JP4448543B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Description
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、誘導加熱出力が増加しても、薄型化が図れ、コンパクトな誘導加熱調理器を得るものである。
図1はこの発明の実施の形態1を示す誘導加熱調理器の斜視図であり、ガラストップを除く全体の主要部品の構成を示す。図2はこの誘導加熱調理器の内部の主な冷却構造を示す分解斜視図である。
誘導加熱コイル4に対向するガラストップ上面に例えば鉄製の調理鍋を配置し、インバータ基板5によりスイッチング素子10をオンオフさせて高周波電流を発生させ、高周波電流を誘導加熱コイル4に通電させて、誘導加熱コイル4からの高周波磁界により調理鍋を誘導加熱させ、調理を行う。
スイッチング素子10には、高熱伝導体7が例えばシリコングリスの熱伝導グリス等を塗布した状態で着脱可能に圧接され、スイッチング素子10から発生した熱が高熱伝導体7へ伝導する。高熱伝導体7の送風機8側には、送風機8からの風の流れと平行になるように放熱面を配置したフィン11が取り付けられた熱交換部9を形成する。
本体筐体2の前側には吸気口(図示せず)が設けられ、送風機8の稼動により、吸気口より空気を取り入れ、その空気を送風機8の風路上に設けられた高熱伝導体7の熱交換部9に吹付ける。これにより、スイッチング素子10からの熱伝導による加熱された熱交換部9が冷却されると共に、送風機8からの空気の一部は誘導加熱コイル4と熱交換部9の間に設けられた間隙を通過することにより、誘導加熱コイル4も冷却する。
また、インバータ基板5において、発熱源であるスイッチング素子10の周囲にはコンデンサや抵抗等の電気回路構成部品も数多く配置してあるため、従来、ヒートシンク等の熱交換部9を直接スイッチング素子10の上側に配設するにはこれらの電気回路構成部品との干渉も考慮する必要があったが、高熱伝導体7を介して熱を移動させることで、熱交換部9の設置場所が制限されなくなるため、発熱量の増加に対する熱交換部9の容積の増大が生じても電気回路構成部品との干渉を考慮する必要がなくなり、熱交換部9を自由に設置することができる。
さらに、熱交換部9をインバータ基板5に対して水平に配置することが可能になったため、本体筐体2の厚みを大きくすることなく、熱交換部9を本体筐体2内部に配置することができる。
図3はこの発明の実施の形態2を示す誘導加熱調理器の側面図であり、図3において、実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を付け、説明を省略する。
上記実施の形態1では誘導加熱コイル4の一部がフィン11の上方に位置したが、この発明の実施の形態2では、誘導加熱コイル4をフィン11の上方に配置せず、フィン11の後方の高熱伝導体7上に配置し、送風機8の水平風路上に熱交換部9および誘導加熱コイル4を配置し、本体筐体2全体の高さを低くし、本体筐体2の薄型化を図ったものである。
調理鍋への誘導加熱については、上記実施の形態1と同様であるため、説明を省略し、スイッチング素子10および誘導加熱コイル4の冷却手段について説明する。
誘導加熱コイル4を送風機8の風路の略延長上に設ける。
本体筐体2の前側には吸気口(図示せず)が設けられ、送風機8の稼動により、吸気口より空気を取り入れ、その空気を送風機8の風路の上流に配置された高熱伝導体7の熱交換部9に吹付ける。これにより、スイッチング素子10からの熱伝導により加熱された熱交換部9が冷却される。さらに、熱交換部9を通過した空気が、風路の下流に配置された誘導加熱コイル4に吹付けられ、誘導加熱コイル4を冷却する。
図4はこの発明の実施の形態3を示す誘導加熱調理器の分解斜視図、図5はこの誘導加熱調理器の側面図、図6はこの発明の実施の形態3を示す別の誘導加熱調理器の分解斜視図であり、図において、実施の形態1、2と同一または相当部分には同一符号を付け、説明を省略する。
調理鍋への誘導加熱については、上記実施の形態1と同様であるため、説明を省略し、スイッチング素子10および誘導加熱コイル4の冷却手段について説明する。
本体筐体2には吸気口(図示せず)が設けられ、送風機8の稼動により送風機8から送風された空気は熱交換部9の複数の風路19を通過し、スイッチング素子10からの熱伝導により加熱された熱交換部9が冷却される。さらに、複数の風路19を通過した空気が誘導加熱コイル4の下側に吹付けられ、誘導加熱コイル4を冷却する。誘導加熱コイル4冷却後の排気は熱交換部9と誘導加熱コイル4の間隙より外側へ排出される。
この構成では、ヒートパイプ14は形状の自由度が高く高熱伝導体7に比べ熱交換器13の配置及び大きさを自由に設定できる上、高熱伝導体7よりも熱輸送量が多く輸送時間も短いため、熱交換器13をインバータ基板5の熱源から遠い場所に設けることが可能となる。
また、ヒートパイプ14の中に封入されている冷媒は例えば水等の液体であるため、高温部(ヒートパイプ内の蒸発部)は低温部に比べ低い位置にあるほうが凝縮された冷媒が高温部に戻って来やすいために熱輸送量が増加することは周知の事実であり、そこで、図6ではヒートパイプ14に傾斜をつけて配置し、熱交換器13を受熱部12よりも高い位置に配置する構成にすることにより、より熱輸送量を多くすることができる。
