JP2006031946A - 回路基板及びこの回路基板を用いた誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回路部品における冷却風路を確保して、電子部品の冷却性能の向上とともに高い組立作業性を得る。
【解決手段】 加熱コイル20と、加熱コイル20に高周波電流を供給する電源基板43bと加熱コイル20の消費電力を制御する制御基板43aから構成される回路基板43と、被調理鍋の火力を調整する操作基板44a、44bと、加熱コイル20と回路基板43の電子部品41、42を冷却するファン装置5を備えた誘導加熱調理器において、ファン装置5から加熱コイル20に流れる冷却空気の風路に配置された制御基板43aの一部を風路の外方に延ばし、制御基板43aと操作基板44a、44bの配線接続を行うことにより、冷却が必要な電子部品41、42とそれらの配線部を同一基板上に離して設け、風路の内側の電子部品41、42の冷却と、風路の外側の配線部の配線接続を良好に行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、誘導加熱調理器の冷却構造に関するものである。
誘導加熱は被調理鍋の下方に設けられた加熱コイルに高周波電流を供給し、加熱コイル周りに発生した磁界によって被調理鍋の表面近傍に生じる渦電流に起因して行われる。
また、誘導加熱では、被調理鍋の材質による比透磁率や抵抗率によって加熱効率が異なり、比透磁率や抵抗率が高い鉄鍋等の方が渦電流による鍋発熱が大きく熱効率も良好であるが、抵抗率が低いアルミ鍋や銅鍋では熱効率が著しく低下する。
このため、加熱コイルに供給した電力に対して被調理鍋の加熱に寄与しない熱量は抵抗率が小さい被調理鍋ほど大きくなり、加熱コイルや電子部品などの発熱を増大させる要因となっている。
誘導加熱調理器で安定した加熱調理を行うには、発熱する加熱コイルと回路基板を冷却して部品の温度上昇を抑制する必要がある。
部品の冷却には本体内部に搭載されたファン装置により吸い込んだ空気を回路基板の間隙の風路に流す構成が採られており、該風路の流れ抵抗が小さく、風路途中の空気洩れを少なくすることにより、効率のよい冷却を行うことができる。
このため、例えば特許文献1に記載されているように、余分な配線量を減少させる為に配線接続部の距離と配線長さを合わせた構成がある。
特開2004−103414号公報
従来の誘導加熱調理器では、風路内部の回路基板と風路外部の部品に配線を通すために開口部が大きくなり、風路に隙間が生じ易く、冷却空気の洩れにより冷却効率が悪化しやすい。
また、電子部品に冷却空気を流す風路に信号配線や電源配線を行うため、流れ抵抗が大きく、電子部品の冷却に十分な空気量を流すためにファンの大型化や高速回転化しなければならず、大きなファン動力を必要する。
また、ファンの大型化や高速回転化による冷却風量の増加に伴い、ファン装置のモータ音や部品の風切り音(流体音)が増加し、騒音によりキッチン環境が悪化する。
また、風路に隙間が生じると、風路内部で流れの循環(ショートサーキット)が起こり、冷却空気温度を上昇させるため部品冷却が困難になる。
さらに、高密度に実装される回路基板では風路の空間が狭く、配線接続が困難であり、組立作業性が良好でない。
本願発明は、上記の課題のうち少なくとも1つを解決するために為されたものである。
本発明の請求項1では、被調理鍋を加熱する加熱コイルと、該加熱コイルに高周波電流を供給する回路基板と、被調理鍋の火力を調整する操作基板と、加熱コイルと回路基板を冷却するファン装置を備えた誘導加熱調理器において、前記ファン装置から回路基板を通して加熱コイルに流れる冷却空気の風路に配置された回路基板の一部を風路の外方に延ばし、回路基板と操作基板の配線接続を行うものである。
また、請求項2では、回路基板とファン装置を基板ケースに収納し、回路基板を基板ケースに貫通させ、外方に露出させて設けたものである。
また、請求項3では、回路基板と加熱コイルを基板ケースを貫通させて設けられた中継コネクタ部を介して配線接続したものである。
さらに、請求項4では、冷却空気の風路に配置された回路基板を基板ケースで仕切り、回路基板の一部を風路の外方に設け、この仕切りの外と内で信号のやり取りを行う回路基板としたものである。
