JPH0844239A - シリアル型電子写真装置 - Google Patents

シリアル型電子写真装置

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JPH0844239A
JPH0844239A JP6179304A JP17930494A JPH0844239A JP H0844239 A JPH0844239 A JP H0844239A JP 6179304 A JP6179304 A JP 6179304A JP 17930494 A JP17930494 A JP 17930494A JP H0844239 A JPH0844239 A JP H0844239A
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JP
Japan
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fixing
heating member
temperature
recording paper
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JP6179304A
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Shuzo Masuda
修三 増田
Ryoichi Iwama
良一 岩間
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2064Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
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    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/32Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the charge pattern is formed dotwise, e.g. by a thermal head
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 記録ドラムによりトナー像を潜像させて記録
紙に印字を行うシリアル型電子写真装置に関し、温度上
昇を抑制すると共に、異常昇温時の安全対策を図る。 【構成】 キャリッジ32を記録紙39の搬送方向と垂
直な方向に移動させてプロセス部34及び定着器35で
印字、定着させるにあたり、定着ローラ60を誘導コイ
ル42により誘導加熱法により加熱する。そして、誘導
コイル42の温度上昇が所定以上のときに温度フューズ
43により供給電流を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ドラムによりトナ
ー像を潜像させて記録紙に印字を行うシリアル型電子写
真装置に関する。
【0002】近年、電子写真式記録装置の安価、小型化
の要求により、印字を行うキャリッジに電子写真プロセ
スを搭載したシリアル型の電子写真プリンタが開発され
てきている。このような電子写真プリンタは搬送された
記録紙に転写器上でキャリッジを搬送方向と垂直方向に
移動させて転写を行い、搬送方向に配置されるローラ状
の定着器で定着させるのが知られている。このようなプ
リンタにおいて熱に対する安全対策を講じる必要があ
る。
【0003】
【従来の技術】図10に、従来のシリアル型電子写真プ
リンタの構成図を示す。図10(A)は一部平面図、図
10(B)はキャリッジの構成断面図である。
【0004】図10(A),(B)において、シリアル
型電子写真プリンタ11は、特開昭61−152463
号公報に記載されているもので記録紙12を搬送する搬
送ローラ13a,13bと同軸方向にシャフト14が配
設され、シャフト14にガイドされて駆動モータ(図示
せず)によりキャリッジ15が記録紙搬送方向と垂直方
向に移動自在に設けられる。また、記録紙搬送方向前方
には記録紙12の幅の長さ以上の定着器16が固定配置
