JPS603513Y2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置

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JPS603513Y2
JPS603513Y2 JP6700183U JP6700183U JPS603513Y2 JP S603513 Y2 JPS603513 Y2 JP S603513Y2 JP 6700183 U JP6700183 U JP 6700183U JP 6700183 U JP6700183 U JP 6700183U JP S603513 Y2 JPS603513 Y2 JP S603513Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excitation
excitation device
induction heating
air
plate
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Expired
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JP6700183U
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English (en)
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JPS59161290U (ja
Inventor
憲司 嶋
昌弘 日比野
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、誘導加熱を利用した誘導加熱調理器の励磁
装置の冷却方式に関するものであって、従来方式におい
て問題となる励磁巻線の温度上昇を大きく軽減する事を
目的としたものである。
この考案は、主として誘導加熱調理器に適用されるので
以下において誘導加熱調理器を例に説明するが、考案の
精神はこれに限るものでない事は勿論である。
まず、従来の誘導加熱調理器について説明する。
第1図は先行発明における誘導加熱調理器の断面図を示
し、第2図は、第1図のものから、レンジカバーを除い
た励磁装置等の上面図である。
第1図と第2図において、1は金属性の鍋、2はレンジ
カバーで励磁装置を収納する筐体を構成する。
上記レンジカバー2は鍋1を載置する、上面(表面板)
21と側板22を有する。
上板21は非磁性材料で作られる。
3は励磁装置で、磁極31、継鉄部32及び励磁巻線3
3を有している。
上記磁極31と継鉄部32はともに硅素鋼板あるいはフ
ェライトなどの磁性材で作られる。
6はファン、7は排気孔、8は吸気孔、9は合板(底板
)である。
而して、鍋1は、励磁巻線33に交番電流を流すことに
よって鍋1を経由した交番磁束が発生し、鍋1の底面に
渦電流損が生じて加熱される。
励磁電流が流れることにより励磁巻線33にはジュール
損が発生し、温度上昇を呈する。
この温度上昇を押さえるために、ファン6により、冷却
している。
吸気孔8から入った空気は排気孔7から出る。
この冷却方式ではキャビネット内部の空気を換気する程
度であるため、従来方式より大出力化を計ろうとすると
励磁巻線の温度上昇は非常に大きいものとなる。
この考案は、上述した欠点にかんがみてなされたもので
、特に、加熱出力を増大する場合、あるいは励磁装置の
軽量化のためにアルミ線を導入する場合等においては有
効である。
以下にこの考案の一実施例を誘導加熱調理器について図
に従って説明する。
第3図は本考案の一実施例の断面図、第4図はその空気
流を明示するために上板21をはずして示す上面図であ
る。
第3図、第4図に於て、9は後述する励磁装置を固定取
付する合板であって空気流路を形成する空気案内体を兼
ねた合板で、中央部に開口部93を有している。
而して継鉄部32の底面と上記台板9との間に間隙を有
していない。
上記台板9には同筒状のくぼみ91が設けられており、
図に示す如く励磁巻線33、磁極31及び継鉄部32が
このくぼみ91内にあるよう配置されており、該くぼみ
91内底面に固定取付されている。
なお、くぼみ91の直径は励磁装置3の直径より20r
rvn程度大きく形成され、かつくぼみ91の深さは励
磁装置3の高さの20〜80%位が適当である。
6は上記台板9の開口部93に取り付けられたファン、
22は側板で、上記台板9の上部位置に排気孔7が形成
されている。
以上のように形成された本考案の実施例において、励磁
巻線33の温度上昇が低減される作用を説明する。
4個の励磁巻線33から発生する熱により特に励磁装置
3の中心部或は励磁巻線相互間の温度上昇が激しいが、
励磁装置3の中央下部のファン6から送られる空気が空
気流の通りやすいよう設けられた励磁巻線相互間の5〜
1−の間隙を通り、励磁巻線33から直接熱をうばう。
この励磁巻線33間の間隙を通る空気流はファン6の出
口側の励磁コイル33、上板21等の障害物に当たり流
速が大きく、かつ乱流を呈する。
従ってヌツセルト係数が大きくなり交換熱量が大きくな
る。
台板9は外気とキャビネット内部空気との遮へい及び空
気流路分離の効果を有している。
上記励磁巻線間の間隙を通った空気流は台板9のくぼみ
91を通り有効に励磁装置3の外周を冷却したのち、排
気孔7から外部へ排出する。
実験によれば入力1900Wの励磁装置3で鍋温度が1
80℃のとき、上記高温部は約100°Cまで温度が上
昇したにとどまる事が確認された。
第5図及び第6図は本考案の別の実施例の断面図及び上
板21を取り除いた上面図を示す。
即ち、この実施例に於ては、第3図、第4図の実施例の
合板のくぼみ91の代りに、台板9に円筒状のガイド9
2を設けたものであり、その冷却効果は第3図、第4図
の実施例と同様である。
次に第7図と第8図に示す他の実施例について説明する
第7図は、5極の励磁装置3を冷却す;る場合に適用し
