JPS6038149B2 - 上送りミシンの上送り歯駆動装置 - Google Patents

上送りミシンの上送り歯駆動装置

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JPS6038149B2
JPS6038149B2 JP20957482A JP20957482A JPS6038149B2 JP S6038149 B2 JPS6038149 B2 JP S6038149B2 JP 20957482 A JP20957482 A JP 20957482A JP 20957482 A JP20957482 A JP 20957482A JP S6038149 B2 JPS6038149 B2 JP S6038149B2
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JP20957482A
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JPS59101188A (ja
Inventor
清孝 長浜
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Juki Corp
Original Assignee
Tokyo Juki Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 この発明は下送り歯と協働して布を挟み送るための上送
り歯を備えた上送りミシンの上送り歯駆動装置に関する
従来、この種ミシンの上送り歯は、水平運動要素と上下
運動要素との合成作用によりいわゆる四運動を行なって
おり、そして上送り歯の水平運動量は公知の布送り調節
装置の操作態様に関連して変化するが、上下運動量は第
6図a,bに示したように常に一定である。
従って上送り歯の運動軌跡の位置は、水平方向には布送
りピッチに応じて変化するが、上下方向には不変である
。このため、広範囲の布厚に対応できるようにするには
上送り歯の上下運動量を大きく設定する必要があった。
しかし、この上下運動量が大きいと、ミシン運転時の慣
性が大きくなるので、ミシンの運転速度を増すと、比較
的低次の回転数で上送り歯のいわゆるジヤンピング現象
が発生し、布を所定のピッチで確実に送ることが不可能
となり、上送り装置本釆の目的を達成できない欠点があ
った。
この発明は上送り歯の上下運動量を小さく設定してジャ
ンピングの発生を高次の回転数に達するまで抑えると共
に、上送り歯の運動位置を布厚に対応して上下方向に変
化するようにして、上記従来のものの欠点を解消するこ
とを目的とする。
以下この発明の実施例を図面により説明する。1はミシ
ン機枠2に垂直な軸線を中心に回動可能とした支持体(
図示せず)に対して基部を布送り方向との水平直交藤線
を中心に回動可能に支持した布押え梶で、自由端に公知
の布押え足3を支持すると共に、機枠の上部外方から下
方へねじ込んで支持した調節ねじ4及びその中心部に貫
通形成した縦孔4aに上方軸部5aを遊鼓した押圧体5
並びにそれらの間に圧縮配置したコイルぱね6とから成
る第一押圧手段により、常には下方への弾性作用力を受
ける。
7は水平運動要素としての水平揺動体で、公知の下送り
歯8に水平成分の運動を与える要素に運動して一定揺動
する水平な軸9に上騰を固定する。
1川ま上下運動要素としての上下揺動体であり、主軸に
連動し水平揺動体7に同期して一定揺動する軸11に基
部を固定する。
12は布押え樟1と平行に配置しその中間を水平揺動体
7の自由端と髄13で連結した上送り揺動樟で、第1図
の左方部(布送り方向先方)を水平に折曲して支持部1
2aとし、その支持部12aには前方部に下送り歯8と
対向する上送り歯14を固定した上送り運動樟15の後
方部を垂直な軸16で回動自在に支持し、これら上送り
揺動梓12と上送り運動樟15とにより連動体Zを構成
する。
なお「 この連動体は上記第一押圧手段と同様に調節ね
じ17、押圧体18及びコイルばね19とからなる第二
押圧手段により常に藤13を中心に第1図の時計方向へ
の弾性作用力を受ける。20は部片21を介して第一押
圧手段の押圧体5と一体に連結した移動体で、押圧体5
の移動に伴なし、機枠2に形成した溝22に沿って上下
動する。
23は一端をリンク24を介して上下揺動体10の自由
端と軸25で連結すると共に、軸26により中間を移動
体2川こ対して回動自在に支持した作動体であり、他端
に設けたピン27を上送り揺動樟12の前方部下方に配
置する。