される。定着器16は、熱源としてハロゲンランプを備
えることが考えられる。更に、記録紙12の下方であっ
て、キャリッジ15の移動方向に転写器17が配置され
る。
【0005】キャリッジ15は、像担持体21が搭載さ
れ、キャリッジ15の移動に同調する周速にて回転す
る。像担持体21の表面は、帯電器(帯電ローラ)22
にて均一に帯電されて露光器23にて静電潜像が形成さ
れる。静電潜像は、現像器24のトナー25で現像ロー
ラ26にてトナー像として可視像化される。像担持体2
1上に形成されたトナー像は、記録紙12を挟んで像担
持体21と対峙する転写器17により記録紙12上に転
写され、転写部分が定着器16の位置まで搬送されて定
着されるものである。
【0006】この場合、定着器16の過分の温度上昇に
対しては、熱源の近傍に温度フューズなどを配置して、
異常温度時に電力供給を停止させることが一般的であ
る。
【0007】また、シリアル型電子写真プリンタにおい
て、定着器をキャリッジ内に搭載して記録ドラムと共に
定着ローラを回転移動させて定着を行うものとし、定着
ローラを加熱する手段として外部に設けた誘導加熱コイ
ルにより非接触で加熱させることが本発明者らにおいて
提案されている(特願平5−217609号)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の誘導
加熱は、誘導コイルより発生する磁束を定着ローラに印
加することにより、該定着ローラの部材内に生じるうず
電流と部材内の抵抗とで熱が発生して加熱する方法であ
るが、コイル自体が導体であるためにうず電流がコイル
自身に発生し、本来流されている高周波電流とそのうず
電流により発生するジュール熱により誘導コイル自体も
加熱されてしまう。
【0009】特に供給される高周波電流は大電流であ
り、かつ、誘導コイルが狭い空間内に配設されると磁束
密度が高く、コイルに発生するうず電流も大きいため
(コイル中心部側がもっとも大きくなり熱が発生しやす
い)、誘導コイル自体に発生する熱も大きくなり、誘導
コイル自体及びその周辺が温度上昇することから、安全
面より対策を講じなければならない。
【0010】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、温度上昇を抑制すると共に、異常昇温時の安全
対策を図るシリアル型電子写真装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1では、記録紙を搬送する搬送手段と、回転
される像担持体に露光、帯電により潜像を形成させ、現
像により現像像を形成させるプロセス手段を少なくとも
備えるキャリッジと、前記記録紙を介在させて前記キャ
リッジの移動方向上で前記現像像を前記記録紙に転写さ
せる転写手段と、前記キャリッジを、前記転写手段上で
前記記録紙の送り方向と略垂直な方向に移動させる移動
手段と、前記記録紙に転写させた像を、加熱された定着
部材により定着させる定着手段と、前記定着部材を加熱
させる加熱部材と、前記加熱部材の温度を検出して温度
上昇を規制する温度制御手段と、を有する構成とする。
【0012】請求項2では、請求項1において、前記定
着手段が前記キャリッジに搭載され、前記加熱部材が前
記キャリッジの初期位置のときの前記定着部材の近傍に
配置される。
【0013】請求項3では、請求項1又は2において、
前記加熱部材は、前記定着部材を非接触で誘導加熱す
る。
【0014】請求項4では、請求項1〜3において、前
記温度制御手段は、前記加熱部材の端子又は近傍に配置
され、所定温度を超えたときに前記加熱部材への電流供
給を遮断する。
【0015】請求項5では、請求項1〜3において、前
記温度制御手段は、前記加熱部材の温度検出に応じて前
記加熱部材への電流供給を制御する。
【0016】請求項6では、請求項1〜3において、前
記加熱部材が線状部材を巻回して形成され、巻回内側位
置に放熱手段が設けられる。
【0017】請求項7では、請求項6において、前記放
熱手段は、放熱板又は前記加熱部材の端子に電流供給の
ために接続される放熱表面積の非磁性導電部材である。
【0018】請求項8では、請求項6又は7において、
