JP3269027B2 - 電気炊飯器 - Google Patents
電気炊飯器Info
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Description
する放熱板とファンを有した電気炊飯器に関する。
周波電流を流して短時間で炊飯を行うようにしたもので
あるが、前記誘導コイルに流す電流を制御する半導体制
御素子には大電流が流れる。
示されているように半導体制御素子(4)に放熱板
(5)を取り付けて高熱により素子が破壊するのを防止
すると共に炊飯器本体内にファン(8)を設けて吸気孔
(10)より吸い込んだ空気を前記放熱板に当てて冷却
するようにしている。
技術では、ファンにより吸気した空気を放熱板に当てて
該放熱板を冷却することを目的とした構成であるため、
確かに放熱板を冷却することができるものの誘導コイル
を冷却することができない欠点があった。
に主要部品に大電流が流れることから、この要因により
誘導コイルと半導体制御素子は自己発熱して高温とな
り、この半導体制御素子を取り付けた放熱板と誘導コイ
ルを支持する鍋の収納ケースは伝導熱によって高温とな
る。
以上に高温になると、コイルのユニットを形成している
接着剤が溶融し、最悪の場合は隣接するコイル同士が短
絡して非常に危険となる。
成形することができる合成樹脂材が用いられるが、前述
の様にコイルが高温になると変形や溶解する欠点があ
る。
のことコイルも積極的に冷却して、コイルの異常過熱を
未然に防止する。
を設けたフレームと、このフレーム内に設けた収納ケー
スと、この収納ケース内に設けた磁性体よりなる鍋と、
前記鍋を誘導加熱するコイルと、フレームと収納ケース
の側壁間に形成した空間と、この空間内に垂設し電気部
品を装着した基板及び放熱板と、前記吸気孔に近接して
配設したファンとを備え、前記フレームと一体成形され
該フレームの底壁の上部に所定間隔を隔てて並設した風
胴片を設け、前記風胴片の一側の開口側を前記ファンの
近辺まで延設し、他側の開口側を収納ケースの下方に配
設したものである。
配置固定した複数本のフェライトを設け、全ての前記フ
ェライトの一部又は全部を前記風胴片間の領域内に位置
させたものである。
ケースの下部に設けたコイルの領域の殆んどを囲む範囲
に設定したものである。
説明する。図1は本発明の電気炊飯器のフレームを固定
した状態を仮定した裏面図、図2は同じく炊飯器本体の
断面図、図3は同じく炊飯器本体の図2とは異なる方向
から断面した部分断面図である。
と側壁(4)により容器状に一体成形した合成樹脂製の
フレームで、前記底壁(3)の一側には複数個の吸気孔
(5)(5)…を形成すると共に、該吸気孔の位置とは
離れた部分にある底壁(3)の上部に前記フレームと一
体成形され所定間隔(H)を隔てて並設した2枚の風胴
片(6)、(6)を設けている。
所定間隔(H)の詳細については後述する。
した合成樹脂製の支承板(8)と該支承板の上部に連結
した金属製の囲枠(9)よりなる収納ケースで、前記支
承板は収納ケースの底壁となり、前記囲枠は収納ケース
の側壁となる。
(3)と前記支承板(7)の下部との間に形成した底部
空間、(11)は前記フレーム(2)の側壁(3)と前
記囲枠(9)の外側との間に形成した側部空間で、下部
にて前記底部空間(10)と連通状態となっている。
部に固定した平形リング状の内側誘導コイル、(13)
(13)は前記支承板(8)の下部周辺の曲面に沿って
支承板(8)の下部に固定した皿形リング状の外側誘導
コイル、(14)(14)(14)(14)は前記支承
板(8)の下部に放射状に一体成形したリブ、(15)
(15)(15)(15)は前記リブ(14)(14)
(14)(14)に収納固定した複数本のフェライト、
(16)は前記収納ケース(7)内に収納自在に設けた
磁性体よりなる鍋である。
1)内に上下方向に配設固定した基板で、一方の基板
(18)に取り付けた電気部品(20)(20)は前記
支承板(8)側に向けて配置し、他方の基板(19)に
取り付けた電気部品(21)(21)は前記フレーム
(2)の側壁(4)に向けて配置している。(22)は
前記電気部品(20)に取り付けた複数枚のフィン(図
示せず)を有する放熱板、(23)は前記基板(1
8)、(19)間に介装した仕切板、(24)は前記吸
気孔(5)(5)…に近接して水平に設けたファン、
(25)(25)は前記支承板(8)の下部に一体成形
した2枚の風ガイド板で、離間距離は前記ファン(2
4)の幅寸法と略同寸法とし、一側をファン(24)の
上方に位置させ、他側を支承板(8)の底部に位置させ
ている。
ガイド板(25)(25)に螺合固定している。
(2)を組み立てた時に、図1に示す様にその一側の開
口側(26)を前記ファン(24)の近辺まで延設し、
他側の開口側(27)を収納ケース(7)の下方に配設
しており、一側の開口側(26)は前記風ガイド板(2
5)(25)の他側と接近する。また、風胴片(6)
(6)の所定間隔(H)で形成される領域は、前記内側
誘導コイル(12)(12)の領域の殆んどを囲む範囲
に設定され、且つ、所定間隔(H)の領域には、前記フ
ェライト(15)(15)(15)(15)の一部を位
置させている。
閉自在に枢支した蓋体で、外蓋(29)と、この外蓋の
下方に設けた内蓋(30)とから構成している。
没自在に設けた感熱体である。
量の米と水を収容した鍋(16)を収納ケース(7)内
に収納し、蓋体(26)を施蓋し、内蓋(28)により
鍋の上部を覆う。
操作すると、ファン(23)が回転すると共にそれぞれ
のコイル(12)(12)、(13)(13)にインバ
