JPH0422395A - ミシンの上送り装置 - Google Patents

ミシンの上送り装置

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JPH0422395A
JPH0422395A JP12626690A JP12626690A JPH0422395A JP H0422395 A JPH0422395 A JP H0422395A JP 12626690 A JP12626690 A JP 12626690A JP 12626690 A JP12626690 A JP 12626690A JP H0422395 A JPH0422395 A JP H0422395A
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JP
Japan
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cloth
presser
dog
arm
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Application number
JP12626690A
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English (en)
Inventor
Kenji Umemura
梅村 賢二
Kihei Goto
五藤 喜平
Takenori Kawase
川瀬 武則
Kazutoshi Umeda
和俊 梅田
Masahiro Fukushima
将浩 福嶋
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、加工布の上方より、加工布へ送り運動を与え
るミシンの上送り装置に関し、特に縫製中、布押えの上
昇に伴って上送り歯の描く軌跡を上方へ平行移動させる
軌跡上昇機構に関する。
[従来の技術] 従来のミシンの上送り装置の一例を、第7図を用いて説
明する。
ミシンの上送り装置は、押え腕軸100の周りで回転自
在に支持された上送り支持腕101を備えるこの上送り
支持腕101は、自由端側の支持部102によって、L
字形を呈した伝達レバー103を、回動自在に支持して
いる。この伝達レバー103の一方の自由端は、支持部
102より下方へ延び、この一方の自由端側か水平方向
へ駆動される。また、伝達レバー103の他方の自由端
は、支持部102より水平方向へ延び、その自由端側に
おいて案内104を支持している。つまり、伝達レバー
103の一方の自由端が水平方向に駆動されることによ
り、伝達レバー103の他方の自由端側に支持された案
内104が上下方向の往復運動を行う。
一方、案内104は、上送り歯105に水平往復運動を
付与する上送り台106を、水平方向へ移動自在に支持
する部材である。
この結果、上送り台106の水平方向の往復運動に案内
104に与えられた上下方向の往復運動が合成され、上
送り歯105が四運動送りを行う。
なお、上送り歯105が加工布107を送るために戻る
時の高さ(士、昇位置)と、上送り歯105が加工布1
07を送る時の高さ(下降値1〉との差は、第8図の(
a)に示すように、縫製される加工布107の厚さに応
じて適切な値に設定される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のミシンの上送り装置は、例えば加
工布107の重ね合わせ部分など、!i製中に加工布1
07の厚さが増すと、厚い加工布107によって、上送
り歯105の下降した位置(下降位置)が適切な位置よ
り上昇してしまい、結果的に、上送り歯105の行う四
運動送りが第8図の(b)の矢印に示す軌跡となる。
同様に、縫製中の加工布107の厚さが薄くなると、上
送り歯105の下降した位置(下降位置)が適切な位置
より下降してしまい、結果的に、上送り歯105の行う
四運動送りが第8図の(c)の矢印に示す軌跡となる。
このように、従来のミシンの上送り装置は、縫製途中に
加工布107が変化すると、上昇位置は変化せずに下降
位置のみが変化するため、結果的に加工布107の厚さ
が変化すると、上送り歯105による加工布107の送
り効果を、十分に得ることができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、縫製中に加工布が変化しても、上昇位1と下降位置
との差を適切な高さに保ち、上送り歯による加工布の送
り効果を、十分に得ることのできるミシンの上送り装置
の提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明のミシンの上送り
