JP2005302406A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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秀行 木村
Noriyuki Isojima
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Toshio Noguchi
敏夫 野口
Hiroshi Otomo
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Abstract

【課題】 安定した加熱効率と高い信頼性を得るために、誘導加熱する際に生じる加熱コイルの温度上昇抑え効率よく冷却する。
【解決手段】 加熱コイル20と、該加熱コイル20の下方に配置されるフェライト24から構成されるコイルユニット2を備えた誘導加熱調理器において、該加熱コイル20をフェライト24に熱的に接触させて載置し、該フェライト24を空冷することにより、発熱した加熱コイル20の熱をフェライト24に熱伝導して広く拡散させることができるので、少ない風量で加熱コイル20の表面温度を下げ、安定した誘導加熱を行うことができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、誘導加熱調理器における加熱コイルの冷却構造に関するものである。
誘導加熱は、被調理鍋下方に設けられた加熱コイルに高周波電流を供給し、加熱コイル周りに発生した磁界によって被調理鍋表面近傍に生じる渦電流に起因して行われる。
また、誘導加熱では被調理鍋の材質による比透磁率や抵抗率によって加熱効率が異なり、比透磁率や抵抗率が高い鉄鍋等の方が渦電流による鍋発熱が大きく熱効率も良好であるが、抵抗率が低いアルミ鍋や銅鍋では熱効率が著しく低下する。
このため、加熱コイルに供給した電力に対して被調理鍋の加熱に寄与しない熱量は抵抗率が小さい被調理鍋ほど大きくなり、加熱コイルなどの発熱を増大させる要因となっている。
誘導加熱調理器で安定した加熱調理を行うには、発熱する加熱コイルなどの温度上昇を抑制する必要があり、これらの冷却方法として例えば特許文献1に記載されているように、加熱コイルの下面或いは上下面の近傍に冷却空気を流し、加熱コイルから発生する熱を加熱コイル表面から強制空冷で直接奪う構成が採られている。
特開2002−43045
特許文献1記載の加熱調理器では、回路基板を通過した空気を加熱コイル下方から吹き付けて冷却させる構成となっており、加熱コイルの冷却性能を高めるには冷却風量を増加しなければならない。
また、冷却風量の増加に伴い、ファン装置のモータ音や部品の風切り音(流体音)が増加し、騒音によりキッチン環境が悪化される。
また、加熱コイルが載置されるコイルベースは、内蔵されるフェライトを樹脂で覆う構成であり、その樹脂の凹凸によって冷却空気を直接加熱コイルに流し難い。
本願発明は、上記の課題のうち少なくとも1つを解決するために為されたものである。
本発明の請求項1では、少なくとも被調理鍋を加熱する加熱コイルと、該加熱コイルの下方及び側方位置、或いは下方のみに配置されるフェライトから構成されるコイルユニットと、該コイルユニットに冷却空気を供給するファン装置を備えた誘導加熱調理器において、該加熱コイルをフェライトに熱的に直接接触させて載置し、該フェライトを介して該加熱コイルの熱を拡散して冷却するものである。
また、請求項2では、前記フェライトを高熱伝導性の放熱板上に直接載置し、該放熱板に冷却空気を供給するものである。
また、請求項3では、前記放熱板に凹凸を設け、その表面積を拡大させたものである。
さらに、請求項4では、前記コイルユニットの略中央から冷却空気を、少なくとも前記加熱コイルと前記放熱板の間隙に供給するものである。
本発明によれば、請求項1では、発熱した加熱コイルの熱をフェライトに熱伝導して広く拡散させることができるので、少ない風量で加熱コイルの表面温度を下げ、安定した誘導加熱を行うことができる。
また、請求項2では、また、フェライトを介して拡散された加熱コイルの熱を放熱板の広い伝熱面積を利用して効率よく冷却できるとともに、より冷却風量を少なくして低騒音化されたキッチン環境を提供できる。
また、請求項3では、より放熱板の冷却効果を高めることができる。
さらに、請求項4では、さらに、加熱コイルと放熱板から冷却風路を構成し、より効率よく加熱コイルの熱を奪うことができる。
本発明の各実施例を以下に説明する。
図1及び図2に本発明のコイルユニット2の側面断面図、及び斜視分解断面図を示す。また、図3に図1及び図2のコイルユニット2を搭載した誘導加熱調理器の斜視図を、図4にその右側加熱コイル側の側面断面図の一例をそれぞれ示す。