前記放熱手段の近傍に前記温度制御手段が設けられる。
【0019】請求項9では、記録紙を搬送する搬送手段
と、前記記録紙の送り方向と垂直な方向に回転される像
担持体に露光、帯電により潜像を形成させ、現像により
現像像を形成させるプロセス手段を少なくとも備えるキ
ャリッジと、前記記録紙を介在させて前記キャリッジの
移動方向上で前記現像像を前記記録紙に転写させる転写
手段と、前記キャリッジを、前記転写手段上で前記記録
紙の送り方向と垂直な方向に移動させる移動手段と、前
記記録紙に転写させた像を、加熱された定着部材により
定着させる定着手段と、前記定着部材を非接触で誘導加
熱法により加熱させるものであって、線材を平面的に巻
回した巻回層が所定段積層された加熱部材と、を有する
構成とする。
【0020】請求項10では、請求項9において、前記
定着手段が前記キャリッジに搭載され、前記加熱部材が
前記キャリッジの初期位置のときの前記定着部材の近傍
に配置される。
【0021】請求項11では、請求項9又は10におい
て、前記加熱部材の所定段の前記巻回層の両端部のう
ち、少なくとも一方の端部が前記巻回層の内周より取り
出される構造とする。
【0022】
【作用】上述のように、請求項1〜5の発明では、キャ
リッジを記録紙の搬送方向と垂直な方向に移動させて印
字を行うにあたり、定着部材が加熱部材により誘導加熱
法で加熱され、該加熱部材を温度制御手段が温度検出し
て温度上昇を、供給電流の制御又は遮断で規制する。こ
れにより、加熱部材の温度が抑制され、異常昇温時の安
全対策を図ることが可能となる。
【0023】請求項6及び7の発明では、加熱部材に所
定の放熱手段が設けられて加熱部材自体の放熱が行われ
る。これにより、温度上昇の抑制を図ることが可能とな
る。
【0024】請求項8の発明では、放熱手段の近傍に前
記温度制御手段が設けられる。これにより、加熱部材の
異常昇温時の安全対策を図ることが可能となる。
【0025】請求項9及び10の発明では、定着部材を
誘導加熱法で加熱する加熱部材を、線材を平面的に巻回
した巻回層を所定段積層して構成する。これにより、放
熱性が向上されて温度上昇を抑制することが可能とな
る。
【0026】請求項11の発明では、巻回層の少なくと
も一方端が内周より取り出される構造とする。これによ
り、巻回層の内側の熱を効率よく放熱することが可能と
なる。
【0027】
【実施例】図1に、本発明の第1実施例の構成図を示
す。図1(A)は平面図、図1(B)は図1(A)のA
−A断面図である。また、図2に、図1のキャリッジ及
び放熱部の説明図を示す。
【0028】図1(A),(B)は、シリアル型電子写
真装置としてのシリアル型電子写真プリンタ31を示し
たもので、キャリッジ32がスライド部33にプロセス
手段であるプロセス部34及び定着手段である定着部3
5を搭載して構成される。
【0029】スライド部33はガイドシャフト36a,
36bでガイドされて移動手段であるキャリアモータ3
7によりベルト38を介して記録紙39の搬送方向と垂
直方向に移動される。記録紙39は搬送手段である回転
シャフト40a,40b(駆動モータは省略する)によ
り矢印方向に搬送される。
【0030】キャリッジ32の下方には転写手段である
転写器(転写プラテン)41がキャリッジ32の移動方
向に配置される。この転写器41は、例えばアルミニウ
ム等で形成される基板上に、キャリッジ側に耐熱導電部
材(例えば導電材が混入されたシリコンゴム)が形成さ
れたものである。この転写器41とキャリッジ32との
間で記録紙39が搬送される。
【0031】一方、図2(A)に示すように、キャリッ
ジ32におけるプロセス部34は記録紙39の送り方向
と平行な回転軸51aを有する像担持体である記録ドラ
ム51が設けられ、キャリッジ32の移動に同調する周
速により転写器41上の記録紙39上で回転する。
【0032】この記録ドラム51の表面には、帯電器5
2にて均一に帯電され上方に配置された露光器(LE
D)53により静電潜像が形成される。静電潜像は、現
像手段である現像器54内に充填されたトナー55を現
像ローラ56によりトナー像として可視像化される。記
録ドラム51上に形成されたトナー像は、記録紙36を
