JPH0650668B2 - 電磁調理器の誘導加熱装置 - Google Patents
電磁調理器の誘導加熱装置Info
- Publication number
- JPH0650668B2 JPH0650668B2 JP63064611A JP6461188A JPH0650668B2 JP H0650668 B2 JPH0650668 B2 JP H0650668B2 JP 63064611 A JP63064611 A JP 63064611A JP 6461188 A JP6461188 A JP 6461188A JP H0650668 B2 JPH0650668 B2 JP H0650668B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- iron core
- induction heating
- heating device
- electromagnetic cooker
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電磁誘導作用で加熱する業務用電磁調理器に
おいて、誘導加熱コイルを均一に効率よく冷却してコイ
ルの寿命を延ばすことができるようにした誘導加熱装置
に関する。
おいて、誘導加熱コイルを均一に効率よく冷却してコイ
ルの寿命を延ばすことができるようにした誘導加熱装置
に関する。
業務用電磁調理器では一般に例えばステーキパン等の被
加熱金属内に交番磁束による電磁誘導作用で渦電流を発
生させ、この渦電流と前記金属の固有抵抗によるジュー
ル熱で金属を加熱するようにしていた。前記交番磁束は
表皮効果により渦電流の電流密度を高めて金属の吸収電
力を増すために高周波が使用される。交番磁束を作る誘
導加熱コイルは大電流が流れて発生熱が大きいので裸線
を使用して放熱効率を増すとともにファンで冷却風を吹
きつけて冷却するようにしていた。
加熱金属内に交番磁束による電磁誘導作用で渦電流を発
生させ、この渦電流と前記金属の固有抵抗によるジュー
ル熱で金属を加熱するようにしていた。前記交番磁束は
表皮効果により渦電流の電流密度を高めて金属の吸収電
力を増すために高周波が使用される。交番磁束を作る誘
導加熱コイルは大電流が流れて発生熱が大きいので裸線
を使用して放熱効率を増すとともにファンで冷却風を吹
きつけて冷却するようにしていた。
前記構造では冷却風をコイルの全体に均一に吹きつける
ことがむつかしいのでコイルが局部的に過熱して寿命を
低下させることがあるという欠点があった。
ことがむつかしいのでコイルが局部的に過熱して寿命を
低下させることがあるという欠点があった。
この発明は前記の欠点を除去するために、誘導加熱コイ
ルを均一に効率よく冷却してコイルの寿命を延ばすこと
ができるようにした電磁調理器の誘導加熱装置を提供す
ることを目的とする。
ルを均一に効率よく冷却してコイルの寿命を延ばすこと
ができるようにした電磁調理器の誘導加熱装置を提供す
ることを目的とする。
この発明は前記の目的を達成するために、渦巻き状に巻
装した誘導加熱コイルを透磁率の大きい鉄心上に絶縁ラ
イナを介して載置した電磁調理器の誘導加熱装置におい
て、前記鉄心に複数の貫通穴を設けるとともに、前記鉄
心を下面に放熱フィンを設けた熱伝達率の大きい素材か
らなる取付け板上に載置し、前記コイル，絶縁ライナ，
鉄心および取付け板を熱伝達率の大きい絶縁性と耐湿性
を有するシリコンゴム樹脂等のポッティング材で一体的
にモールドしたものである。
装した誘導加熱コイルを透磁率の大きい鉄心上に絶縁ラ
イナを介して載置した電磁調理器の誘導加熱装置におい
て、前記鉄心に複数の貫通穴を設けるとともに、前記鉄
心を下面に放熱フィンを設けた熱伝達率の大きい素材か
らなる取付け板上に載置し、前記コイル，絶縁ライナ，
鉄心および取付け板を熱伝達率の大きい絶縁性と耐湿性
を有するシリコンゴム樹脂等のポッティング材で一体的
にモールドしたものである。
前記コイル１の発生熱とコイル１の電磁誘導作用で発生
する鉄心２の発生熱は熱伝達率の大きいポッティング材
６および取付け板５を介してポッティング材６と放熱フ
ィン４の表面から均一に放熱して効率よく冷却されさら
にポッティング材６で耐湿性も増すのでコイル１の寿命
を延ばすことができる。なお前記鉄心２はコイル１のイ
ンピーダンスを適当に調整しかつ漏えい磁束によるノイ
ズの発生を減らすためのものである。
する鉄心２の発生熱は熱伝達率の大きいポッティング材
６および取付け板５を介してポッティング材６と放熱フ
ィン４の表面から均一に放熱して効率よく冷却されさら
にポッティング材６で耐湿性も増すのでコイル１の寿命
を延ばすことができる。なお前記鉄心２はコイル１のイ
ンピーダンスを適当に調整しかつ漏えい磁束によるノイ
ズの発生を減らすためのものである。
第１図ないし第４図はこの発明の実施例を示すもので、
第５図に示すように渦巻き状に巻装した誘導加熱コイル
１が透磁率の大きいフェライトコア等の鉄心２上に電気
