JPS604301Y2 - カセット着脱用緩衝機構 - Google Patents
カセット着脱用緩衝機構Info
- Publication number
- JPS604301Y2 JPS604301Y2 JP13599978U JP13599978U JPS604301Y2 JP S604301 Y2 JPS604301 Y2 JP S604301Y2 JP 13599978 U JP13599978 U JP 13599978U JP 13599978 U JP13599978 U JP 13599978U JP S604301 Y2 JPS604301 Y2 JP S604301Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- cassette holder
- rotating shaft
- lever
- cassette
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本考案は、テープレコーダのカセットホルダを安定に着
脱せしめるカセット着脱用緩衝機構に関する。
脱せしめるカセット着脱用緩衝機構に関する。
(ロ)従来技術
オーディオテープレコーダやビデオテープレコーダは、
カセットホルダの離脱に伴う衝撃を解消するために、通
常ダンパーを採用している。
カセットホルダの離脱に伴う衝撃を解消するために、通
常ダンパーを採用している。
このダンパーは、カセットホルダの装着を容易にするた
め、カセット装着時に不動作とする必要がある。
め、カセット装着時に不動作とする必要がある。
そこで、カセットホルダの離脱時にのみダンパーを作動
せしめるため、例えば、実開昭53−450W号では、
カセットホルダに回動自在に枢支したラック板を、ダン
パーと連動するピニオンと噛合する様に回動付勢するこ
とにより、カセットホルダの離脱時にダンパーを作動せ
しめ、カセットホルダの装着時には、ラック板とピニオ
ンの噛合を解除している。
せしめるため、例えば、実開昭53−450W号では、
カセットホルダに回動自在に枢支したラック板を、ダン
パーと連動するピニオンと噛合する様に回動付勢するこ
とにより、カセットホルダの離脱時にダンパーを作動せ
しめ、カセットホルダの装着時には、ラック板とピニオ
ンの噛合を解除している。
(ハ)考案が解決しようとする問題点
しかし、上述する従来例では、カセットホルダが装着状
態にあるとき、既にラックとピニオンが噛合状態にある
ため、カセットホルダの離脱動作を開始する時点よりダ
ンパーが作動することになり、カセットホルダの離脱期
間が長くなるばかりか、カセットホルダの離脱方向の付
勢力を大きく設定しなければならず、付勢力を大きく設
定することによってカセットホルダの装着時に大きな装
着力(押圧力)を必要とした。
態にあるとき、既にラックとピニオンが噛合状態にある
ため、カセットホルダの離脱動作を開始する時点よりダ
ンパーが作動することになり、カセットホルダの離脱期
間が長くなるばかりか、カセットホルダの離脱方向の付
勢力を大きく設定しなければならず、付勢力を大きく設
定することによってカセットホルダの装着時に大きな装
着力(押圧力)を必要とした。
そこで、本考案は上述する点に鑑み、カセットホルダの
離脱を迅速に為し、然もカセットホルダの装着に必要な
装着力を小さくした新規且有効なカセット着脱用緩衝機
構を提案するものである。
離脱を迅速に為し、然もカセットホルダの装着に必要な
装着力を小さくした新規且有効なカセット着脱用緩衝機
構を提案するものである。
に)問題点を解決するための手段
本考案は、カセットホルダの装着状態に於て、ダンパー
ケースを自由回動状態とし、カセットホルダの離脱途中
でダンパーケースの回動を阻止することを特徴とするも
のである。
ケースを自由回動状態とし、カセットホルダの離脱途中
でダンパーケースの回動を阻止することを特徴とするも
のである。
(ホ)作用
よって、本考案によれば、カセットホルダの離脱開始時
にダンパーが作動せず、離脱の途中からダンパーが作動
することになる。
にダンパーが作動せず、離脱の途中からダンパーが作動
することになる。
(へ)実施例
以下、本考案を図示せる実施例に従い説明する。
図は何れも本実施例機構を顕わし、第1図は一部切欠平
面図、第2図は左側面図、第3図は右側面図、第4図は
ダンパーの断面図、第5図は第1図のA−A’側断面図