本発明のコイルユニット2は、例えば図3に示す誘導加熱調理器において、被調理鍋(図示せず)が載置されるトップレート70の下方に配置される。
コイルユニット2は加熱コイル20と、加熱コイル20が載置されるフェライト24と、フェライト24を保持するコイルベース21で構成されている。
つまり、図2に示すようにコイルベース21の上面側に突出した、放射状に複数本配置された棒状のフェライト24が加熱コイル20下面に直接接触して保持しており、加熱コイル20の発熱を熱伝導によって、フェライト24に積極的に伝熱される構造となっている。
ここで、加熱コイル20とフェライト24の間隙に熱伝導性の高い熱伝導部材を充填して、加熱コイル20の熱拡散を良好にすれば、より効率よく加熱コイル20を冷却できる。
その熱伝導部材は、例えばアルミ等の粉末(フィラー)を充填させたシリコンゴム板や熱硬化性の接着材でもよいし、熱伝導性グリースなどでもよい。
フェライト24に載置される加熱コイル20は、コイルベース21に設けられた内周のリブ21aと外周のリブ21bに嵌め込まれ、略中央に配置させる。
ここで、リブ21a、21bは加熱コイル20の内周20a、外周20bの大きさに合わせて設けられるが、加熱コイル20の略中央位置を安定して載置できれば、片側だけでもよいし、該リブを設け無くともよい。
また、フェライト24を配置したコイルベース21は、フェライト下方に開口部24aを設けて樹脂からフェライト24を露出させれば、コイルベース21下側から吹き付けられる冷却空気50がフェライト24に直接当たり熱交換しやすくなり、冷却効果を向上できる。
ここで、フェライト24はその表面積を拡大させるために凹凸を設けたり、加熱コイル20の下方全面を覆うように配置すれば、より冷却効果を高められる。
また、図1に示したコイルユニット2では冷却空気50がコイルユニット2下方の略中央に配置された開口49b(図3参照)から供給され、加熱コイル20の外周側に向かって流れる構成例を示したが、フェライト24の表面近傍に冷却空気50が流れる構成であれば、開口49cを介してコイルユニット2に略並行に流すような構成でも同様な冷却を行うことができる。
コイルユニット2の中央29にはトッププレート70に接触するように例えばバネで保持されたセンサ部3が設けられており、センサ部3の検出した温度からトッププレート70上に載置された被調理鍋の温度を間接的に測定できる。
センサ部3は例えばトッププレート70に接触させて温度を検出するサーミスタ31と、サーミスタ31を保持するセンサ台32と、サーミスタ31をトッププレート70に接触させるバネ33から構成され、センサ台32の軸がコイルベース21の中央孔29aに配置される。
本実施例のセンサ部3は接触式の温度測定センサとしてサーミスタを示したが、非接触式の赤外線センサなどを用いた構成でもよい。
図3及び図4は誘導加熱調理器の一例として、トッププレート70上に三口の鍋載置部73a、73b、73cを設けた、ビルトイン型(システムキッチン一体型)のIHクッキングヒータに、図1及び図2に示すコイルユニット2を適用したものである。
ここで、本発明のコイルユニット2は左右両方に搭載しても良いが、左右いずれか片方のみに搭載した構成でもよい。
また、本発明は誘導加熱する被調理鍋の載置部を少なくとも一つ設けたIHクッキングヒータであれば、ビルトイン型でなくとも据置型(流し台にそのまま配置)でも容易に適用できることは言うまでもない。
図において、誘導加熱調理器の本体9上面のトップフレーム72にはトッププレート70と、本体9内部の空気を出入りさせる通気孔71が設けられている。
トッププレート70の下方には鍋載置部73a、73bの略下側位置に加熱コイル20が、鍋載置部73cの略下側位置に電熱ヒータ10がそれぞれ設けられている。
また、本体9正面側には例えば魚などを焼くロースター8の投入口、及び被調理鍋の火加減やロースター8の加熱具合を操作する操作パネル6を備えており、その火力調整量をトッププレート70下方の表示パネル74に表示する。
本体9の左側にはロースター8が配置されるため、加熱コイル20を誘導加熱するために必要な例えばインバータ等の電子部品42が実装された回路基板41の大部分は本体9右側となるロースター8の右側及び右側のコイルユニット2下方に位置する回路ユニット4に搭載される。
尚、本発明はロースター8や操作パネル6等が図示した位置関係に固定されるものでなく、例えばロースター8が本体9正面の中央または右側に設けられた構成でもよいし、操作パネル6がトッププレート70上に設けられてもよい。
