JPS5910987B2 - 成形性にすぐれたアルミニウム合金およびその薄板製造方法 - Google Patents
成形性にすぐれたアルミニウム合金およびその薄板製造方法Info
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- JPS5910987B2 JPS5910987B2 JP50082128A JP8212875A JPS5910987B2 JP S5910987 B2 JPS5910987 B2 JP S5910987B2 JP 50082128 A JP50082128 A JP 50082128A JP 8212875 A JP8212875 A JP 8212875A JP S5910987 B2 JPS5910987 B2 JP S5910987B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、穴拡げ加工した熱交換器フィンに関する。
従来、熱交換器フィン、特にフィンアンドテユープ型の
フィンの成形法としては、第1図に略示するように孔打
抜き工程、孔拡げ工程、フレア加工工程を含む、通称伸
びフランジ成形加工方式、また、第2図に略示するよう
に1回以上の絞り(張出し)工程、孔打抜き工程、フレ
ア加工工程を含む、通称バー・オーク方式(ウエルダン
方式)が一般的に用いられてきた。
フィンの成形法としては、第1図に略示するように孔打
抜き工程、孔拡げ工程、フレア加工工程を含む、通称伸
びフランジ成形加工方式、また、第2図に略示するよう
に1回以上の絞り(張出し)工程、孔打抜き工程、フレ
ア加工工程を含む、通称バー・オーク方式(ウエルダン
方式)が一般的に用いられてきた。
上記諸方式に用いられるアルミニウム合金薄板について
は、A−A1050を代表例とする純アルミニウム系で
、かつ、0材或いはH22材等σ810〜1 3Kg/
ma程度の、所謂、軟質材が一般的に用いられてきた。
は、A−A1050を代表例とする純アルミニウム系で
、かつ、0材或いはH22材等σ810〜1 3Kg/
ma程度の、所謂、軟質材が一般的に用いられてきた。
ところで近時、一義的にはコストダウンの要望から、こ
の種フィンについて薄肉化の要求がある。
の種フィンについて薄肉化の要求がある。
ところで従来用いられていろ軟質材をそのまま薄肉化し
たのでは、フィンの成形技術上においても、又、フィン
の用途上においても種々問題点があり、到底実用に供し
難い。
たのでは、フィンの成形技術上においても、又、フィン
の用途上においても種々問題点があり、到底実用に供し
難い。
即ち、成形技術上について説明すれば、ハンドリングに
難があり、又、上記した従来成形方式では割れ等の欠陥
を生じ易い等の問題点がある。
難があり、又、上記した従来成形方式では割れ等の欠陥
を生じ易い等の問題点がある。
又、用途上について説明すると、フィンとテユーブとの
密着度が充分得られず、その結果、伝熱効率が充分得ら
れないという問題点がある。
密着度が充分得られず、その結果、伝熱効率が充分得ら
れないという問題点がある。
ソコで、近時、材質については、σB18Kg/mj前
後の硬質材を用いることが提案されており、又、このよ
うな硬質材を用いた場合にも好適なフィン加工技術とし
て第3図に略示したようなつげ出し工程後しごき加工工
程を行なう方式が提案されている。
後の硬質材を用いることが提案されており、又、このよ
うな硬質材を用いた場合にも好適なフィン加工技術とし
て第3図に略示したようなつげ出し工程後しごき加工工
程を行なう方式が提案されている。
ところで、本発明者達が上記した新しい成形方式を従来
一般に知られている硬質材について種々実験したところ
、従来材にあってはしごき加工後のカラ一端縁に微細な
クランクが発生し、従って、その後のフレア加工時に大
きな割れを生じろことが多いことを知見した。
一般に知られている硬質材について種々実験したところ
、従来材にあってはしごき加工後のカラ一端縁に微細な
クランクが発生し、従って、その後のフレア加工時に大
きな割れを生じろことが多いことを知見した。
本発明は、上記した技術的背景において、強度が高<、
シかも穴拡げ加工性(伸びフランジ性)に優れたAI合
金を使用した穴拡げ加工された熱交換器フィンを提供す
ることを目的としてなされたものである。
シかも穴拡げ加工性(伸びフランジ性)に優れたAI合
金を使用した穴拡げ加工された熱交換器フィンを提供す
ることを目的としてなされたものである。
即ち、本発明は、(1) Zr O.0 5 〜0.
