JP2604755B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
- Publication number
- JP2604755B2 JP2604755B2 JP62251007A JP25100787A JP2604755B2 JP 2604755 B2 JP2604755 B2 JP 2604755B2 JP 62251007 A JP62251007 A JP 62251007A JP 25100787 A JP25100787 A JP 25100787A JP 2604755 B2 JP2604755 B2 JP 2604755B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- heating coil
- cooling air
- intake
- induction heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は誘導加熱調理器に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の誘導加熱調理器は、第4図に示すよう
に、筐体1の底面に設けた吸気口2の付近に配置した吸
気ファン3と、加熱コイル4の間に配設したファンカバ
ー5とから構成されるもの、あるいは前記のファンカバ
ー5の配設されない構成のものであった。
に、筐体1の底面に設けた吸気口2の付近に配置した吸
気ファン3と、加熱コイル4の間に配設したファンカバ
ー5とから構成されるもの、あるいは前記のファンカバ
ー5の配設されない構成のものであった。
発明が解決しようとする問題点 第4図のような従来の構成では、冷却を要する高周波
電力変換回路(インバータ回路)構成部品6は吸気ファ
ン3によって吸入された冷却風がファンカバー5によっ
て導びかれて当るため良く冷却される。しかしながら、
加熱コイルには直接ファン3の吸気した風が当らないの
で、加熱コイル4の冷却条件は悪化する。したがって、
高出力の加熱コイルで自己発熱の大きい場合には、加熱
コイルの耐熱を超えて、加熱コイルが劣化してしまう問
題点があった。一方、ファンカバー5のない場合には、
逆に加熱コイルにばかり風が当り、高周波電力変換回路
構成部品6の冷却条件が悪くなってしまうという問題点
があった。
電力変換回路(インバータ回路)構成部品6は吸気ファ
ン3によって吸入された冷却風がファンカバー5によっ
て導びかれて当るため良く冷却される。しかしながら、
加熱コイルには直接ファン3の吸気した風が当らないの
で、加熱コイル4の冷却条件は悪化する。したがって、
高出力の加熱コイルで自己発熱の大きい場合には、加熱
コイルの耐熱を超えて、加熱コイルが劣化してしまう問
題点があった。一方、ファンカバー5のない場合には、
逆に加熱コイルにばかり風が当り、高周波電力変換回路
構成部品6の冷却条件が悪くなってしまうという問題点
があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、加熱コ
イルと、筐体底面上に配設された高周波電力変換装置の
構成部品を均等に冷却して冷却効率を高めることを目的
とする。
イルと、筐体底面上に配設された高周波電力変換装置の
構成部品を均等に冷却して冷却効率を高めることを目的
とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の誘導加熱調理器
は、シャーシ底面に設けられた開口部と、前記開口部近
傍に配置されファンブレード上部にファンモータを配し
た吸気ファンと、前記吸気ファンの水平方向の周囲に配
置された高周波電力変換装置の構成部品と、前記吸気フ
ァンの鉛直上部に配置され前記吸気ファンによる冷却風
の一部を受ける加熱コイルとを備え、前記吸気ファン
は、冷却風の一部を前記ファンモータの熱的影響を受け
ることなく水平方向に導くべく前記ファンブレードから
前記ファンモータに至る冷却風流路中に風向板を有して
なるものである。
は、シャーシ底面に設けられた開口部と、前記開口部近
傍に配置されファンブレード上部にファンモータを配し
た吸気ファンと、前記吸気ファンの水平方向の周囲に配
置された高周波電力変換装置の構成部品と、前記吸気フ
ァンの鉛直上部に配置され前記吸気ファンによる冷却風
の一部を受ける加熱コイルとを備え、前記吸気ファン
は、冷却風の一部を前記ファンモータの熱的影響を受け
ることなく水平方向に導くべく前記ファンブレードから
前記ファンモータに至る冷却風流路中に風向板を有して
なるものである。
作用 上記構成によれば、吸気ファンを、冷却風の一部が前
記ファンブレードから前記ファンモータに至る流路中に
風向板を有する構成としたことにより、冷却風が前記フ
ァンモータの熱的影響を受けることなく水平方向に配さ
れた高周波電力変換装置の構成部品に導びかれ、他部は
加熱コイルに導びかれ、底面に配設された部品と、加熱
