JPH10312880A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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Publication number
JPH10312880A
JPH10312880A JP12433997A JP12433997A JPH10312880A JP H10312880 A JPH10312880 A JP H10312880A JP 12433997 A JP12433997 A JP 12433997A JP 12433997 A JP12433997 A JP 12433997A JP H10312880 A JPH10312880 A JP H10312880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating coil
cooling air
coil
cooling
top plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP12433997A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Murakami
浩二 村上
Toshio Kakizawa
俊夫 柿沢
Teruya Tanaka
照也 田中
Shojiro Sato
正二郎 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP12433997A priority Critical patent/JPH10312880A/ja
Publication of JPH10312880A publication Critical patent/JPH10312880A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱コイルを含む発熱部材を効率よく冷却す
る。 【解決手段】 加熱コイル1の最内周側に、冷却路13
と、コイルベース5に前記冷却路13と連通し合う通風
口15を、トッププレート9と加熱コイル1との間に前
記冷却路13、通風口15と連通する冷却風誘導路19
を設け、冷却風が通風口15、冷却路13、冷却風誘導
路19を通過する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高周波磁界によ
る渦電流損にて加熱を行なう誘導加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導加熱調理器は、加熱コイルに高周波
電流を流して高周波磁界を発生し、渦電流損にて加熱を
行なうものであるが、この時、加熱コイルを含む各部材
は発熱する所から、冷却風によって冷却する手段がとら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】加熱コイルを含む各部
材の冷却手段として、例えば、特開平4−118885
号公報や実開昭61−167395号公報等が知られて
いる。
【0004】しかしながら、近年は、鉄鍋だけでなく、
アルミ鍋や銅鍋も加熱できる高出力の誘導加熱調理器が
提案されており、従来公知の冷却手段では十分な冷却が
できない問題があった。
【0005】そこで、この発明は、高出力の誘導加熱調
理器にあっても効率よく冷却することができる誘導加熱
調理器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、導線を渦巻き状に巻いた加熱コイル
と、加熱コイルを支持するコイルベースと、加熱コイル
の上方に配置されたトッププレートと、加熱コイルを含
む発熱部材に冷却風を流すファンとを備えた誘導加熱調
理器において、前記加熱コイルの最内周内側に冷却風が
流れる冷却路を設ける一方、コイルベースに、前記冷却
路と連通し、冷却路へ前記ファンからの冷却風を送り込
む通風口を設ける。
【0007】そして好ましい実施形態として、トッププ
レートと加熱コイルとの間に、加熱コイルの最内周内側
に設けられた冷却路と、コイルベースに設けられた通風
口とそれぞれ連通し合う冷却風誘導路を設ける。
【0008】あるいは、コイルベースの通風口に、冷却
路へ冷却風を誘導する冷却風誘導リブを設ける。
【0009】あるいは、コイルベースに、トッププレー
トの裏面と当接し、トッププレートと加熱コイルとの間
に冷却風誘導路を形成する突起部と、突起部をトッププ
レートの裏面側へ常時押圧する押圧機構とを設け、突起
部によって設定した冷却風誘導路を確保する。
【0010】あるいは、加熱コイルと、加熱コイルを支
持するコイルベースの外周を取囲むと共に、ファンの回
転により冷却風が通風口、冷却路、冷却風誘導路を流れ
るガイド部材を設け、ガイド部材とコイルベースとの間
に形成される通路を、冷却風誘導路より小さい寸法に設
定し、冷却風が、冷却路、冷却風誘導路へ向けて多く流
れるようにする。
【0011】あるいは、ガイド部材とトッププレートと
の間をシール部材でシールする。
【0012】あるいは、加熱コイルの最外周面に、熱伝
導率の高い非金属製の放熱フィンを設ける。
【0013】かかる誘導加熱調理器によれば、ファンの
回転によって、冷却風は、加熱コイルの最内周内側を通
り、さらに加熱コイルとトッププレートとの間を通るよ
うになる。この結果、熱がこもり易い加熱コイルの内
側、外側及び上面側と、トッププレートの裏面側を効率
よく冷却することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図8の図面を参照
しながらこの発明の実施の形態を具体的に説明する。
【0015】図1は第1の実施形態となる誘導加熱調理
