JP3346206B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP3346206B2
JP3346206B2 JP201897A JP201897A JP3346206B2 JP 3346206 B2 JP3346206 B2 JP 3346206B2 JP 201897 A JP201897 A JP 201897A JP 201897 A JP201897 A JP 201897A JP 3346206 B2 JP3346206 B2 JP 3346206B2
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保 泉谷
弘文 仲倉
章 片岡
勝行 相原
敦夫 小野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱調理器に
おける冷却構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導加熱調理器の冷却構成を図8
において説明する。1は加熱コイル、2は加熱コイル1
を駆動するインバータ回路、3はインバータ回路を支持
する底板、4は加熱コイル1及びインバータ回路2を冷
却するファンモーターユニット、5はファンモーターユ
ニット4を支持する支持体であり、ファンモーターユニ
ット3はファンの回転方向が水平方向と平行に支持体4
に固定されている。6は吸気風をインバータ回路へと導
く蓋体、7は冷却風の吸込口である吸気口、8は吸気口
から吸い込まれた冷却風を本体内部へ導くケース、9は
これらすべてを支持する外郭である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造においては、吸気口7から吸い込まれた冷却風
は、ケース8内部を通りつまり、いったん下方に吸い込
まれてからファンモーターユニット4の下から吸い上げ
られ、そしてファンモーターユニット4の上方に位置す
る蓋体6にあたり、それから蓋体6内部を通ってインバ
ータ回路2、それから加熱コイル1へと流れていくた
め、非常に圧損が大きく冷却風の流れが大変非効率的な
構成となっていた。また、インバータ回路2は底板3
に、ファンモーターユニット4は支持体5にというよう
に別々の部品に固定されているため、冷却構成におけ
る、つながりのない底板3と支持体5の間の吸気経路に
おいては、冷却風が逃げたり、不均一な方向へ流れたり
と蓋体6内部でも冷却風の流れは安定しないし、構造部
品においても部品点数が増え、コストの高い部品を使用
しなければならないため、組立上の作業性が悪く、コス
トが高くなるという問題点を有していた。それと、底板
3と支持体5を一体の部品とした場合においても、吸気
口7から水が入ってしまった際に、ファンモーターユニ
ット4が位置している面とケース8底面の高さが同じで
あると、ケース7内に水がたまってしまい、その水がフ
ァンモーターユニット4のファンの回転によって、本体
内部に水が浸入してしまうため、インバータ回路2上の
充電部に水が付着する可能性があるという問題点が考え
られた。
【0004】そこで、本発明は上記従来の問題点を解決
するもので、本体内部にある加熱コイル及びインバータ
ー回路上の電子部品等の冷却効率が良く、本体内部への
水の浸入を防止する構成とし、また部品点数を低減する
ことによって、信頼性と安全性が非常に高い、低コスト
で組立性の良い機器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、インバータ回路を支持する支持体がファン
モーターユニットの支持をも兼ねる一体部品とし、かつ
ファンモーターユニット吸込側に位置する底面がファン
モーターユニット支持部の底面より下方に位置させ、か
つ前記インバータ回路の支持部底面はファンモーターユ
ニットの支持部底面より上方に位置させて、かつ前記フ
ァンモーターユニットから吸い込まれた冷却風は前記フ
ァンモータユニット上方にある蓋体により経路を定め
てなる構成とすることで、効率の良い吸気経路を導
き、かつ本体内部への水の浸入を防止し、そして部品点
数の低減をも実現することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、加熱コ
イルと加熱コイルを駆動するインバータ回路と加熱コイ
ル及びインバータ回路を冷却するファンモーターユニッ
トとインバータ回路を支持する支持体を備え、支持体は
ファンモーターユニットの支持をも兼ねる一体の部品で
構成され、かつファンモーターユニット吸込側に位置す
る底面がファンモーターユニット支持部の底面より下方
に位置させ、かつ前記インバータ回路の支持部底面はフ
ァンモーターユニットの支持部底面より上方に位置させ
て、かつ前記ファンモーターユニットから吸い込まれた
冷却風は前記ファンモータユニット上方にある蓋体によ
