JP2002094275A - 電気素子の冷却装置 - Google Patents
電気素子の冷却装置Info
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Abstract
ファンを有する電気素子の冷却装置において、冷却フィ
ン近辺の電気素子の冷却効率を向上する。 【解決手段】電気素子4と伝熱的に接触する冷却フィン
5を覆う通風ダクト6の横幅空間を冷却フィン5に対し
て広幅に構成して、冷却フィン5の横に余裕空間10を
形成し、この余裕空間10に、従来は冷却ダクト6の外
部近辺に配置していた電気素子8を収容する。冷却フィ
ン5に通風する冷却ファン7の冷却風の一部を余裕空間
10に集約して通風することにより、通風ダクト6の隙
間から漏出させた冷却風で通風ダクト6の外部の電気素
子8を冷却した従来装置に比べ、周辺の電気素子8も効
率よく冷却することができる。
Description
冷却フィンを介して、回路基板上の電気素子を冷却する
電気素子の冷却装置に関する。
種の冷却装置を示すもので、図3は電磁調理器本体の概
略縦断面図、図4は回路基板とともに示す冷却装置の斜
視図である。周知の通り、電磁調理器は磁性体からなる
鍋の底面にうず電流を誘起させて発熱させ、鍋の中の食
品を加熱調理するものであるが、図3において、1はト
ッププレート2上に置かれた図示しない磁性体の鍋にう
ず電流を誘起させる誘導コイル、3は誘導コイル1に高
周波電流を供給する電源回路や制御回路が搭載された回
路基板である。回路基板3には各種の発熱性の電気素子
が実装されているが、高周波電源の主要素子であるスイ
ッチングトランジスタ(IGBT)4は特に発熱が大き
いため、アルミダイカストからなる冷却フィン5により
冷却されるようになっている。冷却フィン5は上面が開
放した櫛形断面の直方体で、間隔片を介してねじにより
回路基板3に固定され、その底面は回路基板3に実装さ
れたスイッチングトランジスタ4の上面に伝熱的に接触
している。
開放した耐熱樹脂からなる門形断面の通風ダクト6が被
せられ、その一端(後端)には冷却ファン7が連結され
ている。冷却ファン7は、通風ダクト6に対応する方形
の枠体内にインペラ7a(図3)が支持され、図4の矢
印A方向、つまり通風ダクト6の正面側(図3の左側)
から見て時計方向に回転し、前方(矢印B方向)に向っ
て冷却風を送風する。この冷却風により冷却フィン5は
冷却され、その底面に接触するスイッチングトランジス
タ4を冷却する。回路基板3上にはスイッチングトラン
ジスタ4以外の種々の電気素子8が実装され、それらは
通風ダクト6の周辺に配置されているが、これらの電気
素子8も発熱する。そこで、従来は通風ダクト6に例え
ばスリット9を設けるなどして、冷却ファン7からの冷
却風の一部を曲線矢印Cで示すようにダクト外に適宜に
漏出させ、通風ダクト近辺の電気素子8を同時に冷却す
るようにしている。
の電気素子8を通風ダクト6から漏出させた冷却風で冷
却しているが、この漏出冷却風は回路基板上で拡散する
ため冷却効率が悪く、十分な冷却効果が得られなかっ
た。また、その対策として冷却風の漏出量を増やすと、
冷却フィン5に対する風量に不足を生じるという問題が
あった。この発明の課題は、冷却フィンを介して冷却す
る電気素子の冷却に支障を生じないようにしながら、そ
の周辺の電気素子の冷却性能を向上することにある。
に、この発明は、底面が回路基板上の電気素子に伝熱的
に接触する冷却フィンと、この冷却フィンに被さる通風
ダクトと、この通風ダクトの一端に連結された冷却ファ
ンとからなり、この冷却ファンにより前記通風ダクトの
一端から他端に向けて通風する冷却風により、前記冷却
フィンを介して前記電気素子を冷却する電気素子の冷却
装置において、前記通風ダクトの横幅空間に前記冷却フ
ィンに対して余裕を持たせ、前記冷却フィンを接触させ
た前記電気素子以外の前記回路基板上の電気素子を前記
通風ダクトの余裕空間に収容するようにするものとする
(請求項1)。この請求項1によれば、通風ダクト内に
おいて冷却風の一部を余裕空間で電気素子に当てること
により、冷却風を無駄に拡散させることなく電気素子を
効率よく冷却することができる。
記冷却フィンは前記冷却ファンのインペラが上から下に
回転運動をする側に片寄せて配置するのがよい(請求項
2)。図5に示すように、冷却ファン7から前方に送り
出される風は、通常、インペラ7aの回転方向(矢印
A)の速度成分(矢印B)を有し、全体としてその回転
方向に旋回している。従って、冷却ファンのインペラが
上から下に回転運動をする側(図5では右側)では、冷
却風も上から下に向うように旋回しており、この側に片
寄せて冷却フィンを配置することにより、回路基板上に
支持された冷却フィンに対し、その上面から降り注ぐよ
うに冷却風を通風して冷却効果を高め、余裕空間内に他
の電気素子を収容したことによる電気素子の冷却効果の
低下を小さくすることができる。
の冷却装置における実施の形態について、図1及び図2
に基づいて説明する。図1において、従来と相違するの
は、通風ダクト6は横幅空間が冷却フィン5に対して余
裕を持つように幅広に構成され、その余裕空間10に、
従来、冷却ダクト6の外側近辺に配置されていた電気素
子8の一部あるいは全部が収容されている点である。ま
た、図2に示すように、冷却フィン5は、通風ダクト6
の横幅空間内において、正面から見て時計方向(矢印A
方向)に回転する冷却ファン7のインペラ7aが上から
下に回転運動をする側(右側)に片寄せられて配置さ
れ、余裕空間10は左側に設けられている。
7から前方(図1の矢印B方向)に送風される冷却風の
大部分は冷却フィン5を通して流れ、冷却フィン5が接
触する電機素子4を冷却するが、その一部分は余裕空間
10を通して流れ、電気素子8を直接冷却する。このよ
うな構成においては、冷却フィン5を通らない冷却風は
全て余裕空間10に集約されて電気素子8に当てられる
ので、冷却に利用されることなく拡散する冷却風が少な
