JPH09229427A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents
空気調和機の室外ユニットInfo
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- JPH09229427A JPH09229427A JP3775096A JP3775096A JPH09229427A JP H09229427 A JPH09229427 A JP H09229427A JP 3775096 A JP3775096 A JP 3775096A JP 3775096 A JP3775096 A JP 3775096A JP H09229427 A JPH09229427 A JP H09229427A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の空気調和機の室外ユニットは、送風通
路に突出したリアクターを内蔵する保護カバーによって
風の流れが乱され、騒音が発生していた。 【解決手段】 底板13上に、室外熱交換器9と、送風
機7と、圧縮機6と、送風機7と圧縮機6との間に立設
する仕切板2とを備える。また、仕切板2の上面に配設
し圧縮機6の上方に配設する電装ボックス3と、電装ボ
ックス3内に収納する制御用電装基板組品14とを備え
る。さらに、仕切板2の圧縮機6側の上部に、圧縮機6
の速度制御用のインバータ装置に用いるリアクター1を
配設し、リアクター1と電装ボックス3との間に仕切板
2に一体形成する遮熱部2aを備える。
路に突出したリアクターを内蔵する保護カバーによって
風の流れが乱され、騒音が発生していた。 【解決手段】 底板13上に、室外熱交換器9と、送風
機7と、圧縮機6と、送風機7と圧縮機6との間に立設
する仕切板2とを備える。また、仕切板2の上面に配設
し圧縮機6の上方に配設する電装ボックス3と、電装ボ
ックス3内に収納する制御用電装基板組品14とを備え
る。さらに、仕切板2の圧縮機6側の上部に、圧縮機6
の速度制御用のインバータ装置に用いるリアクター1を
配設し、リアクター1と電装ボックス3との間に仕切板
2に一体形成する遮熱部2aを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の室外
ユニットの内部構造に関するものである。
ユニットの内部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に空気調和機の室外ユニット
には、圧縮機の運転速度を可変制御するためにインバー
タ等の速度制御装置を有しており、この速度制御装置に
よって、圧縮機の起動を行ったり、室内温度の変動に伴
って、冷暖房時に設定温度に室温を保持するようになっ
ている。
には、圧縮機の運転速度を可変制御するためにインバー
タ等の速度制御装置を有しており、この速度制御装置に
よって、圧縮機の起動を行ったり、室内温度の変動に伴
って、冷暖房時に設定温度に室温を保持するようになっ
ている。
【0003】特に、空気調和機の室外ユニットにおいて
は、圧縮機の上方に、この圧縮機の速度制御装置を収納
していものがあった。さらに、速度制御装置を構成する
リアクターは、圧縮機の速度制御装置を構成する他の部
品と比較し、重く大きくかつ発熱する部品でもある。し
かしながら、上述した従来の空気調和機の室外ユニット
においては、圧縮機の上方にリアクターが配置されてお
り、リアクター自体も発熱部品であり、かつ、圧縮機自
体も発熱するため、暖気が圧縮機の上方に滞留しリアク
タが熱的影響を受け性能劣化を生じていた。さらに、圧
縮機の速度制御装置にリアクターを含み、リアクターの
重量が比較的に重いため、リアクターを強度的に強い構
造部材で支持する必要があった。
は、圧縮機の上方に、この圧縮機の速度制御装置を収納
していものがあった。さらに、速度制御装置を構成する
リアクターは、圧縮機の速度制御装置を構成する他の部
品と比較し、重く大きくかつ発熱する部品でもある。し
かしながら、上述した従来の空気調和機の室外ユニット
においては、圧縮機の上方にリアクターが配置されてお
り、リアクター自体も発熱部品であり、かつ、圧縮機自
体も発熱するため、暖気が圧縮機の上方に滞留しリアク
タが熱的影響を受け性能劣化を生じていた。さらに、圧