である。
面図、第2図は左側面図、第3図は右側面図、第4図は
ダンパーの断面図、第5図は第1図のA−A’側断面図
である。
(I) カセットホルダ支持機構
本実施例のカセットホルダは、カセットを収納するホル
ダケース1の両側にラック板2,3を形成して戒る。
ダケース1の両側にラック板2,3を形成して戒る。
基台に起立固定した一対のガイド板4,5の内方には、
それぞれ2個づつ軸4a、4b、5a、5bを形成して
おり、前記ラック板2,3の外側に形成した長溝2a、
3aに対してそれぞれの軸4at4bと5a、5bを侵
入せしめている(第5図参照)。
それぞれ2個づつ軸4a、4b、5a、5bを形成して
おり、前記ラック板2,3の外側に形成した長溝2a、
3aに対してそれぞれの軸4at4bと5a、5bを侵
入せしめている(第5図参照)。
従ってカセットホルダは、前記ガイド板4,5の内方で
昇降自在に支持されることになる。
昇降自在に支持されることになる。
(n) カセットホルダ着脱機構
更に、前記ガイド板4,5は、回転シャフト6を率差状
に支持している。
に支持している。
前記ガイド板4゜5の内側には、この回転シャフト6と
一体回転するピニオンP、Pがそれぞれ固定されている
。
一体回転するピニオンP、Pがそれぞれ固定されている
。
これらのピニオンは、それぞれ対応するラック板2,3
に噛合しており、回転シャフト6はカセットホルダの昇
降に連動して双方向に回動する。
に噛合しており、回転シャフト6はカセットホルダの昇
降に連動して双方向に回動する。
また右側のガイド板4の外側に突出する前記回転シャフ
ト6には、犬プーリ7と小プーリ8とが固定されている
。
ト6には、犬プーリ7と小プーリ8とが固定されている
。
この小プーリ8には、ワイヤー10が巻回されている。
このワイヤー10は、基台上の支持金具16に対し斜め
に支持されたガイドプーリ17を介して端部を復帰発条
9の一端に固定されている。
に支持されたガイドプーリ17を介して端部を復帰発条
9の一端に固定されている。
この復帰発条9の他端は基台に固定されている。
よって、カセットホルダは、復帰発条9の付勢力によっ
て復帰方向に付勢されることになる。
て復帰方向に付勢されることになる。
更に右側のガイド板4の外側には、一端に転接ローラ1
1を支持するローラ支持レバー15が回動自在に支持さ
れている(第2図参照)。
1を支持するローラ支持レバー15が回動自在に支持さ
れている(第2図参照)。
このローラ支持レバー15の他端には、発条14によっ
て回動付勢された回動レバー13が当接しており、前記
ローラ支持レバー15は、前記転接ローラ11が大プー
リ7に転接する方向に回動付勢されている。
て回動付勢された回動レバー13が当接しており、前記
ローラ支持レバー15は、前記転接ローラ11が大プー
リ7に転接する方向に回動付勢されている。
前記大プーリ7は内側に突出ピン7aが固定されており
、カセットホルダが離脱を完了した状態でこの回動規制
ピン7aは基台上の回動規制板16aの上端に当接し、
カセットホルダの抜止となっている。
、カセットホルダが離脱を完了した状態でこの回動規制
ピン7aは基台上の回動規制板16aの上端に当接し、
カセットホルダの抜止となっている。
また、前記大プーリ7の外周には]字状に切欠部7bが
形成されており、カセットホルダが装着を完了した状態
でこの切欠部7bに前記転接ローラ11が侵入して、カ
セットホルダを装着位置に規定している。
形成されており、カセットホルダが装着を完了した状態
でこの切欠部7bに前記転接ローラ11が侵入して、カ
セットホルダを装着位置に規定している。
よって、ニジ主りト釦12を押圧すると、連動する複数
のレバーが移動し、前記回動レバー13が発条14の付
勢に逆らって回動せしめられる。
のレバーが移動し、前記回動レバー13が発条14の付
勢に逆らって回動せしめられる。
その結果、前記転接ローラ11は、切欠部7bから外れ
て、大プーリ7が回動可能となり、カセットホルダは復
帰発条9の付勢力によって復帰する。
て、大プーリ7が回動可能となり、カセットホルダは復
帰発条9の付勢力によって復帰する。
(III) ダンパー機構
一方、左側ガイド板5より外側に突出する回転シャフト
6にはこの回転シャフト6と共に一体回転する第1ギヤ
ー18が固定されており、更にその外側にはダンパーレ