本発明の請求項1によれば、冷却が必要な電子部品とそれらの配線部を同一基板上に離して設けるため、風路の内側の電子部品の冷却と、風路の外側の配線部の配線接続を良好に行うことができ、回路基板の配線を簡素化して広い冷却風路を構成できる。
また、請求項2によれば、冷却空気の風路を基板ケースから漏らすことなく発熱する電子部品に流すことができるため、少ない風量で効率よく電子部品を冷却できることができ、ファン回転数を抑えて冷却音の小さい加熱調理器を提供できる。
また、請求項3によれば、より配線が簡素化できるとともに、大電流を供給する回路基板でも冷却風路に空気漏れを生じさせることなく配線接続することができる。
さらに、請求項4によれば、強制空冷による冷却が必要な電子部品を分離して配置でき、少ない風量で回路基板を効率良く冷却することができる。
図1から図2は本発明の誘導加熱調理器の一例を示しており、トッププレート70上に三口の鍋載置部73a、73b、73cを設けたビルトイン型(システムキッチン一体型)の誘導加熱調理器である。
ここで、図1は誘導加熱調理器を鍋載置部73a側から見た側面断面図、図2は同斜視組立図である。
尚、本実施例は加熱コイル20に高周波電流を供給して被調理鍋(図示せず)を誘導加熱する鍋載置部73a、73bを左右に、電熱ヒータ10の輻射熱で加熱する鍋載置部73cを中央奥に配置した構成であるが、少なくとも加熱コイル20により誘導加熱する鍋載置部を一つ設けた誘導加熱調理器であればよい。
図において、誘導加熱調理器の本体7の上面にトッププレート70が配置され、その周囲をトップフレーム72で覆って本体7の上面に載置している。
トップフレーム72の後部には、本体7内部の空気を出入りさせる通風口71a、71bが設けられ、前面には被調理鍋の火加減などを操作する操作パネル6bが設けられている。
また、トッププレート70の下方には鍋載置部73a、73bの略下側に位置するように加熱コイル20が設けられ、鍋載置部73cの略下側位置には電熱ヒータ10がそれぞれ設けられている。鍋載置部73a、73bは、誘導加熱できる金属鍋を載置し、鍋載置部73cは誘導加熱できない、例えば土鍋などを載置して加熱調理ができるようになっている。
本体7の正面、すなわち前面には前面枠68が取り付けられ、その左側には内部にヒータや焼き網(いずれも図示せず)を備えた魚などを焼くロースター8が配置され、正面右側には被調理鍋の火加減やロースター8の加熱具合を操作する操作パネル6aを備えており、その火力調整量をトッププレート70下方の表示パネル65に表示する。
操作パネル6aには、主電源66や火力調整用のダイヤル67が設けられており、主電源66は本体7の後部側に設けられたコンセント1に接続されている。
また、本体7の右側で操作パネル6aの後部側には、基板ケース4が配置され、その中に制御基板43aや電源基板43b、インバータ基板43cから構成される回路基板43が搭載されている。
ここで、本発明はロースター8や操作パネル6等が図示した位置関係に固定されるものでなく、例えばロースター8が本体7正面の中央または右側に設けられた構成でもよいし、正面の操作パネル6aや上操作パネル6bのいずれかが配置された構成でもよい。
また、操作パネル6a、6bの内側には、操作パネル6aのダイヤル67や操作パネル6bのボタン等の操作に反応して信号を送る操作基板44a、44bが設けられており、該操作基板44a、44bと制御基板43aはコネクタ部45aを介して信号線15a、15bで配線接続されている。
つまり、制御基板43aは、基板ケース4を貫通して設けられた構成になっており、基板ケース4の内側の空気がコネクタ部45aを配置した外側に流れることがないようにしている。
例えば、図3に示すように、基板ケース4を上下に分割した基板ケース4a、4bで構成し、両者の間に制御基板43aを挟んで固定すれば、制御基板43aと基板ケース4を密着させ、制御基板43aを隙間無く貫通させて設けることができる。
図示した構造では、制御基板43aの一部49のみを基板ケース4の切り欠き部48に嵌め込む構成となっており、制御基板43a上のコネクタ部45aのみが基板ケース4の外方に配置されている。
ここで、基板ケース4の切り欠き部48を基板ケース4の壁面の複数箇所に設け、多くの信号線15bを配線接続できれば、より基板ケース4の内部に信号線15b等が露出しにくくなり、風路となる回路基板43間の間隙を広くできる。
また、基板ケース4a、4bで仕切られる制御基板43aの切り欠き部48を、例えばシリコンゴムや接着剤などでシールすれば、その隙間を減らし空気の漏れを遮断することが容易にできる。
