JPH0672709B2 - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents
空気調和機の室外ユニットInfo
- Publication number
- JPH0672709B2 JPH0672709B2 JP30594392A JP30594392A JPH0672709B2 JP H0672709 B2 JPH0672709 B2 JP H0672709B2 JP 30594392 A JP30594392 A JP 30594392A JP 30594392 A JP30594392 A JP 30594392A JP H0672709 B2 JPH0672709 B2 JP H0672709B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- protective cover
- reactor
- air conditioner
- blower
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Transformer Cooling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機における圧
縮機の運転制御装置として組み込まれるインバ−タ装置
のリアクタ−を有する空気調和機の室外ユニットに関す
る。
縮機の運転制御装置として組み込まれるインバ−タ装置
のリアクタ−を有する空気調和機の室外ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機における冷媒圧縮機
用の誘導電動機は、この誘導電動機のみで変動させなが
ら運転速度を連続して制御することは困難であるため、
従来の空気調和機では、上記誘導電動機のインバ−タに
よる制御装置が組み込まれており、この制御装置によっ
て、誘導電動機の起動、停止または室内温度の変動に伴
う、冷・暖房時の適正な室温を、常に設定温度に保持す
るようになっている。
用の誘導電動機は、この誘導電動機のみで変動させなが
ら運転速度を連続して制御することは困難であるため、
従来の空気調和機では、上記誘導電動機のインバ−タに
よる制御装置が組み込まれており、この制御装置によっ
て、誘導電動機の起動、停止または室内温度の変動に伴
う、冷・暖房時の適正な室温を、常に設定温度に保持す
るようになっている。
【0003】すなわち、上記空気調和機に組み込まれる
冷凍圧縮機の運転制御装置は、図1の電気回路図に示さ
れるように構成されている。
冷凍圧縮機の運転制御装置は、図1の電気回路図に示さ
れるように構成されている。
【0004】つまり、符号Iは交流電源、IIは制御装
置、III は圧縮機の誘導電動機を示しており、上記制御
装置IIは、リアクタ−1、制御P.C板2に接続したカ
レントトランス3、ノイズフィルタ4、整流ダイオ−ド
による整流回路5、平滑コンデンサ6、ツェナ−ダイオ
−ド7、インバ−タ8、及びその制御回路としてのベ−
スドライブP.C板9と制御P.C板10等によって構
成されている。なお、上記インバ−タ8は、各主トラン
ジスタ8a及び帰還ダイオ−ド8bにより構成されてい
る。
置、III は圧縮機の誘導電動機を示しており、上記制御
装置IIは、リアクタ−1、制御P.C板2に接続したカ
レントトランス3、ノイズフィルタ4、整流ダイオ−ド
による整流回路5、平滑コンデンサ6、ツェナ−ダイオ
−ド7、インバ−タ8、及びその制御回路としてのベ−
スドライブP.C板9と制御P.C板10等によって構
成されている。なお、上記インバ−タ8は、各主トラン
ジスタ8a及び帰還ダイオ−ド8bにより構成されてい
る。
【0005】したがって、上述した冷凍圧縮機の制御装
置は、上記ベ−スドライブP.C板9からの信号によっ
て、誘導電動機III を運転制御し、変化する室内温度に
応じて、その出力周波数を調整することにより、これに
よって、上記誘導電動機IIIの回転数を連続制御して空
気調和機としての温度制御を行うようになっている。
置は、上記ベ−スドライブP.C板9からの信号によっ
て、誘導電動機III を運転制御し、変化する室内温度に
応じて、その出力周波数を調整することにより、これに
よって、上記誘導電動機IIIの回転数を連続制御して空
気調和機としての温度制御を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した空
気調和機の室外ユニットでは、一般に運転制御用の電気
部品は圧縮機の上方に配設されている。したがって、イ
ンバ−タ装置を運転運転制御装置として使用した場合に
は圧縮機の上方にリアクタ−1が位置することにより、
リアクタ自体が発熱部品であり、しかも圧縮機も発熱す
るため、暖気が圧縮機の上方に滞留し、リアクタ−1が
熱的影響を受け、これに起因して、次第に、このリアク
タ−1が昇温して絶縁不良を起して、リアクタ−として
の機能を劣化し、インバ−タ8による誘導電動機III の
運転制御を損なうおそれがあった。
気調和機の室外ユニットでは、一般に運転制御用の電気
部品は圧縮機の上方に配設されている。したがって、イ
ンバ−タ装置を運転運転制御装置として使用した場合に
は圧縮機の上方にリアクタ−1が位置することにより、
リアクタ自体が発熱部品であり、しかも圧縮機も発熱す
るため、暖気が圧縮機の上方に滞留し、リアクタ−1が
熱的影響を受け、これに起因して、次第に、このリアク
タ−1が昇温して絶縁不良を起して、リアクタ−として
の機能を劣化し、インバ−タ8による誘導電動機III の
運転制御を損なうおそれがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に室外
熱交換器を冷却する送風機を設置し、この送風機の近傍
に圧縮機の仕切板を立設し、この仕切板の一部に圧縮機
側から送風機側に突出する保護カバ−を設け、この保護
カバ−に通気孔とこの通気孔の上方を覆い、下方を開放
した庇部を有する通気口を設け、保護カバ−内に圧縮機
の速度を制御するインバ−タ装置のリアクタ−を設置し
た空気調和機の室外ユニットである。
熱交換器を冷却する送風機を設置し、この送風機の近傍
に圧縮機の仕切板を立設し、この仕切板の一部に圧縮機