り経路を定められてなることにより、吸気口から水が入
った場合でもファンモーターユニット吸込側の低い底面
上に水がたまるので、本体内部への水の浸入を防止する
ことができ、機器の安全性を向上することができる。そ
して、支持を一体部品にするため、効率の良い吸気経路
を作り、また部品点数をも低減することができるため、
低コストで組立性の非常に良い機器を提供することがで
きる。
【0007】
【実施例】(参考例1) 以下本発明の第1の参考例について、図面を参照にしな
がら説明する。
【0008】図1において、11は加熱コイル、12は
加熱コイル11を駆動するインバータ回路、13は加熱
コイル11及びインバータ回路12を冷却するファンモ
ーターユニット、14はインバータ回路12及びファン
モーターユニット13を支持する支持体である。支持体
14において、15はファンモーターユニット13を支
持する底面、16はファンモーターユニット13吸込側
に位置する底面であり、ファンモーターユニット吸込側
に位置する底面16はファンモーターユニットを支持す
る底面15よりも下方に位置している。17は冷却風の
吸込口である吸気口であり、ファンモーターユニット吸
込側に位置する底面16上に位置している。18はそれ
ら全てを支持している外郭で、支持体14等は外郭18
内に組み込まれている。
【0009】次に、この第1の参考例における作用を説
明する。
【0010】通常、誘導加熱調理器を動作させると本体
内部の加熱コイル11やインバータ回路12上の電子部
品等を冷却させるため、ファンモーターユニット13の
ファンの回転により、吸気口17から冷却風を吸い込む
必要がある。その際、誤って吸気口17から水が浸入し
たと仮定する。水は吸気口17内を通って、ファンモー
ターユニット吸込側に位置する底面16へとたまってい
く。ところが、吸気口17の下部に位置するファンモー
ターユニット吸込側に位置する底面16はファンモータ
ーユニットを支持する底面15よりも下方に位置してい
るために、吸気口17から浸入した水は、大量でなけれ
ば、ファンモーターユニット吸込側に位置する底面26
上のみにためられ、直接本体内部に水が浸入することは
ない。
【0011】また、この構成においては、インバータ回
路12は本体内部で、そしてファンモーターユニット1
3は吸気口15近傍の本体内部で一つの部品である支持
体14に固定されているため、組立時は支持体14にイ
ンバータ回路12とファンモーターユニット13を固定
してから、支持体14を外郭16内に組むことができる
ために、非常に作業性の良い工数のかからない組立工程
を実現できる。
【0012】これらのことにより、本体内部への水の浸
入を防ぎ、充電部への水の付着を防止することができる
ため、機器の安全性を向上することができる。また、イ
ンバータ回路12とファンモーターユニット13の支持
を一体部品にするため、吸気がすきまから逃げることの
ない効率の良い吸気経路を作り、部品点数を低減するこ
とができるので、低コストで組立性の非常に良い機器を
も提供することができる。
【0013】(参考例2) 以下本発明の第2の参考例について、図面を参照にしな
がら説明する。
【0014】図2において、21は加熱コイル、22は
加熱コイル21を駆動するインバータ回路、23は加熱
コイル21及びインバータ回路22を冷却するファンモ
ーターユニット、24はインバータ回路22及びファン
モーターユニット23を支持する支持体である。支持体
24において、25はファンモーターユニット23を支
持する底面、26はファンモーターユニット23吸込側
に位置する底面であり、ファンモーターユニットに位置
する底面26はファンモーターユニットを支持する底面
35よりも下方に位置しており、かつ底面に孔27を設
けている。28は冷却風の吸込口である吸気口であり、
29はそれら全てを支持している外郭である。
【0015】次に、この第2の参考例における作用を説
明する。
【0016】通常、誘導加熱調理器を動作させると本体
内部の加熱コイル21やインバータ回路22上の電子部
品等を冷却させるため、ファンモーターユニット23の
ファンの回転により、吸気口27から冷却風を吸い込む
必要がある。その際誤って吸気口27から水が浸入した
と仮定する。水は吸気口28内を通ってファンモーター
ユニット吸込側に位置する底面26へとたまっていく。
ところが、吸気口28の下部に位置するファンモーター
ユニット吸込側に位置する底面26はファンモーターユ
ニットを支持する底面25よりも下方に位置しているた
めに、吸気口28から浸入した水は、ファンモーターユ
ニット吸込側に位置する底面26上のみにためられ、な
おかつファンモーターユニット吸込側に位置する底面2
6上には、孔27があるために、浸入した水は孔27か
ら吸気部外部へと排出され、直接本体内部に水が浸入す
ることはない。
【0017】これらのことにより、本体内部への水の浸