4 0重量係を含み、Fe O.1 5重量係未満、S
iO.3重量係未満とし、残部本質的にAIからなる穴
拡げ加工した熱交換器フィンを第1の発明とし、(2)
ZrO.0 5 〜0.4重量係、FeO.15〜0
.7重量係を含み、Si O.3重量係未満とし、残部
本質的にAIからなる穴拡げ加工した熱交換器フィンを
第2の発明とし、(3) Zr O.0 5〜0.4
重量係、Fe O.1 5 〜0.7重量係を含み、C
uo.02〜0.25重量係、Mg 0.1〜0.5重
量係、Mn0.1〜0.5重量係の1種又は2種以上を
含み、S i O.3重量係未満とし、残部本質的にA
Iからなる穴拡げ加工した熱交換器フィンを第3の発明
とする3つの発明よりなるものである。
4 0重量係を含み、Fe O.1 5重量係未満、S
iO.3重量係未満とし、残部本質的にAIからなる穴
拡げ加工した熱交換器フィンを第1の発明とし、(2)
ZrO.0 5 〜0.4重量係、FeO.15〜0
.7重量係を含み、Si O.3重量係未満とし、残部
本質的にAIからなる穴拡げ加工した熱交換器フィンを
第2の発明とし、(3) Zr O.0 5〜0.4
重量係、Fe O.1 5 〜0.7重量係を含み、C
uo.02〜0.25重量係、Mg 0.1〜0.5重
量係、Mn0.1〜0.5重量係の1種又は2種以上を
含み、S i O.3重量係未満とし、残部本質的にA
Iからなる穴拡げ加工した熱交換器フィンを第3の発明
とする3つの発明よりなるものである。
本発明において、Zrは穴拡げ加工性を向上せしめ、ま
た、軟化特性曲線の傾きをゆるやかにして軟化しにくく
する効果を有する元素であり、その含有量が0.05重
量係未満ではこれらの効果が発揮されず、特に第3図に
示すような加工を行なった場合に、カラ一端縁における
微細なクランクの発生が防止できず、一方、0.40重
量係を越えて含有してもそれ以上の効果は出す、返って
鋳造が困難となる。
た、軟化特性曲線の傾きをゆるやかにして軟化しにくく
する効果を有する元素であり、その含有量が0.05重
量係未満ではこれらの効果が発揮されず、特に第3図に
示すような加工を行なった場合に、カラ一端縁における
微細なクランクの発生が防止できず、一方、0.40重
量係を越えて含有してもそれ以上の効果は出す、返って
鋳造が困難となる。
したがって、Zr含有量は0.05−0.40重量係と
する。
する。
Cu ,Mg ,Mnはいずれも強度向上に寄与する元
素であって必要に応じて添加されるが、CuO.02重
量係未満、Mg 0.1重量係未満、Mn0.1重量係
未満では実質的にその効果が発揮されず、一方、Cu
O.2 5重量係を越える含有量では耐蝕性の低下をき
たし、また、Mgo.5重量%、Mn0.5重量係を越
えろ含有量ではいずれもZrの効果を低下させろ。
素であって必要に応じて添加されるが、CuO.02重
量係未満、Mg 0.1重量係未満、Mn0.1重量係
未満では実質的にその効果が発揮されず、一方、Cu
O.2 5重量係を越える含有量では耐蝕性の低下をき
たし、また、Mgo.5重量%、Mn0.5重量係を越
えろ含有量ではいずれもZrの効果を低下させろ。
なお、この外Cuには結晶粒微細化効果、Mnには成形
性向上効果も期待できる。
性向上効果も期待できる。
したがって、Cu含有量は0.02〜0.25重量係、
Mg含有量は0.1〜0.5重量乞Mn含有量は0.1
〜0.5重量係とする。
Mg含有量は0.1〜0.5重量乞Mn含有量は0.1
〜0.5重量係とする。
また、Feはフィン成形時の焼付防止効果があり、した
がって苛酷な成形を受ける条件にあっては、Feの含有
が望ましい。
がって苛酷な成形を受ける条件にあっては、Feの含有
が望ましい。
このためには、Feは0.15重量係以上の含有が必要
であるが、一方、Fe fJ″=0.7重量係を越えろ
含有量では耐蝕性の低下、Zrの効果の低下をきたす。
であるが、一方、Fe fJ″=0.7重量係を越えろ
含有量では耐蝕性の低下、Zrの効果の低下をきたす。