コイルがバランスよく冷却される。
記ファンブレードから前記ファンモータに至る流路中に
風向板を有する構成としたことにより、冷却風が前記フ
ァンモータの熱的影響を受けることなく水平方向に配さ
れた高周波電力変換装置の構成部品に導びかれ、他部は
加熱コイルに導びかれ、底面に配設された部品と、加熱
コイルがバランスよく冷却される。
実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図において、7は樹脂シャーシ、8は樹脂シャー
シにあけられた吸気口、9は吸気用ファンブレード10を
回転させるファンモータ、11は前記モータを保持するモ
ータサポート、12は風向板で、2カ所でモータサポート
11にネジにて固定されている。なおこの第1図は、大出
力用加熱コイルと小出力用加熱コイルを駆動する高周波
電力変換装置が載置された樹脂シャーシの平面図で、加
熱コイルが省略されている。第2図に第1図のA−A′
断面図を示している。第1図において12aは大出力用加
熱コイル駆動用のスイッチングトランジスタのヒートシ
ンク、12bは、小出力用加熱コイル駆動用スイッチング
トランジスタヒートシンク、13a,13bは制御基板、14は
高周波電力変換装置の構成部品を載せるプリント基板で
ある。第2図の部品に付された番号は、第1図のものに
対応する。第2図において、15a,15bはそれぞれ、大出
力用、小出力用加熱コイルである。
シにあけられた吸気口、9は吸気用ファンブレード10を
回転させるファンモータ、11は前記モータを保持するモ
ータサポート、12は風向板で、2カ所でモータサポート
11にネジにて固定されている。なおこの第1図は、大出
力用加熱コイルと小出力用加熱コイルを駆動する高周波
電力変換装置が載置された樹脂シャーシの平面図で、加
熱コイルが省略されている。第2図に第1図のA−A′
断面図を示している。第1図において12aは大出力用加
熱コイル駆動用のスイッチングトランジスタのヒートシ
ンク、12bは、小出力用加熱コイル駆動用スイッチング
トランジスタヒートシンク、13a,13bは制御基板、14は
高周波電力変換装置の構成部品を載せるプリント基板で
ある。第2図の部品に付された番号は、第1図のものに
対応する。第2図において、15a,15bはそれぞれ、大出
力用、小出力用加熱コイルである。
上記構成においては、吸気ファン10によって吸気口8
から吸い込まれた風は、風向板12に突き当って、水平方
向にその流れの向きが変わり、樹脂シャーシ7の底面に
配置されたプリント基板14上の部品、ヒートシンク13a,
13bなど冷却する。一方、風向板12に突き当らない吸気
された風は、ファン10の軸方向に流れ、上方に配置され
た加熱コイル15a,15bに当って加熱コイルを冷却する。
この結果上方に配設された加熱コイル15a,15b及び、底
面に配設された高周波電力変換装置の構成部品をともに
バランス良く冷却することができる。
から吸い込まれた風は、風向板12に突き当って、水平方
向にその流れの向きが変わり、樹脂シャーシ7の底面に
配置されたプリント基板14上の部品、ヒートシンク13a,
13bなど冷却する。一方、風向板12に突き当らない吸気
された風は、ファン10の軸方向に流れ、上方に配置され
た加熱コイル15a,15bに当って加熱コイルを冷却する。
この結果上方に配設された加熱コイル15a,15b及び、底
面に配設された高周波電力変換装置の構成部品をともに
バランス良く冷却することができる。
なお上記実施例では、モータサポート11と風向板12を
別部品としたが、同一部材で構成してもよく、さらに、
モータサポート11の形状を変えて第3図に示すような形
状にしたとしても本発明の効果を達成するものである。
別部品としたが、同一部材で構成してもよく、さらに、
モータサポート11の形状を変えて第3図に示すような形
状にしたとしても本発明の効果を達成するものである。
発明の効果 以上実施例の説明より明らかなように、本発明によれ
ば、上方に配設された加熱コイルと、底面に配設された
高周波電力変換装置を効率的にバランス良く冷却でき、
且つ、冷却風の一部を水平方向に導くべくファンブレー
ドからファンモータに至る流路中に風向板を設けてなる
もので、大きなダクト等を要せずにファンモータの熱的
影響を受けることなく効果的に高周波電力変換装置の構
成部品を冷却できるので、部品の信頼性を上げることが
でき、また、冷却効率を上げられるので、ファンの小型
化、モータの低価格化、低騒音化が図れる。そして、誘
導加熱調理器本体の小型化も図れるものである。
ば、上方に配設された加熱コイルと、底面に配設された
高周波電力変換装置を効率的にバランス良く冷却でき、
且つ、冷却風の一部を水平方向に導くべくファンブレー
ドからファンモータに至る流路中に風向板を設けてなる
もので、大きなダクト等を要せずにファンモータの熱的
影響を受けることなく効果的に高周波電力変換装置の構
成部品を冷却できるので、部品の信頼性を上げることが
