JPH05196263A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents
空気調和機の室外ユニットInfo
- Publication number
- JPH05196263A JPH05196263A JP30594392A JP30594392A JPH05196263A JP H05196263 A JPH05196263 A JP H05196263A JP 30594392 A JP30594392 A JP 30594392A JP 30594392 A JP30594392 A JP 30594392A JP H05196263 A JPH05196263 A JP H05196263A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reactor
- protective cover
- compressor
- air conditioner
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Transformer Cooling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、圧縮機の回転数を可変するインバ
−タのリアクタ−の放熱性を向上させるとともに、リア
クタ−の磁励振動による空気調和機の室外ユニットの共
振現象を抑制する。 【構成】空気調和機の室外ユニット内の送風機14と圧
縮機15とを仕切る仕切板16に両側壁に高さを異にし
た通気口を設けた保護カバ−17を附設し、この保護カ
バ−17の位置する基板12にインバ−タのリアクタ−
1を設置したものである。
−タのリアクタ−の放熱性を向上させるとともに、リア
クタ−の磁励振動による空気調和機の室外ユニットの共
振現象を抑制する。 【構成】空気調和機の室外ユニット内の送風機14と圧
縮機15とを仕切る仕切板16に両側壁に高さを異にし
た通気口を設けた保護カバ−17を附設し、この保護カ
バ−17の位置する基板12にインバ−タのリアクタ−
1を設置したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機における冷
媒圧縮機用電動機の運転制御装置として組み込まれるリ
アクタ−の放熱装置に関する。
媒圧縮機用電動機の運転制御装置として組み込まれるリ
アクタ−の放熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機における冷媒圧縮機
用の誘導電動機は、この誘導電動機のみで変動させなが
ら運転速度を連続して制御することは困難であるため、
従来の空気調和機では、上記誘導電動機のインバ−タに
よる制御装置が組み込まれており、この制御装置によっ
て、誘導電動機の起動、停止または室内温度の変動に伴
う、冷・暖房時の適正な室温を、常に設定温度に保持す
るようになっている。
用の誘導電動機は、この誘導電動機のみで変動させなが
ら運転速度を連続して制御することは困難であるため、
従来の空気調和機では、上記誘導電動機のインバ−タに
よる制御装置が組み込まれており、この制御装置によっ
て、誘導電動機の起動、停止または室内温度の変動に伴
う、冷・暖房時の適正な室温を、常に設定温度に保持す
るようになっている。
【0003】すなわち、上記空気調和機に組み込まれる
冷凍圧縮機の運転制御装置は、図1の電気回路図に示さ
れるように構成されている。
冷凍圧縮機の運転制御装置は、図1の電気回路図に示さ
れるように構成されている。
【0004】つまり、符号Iは交流電源、IIは制御装
置、III は圧縮機の誘導電動機を示しており、上記制御
装置IIは、リアクタ−1、制御P.C板2に接続したカ
レントトランス3、ノイズフィルタ4、整流ダイオ−ド
による整流回路5、平滑コンデンサ6、ツェナ−ダイオ
−ド7、インバ−タ8、及びその制御回路としてのベ−
スドライブP.C板9と制御P.C板10等によって構
成されている。なお、上記インバ−タ8は、各主トラン
ジスタ8a及び帰還ダイオ−ド8bにより構成されてい
る。
置、III は圧縮機の誘導電動機を示しており、上記制御
装置IIは、リアクタ−1、制御P.C板2に接続したカ
レントトランス3、ノイズフィルタ4、整流ダイオ−ド
による整流回路5、平滑コンデンサ6、ツェナ−ダイオ
−ド7、インバ−タ8、及びその制御回路としてのベ−
スドライブP.C板9と制御P.C板10等によって構
成されている。なお、上記インバ−タ8は、各主トラン
ジスタ8a及び帰還ダイオ−ド8bにより構成されてい
る。
【0005】したがって、上述した冷凍圧縮機の制御装
置は、上記ベ−スドライブP.C板9からの信号によっ