くなり、全体として冷却効率が高くなる。また、図2に
おいて、インペラ5aが上から下に回転運動をする側に
片寄せられた冷却フィン5には、矢印Cで示すように、
その上面から降り注ぐように冷却風が当たるので、冷却
フィン5が通風ダクト6の左右中心に配置される場合よ
りも冷却効率が高くなり、結果として冷却風の一部が余
裕空間に流れることによる冷却効果の低下が小さくな
る。なお、図示実施の形態では電磁調理器における例を
示したが、この発明の適用はこれに限られるものではな
い。
ィンに通風する冷却ファンの冷却風を有効に利用し、冷
却フィンに接触する電気素子はもちろん、その周辺の電
気素子も効率良く冷却することができる。
置の斜視図である。
の概略縦断面図である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】底面が回路基板上の電気素子に伝熱的に接
触する冷却フィンと、この冷却フィンに被さる通風ダク
トと、この通風ダクトの一端に連結された冷却ファンと
からなり、この冷却ファンにより前記通風ダクトの一端
から他端に向けて通風する冷却風により、前記冷却フィ
ンを介して前記電気素子を冷却する電気素子の冷却装置
において、 前記通風ダクトの横幅空間に前記冷却フィンに対して余
裕を持たせ、前記冷却フィンを接触させた前記電気素子
以外の前記回路基板上の電気素子を前記通風ダクトの余
裕空間に収容するようにしたことを特徴とする電気素子
の冷却装置。 - 【請求項2】前記通風ダクトの横幅空間内において、前
記冷却フィンを前記冷却ファンのインペラが上から下に
回転運動をする側に片寄せて配置したことを特徴とする
請求項1記載の電気素子の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000283799A JP4474762B2 (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 電気素子の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000283799A JP4474762B2 (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 電気素子の冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002094275A true JP2002094275A (ja) | 2002-03-29 |
JP4474762B2 JP4474762B2 (ja) | 2010-06-09 |
Family
ID=18768107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000283799A Expired - Lifetime JP4474762B2 (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 電気素子の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4474762B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008172950A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Yaskawa Electric Corp | 電力変換装置 |
JP2009266852A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Hitachi Ltd | 制御装置 |
JP2011181798A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Sanwa Packing Kogyo Co Ltd | 回路基板の放熱構造 |
JP2012094414A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器 |
JP2012243806A (ja) * | 2011-05-16 | 2012-12-10 | Nec Computertechno Ltd | ヒートシンク及びこれを用いた電子機器 |
US10888019B2 (en) | 2018-09-07 | 2021-01-05 | Nec Corporation | Electronic device |
-
2000
- 2000-09-19 JP JP2000283799A patent/JP4474762B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009266852A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Hitachi Ltd | 制御装置 |
JP2011181798A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Sanwa Packing Kogyo Co Ltd | 回路基板の放熱構造 |
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JP2012243806A (ja) * | 2011-05-16 | 2012-12-10 | Nec Computertechno Ltd | ヒートシンク及びこれを用いた電子機器 |
US10888019B2 (en) | 2018-09-07 | 2021-01-05 | Nec Corporation | Electronic device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4474762B2 (ja) | 2010-06-09 |
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