ータ電流が印加されて鍋を介してうづ電流が流れ鍋が発
熱し米と水を加熱する。
部品(20)とコイル(12)(12)、(13)(1
3)のそれぞれに大電流が流れ、電子部品(20)とそ
れぞれのコイル(12)(12)、(13)(13)が
自己発熱すると共に放熱板(22)と支承板(8)とフ
ェライト(15)(15)(15)(15)も高温とな
るが、ファン(24)により吸気孔(5)(5)から吸
気した空気の一部は放熱板(22)に当って該放熱板を
冷却した後、さらに上方に上昇して他の電気部品を冷却
する。吸気した空気の一部は、さらに風ガイド板(2
5)(25)及び風胴片(6)(6)に案内されて内側
誘導コイル(12)(12)及びフェライト(15)
(15)(15)(15)、支承板(8)側にも流れて
それぞれの部材を冷却する。
空気の殆んどは内側誘導コイル(12)(12)の略全
域をとおり、且つ支承板(8)の下面に沿って流れフェ
ライト(15)(15)(15)(15)を冷却する。
内側誘導コイルを囲む範囲としたが、ファンによる吸気
量が多い場合には範囲を広げて空気が側部誘導コイル側
まで廻り込むようにしてもよい。
形され、このフレームの底壁の上部に所定間隔を隔てて
並設した風胴片を設け、この風胴片の一側の開口側をフ
ァンの近辺まで延設し、他側の開口側を収納ケースの下
方に配設したものであるから、ファンによる空気を放熱
板に当てて該放熱板を冷却するのは勿論のこと風胴片に
よって空気を強制的に誘導コイル側に導いて該コイルを
冷却することができる。
たため、他の部品を必要としないのは勿論のこと、最も
冷却を必要とする部材に多くの空気を当てるような形状
や間隔に設定できる。
定した複数本のフェライトの一部又は全部を風胴片間の
領域内に位置させたことにより、風胴片によって案内さ
れた空気がフェライトにも当り、該フェライトを積極的
に冷却し効率のよい誘導加熱を行うことができる。
スの下部に設けたコイルの領域の殆んどを囲む範囲に設
定したため、最も発熱が多い部分にあるコイルの広範囲
を積極的に冷却することができる。
胴片によってガイドされてコイルの下面を撫でるように
して通過し冷却することになり、常に新たな空気を当て
て冷却効率を高めることができる。
を仮定した裏面図である。
面した部分断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 底壁に吸気孔を設けたフレームと、この
フレーム内に設けた収納ケースと、この収納ケース内に
設けた磁性体よりなる鍋と、前記鍋を誘導加熱するコイ
ルと、フレームと収納ケースの側壁間に形成した空間
と、この空間内に垂設し電気部品を装着した基板及び放
熱板と、前記吸気孔に近接して配設したファンとを備
え、前記フレームと一体成形され該フレームの底壁の上
部に所定間隔を隔てて並設した風胴片を設け、前記風胴
片の一側の開口側を前記ファンの近辺まで延設し、他側
の開口側を収納ケースの下方に配設したことを特徴とす
る電気炊飯器。 - 【請求項2】 前記収納ケースの下部には放射状に配置
固定した複数本のフェライトを設け、全ての前記フェラ
イトの一部又は全部を前記風胴片間の領域内に位置させ
たことを特徴とする請求項1に記載の電気炊飯器。 - 【請求項3】 前記風胴片間の領域は、前記収納ケース
の下部に設けたコイルの領域の殆んどを囲む範囲に設定
した請求項1に記載の電気炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14944898A JP3269027B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 電気炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14944898A JP3269027B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 電気炊飯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11332735A JPH11332735A (ja) | 1999-12-07 |
JP3269027B2 true JP3269027B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=15475352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14944898A Expired - Fee Related JP3269027B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 電気炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3269027B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4904935B2 (ja) * | 2006-06-09 | 2012-03-28 | タイガー魔法瓶株式会社 | 電気炊飯器 |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP14944898A patent/JP3269027B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH11332735A (ja) | 1999-12-07 |
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