JPS6058525B2 - 磁気記録体の記録再生法 - Google Patents
磁気記録体の記録再生法Info
- Publication number
- JPS6058525B2 JPS6058525B2 JP54099456A JP9945679A JPS6058525B2 JP S6058525 B2 JPS6058525 B2 JP S6058525B2 JP 54099456 A JP54099456 A JP 54099456A JP 9945679 A JP9945679 A JP 9945679A JP S6058525 B2 JPS6058525 B2 JP S6058525B2
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- JP
- Japan
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- recording
- magnetic
- magnetic recording
- obliquely
- base material
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
従来、長手の基材に、磁性金属又は合金の蒸気を、斜
め蒸着法や斜め入射イオンブレーティング法等により、
その基材面に対し1方向から斜めに入射蒸着させてその
長さ方向に配列する多数の斜め蒸着粒子柱状堆積体から
成る磁性層を形成した磁気記録体は、高い飽和磁化と保
磁力が得られるため、高密度記録可能な磁気記録体とし
て期待されている。
め蒸着法や斜め入射イオンブレーティング法等により、
その基材面に対し1方向から斜めに入射蒸着させてその
長さ方向に配列する多数の斜め蒸着粒子柱状堆積体から
成る磁性層を形成した磁気記録体は、高い飽和磁化と保
磁力が得られるため、高密度記録可能な磁気記録体とし
て期待されている。
しカル乍ら、この磁気記録体の記録を再生する場合、そ
のベッドに対し、記録体を一定の方向に走行させること
により、その記録再生出力特性が異なることが検討の結
果分つた。而して、本発明は、このように作成した磁気
記録体を有効に使用するその記録再生法を提供するもの
で、長手の基材に、磁性金属又は合金の蒸気を該基材面
に対し斜めに入射蒸着せしめてその長さ方向に配列する
多数の斜め蒸着粒子柱状堆積体から 成る磁性層を形成
した磁気記録体に記録再生機に よりそのヘッドの前面
を走行させ記録を再生する に当り、該磁気記録体をそ
の斜め蒸着粒子柱状堆積体の傾倒方向と反対方向へ走行
させること、即ち、該ヘッドの相関的走行方向は、該斜
め蒸着粒子柱状堆積体の傾倒方向と同じ方向に走行させ
る ことを特徴とする。 本発明の実施の層側を、添付
図面につき説明するに、第1図に於て、1は合成樹脂製
の録音テープ基材を示し、その上面に、Co、Ni、F
eやこれらの合金を公知の斜め入射蒸着法や斜め入射イ
オンブレーティング法等により、略蒸着入射方向に蒸着
堆積して形成された斜め蒸着粒子柱状体2aの多数の配
列がその長さ方向に形成されて成る磁性層2を示し、こ
れらテープ基材1と磁性膜2によりいわゆる斜め入射蒸
着の磁気記録体3が構成される。
のベッドに対し、記録体を一定の方向に走行させること
により、その記録再生出力特性が異なることが検討の結
果分つた。而して、本発明は、このように作成した磁気
記録体を有効に使用するその記録再生法を提供するもの
で、長手の基材に、磁性金属又は合金の蒸気を該基材面
に対し斜めに入射蒸着せしめてその長さ方向に配列する
多数の斜め蒸着粒子柱状堆積体から 成る磁性層を形成
した磁気記録体に記録再生機に よりそのヘッドの前面
を走行させ記録を再生する に当り、該磁気記録体をそ
の斜め蒸着粒子柱状堆積体の傾倒方向と反対方向へ走行
させること、即ち、該ヘッドの相関的走行方向は、該斜
め蒸着粒子柱状堆積体の傾倒方向と同じ方向に走行させ
る ことを特徴とする。 本発明の実施の層側を、添付
図面につき説明するに、第1図に於て、1は合成樹脂製
の録音テープ基材を示し、その上面に、Co、Ni、F
eやこれらの合金を公知の斜め入射蒸着法や斜め入射イ
オンブレーティング法等により、略蒸着入射方向に蒸着
堆積して形成された斜め蒸着粒子柱状体2aの多数の配
列がその長さ方向に形成されて成る磁性層2を示し、こ
れらテープ基材1と磁性膜2によりいわゆる斜め入射蒸
着の磁気記録体3が構成される。
本法は、かかる公知の此程記録体3を第 1図示のよう
に、これに記録したものを再生するに当り、その再生機
の例えば記録再生機ヘッド4・の前面を走行せしめるに
際し、来示A方向に走行させることを特徴とする。即ち
、その配列の斜め蒸着粒子柱状体2aの傾倒方向とは反
対方向に走行させる。換言すれば、ヘッド4側からいえ
ば、ヘッド4の相対的走行を、その来示Bのように配・
列する斜め柱状体2aの傾倒側と同じ方向即ちその傾倒
に逆られない順方向に走行せしめる。然るときは、下記
に明らかにするように、上記と反対方向に記録体又はヘ
ッドを走行させるに比し優れた記録再生特性が得られる
。この効果の原因は、充分明らかでないが、次のような
ことが考えられる。例えば、正弦波を記録した場合、磁
気記録体の記録された磁化ベクトルは、第2図のように