入を実施例1の場合よりも更に防ぎ、充電部への水の付
着を防止することができるため、機器の安全性をより向
上することができる。また、実施例1と同様に支持体2
4は一体部品のため、吸気がすきまから逃げることのな
い効率の良い吸気経路を作り、部品点数を低減すること
ができるので、低コストで組立性の非常に良い機器をも
提供することができる。
【0018】(実施例1)以下本発明の第1の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。
【0019】図3において、31は加熱コイル、32は
加熱コイル31を駆動するインバータ回路、33は加熱
コイル31及びインバータ回路32を冷却するファンモ
ーターユニット、34はインバータ回路32及びファン
モーターユニット33を支持する支持体であり、35は
冷却風の吸込口である吸気口である。ファンモーターユ
ニット33は吸気口35の近傍に支持体34上に固定さ
れている。36はファンモーターユニット上方を少なく
とも覆設する蓋体であり、インバータ回路32へと冷却
風を導く役割を果たしており、37は吸気口35とファ
ンモーターユニット33の間に蓋体の下面から下方に伸
び、吸気の流れとは垂直方向に形成されている壁であ
る。38は発熱部品を締結している放熱フィンであり、
インバータ回路32上に載っている。
【0020】次に、この第3の実施例における作用を説
明する。
【0021】通常、誘導加熱調理器を動作させると本体
内部の加熱コイル31やインバータ回路32上の電子部
品等を冷却させるため、ファンモーターユニット33の
ファンの回転により、吸気口35から冷却風を吸い込む
必要がある。そして、本体内部へと導く必要がある。こ
の構成においては、ファンモーターユニット33から吸
い込まれた冷却風は、ファンモーターユニット33上方
にある蓋体36によって径路を定められ、インバータ回
路32へ直接的に導かれて、効率の良い冷却構成を形成
することができる。実施例3では、蓋体36はファンモ
ーターユニット33上方から発熱部品を締結している放
熱フィン38を覆うような形で取りつけられている。そ
のために、冷却風は一番の発熱源である放熱フィン38
に当てられるように決められるので、より良い冷却性能
を出すことができる。そして、なおかつ蓋体36には吸
気口35とファンモーターユニット33の間に蓋体の下
面から下方に伸び、吸気の流れとは垂直方向に形成され
ている壁37があるために、例えば、吸気口35から水
が入りファンモーターユニット33により吸気されたと
しても、壁37で遮られるため本体内部には水は入らな
い。当然、壁37の長さはファンモーターユニット33
を全て覆うような形状ではなく、冷却性能との兼ね合い
によって決められる値であるので、通常ファンモーター
ユニット33上方部を覆う程度である。
【0022】これらのことにより、本体内部の加熱コイ
ルや電子部品等の冷却をより良く行うことができるた
め、信頼性の高い機器を提供することができる。また、
効率の良い冷却構成を作ることができるため、ファンモ
ーターユニット等の冷却部品の仕様やグレードを落とす
こともできるし、図3のように支持体34と蓋体36で
ファンモーターユニット33を挟み込んで固定すること
もできるので、ファンモーターユニット33の固定にネ
ジを使用する必要もなく、部品点数の少ない組立時の作
業性の良い安価な機器をも提供することもできる。そし
て蓋体36に壁37を設けることにより、より確実に本
体内部への水の浸入をも防ぐことができるため、機器の
安全性をも更に向上することができる。
【0023】なお、支持体の形状は凹状で支持され、ま
た蓋体の形状は凹状で覆うこともできる。
【0024】(実施例2) 以下本発明の第4の実施例について、図面を参照にしな
がら説明する。
【0025】図4において、41は加熱コイル、42は
加熱コイル41を支持する支持板、43は加熱コイル4
1を駆動するインバータ回路、44は加熱コイル41及
びインバータ回路43を冷却するファンモーターユニッ
ト、45は、インバータ回路43及びファンモーターユ
ニット44を支持する支持体であり、46は冷却風の吸
込口である吸気口である。ファンモーターユニット44
は、吸気口46近傍の支持体45上に固定されている。
47は発熱部品を締結している放熱フィンであり、イン
バータ回路43上に載っている。そして、支持板42は
ファンモーターユニット上方を少なくとも覆設する蓋体
をも兼ねている構成となる。
【0026】次に、この第2の実施例における作用を説
明する。
【0027】通常、誘導加熱調理器を動作させると本体
内部の加熱コイル41やインバータ回路43上の電子部
品等を冷却させるため、ファンモーターユニット44の
ファンの回転により、吸気口46から冷却風を吸い込む
必要がある。そして、本体内部へと導く必要がある。こ
の構成においては、ファンモーターユニット44から吸