したがって、Fe含有量は0.15〜0.7重量係とす
る。
る。
しかして、苛酷な成形を受けない場合には、Feを含有
させる必要がな《、不純物として0.15重量係未満と
する。
させる必要がな《、不純物として0.15重量係未満と
する。
なお、溶湯の酸化防止用としてBeの使用(含有量は0
.0 0 2重量多未満)、鋳造時の結晶粒微細化材と
してTi,Bの使用(Ti含有量は0.04重量係未満
、B含有量は0.01重量係未満)は許容される。
.0 0 2重量多未満)、鋳造時の結晶粒微細化材と
してTi,Bの使用(Ti含有量は0.04重量係未満
、B含有量は0.01重量係未満)は許容される。
Siは不純物として0.3重量係未満の含有は許容され
る。
る。
次に本発明の熱交換器フィンの素材としてのAI合金薄
板の製造について説明する。
板の製造について説明する。
まず、上記の化学組成に調整されたA1合金は造塊によ
りスラブとされ、ついで圧延されろ。
りスラブとされ、ついで圧延されろ。
熱間圧延前に均熱処理をするかしないかは選択できろ。
即ち、本発明においては均熱化するかしないかにより、
製品の性質に差がないことを実験の結果確認しているの
で、スラブサイズ等の条件を考慮して常法の圧延プログ
ラムに従って適宜決定すればよい。
製品の性質に差がないことを実験の結果確認しているの
で、スラブサイズ等の条件を考慮して常法の圧延プログ
ラムに従って適宜決定すればよい。
なお、均熱処理する際には常法と同様、400〜600
℃×1〜48Hrとする。
℃×1〜48Hrとする。
次に、熱間圧延の条件は、以後の工程である冷?圧延と
の関係で圧延プログラムが決定されるが、例えば、仕上
厚さ3〜25wnt、熱間圧延終了温度250〜500
℃である。
の関係で圧延プログラムが決定されるが、例えば、仕上
厚さ3〜25wnt、熱間圧延終了温度250〜500
℃である。
熱間圧延材は次に冷間圧延されろ。
この際、仕上冷間圧延の加工率は本発明にとって重要な
条件であり、加工率20係以上であることが望ましい。
条件であり、加工率20係以上であることが望ましい。
仕上冷間圧延加工率が20係以下の場合では所望の強度
と成形性が得られない。
と成形性が得られない。
又、さらに望ましい仕上冷間圧延加工率は70%以上で
ある。
ある。
この条件によりH19等の硬質材を得ることができろ。
上記熱間圧延と仕上冷間圧延との間に、圧延プログラム
次第では、中間の冷間圧延を行なってもよく、又冷間圧
延前後に焼鈍を常法に従って行なってもよい。
次第では、中間の冷間圧延を行なってもよく、又冷間圧
延前後に焼鈍を常法に従って行なってもよい。
しかしながら、上記した通り、仕上冷間圧延加工率が2
0%以上必要であることは、中間冷間圧延、中間焼鈍を
行なうか行なわないかに関係なく重要な条件である。
0%以上必要であることは、中間冷間圧延、中間焼鈍を
行なうか行なわないかに関係なく重要な条件である。
なお、仕上冷間圧延前に中間焼鈍を行なえば、行なわな
い場合に比較してより成形性が向上する。
い場合に比較してより成形性が向上する。
したがって、成形性がより多く求められる製品にあって
は、中間焼鈍を行なうのが望ましい。
は、中間焼鈍を行なうのが望ましい。
この際中間焼鈍の条件は、コイルで焼鈍する、所謂、バ
ッチタイプの焼鈍の場合は400℃以下で行ない、連続
焼鈍等の急速加熱による場合は、さらに高い温度、即ち
、400〜600℃の温度でも可能である。
ッチタイプの焼鈍の場合は400℃以下で行ない、連続
焼鈍等の急速加熱による場合は、さらに高い温度、即ち
、400〜600℃の温度でも可能である。
その理由としては、バンテタイプで行なう場合には、加
熱速度が遅いので400℃以上の温度で焼鈍すると、再
結晶粒が粗大化して成形性に著しい悪影響を与えるから
であり、連続焼鈍の場合には、このようなことがない。
熱速度が遅いので400℃以上の温度で焼鈍すると、再
結晶粒が粗大化して成形性に著しい悪影響を与えるから
であり、連続焼鈍の場合には、このようなことがない。