、テープとヘッドの相対的な走行方向に対して、同心円
から多少づれることが知られる。したがつて、磁性粒子
の磁気異方性の方向が左右対称でない場合には、この1
づれョ方向と磁気異方性の方向が同方向の時、高い記録
、再生特性が得られると思料される。次に、比較実施例
を示す。
に、これに記録したものを再生するに当り、その再生機
の例えば記録再生機ヘッド4・の前面を走行せしめるに
際し、来示A方向に走行させることを特徴とする。即ち
、その配列の斜め蒸着粒子柱状体2aの傾倒方向とは反
対方向に走行させる。換言すれば、ヘッド4側からいえ
ば、ヘッド4の相対的走行を、その来示Bのように配・
列する斜め柱状体2aの傾倒側と同じ方向即ちその傾倒
に逆られない順方向に走行せしめる。然るときは、下記
に明らかにするように、上記と反対方向に記録体又はヘ
ッドを走行させるに比し優れた記録再生特性が得られる
。この効果の原因は、充分明らかでないが、次のような
ことが考えられる。例えば、正弦波を記録した場合、磁
気記録体の記録された磁化ベクトルは、第2図のように
、テープとヘッドの相対的な走行方向に対して、同心円
から多少づれることが知られる。したがつて、磁性粒子
の磁気異方性の方向が左右対称でない場合には、この1
づれョ方向と磁気異方性の方向が同方向の時、高い記録
、再生特性が得られると思料される。次に、比較実施例
を示す。
25μ厚ポリエステルフィルムに、斜め蒸着法により磁
気テープを作成し、カセットテープ状にスリットして測
定した。
気テープを作成し、カセットテープ状にスリットして測
定した。
代表的な結果を第1表に示す。ここでテープ走行方向の
1正ョとは第1図に示した方向を、1逆ョとはその逆方
向を意味する。試料NO.lは第1図示の磁性膜の構成
を有する。
1正ョとは第1図に示した方向を、1逆ョとはその逆方
向を意味する。試料NO.lは第1図示の磁性膜の構成
を有する。
試料NO.2は、試料NOlの入射蒸着膜を1方向のみ
の5層としたもの、試料NO.3は、CO−20Niの
厚さ500Aの斜め入射蒸着膜の1方向のみの5層とT
iの厚さ200Aの入射蒸着膜の1方向のみの5層とを
交互に重合した10層から成る磁性膜としたもの、NO
.4は、対照試料として、射め蒸着ではあるが、その斜
め入射蒸着膜の5層は、その入射方向を各層の生成に於
てその入射方向を交互に変えたものである。上記表から
明らかなように、試料NO.l〜NO.3の1方向のみ
の蒸着膜のものは、本発明方法を使用すればその再生出
力を著しく向上せしめることが出来る。
の5層としたもの、試料NO.3は、CO−20Niの
厚さ500Aの斜め入射蒸着膜の1方向のみの5層とT
iの厚さ200Aの入射蒸着膜の1方向のみの5層とを
交互に重合した10層から成る磁性膜としたもの、NO
.4は、対照試料として、射め蒸着ではあるが、その斜
め入射蒸着膜の5層は、その入射方向を各層の生成に於
てその入射方向を交互に変えたものである。上記表から
明らかなように、試料NO.l〜NO.3の1方向のみ
の蒸着膜のものは、本発明方法を使用すればその再生出
力を著しく向上せしめることが出来る。
試料NO.4のように、入射方向を交互とした複数層の
ものは、テープの走行方向を正方向としても再生出力に
殆んど変化なく、本法の効果は実質上生じないことが分
る。このように本発明によるときは、斜め入射蒸着した
磁性膜をもつ磁気記録体を、記録再生に於て、その斜め
蒸着粒子柱状体の傾倒側と反対方向にヘッドの前面を走
行せしめるときは、即ち、ヘッドの相対的走行を斜め蒸
着粒子柱状体の傾倒側へ走行せしめるときは、その再生
特性を著しく向上し得られる効果を有する。
ものは、テープの走行方向を正方向としても再生出力に
殆んど変化なく、本法の効果は実質上生じないことが分
る。このように本発明によるときは、斜め入射蒸着した
磁性膜をもつ磁気記録体を、記録再生に於て、その斜め
蒸着粒子柱状体の傾倒側と反対方向にヘッドの前面を走
行せしめるときは、即ち、ヘッドの相対的走行を斜め蒸
着粒子柱状体の傾倒側へ走行せしめるときは、その再生
特性を著しく向上し得られる効果を有する。
第1図は本法実施の1例の断面図、第2図はその作動を
説明する断面図を示す。 1・・・磁気記録基材、2a・・・斜め入射蒸着粒子柱
状体、2・・・磁性層、3・・・磁気記録体、4・・・
ヘッド、A,B・・・走行方向。
説明する断面図を示す。 1・・・磁気記録基材、2a・・・斜め入射蒸着粒子柱
状体、2・・・磁性層、3・・・磁気記録体、4・・・
ヘッド、A,B・・・走行方向。
Claims (1)
- 1 長手の基材に、磁性金属又は合金の蒸気を該基材面
に対し斜めに入射蒸着せしめてその長さ方向に配列する
多数の斜め蒸着粒子柱状堆積体から成る磁性属を形成し
た磁気記録体に記録再生機によりそのヘッドの前面を走
行させ記録を再生するに当り、該磁気記録体をその斜め
蒸着粒子柱状堆積体の傾倒方向と反対方向へ走行させる
こと、即ち、該ヘッドの相関的走行方向は、該斜め蒸着
粒子柱状堆積体の傾倒方向と同じ方向に走行させること
