JPH0665134B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPH0665134B2
JPH0665134B2 JP60160552A JP16055285A JPH0665134B2 JP H0665134 B2 JPH0665134 B2 JP H0665134B2 JP 60160552 A JP60160552 A JP 60160552A JP 16055285 A JP16055285 A JP 16055285A JP H0665134 B2 JPH0665134 B2 JP H0665134B2
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JP
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magnetic shield
shield member
heating coil
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induction heating
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憲二 服部
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は誘導加熱調理器の磁気シールド構造に関する。
従来の技術 一般に誘導加熱調理器は平板状の加熱コイルから高周波
磁束を発生しその磁束によって加熱コイル部の負荷鍋底
に渦電流を誘起し、ジュール熱によって鍋底を発熱させ
る構造のため、加熱コイルから発生する磁束が加熱コイ
ル下方へ広がる。そのため、誘導加熱調理器をステンレ
ス板や、鉄板等でなる台の上に載置したとき、それら台
が加熱コイルから発生する磁束により発熱する虞れがあ
り、それを防止するために加熱コイルの下部(負荷鍋と
反対側)に磁気シールド部材を設けて加熱コイルから発
生する磁束が加熱コイル下方へ広がるのを防ぐ必要があ
った。
従来の誘導加熱調理器は第5図から第7図に示すように
上記の磁気シールド部材を配置していた。
すなわち第5図において天板10と筐体11でなる本体
内に加熱コイル12が加熱コイル支持部材13の上に天
板10に対向して配置され、加熱コイル支持部材13の
下部にフェライトコア等の磁気シールド部材14が接着
されていた。また、第6図に示すように、フェライト等
の磁気シールド材料を混入した加熱コイル支持部材16
の上に加熱コイル12を載置するか、第7図に示すよう
に、磁気シールド部材14を筐体11内面上に配置して
いた。
発明が解決しようとする問題点 しかしこのような従来の構成のもとでは下記のような問
題点があった。すなわち誘導加熱調理器には加熱コイル
12に高周波大電流を供給するための高周波変換装置1
5と、その高周波変換装置15を構成する部品が筐体内
部に配置されているため、それらの部品と磁気シールド
部材14,16との絶縁距離を確保するための空間を設
ける必要があって、誘導加熱調理器の小型化、薄型化を
妨げる要因となっていた。また、磁気シールド部材1
4,16の材質によっては磁気損失を発生するものがあ
り、その熱は調理器内部に発散して、調理器円部の温度
を上げる場合があった。
そこで本発明は、加熱コイルの磁気シールド部材が、誘
導加熱調理器の内部部品の配置に与える制約や性能に及
ぼす影響を減らし、磁気シールド部材の熱を調理器外部
に放散することによって、本体の小型化,薄型化を可能
とするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する本発明の技術的手段は、高透磁率
でかつ低電流損失の磁気シールド部材を筐体底部の外面
に装着するとともに磁気シールド部材の外側に導電金属
板を設けて構成したものである。
作用 この技術的手段による作用は、次のようになる。すなわ
ち、磁気シールド部材が筐体底部の外面に取付けその外
面に導電金属板を設けているので、加熱コイル支持部材
と対向する筐体内面との間の空間にシールド部材との絶
縁距離を考慮することなく自由に使用でき、このため前
記高周波変換回路の構成部品の配置を効率よくすること
が可能となるとともに、磁気シールド部材から発生する
熱をより少なくしてしかも導電金属板によってより効果
的に外部に放散させることができるため内部の温度に与
える影響を少くすることが可能で、誘導加熱調理部の小
型化,薄型化を図ることができる。