側から送風機側に突出する保護カバ−を設け、この保護
カバ−に通気孔とこの通気孔の上方を覆い、下方を開放
した庇部を有する通気口を設け、保護カバ−内に圧縮機
の速度を制御するインバ−タ装置のリアクタ−を設置し
た空気調和機の室外ユニットである。
【0008】
【作用】本発明では、室外熱交換器を冷却する送風機に
よる冷却風が保護カバ−の通気口を介して保護カバ−内
のリアクタ−を強制的に冷却して絶縁不良による劣化を
防止し、空気調和機の制御装置としてのが図られる。
よる冷却風が保護カバ−の通気口を介して保護カバ−内
のリアクタ−を強制的に冷却して絶縁不良による劣化を
防止し、空気調和機の制御装置としてのが図られる。
【0009】また、通気口は通気孔とこの通気孔の上方
を覆い、下方を開放した庇部で構成されているため、送
風機側から保護カバ−内に雨水が侵入することがなく、
リアクタ−の耐久性を向上できる。
を覆い、下方を開放した庇部で構成されているため、送
風機側から保護カバ−内に雨水が侵入することがなく、
リアクタ−の耐久性を向上できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例について説明
する。
する。
【0011】なお、以下の説明では上述した具体例と同
一構成部材には同じ符号を付して説明する。
一構成部材には同じ符号を付して説明する。
【0012】図2乃至図4において、符号11は、空気
調和機における室外ケ−シングであって、この室外ケ−
シング11内の基板12には略L字形をなす室外熱交換
器13が設置されており、この室外熱交換器13の内側
に位置する上記基板12には放熱用の送風機14が配設
されている。又、上記基板12の一側には圧縮機15が
設置されており、この圧縮機15の外側には、円弧状を
なす仕切板16が上記圧縮機15を囲い込むようにして
立設されている。さらに、この仕切板16の一部には保
護カバ−17が外方へ膨出して、しかも、一体的に形成
されており、この保護カバ−17の両側壁17a,17
bには高さを異にした各通気口18、19が上記基板1
2の上位に位置して設けられている。なお、この両通気
口18、19は通気孔18a,19aとこれを覆うよう
に形成した庇部18b,19bとで構成されている。さ
らにまた、上記保護カバ−17の位置する上記基板12
には上記リアクタ−1が設置されており、これにより、
このリアクタ−1よる磁励振動は上記仕切板16や保護
カバ−17に対して伝わらないようになっている。
調和機における室外ケ−シングであって、この室外ケ−
シング11内の基板12には略L字形をなす室外熱交換
器13が設置されており、この室外熱交換器13の内側
に位置する上記基板12には放熱用の送風機14が配設
されている。又、上記基板12の一側には圧縮機15が
設置されており、この圧縮機15の外側には、円弧状を
なす仕切板16が上記圧縮機15を囲い込むようにして
立設されている。さらに、この仕切板16の一部には保
護カバ−17が外方へ膨出して、しかも、一体的に形成
されており、この保護カバ−17の両側壁17a,17
bには高さを異にした各通気口18、19が上記基板1
2の上位に位置して設けられている。なお、この両通気
口18、19は通気孔18a,19aとこれを覆うよう
に形成した庇部18b,19bとで構成されている。さ
らにまた、上記保護カバ−17の位置する上記基板12
には上記リアクタ−1が設置されており、これにより、
このリアクタ−1よる磁励振動は上記仕切板16や保護
カバ−17に対して伝わらないようになっている。
【0013】従って、上記リアクタ−1は、冷暖房によ
る空気調和時、室外熱交換器13の放熱用の送風機14
による冷風によって強制的に冷却するようになってい
る。すなわち、上記送風機14による一部の冷風は、一
方の通気口18から保護カバ−17内に流入し、この保
護カバ−17内のリアクタ−1を強制的に冷却し、しか
る後、他方の通気口19を通して機外へ放出されるよう
になっている。
る空気調和時、室外熱交換器13の放熱用の送風機14
による冷風によって強制的に冷却するようになってい
る。すなわち、上記送風機14による一部の冷風は、一
方の通気口18から保護カバ−17内に流入し、この保
護カバ−17内のリアクタ−1を強制的に冷却し、しか
る後、他方の通気口19を通して機外へ放出されるよう
になっている。
【0014】このようにして、上記リアクタ−1は冷却
されると共に、保護カバ−17にある庇部18b,19
bによって通気口18、19には送風機14側からの雨
水の侵入が防止できるようになっている。
されると共に、保護カバ−17にある庇部18b,19
bによって通気口18、19には送風機14側からの雨
水の侵入が防止できるようになっている。
【0015】次に、図5、図6を用いて他の実施例を説
明する。これは仕切板16の一部に形成された切欠部に
合成樹脂材で成形した保護カバ−17´を挿着して固定
したものであり、これによって、リアクタ−1の磁励振
動による共振作用を吸振し得るようにしたものであり、
上述した具体例と同じ内容をなすものである。
明する。これは仕切板16の一部に形成された切欠部に
合成樹脂材で成形した保護カバ−17´を挿着して固定
したものであり、これによって、リアクタ−1の磁励振
動による共振作用を吸振し得るようにしたものであり、
上述した具体例と同じ内容をなすものである。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、基
板上に室外熱交換器を冷却する送風機を設置し、この送
風機の近傍に圧縮機の仕切板を立設し、この仕切板の一
部に圧縮機側から送風機側に突出する保護カバ−を設
け、この保護カバ−に通気孔とこの通気孔の上方を覆
い、下方を開放した庇部を有する通気口を設け、上記保
護カバ−内に圧縮機の速度を制御するインバ−タ装置の
リアクタ−を設置してあるので、送風機の運転によりリ
アクタ−に冷風が通風されて直接冷却され、リアクタ−
の温度上昇による絶縁不良を防止でき、通気孔に設けら
れた庇部により通風口内への雨水の侵入が防止でき、リ
アクタ−の耐久性を向上できる。
板上に室外熱交換器を冷却する送風機を設置し、この送
風機の近傍に圧縮機の仕切板を立設し、この仕切板の一