て、誘導電動機IIを運転制御し、変化する室内温度に応
じて、その出力周波数を調整することにより、これによ
って、上記誘導電動機III の回転数を連続制御して空気
調和機としての温度制御を行うようになっている。
置は、上記ベ−スドライブP.C板9からの信号によっ
て、誘導電動機IIを運転制御し、変化する室内温度に応
じて、その出力周波数を調整することにより、これによ
って、上記誘導電動機III の回転数を連続制御して空気
調和機としての温度制御を行うようになっている。
【0006】特に、上記制御装置IIに組込まれるリアク
タ−1は、図2及び図3に示されるように、仕切板の一
部に附設された保護カバ−17内に収納されている。す
なわち、図2及び図3において、符号11は空気調和機
における室外ケ−シングであって、この室外ケ−シング
11の基板12には略L字形の室外熱交換器(凝縮器)
13が設置されており、この室外熱交換器13の内側に
位置する上記基板12には放熱用の送風機14が設けら
れている。さらに、この基板12の一側には前記インバ
−タ8等を組込んだ制御装置IIを備えた圧縮機15が固
定されており、この圧縮機15の外側には仕切板16が
この圧縮機15を囲い込むようにして立設されている。
タ−1は、図2及び図3に示されるように、仕切板の一
部に附設された保護カバ−17内に収納されている。す
なわち、図2及び図3において、符号11は空気調和機
における室外ケ−シングであって、この室外ケ−シング
11の基板12には略L字形の室外熱交換器(凝縮器)
13が設置されており、この室外熱交換器13の内側に
位置する上記基板12には放熱用の送風機14が設けら
れている。さらに、この基板12の一側には前記インバ
−タ8等を組込んだ制御装置IIを備えた圧縮機15が固
定されており、この圧縮機15の外側には仕切板16が
この圧縮機15を囲い込むようにして立設されている。
【0007】又、この仕切板16の一部には保護カバ−
17が一体的に形成されており、この保護カバ−17の
内側壁にはリアクタ−1が取り付けられている。
17が一体的に形成されており、この保護カバ−17の
内側壁にはリアクタ−1が取り付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た空気調和機に組込まれたリアクタ−1は、雨水や室外
熱交換器で結露するドレンを浴びるのを防止するため、
保護カバ−17内に密閉された状態で収納されている関
係上、リアクタ−1に発生した熱が放熱されずに保護カ
バ−17内にこもり、これに起因して、次第に、このリ
アクタ−1が昇温して絶縁不良を起して、リアクタ−と
しての機能を劣化し、インバ−タ8による誘導電動機II
I の運転制御を損なうおそれがある。
た空気調和機に組込まれたリアクタ−1は、雨水や室外
熱交換器で結露するドレンを浴びるのを防止するため、
保護カバ−17内に密閉された状態で収納されている関
係上、リアクタ−1に発生した熱が放熱されずに保護カ
バ−17内にこもり、これに起因して、次第に、このリ
アクタ−1が昇温して絶縁不良を起して、リアクタ−と
しての機能を劣化し、インバ−タ8による誘導電動機II
I の運転制御を損なうおそれがある。
【0009】又一方、上記仕切板16の側壁の一部に電
気部品を附設したものも各種提案されている(例えば実
公昭55−46942号、実開昭53−111649
号、又は実開昭53−76355号公報)けれども、こ
れらは、いずれもリアクタ−のような電気部品をそのま
ま取り付けると、磁励振動による共振現象を起し、空気
調和機としての静粛な運転を損なうおそれがある。
気部品を附設したものも各種提案されている(例えば実
公昭55−46942号、実開昭53−111649
号、又は実開昭53−76355号公報)けれども、こ
れらは、いずれもリアクタ−のような電気部品をそのま
ま取り付けると、磁励振動による共振現象を起し、空気
調和機としての静粛な運転を損なうおそれがある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に室外
熱交換器を冷却する送風機を設置し、この送風機の近傍
に圧縮機の仕切板を立設し、この仕切板の一部に保護カ
バ−を附設し、この保護カバ−の両側壁に高さを異にし
た各通気口を設け、保護カバ−の位置する基板にリアク
タ−を設置した空気調和機のリアクタ−放熱装置であ
る。
熱交換器を冷却する送風機を設置し、この送風機の近傍
に圧縮機の仕切板を立設し、この仕切板の一部に保護カ
バ−を附設し、この保護カバ−の両側壁に高さを異にし
た各通気口を設け、保護カバ−の位置する基板にリアク
タ−を設置した空気調和機のリアクタ−放熱装置であ
る。
【0011】
【作用】本発明では、室外熱交換器を冷却する送風機に
