JPS6058297B2 - 高強度包装用アルミニウム合金の製造法 - Google Patents
高強度包装用アルミニウム合金の製造法Info
- Publication number
- JPS6058297B2 JPS6058297B2 JP14239482A JP14239482A JPS6058297B2 JP S6058297 B2 JPS6058297 B2 JP S6058297B2 JP 14239482 A JP14239482 A JP 14239482A JP 14239482 A JP14239482 A JP 14239482A JP S6058297 B2 JPS6058297 B2 JP S6058297B2
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- JP
- Japan
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- aluminum alloy
- manufacturing
- strength
- present
- packaging aluminum
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- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高強度包装用アルミニウム合金の製造法に関
する。
する。
高強度包装用アルミニウム合金の代表的なものに300
4合金があり、これはビール缶及び炭酸飲料缶等の缶胴
部(キヤンホデイ)材として使用されている。
4合金があり、これはビール缶及び炭酸飲料缶等の缶胴
部(キヤンホデイ)材として使用されている。
この系の合金は、キヤンボデイ成形の際のしごき加工性
に優れるという特長を有するが、成形口躬こ耳発生が大
きい(耳率が高い)場合、歩留り低下及び成形時の不具
合という問題を生じる。本発明者等は、このような包装
用アルミニウム合金について、薄肉化のために高強度化
を図ると共に、成形時の耳発生の低減を図るべく検討を
重ねた結果、高強度化のための冷間圧延の加工率の増大
による450方向耳の発生を抑えるためにはCaの添加
が有効であることを見出し、本発明を完成させた。
に優れるという特長を有するが、成形口躬こ耳発生が大
きい(耳率が高い)場合、歩留り低下及び成形時の不具
合という問題を生じる。本発明者等は、このような包装
用アルミニウム合金について、薄肉化のために高強度化
を図ると共に、成形時の耳発生の低減を図るべく検討を
重ねた結果、高強度化のための冷間圧延の加工率の増大
による450方向耳の発生を抑えるためにはCaの添加
が有効であることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、Mn0.1〜2%、Mg0.1〜2%
、Ca0.01〜0.15%を含む超合金を均質化処理
、熱間圧延し、中間焼鈍した後、40%以上の圧下率て
冷間圧延することを特徴とする高強度包装用アルミニウ
ム合金の製造法である。
、Ca0.01〜0.15%を含む超合金を均質化処理
、熱間圧延し、中間焼鈍した後、40%以上の圧下率て
冷間圧延することを特徴とする高強度包装用アルミニウ
ム合金の製造法である。
本発明に係る高強度包装用アルミニウム合金の製造法(
以下本発明に係る製造法ということがある。
以下本発明に係る製造法ということがある。
)について以下詳細に説明する。先づ、本発明に係る製
造法において使用するアルミニウム合金の含有成分、成
分割合について説明する。
造法において使用するアルミニウム合金の含有成分、成
分割合について説明する。
Mnはしこき加工性(冷間表面の焼付き性)、及び、強
度を向上させる元素であり、含有量が0.1%未満では
この効果は少なく、また、2%を越えて含有されるとA
l−Fe−Mnの巨大晶出物を生じ、しごき加工時の割
れ(含ピンホール)や缶表面のキズの原因となる。
度を向上させる元素であり、含有量が0.1%未満では
この効果は少なく、また、2%を越えて含有されるとA
l−Fe−Mnの巨大晶出物を生じ、しごき加工時の割
れ(含ピンホール)や缶表面のキズの原因となる。
よつて、Mn含有量は0.1〜2%とする。Mgは強度
を向上させる元素であり、含有量が0.1%未満ではこ
の効果は少なく、また、2%を越えて含有されるとしご
き加工性を阻害する他、強度が高くなり過ぎて、しごき
加工前の絞り加工時に割れる原因となる。
を向上させる元素であり、含有量が0.1%未満ではこ
の効果は少なく、また、2%を越えて含有されるとしご
き加工性を阻害する他、強度が高くなり過ぎて、しごき
加工前の絞り加工時に割れる原因となる。
よつて、Mg含有量は0.1〜2%とする。Caは後述
の実施例で詳述するように、450方向に発生する耳を
下げる元素であり、含有量が0.01%未満ではなく、
また、0.15%を越えて含有されても効果の向上はな
く不経済である。
の実施例で詳述するように、450方向に発生する耳を
下げる元素であり、含有量が0.01%未満ではなく、
また、0.15%を越えて含有されても効果の向上はな
く不経済である。
