JPH0111170Y2 - - Google Patents

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JPH0111170Y2
JPH0111170Y2 JP1984114338U JP11433884U JPH0111170Y2 JP H0111170 Y2 JPH0111170 Y2 JP H0111170Y2 JP 1984114338 U JP1984114338 U JP 1984114338U JP 11433884 U JP11433884 U JP 11433884U JP H0111170 Y2 JPH0111170 Y2 JP H0111170Y2
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JP
Japan
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lever
horn
pin
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feed rod
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JP1984114338U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ミシンの布送り機構に関するもので
ある。
従来のミシンの布送り機構は、例えば特公昭57
−14872号、実公昭57−1897号、特開昭57−
110293号公報等に記載されている様に単に布を直
線的に押し進めるだけであり、布を曲線状に縫着
する際は、布送り機構に逆らつて手で布を曲げな
ければならないので、この作業が大変為難かつ
た。特に掬い縫いミシンの場合は針が布に対して
浅い角度で入り、また布送り機構が布を直線的に
押し進めるので、布を手で曲げるのが困難であ
り、ポケツトの閉じ付け等のように曲線状に布を
縫着するのは非常に難しかつた。
本考案は、このような事情に鑑み開発されたも
ので、右又は左の任意方向に布送りを変えること
が出来る布送り機構を提供することによつて、ポ
ケツトの閉じ付け等のように曲線状に布を縫着す
る作業を容易に出来るようにすることを目的とす
る。
本考案に係る布送り機構につき説明するに、そ
の構成は、上下動自在且つ下方に復帰するように
設けた水平なピン1と、該ピンに回動自在に取り
付けられ垂直腕2a及び水平腕2bを有するホー
ン2と、適宜の駆動手段によつて揺動するレバー
3と、該レバーと前記ホーン2の垂直腕2aを連
結するリンク4と、前記ホーン2の水平腕2bに
一端を遊動自在に取り付けてホーン2に吊設した
送り棒5と、適宜の駆動手段によつて揺動するレ
バー6と、該レバーに一端を遊動自在に取り付け
他端を送り棒5に取り付けたリンク7と、前記ピ
ン1と連動して上下動する押え棒8と、ホーン2
と送り棒5の連結部Aとレバー6とリンク7の連
結部Bを結ぶ線を軸として送り棒5を右又は左の
任意方向に揺動させるカム装置等の適宜の揺動手
段9とから成ることを特徴とする。
以下本考案を図面に示す一実施例に基づいて説
明する。
図中1はピンであり、水平な状態にあり、上下
動自在且つ下方に復帰するように設けてある。本
実施例ではミシン本体11の上部にピン1を上下
方向に摺動自在に水平に設け、板バネ12によつ
て下方に復帰するようにしてあり、またピン1の
上下動を円滑にするためにピン1の先端部にロー
ラー1aを回動自在に設け、このローラー1aと
当接する突起11aをミシン本体11に設けてあ
る。
2はホーンであり、ピン1に回動自在に取り付
けられ垂直腕2a及び水平腕2bを有する。本実
施例のホーン2は略L字状を呈するが、これに限
定されず、機構的に見て垂直腕及び水平腕を有す
るものであれば、三角形状、円盤状等のものでも
構わない。
3はレバーであり、適宜の駆動手段によつて揺
動するようにしてある。本実施例では、レバー3
は第1図に於いて左右に振り子の如く揺動する
が、これ以外の揺動運動でもピン1を軸としてホ
ーン2を回動させる揺動運動であれば良く、特に
限定されない。
4はリンクであり、レバー3とホーン2の垂直
腕2aを連結し、レバー3の揺動運動をホーン2
に伝えてホーン2を揺動させる。
5は送り棒であり、ホーン2の水平腕2bに一
端を遊動自在に取り付けてホーン2に吊設してあ
る。本実施例では球ロツドエンド5aを用いて送
り棒5をホーン2の水平腕2bに遊動自在に取り
付けてあり、送り棒5の下端には送り歯5bを回
動自在且つ水平に復帰するように設けてある。
6はレバーであり、適宜の駆動手段によつて揺
動するように設けてある。本実施例のレバー6は
略くの字状を呈し、これをミシン本体11に回動
自在に取り付け、この一端に切欠部6aを設け、
この切欠部6aに、適宜の駆動手段によつて揺動
するレバー10に設けたローラー10aを嵌合さ
せることによつてレバー6を揺動させるようにし
てある。なお、レバー6の揺動運動は、リンク7
を介して送り棒5を第1図に於いて振り子の如く
左右に揺動させる揺動運動であれば良く、特に限
定されない。
7はリンクであり、この一端をレバー6に遊動
自在に取り付け、他端を送り棒5に取り付けてあ
る。本実施例では球ロツドエンド7aを用いてリ
ンク7の一端をレバー6に遊動自在に取り付けて
ある。
8は押え棒であり、ピン1と連動して上下動す
る。本実施例ではピン1に押え棒8を吊設するこ
とによつてピン1と連動して上下動するようにし
てあり、この下端には押え板8aを設けてある。
9は右又は左の任意方向への揺動手段であり、
ホーン2と送り棒5の連結部Aとレバー6とリン
ク7の連結部Bを結ぶ線を軸として送り棒5を左
又は右方向に揺動させる。本実施例では左又は右
の任意方向への揺動手段9としてカム装置を用い
てあり、詳説すると、このカム装置は、先端部に
ローラー9aを設けた従動体9Aを送り棒5に取
り付け、この従動体9Aのローラー9aと当接す
る垂直なカム面9bを有するカム9Bをこのカム
面9bが垂直軸周りに回動できるようにミシン本
体に取り付け、このカム面9bを回動させ易くす
るために操作レバー9Cをカム9Bに設け、また
カム面9bに従動体9Aのローラー9aが常に当
接するようにコイルスプリング9Dを張設し、さ
らにカム9Bの回動を制限するストツパー9Eを
ミシン本体11に設けて成る。なお、カム面9b
は、平面部と湾曲部から成り、カム面9bが正面
を向いている時は平面部とローラー9aが当接
し、カム面9bが側面を向いている時は湾曲部と
ローラー9aが当接するようになつている。
揺動手段9としては、このカム装置以外にも溝
カム装置等色々考えられ特に限定されない。
次に作用を本実施例に基づいて説明する。
まず第1図に於いて、レバー3が図面上左方に
揺動するとホーン2が右周りに回動して送り棒5
が下がり、送り棒5が下端まで下がつてレバー3