回路基板41は電子部品42や電子部品42に設置されるヒートシンク43の個数や配線数などによって容積が決められるため、電子部品42が多いほどロースター8側方の限られた空間で一枚の基板上に実装できなくなり、図示したようにロースター8側方に配置した回路ユニット4の容積形状に合わせて複数枚配置される。
ここで、回路ユニット4は回路基板41などを本体9内部に収納する際の作業性を良好にするために箱状にして設けたものであるが、本体9の内部に回路基板41などを直接設置した構成でもよい。
本実施例では回路基板41a、41b、41cを回路ユニット4の高さ方向に三段積層した構成であるが、回路基板41を幅方向に複数並置してもよく、いずれの場合もファン装置5から吹き出る冷却空気の流れ方向と並行に配置される。
ファン装置5はファン55とモータ56、ケーシング54から構成されるシロッコファンで、本体9の前面側から見て回路ユニット4内の回路基板41後方に配置される。
つまり、ファン装置5の冷却空気の吹き出し側に回路基板41が配置され、ファン55から吹き出た冷却空気86が直接回路基板41に流れる構成となる。
図示したファン装置5はシロッコファンであるが、ターボファンや軸流ファンなどでも同様に構成ができることは言うまでもない。
また、図4のように回路基板41を冷却した冷却空気86は回路ユニット4の上部、つまりコイルユニット2の下側に設けられた開口49b、49c(図3参照)と、表示パネル74と左側のコイルユニット2に空気を導く開口49aから吹き出される。
コイルユニット2は少なくとも3ヶ所設けられた、例えばバネなどを用いた弾力性のある支持部27で支えられており、トッププレート70に押しつけられ、センサ部3に設けられた接触式温度センサであるサーミスタ31がトッププレート70と良好に接触させている。
回路ユニット4の開口49bから吹き出た冷却空気50bは右側のコイルユニット2下方から、開口49cから吹き出た冷却空気50cは左側のコイルユニット2にそれぞれ吹き付けられ、加熱コイル20の熱を奪って温度上昇した空気がトッププレート70下方の空間15を本体9背面方向に向かって流れ、排気部62を介してトップフレーム72上の通気孔71から排気82される。
また、回路ユニット4の開口49aから吹き出た冷却空気50aも同様に、操作パネル74を冷却した後、通気孔71から排気82される。
一方、図4において回路ユニット4内のファン装置5には、トップフレーム72上の通気孔71から本体背面側の吸気ダクト60を介して外気81が吸い込まれ、ファン55の下側(モータ56側)から吸気が行われる。
ここで、本実施例ではファン装置5のモータ56の位置をファン55の下方としたが、通気孔71から水分が流入した際のモータ56保護の観点から、上下反対にして設置した構成でも良いし、モータ56をコイルユニット2が配置された空間15に設けてもよい。
ファン55から吹き出す冷却空気86は回路ユニット4内の回路基板41の空間を本体9背面側から正面側に向かって流れる。
つまり、回路基板41の電子部品42を冷却した冷却空気50aは、回路ユニット4の開口49aを介して表示パネル74に向かって流れ出る。
ここで、表示パネル74の冷却は回路基板41を通った空気量で不充分であれば表示パネル74下方に別の冷却ファンを設けてもよいし、より冷却性能を高めるために本体9側面或いは前面から吸気した、より低温の空気を利用した構成にして冷却してもよい。
また、本実施例ではファン装置5の外気81の吸気と排気82を全てトップフレーム72上に配置された通気孔71を介して行う構成であるが、ファン装置5の吹き出し風量を増加させるために本体9右側面に吸気口を設けてもよいし、本体9正面や左側面に排気口を設けて空気の流れ抵抗を少なくさせた構成でもよい。
以上の構成より、第一の実施例の誘導加熱調理器の動作について、図1から4を用いて被調理鍋がトッププレート70上の右側の鍋載置部73aに配置された場合を例に説明する。
例えば水等の被加熱物の入った被調理鍋の加熱は、被調理鍋をトッププレート70上の鍋載置部73aに載置した後、本体9前方に備えた操作パネル6の主電源60を入れ、例えば火力調整用のダイヤル61を回転させることにより、トッププレート70前方に配置された表示パネル74に表示される火力調整量に応じた加熱制御が行われる。
被調理鍋の下方に位置する加熱コイル20にはダイヤル61で調整された回転量により高周波電流量が制御され、火力調整しながら被調理鍋の誘導加熱を行うことができる。
また、加熱コイル20に電流が流れると同時に、ファン装置5が稼動してトップフレーム72上の通気孔71の下に位置する吸気ダクト60から外気81を吸い込み、回路ユニット4内部に配置されたファン装置5にその空気が供給される。