よる冷却風が保護カバ−の通気口を介して保護カバ−内
のリアクタ−を強制的に冷却して絶縁不良による劣化を
防止し、空気調和機の制御装置としての信頼性の向上が
図られる。
よる冷却風が保護カバ−の通気口を介して保護カバ−内
のリアクタ−を強制的に冷却して絶縁不良による劣化を
防止し、空気調和機の制御装置としての信頼性の向上が
図られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例について説明
する。
する。
【0013】なお、以下の説明では上述した具体例と同
一構成部材には同じ符号を付して説明する。
一構成部材には同じ符号を付して説明する。
【0014】図4乃至図6において、符号11は、空気
調和機における室外ケ−シングであって、この室外ケ−
シング11内の基板12には略L字形をなす室外熱交換
器13が設置されており、この室外熱交換器13の内側
に位置する上記基板12には放熱用の送風機14が配設
されている。又、上記基板12の一側には圧縮機15が
設置されており、この圧縮機15の外側には、円弧状を
なす仕切板16が上記圧縮機15を囲い込むようにして
立設されている。さらに、この仕切板16の一部には保
護カバ−17が外方へ膨出して、しかも、一体的に形成
されており、この保護カバ−17の両側壁17a,17
bには高さを異にした各通気口18、19が上記基板1
2の上位に位置して設けられている。なお、この両通気
口18、19は通気孔18a,19aとこれを覆うよう
に形成した庇部18b,19bとで構成されている。さ
らにまた、上記保護カバ−17の位置する上記基板12
には上記リアクタ−1が設置されており、これにより、
このリアクタ−1よる磁励振動は上記仕切板16や保護
カバ−17に対して伝わらないようになっている。
調和機における室外ケ−シングであって、この室外ケ−
シング11内の基板12には略L字形をなす室外熱交換
器13が設置されており、この室外熱交換器13の内側
に位置する上記基板12には放熱用の送風機14が配設
されている。又、上記基板12の一側には圧縮機15が
設置されており、この圧縮機15の外側には、円弧状を
なす仕切板16が上記圧縮機15を囲い込むようにして
立設されている。さらに、この仕切板16の一部には保
護カバ−17が外方へ膨出して、しかも、一体的に形成
されており、この保護カバ−17の両側壁17a,17
bには高さを異にした各通気口18、19が上記基板1
2の上位に位置して設けられている。なお、この両通気
口18、19は通気孔18a,19aとこれを覆うよう
に形成した庇部18b,19bとで構成されている。さ
らにまた、上記保護カバ−17の位置する上記基板12
には上記リアクタ−1が設置されており、これにより、
このリアクタ−1よる磁励振動は上記仕切板16や保護
カバ−17に対して伝わらないようになっている。
【0015】従って、上記リアクタ−1は、冷暖房によ
る空気調和時、室外熱交換器13の放熱用の送風機14
による冷風によって強制的に冷却するようになってい
る。すなわち、上記送風機14による一部の冷風は、一
方の通気口18から保護カバ−17内に流入し、この保
護カバ−17内のリアクタ−1を強制的に冷却し、しか
る後、他方の通気口19を通して機外へ放出されるよう
になっている。
る空気調和時、室外熱交換器13の放熱用の送風機14
による冷風によって強制的に冷却するようになってい
る。すなわち、上記送風機14による一部の冷風は、一
方の通気口18から保護カバ−17内に流入し、この保
護カバ−17内のリアクタ−1を強制的に冷却し、しか
る後、他方の通気口19を通して機外へ放出されるよう
になっている。
【0016】このようにして、上記リアクタ−1は冷却
されると共に、基板12上に載置しているから、磁励振
動による共振現象を抑制し得るようになっている。
されると共に、基板12上に載置しているから、磁励振
動による共振現象を抑制し得るようになっている。
【0017】次に、図7、図8を用いて他の実施例を説
明する。これは仕切板16の一部に形成された切欠部に
合成樹脂材で成形した保護カバ−17´を挿着して固定
したものであり、これによって、リアクタ−1の磁励振
動による共振作用を吸振し得るようにしたものであり、
上述した具体例と同じ内容をなすものである。
明する。これは仕切板16の一部に形成された切欠部に
合成樹脂材で成形した保護カバ−17´を挿着して固定
したものであり、これによって、リアクタ−1の磁励振
動による共振作用を吸振し得るようにしたものであり、
上述した具体例と同じ内容をなすものである。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、基
板12上に室外熱交換器13を冷却する送風機14を設