い込まれた冷却風は、ファンモーターユニット44上方
にある支持板42によって経路を定められ、インバータ
回路43へ直接的に導かれて、効率の良い冷却構成を形
成することができる。実施例4では、支持板42はファ
ンモーターユニット44上方から加熱コイル41全体を
支持する位置まで覆っている。当然発熱部品を締結して
いる放熱フィン47を覆うような形で取りつけられてい
る。そのために、冷却風は一番の発熱源である放熱フィ
ン47に当てられるように決められるので、より良い冷
却性能を出すことができる。また、加熱コイル41の支
持と冷却効率向上の冷却経路を導く蓋体を一つの部品で
兼ねることができるので、部品点数の低減をもすること
もできる。
【0028】これらのことにより、本体内部の加熱コイ
ルや電子部品等の冷却をより良く行うことができるた
め、信頼性の高い機器を提供することができる。また、
効率の良い冷却構成を作ることができるため、ファンモ
ーターユニット等の冷却部品の仕様やグレードを落とす
こともできるし、図4のように支持板42と支持体45
でファンモーターユニット44を挟み込んで固定するこ
ともできるので、ファンモーターユニット44の固定に
ネジを使用する必要もなく、部品点数の少ない組立時の
作業性の良い安価な機器をも提供することもできる。
【0029】なお、支持体の形状は凹状で支持され、ま
た蓋体の形状は凹状で覆うこともできる。
【0030】(参考例3) 以下本発明の第3の参考例について、図面を参照にしな
がら説明する。
【0031】図5において、51は加熱コイル、52は
加熱コイル51を駆動するインバータ回路、53は加熱
コイル51あるいは、インバータ回路52を支持する支
持底板、54は支持底板53のファンモーターユニット
に対し排気側に位置している壁、55は支持底板53に
設けられた開口部であり、56は加熱コイル51及びイ
ンバータ回路52を冷却するファンモーターユニットで
ある。そして、支持底板53においては、壁54の高さ
が、加熱コイル51の下面の高さよりも高くなっており
かつ壁54と加熱コイル51における壁方向の端面の間
には、開口部55があり、インバータ回路52を冷却し
た冷却風がその開口部55を抜けて、加熱コイル51を
冷却する構成となっている。また、支持底板53はファ
ンモーターユニット56の上方を覆い、インバータ回路
52へと冷却風を導く役割をも果たしている。57は冷
却風の吸込口である吸気口である。
【0032】次に、この第3の参考例における作用を説
明する。
【0033】通常、誘導加熱調理器を動作させると本体
内部の加熱コイル51やインバータ回路52上の電子部
品等を冷却させるため、ファンモーターユニット56の
ファンの回転により、吸気口57から冷却風を吸い込む
必要がある。それによって吸い込まれた冷却風は、イン
バータ回路52を効率良く冷却する。その後、冷却風は
支持底板53内を通り、支持底板53のファンモーター
ユニット56に対して排気側に位置する壁54にぶち当
たる。ところが、支持底板53には、壁54と加熱コイ
ル51の壁54方向の端面の間には開口部55があるた
めに冷却風はその開口部55から抜けていく。また支持
底板53のファンモーターユニット56に対して排気側
に位置する壁54の高さは加熱コイル51の下面の高さ
よりも高いために、冷却風は加熱コイル51の方へ向か
って流れ、そして後方から排気される。よって、インバ
ータ回路52及び、加熱コイル51を効率的に冷却する
ことのできる冷却構成を形成することができる。
【0034】これらのことにより、本体内部の加熱コイ
ルや電子部品等の冷却をより良く行うことができるた
め、信頼性の高い機器を提供することができる。また、
効率の良い冷却構成を作ることができるため、ファンモ
ーターユニット等の冷却部品の仕様やグレードを落とす
こともできる。そして、支持底板と蓋体を一つの部品で
構成することができるため、部品点数の低減された安価
で組立性の良い機器をも提供できる。
【0035】(実施例3) 以下本発明の第3の実施例について、図面を参照にしな
がら説明する。
【0036】図6において、61は加熱コイル、62は
加熱コイル61を支持する支持板、63は加熱コイル6
1を駆動するインバータ回路、64はインバータ回路6
2を覆う前方、後方及び下方に開口部を有したアルミニ
ウム製の凹状蓋体、65は加熱コイル61及びインバー
タ回路62を冷却するファンモーターユニットである。
アルミニウム製の凹状蓋体64にはインバータ回路63
上の発熱部品66が締結されている。67は冷却風の吸
込口である吸気口である。
【0037】次に、この第3の実施例における作用を説
明する。
【0038】通常、誘導加熱調理器を動作させると本体
内部の加熱コイル61やインバータ回路63上の電子部
品等を冷却させるため、ファンモーターユニット65の
ファンの回転により、吸気口67から冷却風を吸い込む