た実施例の1つを示す断面図であり、第8図はその上板
21をはずしたときの空気流を明示した上面図である。
台板9には、前述のように励磁装置の直径より2−程度
大きい直径の円筒状のくぼみ91が設けられており、そ
の底部°には、ファン6の口径程度の穴が開けられてい
る。
継鉄部32のない部分を通って空気流が励磁巻線33の
側面を冷却する。
台板9のくぼみ91の効果も前述と同様である。
入力1900Wの励磁装置3の巻線温度は鍋1の温度1
80°Cのとき120°C上昇するに留まる。
第9図は、第7図、第8図の実施例に空気流を変えるガ
イド10を設けた場合の空気流を明示する上面図である
上記ガイド1゜は継鉄部32もしくは台板9と上板21
との間に存在している。
この第9図の空気流を変えるガイド板10を設けた場合
について説明する。
ガイド板10を設けない場合には、空気流は、台板9の
穴から出て、励磁巻線33の側面にあたらずに排出され
るものが多く効率が悪い。
ところがこの実施例ではファン6の回転方向に沿って空
気流を、励磁巻線33間に通すようにガイド板10を設
けているので冷却風が励磁巻線33の側面に当たり冷却
効果が非常に大きくなる。
励磁巻線33間を通過した空気流は、さらに、外側の4
コの極の励磁巻線33の外壁をも冷却する。
この結果人力1900Wの励磁装置3の巻線温度は鍋1
の温度180℃のとき約80℃上昇するにとどまり、ガ
イド板10の効果は絶大である。
尚、上述した各実施例において、励磁巻線33と継鉄部
32はかなりの重量(電源周波数が商用(50〜5QH
z)周波であるため)があり、これを合板(底板)9に
固定取付するようにしたから取付状態を型側になすこと
ができ、しかもこの合板(底板)9は空気案内体を兼ね
たものであるから、励磁装置3の取付手段と空気案内体
とを別々に設ける必要がなく、部品数を低減でき、製作
性を向上できる。
以上に述べて来たように、本考案によれば、従来のファ
ンを用いた冷却方法より、はるかに効率よく励磁巻線お
よびその近傍の磁極さらには上板等を冷却することがで
きる。
そのため、励磁巻線における銅損(ジュール損)の低減
、ひいては高効率を計ることができる。
特に、出力の増大、アルミ巻線の使用を行なう際には、
この効果が絶大である。
【図面の簡単な説明】 第1図は、従来の誘導加熱調理器の断面図、第2図は、
上記誘導加熱調理器から、レンジカバーを除いた励磁装
置等の上面図、第3図は本考案の一実施例による装置の
断面図、第4図はそのレンジカバーを除いた上面図、第
5図は本考案の別の実施例の断面図、第6図はそのレン
ジカバーを除いた上面図、第7図は本考案の更に別の実
施例を示す断面図、第8図は第7図の実施例のレンジカ
バーを除いた上面図、第9図は更に別の実施例のレンジ
カバーを除いた上面図である。 図中、1は金属性の鍋、2は励磁装置を収納するレンジ
カバー、21は上板(表面板)、22は側板、3は励磁
装置、31は磁極、32は継鉄部、33は励磁巻線、6
はファン、7は排気孔、8は吸気孔、9は合板(底板)
、91はくぼみ、92はガイド、10はガイド板である
。 なお、図中同一番号部分は、同一または相当部分を示し
ている。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)筐体内に収納され、表面板を介して被加熱体を誘
    導加熱する励磁装置、この励磁装置の真下部に該装置に
    対面して配設せられ上記筐体内に空気を流入せしめて前
    記励磁装置に直接送風を吹き当てる冷却用ファン、およ
    び前記励磁装置を固定取付する合板であって上記筐体内
    に流入された空気が上記励磁装置に接してその冷却に供
    されるよう空気流路を形成する空気案内体を兼ねた合板
    を具備することを特徴とする誘導加熱装置。
  2. (2)上記筐体内に流入された空気流をファン回転方向
    に沿って励磁装置の励磁巻線間に流通させるべく該空気
    流のガイド板を設けたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の誘導加熱装置。
JP6700183U 1983-05-04 1983-05-04 誘導加熱装置 Expired JPS603513Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6700183U JPS603513Y2 (ja) 1983-05-04 1983-05-04 誘導加熱装置

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JP6700183U JPS603513Y2 (ja) 1983-05-04 1983-05-04 誘導加熱装置

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Publication Number Publication Date
JPS59161290U JPS59161290U (ja) 1984-10-29
JPS603513Y2 true JPS603513Y2 (ja) 1985-01-31

Family

ID=30197204

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6700183U Expired JPS603513Y2 (ja) 1983-05-04 1983-05-04 誘導加熱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2574215B2 (ja) * 1984-08-18 1997-01-22 松下電器産業株式会社 誘導加熱調理器

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JPS59161290U (ja) 1984-10-29

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