電源基板43bは、高周波の大電流を加熱コイル20に供給するため、外径1mmから3mm程度の太いケーブル16で両者の配線接続が行われる。
本実施例では、基板ケース4の上方に、例えば金属板で構成された中継コネクタ部46を設け、電源基板43bのコネクタ部45bと中継コネクタ部46の間をケーブル16bで連結接続し、中継コネクタ部46と加熱コイル20の間をケーブル16aで連結接続した構造となっている。
前記中継コネクタ部46は、図4に示すように、基板ケース4で挟んで固定した構成でもよいし、図5に示すように中継コネクタ部46を覆うカバー47で基板ケース4に固定する構成でもよい。47aはカバー47固定用のネジである。
いずれの構成であっても、中継コネクタ部46を挟んで基板ケース4の外側のケーブル16aと内側のケーブル16bは分離された空間に配線接続されるので、基板ケース4の内部の空気が中継コネクタ部46から外に洩れて流れることはない。
また、基板ケース4の壁面に中継コネクタ部46を利用して信号線を配線しても同様な効果があることは言うまでもない。
回路基板43は、電子部品41、42や高発熱する電子部品41に設置されるヒートシンク40の個数や配線数などによって容積が決められるため、電子部品41、42が多いほどロースター8側方の空間に、容積形状に合わせて複数枚の回路基板43が高密度に配置される。
また、本実施例では、基板ケース4を図1に示すようにロースター8側方の空間に設けており、回路基板43などを基板ケース4に組み込んだ後、本体7内部に収納できるので組立作業性が良好になっている。
また、図1では、回路基板43を基板ケース4の高さ方向に三段積層した構成であるが、回路基板43を幅方向に複数並置してもよく、いずれの場合もファン装置5から吹き出る冷却空気の流れ方向と並行に配置される。
また、制御基板43a、電源基板43b、インバータ基板43cの配置順も組立作業性や基板重量などを考慮して決められるものであるが、本発明の構成は回路基板43の配置順などによらず適用できることは言うまでもない。
ファン装置5は図1に示すように、ファン51とファンモータ(図示せず)、ケーシング52から構成されるシロッコファンで、本体7の前面側から見て基板ケース4内の回路基板43の後方に配置される。
ここで、ファン装置5は、シロッコファンを例に示しているが、ターボファンやプロペラ等の軸流ファンであっても差し支えない。
また、ファン装置5と回路基板43の間には、基板ケース4の内部に設けられた仕切板55によって吹出し部5aを除いて両者の空間が分離され、ファン装置5の吹出し部5aから回路基板43側に吹き出た空気86が逆流してファン装置5の吸気部5bに入らないような構成となっている。
つまり、本構成ではファン装置5によって通風口71aから吸い込んだ空気81がファン装置5の吹出し部5aから回路基板43に向かって吹き出されるものである。
ここで、吹出し部5aと仕切板55の接触部は段差や凹凸を設けて隙間を小さくするか、又は耐熱性の弾性部材である、例えばシリコンゴムや樹脂を挟めば空気の漏れが少なくなり、ファン装置5による冷却効果を高めることができる。
又、回路基板43を本体7に直接積層して配置する構成でも、ファン装置5と回路基板43を仕切板55で分離して設けることにより、逆流することがなくファン装置5から空気を吹き出すことができる。
ファン装置5はトップフレーム72上の通風口71aから本体7の背面側の吸気ダクト60を介して外気81が吸い込まれ、ファン51の側面から吸気が行われる。
ファン装置5の吹出し部5aから吹き出た空気86は、回路基板43の発熱の小さい電子部品41を直接冷却するとともに、発熱の大きな電子部品42はこれに接触させて設けた、例えばアルミ製のヒートシンクで間接冷却する。
本実施例では、基板ケース4に配置される回路基板43に基板ケース4の外方から配線される信号線15a、15bが風路となる回路基板43の間隙を通っておらず、また、基板ケース4の内と外での信号のやりとりや給電ケーブルの配線を制御基板43aや中継コネクタ46で行っているため、基板ケース4の壁面に開口などの隙間が存在しない。
このため、冷却空気86は、回路基板43の間隙を通る過程で基板ケース4の外部に空気が洩れることがなく、全ての風量が電子部品の冷却に寄与し、効率よく熱交換することができる。