置し、この送風機14の近傍に圧縮機15の仕切板16
を立設し、この仕切板16の一部に保護カバ−17を附
設し、この保護カバ−17の側壁に上記基板12の上位
に各通気口18、19を設け、この保護カバ−17の位
置する上記基板12にリアクタ−1を設置してあるの
で、温度上昇による絶縁不良を防止できるばかりでな
く、磁励振動による仕切板の共振作用をも防止できると
共に、構成も簡単であるから、組立、調整も容易とな
り、量産による省力化を図ることができる。
板12上に室外熱交換器13を冷却する送風機14を設
置し、この送風機14の近傍に圧縮機15の仕切板16
を立設し、この仕切板16の一部に保護カバ−17を附
設し、この保護カバ−17の側壁に上記基板12の上位
に各通気口18、19を設け、この保護カバ−17の位
置する上記基板12にリアクタ−1を設置してあるの
で、温度上昇による絶縁不良を防止できるばかりでな
く、磁励振動による仕切板の共振作用をも防止できると
共に、構成も簡単であるから、組立、調整も容易とな
り、量産による省力化を図ることができる。
【図1】空気調和機に組込まれる冷凍圧縮機の運転制御
装置の電気回路図である。
装置の電気回路図である。
【図2】既に提案されている空気調和機のリアクタ−放
熱装置の平面図である。
熱装置の平面図である。
【図3】図2のリアクタ−放熱装置の斜視図である。
【図4】本発明による空気調和機のリアクタ−放熱装置
の平面図である。
の平面図である。
【図5】図4のリアクタ−放熱装置の斜視図である。
【図6】図5中の鎖線A−Aに沿う拡大断面図である。
【図7】本発明の他の実施例にかかる空気調和機のリア
クタ−放熱装置の平面図である。
クタ−放熱装置の平面図である。
【図8】図7のリアクタ−放熱装置の断面図である。
1…リアクタ−、11…室外ケ−シング、12…基板、
13…室外熱交換器、14…送風機、15…圧縮機、1
6…仕切板、17…保護カバ−、18,19…通気口。
13…室外熱交換器、14…送風機、15…圧縮機、1
6…仕切板、17…保護カバ−、18,19…通気口。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】空気調和機の室外ユニット
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機における圧
縮機の運転制御装置として組み込まれるインバ−タ装置
のリアクタ−を有する空気調和機の室外ユニットに関す
る。
縮機の運転制御装置として組み込まれるインバ−タ装置
のリアクタ−を有する空気調和機の室外ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機における冷媒圧縮機
用の誘導電動機は、この誘導電動機のみで変動させなが
ら運転速度を連続して制御することは困難であるため、
従来の空気調和機では、上記誘導電動機のインバ−タに
よる制御装置が組み込まれており、この制御装置によっ
て、誘導電動機の起動、停止または室内温度の変動に伴
う、冷・暖房時の適正な室温を、常に設定温度に保持す
るようになっている。
用の誘導電動機は、この誘導電動機のみで変動させなが
ら運転速度を連続して制御することは困難であるため、
従来の空気調和機では、上記誘導電動機のインバ−タに
よる制御装置が組み込まれており、この制御装置によっ
て、誘導電動機の起動、停止または室内温度の変動に伴
う、冷・暖房時の適正な室温を、常に設定温度に保持す
るようになっている。
【0003】すなわち、上記空気調和機に組み込まれる
冷凍圧縮機の運転制御装置は、図1の電気回路図に示さ
れるように構成されている。
冷凍圧縮機の運転制御装置は、図1の電気回路図に示さ
れるように構成されている。
【0004】つまり、符号Iは交流電源、IIは制御装
置、III は圧縮機の誘導電動機を示しており、上記制御
装置IIは、リアクタ−1、制御P.C板2に接続したカ
レントトランス3、ノイズフィルタ4、整流ダイオ−ド
による整流回路5、平滑コンデンサ6、ツェナ−ダイオ
−ド7、インバ−タ8、及びその制御回路としてのベ−
スドライブP.C板9と制御P.C板10等によって構
成されている。なお、上記インバ−タ8は、各主トラン
ジスタ8a及び帰還ダイオ−ド8bにより構成されてい
る。
置、III は圧縮機の誘導電動機を示しており、上記制御
装置IIは、リアクタ−1、制御P.C板2に接続したカ
レントトランス3、ノイズフィルタ4、整流ダイオ−ド
による整流回路5、平滑コンデンサ6、ツェナ−ダイオ
−ド7、インバ−タ8、及びその制御回路としてのベ−
スドライブP.C板9と制御P.C板10等によって構
成されている。なお、上記インバ−タ8は、各主トラン
ジスタ8a及び帰還ダイオ−ド8bにより構成されてい
る。