必要がある。それによって吸い込まれた冷却風は、アル
ミニウム製の凹状蓋体65内を通って、インバータ回路
63を冷却する。なおかつ、インバータ回路63上の特
に発熱量の多い発熱部品66においては、図7に示すよ
うに放熱性の非常に優れたアルミニウム製の凹状蓋体6
4に締結されているために、より良く放熱され効率の良
い冷却性能を発揮することができる。また、従来からよ
く使われている押出形状の放熱フィンを使う必要がない
ために、非常に軽い構成にすることができ、そして放熱
フィンと蓋体を一つの部品に兼ねることもできるので、
部品点数の低減をもすることができる。
【0039】これらのことにより、本体内部の加熱コイ
ルや電子部品等の冷却をより良く行うことができるた
め、信頼性の高い機器を提供することができる。また、
効率の良い冷却構成を作ることができるため、ファンモ
ーターユニット等の冷却部品の仕様やグレードを落とす
こともでき、それに加えて、部品点数の低減をも実現す
ることができるため、安価で組立性の良い機器を提供す
ることもできる。
【0040】また、アルミニウム製の凹状蓋体が加熱コ
イルの下部にくることから、加熱コイルから生じる磁力
線がこのアルミニウム製の凹状蓋体に吸収され、輻射ノ
イズを低減させることもできる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、吸気口から水が入った場合でも、本体内部への水
の浸入を防止することができるため、機器の安全性を向
上することができる。また、部品点数を低減することが
できるため、低コストで組立性の非常に良い機器をも提
供することができる。
【0042】また、吸気口から吸い込まれる吸気は、フ
ァンモーターユニットを通って本体内部へ行きかつ、フ
ァンモーターユニット上の蓋体により、本体内部のイン
バータ回路上の発熱部品に対し直接的に冷却風を誘導す
るため、優れた冷却効率を有することができ、機器の信
頼性をも高めることができる。また、吸気口から水が入
った場合でも壁によって内部への浸入は遮られ、本体内
部への水の浸入を防止することができるため、機器の安
全性をより向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の参考例を示す誘導加熱調理器の断面図
【図2】第2の参考例を示す誘導加熱調理器の断面図
【図3】第1の実施例を示す誘導加熱調理器の断面図
【図4】第2の実施例を示す誘導加熱調理器の断面図
【図5】第3の参考例を示す誘導加熱調理器の断面図
【図6】第3の実施例を示す誘導加熱調理器の断面図
【図7】第3の実施例を示す発熱部品締結部の詳細図
【図8】従来の誘導加熱調理器の断面図
【符号の説明】
11、21、31、41、51、61 加熱コイル 12、22、32、43、52、63 インバーター回
路 13、23、33、44、56、65 ファンモーター
ユニット 14、24、34、45、54、65 支持体 15、25 ファンモーターユニットを支持する底面 16、26 ファンモーターユニット吸込側に位置する
底面 27 孔 35 吸気口 36 蓋体 37、54 壁 42、62 支持板 53 支持底板 55 開口部 64 アルミニウム製の凹状蓋体 66 発熱部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 相原 勝行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 小野 敦夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−37683(JP,A) 特開 平6−5358(JP,A) 実開 昭60−187491(JP,U) 実開 昭58−70700(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/12 F24C 3/04 F24C 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱コイルと、前記加熱コイルを駆動す
    るインバータ回路と、少なくとも前記インバータ回路を
    冷却するファンモーターユニットと、前記インバータ回
    路を支持する支持体とを備え、前記支持体は、前記ファ
    ンモーターユニットの支持をも兼ねるとともに、ファン
    モーターユニットの吸込側に対応する底面を前記ファン
    モーターユニットの支持部底面より下方に位置させ、か
    つ前記インバータ回路の支持部底面はファンモーターユ
    ニットの支持部底面より上方に位置させ、かつ前記ファ
    ンモーターユニットから吸い込まれた冷却風は前記ファ
    ンモータユニット上方にある蓋体により経路を定められ
    てなる誘導加熱調理器。
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