以上の条件で作ら朴た冷間圧延材は、H9材、即ち、σ
B(抗張力)18Kp/一程度であって強度に優れ、か
つ、成形性にも優れた硬質の薄板が得られろ。
B(抗張力)18Kp/一程度であって強度に優れ、か
つ、成形性にも優れた硬質の薄板が得られろ。
上記薄板自身成形性に優れ、かつ、強度も行く充分実用
に供し得る力瓢より高い成形性を求められるものにおい
ては、次の条件、即ち、比較的低温領域において調質焼
鈍するのがよく、150〜250℃×1〜6Hrの条件
により焼鈍する。
に供し得る力瓢より高い成形性を求められるものにおい
ては、次の条件、即ち、比較的低温領域において調質焼
鈍するのがよく、150〜250℃×1〜6Hrの条件
により焼鈍する。
この際、注目すべきことは、本発明の材料では下記説明
するように軟化特性曲線が極めてゆるやかであり、かつ
、低温領域においてはその傾向が特に顕著であるから、
上記のように低温焼鈍を行なえば強度が低下することが
少ないにも拘らず成形性が向上することである。
するように軟化特性曲線が極めてゆるやかであり、かつ
、低温領域においてはその傾向が特に顕著であるから、
上記のように低温焼鈍を行なえば強度が低下することが
少ないにも拘らず成形性が向上することである。
この低温調質焼鈍における温度範囲は、150〜250
℃が望ましく、150℃未満の温度では仕上冷間圧延材
と同等の性質で成形性が不充分であり、又、250℃を
越える温度では強度が低下し軟質材となってしまう。
℃が望ましく、150℃未満の温度では仕上冷間圧延材
と同等の性質で成形性が不充分であり、又、250℃を
越える温度では強度が低下し軟質材となってしまう。
さらに、上記冷間圧延材を素材として軟質材を得ろこと
も可能であり、その要望に対応するには、比較的高温領
域、ffllち、コイル形では400℃以下、連続焼鈍
等の急速加熱による場合は400〜600℃の温度で調
質焼鈍すればよい。
も可能であり、その要望に対応するには、比較的高温領
域、ffllち、コイル形では400℃以下、連続焼鈍
等の急速加熱による場合は400〜600℃の温度で調
質焼鈍すればよい。
この際、注目すべきことは、上記したと同様に本発明の
材料は、高温領域においても軟化特性曲線がゆるやかで
あるので、調質焼鈍に許容される温度範囲が広《、シた
がって、温度制御が容易である。
材料は、高温領域においても軟化特性曲線がゆるやかで
あるので、調質焼鈍に許容される温度範囲が広《、シた
がって、温度制御が容易である。
即ち、生産性が優れていろ点においても本発明の材料は
優れていろといえる。
優れていろといえる。
次に本発明の実施例を比較例と共に説明する。
実施例 1
半連続鋳造法によりアルミニウム合金鋳塊を作製し面削
を施し500mmtのスラブとした。
を施し500mmtのスラブとした。
この供試材の含有成分、成分割合を第1表に示す。
これら供試材を540℃X3Hrで均熱処理をした後熱
間圧延して3.5Nnの板厚とし、次いで冷間圧延して
0.1 5mmの板厚とし、最後にH29 . H22
調質処理を施した。
間圧延して3.5Nnの板厚とし、次いで冷間圧延して
0.1 5mmの板厚とし、最後にH29 . H22
調質処理を施した。
これらの素材を使用して第3図に示すしごき加工を含む
成形法で熱交換器フィンを成形した。
成形法で熱交換器フィンを成形した。
その結果を第2表に示す。なお、穴拡げ率とは最初の穴
径をdとし、穴拡げポンチ径をDした場合(D−d )
/d X 100 (チ)により算出され、破弾に至る
までの穴拡げ率の太きいものが穴拡げ加工性に優れてい
ろことになる。
径をdとし、穴拡げポンチ径をDした場合(D−d )
/d X 100 (チ)により算出され、破弾に至る
までの穴拡げ率の太きいものが穴拡げ加工性に優れてい
ろことになる。
第2表から知られるように、本発明の熱交換器フィンは
比較例のものに比べて、より苛酷な穴拡げ加工条件にお
いて割れのない優れた品質のフィンである。
比較例のものに比べて、より苛酷な穴拡げ加工条件にお