【0005】したがって、上述した冷凍圧縮機の制御装
置は、上記ベ−スドライブP.C板9からの信号によっ
て、誘導電動機III を運転制御し、変化する室内温度に
応じて、その出力周波数を調整することにより、これに
よって、上記誘導電動機IIIの回転数を連続制御して空
気調和機としての温度制御を行うようになっている。
置は、上記ベ−スドライブP.C板9からの信号によっ
て、誘導電動機III を運転制御し、変化する室内温度に
応じて、その出力周波数を調整することにより、これに
よって、上記誘導電動機IIIの回転数を連続制御して空
気調和機としての温度制御を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した空
気調和機の室外ユニットでは、一般に運転制御用の電気
部品は圧縮機の上方に配設されている。したがって、イ
ンバ−タ装置を運転運転制御装置として使用した場合に
は圧縮機の上方にリアクタ−1が位置することにより、
リアクタ自体が発熱部品であり、しかも圧縮機も発熱す
るため、暖気が圧縮機の上方に滞留し、リアクタ−1が
熱的影響を受け、これに起因して、次第に、このリアク
タ−1が昇温して絶縁不良を起して、リアクタ−として
の機能を劣化し、インバ−タ8による誘導電動機III の
運転制御を損なうおそれがあった。
気調和機の室外ユニットでは、一般に運転制御用の電気
部品は圧縮機の上方に配設されている。したがって、イ
ンバ−タ装置を運転運転制御装置として使用した場合に
は圧縮機の上方にリアクタ−1が位置することにより、
リアクタ自体が発熱部品であり、しかも圧縮機も発熱す
るため、暖気が圧縮機の上方に滞留し、リアクタ−1が
熱的影響を受け、これに起因して、次第に、このリアク
タ−1が昇温して絶縁不良を起して、リアクタ−として
の機能を劣化し、インバ−タ8による誘導電動機III の
運転制御を損なうおそれがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に室外
熱交換器を冷却する送風機を設置し、この送風機の近傍
に圧縮機の仕切板を立設し、この仕切板の一部に圧縮機
側から送風機側に突出する保護カバ−を設け、この保護
カバ−に通気孔とこの通気孔の上方を覆い、下方を開放
した庇部を有する通気口を設け、保護カバ−内に圧縮機
の速度を制御するインバ−タ装置のリアクタ−を設置し
た空気調和機の室外ユニットである。
熱交換器を冷却する送風機を設置し、この送風機の近傍
に圧縮機の仕切板を立設し、この仕切板の一部に圧縮機
側から送風機側に突出する保護カバ−を設け、この保護
カバ−に通気孔とこの通気孔の上方を覆い、下方を開放
した庇部を有する通気口を設け、保護カバ−内に圧縮機
の速度を制御するインバ−タ装置のリアクタ−を設置し
た空気調和機の室外ユニットである。
【0008】
【作用】本発明では、室外熱交換器を冷却する送風機に
よる冷却風が保護カバ−の通気口を介して保護カバ−内
のリアクタ−を強制的に冷却して絶縁不良による劣化を
防止し、空気調和機の制御装置としてのが図られる。
よる冷却風が保護カバ−の通気口を介して保護カバ−内
のリアクタ−を強制的に冷却して絶縁不良による劣化を
防止し、空気調和機の制御装置としてのが図られる。
【0009】また、通気口は通気孔とこの通気孔の上方
を覆い、下方を開放した庇部で構成されているため、送
風機側から保護カバ−内に雨水が侵入することがなく、
リアクタ−の耐久性を向上できる。
を覆い、下方を開放した庇部で構成されているため、送
風機側から保護カバ−内に雨水が侵入することがなく、
リアクタ−の耐久性を向上できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例について説明
する。
する。
【0011】なお、以下の説明では上述した具体例と同
一構成部材には同じ符号を付して説明する。
一構成部材には同じ符号を付して説明する。
【0012】図2乃至図4において、符号11は、空気
調和機における室外ケ−シングであって、この室外ケ−
シング11内の基板12には略L字形をなす室外熱交換
器13が設置されており、この室外熱交換器13の内側
に位置する上記基板12には放熱用の送風機14が配設
されている。又、上記基板12の一側には圧縮機15が
設置されており、この圧縮機15の外側には、円弧状を
なす仕切板16が上記圧縮機15を囲い込むようにして
立設されている。さらに、この仕切板16の一部には保
護カバ−17が外方へ膨出して、しかも、一体的に形成
されており、この保護カバ−17の両側壁17a,17
bには高さを異にした各通気口18、19が上記基板1
2の上位に位置して設けられている。なお、この両通気
口18、19は通気孔18a,19aとこれを覆うよう
に形成した庇部18b,19bとで構成されている。さ
