JPS6040088A - 詰め綿用ポリエステル繊維 - Google Patents

詰め綿用ポリエステル繊維

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JPS6040088A
JPS6040088A JP58146683A JP14668383A JPS6040088A JP S6040088 A JPS6040088 A JP S6040088A JP 58146683 A JP58146683 A JP 58146683A JP 14668383 A JP14668383 A JP 14668383A JP S6040088 A JPS6040088 A JP S6040088A
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fiber
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fibers
texture
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修 中谷
加藤 節郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は優れた嵩高性、風合い、保温性および加工性を
有する刺毛調の詰め綿素材として最適ナポリエステル繊
維に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
近年、詰め線用素材は、従来の天然繊維例えば羊毛、綿
あるいは羽毛に代り合成繊維、就中ポリエステル系繊維
が広く使用されてきており量的には、日本国内で40,
000トノ/年のポリエステル綿が使用されるに至って
いるが、機能性とファツション性を強めた高級品用途に
は天然羽毛(水鳥のダウンやフェザ−など)がすぐれた
詰め線用累月としてキルテイング(スポーツウェア、ジ
ャケット)や掛は布団、枕、クツ7ヨンなどに使用され
ており、最近では一種のブームを引き起こしその需用も
増加しつつある。
しかし、天然羽毛については、量的に非常に少なく、さ
らには採毛から詰め物製品までの工程が繁雑であること
などから羽毛使用製品は非常に高価であり、しかも製品
の使用時の取り扱い、特に保管、洗躍などについては十
分な配慮が必要である。
このような背景を踏まえて、天然羽毛の代替あるいは、
それに混合使用できるような人工羽毛の研究がこれまで
数多くなされてきたが1羽毛の有する特徴を満足するも
のが得られていないのが実情である。
例えば、フィラメント束を接着してから切断したもの(
特公昭48−7955号)繊維を球状体に成形したもの
(特公昭42−12696号)、また類似のものとして
特開昭57−56561号で単糸が構造体の中心より外
側に向って放射状に配列されて球面又は球面に近い形を
形成させるものが提案されているが、これらはいずれも
形態面のみを重視したもので羽毛の有する機能面の特長
、即ち■嵩高性■風合い■保温性■ドレープ性■圧縮回
複率などについて部分的な配慮がなされているもののい
ずれも不満足なものと言わざるを得ない。
さらに、天然羽毛と混合使用した場合には、均一な混合
が出来ず綿の片寄りを起こす欠点がある。
なお、特開昭58−87315号には5羽毛講中わた材
料が提案されているがこの材料は長手方向に一定の太さ
を有するものであり、かっケン細部の繊維の長さTx)
とケン縮を有しない部分の繊維の長さく7)の比x /
 yが0.07〜15と規定している。また、特開昭5
5−31819号には同じ〈ケン細部と非ケン締部が混
在する繊維において切断部分を尖鋭とすることが提案さ
れている。
しかし、特開昭58−87315号ではケン細部と非ケ
ン締部とが混在することのみが重要であり、絡合性と風
合い面で言及しているものの。
羽毛の特長である嵩高性、保温性1回復性に対して何ん
ら具体的な手段が示唆されておらず。
切断端近辺を無ケノ縮(ストレート部)部とすることに
ついても言及されていないことなどから風合い面につい
てもはなはだ不満足なものと言わざるを得ない。
また、特開昭53−31819号については、繊維切断
端を尖鋭化することを特徴としており。
風合い面で優れた効果は期待できるものの、詰め線用と
しての必要要件(嵩高性、保温性、加工性など)を具備
しておらず、かつ切断端が尖鋭化していることにより、
綿抜けの問題があり。
詰め線用としては不適当である。
〔発明の目的〕
そこで本発明者らは1機能面で羽毛に極力近づけるとと
もに安価で工業生産できる詰め線用原綿の検討を進め本
発明に達したものである。
〔発明の構成〕
即ち5本発明は中空率が5〜40%、繊維長30〜70
鰭、単糸繊度が10〜10デニールの中空繊維で、繊維
の切断端から少なくとも5喘以」二は無ケン締部とし、
切断端の中空率(a)とケン細部の中空率(b)との比
をa / b (0,9、かつ無ケン締部を繊維長の7
0%以下とすることを特徴とする詰め線用ポリエステル
繊維である。
本発明におけるポリエステル中空繊維は、すぐれた嵩高
性、保温性を得るために中空率として5%以上が必要で
あり、その断面形状は公知の方法によって得られる中空
状である。なお。
中空率が40%を越す場合については1口金形状ならび
に製糸条件で特別な配慮が必要であシ、経済的なロスが
