽培したのち得られた
幼苗に乳剤または水和剤形態の供試化合物の水希
釈液を液滴が葉面に十分付着するまで茎葉散布し
た。薬液風乾後幼苗に薬剤耐性または感受性のテ
ンサイ褐斑病菌(Cercospora beticola)の分生
胞子懸濁液を噴霧接種した。これにビニールカバ
ーをかぶせて多湿条件とし、温室で10日間栽培し
たのち、発病状態を観察した。 発病調査方法および防除価の算出は試験例1と
同様に行つた。
【表】
【表】 試験例 3 ナシ黒星病防除効果 90ml容プラスチツク製ポツトピートモスと砂壌
土の混合土壌をつめ、ナシの果実(品種:長十
朗)より採種した種子を播いた。これを温室で20
日間栽培し得られた幼苗に乳剤または水和剤形態
の供試化合物の水希釈液を液滴が葉面に十分付着
するまで茎葉散布した。 薬液風乾後幼苗に薬剤耐性または感受性のナシ
黒星病菌(Venturia nashicola)の分生胞子懸
濁液を噴霧接種した。これを20℃多湿条件下に3
日間置き、つづいて0℃螢光灯照明下に2日間栽
培して発病させた。 発病調査方法および防除価の算出は試験例1と
同様にした。
【表】 試験例 4 ピーナツツ褐斑病防除効果 100ml容のプラスチツク製ポツトに砂壌土をつ
め、ピーナツツ(品種:干葉半立性)を播種し
た。温室で14日間栽培したのち得られた幼苗に乳
剤または水和剤形態の供試化合物の水希釈液を葉
面に液滴が十分付着するまで茎葉散布した。薬液
風乾後幼苗に薬剤耐性または感受性のピーナツツ
褐斑病菌(Cercospora arachidicola)の胞子懸
濁液を噴霧接種した。これにビニールカバーをか
ぶせて多湿条件とし、温室で10日間栽培したの
ち、発病状態を観察した。 発病調査方法および防除価の算出は試験例と同
様に行なつた。
【表】 試験例 5 キユウリ灰色カビ病防除効果 90ml容のプラスチツク製ポツトに砂壌土をつ
め、キユウリ(品種:相模半白)を播種した。こ
れを温室で8日間栽培し、子葉が展開したキユウ
リを得た。この幼苗に乳剤または水和剤形態の供
試化合物の水希釈液をポツトあたり10mlあて、茎
葉散布した。薬液風後、幼苗に薬剤耐性または感
受性のキユウリ灰色カビ病菌(Botrytis cinere)
の菌叢切片(直径5mm)を葉面上にはり付けて接
種した。これを20℃多湿条件下に3日間置いて発
病させた後、発病状態を観察した。発病調査方法
および防除価の算出は試験例1と同様に行つた。
【表】
【表】 試験例 6 キユウリつる枯病防除効果 90ml容のプラスチツク製ポツトに砂壌±をつ
め、キユウリ(品種:相模半白)を播種した。こ
れを温室で8日間栽培し、子葉が展開したキユウ
リを得た。この幼苗に乳剤または水和剤形態の供
試化合物の水希釈液を葉面に液滴が十分付着する
まで茎葉散布した。薬液風乾後、幼苗に薬剤耐性
または感受性のキユウリつる枯病菌
(Mycosphaerella melonis)の歯叢切片(直径
mm)を葉面上に貼り付けて接種した。これを25℃
多湿条件下に4日間置いて発病させたのち発病状
態を観察した。発病調査方法および防除価の算出
は試験例1と同様に行なつた。
【表】 試験例 7 ミカン青かび病防除効果 ミカン果実(品種:温州)をよく水洗し、風乾
したのち、本発明化合物の乳剤または対照市販殺
菌剤を水で希釈し所定濃度とした薬液に1分間浸
漬した。 風乾後、薬剤耐性または感受性のミカン青かび
病菌(Penicillium italicum)分生胞子を水に懸
濁し、果実表面に噴霧接種した。接種後14日間湿
室においたのち、発病程度を下記のように0,
1,2,3,4,5の発病指数を用いて調査し
た。 (発病状態) (発病指数) 病斑が認められない 0 果実表面積の20%未満に病斑が認められる 1 〃 20〜40 〃 2 〃 40〜60 〃 3 〃 60〜80 〃 4 〃 80%以上に病斑が認められる 5 発病度および防除価の算出は試験例と同様に行
なつた。
【表】 次に本発明化合物の製剤例を挙げる。 製剤例 1 粉 剤 化合物3(2部)、クレー(88部)およびタルク