がさらに左方に揺動するとホーン2が右周りに回
動しながら連結部Aを支点として上昇してピン1
を押し上げ、このピン1と連動して押え棒8も上
がる。次に今度はレバー3が右方に揺動するとホ
ーン2が左周りに回動しながら板バネ12の力に
よつてピン1と共に押し下げられ、押え棒8もピ
ン1に連動して下がり、この際レバー6がレバー
10によつて右周りに回動し、リンク7を介して
送り棒5を左方へ揺動させて布を押し進める。押
え棒8が下端まで下がり、レバー3がさらに右方
に揺動するとホーン2が左周りに回動して送り棒
5を持ち上げる。そして、再度レバー3が左方に
揺動し、ホーン2が右周りに回動して送り棒5を
押し下げ、この際レバー6がレバー10によつて
左周りに回動し、リンク7を介して送り棒5を右
方へ揺動させ最初の状態に戻る。
以上の動作は、カム面9bが正面を向いてカム
面9bの平面部と従動体9Aのローラー9aが摺
接すると、送り棒5は直線的に布を送るように運
動し(第3図参照)、カム面9bが側面を向いて
カム面9bの湾曲部と従動体9Aのローラー9a
が摺接すると、送り棒5が連結部Aを中心として
左右に揺動運動する際に、送り棒5がカム面9b
の湾曲部にならつて連結部Aと連結部Bを結ぶ線
を軸とする揺動運動を行うようになり、これらの
揺動運動が合成して送り棒5は布を曲線的に送る
ような運動を行うようになる(第4図参照)。
以上のような構成及び作用を有する本考案は次
のような効果を発揮する。
本考案に係る布送り機構は、カム面9bの向き
を変えることによつて布送り方向を自由自在に任
意に変えることができるので、ポケツトの閉じ付
け等のように布を曲線状に縫着する作業が大変為
易くなつた。
また、布を曲線状に縫着する際、本考案に係る
布送り機構は、従来の布送り機構のように手で布
を曲げる必要は無いので、安全にこの作業をする
ことができるようになつた。
以上の如く本考案は極めて実用的な布送り機構
の考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案の正面図、第2図は同底面図、第3図及
び第4図は、揺動手段の作用を簡略に示す構造図
である。 1……ピン、1a……ローラー、2……ホー
ン、2a……垂直腕、2b……水平腕、3……レ
バー、4……リンク、5……送り棒、5a……球
ロツドエンド、5b……送り歯、6……レバー、
6a……切欠部、7……リンク、7a……球ロツ
ドエンド、8……押え棒、8a……押え板、9…
…揺動手段、9A……従動体、9a……ローラ
ー、9B……カム、9b……カム面、9C……操
作レバー、9D……コイルスプリング、9E……
ストツパー、10……レバー、10a……ローラ
ー、11……ミシン本体、11a……突起、12
……板バネ、A,B……連結部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下動自在且つ下方に復帰するように設けた水
    平なピン1と、該ピンに回動自在に取り付けられ
    垂直腕2a及び水平腕2bを有するホーン2と、
    適宜の駆動手段によつて揺動するレバー3と、該
    レバーと前記ホーン2の垂直腕2aを連結するリ
    ンク4と、前記ホーン2の水平腕2bに一端を遊
    動自在に取り付けてホーン2に吊設した送り棒5
    と、適宜の駆動手段によつて揺動するレバー6
    と、該レバーに一端を遊動自在に取り付け他端を
    送り棒5に取り付けたリンク7と、前記ピン1と
    連動して上下動する押え棒8と、ホーン2と送り
    棒5の連結部Aとレバー6とリンク7の連結部B
    を結ぶ線を軸として送り棒5を右又は左の任意方
    向に揺動させるカム装置等の適宜の揺動手段9と
    から成る布送り機構。
JP11433884U 1984-07-26 1984-07-26 布送り機構 Granted JPS6130478U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11433884U JPS6130478U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 布送り機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11433884U JPS6130478U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 布送り機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6130478U JPS6130478U (ja) 1986-02-24
JPH0111170Y2 true JPH0111170Y2 (ja) 1989-03-31

Family

ID=30673360

Family Applications (1)

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JP11433884U Granted JPS6130478U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 布送り機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6130478U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS571897U (ja) * 1980-06-01 1982-01-07
JPS5714872A (en) * 1980-07-01 1982-01-26 Citizen Watch Co Ltd Display unit
JPS57110293A (en) * 1980-11-15 1982-07-09 Duerkoppwerke Carrier to upper section for sewing machine

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS571897U (ja) * 1980-06-01 1982-01-07
JPS5714872A (en) * 1980-07-01 1982-01-26 Citizen Watch Co Ltd Display unit
JPS57110293A (en) * 1980-11-15 1982-07-09 Duerkoppwerke Carrier to upper section for sewing machine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6130478U (ja) 1986-02-24

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