らにまた、上記保護カバ−17の位置する上記基板12
には上記リアクタ−1が設置されており、これにより、
このリアクタ−1よる磁励振動は上記仕切板16や保護
カバ−17に対して伝わらないようになっている。
調和機における室外ケ−シングであって、この室外ケ−
シング11内の基板12には略L字形をなす室外熱交換
器13が設置されており、この室外熱交換器13の内側
に位置する上記基板12には放熱用の送風機14が配設
されている。又、上記基板12の一側には圧縮機15が
設置されており、この圧縮機15の外側には、円弧状を
なす仕切板16が上記圧縮機15を囲い込むようにして
立設されている。さらに、この仕切板16の一部には保
護カバ−17が外方へ膨出して、しかも、一体的に形成
されており、この保護カバ−17の両側壁17a,17
bには高さを異にした各通気口18、19が上記基板1
2の上位に位置して設けられている。なお、この両通気
口18、19は通気孔18a,19aとこれを覆うよう
に形成した庇部18b,19bとで構成されている。さ
らにまた、上記保護カバ−17の位置する上記基板12
には上記リアクタ−1が設置されており、これにより、
このリアクタ−1よる磁励振動は上記仕切板16や保護
カバ−17に対して伝わらないようになっている。
【0013】従って、上記リアクタ−1は、冷暖房によ
る空気調和時、室外熱交換器13の放熱用の送風機14
による冷風によって強制的に冷却するようになってい
る。すなわち、上記送風機14による一部の冷風は、一
方の通気口18から保護カバ−17内に流入し、この保
護カバ−17内のリアクタ−1を強制的に冷却し、しか
る後、他方の通気口19を通して機外へ放出されるよう
になっている。
る空気調和時、室外熱交換器13の放熱用の送風機14
による冷風によって強制的に冷却するようになってい
る。すなわち、上記送風機14による一部の冷風は、一
方の通気口18から保護カバ−17内に流入し、この保
護カバ−17内のリアクタ−1を強制的に冷却し、しか
る後、他方の通気口19を通して機外へ放出されるよう
になっている。
【0014】このようにして、上記リアクタ−1は冷却
されると共に、保護カバ−17にある庇部18b,19
bによって通気口18、19には送風機14側からの雨
水の侵入が防止できるようになっている。
されると共に、保護カバ−17にある庇部18b,19
bによって通気口18、19には送風機14側からの雨
水の侵入が防止できるようになっている。
【0015】次に、図5、図6を用いて他の実施例を説
明する。これは仕切板16の一部に形成された切欠部に
合成樹脂材で成形した保護カバ−17´を挿着して固定
したものであり、これによって、リアクタ−1の磁励振
動による共振作用を吸振し得るようにしたものであり、
上述した具体例と同じ内容をなすものである。
明する。これは仕切板16の一部に形成された切欠部に
合成樹脂材で成形した保護カバ−17´を挿着して固定
したものであり、これによって、リアクタ−1の磁励振
動による共振作用を吸振し得るようにしたものであり、
上述した具体例と同じ内容をなすものである。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、基
板上に室外熱交換器を冷却する送風機を設置し、この送
風機の近傍に圧縮機の仕切板を立設し、この仕切板の一
部に圧縮機側から送風機側に突出する保護カバ−を設
け、この保護カバ−に通気孔とこの通気孔の上方を覆
い、下方を開放した庇部を有する通気口を設け、上記保
護カバ−内に圧縮機の速度を制御するインバ−タ装置の
リアクタ−を設置してあるので、送風機の運転によりリ
アクタ−に冷風が通風されて直接冷却され、リアクタ−
の温度上昇による絶縁不良を防止でき、通気孔に設けら
れた庇部により通風口内への雨水の侵入が防止でき、リ
アクタ−の耐久性を向上できる。
板上に室外熱交換器を冷却する送風機を設置し、この送
風機の近傍に圧縮機の仕切板を立設し、この仕切板の一
部に圧縮機側から送風機側に突出する保護カバ−を設
け、この保護カバ−に通気孔とこの通気孔の上方を覆
い、下方を開放した庇部を有する通気口を設け、上記保
護カバ−内に圧縮機の速度を制御するインバ−タ装置の
リアクタ−を設置してあるので、送風機の運転によりリ
アクタ−に冷風が通風されて直接冷却され、リアクタ−
の温度上昇による絶縁不良を防止でき、通気孔に設けら
れた庇部により通風口内への雨水の侵入が防止でき、リ
アクタ−の耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機に組込まれる冷凍圧縮機の運転制御
装置の電気回路図で ある。
装置の電気回路図で ある。
【図2】本発明による空気調和機の室外ユニットの平面