器の概要を示したもので、1は導線を渦巻き状に巻いた
加熱コイルを示している。
【0016】加熱コイル1は、図外の制御部によって高
周波電流が流れると共に、図2に示す如く放射状に所定
の間隔で配置されたフェライト3を介してコイルベース
5の支持部材7に支持されている。加熱コイル1の上方
には鍋等を載せるトッププレート9が配置される一方、
コイルベース5の下方には、冷却用のファン11が配置
されている。
【0017】加熱コイル1の最内周内側は、冷却風が流
れる冷却路13となっており、冷却路13は、コイルベ
ース5の中央部位に設けられた通風口15と連通してい
る。
【0018】ファン11は、駆動モータ17によって回
転可能となっており、ファン11の回転により矢印の如
く加熱コイル1側へ向かって冷却風が流れるようになっ
ている。
【0019】このように構成された誘導加熱調理器によ
れば、加熱コイル1に高周波電流が流れることで、高周
波磁界による渦電流損によってトッププレート9に載せ
た鍋を加熱するようになる。
【0020】同時に、ファン11の回転によって、冷却
風は、矢印の如く通風口15、冷却路13を流れる一
方、加熱コイル1の底部側も冷却風が流れるようにな
る。
【0021】これにより、加熱コイル1の内側中央部、
底面部側と、トッププレート9の裏面側中央部が効率よ
く冷却されるようになる。
【0022】図3は、第2の実施形態を示したもので、
図1と同一部材には同一符号を付して説明する。
【0023】1は導線を渦巻き状に巻いた加熱コイルを
示している。
【0024】加熱コイル1は、図外の制御部によって高
周波電流が流れると共に、図2に示す如く放射状に所定
の間隔で配置されたフェライト3を介してコイルベース
5の支持部材7に支持されている。加熱コイル1の上方
には鍋等を載せるトッププレート9が配置されている一
方、コイルベース5の下方には、冷却用のファン11が
配置されている。
【0025】加熱コイル1の最内周内側は、冷却風が流
れる冷却路13となっており、冷却路13は、コイルベ
ース5の中央部位に設けられた通風口15と連通してい
る。
【0026】トッププレート9と加熱コイル1との間
は、冷却風誘導路19となっていて、冷却路13及び通
風口15にそれぞれ連通している。
【0027】この場合、図4に示す如く、コイルベース
5に、トッププレート9の裏面と当接し、トッププレー
ト9と加熱コイル1との間に、前記冷却風誘導路19を
形成する突起部21を設ける一方、コイルベース5の下
面側に、前記突起部21をトッププレート9の裏面側へ
向けて常時押圧するコイルバネ等からな成る押圧機構2
3を設ける構成としてもよい。
【0028】これにより、押圧機構23によって突起部
21は、トッププレート9の裏面側と当接し、設計条件
通りの断面風路を有する冷却風誘導路19が確実に得ら
れるようになる。
【0029】一方、ファン11は、駆動モータ17によ
って回転可能となっており、ファン11の回転により矢
印の如く加熱コイル1側へ向かって冷却風が流れるよう
になっている。
【0030】このように構成された誘導加熱調理器によ
れば、加熱コイル1の高周波電流が流れることで、高周
波磁界による渦電流損によってトッププレート9に載せ
た鍋を加熱するようになる。
【0031】同時にファン11の回転によって、冷却風
は、矢印の如く通風口15、冷却路13を通り、冷却風
誘導路19を流れる一方、加熱コイル1の底部側も冷却
風が流れるようになる。
【0032】これにより、加熱コイル1の内側中央部、
上面部、底面部側と、トッププレート9の裏面側が効率
よく冷却されるようになる。
【0033】なお、この実施形態において、図5に示す
如く加熱コイル1の最外周面に、熱伝導率の高い非金属
製の放熱フィン25を設けるようにすれば、加熱コイル
1の最外周面の領域にあっても効率のよい冷却が期待で
きる。
【0034】また、この実施形態にあっては、図6に示
す如く、コイルベース5の通風口15に、円筒状の冷却
風誘導リブ27を設けるようにすることが望ましい。
【0035】これにより、冷却風は、冷却路13から冷
却風誘導路19へ向かう効率のよい流れが確保できる。
【0036】図7と図8は、第3の実施形態となる誘導
加熱調理器の概要を示したものである。
【0037】即ち、加熱コイル1と加熱コイル1を支持
するコイルベース5の外周を、上下に開放されたガイド
部材29で取囲むと共に、支持部によりコイルベース5
を支持している。ガイド部材29はケーシング31によ
って支持され、ケーシング31には、冷却用のファン3
3が配置されたファン室35が設けられている。ケーシ
ング31には、前記加熱コイル1を支持するコイルベー
ス5と対応する位置に、冷却風取入口37が設けられて
いる。
【0038】ファン室35は、トッププレート9と加熱
コイル1との間に形成された冷却風誘導路19と連通
し、周壁には冷却風取出口39が設けられている。
【0039】一方、コイルベース5とガイド部材29と
の間に形成される通路41の径路は、前記冷却風誘導路
19の径路寸法より小さく設定され、冷却風取入口37
からの冷却風が前記通路41へ多く流れるのを制限する
ようになっている。
【0040】また、ガイド部材29とトッププレート9
との間は、シール部材43によってシールされている。
【0041】なお、他の構成要素は図2,図3と同一の
ため同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0042】したがって、この実施形態によれば、ファ
ン33の回転により、冷却風取入口37から取入れられ
た冷却風は、通風口15、冷却路13、冷却風誘導路1
9を通り、冷却風取出口39から外へ抜けるようにな
る。
【0043】この結果、熱がこもり易い加熱コイル1の
内側中央部、上面部、底面部と、トッププレート9の裏