挟んで記録ドラム51と対峙する転写器37との間に所
定の電圧を印加することにより記録紙36上に転写され
る。なお、現像ローラ56は記録ドラム51の回転に同
調して回転される。
【0033】現像器54は、現像ローラ56と当接する
トナー供給のための供給ローラ56a及び攪拌を伴うパ
ドル56bを備える。
【0034】なお、57は記録ドラム51に付着した不
要のトナーを除去するクリーナである。
【0035】また、キャリッジ32にプロセス部32と
共に搭載される定着部35は、定着ローラ60を備え
る。定着ローラ60は、鉄等の磁性部材で形成されて、
その表面にトナー55が付着されないようなテフロン等
の離型部材がコーティングされたものであり、図示しな
い温度検出器であるサーミスタが定着ローラ60に設け
られる。
【0036】そして、キャリッジ32が印字を開始する
ための初期位置(ホームポジション)に位置されたとき
に、定着部35の定着ローラ56の近傍に位置するよう
に、加熱部材である誘導コイル42が保持部44内で定
着ローラ60に沿って弧状に曲げられて設けられ、誘導
コイル42の近傍に温度制御手段である温度フューズ4
3が設けられる。
【0037】図2(B)に示すように、誘導コイル42
はコイルが巻回されたもので(図3で説明する)、電流
が流れることで発生する磁束を定着ローラ56に印加し
て誘導加熱するものである。また、温度フューズ43は
誘導コイル42の温度上昇を検知して所定温度以上のと
きに溶断して該誘導コイル42への電流供給を遮断する
ものである。
【0038】そこで、図3に、図2の誘導コイルの構造
説明図を示す。図3(A)は分解図であり、図3(B)
は平面−側面図である。図3(A)に示すように、誘導
コイル42は、まず例えばφ0.8 〜1.0 mmの線材である
コイル42aを内周より平面的に巻回して第1の巻回層
421 を形成し、第1の巻回層421 の外周からのコイ
ル42aを外周より内周に向って平面的に巻回して第2
の巻回層422 を形成する。
【0039】また、第2の巻回層422 の内周からのコ
イル42aを内周より外周に向って平面的に巻回して第
3の巻回層423 を形成し、第3の巻回層423 の外周
からのコイル42aを内周に向って平面的に巻回して第
4の巻回層424 を形成する。ここでは第4の巻回層4
4 までとする。
【0040】そして、図3(B)に示すように、第1〜
第4の巻回層421 〜424 を重ねて積層する。この場
合、コイル42aは第1の巻回層421 及び第4の巻回
層424 の内周よりそれぞれ延出される。この誘導コイ
ル42は、図2(A),(B)に示すように、保持体4
4内に曲げられて設けられる。
【0041】ところで、一般にコイルを巻回するにあた
り、内側のコイルは外側(外周付近)のコイルと一本の
コイルでしか接続されていないため、内側のコイルにお
いて発生した熱は、そのまま一本のコイル内を伝わって
外周部へと伝導される。外周部は熱の拡散が内周部に比
べて大きいため、冷却されやすいが、その外周部と内周
部の熱伝導が効率良く行われないために内周部のコイル
は冷却されず温度上昇が著しくなる。
【0042】従って、図3に示すように、積層した第1
〜第4の巻回層421 〜424 のコイル42aの端部を
内周側より取り出すことにより、コイル42aに発生し
た熱が内周より外周へと拡散されて温度上昇を抑制する
ことができるものである。
【0043】続いて、図4に、誘導コイルの駆動の回路
図を示す。また、図5に、図4の主要部分の波形図を示
す。
【0044】図4において、AC電源61より全波整流
回路62,平滑コイルL,平滑コンデンサCoを介し
て、誘導コイル42及びコンデンサC1 の並列回路及び
パワーMOS FET(電界効果トランジスタ、以下F
ETとする)で閉回路が構成される。
【0045】一方、電源VC よりNPN型のトランジス
タTr1 及び抵抗R1 を介して接地され、トランジスタ
Tr1 のベースには2つのシュミットトリガインバータ
63,64の出力がスイッチSWを介してバイアスす
る。インバータ63の入力端にはGND間にコンデンサ
2 が接続されると共に、該インバータ63の入出力端
に可変抵抗R2 が接続される。すなわち、インバータ6