図である。
図である。
【図3】図2のリアクタ−の保護カバ−の斜視図であ
る。
る。
【図4】図3中の鎖線A−Aに沿う拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施例にかかるリアクタの保護カ
バ−の平面図である 。
バ−の平面図である 。
【図6】図5のリアクタ−放熱装置の断面図である。
【符号の説明】 1…リアクタ−、11…室外ケ−シング、12…基板、
13…室 外熱交換器、14…送風機、15…圧縮機、
16…仕切板、17… 保護カバ−、18,19…通気
口、18a,19a…通気孔、18 b,19b…庇
部。
13…室 外熱交換器、14…送風機、15…圧縮機、
16…仕切板、17… 保護カバ−、18,19…通気
口、18a,19a…通気孔、18 b,19b…庇
部。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 洋悦 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 須田 昭二 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 鮫島 巧一 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内
Claims (1)
- 【請求項1】基板上に室外熱交換器を冷却する送風機を
設置し、この送風機の近傍に圧縮機の仕切板を立設し、
この仕切板の一部に保護カバ−を附設し、この保護カバ
−の両側壁に高さを異にした各通気口を設け、上記保護
カバ−の位置する上記基板にリアクタ−を設置したこと
を特徴とする空気調和機のリアクタ−放熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30594392A JPH0672709B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 空気調和機の室外ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30594392A JPH0672709B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 空気調和機の室外ユニット |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4332144A Division JPH0769062B2 (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 空気調和機の室外ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05196263A true JPH05196263A (ja) | 1993-08-06 |
JPH0672709B2 JPH0672709B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=17951170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30594392A Expired - Lifetime JPH0672709B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 空気調和機の室外ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0672709B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5775120A (en) * | 1995-09-14 | 1998-07-07 | Daikin Industries, Ltd. | Compact air conditioner outdoor unit having high heat exchanging ability |
JP2006014588A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-12 | Bose Corp | 自冷式アクチュエータ |
EP1684023A1 (en) * | 2003-10-08 | 2006-07-26 | Daikin Industries, Ltd. | Outdoor unit of air conditioner |
JP2010065942A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Panasonic Corp | 冷蔵庫 |