装置は、回転可能に支持された押え腕軸と、この押え腕
軸に固定され、端部に加工布を下方へ付勢するための布
押えを備えた押え腕と、前記加工布よりも上方に配置さ
れ、端部に前記加工布を送るための上送り歯を備えた上
送り台と、この上送り台に作動的に連結され、前記上送
り台を水平方向移動および垂直方向移動させて、前記上
送り歯を四運動送りさせる上送り歯駆動機構と、前記押
え腕軸の軸線の周りで回転可能に支持されるとともに、
自由端側に前記上送り台を作動的に支持する支持部を備
え、一方への回転が規制されることによって前記支持部
の下方位置を規制し、他方へ回転することによって前記
支持部を上昇させる上送り支持腕と、前記押え腕軸と一
体に設けられ、前記布押えが」−昇して前記押え腕とと
もに前記押え腕軸が回転した際に、前記上送り支持腕に
当接して、前記上送り支持腕を前記他方へ向けて回転さ
せる当接部を備えた回転伝達体とを具備する技術的手段
を採用する。
[作用] 加工布の重なった部分を縫製する場合や、厚さが変化す
る素材を縫製する場合など、縫製途中に加工布の厚さが
増すと、加工布を下方へ付勢する布押えが、加工布の厚
みによって上昇する。すると、布押えを支持する押え腕
が回転し、結果的に押え腕軸が回転する。押え腕軸が回
転すると、押え腕軸と一体に設けられた回転伝達体も回
転し、当接部が上送り支持腕に直接、または間接的に当
接して、上送り支持腕を他方へ向けて回転させる。
上送り支持腕は、自由端側の支持部で上送り台を作動的
に支持しており、上送り支持腕が他方へ向けて回転する
と、支持部が」−昇する。
一方、支持部によって作動的に支持される上送り台は、
上送り歯駆動機構によって、水平方向移動および垂直方
向移動され、上送り歯を四運動送りさせている。
この結果、支持部が上昇すると、上送り歯の描く四運動
送りの軌跡が上方へ平行移動する。
同様に、縫製途中に加工布の厚さが薄くなると、加工布
を下方へ付勢する布押えが、加工布の厚みの減少によっ
て下降する。すると、布押えを支持する押え腕が回転し
、結果的に押え腕軸が回転する。押え腕軸が回転すると
、押え腕軸と一体に設けられた回転伝達体も回転し、当
接部が上送り支持腕に直接、または間接的に当接して、
上送り支持腕を一方へ向けて回転させる。上送り支持腕
は、自由端側の支持部で上送り台を作動的に支持してお
り、上送り支持腕が一方へ向けて回転すると、支持部が
下降する。
この結果、支持部が下降すると、上送り歯の描く四運動
送りの軌跡が下方へ平行移動する。
[発明の効果] 以上の作用で説明したように、縫製途中に加工布の厚さ
が変化すると、上送り歯の描く四運動送りの軌跡が加工
布の厚さに応じて上方または下方へ平行移動する。
この結果、縫製途中に加工布が変化しても、上昇位1と
下降位置との差を、常に適切な値に保つことができる。
つまり、縫製途中に加工布が変化しても、上送り歯によ
る加工布の送り効果を、十分に得ることができる。
また、押え腕と一体に回転する押え腕軸の回転を、回転
伝達体を介して上送り支持腕に伝える簡単な構成のため
、加工布の厚さに応じて上送り歯の描く軌跡を上昇させ
るミシンの上送り装置を、安価に提供できる。
[実施例] 次に、本発明のミシンの上送り装置を、図に示す一実施
例に基づき説明する。
(実施例の構成) 第1図ないし第6図は本発明の実施例を示すもので、第
1図および第2図は上送り歯を駆動するリンク機構を示
す側面図、第3図は上送り歯上昇機構の側面図、第4図
は上送り歯」−昇機構の後面図、第5図は上送り歯上昇
機構の上面図である。
イ)ミシンの上送り装置1の概略説明。
ミシンの上送り装置tは、上送り歯2に水平方向の往復
運動を与えるための水平駆動機構3と、上送り歯2の水
平方向の運動量を調節する水平送り運動量調節機構4と
、上送り歯2に上下方向の往復運動を与えるための上下
駆動機構5と、上送り歯2の上下方向の運動量を調節す
る上下送り運動量調節機構6とを備える。なお、水平駆
動機構3および上下駆動機構5によって、上送り歯2を
四運動送りさせる上送り歯駆動機構7が構成される。
また、ミシンの上送り装置1は、布押え8を上昇させろ
布押え上昇機構9と、布押え8の上昇に伴って上送り歯
2を上昇させる上送り歯上昇機横10と、布押え8の」
−昇に伴って上送り歯2の描く軌跡を上昇させる軌跡上
昇機構11とを備える。
口)水平駆動機構3の説明。
一方向への回転運動を行う駆動軸12に、偏心輪13を
固定し、送りロッド14、水平送り腕15を介して水平
送り軸16に揺動運動を伝える。
この水平送り軸16の端部には、断面コ字形状を呈した