3,可変抵抗R2 ,及びコンデンサC2 により発振回路
65が形成されて、インバータ64及びスイッチSWを
介して発振信号(駆動パルス)がトランジスタTr1
ベースに入力される。なお、発振回路65及びインバー
タ64,スイッチSWは外部接続となる。なお、スイッ
チSWは誘導コイル42の電流供給用のものである。
【0046】また、トランジスタTr1 のエミッタより
抵抗R3 を介してNPN型のトランジスタTr2 のベー
スに接続されてエミッタフォロアを構成する。トランジ
スタTrのコレクタは抵抗R4 を介して電源VC に接続
されると共に、NPN型のトランジスタTr3 及びNP
N型のトランジスタTr4 で構成されるインバータ66
の各ベースに接続される。なお、このインバータ66の
出力は温度フェーズ43を介してFETのゲートGに接
続される。なおFETのゲートGは抵抗R5 を介してG
NDに接地される。
【0047】そこで、FETのドレインDの電位を
DS,FETを流れる電流をIS ,及びFETのゲート
Gの電位をVZ とした場合の波形が図5に示される。
【0048】このような駆動回路は、スイッチSWを介
して送られる駆動パルスでインバータ66を介してFE
Tがオン、オフし、これにより誘導コイル42の誘導性
分とコンデンサC1 の容量成分で共振(定着ローラ60
が鉄材のときには20kHz〜40kHz)が生じ、誘
導コイル42に流れる電流変化(IS )が、定着ローラ
60に磁束変化として印加される。これにより、定着ロ
ーラ56にうず電流が流れてその抵抗成分で熱が発生す
るものである。
【0049】また、誘導コイル42が異常に昇温した場
合には、温度フューズ43が溶断することでFETの駆
動が停止されて誘導コイル42への供給電流が遮断され
る。
【0050】なお、定着ローラ60の温度は図示しない
サーミスタ等によって検知され、設定された所定温度に
制御される。
【0051】また、図6に、誘導コイルの温度検出にサ
ーミスタを用いた場合の回路図を示す。図6は誘導コイ
ル42の温度制御手段としてサーミスタを用いた場合の
もので、上述の温度フューズ43と同様に、誘導コイル
42の近傍に設けられる。
【0052】図6において、電源VD とGND間で抵抗
6 ,R7 ,可変抵抗R8 ,及びサーミスタ67でブリ
ッジ回路が形成され、抵抗R6 とサーミスタ67の接続
点より抵抗R9 を介して差動増幅器68の+入力端子に
接続されると共に、可変抵抗R8 の可変端子より抵抗R
10を介して差動増幅器68の−入力端子に接続される。
【0053】そして、サーミスタ67の温度検出の変化
が抵抗値の変化となり、温度の変化分として差動増幅器
68より出力され、これに基づいて誘導コイル42に供
給する電流が制御されるものである。
【0054】次に、図7に、定着ローラ加熱の説明図を
示す。図7(A)において、キャリッジ32がホームポ
ジションのときには、誘導コイル42の近傍に定着ロー
ラ60が位置される。このときに、誘導コイル42に電
流が供給されて、誘導加熱により定着ローラ60が加熱
される。
【0055】定着ローラ60が所定温度に達した後、キ
ャリッジ32が記録紙39上を移動して印字、定着を行
い、図7(B)に示すように印字終了端より印字開始位
置まで復帰し、記録紙39が所定量搬送されて次のライ
ンの印字、定着を行って所定往復繰り返される。
【0056】そして、所定回数の往復、又は定着ローラ
60が定着不良となる温度まで低下したときに、ホーム
ポジションにキャリッジ32を復帰させ、誘導コイル4
2により定着ローラ60を冷却分だけ加熱するものであ
る。
【0057】このとき、誘導コイル42が何かしらの理
由で異常温度に上昇すると、温度フューズ43(又はサ
ーミスタ67)により誘導コイル42に供給される電流
が遮断されるものである。なお、誘導コイル42は、そ
の巻回構造により温度上昇は抑制されている。
【0058】すなわち、誘導コイル42の巻回構造や温
度フューズ43(又はサーミスタ)により、当該誘導コ
イル42の温度上昇が抑制されると共に、異常昇温時の
安全対策を図ることができるものである。
【0059】次に、図8に、本発明の第2実施例の構成