(10部)をよく粉砕混合すれば、主剤含有量2%
の粉剤を得る。 製剤例 2 水和剤 化合物11(30部)、珪藻土(45部)、ホワイトカ
ーボン(20部)、湿潤剤(ラウリル硫酸ソーダ)
(3部)および分散剤(リグニンスルホン酸カル
シウム)(2部)をよく粉砕混合すれば主剤含有
量30%の水和剤を得る。 製剤例 3 水和剤 化合物3(50部)、珪藻土(45部)、湿潤剤(ア
ルキルベンゼンスルホン酸カルシウム)(2.5部)
および分散剤(リグニンスルホン酸カルシウム)
(2.5部)をよく粉砕混合すれば主剤含有量50%の
水和剤を得る。 製剤例 4 乳 剤 化合物32(10部)、シクロヘキサノン(80部)お
よび乳化剤(ポリオキシエチレンアルキルアリル
エーテル)(10部)を混合すれば主剤含有量10%
の乳剤を得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Rは、低級アルキル基、低級アルケニ
    ル基、テトラヒドロフリル基、フルフリル基、低
    級アルコキシ低級アルキル、フエノキシ低級アル
    キル基、低級アルケニルカルボニルオキシ低級ア
    ルキル基、またはハロゲン原子、ニトロ基、低級
    アルキル基、ハロ低級アルキル基、シアノ基もし
    くは低級アルコキシ基で置換されていてもよいフ
    エニル置換低級アルキル基、フリル置換低級アル
    キル基またはピリジル置換低級アルキル基を表わ
    す。 XおよびYは同一又は相異なり酸素原子または
    硫黄原子を表わし、Zは、水素原子、低級アルキ
    ル基、低級アルケニル基、低級アルキルカルボニ
    ル基、低級シクロアルキルカルボニル基、低級ア
    ルキル基もしくはハロゲン原子で置換されていて
    もよいフエニルカルボニル基、低級アルキルスル
    ホニル基または低級アルコキシカルボニルメチル
    基を表わす。但し、XおよびYが同時に酸素原子
    を表わし、Zが水素原子を表わすとき、Rが低級
    アルキル基、低級アルケニル基または低級アルコ
    キシ低級アルキル基で表わされる場合を除く。〕 で示されるN−フエニルカーバメート系化合物。 2 一般式 〔式中、Zは、水素原子、低級アルキル基、低
    級アルケニル基、低級アルキルカルボニル基、低
    級シクロアルキルカルボニル基、低級アルキル基
    もしくはハロゲン原子で置換されていてもよいフ
    エニルカルボニル基、低級アルキルスルホニル基
    または低級アルコキシカルボニルメチル基を表わ
    す。〕 で示されるアニリン誘導体と一般式 〔式中、Rは、低級アルキル基、低級アルケニ
    ル基、テトラヒドロフリル基、フルフリル基、低
    級アルコキシ低級アルキル、フエノキシ低級アル
    キル基、低級アルケニルカルボニルオキシ低級ア
    ルキル基、またはハロゲン原子、ニトロ基、低級
    アルキル基、ハロ低級アルキル基、シアノ基もし
    くは低級アルコキシ基で置換されていてもよいフ
    エニル置換低級アルキル基、フリル置換低級アル
    キル基またはピリジル置換低級アルキル基を表わ
    す。 XおよびYは同一又は相異なり酸素原子または
    硫黄原子を表わす。 但し、XおよびYが同時に酸素原子を表わし、
    Zが水素原子を表わすとき、Rが低級アルキル
    基、低級アルケニル基または低級アルコキシ低級
    アルキル基で表わされる場合を除く。〕 で示されるクロロホーメートまたはクロロチオホ
    ーメートとを反応させることを特徴とする一般式 〔式中、X、YおよびZは前記と同じ意味を表
    わす。〕 で示されるN−フエニルカーバメート系化合物の
    製造法。 3 一般式 〔式中、Xは酸素原子または硫黄原子を表わ
    す。〕 で示されるフエニルイソシアネートまたはフエニ
    ルチオイソシアネートと一般式 HYR 〔式中、Rは、低級アルキル基、低級アルケニ
    ル基、テトラヒドロフリル基、フルフリル基、低
    級アルコキシ低級アルキル、フエノキシ低級アル