部に圧縮機側から送風機側に突出する保護カバ−を設
け、この保護カバ−に通気孔とこの通気孔の上方を覆
い、下方を開放した庇部を有する通気口を設け、上記保
護カバ−内に圧縮機の速度を制御するインバ−タ装置の
リアクタ−を設置してあるので、送風機の運転によりリ
アクタ−に冷風が通風されて直接冷却され、リアクタ−
の温度上昇による絶縁不良を防止でき、通気孔に設けら
れた庇部により通風口内への雨水の侵入が防止でき、リ
アクタ−の耐久性を向上できる。
【図1】空気調和機に組込まれる冷凍圧縮機の運転制御
装置の電気回路図で ある。
装置の電気回路図で ある。
【図2】本発明による空気調和機の室外ユニットの平面
図である。
図である。
【図3】図2のリアクタ−の保護カバ−の斜視図であ
る。
る。
【図4】図3中の鎖線A−Aに沿う拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施例にかかるリアクタの保護カ
バ−の平面図である 。
バ−の平面図である 。
【図6】図5のリアクタ−放熱装置の断面図である。
【符号の説明】1…リアクタ−、11…室外ケ−シン
グ、12…基板、13…室 外熱交換器、14…送風
機、15…圧縮機、16…仕切板、17… 保護カバ
−、18,19…通気口、18a,19a…通気孔、1
8 b,19b…庇部。
グ、12…基板、13…室 外熱交換器、14…送風
機、15…圧縮機、16…仕切板、17… 保護カバ
−、18,19…通気口、18a,19a…通気孔、1
8 b,19b…庇部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 洋悦 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 須田 昭二 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 鮫島 巧一 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内
Claims (1)
- 【請求項1】基板上に室外熱交換器を冷却する送風機を
設置し、この送風機の近傍に圧縮機の仕切板を立設し、
この仕切板の一部に前記圧縮機側から前記送風機側に突
出する保護カバ−を設け、この保護カバ−に通気孔とこ
の通気孔の上方を覆い、下方を開放した庇部を有する通
気口を設け、上記保護カバ−内に圧縮機の速度を制御す
るインバ−タ装置のリアクタ−を設置したことを特徴と
する空気調和機の室外ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30594392A JPH0672709B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 空気調和機の室外ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30594392A JPH0672709B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 空気調和機の室外ユニット |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4332144A Division JPH0769062B2 (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 空気調和機の室外ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05196263A JPH05196263A (ja) | 1993-08-06 |
JPH0672709B2 true JPH0672709B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=17951170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30594392A Expired - Lifetime JPH0672709B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 空気調和機の室外ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0672709B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0793061A4 (en) * | 1995-09-14 | 1999-07-21 | Daikin Ind Ltd | COMPACT OUTDOOR UNIT WITH HIGH HEAT EXCHANGE CAPACITY FOR AIR CONDITIONERS |
JP3698152B2 (ja) * | 2003-10-08 | 2005-09-21 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置の室外ユニット |
US7202577B2 (en) * | 2004-06-17 | 2007-04-10 | Bose Corporation | Self-cooling actuator |
JP2010065942A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Panasonic Corp | 冷蔵庫 |
KR20100046385A (ko) * | 2008-10-27 | 2010-05-07 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기의 실외기 |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP30594392A patent/JPH0672709B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05196263A (ja) | 1993-08-06 |
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