溝17に角駒18を嵌め込んだ水平送り調節腕19を固
定している。角駒18には、水平送りリンク20の一端
が嵌め込まれている。水平送りリンク20の他端は、水
平クランク軸21に固定された水平クランク軸腕22に
、ピン23によって繋がれており、水平送り調節腕19
の揺動運動を、水平クランク軸21に伝えている。
水平クランク軸21の端部は、1方に延びる水平駆動体
24を備え、その水平駆動体24の先端は、上送り台2
5の一端と、回転自在に繋がれている。この結果、上送
り台25には、縫針26の上下方向の往復運動に伴って
、水平方向の往復運動が伝えられる。
ハ)水平送り運動量調節機構4の説明。
水平駆動機構3の水平送りリンク20の一端(角駒18
側)には、水平送り調節リンク27の一端が嵌め込まれ
ている。この水平送り調節リンク27の他端は、第1水
平送り調節レバー28の一端に繋がれている。この第1
水平送り調節レバー28の他端は、回転自在に支持され
たビン29を介して、第2水平送り調節レバー30の一
端に固定されている。第2水平送り調節レバー30の他
端は、内部の各機構を収納するフレーム32の外部より
突出し、フレーム32に固定された水平送り目盛板33
に、つまみねじ34により固定されている。
この結果、つまみねじ34を緩めて、第2水平送り調節
レバー30の他端を、水平送り目盛板33上を移動させ
ることにより、角駒18が、溝17に沿って移動し、角
駒18と上送り軸の軸心との長さが変化して、上送り台
25に伝達される水平方向の往復運動量が調節される。
二)上下駆動機構5の説明。
駆動軸12と連動して揺動運動を行っている上メス軸3
5の端部に、断面コ字形状を呈した溝36に角駒37を
嵌め込んだ上下送り調節腕38を固定する。角駒37に
は、上下送りリンク39の一端が嵌め込まれている。上
下送りリンク39の他端は、上下クランク軸40に固定
された上下クランク軸腕41に、ビン42によって繋が
れており、上下送り調節腕38の揺動運動を、上下クラ
ンク軸40に伝えている。
上下クランク軸40の端部には、水平方向へ延びる上下
駆動体43を備えている。この上下駆動体43の自由端
側には、伝達レバー44の自由端側の連結部45に、上
下方向の往復運動を伝える角駒46が嵌め込まれている
。この結果、縫針26の上下往復運動に件って、伝達レ
バー44の連結部45が上下方向の往復運動を行う。
伝達レバー44は、後述する上送り支持腕47の自由端
側の支持部48によって、回転自在に支持されている。
また、伝達レバー44の自由端側の連結部45は、二股
形状に設けられ、その二股の内部で角駒46と連結され
ている。伝達レバー44は、支持部48と連結部45と
の間において案内4つを回転自在に支持している。案内
49は、断面コ字形の渭50を備える。この渭50には
、上送り台25の中央部分が嵌め込まれ、上送り台25
を水平方向へ移動自在に支持している。そしてこの案内
49は、上送り台25に、縫針26の上下方向の往復運
動に伴って、上下方向の往復運動を伝える。
上送り台25の先端には、加工布の上方に配置されて、
加工布を送るための上送り歯2が、ねじ51で固定され
ている。そして、上送り台25は、上述の水平駆動機#
I3および上下駆動機構5からなる上送り歯駆動機構7
によって、水平方向および上下方向へ駆動されて、上送
り歯2に楕円形の送り運動(いわゆる四運動送り)を与
える。
一方、上送り支持腕47は、メタル53を介して押え腕
軸54の周囲に回転自在に支持されている。この上送り
支持腕47は、上方に延びるストッパ55を備えている
。このストッパ55は、上送り支持腕47が一方(第1
図矢印A方向)へ回転した際に、フレーム32に当たっ
て一方l\の回転を規制し、上送り支持腕47の支持部
48の下端位置を規制するものである。なお、上送り支
持腕47は、他方(第1図矢印B方向)へ回転すること
によって、支持部48が上昇して伝達レバー44が連結
部45を中心に回転し、案内49が上方向に持ち上げら
れ、上送り台25とともに上送り歯2が上昇する。
また、案内49は、直接、付勢手段56によって加工布
に向かつて付勢されている。この付勢手段56は5案内
49を下方へ付勢することによって、伝達レバー44の
連結部45が高速で上下方向へ駆動されても、支持部4
8の位置が上下しないように、上送り支持腕47を下方
へ付勢するものである。そして、付勢手段56は、案内
49の上側に乗ぜられる押え棒57と、この付勢力を調
節するための押え調節ねじ58と、押え棒57と押え調
節ねじ58の間に配された圧縮コイルスプリング59と
から構成されている。
ホ)上下送り運動量調節機構6の説明。
上下駆動機構5の上下送りリンク39の一端(角駒37