縮機の速度制御装置にリアクターを含み、リアクターの
重量が比較的に重いため、リアクターを強度的に強い構
造部材で支持する必要があった。
【0004】上述した問題点を解決しようとした空気調
和機の室外ユニットが、特公平6−72708号公報に
開示されている。図6において、リアクター1は、仕切
板の下端の底板13上に配設された保護カバー16内に
収納されている。すなわち、空気調和機の室外ユニット
内の底板13上には、略L字形をなす室外熱交換器9が
設置されており、この室外熱交換器9の内側に位置する
底板13上には、放熱用の送風機7が配設されている。
また、底板13の一側には、圧縮機7が設置されてお
り、この圧縮機7と送風機7との間には、円弧状をなす
圧縮機の仕切板2が圧縮機6の一方の面を囲い込むよう
にして立設されている。
和機の室外ユニットが、特公平6−72708号公報に
開示されている。図6において、リアクター1は、仕切
板の下端の底板13上に配設された保護カバー16内に
収納されている。すなわち、空気調和機の室外ユニット
内の底板13上には、略L字形をなす室外熱交換器9が
設置されており、この室外熱交換器9の内側に位置する
底板13上には、放熱用の送風機7が配設されている。
また、底板13の一側には、圧縮機7が設置されてお
り、この圧縮機7と送風機7との間には、円弧状をなす
圧縮機の仕切板2が圧縮機6の一方の面を囲い込むよう
にして立設されている。
【0005】さらに、この仕切板2の一部には、保護カ
バー16が送風機7側に突出し一体に形成されており、
この保護カバー17の両側壁には、高さを異にした各通
気口(図示せず)が設けられている。さらに、保護カバ
ー16内にはリアクター1が設置されている。
バー16が送風機7側に突出し一体に形成されており、
この保護カバー17の両側壁には、高さを異にした各通
気口(図示せず)が設けられている。さらに、保護カバ
ー16内にはリアクター1が設置されている。
【0006】従って、リアクター1は、冷暖房による空
気調和時、室外熱交換器9の放熱用の送風機7による冷
風によって、強制的に冷却するようになっている。すな
わち、保護カバー16が送風機7の送風通路に突出する
ように設置されているために、リアクター1は保護カバ
ー16を介して冷却されると共に、送風機7による一部
の冷風は、一方の通気口から保護カバー16内に流入
し、この保護カバー16内のリアクター1を強制的に冷
却し、しかる後、他方の通気口を通して機外へ放出され
て、リアクター1が冷却される。
気調和時、室外熱交換器9の放熱用の送風機7による冷
風によって、強制的に冷却するようになっている。すな
わち、保護カバー16が送風機7の送風通路に突出する
ように設置されているために、リアクター1は保護カバ
ー16を介して冷却されると共に、送風機7による一部
の冷風は、一方の通気口から保護カバー16内に流入
し、この保護カバー16内のリアクター1を強制的に冷
却し、しかる後、他方の通気口を通して機外へ放出され
て、リアクター1が冷却される。
【0007】このように、リアクターの放熱方法として
送風機側に突出して保護カバーを付設し、保護カバー中
にリアクターを置く構造を取ることにより、リアクター
の放熱(冷却)を良くする構造としていた。
送風機側に突出して保護カバーを付設し、保護カバー中
にリアクターを置く構造を取ることにより、リアクター
の放熱(冷却)を良くする構造としていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した特公平6−7
2708号公報においては、送風通路内に仕切板2より
突出した保護カバー16により、保護カバー16内のリ
アクター1自体の冷却効果は大きくなるが、保護カバー
16によって風の流れが乱され、空気調和機の室外ユニ
ットから発生する送風騒音が高くなる不具合が発生して
いた。
2708号公報においては、送風通路内に仕切板2より
突出した保護カバー16により、保護カバー16内のリ
アクター1自体の冷却効果は大きくなるが、保護カバー
16によって風の流れが乱され、空気調和機の室外ユニ
ットから発生する送風騒音が高くなる不具合が発生して
いた。
【0009】本発明は、保護カバーを送風通路に突出す
ることなく、効果的にリアクターの冷却ができる空気調
和機の室外ユニットを提供することを目的としている。