いて割れのない優れた品質のフィンである。
なお、供試材Al(比較例)と供試材煮2(本発明)に
ついて、第3図の成形加工時の状況について説明すると
、供試材1では第6図に示す程度のフレア加工量では半
数が破断するのに対して、供試材2では全数成形でき、
さらに、フレア加工量を極端に多くして第7図に示すよ
うな形状にまで加工しても全数加工できた。
ついて、第3図の成形加工時の状況について説明すると
、供試材1では第6図に示す程度のフレア加工量では半
数が破断するのに対して、供試材2では全数成形でき、
さらに、フレア加工量を極端に多くして第7図に示すよ
うな形状にまで加工しても全数加工できた。
又、上記の冷間圧延材についての軟化特性を第4図(供
試材AI)、第5図(供試材A2)に示すが、第4図の
供試材A2(=1100合金)ではH22調質にする場
合、その調質に適合する範囲の軟化曲線の傾きが犬き<
、シたがって、その熱処?温度範囲は非常に狭いものと
なり生産性が劣る。
試材AI)、第5図(供試材A2)に示すが、第4図の
供試材A2(=1100合金)ではH22調質にする場
合、その調質に適合する範囲の軟化曲線の傾きが犬き<
、シたがって、その熱処?温度範囲は非常に狭いものと
なり生産性が劣る。
これに対し、第5図の本発明の供試材A2ではH2。
に相当する成形性を有する調質範囲の軟化曲線の傾きが
ゆるやかで、その熱処理温度が従来材に比べて遥かに優
れていろ。
ゆるやかで、その熱処理温度が従来材に比べて遥かに優
れていろ。
実施例 2
半連続鋳造法によりアルミニウム合金鋳塊を作製し、面
削を施して600mmtのスラブとした。
削を施して600mmtのスラブとした。
このスラブの含有成分、成分割合を第3表に示す。
これら供試材を520℃X8Hrで均熱処理した後、熱
間圧延して3.5mの板厚とし、次いで、冷間圧延して
0.1調の板厚とし、最後にH29,H2調質処理を施
した。
間圧延して3.5mの板厚とし、次いで、冷間圧延して
0.1調の板厚とし、最後にH29,H2調質処理を施
した。
これらの素材を使用して第3図に示すしごき加工を含む
成形法で熱交換器フィンに成形した。
成形法で熱交換器フィンに成形した。
その結果を第4表に示す。以上述べてきたように、本発
明の熱交換器フィンは苛酷な穴拡げ加工を含む成形によ
っても良好な品質とすることができ、又、従来の成形法
を適用した場合でも成形性が優れていろため、従来材よ
り強度の高いもので成形可能となり、従来成形法にても
薄肉化可能となると同時に硬質化により、フィンとテユ
ープとの密着度が高くなるため熱効率が向上する。
明の熱交換器フィンは苛酷な穴拡げ加工を含む成形によ
っても良好な品質とすることができ、又、従来の成形法
を適用した場合でも成形性が優れていろため、従来材よ
り強度の高いもので成形可能となり、従来成形法にても
薄肉化可能となると同時に硬質化により、フィンとテユ
ープとの密着度が高くなるため熱効率が向上する。
一図面の簡単な説明
第1図、第2図、第3図はフィン材の各種製造工程を示
すものであり、第1図は伸びフランジ成形方式、第2図
はバー・オーク方式(エウルダン方式)、第3図はっぱ
出し工程後にしごき加工工程を行なう方式を示す図、第
4図、第5図は夫々供試材A. 1 , A 2の軟化
特性曲線を示す図、第6図、第7図は何れもフレア加工
後の断面の拡大図である。
すものであり、第1図は伸びフランジ成形方式、第2図
はバー・オーク方式(エウルダン方式)、第3図はっぱ
出し工程後にしごき加工工程を行なう方式を示す図、第
4図、第5図は夫々供試材A. 1 , A 2の軟化
特性曲線を示す図、第6図、第7図は何れもフレア加工
後の断面の拡大図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 I ZrO.05 〜0.40重量係を含み、Fe
O.15重量係未満、Si0.3重量チ未満とし、残部
本質的にA1からなる穴拡げ加工した熱交換器フィン。 2 Zr 0.0 5 〜O..4重量チ、Fe0.