加熱コイル20で被調理鍋を誘導加熱する場合、加熱効率が被調理鍋の材質によって左右され、熱損失分が加熱コイル20と電子部品42の発熱となってそれぞれの部品温度が上昇することになる。
吸気ダクト60から流入した外気81はファン55の下面からファン55に流入し、回路基板41に向かって冷却空気86を吹き出す流れ構成となる。
本実施例では回路ユニット4に、回路基板41が高さ方向に3段配置されており、ファン55から吹き出す冷却空気86が回路ユニット天井面と回路基板41aの間隙、回路基板41aと回路基板41bの間隙、回路基板41cと回路ユニット4の底面の間隙に、それぞれ本体9の背面側から正面側に向かって流れる。
回路基板41aと回路ユニット4の天井面の間隙を流れる冷却空気86の一部は、回路ユニット4の天井面に設けられた開口49b、49cを介して吹き出し、左右のコイルユニット2に配置された加熱コイル20を冷却する。
コイルユニット2では、加熱コイル20と冷却空気50bが直接触れて流れる一方、加熱コイル20と熱的に接触したフェライト24が加熱コイル20の熱をコイルベース21全体に広く拡散することができる。
よって、加熱コイル20は開口49bから吹き出た冷却空気50bにより、効率よく冷却される。
また、開口49b、開口49cから流出しない空気は回路基板41に実装された電子部品42やヒートシンク43と熱交換して流れ、回路ユニット4の正面上側に設けられた開口49aを介して表示パネル74に向かって吹き出す流れ冷却空気50aとなる。
開口49aを出た冷却空気50aは回路ユニット4正面上側から表示パネル74下面を流れて表示パネル74の温度上昇を低減させ、同様に本体9後方の排気口62を通り、トップフレーム72の通気孔71から外部に排気される。
ここで、ファン装置5は予め操作パネルによる加熱調整量によって段階的に、或いは無段階で風量制御してもよいし、加熱コイル20及び電子部品43の温度を計測してON/OFF制御や間欠運転による風量調整を行う構成にしてもよい。
このように、本実施例の構成であれば、加熱コイル20の熱をフェライト24を介して熱拡散させるとともに、コイルユニット2の広い表面積を利用して放熱できる。
このため、誘導加熱による加熱コイル20の温度上昇を小さくして信頼性を高めるとともに、少ない風量でも高い冷却効果が得られるため、ファン騒音や流体音を抑えた誘導加熱調理器が実現でき、静かなキッチン環境を提供することができる。
図5に第二の実施例におけるコイルユニット2の側面断面図を、図6にコイルユニット2の斜視分解断面図を示す。
本実施例ではコイルユニット2を構成するフェライト24の下方に接触させて放熱板22を配置したものである。
ここで、放熱板22は加熱コイルに供給される高周波電流で被調理鍋に生じる渦電流によって誘導加熱が行われる際に、その誘導加熱が阻害されない磁界強さの位置に配置させれば良い。
放熱板22は例えばアルミ等の熱伝導率が良好な金属製であり、加熱コイル20と同形状のドーナツ状の平板とした。
ここで、放熱板22は図7に示すように、ベースとなる平板のコイルとは反対面に放熱面積を広げるために円柱或いは角柱状のピンフィン22cを複数本、間隙を設けて配置させたヒートシンクとしてもよいし、細長い平板状のフィンを複数毎平行に設けたヒートシンクとしてもよい。
或いはコイルベース21の底面投影面積よりも伝熱面積が大きくなるように、放熱板22の表面に凹凸を設けて加工したものでよい。
また、放熱板22の材質はアルミの他に銅等の熱伝導率の高い金属でも、窒化アルミやアルミナなどの熱伝導性の良好なセラミック材で構成してもよい。
さらに、本発明では第一の実施例と同様に、フェライト24と加熱コイル20の間隙及びフェライト24と放熱板22の間隙を、熱伝導部材を介在させることにより、加熱コイル20とフェライト24と放熱板22を小さい熱抵抗でそれぞれ熱的に接続できることは言うまでもない。
本実施例ではフェライト24が配置された放熱板22は、コイルベース21に一体成形されており、放熱板22がコイルベース21によって保持されるので、フェライト24上に加熱コイル20を安定して載置できる。
図示した加熱コイル20は、内側の小さい加熱コイル201と外側の大きい加熱コイル200の半径方向に二重に配置された構成となっており、例えば被調理鍋の大きさや加熱ムラに応じて2つの加熱コイル200、201のパワーを制御することができる。
ここで、本発明において、加熱コイル20の構成は図2のような一重でも図7のような二重以上でも同様に適用できるし、該加熱コイルを厚さ方向に複数段配置した場合も差し使えなく適用できる。