絶縁ライナ３を介して載置され、鉄心２は下面に放熱フ
ィン４を多数一体形成した熱伝達率の大きいアルミニウ
ム等からなる取付け板５上に載置されている。前記コイ
ル１は第３図に拡大して示すように隣接する素線間に数
mm程度のすきまをおいて巻装される。前記鉄心２は円板
を多数の扇形体に分割して形成され、分割面には放熱効
果を増すための貫通穴２ａがそれぞれ複数設けられてい
る。この鉄心２は扇形体の個数を変えることによりコイ
ル１のインピーダンスを適当に調整するためのもので、
絶縁ライナ３の厚さを変えることによっても微調整する
ことができる。また鉄心２はコイル１による磁束をほと
んど漏えいさせることなく通すので、漏えい磁束による
高周波ノイズの発生を減らして電源制御回路の誤動作を
防止することができる。電源制御回路は第４図に示すよ
うにコイル１を流れる電流の振動波をＨＦＣＴで検出
し、この振動数と同期して交互にオン，オフ動作するト
ランジスタ素子Ｔr1，Ｔr2で高周波制御するようになっ
ている。すなわち前記電流振動数は共振コンデンサＣと
コイル１のリアクタンスＬで決まり、トランジスタ素子
Ｔr1がオン動作すると電流ｉ1が実線矢印で示すように
流れトランジスタ素子Ｔr2がオン動作すると電流ｉ2が
点線矢印で示すように流れてコイル１の高周波電磁誘導
作用でステーキパン等の金属７を加熱するようになって
いる。前記コイル１と鉄心２と取付け板５は熱伝達率の
大きい絶縁性と耐湿性を有するシリコンゴム樹脂等のポ
ッティング材６で一体的にモールドされる。
第５図に示すように渦巻き状に巻装した誘導加熱コイル
１が透磁率の大きいフェライトコア等の鉄心２上に電気
絶縁ライナ３を介して載置され、鉄心２は下面に放熱フ
ィン４を多数一体形成した熱伝達率の大きいアルミニウ
ム等からなる取付け板５上に載置されている。前記コイ
ル１は第３図に拡大して示すように隣接する素線間に数
mm程度のすきまをおいて巻装される。前記鉄心２は円板
を多数の扇形体に分割して形成され、分割面には放熱効
果を増すための貫通穴２ａがそれぞれ複数設けられてい
る。この鉄心２は扇形体の個数を変えることによりコイ
ル１のインピーダンスを適当に調整するためのもので、
絶縁ライナ３の厚さを変えることによっても微調整する
ことができる。また鉄心２はコイル１による磁束をほと
んど漏えいさせることなく通すので、漏えい磁束による
高周波ノイズの発生を減らして電源制御回路の誤動作を
防止することができる。電源制御回路は第４図に示すよ
うにコイル１を流れる電流の振動波をＨＦＣＴで検出
し、この振動数と同期して交互にオン，オフ動作するト
ランジスタ素子Ｔr1，Ｔr2で高周波制御するようになっ
ている。すなわち前記電流振動数は共振コンデンサＣと
コイル１のリアクタンスＬで決まり、トランジスタ素子
Ｔr1がオン動作すると電流ｉ1が実線矢印で示すように
流れトランジスタ素子Ｔr2がオン動作すると電流ｉ2が
点線矢印で示すように流れてコイル１の高周波電磁誘導
作用でステーキパン等の金属７を加熱するようになって
いる。前記コイル１と鉄心２と取付け板５は熱伝達率の
大きい絶縁性と耐湿性を有するシリコンゴム樹脂等のポ
ッティング材６で一体的にモールドされる。
前記実施例によればコイル１の発生熱とコイル１の電磁
誘導作用で発生する鉄心２の発生熱は熱伝達率の大きい
ポッティング材６および取付け板５を介してポッティン
グ材６と放熱フィン４の表面から均一に放熱して効率よ
く冷却されさらにポッティング材６で耐湿性も増すので
コイル１の寿命を延ばすことができる。前記ポッティン
グ材６によるモールドはコイル１を単体で作る場合にも
有用であり、放熱フィン４は温度的に余裕のある場合に
は省略しても差し支えない。
誘導作用で発生する鉄心２の発生熱は熱伝達率の大きい
ポッティング材６および取付け板５を介してポッティン
グ材６と放熱フィン４の表面から均一に放熱して効率よ
く冷却されさらにポッティング材６で耐湿性も増すので
コイル１の寿命を延ばすことができる。前記ポッティン
グ材６によるモールドはコイル１を単体で作る場合にも
有用であり、放熱フィン４は温度的に余裕のある場合に
は省略しても差し支えない。
この発明によれば渦巻き状に巻装した誘導加熱コイルを
透磁率の大きい鉄心上に絶縁ライナを介して載置した電
磁調理器の誘導加熱装置において、前記鉄心に複数の貫
通穴を設けるとともに、前記鉄心を下面に放熱フィンを
設けた熱伝達率の大きい素材からなる取付け板上に載置
し、前記コイル，絶縁ライナ，鉄心および取付け板を熱
伝達率の大きい絶縁性と耐湿性を有するシリコンゴム樹
脂等のポッティング材で一体的にモールドするようにし
たので、コイルを均一に効率よく冷却してコイルの寿命
を延ばすことができる効果が得られる。また、鉄心に複
数の貫通穴を設けることで、さらに放熱効果を増すこと
ができる。
透磁率の大きい鉄心上に絶縁ライナを介して載置した電
磁調理器の誘導加熱装置において、前記鉄心に複数の貫
通穴を設けるとともに、前記鉄心を下面に放熱フィンを
設けた熱伝達率の大きい素材からなる取付け板上に載置