回路基板43を冷却した空気86は、基板ケース4の上部、つまり加熱コイル20の下側に設けられたダクト3に入り、表示パネル65と左右の加熱コイル20に向かって空気を吹き出す。
加熱コイル20が載置されたコイルベース21は、少なくとも3ヶ所設けられた、例えばバネなどを用いた弾力性のある支持部27で支えられており、該支持部27によりトッププレート70に押しつけられてコイルベース21のセンサ部29に設けられた、例えば接触式温度センサであるサーミスタがトッププレート70と良好に接触するようにしている。
基板ケース4からダクト3の下側開口3bを通してダクト3に入った空気は、左右の加熱コイル20を冷却させるために分流され、一部の空気はダクト3の開口3aから右側のコイルベース21の下面に向かって吹き出され、それ以外の空気はダクト3を通って左側のコイルベース21と表示パネル65に向かってそれぞれ吹き付けられる。
また、左右の加熱コイル20の熱を奪って温度上昇した空気はトッププレート70下方の空間を本体7の左側面方向と背面方向に向かって流れ、トップフレーム72上の通風口71bと左側面の排気孔63から外部に排気される。
ここで、表示パネル65の冷却は回路基板43を通った空気量で不充分であれば表示パネル65の近傍に別の冷却ファンを設けてもよく、さらに冷却性能を高めるために本体7の側面又は前面から吸気した低温の空気を利用して冷却する構成にしてもよい。
また、本実施例ではファン装置5の吸気81をトップフレーム72上に配置された通風口71aを介して行う構成であるが、ファン装置5の吹き出し風量を増加させるために本体7側面に別途吸気口を設けてもよい。
また、排気83、84も、その他の本体7の側面に排気口を設け、本体7の外部に吹き出す空気の通風抵抗を小さくさせた構成でもよい。
以上の構成よりなる誘導加熱調理器の動作について、図1から図3を用いて被調理鍋がトッププレート70上の右側の鍋載置部73aに配置された場合を例に説明する。
例えば、水等の液体の入った被調理鍋の加熱は、被調理鍋をトッププレート70上の鍋載置部73aに載置した後、本体7の前方に備えた操作パネル6aの主電源66を入れ、例えば火力調整用のダイヤル67を回転させることにより、トッププレート70の前方に配置された表示パネル65に表示される火力調整量に応じた加熱制御が行われる。
また、本実施例の誘導加熱調理器では、トップフレーム72上に操作パネル6bが設けられており、操作パネル6aと同様な操作を操作パネル6bで行うことができる。
操作パネル6a、6bによる信号は、操作基板44a、44bから信号線15a、15bを介して基板ケース4の外方に配置された制御基板43a上のコネクタ部45aに入り、基板ケース4を貫通して設けられた制御基板43aで火力制御信号を調整する。
制御基板43aの情報をもとに、電源基板43bから加熱コイル20への高周波電流の供給量が決められる。
電源基板43bと加熱コイル20は、大電流に対応して太いケーブル16で配線接続する必要がある。
本実施例では、基板ケース4の壁面に中継コネクタ部46を設け、電源基板43bのコネクタ部45bと中継コネクタ部46をケーブル16bで接続し、中継コネクタ部46と加熱コイル20をケーブル16aで接続しており、制御基板43aの信号をもとに加熱コイル20に高周波電流が供給される。
したがって、被調理鍋の下方に位置する加熱コイル20には、操作パネル6a又は6bで調整された火力に応じた高周波電流の供給量が制御され、火力調整しながら被調理鍋の誘導加熱を行うことができる。
また、加熱コイル20に電流が流れると同時に、ファン装置5が稼動してトップフレーム72上の通風口71aの下方に位置する吸気ダクト60から冷却空気81を吸い込み、基板ケース4の内部に配置されたファン装置5の吸気部5bからファン51に流入し、仕切板55に設けられたファン装置5の吹出し部5aから回路基板43に向かって冷却空気86を吹き出す。
加熱コイル20で被調理鍋を誘導加熱する場合、加熱効率が被調理鍋の材質によって左右され、熱損失分が加熱コイル20と回路基板43上の電子部品41、42の発熱となってそれぞれの部品温度が上昇することになる。
ここで、高発熱する電子部品41は、例えばアルミ製のヒートシンク40により効率よく冷却される。
また、本実施例では、基板ケース4に回路基板43が高さ方向に3段配置されており、ファン装置5から吹き出す冷却空気86が回路基板43のそれぞれの間隙を本体7の背面側から正面側に向かって流れる。