図7はこの発明の実施の形態4を示す誘導加熱調理器の斜視図であり、図において、実施の形態1、2、3と同一部品には同一番号を付し、説明を省略する。
15はポンプ、17はポンプ15とスイッチング素子10に熱的に接合された受熱部12を連通する受熱部吸引口、18は受熱部12と熱交換器13を連通する受熱部吐出口、16は熱交換器13とポンプ15を連通する水冷管である。水冷管16、受熱部吸引口17、受熱部吐出口18には、冷却液が封入され、ポンプ15により各部を循環させる。
調理鍋への誘導加熱については、上記実施の形態1と同様であるため、説明を省略し、スイッチング素子10および誘導加熱コイル4の冷却手段について説明する。
ポンプ15より吐き出された冷却液は、受熱部吸引口17から受熱部内部に流れ込んだ後、スイッチング素子10からの発熱を吸収し、受熱部吐出口18より吐き出される。受熱部吐出口18より吐き出された冷却液は、熱交換器13内部を通過する。ここで、送風機8の稼動により送風機8から送付された空気は、熱交換器13および誘導加熱コイル4を冷却する。これにより、熱交換器13内の冷却液が冷却され、その後、ポンプ15に送り戻される。
以上の冷却液の循環を繰り返し行うことにより、スイッチング素子10および誘導加熱コイル4を冷却できるとともに、本体筐体2の薄型化も可能となる。
図8はこの発明の実施の形態5を示す誘導加熱調理器の一部を切り欠いた斜視図であり、図において、実施の形態1、2、3、4と同一部品には同一番号を付し、説明を省略する。フィン11と受熱部12をヒートパイプ14を用いて熱的に接合した構成とし、さらに、ヒートパイプ14に傾斜部14aを有し、フィン11におけるヒートパイプ14の位置を受熱部12におけるヒートパイプ14の位置よりも高くなるように構成している。20は下面より空気を吸い込み、側面より吐き出す送風機を示すブロアーファンであり、誘導加熱コイル4の側方向に配置している。21は誘導加熱コイル取付部であり、傾斜部21aを有する。
調理鍋への誘導加熱については、上記実施の形態1と同様であるため、説明を省略し、スイッチング素子10および誘導加熱コイル4の冷却手段について説明する。
スイッチング素子10からの発熱により受熱部12のヒートパイプ14内の例えば水等の冷媒が蒸発し、蒸気となり、傾斜部14aを経由して受熱部12よりも高い位置のフィン11へ至る。本体筐体2には吸気口(図示せず)が設けられ、ブロアーファン20の稼動により、吸気口より空気が吸い込まれ、空気の流れと平行になるように放熱面を配置したフィン11が取り付けられた熱交換部9を通過することにより、フィン11のヒートパイプ14内の蒸気が冷却され、凝縮し、傾斜部14aを経由してフィン11よりも低い位置の受熱部12へ戻る。この蒸発−凝縮の繰り返しにより生じる凝縮潜熱によって、スイッチング素子10が冷却される。
また、吸気口からフィン11を通過した空気は誘導加熱コイル取付部21の下方を通過し、ブロアーファン20の下面より吸い込まれ、側面より誘導加熱コイル取付部21の上方へ吹き出される。吐き出された空気は、傾斜部21aにより、空気風路が誘導加熱コイル4に向けられ、誘導加熱コイル4に当たり、誘導加熱コイル4が冷却される。
Claims (4)
- 誘導加熱コイルに高周波電流を通電するインバータ基板と、このインバータ基板の発熱部と熱的に接合された受熱部と、この受熱部とヒートパイプを介して接続された熱交換器と、この熱交換器および前記誘導加熱コイルへ送風する送風機と、を備え、前記熱交換器の下方に前記送風機を配置し、前記熱交換器の上方に前記誘導加熱コイルを配置し、前記送風機により生じる風の進路を避けて前記インバータ基板を前記送風機の側方に配置し、前記送風機から上方向に送風された風が前記熱交換器に吹き付けられた後、前記誘導加熱コイルに吹き付けられることを特徴とする誘導加熱調理器。
- 前記熱交換器を前記受熱部よりも高い位置に配置したことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
- 誘導加熱コイルに高周波電流を通電するインバータ基板と、このインバータ基板の発熱部と熱的に接合された受熱部と、この受熱部と管を介して接続された熱交換器と、前記管に接続され、冷却液を前記受熱部および前記熱交換器に循環させるポンプと、この熱交換器および前記誘導加熱コイルへ送風する送風機と、を備え、前記熱交換器の下方に前記送風機を配置し、前記熱交換器の上方に前記誘導加熱コイルを配置し、前記送風機により生じる風の進路を避けて前記インバータ基板を前記送風機の側方に配置し、前記送風機から上方向に送風された風が前記熱交換器に吹き付けられた後、前記誘導加熱コイルに吹き付けられることを特徴とする誘導加熱調理器。
- 誘導加熱コイルに高周波電流を通電するインバータ基板と、このインバータ基板の発熱部と熱的に接合された受熱部と、この受熱部とヒートパイプを介して接続された熱交換器と、前記誘導加熱コイルの側方向に配置され、下方向に空気吸込み口を、水平方向に空気吹出し口を有する送風機と、を備え、前記送風機の稼動により、前記送風機の空気吸込み口に向かう風を前記熱交換器に通過させるとともに、前記送風機の空気吹出し口から出た風を前記誘導加熱コイルへ吹き付けることを特徴とする誘導加熱調理器。
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