ることなく、効果的にリアクターの冷却ができる空気調
和機の室外ユニットを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1記載の発明は、底板上に、室外熱
交換器と、送風機と、圧縮機とを備え、該送風機と該圧
縮機との間に立設する仕切板と、該圧縮機の上方に配設
する電装ボックスと、該電装ボックス内に収納する制御
用電装基板組品とを備える空気調和機の室外ユニットに
おいて、上記仕切板の圧縮機側の上面に、該圧縮機の速
度制御用のインバータ装置に用いるリアクターを配設す
ると共に、該リアクターと上記電装ボックスとの間に該
仕切板に一体形成する遮熱部を備えるものである。
するために、請求項1記載の発明は、底板上に、室外熱
交換器と、送風機と、圧縮機とを備え、該送風機と該圧
縮機との間に立設する仕切板と、該圧縮機の上方に配設
する電装ボックスと、該電装ボックス内に収納する制御
用電装基板組品とを備える空気調和機の室外ユニットに
おいて、上記仕切板の圧縮機側の上面に、該圧縮機の速
度制御用のインバータ装置に用いるリアクターを配設す
ると共に、該リアクターと上記電装ボックスとの間に該
仕切板に一体形成する遮熱部を備えるものである。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明に加えて、上記遮熱部に圧縮機側から送風機側
に連通する通風路を形成するものである。
載の発明に加えて、上記遮熱部に圧縮機側から送風機側
に連通する通風路を形成するものである。
【0012】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明に加えて、上記電装ボックスの上面を覆う導
電性の電装カバーと、該電装ボックスに取付ける導電性
のアース板とを備え、該アース板は導電性の上記仕切板
と該電装カバーとを電気的に接続するものである。
記載の発明に加えて、上記電装ボックスの上面を覆う導
電性の電装カバーと、該電装ボックスに取付ける導電性
のアース板とを備え、該アース板は導電性の上記仕切板
と該電装カバーとを電気的に接続するものである。
【0013】そして、請求項4記載の発明は、請求項3
記載の発明に加えて、上記アース板は上記電装カバーに
接触する弾性を有する圧接部を備えるものである。
記載の発明に加えて、上記アース板は上記電装カバーに
接触する弾性を有する圧接部を備えるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1乃至図5
を用いて以下に説明する。
を用いて以下に説明する。
【0015】本発明の空気調和機の室外ユニットの実施
形態の内部構造は、図1乃至図3に示すように構成する
ものである。図1乃至図3において、底板13上には、
送風機7、室外熱交換器9、圧縮機6を配設し、送風機
6と圧縮機6との間に仕切板2を立設する。なお、送風
機7のモータは取付アングル11により室外ユニットに
固定している。また、底板13下面に室外ユニットの固
定用の脚8,8を配設する。さらに、キャビネット10
により、室外熱交換器9の外側の側面を覆い、外箱(図
示しない)とキャビネット10にて室外ユニットの箱体
を形成する。
形態の内部構造は、図1乃至図3に示すように構成する
ものである。図1乃至図3において、底板13上には、
送風機7、室外熱交換器9、圧縮機6を配設し、送風機
6と圧縮機6との間に仕切板2を立設する。なお、送風
機7のモータは取付アングル11により室外ユニットに
固定している。また、底板13下面に室外ユニットの固
定用の脚8,8を配設する。さらに、キャビネット10
により、室外熱交換器9の外側の側面を覆い、外箱(図
示しない)とキャビネット10にて室外ユニットの箱体
を形成する。
【0016】そして、電装ボックス3は、圧縮機6上方
に配設すると共に、電装ボックス3の一端を仕切板2の
上端部に接続する。さらに、電装ボックス3は樹脂性で
あり、室外ユニットの制御用の電装基板組品14を収納
し、電装ボックス3の外側面に、電装基板組品14と、
室内ユニット(図示しない)との間の電源線、信号線を
接続する端子台12を配設する。そして、仕切板2の上
部の圧縮機6に面する側面に、圧縮機6の速度制御用の
インバータ装置に用いるリアクター1を取付ける。
に配設すると共に、電装ボックス3の一端を仕切板2の