バー19の一端が回動自在に枢支されている(第2図参
照)。
6にはこの回転シャフト6と共に一体回転する第1ギヤ
ー18が固定されており、更にその外側にはダンパーレ
バー19の一端が回動自在に枢支されている(第2図参
照)。
このダンパーレバー19の中間には、ダンパー20の回
転軸20bが回動自在に貫通支持されている。
転軸20bが回動自在に貫通支持されている。
このダンパー20は、第4図にも図示する様にグリース
で満たされたダンパーケース20a内で回転軸20bに
固定した板体20C・・・を回転せしめてダンパー効果
を呈するものであり、ダンパーケース20aの外周に係
止爪を形成することを特徴とする。
で満たされたダンパーケース20a内で回転軸20bに
固定した板体20C・・・を回転せしめてダンパー効果
を呈するものであり、ダンパーケース20aの外周に係
止爪を形成することを特徴とする。
このダンパー20の回転軸20bの端部には、前記第1
ギヤー18に噛合する第2ギヤー21が固定されている
。
ギヤー18に噛合する第2ギヤー21が固定されている
。
よってカセットホルダの昇降によって、前記ダンパーレ
バー19及び前記回転軸20bは、それぞれ双方向に回
転することになる。
バー19及び前記回転軸20bは、それぞれ双方向に回
転することになる。
また、基台上には、揺動規制リブ23と係止リブ24と
を形成する規制部材22が配設されており、カセットホ
ルダの装着時に下方に回動するダンパーレバー19は、
前記揺動規制リブ23によってその回動位置を規定され
、ダンパーケース20aを空転せしめる。
を形成する規制部材22が配設されており、カセットホ
ルダの装着時に下方に回動するダンパーレバー19は、
前記揺動規制リブ23によってその回動位置を規定され
、ダンパーケース20aを空転せしめる。
更に、カセットホルダの離脱に伴って上方に回動するダ
ンパーレバー19は、ダンパーケース20aが前記係止
リブ24に当接することによってその回動位置を規定さ
れ、更に前記ダンパーケース20aは1、係止爪を前記
係止リブ24に係合せしめて、その回転を規制される。
ンパーレバー19は、ダンパーケース20aが前記係止
リブ24に当接することによってその回動位置を規定さ
れ、更に前記ダンパーケース20aは1、係止爪を前記
係止リブ24に係合せしめて、その回転を規制される。
(IV) カセットホルダの装着
よってカセットホルダが着脱位置にあるとき、前記カセ
ットホルダの位置は前記回動規制ピン7aと前記回動規
制板16aとにより規定され、前記ダンパーレバー19
は自重により前記揺動規制リブ23と当接した状態にあ
る。
ットホルダの位置は前記回動規制ピン7aと前記回動規
制板16aとにより規定され、前記ダンパーレバー19
は自重により前記揺動規制リブ23と当接した状態にあ
る。
この状態でカセットホルダを押し下げると、前記ダンパ
ーレバー19が前記揺動規制リブ23に規定されたまま
となり、前記ダンパー20は前記第1・第2ギヤー18
.21に連動して時計方向に空転することになる。
ーレバー19が前記揺動規制リブ23に規定されたまま
となり、前記ダンパー20は前記第1・第2ギヤー18
.21に連動して時計方向に空転することになる。
カセットホルダが装着位置に達すると、前記転接ローラ
11が前記切欠部7bに侵入してカセットホルダの復帰
を阻止する。
11が前記切欠部7bに侵入してカセットホルダの復帰
を阻止する。
(V) カセットホルダの離脱
前記エジェクト釦を押圧すると、前記転接ローラ11が
前記切欠部7bより外れて、前記大プーリ7の回動を許
容する。
前記切欠部7bより外れて、前記大プーリ7の回動を許
容する。
前記大プーリ7が前記復帰発条9の付勢により前記回転
シャフト6を回転せしめる。
シャフト6を回転せしめる。
この回転シャフト6の回転に伴って、ピニオンP、Pは
カセットホルダのラック板2,3を上昇せしめ、前記第
1ギヤー18は前記ダンパー20を第2図に於て反時計
方向に回動(空転)せしめ、前記ダンパーレバー19は
回転摩擦により上方に回動せしめられる。
カセットホルダのラック板2,3を上昇せしめ、前記第
1ギヤー18は前記ダンパー20を第2図に於て反時計
方向に回動(空転)せしめ、前記ダンパーレバー19は
回転摩擦により上方に回動せしめられる。
前記ダンパーレバー19が回動により、空転する前記ダ
ンパー20を上方に移動せしめると、前記ダンパー20