    キル基、低級アルケニルカルボニルオキシ低級ア
    ルキル基、またはハロゲン原子、ニトロ基、低級
    アルキル基、ハロ低級アルキル基、シアノ基もし
    くは低級アルコキシ基で置換されていてもよいフ
    エニル置換低級アルキル基、フリル置換低級アル
    キル基またはピリジル置換低級アルキル基を表わ
    す。 Yは酸素原子または硫黄原子を表わす。〕 で示されるアルコールまたはチオールとを反応さ
    せることを特徴とする 一般式 〔式中、X、およびYは前記と同じ意味を表わ
    す。但し、XおよびYが同時に酸素原子を表わ
    し、Zが水素原子を表わすとき、Rが低級アルキ
    ル基、低級アルケニル基または低級アルキル基で
    表わされる場合を除く。〕 で示されるN−フエニルカーバメート系化合物の
    製造法。 4 一般式 〔式中、Rは、低級アルキル基、低級アルケニ
    ル基、テトラヒドロフリル基、フルフリル基、低
    級アルコキシ低級アルキル、フエノキシ低級アル
    キル基、低級アルケニルカルボニルオキシ低級ア
    ルキル基、またはハロゲン原子、ニトロ基、低級
    アルキル基、ハロ低級アルキル基、シアノ基もし
    くは低級アルコキシ基で置換されていてもよいフ
    エニル置換低級アルキル基、フリル置換低級アル
    キル基またはピリジル置換低級アルキル基を表わ
    す。 XおよびYは同一又は相異なり酸素原子または
    硫黄原子を表わす。 但し、XおよびYが同時に酸素原子を表わすと
    き、Rが低級アルキル基、低級アルケニル基また
    は低級アルコキシ低級アルキル基で表わされる場
    合を除く。〕 で示されるN−フエニルカーバメート系化合物
    と、一般式 A−Z′ 〔式中、Aはハロゲン原子を表わし、Z′は、低
    級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキル
    カルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル
    基、低級アルキル基もしくはハロゲン原子で置換
    されていてもよいフエニルカルボニル基、低級ア
    ルキルスルホニル基または低級アルコキシカルボ
    ニルメチル基を表わす。〕 で示されるハライドとを反応させることを特徴と
    する一般式 〔式中、X、YおよびZ′は前記と同じ意味を有
    する。〕 で示されるN−フエニルカーバメート系化合物の
    製造法。 5 一般式 〔式中、Rは、低級アルキル基、低級アルケニ
    ル基、テトラヒドロフリル基、フルフリル基、低
    級アルコキシ低級アルキル、フエノキシ低級アル
    キル基、低級アルケニルカルボニルオキシ低級ア
    ルキル基、またはハロゲン原子、ニトロ基、低級
    アルキル基、ハロ低級アルキル基、シアノ基もし
    くは低級アルコキシ基で置換されていてもよいフ
    エニル置換低級アルキル基、フリル置換低級アル
    キル基またはピリジル置換低級アルキル基を表わ
    す。 XおよびYは同一又は相異なり酸素原子または
    硫黄原子を表わし、Zは、水素原子、低級アルキ
    ル基、低級アルケニル基低級アルキルカルボニル
    基、低級シクロアルキルカルボニル基、低級アル
    キル基もしくはハロゲン原子で置換されていても
    よいフエニルカルボニル基、低級アルキルスルホ
    ニル基または低級アルコキシカルボニルメチル基
    を表わす。但し、XおよびYが同時に酸素原子を
    表わし、Zが水素原子を表わすとき、Rが低級ア
    ルキル基、低級アルケニル基または低級アルコキ
    シ低級アルキル基で表わされる場合を除く。〕 で示されるN−フエニルカーバメート系化合物を
    有効成分として含有することを特徴とする農園芸
    用殺菌剤。
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