多く、かつ延伸工程でパンク率が多く実用的でない。
このため、中空率としては5〜40%の範囲にすること
が必要である。繊維長については、エア開繊を行なうも
のと、カード工程で開繊を行なうものとでは若干の相違
があるが30〜701m1とすることが必要である。即
ち、繊維長30+++m未満のものについては、後で述
べる切断端から5關以上無ケン縮部とすることと関係し
て、良好な嵩高性が得られず、また70間を越えるもの
については工程通過性が悪くなるとともに羽毛と混合し
て使用する場合羽毛とからんでダンゴ状になる欠点があ
る。
単糸繊度については1〜10デニールが必要で2〜6デ
ニールが好ましい。細すぎる場合には風合い保温性は向
上するが、開繊性が不良となり、tだ嵩高性に劣ること
となり、逆に太ずぎる場合は粗硬な風合に加えて保温性
、嵩高性に劣る結果となる。
次に1本発明の大きな特徴である切断端から少なくとも
5朋以上は無ケン締部とすることについて説明する。
従来羽毛に近い柔軟な風合いと嵩高性を得るために、断
面形状、繊度、ケン縮、ノリコン剤の付与などについて
検討がなされているが、いずれも繊維長全体にケン縮が
付与されていることからフェザ−タッチのものが得られ
てもダウン或いはスモールフェザ−タッチとはほど遠い
風合いのものしか得られていない。
さらに、最近では合理的で、かつ高能率の生産方式とし
て採用されている空気による吹込み方式で詰め線用素材
を生産しているが、繊維長全体にケン縮が付与されると
、繊維の路みが強(容易に開繊できず、工程通過性不良
の問題が指摘されている。
このため、優れた風合いと開繊性を得るためには上述し
たように繊度を特定化することに加えて、第1図(イ)
に示すように単繊維1の切断端を無ケン締部Nとするこ
とが非常に有効であす、カつ無ケノ縮(ストレート)部
の長さを少な(とも5mm以上保有することが必要であ
り、5+o+未満の場合には風合いは若干向上するもそ
の効果は非常に小さく、また第1図(ロ)、(・・)に
示すように繊維切断端近辺にケ/締部Sが存在するもの
については、風合い、開繊性の点で不満足なものであっ
た。
さらに無ケン締部の長さは、嵩高性の面から繊維長の7
0%以下にする必要があり、70%を越えると嵩高性は
急激に低下し、詰め線用としては適さないものとなる。
ざらに重要なことは、切断端の無ケン締部の中空率(a
lをケン締部の中空率(b)より10%以上減じるいわ
ゆるa/b(0,9とすることにより、中空部に保有し
ている空気層の移動を小さくシ。
保温性を高めるとともに、該繊維を使用した詰め綿製品
1例えばふとんとした時、ふとん干して天然繊維同様に
中空部の空気の膨張力で繊維が移動し、すぐれた回復率
を得ることができる。
さらに、無ケン締部の中空率を減じるために付加した外
力(温度、圧力)により、切断端の断面は扁平中空に近
い形状に変形するため、詰め綿で問題となる綿抜けに対
しても有効であり、さらに開繊性も向上する。
ケン締部におけるケン線数は嵩高性の面から5〜13山
/ 25 mm、ケン縮度は15〜30チとすることが
好寸しく、ケン縮形態としては機械ケン縮による2次元
ケン縮だけでも良好な結果を得るが、構造差によるスノ
(イラル状3次元ケン縮とすることがより望ましい。
さらに、繊維表面に7リコン樹脂を付着せしめることに
より、より優れた風合いと圧縮回復率を得ることが可能
となる。この場合/IIコノ剤としてはジメチルポリシ
ロキサン、メチル)・イドロジエノポリシロキサン、エ
ポキシ変性ポリ/ロキサノ、メトキノポリノロキサンな
どが使用でき、付着量として繊維重量に対し01〜10
チ付着せしめるもが好捷しい。
本発明の詰め線用ボ1ジエステル繊維の好ましい製造方
法としては、常法によって中空繊維製造用紡糸口金を使
用し、ポリエステル繊維を溶融紡糸し、冷却固化させて
引取り、未延伸サブトウとし、次いて該未延伸サブトウ
を延伸し。
機械ケン縮を付与、或いはスパイラルケン縮を発現させ
た後熱処理する。
次に上記延伸iつを第2図で示す一対のエンボスローラ
2で150〜250℃好ましくは180〜200℃に加
熱するとともに一対のローラ間で規定の荷重をかけ、ロ
ーラでニップされた部分の繊維を無ケン締部とするとと
もに第5図で示すとおり断面形状を変形させて中空部を
減少させる。
次ニ上記エンボスローラと連動したカックーで無ケン締
部を切断する。
なお、繊維長については、カード法で使用する場合、5
1〜70咽とし、エアー開繊するものについては30〜
51配に設定するのが好捷しい。
本発明の詰め綿素材は、ふとん、枕、クツ/コンなどの
他に防寒用衣料、寝装などに使用するのに有効である。
本発明の繊維は100%で製品として用いることが最も
好ましいが、天然繊維あるいは羽毛などと混合使用して
も綿のかたよりを起こさず、その効果を充分発揮するこ
とができる。
〔発明の効果〕
このように本発明の詰め線用ポリエステル繊維は製造時
においては、混綿性及び開繊性に優れ、詰め綿として優
れた風合い、保温性、嵩高性および圧縮回復性を示し工
業的規模で安価で羽毛調の詰め綿素拐を得ることができ
る。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 極限粘度0.60のポリエチレンテレフタレートを通常
の中空繊維紡糸法により紡糸し、これを集束して150