上端部に接続する。さらに、電装ボックス3は樹脂性で
あり、室外ユニットの制御用の電装基板組品14を収納
し、電装ボックス3の外側面に、電装基板組品14と、
室内ユニット(図示しない)との間の電源線、信号線を
接続する端子台12を配設する。そして、仕切板2の上
部の圧縮機6に面する側面に、圧縮機6の速度制御用の
インバータ装置に用いるリアクター1を取付ける。
【0017】さらに、図2に示すように、室外ユニット
が運転中、送風機7の働きにより室外ユニット外部の空
気a1は、キャビネット10、室外熱交換器9を通過
し、室外ユニット内に吸込まれ、オリフィスケース15
の円形のオリフィス穴より吹出し空気a2として、室外
ユニットの外に送り出される。なお、送風機7、仕切板
2、室外熱交換器9、オリフィスケース15によって囲
まれる領域を送風通路と言い、送風通路領域の形状によ
り室外ユニットから出る送風騒音レベル、音色が変化す
る。
が運転中、送風機7の働きにより室外ユニット外部の空
気a1は、キャビネット10、室外熱交換器9を通過
し、室外ユニット内に吸込まれ、オリフィスケース15
の円形のオリフィス穴より吹出し空気a2として、室外
ユニットの外に送り出される。なお、送風機7、仕切板
2、室外熱交換器9、オリフィスケース15によって囲
まれる領域を送風通路と言い、送風通路領域の形状によ
り室外ユニットから出る送風騒音レベル、音色が変化す
る。
【0018】図4に示すように、仕切板2の上端部を圧
縮機6側に屈曲して、リアクター1の上方を覆うように
加工して遮熱部2aを形成する。さらに、遮熱部2aに
凹条を形成しこれを通風路2bとした。また、通風路2
bにより、圧縮機側と、送風機側とが連通できる。そし
て、通風路2bにより、リアクター1から熱が送風機7
側に加熱熱空気a4となって導かれる。すなわち、遮熱
部2aは、熱を仕切板2に伝えて通風路2bに放熱させ
ると共に、遮熱部2aに形成した通風路2bは、遮熱部
2aに溜まった熱を流すダクトの役目もしている。これ
によって、運転時にリアクター1から発生する高熱は、
遮熱部2aによって遮られ、直接樹脂製の電装ボックス
3に伝わることを防止する共に、リアクター1が上方に
発する熱は仕切板に放熱することができる。
縮機6側に屈曲して、リアクター1の上方を覆うように
加工して遮熱部2aを形成する。さらに、遮熱部2aに
凹条を形成しこれを通風路2bとした。また、通風路2
bにより、圧縮機側と、送風機側とが連通できる。そし
て、通風路2bにより、リアクター1から熱が送風機7
側に加熱熱空気a4となって導かれる。すなわち、遮熱
部2aは、熱を仕切板2に伝えて通風路2bに放熱させ
ると共に、遮熱部2aに形成した通風路2bは、遮熱部
2aに溜まった熱を流すダクトの役目もしている。これ
によって、運転時にリアクター1から発生する高熱は、
遮熱部2aによって遮られ、直接樹脂製の電装ボックス
3に伝わることを防止する共に、リアクター1が上方に
発する熱は仕切板に放熱することができる。
【0019】なお、電装基板組品14の万一の発火に対
する類焼防止のため、電装ボックス3の上面開口に金属
製の電装カバー5を置く構造をとっるが、電装カバー5
は仕切板2とは電気的には絶縁した構造であるため、金
属製の電装カバー5は外部ノイズに弱くなる虞れがあ
る。そこで以下に示すようなアース板を設ける。
する類焼防止のため、電装ボックス3の上面開口に金属
製の電装カバー5を置く構造をとっるが、電装カバー5
は仕切板2とは電気的には絶縁した構造であるため、金
属製の電装カバー5は外部ノイズに弱くなる虞れがあ
る。そこで以下に示すようなアース板を設ける。
【0020】図5に示すように、アース板4は鉄板から
構成し、その上端には、弾性を有し電装カバー5に圧接
する圧接部4aを形成し、さらに、アース板4の側面に
は、アース板4の固定用の下ネジ孔4b、上ネジ孔4c
をそれぞれ穿設する。
構成し、その上端には、弾性を有し電装カバー5に圧接
する圧接部4aを形成し、さらに、アース板4の側面に
は、アース板4の固定用の下ネジ孔4b、上ネジ孔4c
をそれぞれ穿設する。
【0021】さらに、図6に示すように、アース板4は
電装ボックス3の側面に上ネジ孔4bによりネジ止めし
て固定する。そして、電装ボックス3の上面開口部は電
装カバー5にて覆っており、電装カバー5は電装ボック
ス3の外側面に一体形成した爪3a,3a,3bに電装