が前記係止リブ24に当接し、その係止爪を前記係止リ
ブ24に係合せしめる。
ンパー20を上方に移動せしめると、前記ダンパー20
が前記係止リブ24に当接し、その係止爪を前記係止リ
ブ24に係合せしめる。
この係合により前記ダンパーケース20aの空転が阻止
され、前記ダンパー20が作動し始める。
され、前記ダンパー20が作動し始める。
このダンパー効果によって、カセットホルダの上昇速度
は制限され、カセットホルダの離脱位置に於ける回動規
制ピン7aと回動規制板16aの衝突は著しく軽減され
ることになる。
は制限され、カセットホルダの離脱位置に於ける回動規
制ピン7aと回動規制板16aの衝突は著しく軽減され
ることになる。
(ト)効果
よって、本考案によれば、ダンパーレバーが上昇してダ
ンパーケースの空転が阻止される迄ダンパーは作動せず
、弱い復帰力で而も短時間にカセットホルダを復帰せし
めることができ、その効果は大である。
ンパーケースの空転が阻止される迄ダンパーは作動せず
、弱い復帰力で而も短時間にカセットホルダを復帰せし
めることができ、その効果は大である。
第1図は本考案の一実施例機構の一部切欠平面図、第2
図は同左側面図、第3図は同右側面図、第4図はダンパ
ーの断面図、第5図は第1図のA−A’断面図をそれぞ
れ示す。 20・・・・・・ダンパー、20a・・・・・・ダンパ
ーケース、20b・・・・・・回転軸、19・・・・・
・ダンパーレバー、23・・・・・・揺動規制リブ、2
4・・・・・・係止リブ、P・・・・・・ピニオン。
図は同左側面図、第3図は同右側面図、第4図はダンパ
ーの断面図、第5図は第1図のA−A’断面図をそれぞ
れ示す。 20・・・・・・ダンパー、20a・・・・・・ダンパ
ーケース、20b・・・・・・回転軸、19・・・・・
・ダンパーレバー、23・・・・・・揺動規制リブ、2
4・・・・・・係止リブ、P・・・・・・ピニオン。
Claims (1)
- カセットホルダのラックに噛合するピニオンと、該ピニ
オンと一体的に回転する回転シャフトと、回転シャフト
に枢支固定される第1ギヤーと、前記回転シャフトに一
端を枢支されカセットホルダの装着時反時計方向で且下
方に回動しカセットホルダの離脱時時計方向で且上方に
回動するダンパーレバーと、該ダンパーレバーの他端に
回転軸を嵌挿するダンパーと、前記回転軸に固定されて
第1ギヤーに噛合する第2ギヤーと、前記ダンパーレバ
ーが時計方向で且上方へ回動したとき前記ダンパー外周
の係止爪に係合する係止リブとを、それぞれ設けて成る
カセット着脱用緩衝機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13599978U JPS604301Y2 (ja) | 1978-09-29 | 1978-09-29 | カセット着脱用緩衝機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13599978U JPS604301Y2 (ja) | 1978-09-29 | 1978-09-29 | カセット着脱用緩衝機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5552660U JPS5552660U (ja) | 1980-04-08 |
JPS604301Y2 true JPS604301Y2 (ja) | 1985-02-06 |
Family
ID=29106840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13599978U Expired JPS604301Y2 (ja) | 1978-09-29 | 1978-09-29 | カセット着脱用緩衝機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604301Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-09-29 JP JP13599978U patent/JPS604301Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5552660U (ja) | 1980-04-08 |
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