実施例 以下本発明の一実施例を第1図,第2図をもとに説明す
る。
図において、本体は天板1と樹脂成型部品である筐体2
で囲われ、絶縁性を有する加熱コイル保持板4上に支持
された加熱コイル3と、その加熱コイル3に電流を供給
する高周波変換装置5がその内部に配置されている。さ
らに棒状のフェライト等からなる高透磁率で低電流損失
の磁気シールド部材6が筐体2の底部の外面に、放射成
形した凹部2aにはめこまれて接着されている。
次に本実施例の作用について説明する。磁気シールド部
材6が絶縁性を有する筐体2をはさみ外部に位置してい
るため、第1図における加熱コイル保持板4と高周波変
換装置5との距離(hで示す)を極めて小さくできる。
したがって、高電圧を発生する電気部品や電子部品の配
置が容易となるとともに、機器全体の高さも低くするこ
とが可能となるため、機器の薄型化がより容易になる。
また底面から外部に漏洩する磁束に対する磁気シールド
効果も、この方法であれば、内部の電気部品の構成にほ
とんど影響を与えることなく、加熱コイルの形状、出力
に応じて、自由に、シールド部材の大きさ、厚み、形状
を変えることが可能となり、最も効率的な磁気シールド
部材の形状を選択できる。
次に本発明の他の実施例を第3図,第4図にもとづいて
述べる。第3図および第4図において天板1と樹脂製造
筐体2からなる本体には加熱コイル3、加熱コイル保持
板4、高周波変換装置5が内蔵されている。前述と同材
質の磁気シールド部材7は磁気シールド効果を高めるた
めに円板状をしており、筐体2の底面外部に設けられた
円形の凹部2aにはめ込まれ、アルミ板等の導電部材8
を前記磁気シールド部材7の下部から筐体2にビス9で
固定することにより磁気シールド部材7を保持してい
る。このような構成にすることにより、導電部材8を介
して磁気シールド部材7に発生する熱を筐体2の外部に
放熱するため(すなわち導電部材8が放熱フィーンの役
割を果す)、従来の誘導加熱調理器の如く磁気シールド
部材7の発生する熱が内部に放散することによって調理
器内部の雰囲気温度を上昇させる虞れが一層少なくな
り、内部の冷却システム設計が容易となる。しかもこの
導電部材8は磁気シールド部材7だけでは不十分な磁気
シールド効果をほぼ完全なものとすることができ、誘導
加熱調理器の加熱コイル3から発生する磁界の影響をな
くすことが可能となる。
発明の効果 本発明は、高透磁率でかつ低電流損失の磁気シールド部
材を非金属性の筐体底部の外面に装着しその外側に導電
金属板を設ける構成であるため、誘導加熱調理器内部の
電気,電子部品と、磁気シールド部材との絶縁距離を配
慮する必要がなく、筐体内部空間に高密度に部品を配置
することができ、しかも磁気シールド部材の発生熱を少
なくするとともに発生した熱は外部に放散し易くなるた
め、内部電子部品の冷却システム設計が容易となり、た
とえば冷却ファンを小さなものとすることができる等の
効果があり、誘導加熱調理器の小型化,薄型化が可能と
なる等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の断面
図、第2図はその同裏面から見た分解斜視図、第3図は
本発明の他の実施例を示す誘導加熱調理器の断面図、第
4図は同裏面から見た分解斜視図、第5図,第6図およ
び第7図は従来の誘導加熱調理器の断面図である。 2……筐体、3……加熱コイル、5……高周波変換装
置、6,7……磁気シールド部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱コイルと、この加熱コイルに高周波電
    流を供給する高周波変換装置と、これらを収容する非金
    属性の筐体と、高透磁率でかつ低電流損失の磁気シール
    ド部材とを備え、前記磁気シールド部材は前記筐体底部
    の外面に装着するとともに前記磁気シールド部材の外側
    に導電金属板を設けた誘導加熱調理器。
JP60160552A 1985-07-19 1985-07-19 誘導加熱調理器 Expired - Fee Related JPH0665134B2 (ja)

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JP4815723B2 (ja) * 2001-09-06 2011-11-16 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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