側)には、上下送り調節リンク60の一端が嵌め込まれ
ているにの上下送り調節リンク60の他端は、第1上下
送り調節レバー61の一端に繋がれている。この第1上
下送り調節レバー61の他端は、回転自在に指示された
ピン62を介して、第2上下送り調節レバー63の一端
に固定されている。第2上下送り調節レバー63の他端
は、フレーム32の外部より突出し、フレーム32に固
定された上下送り目盛板(図示しない)に、つまみねじ
64により固定されている。
この結果、つまみねじ64を緩めて、第2上下送り調節
レバー63の他端を、上下送り目盛板上で移動させるこ
とにより、角駒37が、溝36に沿って移動し、角駒3
7と上メス軸35の軸心との長さが変化して、案内49
に伝達される上下方向の往復運動量が調節される。
へ)布押え」、昇機構9の説明。
布押え8は、加工布を針板65に向けて押え付けるもの
で、一端か押え腕軸54に固定された押え腕66の自由
端側に、ねじ67によって固定されている。そして、押
え腕66の自由端側は、付勢手段68によって、下方へ
向けて付勢されている。
布押え上昇機構9は、上昇レバー69を備える。
この」−昇レバー69は、略り字形を呈し、曲折部分が
メタル(図示しない)を介して、押え腕軸54の周囲で
回転自在に支持されている。
上昇レバー69の一方の自由端は、上方に延び、押え腕
軸54に固定されたカラー70の突起部71と、一定の
隙間を介して対峙している。この突起部71は、」−昇
レバー69が一方へ回転した際に当接して、上昇レバー
69の回転を押え腕軸54に伝えるものである。また、
上昇レバー69の他方の自由端は、水平方向へ延び、図
示しない伝達機構を介して足踏みペダル(図示しない)
に連結し、足踏みペダルを踏み込むことにより、上昇レ
バー69が一方へ回転する。なお、」−昇レバー69と
突起部71との隙間を調節することにより、布押え8の
上昇量や」−昇タイミングを調節することができる。
ト)上送り歯上昇機構10の説明。
上送り歯上昇機構10は、上送り支持腕47に他方(第
1図矢印B方向)への回転運動を付与し、上送り歯2を
上方へ移動させる機構で、上記布押え上昇機構9の上昇
レバー69と、上送り支持腕47のストッパ55とを改
良したものである。
具体的には、上昇レバー69の上方に延びる自由端には
、略り字形を呈した当接部材69aが延長して設けられ
ている。一方、上送り支持腕47のストッパ55の自由
端にも、」ユ昇レバー69が一方(第1図矢印C方向)
へ回転した際に当接部材69aと当接する延長部材55
aが延長して設けられている。そして、当接部材69a
は、延長部材55aにねじ込まれた調節ねじ72と、一
定の隙間を介して対峙している。なお、当接部材69a
と調節ねじ72との隙間を調節することにより、上送り
歯2の」・昇量や」−昇タイミングを調節することがで
きる。
チ)軌跡」−昇機構11の説明。
軌跡上昇機構11は、上送り支持腕47の隔部において
、押え腕軸54に固定された、つまり押え腕軸54に一
体化された回転伝達体73を備える。この回転伝達体7
3は、当接部74を備える。
この当接部74は、布押え8が上昇して押え腕66とと
もに押え腕軸54が一方(第1図矢印C方向)へ回転し
た際に、回転伝達体73とともに回転して上送り支持腕
47に当接し、押え腕軸54の回転運動を上送り支持腕
47に与え、上送り支持腕47を、他方(第1図矢印B
方向)へ向けて回転させるものである。
(実施例の作動) 次に、本発明にかかる、軌跡上昇機構11の作動を簡単
に説明する。
加工布の重なった部分の縫製を行う場合や、厚さが変化
する素材を縫製する場合など、縫製途中に加工布の厚さ
が増すと、布押え8が加工布の厚みによって上昇する。
すると、布押え8力月−昇すると、押え腕66が回転し
、結果的に押え腕軸54が一方(第1図矢印C方向)へ
回転する。押え腕軸54が一方へ回転すると、押え腕軸
54に一体的に設けられた回転伝達体73も回転し、当
接部74が上送り支持腕47に直接当接して、上送り支
持腕47を他方(第1図矢印C方向)へ向けて回転させ
る。上送り支持腕47は、他方へ回転すると、支持部4
8が上昇する。
伝達レバー44は、縫製途中、支持部48を中心に揺動
しているため、縫製途中に支持部48が上昇すると、上
送り!2の描く四運動送りの軌跡がそのまま上方へ平行
移動する。
つまり、第6図を参照して説明すると、加工布75の厚
みが増す前の上送り歯2の描く軌跡は、第6図の(a)
の矢印に示す軌跡であるが、加工布75の厚みが増すと
、第6図の(b)の矢印に示す軌跡となり、加工布75
の厚みに応じて上送り歯2の描く軌跡が上昇する。