よつて、Ca含有量は0.01〜0.15%とする。な
お、上述のアルミニウム合金においては、Fel%以下
、SiO.5%以下、CUO.25%の含有は許容され
、また、結晶粒微細化のためにTiO.l%、以下、B
O.Ol%含有も許容される。次に本発明に係る製造法
における製造条件について説明する。
お、上述のアルミニウム合金においては、Fel%以下
、SiO.5%以下、CUO.25%の含有は許容され
、また、結晶粒微細化のためにTiO.l%、以下、B
O.Ol%含有も許容される。次に本発明に係る製造法
における製造条件について説明する。
本発明に係る製造法において、均質化処理、熱間圧延、
中間焼鈍は、通常のアルミニウム合金において行なわれ
ているものと同じでよく、特に厳密な条件はない。
中間焼鈍は、通常のアルミニウム合金において行なわれ
ているものと同じでよく、特に厳密な条件はない。
そして、その後に、40%以上の以下率の冷間圧延を行
なうことによつて、高強度のアルミニウム合金が得られ
るのである。即ち、圧下率が40%未満の冷間圧延では
高強度を得ることができない。次に、本発明に係る高強
度包装用アルミニウム合金の製造法のあを比較例と共に
説明する。
なうことによつて、高強度のアルミニウム合金が得られ
るのである。即ち、圧下率が40%未満の冷間圧延では
高強度を得ることができない。次に、本発明に係る高強
度包装用アルミニウム合金の製造法のあを比較例と共に
説明する。
第1表に示す供試材NO.l〜4について鋳塊を590
℃×6時間の均質化処理、熱間圧延(仕上厚み5Tn1
nt)及び360℃×2時間の中間焼鈍後、圧下率60
%の冷間圧延を行ない、0.47mtの冷間圧延板を得
た。次に、これらの冷間圧延板の機械的性質及び深.絞
り加工における耳率の測定結果を第2表に示す。
℃×6時間の均質化処理、熱間圧延(仕上厚み5Tn1
nt)及び360℃×2時間の中間焼鈍後、圧下率60
%の冷間圧延を行ない、0.47mtの冷間圧延板を得
た。次に、これらの冷間圧延板の機械的性質及び深.絞
り加工における耳率の測定結果を第2表に示す。
この第2表から知られるように、本発明に係る製造法の
アルミニウム合金板は、強度、伸びの点で3004合金
と同等であつて、高強度包装用アルミニウム合金として
充分な強度、延性を有しており、さらに成形加工時の耳
の発生についてみると、3004合金に比べて本発明に
係る製造法のアルミニウム合金は低耳率の目安とされる
4%を割つて3%弱であり低耳率化が達成されている。
アルミニウム合金板は、強度、伸びの点で3004合金
と同等であつて、高強度包装用アルミニウム合金として
充分な強度、延性を有しており、さらに成形加工時の耳
の発生についてみると、3004合金に比べて本発明に
係る製造法のアルミニウム合金は低耳率の目安とされる
4%を割つて3%弱であり低耳率化が達成されている。
Claims (1)
- 1 Mn0.1〜2%、Mg0.1〜2%、Ca0.0
1〜0.15%を含むAl合金を均質化処理、熱間圧延
し、中間焼鈍した後、40%以上の圧下率で冷間圧延す
ることを特徴とする高強度包装用アルミニウム合金の製
造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14239482A JPS6058297B2 (ja) | 1982-08-17 | 1982-08-17 | 高強度包装用アルミニウム合金の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14239482A JPS6058297B2 (ja) | 1982-08-17 | 1982-08-17 | 高強度包装用アルミニウム合金の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5956565A JPS5956565A (ja) | 1984-04-02 |
JPS6058297B2 true JPS6058297B2 (ja) | 1985-12-19 |
Family
ID=15314332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14239482A Expired JPS6058297B2 (ja) | 1982-08-17 | 1982-08-17 | 高強度包装用アルミニウム合金の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6058297B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2530584B2 (ja) * | 1993-11-10 | 1996-09-04 | 株式会社タジマ | 盲人用表面床の構造 |
-
1982
- 1982-08-17 JP JP14239482A patent/JPS6058297B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5956565A (ja) | 1984-04-02 |
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