カバー5の一端部の爪挿入口5a,5aに爪3a,3a
を挿入して、他端部の爪挿入口(図示せず)に爪3bを
挿入して、それぞれを掛止することにより、電装カバー
5は電装ボックス3に固定する。これによって、電装カ
バー5はアース板4の圧接部4aに圧接する。さらに、
アース板4はネジ孔4bで仕切板2と連結して、電装カ
バー5が仕切板2とアース状態となるように組立てる。
電装ボックス3の側面に上ネジ孔4bによりネジ止めし
て固定する。そして、電装ボックス3の上面開口部は電
装カバー5にて覆っており、電装カバー5は電装ボック
ス3の外側面に一体形成した爪3a,3a,3bに電装
カバー5の一端部の爪挿入口5a,5aに爪3a,3a
を挿入して、他端部の爪挿入口(図示せず)に爪3bを
挿入して、それぞれを掛止することにより、電装カバー
5は電装ボックス3に固定する。これによって、電装カ
バー5はアース板4の圧接部4aに圧接する。さらに、
アース板4はネジ孔4bで仕切板2と連結して、電装カ
バー5が仕切板2とアース状態となるように組立てる。
【0022】なお、電装ボックス3への電装カバー5の
取付けは、電装カバー5を爪3a,3a,3bに掛止し
たまま行うため、電装ボックス3との嵌合バラツキが大
きくなるが、アース板4の圧接部4aは弾性を備えるた
め、電装カバー5とアース板4とは、電装ボックス3と
の嵌合のバラツキによらずに、安定した圧接状態を得る
ことができる。
取付けは、電装カバー5を爪3a,3a,3bに掛止し
たまま行うため、電装ボックス3との嵌合バラツキが大
きくなるが、アース板4の圧接部4aは弾性を備えるた
め、電装カバー5とアース板4とは、電装ボックス3と
の嵌合のバラツキによらずに、安定した圧接状態を得る
ことができる。
【0023】そして、電装カバー5と仕切板2とがアー
ス状態になることで、電装ボックス3内の電装基板組品
14への外部ノイズを遮断する金属面積が大きくなり、
電装基板組品14の耐ノイズ性能が向上する。なお、ア
ース板4と電装カバー5とを一体で製作することも可能
である。
ス状態になることで、電装ボックス3内の電装基板組品
14への外部ノイズを遮断する金属面積が大きくなり、
電装基板組品14の耐ノイズ性能が向上する。なお、ア
ース板4と電装カバー5とを一体で製作することも可能
である。
【0024】
【発明の効果】本発明の空気調和機の室外ユニットは、
上記のように構成するものであるから、請求項1記載の
発明によれば、底板上に、室外熱交換器と、送風機と、
圧縮機とを備え、該送風機と該圧縮機との間に立設する
仕切板と、該圧縮機の上方に配設する電装ボックスと、
該電装ボックス内に収納する制御用電装基板組品とを備
える空気調和機の室外ユニットにおいて、上記仕切板の
圧縮機側の上面に、該圧縮機の速度制御用のインバータ
装置に用いるリアクターを配設すると共に、該リアクタ
ーと上記電装ボックスとの間に該仕切板に一体形成する
遮熱部を備えることにより、送風機側に仕切板からの突
出物がないため送風を乱すものがなく、従来のように送
風音を大きくすることがない。また、遮熱部を形成した
ことにより、運転時にリアクターから発生する高熱が、
直接電装ボックスに伝わるのを防止できると共に、リア
クターが上方に放出する熱を遮熱部により効率的に放熱
できる。
上記のように構成するものであるから、請求項1記載の
発明によれば、底板上に、室外熱交換器と、送風機と、
圧縮機とを備え、該送風機と該圧縮機との間に立設する
仕切板と、該圧縮機の上方に配設する電装ボックスと、
該電装ボックス内に収納する制御用電装基板組品とを備
える空気調和機の室外ユニットにおいて、上記仕切板の
圧縮機側の上面に、該圧縮機の速度制御用のインバータ
装置に用いるリアクターを配設すると共に、該リアクタ
ーと上記電装ボックスとの間に該仕切板に一体形成する
遮熱部を備えることにより、送風機側に仕切板からの突
出物がないため送風を乱すものがなく、従来のように送
風音を大きくすることがない。また、遮熱部を形成した
ことにより、運転時にリアクターから発生する高熱が、
直接電装ボックスに伝わるのを防止できると共に、リア
クターが上方に放出する熱を遮熱部により効率的に放熱
できる。
【0025】また、請求項2記載の発明によれば、上記
遮熱部に圧縮機側から送風機側に連通する通風路を形成
することにより、運転時にリアクターから発生して、リ