EP2180265A2 (en) * | 2008-10-27 | 2010-04-28 | LG Electronics Inc. | Outdoor unit of air conditioner |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP30594392A patent/JPH0672709B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5775120A (en) * | 1995-09-14 | 1998-07-07 | Daikin Industries, Ltd. | Compact air conditioner outdoor unit having high heat exchanging ability |
EP1684023A1 (en) * | 2003-10-08 | 2006-07-26 | Daikin Industries, Ltd. | Outdoor unit of air conditioner |
EP1684023A4 (en) * | 2003-10-08 | 2009-01-21 | Daikin Ind Ltd | OUTDOOR UNIT OF A CONDITIONED AIR SYSTEM |
JP2006014588A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-12 | Bose Corp | 自冷式アクチュエータ |
JP2010065942A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Panasonic Corp | 冷蔵庫 |
EP2180265A2 (en) * | 2008-10-27 | 2010-04-28 | LG Electronics Inc. | Outdoor unit of air conditioner |
EP2180265A3 (en) * | 2008-10-27 | 2012-05-30 | LG Electronics Inc. | Outdoor unit of air conditioner |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672709B2 (ja) | 1994-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3322778B2 (ja) | 空気調和機の室外ユニット | |
WO1982002313A1 (fr) | Appareil de cuisson par chauffage a induction | |
JP3758396B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3346206B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JPH05196263A (ja) | 空気調和機の室外ユニット | |
JP4305999B2 (ja) | 空気調和機の室外ユニット | |
JP3494402B2 (ja) | 空気調和機の室外ユニット | |
EP1500882B1 (en) | Outdoor unit for use in air conditioner | |
JPH05240466A (ja) | 空気調和機の室外ユニット | |
JP4017738B2 (ja) | 空気調和機の室外ユニット | |
JPH09229427A (ja) | 空気調和機の室外ユニット | |
JP2004125260A (ja) | 空気調和機の室外機 | |
CN114206079A (zh) | 散热器安装结构及窗式空调器 | |
JP5217900B2 (ja) | 送風装置 | |
JP2002198163A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JPH0124504Y2 (ja) | ||
JPH05113232A (ja) | 空気調和機の室外ユニツト | |
JPS642098Y2 (ja) | ||
JP3807353B2 (ja) | 室外機の電装品ユニットおよび室外機 | |
CN220793296U (zh) | 窗式空调器 | |
JP4256509B2 (ja) | 空気調和機用室外機 | |
CN220707549U (zh) | 电控盒组件和具有其的空调室外机 | |
JP2919717B2 (ja) | 空気調和機の室外ユニット | |
CN216930639U (zh) | 散热器安装结构及窗式空调器 | |
JPS6212174Y2 (ja) |