万l労昇延伸糸サブトウとした。紡糸の際には、中空率
が20%で6,0倍に延伸後の単糸繊度が0.7〜12
ツメ佑論啄るようにポリマーの吐出量を種々変更した。
次いで、該サブトウを温水に浸漬、延伸し捲縮をかけた
後。
乾燥して延伸トウとした。
さらに、該延伸トウを加熱したエンボスロールの間に通
した後、切断してステーブル7アイパーとした。この時
切断した繊維長およびエンボスロールにてケン縮を消滅
した無ケン締部の長さを種々変更した。また、切断端近
辺の無ケン締部の中空率は16チとした。得られたステ
ープルファイバーの特性について表1に示す。
表1においてん1.5.6.9. I Q、 11.1
5および16は本発明の効果を明確にするための比較例
である。/I61は単糸繊度が小さいので嵩高、開繊性
が不満足であり、I65は逆に単糸繊度が大きいので風
合いは粗硬となり、嵩高性、保温率が不満足である。
扁6は繊維長が蝮〈、給糸不足で嵩高性に劣り、また、
屑9は長いので開繊性が悪く、カード通過性が不良であ
る。1610.11は切断端からの無ケン締部の長さが
短くて風合い、開繊性が不充分であり、1615.16
は無ケン締部の長さが繊維長に対して長いので絡合性不
足でかつ嵩高性が劣る。
これに対し、本発明の実施例であるA 2.3.4゜7
、8. + 2.13 および14は天然羽毛に近い機
能を有する良好なポリエステル繊維であった。
実施例2゜ 実施例1に準じて150万背延伸糸サブトウを得た。紡
糸の際には3.0倍に延伸した後の単糸繊度が5 )l
fg空率が3〜43%になるように口金スペック、冷却
条件を種々変更した。
前記サブトウを延伸、捲縮、乾燥を施し、加lh L 
fcエンボスロールの間に通した後51喘の繊維長に切
断してステーブルファイバーとした。
エンボスロールにてケン縮を消滅した長さは繊維の各切
断端からそれぞれ10咽とし、繊維長に対して39%と
した。さらにはエンボスロールの条件(温度、ニップ圧
)を変更することにより、ケン縮を消滅させた部分の中
空率のケン縮が残存している部分の中空率に対する割合
いを0.80〜0.95に種々変更した。得られたステ
ープルファイバーの特性について表2に示す。
表2において應1乙22および24は本発明の効果を明
確にするだめの比較例である。
1617はケン締部の中空率が低く嵩高性、保温性が不
良であり、腐22のように中空率を大きくすることは紡
糸性が悪く、かつ延伸工程でのバイト率が急増すること
により、かえって嵩高性、保温性が低くなる欠点があり
、また、 /1624は中空率の割合いがほぼ同じにな
るので、保温性は低下し、ふとん干ししたときにその回
復率が低く、また綿抜けが目立ち不良であった。
本発明における/fg 18. + 9.20.21お
よび23は良好であった。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は本発明の詰め線用ポリエステル繊維の形
態を説明するだめの単糸の例を示した概略図であり(ロ
)、(ハ)はその比較例を示すものである。第2図は本
発明の詰め線用ポリエステル繊維の製造方法の1部の例
を示す側面図。第3図は本発明の詰め線用ポリエステル
繊維の横断面形状を例示した断面図で(イ)は切断端の
部分の形状であり(ロ)はケン締部の形状を示す。 1:ポリエステル繊維 2:エンポスローラ N:無ケン締部 S:ケノ締部 特許出願人 東し株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ill 中空率が5〜40%、繊維長30〜7 Q 1
    1111 。 単糸繊度が1.0〜10デニールの中空繊維で、繊維の
    切断端から少なくとも5IIITR以上は−ケン締部と
    し、切断端の中空率ta+とケン縮音μの中空率(lと
    の比をa/b(o、9. 力・つ無ケン締部が繊維長の
    70%以下とすることを特徴とする詰め線用ポリエステ
    ル繊維。 (2)シリコン樹脂を表面にイ寸着せしめたことを特徴
    とする特許請求の範凹第(1)項B己載の8古め線用ポ
    リエステル繊維。
JP58146683A 1983-08-12 1983-08-12 詰め綿用ポリエステル繊維 Granted JPS6040088A (ja)

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JPS6040088A true JPS6040088A (ja) 1985-03-02
JPH0258953B2 JPH0258953B2 (ja) 1990-12-11

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016121643A1 (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 東レ株式会社 ポリエステル中空繊維球状体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016121643A1 (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 東レ株式会社 ポリエステル中空繊維球状体

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