加熱コイル20を冷却する冷却空気50は、第1の実施例と同様にコイルユニット2下方から供給され、放熱板22の下面を冷却する。
また、その空気の一部は放熱板22の開口22aを介して加熱コイル20とフェライト24と放熱板22で構成される風路25に入り、開口22bから吹き出る流れとなる。
つまり、図5のようにコイルユニット2の略中央に設けられた開口49bから吹き出た空気は、放熱板22の下面に沿って下方を放射状に流れる流れと、加熱コイル20と放熱板22の間隙を通って加熱コイル20外周側に向かう流れに分流される。
風路25を通る空気は加熱コイル20の下面から直接熱を奪うとともに、加熱コイル20の熱を拡散するフェライト24、及びフェライト24を介して伝熱された放熱板22と熱交換することができる。
よって、加熱コイル20の下面、フェライト24の側面、放熱板の両面が全て冷却に利用される放熱面積となり、この広い放熱面積により高い冷却性能を得ることができる。
図8に第三の実施例におけるコイルユニット2の側面断面図を、図9にコイルユニット2の斜視分解図を示す。
本実施例では、コイルユニット2の下方から供給される冷却空気50を、放熱板22の下方と、加熱コイル20と放熱板22の間隙25と、加熱コイル20とトッププレート70の間隙23の三つに分流する流れを構成させたものである。
つまり、冷却空気50は放熱板22の下面を放射状に流れる空気と、コイルベース21の開口21eを介して加熱コイル20と放熱板22の間隙25に入り、コイルベース21の開口2dから吹き出る空気と、コイルベース21の中央の開口29bを介して加熱コイル20とトッププレート70の間隙23に入り、放射状に流れる冷却空気51に分かれて流れることになる。
よって、本実施例では加熱コイル20の両面、フェライト24の側面、放熱板の両面が全て冷却に利用される放熱面積となり、より高い冷却性能を得ることができる。
また、本実施例の構成では、放熱板22の下面に冷却空気50が触れるための開口21cをコイルベース21下面に設け、コイルベース21にフェライト24が配置された放熱板22と、加熱コイル20を積み重ねる構造とし、本発明のコイルユニット2がより組み立て易い構成とした。
以上、本発明により、加熱コイル20を効率よく冷却できることにより、少ない風量でも十分加熱コイル20の温度を下げることができるので、低騒音で快適なキッチン環境を提供することができる。
本発明の第一の実施例におけるコイルユニットの側面断面図である。 本発明の第一の実施例におけるコイルユニットの斜視分解断面図である。 本発明の第一の実施例における誘導加熱調理器の斜視図である。 本発明の第一の実施例における誘導加熱調理器の側面断面図である。 本発明の第二の実施例におけるコイルユニットの側面断面図である。 本発明の第二の実施例におけるコイルユニットの斜視分解断面図である。 本発明の第二の実施例における他のコイルユニットの側面断面図である。 本発明の第三の実施例におけるコイルユニットの側面断面図である。 本発明の第三の実施例におけるコイルユニットの斜視分解図である。
符号の説明
2・・・コイルユニット
20・・・加熱コイル
21・・・コイルベース
22・・・放熱板
24・・・フェライト
41・・・回路基板
70・・・トッププレート

Claims (4)

  1. 少なくとも被調理鍋を加熱する加熱コイル(20)と、加熱コイル(20)の下方及び側方位置、又は下方のみに配置されるフェライト(24)から構成されるコイルユニット(2)と、コイルユニット(2)に冷却空気を供給するファン装置(5)を備え、加熱コイル(20)とフェライト(24)を熱的に直接接触させて載置し、フェライト(24)を介して該加熱コイル(20)の熱を拡散して冷却することを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記フェライト(24)を高熱伝導性の放熱板(22)上に直接載置し、放熱板(22)に冷却空気を供給することを特徴とする特許請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記放熱板(22)に凹凸を設け、その表面積を拡大させたことを特徴とする請求項2記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記コイルユニット(2)の略中央から冷却空気を、少なくとも前記加熱コイル(20)と前記放熱板(22)の間隙に供給することを特徴とする請求項1から3記載の誘導加熱調理器。
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