なお、水平揺動体7、上下揺動体10及び下送り歯8の
相互の関係は略次のようになっている。
即ち、上下揺動体10が第1図の反時計方向に最も揺動
したときには、水平揺動体7が時計方向への揺動行程の
中間に位置すると共に下送り歯8が針板上面から突出し
て第1図の左方(布送り方向)への移動行程の中間に位
置し、また水平揺動体7が時計方向に最も揺動したとき
には、上下揺動体10が時計方向への揺動行程の中間に
位置すると共に下送り歯8が最も左方に移動して針板上
面からも沈下し、上下揺動体10が時計方向に最も揺動
したときには、水平揺動体7が反時計万向への揺動行程
の中間に位置すると共に下送り歯8が針板上面から沈下
して右方への移動行程の中間に位置し、さらに水平揺動
体7が反時計方向に最も揺動したときには、上下揺動体
10が反時計方向への揺動行程の中間に位魔すると共に
下送り歯8が右方に最も移動して針坂上面から突出する
直前の状態となる。この発明は以上の構成であり、次に
その作用を説明する。
第1図は上下揺動体10が反時計方向に最も揺動すると
共に、水平揺動体丁が時計方向への揺動行程の中間に位
置した状態であり、このときには、第3図に示したよう
に下送り歯8は針板上面から突出しており、また上送り
歯14はコイルばね19の弾性力により布を介して下送
り歯8上面に当接している。
この状態からミシンを駆動すると、まず主軸が略1′4
回転するまでの期間は、水平揺動体7がさりこ時計方向
に揺動して上送り揺動禅12を左方に移動する。
しかしこの期間では上下揺動体10に連動して作動体2
3が時計方向に揺動し始めるが、ピン27は上送り揺動
樟12の下端面に次第に接近するだけで、上送り揺動禅
12をコイルばね19に抗して押し上げるまでには至ら
ないので、上送り歯14はコイルばね19の作用力によ
り下送り歯8に布を押圧しながら下送り歯8と共に布を
左方に挟み送る。次に主軸が略1′鴫転するまでの期間
は、上下揺動体101こ連動して作動体23が時計方向
に最も回動し、ピン27を介して上送り揺動樟】2をコ
イルばね19に抗して軸13を中心に反時計方向に揺動
すると共に、水平揺動体7が反時計方向に揺動して上送
り揺動梶12を右方に移動するから、上送り歯14は布
から次第に上方へ離れながら右方に移動し、布は布押え
足3によって針板上面に押えられて静止する。
さらに主軸が略1′4回転するまでの期間はト水平揺動
体7がさらに反時計方向に揺動すると共に、作動体23
が上下揺動体10を介して反時計方向に回動し始めるか
ら、上送り揺動樺12が右方に移動しながらコイルばね
19の作用力によりピン27に追従して時計方向に回動
し、従って上送り歯14は右方に移動しながら下降し、
ついには布上面に係合する。
次に主軸が略1′4回転する期間は、水平揺動体7が時
計方向に揺動して上送り揺動樺12を左方に移動すると
共に、上下揺動体101こ連動して作動体23がさらに
反時計万向に揺動するから、上送り歯14はコイルばね
19の作用力により布を下送り歯8と共に挟持しながら
左方に移送する。
以下同様の作用を繰返して一縫目形成毎に布を第1図の
左方に移送し、これによる両送り歯8,14の運動軌跡
は第3図aの実線8S,14Sで示したとおりである。
次に布厚が変化すると、たとえば第3図aの状態から同
図bのようにさらに厚い布が布押え足3の下に進入する
と、布押え禅1がコイルばね6に抗して基部を中心に反
時計方向に回動され、これにより押圧体5、部片21を
介して移動体20が溝22に沿って上方に移動するから
、作動体23が第2図の実線から二点鎖線のように移動
し、作動体23の揺動中心26が上方に移動すると共に
、その自由端のピン27の位置も上方に変位する。
このピン27の上昇は上送り揺動樟12をコイルばね1
9に抗して軸13を中心に反時計万向に回動させること
となり、これと一体の上送り歯14を第3図bのように
上方に移動する。そしてミシンを駆動すれば、作動体2
3は第2図二点鎖線の軸26を中心にリンク24を介し
上下揺動体1Q‘こ連動して一定揺動するので、水平揺
動体7との合成運動により上送り歯14は第3図bの実
線14Sで示した運動軌跡に沿って四動する。以上のよ
うにこの発明は、布厚に関連して上送り歯の運動軌跡を
上下に変位可能としたので、従来の上送り歯の上下運動
量を小さくしても従来と同等又はそれ以上の厚さの布の
縫製に対応できると共に、一縫製行程中で布厚が大きく
変化する場合にもその都度ミシンを停止して調整するこ
となく一気に縫製を行なえる効果がある。また、上送り