面側が効率よく冷却されるようになる。
【0044】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の誘導
加熱調理器によれば、熱がこもり易い加熱コイルの内
側、外側及び上面、底面と、トッププレートの裏面側を
効率よく冷却することが可能となり、高出力の誘導加熱
調理器にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる誘導加熱調理器の概要説明
図。
【図2】図1をコイルベース側から見た概要説明図。
【図3】トッププレートと加熱コイルとの間に冷却風誘
導路を設けた図1と同様の概要説明図。
【図4】突起部と押圧機構とによりトッププレートと加
熱コイルとの間に設定された冷却風誘導路を設ける概要
説明図。
【図5】加熱コイルの外周に冷却フィンを設けた図3と
同様の概要説明図。
【図6】コイルベースの通風口に、冷却風誘導リブを設
けた図3と同様の概要説明図。
【図7】誘導加熱調理器の別の実施形態を示した概要説
明図。
【図8】図7のA−A線断面図。
【符号の説明】
1 加熱コイル 5 コイルベース 9 トッププレート 13 冷却路 15 通風口 19 冷却風誘導路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 照也 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 佐藤 正二郎 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導線を渦巻き状に巻いた加熱コイルと、
    加熱コイルを支持するコイルベースと、加熱コイルの上
    方に配置されたトッププレートと、加熱コイルを含む発
    熱部材に冷却風を流すファンとを備えた誘導加熱調理器
    において、前記加熱コイルの最内周内側に冷却風が流れ
    る冷却路を設ける一方、コイルベースに、前記冷却路と
    連通し、冷却路へ前記ファンからの冷却風を送り込む通
    風口を設けたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 トッププレートと加熱コイルとの間に、
    加熱コイルの最内周内側に設けられた冷却路と、コイル
    ベースに設けられた通風口とそれぞれ連通し合う冷却風
    誘導路を設けたことを特徴とする請求項1記載の誘導加
    熱調理器。
  3. 【請求項3】 コイルベースの通風口に、冷却路へ冷却
    風を誘導する冷却風誘導リブを設けたことを特徴とする
    請求項2記載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 コイルベースに、トッププレートの裏面
    と当接し、トッププレートと加熱コイルとの間に冷却風
    誘導路を形成する突起部と、突起部をトッププレートの
    裏面側へ常時押圧する押圧機構とを設けたことを特徴と
    する請求項2記載の誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 加熱コイルと、加熱コイルを支持するコ
    イルベースの外周を取囲むと共に、ファンの回転により
    冷却風が通風口、冷却路、冷却風誘導路を流れるガイド
    部材を設け、ガイド部材とコイルベースとの間に形成さ
    れる通路を、冷却風誘導路より小さい寸法に設定したこ
    とを特徴とする請求項2記載の誘導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 ガイド部材とトッププレートとの間をシ
    ール部材でシールしたことを特徴とする請求項5記載の
    誘導加熱調理器。
  7. 【請求項7】 加熱コイルの最外周面に、熱伝導率の高
    い非金属製の放熱フィンを設けたことを特徴とする請求
    項2記載の誘導加熱調理器。
JP12433997A 1997-05-14 1997-05-14 誘導加熱調理器 Pending JPH10312880A (ja)

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JP12433997A JPH10312880A (ja) 1997-05-14 1997-05-14 誘導加熱調理器

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JPH10312880A true JPH10312880A (ja) 1998-11-24

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JP (1) JPH10312880A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002043045A (ja) * 2000-07-21 2002-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2003068439A (ja) * 2001-08-30 2003-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2012033513A (ja) * 2011-11-17 2012-02-16 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱コイルおよび誘導加熱調理器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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