そして、再び加二[布75の厚さがもとに戻ると、付勢
手段56の付勢力によって支持部48が下降し、支持部
48の下降に伴って上送り歯2の描く四運動送りの軌跡
も)方へ平行移動する。
また逆に、加工布75の厚みが薄くなると、加工布75
の厚みに応じて上送り歯2の描く軌跡が下降し、上送り
歯2の描く軌跡は、第6図の(c)の矢印に示す軌跡と
なる。そして、再び加工布75がもとに戻ると、付勢手
段56の付勢力に抗して支持部48が」−昇し、上送り
歯2の描く四運動送りの軌跡ももとに戻る。
(実施例の効果) 上記実施例で示したように、縫製途中に加工布75の厚
さが変化すると、上送り歯2の描く四運動送りの軌跡が
加工布75の厚さに応じて上方または下方へ平行移動す
る。
この結果、縫製途中に加工布75の厚さが変化しても、
四運動送りにおける上送り歯2の」−弁位置と下降位置
との差を、常に適切な値に保つことができる。つまり、
縫製途中に加工布75の厚さが変化しても、上送り歯2
による加工布の送り効果を、→・分に得ることができる
また、当接部74を備えるリング状の回転伝達体73を
、上送り支持腕47の隔部の押え腕軸54の周囲に固定
した簡単な構成のため、軌跡上昇機構11を搭載したミ
シンの上送り装置1を、安価に提供できる効果も備える
さらに、本実施例では、案内4つが支持部48と連結部
45との間の伝達レバー44に取り付けられているため
、小さな力で支持部48が上昇する。この結果、加工布
75の厚さの変化がリニアに支持部48へ伝わり、加工
布75の厚さに応じた高さの軌跡を得ることができる。
(変形例) 本発明は、要旨を逸脱しないかぎりにおいて、種々の変
更が可能なもので、その−例を次に列挙する。
上送り支持腕47が上送り台25を作動的に支持する例
として、上送り支持腕47の自由端側で支持部48を介
して伝達レバー44の一端を支持し、伝達レバー44の
他端が連結部45において上下方向へ駆動され、案内4
9を支持部48と連結部45との間の伝達レバー44に
取り付けた例を示したが、例えば従来技術で示したよう
に、上送り支持腕101が上送り台106を作動的に支
持するなど、他の構成を用いても良い。
当接部74が直接、上送り支持腕47に当接して、上送
り支持腕47を回転さぜな例を示したが、当接部74は
中間の部材を介して上送り支持腕47に当接して、上送
り支持腕47を回転させても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の実施例を示すもので、第
1図および第2図は上送り歯を駆動するリンク機構を示
す側面図、第3図は上送り歯上昇機構の側面図、第4図
は上送り歯」−昇機構の後面図、第5図は上送り書上昇
機構の上面図、第6図は上送り歯の描く線図である。 第7図および第8図は従来技術で、第7図はミシンの上
送り装置の要部を示す側面図、第8図は上送り歯の描く
線図である。 図中 1・・・ミシンの上送り装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(a)回転可能に支持された押え腕軸と、(b)こ
    の押え腕軸に固定され、端部に加工布を下方へ付勢する
    ための布押えを備えた押え腕と、(c)前記加工布より
    も上方に配置され、端部に前記加工布を送るための上送
    り歯を備えた上送り台と、 (d)この上送り台に作動的に連結され、前記上送り台
    を水平方向移動および垂直方向移動させて、前記上送り
    歯を四運動送りさせる上送り歯駆動機構と、 (e)前記押え腕軸の軸線の周りで回転可能に支持され
    るとともに、自由端側に前記上送り台を作動的に支持す
    る支持部を備え、 一方への回転が規制されることによつて前記支持部の下
    方位置を規制し、他方へ回転することによつて前記支持
    部を上昇させる上送り支持腕と、(f)前記押え腕軸と
    一体に設けられ、 前記布押えが上昇して前記押え腕とともに前記押え腕軸
    が回転した際に、前記上送り支持腕に当接して、前記上
    送り支持腕を前記他方へ向けて回転させる当接部を備え
    た回転伝達体と を具備するミシンの上送り装置。
JP12626690A 1990-05-16 1990-05-16 ミシンの上送り装置 Pending JPH0422395A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020166107A1 (ja) * 2019-02-15 2020-08-20 株式会社鈴木製作所 ミシン

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