図を示す。図8に示すシリアル型電子写真プリンタ31
は、誘導コイル42における内周より延出される一方の
コイル42aに温度フューズ43を介して非磁性導電線
材である例えば銅板71aを放熱手段として接続し、他
方のコイル42aに同じく銅板71bを接続する。
【0060】そして、各銅板71a,71bの他方端に
はコンデンサC1 (図4)及び抵抗R11(温度ヒューズ
切断時の放電用として)の並列回路を接続したもので、
他の構成は図2と同様である。この場合にも誘導コイル
42は図3に示す巻回構造である。
【0061】これによれば、銅板71a,71bが誘導
コイル42の特に温度上昇の著しい内周より延出される
コイル42aに接続されることから、放熱効果が高く、
当該誘導コイル42の温度上昇を抑制することができる
ものである。
【0062】なお、非磁性銅電線材として銅板71a,
71bを示したが、太い銅線等のコイル42aより表面
積の大なものであれば、何れのものであってもよい。
【0063】続いて、図9に、本発明の第3実施例の構
成図を示す。図9(A)はキャリッジ及び加熱部材(誘
導コイル)の断面図、図9(B)は加熱部材の平面図で
ある。図9(A),(B)に示すように、図3と同様の
巻回構造の誘導コイル42は内周側に、例えばアルミニ
ウム(共振周波数が20kHz〜40kHzの場合には
加熱されない)形成された放熱板72a,72bが配置
され、放熱板72a,72b間に接触状態で温度フュー
ズ43(又はサーミスタ)が設けられる。
【0064】そして、誘導コイル42の延出する2つの
コイル42aにはリード線73a,73bが接続され、
その他方端にコンデンサC1 が接続される。なお、他の
構成は図1と同様である。
【0065】これによれば、誘導コイル42の通常の温
度上昇が放熱板72a,72bによって放熱されて温度
上昇が抑制され、異常に昇温したときには温度フューズ
43により電流供給が遮断されて安全性を確保すること
ができるものである。
【0066】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜5の発明によ
れば、キャリッジを記録紙の搬送方向と垂直な方向に移
動させて印字を行うにあたり、定着部材が加熱部材によ
り誘導加熱法で加熱され、該加熱部材を温度制御手段が
温度検出して温度上昇を、供給電流の制御又は遮断で規
制することにより、加熱部材の温度が抑制され、異常昇
温時の安全対策を図ることができる。
【0067】請求項6及び7の発明によれば、加熱部材
に所定の放熱手段が設けられて加熱部材自体の放熱が行
われることにより、温度上昇の抑制を図ることができ
る。
【0068】請求項8の発明によれば、放熱手段の近傍
に前記温度制御手段が設けられることにより、加熱部材
の異常昇温時の安全対策を図ることができる。
【0069】請求項9及び10の発明によれば、定着部
材を誘導加熱法で加熱する加熱部材を、線材を平面的に
巻回した巻回層を所定段積層して構成することにより、
放熱性が向上されて温度上昇を抑制することができる。
【0070】請求項11の発明によれば、巻回層の少な
くとも一方端が内周より取り出される構造とすることに
より、巻回層の内側の熱を効率よく放熱することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図である。
【図2】図1のキャリッジ及び加熱部材の説明図であ
る。
【図3】図2の誘導コイルの構造説明図である。
【図4】誘導コイルの駆動の回路図である。
【図5】図4の主要部分の波形図である。
【図6】誘導コイルの温度検出にサーミスタを用いた場
合の回路図である。
【図7】定着ローラ加熱の説明図である。
【図8】本発明の第2実施例の構成図である。
【図9】本発明の第3実施例の構成図である。
【図10】従来のシリアル型電子写真プリンタの構成図
である。
【符号の説明】
31 シリアル型電子写真プリンタ 32 キャリッジ 34 プロセス部 35 定着部 37 キャリアモータ 39 記録紙 41 転写器 42 誘導コイル 43 温度フューズ 51 記録ドラム 52 帯電器 53 露光器 54 現像器 55 トナー 56 現像ローラ 60 定着ローラ 71a,71b 銅板 72a,72b 放熱板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙を搬送する搬送手段と、 回転される像担持体に露光、帯電により潜像を形成さ