でき、また、冷却効率を上げられるので、ファンの小型
化、モータの低価格化、低騒音化が図れる。そして、誘
導加熱調理器本体の小型化も図れるものである。
第1図は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の平面
図、第2図は同要部断面図、第3図は本発明の他の実施
例を示す要部斜視図、第4図は従来例を示す誘導加熱調
理器の断面図である。 8……開口部、10……吸気ファン、11……モータサポー
ト、12……風向板、15a,15b……加熱コイル。
図、第2図は同要部断面図、第3図は本発明の他の実施
例を示す要部斜視図、第4図は従来例を示す誘導加熱調
理器の断面図である。 8……開口部、10……吸気ファン、11……モータサポー
ト、12……風向板、15a,15b……加熱コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 浩典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−20288(JP,A) 実開 昭61−167395(JP,U) 実開 昭60−174095(JP,U) 実開 昭61−36988(JP,U) 実開 昭55−109292(JP,U) 実開 昭59−161290(JP,U) 実開 昭63−69398(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】シャーシ底面に設けられた開口部と、前記
開口部近傍に配置されたファンブレード上部にファンモ
ータを配した吸気ファンと、前記吸気ファンの水平方向
の周囲に配置された高周波電力変換装置の構成部品と、
前記吸気ファンの鉛直上部に配置され前記吸気ファンに
よる冷却風の一部を受ける加熱コイルとを備え、前記吸
気ファンは、冷却風の一部を前記ファンモータの熱的影
響を受けることなく水平方向に導くべく前記ファンブレ
ードから前記ファンモータに至る冷却風流路中に風向板
を有してなる誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62251007A JP2604755B2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62251007A JP2604755B2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 誘導加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0193086A JPH0193086A (ja) | 1989-04-12 |
JP2604755B2 true JP2604755B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=17216253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62251007A Expired - Lifetime JP2604755B2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604755B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4751793B2 (ja) * | 2006-08-25 | 2011-08-17 | 日立アプライアンス株式会社 | 誘導加熱調理器 |
FR2923975B1 (fr) * | 2007-11-15 | 2010-01-15 | Fagorbrandt Sas | Dispositif de ventilation d'une table de cuisson a induction |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55109292U (ja) * | 1979-01-29 | 1980-07-31 | ||
JPS60174095U (ja) * | 1984-04-19 | 1985-11-18 | 三洋電機株式会社 | 電磁調理器のインバ−タモジユ−ル |
JPS6220288A (ja) * | 1985-07-19 | 1987-01-28 | 松下電器産業株式会社 | 誘導加熱調理器 |
-
1987
- 1987-10-05 JP JP62251007A patent/JP2604755B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0193086A (ja) | 1989-04-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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