歯の上下運動量を小さくすることにより、従釆のものに
比して同一回転数では上送り歯の上下方向の加速度が小
さくなるので、慣性が著しく減少して上送り歯の高速運
動性が向上するから、正確な縫目ピッチで商品価値の高
い製品が得られると共に、従来よりも高い回転数まで上
送り歯のジャンピング現象の発生を抑えることが可能な
ので、ミシンの高速運転に対応でき、縫製の作業能率を
向上する等の効果も得られる。なお、上記実施例では水
平運動要素7及び上下運動要素10が主軸に連動して揺
動するものを示したが、これらを直線往復敷するものに
代え且つ上送り揺動梓12を適宜なりンクで機枠に支持
するか、あるいは上送り揺動樺12に固定した軸部を布
送り方向に沿って機枠に水平に形成した溝に対して遊隊
することにより上送り揺動樺12を機枠に支持するよう
にしてもよい。
また、上記実施例では上下揺動体10と作動体23とを
リンク24を介して連結したが、第4,5図に示すよう
に構成してもよい。
即ち、第4図は適宜の弾性作用力により作動体23の自
由腕部を上下揺動体10の自由機に係合配置し、移動体
20の上方移動により作動体23が二点鎖線の位置に移
動する。また第5図は第4図の変形で、作動体23の二
又部23aに摺動自在に遊欧した角駒30‘こ対して上
送り揺動禅12の右端を回動自在に連結する。さらに上
記実施例では布押え足3の上下方向の変位に連動して、
布押え樺1、押圧体5、部片21、移動体20を介して
作動体23の揺動中心軸26を上下動するものを示した
が適宜の布厚検出器で検出した検出信号に基し、て手動
操作により又は検出信号に関連してステッピングモータ
等の駆動装置を介して上記揺動中心軸26を上下動させ
るにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は上送り歯駆動装置の斜視図、第2図は要部の作
用説明図、第3図a,bは両送り歯の作用説明図、第4
,5図は他の実施例、第6図は従来の両送り歯の作用説
明図である。 図中の3は布押え足、8は下送り歯、14は上送り歯、
7は水平運動要素としての水平揺動体、1川ま上下揺動
体、20は移動体、23は作動体、Zは上送り揺動樟1
2と上送り運動樟15とからなる連動体である。 才、図 プ2図 才3図 ギ6図 才4図 才S図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 針板上面に対し出没して四運動する下送り歯及び下
    送り歯と協働し布を挾む布押え足並びに下送り歯と同期
    して布を挾み送るように針板上方で四運動する上送り歯
    を有する上送りミシンにおいて、 上送り歯をもち針板
    上面に沿い往復動可能且つ往復動方向との水平直交軸線
    を中心に上下に揺動可能に基部を機枠に支持し常には下
    方への弾性作用力を受ける連動体と、 連動体に水平運
    動を与えるように主軸に連動して作動する水平運動要素
    と、 主軸に連動し水平運動要素と同期して作動する上
    下運動要素と、 布押え足の上下動に連動して上下動す
    る移動体と、 一端を連動体に上下方向の揺動運動を与
    えるように係合し基部を移動体に揺動可能に支持し且つ
    上下運動要素に連動して一定角度般囲を揺動する連動体
    、とを備え布押え足の上下動により作動体の揺動支点が
    上下変位するようにしたことを特徴とする上送りミシン
    の上送り歯駆動装置。
JP20957482A 1982-11-30 1982-11-30 上送りミシンの上送り歯駆動装置 Expired JPS6038149B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS59101188A JPS59101188A (ja) 1984-06-11
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DE8533380U1 (de) * 1985-11-27 1986-01-16 Pfaff Industriemaschinen Gmbh, 6750 Kaiserslautern Nähmaschine mit Differentialvorschub

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JPS59101188A (ja) 1984-06-11

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