し、前記コイル，絶縁ライナ，鉄心および取付け板を熱
伝達率の大きい絶縁性と耐湿性を有するシリコンゴム樹
脂等のポッティング材で一体的にモールドするようにし
たので、コイルを均一に効率よく冷却してコイルの寿命
を延ばすことができる効果が得られる。また、鉄心に複
数の貫通穴を設けることで、さらに放熱効果を増すこと
ができる。
第１図はこの発明の実施例の縦断面図、第２図は第１図
のＰ矢から見た底面図、第３図は第１図の要部拡大縦断
面図、第４図は第１図ないし第３図の電源制御回路図、
第５図は第１図、第３図および第４図のコイルの平面図
である。 １……コイル、２……鉄心、３……絶縁ライナ、４……
放熱フィン、５……取付け板、６……ポッティング材。
のＰ矢から見た底面図、第３図は第１図の要部拡大縦断
面図、第４図は第１図ないし第３図の電源制御回路図、
第５図は第１図、第３図および第４図のコイルの平面図
である。 １……コイル、２……鉄心、３……絶縁ライナ、４……
放熱フィン、５……取付け板、６……ポッティング材。
Claims (1)
- 【請求項１】渦巻き状に巻装した誘導加熱コイルを透磁
率の大きい鉄心上に絶縁ライナを介して載置した電磁調
理器の誘導加熱装置において、前記鉄心に複数の貫通穴
を設けるとともに、前記鉄心を下面に放熱フィンを設け
た熱伝達率の大きい素材からなる取付け板上に載置し、
前記コイル，絶縁ライナ，鉄心および取付け板を熱伝達
率の大きい絶縁性と耐湿性を有するシリコンゴム樹脂等
のポッティング材で一体的にモールドしてなることを特
徴とする電磁調理器の誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63064611A JPH0650668B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 電磁調理器の誘導加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63064611A JPH0650668B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 電磁調理器の誘導加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01239790A JPH01239790A (ja) | 1989-09-25 |
| JPH0650668B2 true JPH0650668B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=13263231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63064611A Expired - Lifetime JPH0650668B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 電磁調理器の誘導加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0650668B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0844239A (ja) * | 1994-07-29 | 1996-02-16 | Fujitsu Ltd | シリアル型電子写真装置 |
| JP4945867B2 (ja) * | 2001-08-31 | 2012-06-06 | パナソニック株式会社 | 誘導加熱装置 |
| JP4810779B2 (ja) * | 2001-08-31 | 2011-11-09 | パナソニック株式会社 | 誘導加熱装置 |
| JP2009094088A (ja) * | 2009-02-02 | 2009-04-30 | Hitachi Appliances Inc | 誘導加熱調理器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60131994U (ja) * | 1984-02-14 | 1985-09-03 | 昭和電線電纜株式会社 | 誘導加熱装置 |
| JPS6129494U (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-21 | 株式会社日立ホームテック | 電磁調理器の加熱コイル |
-
1988
- 1988-03-17 JP JP63064611A patent/JPH0650668B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01239790A (ja) | 1989-09-25 |
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Legal Events
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