を特徴とする磁気記録体の記録再生法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54099456A JPS6058525B2 (ja) | 1979-08-06 | 1979-08-06 | 磁気記録体の記録再生法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54099456A JPS6058525B2 (ja) | 1979-08-06 | 1979-08-06 | 磁気記録体の記録再生法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5625210A JPS5625210A (en) | 1981-03-11 |
JPS6058525B2 true JPS6058525B2 (ja) | 1985-12-20 |
Family
ID=14247818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54099456A Expired JPS6058525B2 (ja) | 1979-08-06 | 1979-08-06 | 磁気記録体の記録再生法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6058525B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57105806A (en) * | 1980-12-22 | 1982-07-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording and reproducing system |
CA1181915A (en) * | 1981-02-05 | 1985-02-05 | Nippon Oil Co., Ltd. | Process for preparing a hydrogel |
JPS6013462Y2 (ja) * | 1981-08-17 | 1985-04-30 | ライオン株式会社 | 口腔用バンド |
JPS6087435A (ja) * | 1983-10-19 | 1985-05-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気テ−プ |
JPS6216202A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-24 | Sony Corp | 磁気記録再生方法 |
JPS62115063A (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-26 | Agency Of Ind Science & Technol | 可逆伸縮性高分子材料の製造法 |
JPS62115064A (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-26 | Agency Of Ind Science & Technol | 収縮性高分子材料の製造法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52129409A (en) * | 1976-04-23 | 1977-10-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | Manufacture of magnetic recording medium |
JPS5358206A (en) * | 1976-11-05 | 1978-05-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording medium |
JPS5361310A (en) * | 1976-11-12 | 1978-06-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Production of magnetic recording medium |
-
1979
- 1979-08-06 JP JP54099456A patent/JPS6058525B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52129409A (en) * | 1976-04-23 | 1977-10-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | Manufacture of magnetic recording medium |
JPS5358206A (en) * | 1976-11-05 | 1978-05-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording medium |
JPS5361310A (en) * | 1976-11-12 | 1978-06-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Production of magnetic recording medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5625210A (en) | 1981-03-11 |
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