    せ、現像により現像像を形成させるプロセス手段を少な
    くとも備えるキャリッジと、 前記記録紙を介在させて前記キャリッジの移動方向上で
    前記現像像を前記記録紙に転写させる転写手段と、 前記キャリッジを、前記転写手段上で前記記録紙の送り
    方向と略垂直な方向に移動させる移動手段と、 前記記録紙に転写させた像を、加熱された定着部材によ
    り定着させる定着手段と、 前記定着部材を加熱させる加熱部材と、 前記加熱部材の温度を検出して温度上昇を規制する温度
    制御手段と、 を有することを特徴とするシリアル型電子写真装置。
  2. 【請求項2】 前記定着手段が前記キャリッジに搭載さ
    れ、前記加熱部材が前記キャリッジの初期位置のときの
    前記定着部材の近傍に配置されることを特徴とする請求
    項1記載のシリアル型電子写真装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱部材は、前記定着部材を非接触
    で誘導加熱することを特徴とする請求項1又は2記載の
    シリアル型電子写真装置。
  4. 【請求項4】 前記温度制御手段は、前記加熱部材の端
    子又は近傍に配置され、所定温度を超えたときに前記加
    熱部材への電流供給を遮断することを特徴とする請求項
    1〜3の何れか一項に記載のシリアル型電子写真装置。
  5. 【請求項5】 前記温度制御手段は、前記加熱部材の温
    度検出に応じて前記加熱部材への電流供給を制御するこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のシリ
    アル型電子写真装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱部材が線状部材を巻回して形成
    され、巻回内側位置に放熱手段が設けられることを特徴
    とする請求項1〜3の何れか一項に記載のシリアル型電
    子写真装置。
  7. 【請求項7】 前記放熱手段は、放熱板又は前記加熱部
    材の端子に電流供給のために接続される放熱表面積の非
    磁性導電部材であることを特徴とする請求項6記載のシ
    リアル型電子写真装置。
  8. 【請求項8】 前記放熱手段の近傍に前記温度制御手段
    が設けられることを特徴とする請求項6又は7記載のシ
    リアル型電子写真装置。
  9. 【請求項9】 記録紙を搬送する搬送手段と、 前記記録紙の送り方向と垂直な方向に回転される像担持
    体に露光、帯電により潜像を形成させ、現像により現像
    像を形成させるプロセス手段を少なくとも備えるキャリ
    ッジと、 前記記録紙を介在させて前記キャリッジの移動方向上で
    前記現像像を前記記録紙に転写させる転写手段と、 前記キャリッジを、前記転写手段上で前記記録紙の送り
    方向と垂直な方向に移動させる移動手段と、 前記記録紙に転写させた像を、加熱された定着部材によ
    り定着させる定着手段と、 前記定着部材を非接触で誘導加熱法により加熱させるも
    のであって、線材を平面的に巻回した巻回層が所定段積
    層された加熱部材と、 を有することを特徴とするシリアル型電子写真装置。
  10. 【請求項10】 前記定着手段が前記キャリッジに搭載
    され、前記加熱部材が前記キャリッジの初期位置のとき
    の前記定着部材の近傍に配置されることを特徴とする請
    求項9記載のシリアル型電子写真装置。
  11. 【請求項11】 前記加熱部材が所定段の巻回層を有
    し、前記巻回層の両端部のうち、少なくとも一方の端部
    が前記巻回層の内周より取り出される構造とすることを
    特徴とする請求項9又は10記載のシリアル型電子写真
    装置。
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