アクターと電装ボックスとの間にたまる高熱空気が送風
機側に流れるため、リアクターの放熱効率が向上する。
遮熱部に圧縮機側から送風機側に連通する通風路を形成
することにより、運転時にリアクターから発生して、リ
アクターと電装ボックスとの間にたまる高熱空気が送風
機側に流れるため、リアクターの放熱効率が向上する。
【0026】さらに、請求項3記載の発明によれば、上
記電装ボックスの上面を覆う導電性の電装カバーと、該
電装ボックスに取付ける導電性のアース板とを備え、該
アース板は導電性の上記仕切板と該電装カバーとを電気
的に接続するため、導電性の電装カバーを有効に利用し
導電性の仕切板とアース板を介してつなぎアース状態と
することで、導電性部分の面積が大きくなり、外部ノイ
ズの遮断効果を大きくし、電装基板組品への外部ノイズ
の侵入を防ぐことができ、耐ノイズ性能が大幅に改善す
る。
記電装ボックスの上面を覆う導電性の電装カバーと、該
電装ボックスに取付ける導電性のアース板とを備え、該
アース板は導電性の上記仕切板と該電装カバーとを電気
的に接続するため、導電性の電装カバーを有効に利用し
導電性の仕切板とアース板を介してつなぎアース状態と
することで、導電性部分の面積が大きくなり、外部ノイ
ズの遮断効果を大きくし、電装基板組品への外部ノイズ
の侵入を防ぐことができ、耐ノイズ性能が大幅に改善す
る。
【0027】そして、請求項4記載の発明によれば、上
記アース板は上記電装カバーに接触する弾性を有する圧
接部を備えるため、電装ボックスと電装カバーとの組立
時に生じる両者のバラツキを吸収し、常に確実にアース
板と電装カバーとが接触した状態で組立ることができ
る。
記アース板は上記電装カバーに接触する弾性を有する圧
接部を備えるため、電装ボックスと電装カバーとの組立
時に生じる両者のバラツキを吸収し、常に確実にアース
板と電装カバーとが接触した状態で組立ることができ
る。
【図1】本発明の空気調和機の室外ユニットの一実施形
態の内部構造を示す斜視図である。
態の内部構造を示す斜視図である。
【図2】図1の空気調和機の室外ユニット(電装ボック
スを取除た状態)の内部構造を示す平面図である。
スを取除た状態)の内部構造を示す平面図である。
【図3】図1の空気調和機の室外ユニットの内部構造を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図4】本発明の仕切板の斜視図である。
【図5】本発明のアース板の外観図である。
【図6】本発明の電装ボックス、電装カバー、アース板
組品の斜視図である。
組品の斜視図である。
【図7】従来技術の室外ユニットの内部構造を示す平面
図である。
図である。
1 リアクター 2 仕切板 2a 遮熱部 2b 通風路 3 電装ボックス 4 アース板 4a 圧接部 5 電装カバー 6 圧縮機 7 送風機 9 室外熱交換器 13 底板 14 電装基板組品
Claims (4)
- 【請求項1】 底板上に、室外熱交換器と、送風機と、
圧縮機と、該送風機と該圧縮機との間に立設する仕切板
とを備え、該圧縮機の上方に配設する電装ボックスと、
該電装ボックス内に収納する制御用の電装基板組品とを
備える空気調和機の室外ユニットにおいて、 上記仕切板の圧縮機側に、該圧縮機の速度制御用のイン
バータ装置に用いるリアクターを配設すると共に、該リ
アクターと上記電装ボックスとの間に該仕切板に一体に
形成する遮熱部を備えてなることを特徴とする空気調和
機の室外ユニット。 - 【請求項2】 上記遮熱部に圧縮機側から送風機側に連
通する通風路を形成することを特徴とする請求項1記載
の空気調和機の室外ユニット。 - 【請求項3】 上記電装ボックスの上面を覆う導電性の
電装カバーと、該電装ボックスに取付ける導電性のアー
ス板とを備え、該アース板は導電性の上記仕切板と該電
装カバーとを電気的に接続することを特徴とする請求項
1記載の空気調和機の室外ユニット。 - 【請求項4】 上記アース板は上記電装カバーに接触す
る弾性を有する圧接部を備えることを特徴とする請求項
3記載の空気調和機の室外ユニット。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1996
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