15〜0.7重量係、Si O.3重量係未満とし、残
部本質的にAIからなる穴拡げ加工した熱交換器フィン
。 3 zr0.05〜0.4重量チ、Fe0.15〜0.
7重量係を含み、CuO.02〜0.25重量係、Mg
0.1〜0.5重量係、Mn 0.1〜0.5重量係の
1種又は2種以上を含み、Si O.3重量多未満とし
、残部本質的にA1からなる穴拡げ加工した熱交換器フ
ィン。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50082128A JPS5910987B2 (ja) | 1975-07-02 | 1975-07-02 | 成形性にすぐれたアルミニウム合金およびその薄板製造方法 |
US05/701,402 US4072542A (en) | 1975-07-02 | 1976-06-30 | Alloy sheet metal for fins of heat exchanger and process for preparation thereof |
SE7607506A SE431102B (sv) | 1975-07-02 | 1976-07-01 | Tunnplat av aluminiumlegering for vermevexlare samt sett att framstella sadan plat |
FR7620160A FR2316348A1 (fr) | 1975-07-02 | 1976-07-01 | Metal pour toles d'alliage d'aluminium notamment pour ailettes d'echangeurs de chaleur, et son procede de fabrication |
NO762304A NO762304L (ja) | 1975-07-02 | 1976-07-01 | |
DE2629838A DE2629838C3 (de) | 1975-07-02 | 1976-07-02 | Aluminiumblech für Finnen bei Wärmetauschern und Verfahren zu dessen Herstellung |
CH851376A CH617720A5 (ja) | 1975-07-02 | 1976-07-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50082128A JPS5910987B2 (ja) | 1975-07-02 | 1975-07-02 | 成形性にすぐれたアルミニウム合金およびその薄板製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS525608A JPS525608A (en) | 1977-01-17 |
JPS5910987B2 true JPS5910987B2 (ja) | 1984-03-13 |
Family
ID=13765767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50082128A Expired JPS5910987B2 (ja) | 1975-07-02 | 1975-07-02 | 成形性にすぐれたアルミニウム合金およびその薄板製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910987B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5943538B2 (ja) * | 1975-09-08 | 1984-10-23 | 株式会社神戸製鋼所 | 成形性にすぐれたアルミニウム合金およびその薄板製造法 |
JPS5754243A (ja) * | 1980-09-16 | 1982-03-31 | Mitsubishi Alum Co Ltd | Netsukokankifuinzaiyoalgokin |
JPS57131339A (en) * | 1981-02-04 | 1982-08-14 | Mitsubishi Alum Co Ltd | Al alloy with superior heat deformation resistance and heat conductivity |
JPH0819640B2 (ja) * | 1988-10-31 | 1996-02-28 | 大石産業株式会社 | 大形モールド製品抄造装置 |
JP5530865B2 (ja) * | 2010-09-02 | 2014-06-25 | 株式会社Uacj | リチウムイオン電池電極材用アルミニウム合金箔とそれを用いた電極材 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1071840A (en) * | 1965-07-30 | 1967-06-14 | Vaw Ver Aluminium Werke Ag | Improvements in or relating to the lustring of aluminium and aluminium alloys |
FR1485032A (fr) * | 1966-06-28 | 1967-06-16 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Alliage d'aluminium et procédé pour leur fabrication |
US3386820A (en) * | 1966-01-26 | 1968-06-04 | Olin Mathieson | Aluminum base alloy containing zirconium-chromium-manganese |
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FR1554962A (ja) * | 1967-01-23 | 1969-01-24 | ||
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1975
- 1975-07-02 JP JP50082128A patent/JPS5910987B2/ja not_active Expired
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS525608A (en) | 1977-01-17 |
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