基板ケース4の内部は図示した信号線15a、15bやケーブル16a、16b以外に多数の信号線やケーブル(図示せず)が配線されているが、少なくとも基板ケース4の内と外で信号のやり取りを行う信号線15a、15bは、直接基板ケース4を貫通しないように制御基板43aの一部を基板ケース4を貫通するように仕切った構成としている。
また、電源基板43bから加熱コイル20に接続されるケーブル16a、16bも基板ケース4の壁面に設けた中継コネクタ部46を介して接続されており、基板ケース4に吹き出された冷却空気86が基板ケース4の内外を結ぶ信号線15a、15bやケーブル16によって基板ケース4から流れ出るのを困難にしている。
このため、基板ケース4に入った空気は、効率よく回路基板43上の電子部品41、42を冷却し、基板ケース4の天井面に設けられたダクト3に流入し、左右の加熱コイル20や表示パネル65を冷却する。
ここで、本実施例では回路基板43を冷却した全ての空気がダクト3を介して左右の加熱コイル20や表示パネル65を冷却する構成であるが、基板ケース4から別途風路を構成しても良いし、小型のファンを配置して冷却させてもよい。
加熱コイル20や表示パネル65を冷却した空気は、コイルベース21の周りを流れ、一部が本体7後方の排気口62からトップフレーム72の通風口71bを介して外部に排気され、その他の空気は本体7の左側面の排気孔63から本体7とキッチン台9間隙を介して外部に排気される。
ここで、ファン装置5は予め操作パネル6による加熱調整量によって段階的に制御してもよいし、無段階で風量制御してもよい。
また、加熱コイル20及び電子部品43の温度を計測してON/OFF制御や間欠運転による風量調整を行う構成にしてもよい。
このように、本発明の回路基板43の構成であれば、冷却が必要な電子部品41、42とそれらの配線部を同一基板上に離して設け、風路の内側の電子部品41、42の冷却と、風路の外側の配線部の配線接続を良好に行うことができる。
また、基板ケース4の内部と外部を連絡する信号線15a、15bやケーブル16を基板ケース4に空気が出入りする隙間を開けずに配線できるので、冷却空気の風路で風量の減少を抑えて効率良く電子部品41、42の冷却ができる。
また、誘導加熱による被調理鍋の火力を調整する回路基板43の配線を簡素化して、基板ケース4内部に広い冷却風路を構成できるとともに、その風路の空気漏れを少なくし冷却効率を容易に高めることができるので、少ない風量でファン騒音の静かな加熱調理器を提供できる。
本発明の一実施例における誘導加熱調理器の側面断面図である。 本発明の一実施例における誘導加熱調理器の斜視分解図である。 本発明の一実施例における信号線のコネクタ部の斜視分解図である。 本発明の一実施例における中継コネクタ部の断面図である。 本発明の第一の実施例における他の中継コネクタ部の断面図である。
符号の説明
3 ダクト
4 基板ケース
5 ファン装置
6 操作パネル
7 本体
8 ロースター
15a 信号線
15b 信号線
20 加熱コイル
43 回路基板
44a 操作基板
44b 操作基板
45a コネクタ部
70 トッププレート


Claims (4)

  1. 被調理鍋を加熱する加熱コイルと、該加熱コイルに高周波電流を供給する回路基板と、被調理鍋の火力を調整する操作基板と、加熱コイルと回路基板を冷却するファン装置を備え、該ファン装置から回路基板を通して加熱コイルに流れる冷却空気の風路に配置された回路基板の一部を風路の外方に延ばし、回路基板と操作基板の配線接続を行うことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 回路基板とファン装置を基板ケースに収納し、回路基板を基板ケースに貫通させ、外方に露出させて設けたことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 回路基板と加熱コイルを基板ケースを貫通させて設けられた中継コネクタ部を介して配線接続したことを特徴とする請求項1ないし2記載の誘導加熱調理器。
  4. 冷却空気の風路に配置された回路基板を基板ケースで仕切り、回路基板の一部を風路の外方に設け、この仕切りの外と内で信号のやり取りを行うことを特徴とする回路基板。

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