JPS6033084Y2 - 鉄道車両の軸箱支持装置 - Google Patents
鉄道車両の軸箱支持装置Info
- Publication number
- JPS6033084Y2 JPS6033084Y2 JP1979176107U JP17610779U JPS6033084Y2 JP S6033084 Y2 JPS6033084 Y2 JP S6033084Y2 JP 1979176107 U JP1979176107 U JP 1979176107U JP 17610779 U JP17610779 U JP 17610779U JP S6033084 Y2 JPS6033084 Y2 JP S6033084Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axle box
- elastic rubber
- box support
- support device
- metal fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は鉄道車両の輪軸を台車枠に弾性ゴムで支持する
ようにした軸箱支持装置に関するものである。
ようにした軸箱支持装置に関するものである。
′ □〔従来の技術〕
鉄道車両の軸箱支持装置としては、軸箱守を使る方式９
円筒で摺動案内する方止式リンク機構で結ぶ方式、板バ
ネでつなぐ方式等種々のものが知られている。
円筒で摺動案内する方止式リンク機構で結ぶ方式、板バ
ネでつなぐ方式等種々のものが知られている。
また弾性ゴムのみで軸箱を台車枠に支持するものとして
、台車枠を軸箱を跨ぐように白状にして山形断面のゴム
と鋼板を重ねて接着したサンドインチ状のもので軸箱を
支持するようにしたシェブロン（ｃｈｅｖｒｏｎ）式の
ものが知られている。
、台車枠を軸箱を跨ぐように白状にして山形断面のゴム
と鋼板を重ねて接着したサンドインチ状のもので軸箱を
支持するようにしたシェブロン（ｃｈｅｖｒｏｎ）式の
ものが知られている。
近年の鉄道車両は保守の容易化と省エネルギーを図るた
め及び乗心地を向上させるため、軽量化が要求されてい
る。
め及び乗心地を向上させるため、軽量化が要求されてい
る。
この点から弾性ゴムのみで支持するシェブロン式は摩耗
部分がなく部品点数も少ないという長所を有している。
部分がなく部品点数も少ないという長所を有している。
しカルながら、この方式はシェブロンゴムを軸箱中心に
対して傾斜させて取付けねばならず、取付部の構造が複
雑で加工部が多いばかりでなく高さ調整も難しい等の欠
点がある。
対して傾斜させて取付けねばならず、取付部の構造が複
雑で加工部が多いばかりでなく高さ調整も難しい等の欠
点がある。
そこで本考案の目的は保守が容易でしかも軽量化した簡
素な弾性ゴムのみで軸箱を支持する軸箱支持装置を提供
せんとするものである。
素な弾性ゴムのみで軸箱を支持する軸箱支持装置を提供
せんとするものである。
上記問題点を解決するための手段として本考案は、円錐
状の下金具と円錐状で筒状の上金具の間に外形円錐型で
筒状の弾性ゴムを固着した軸箱支持部材を上部は台車枠
にまた下部は軸箱の進行方向前後に水平に張り出して設
けた支持部にそれぞれ固設し、車両の進行方向に対し左
右の剛性を小さくするため該弾性ゴムの車両の進行方向
に対し直角方向対称位置に空所を設けたことを特徴とす
るものである。
状の下金具と円錐状で筒状の上金具の間に外形円錐型で
筒状の弾性ゴムを固着した軸箱支持部材を上部は台車枠
にまた下部は軸箱の進行方向前後に水平に張り出して設
けた支持部にそれぞれ固設し、車両の進行方向に対し左
右の剛性を小さくするため該弾性ゴムの車両の進行方向
に対し直角方向対称位置に空所を設けたことを特徴とす
るものである。
以下本考案の実施例を第１図乃至第５図に基づいて説明
する。
する。
第１図は本考案実施例の全体を示す一部断面正面図で、
第２−乃至第５図は第１図Ａ−Ａ断面を示す図で弾性ゴ
ムの空所形状の種々の例を示すものである。
第２−乃至第５図は第１図Ａ−Ａ断面を示す図で弾性ゴ
ムの空所形状の種々の例を示すものである。
輪軸を支持する軸箱１には車両の進行方向Ｂ前後に水平
に張り出した支持部３，４が設けられており、台車枠２
とは軸箱支持部材５を介して結合されている。
に張り出した支持部３，４が設けられており、台車枠２
とは軸箱支持部材５を介して結合されている。
軸箱支持部材５は支持部３，４にボルト６で螺着される
外形円錐状の下金具７と、外形円錐型で筒状の形状であ
って台車枠２に固設される主金具８と、主金具８と下金
具７に挟まれて固着された外形円錐状で筒状の弾性ゴム
９とから構成されている。
外形円錐状の下金具７と、外形円錐型で筒状の形状であ
って台車枠２に固設される主金具８と、主金具８と下金
具７に挟まれて固着された外形円錐状で筒状の弾性ゴム
９とから構成されている。
そして、弾性ゴム９は第２図乃至第５図にその断面を示
すように車両め進行方向Ｂに対して直角方向位置に空所
１０ａ〜１０ｈが設けられている。
すように車両め進行方向Ｂに対して直角方向位置に空所
１０ａ〜１０ｈが設けられている。
この空所の形状や大きさは車両の進行方向と左右方向の
支持剛性に従い適宜決定するものである。
支持剛性に従い適宜決定するものである。
このようにすることによって前後方向の荷重に対しては
弾性ゴム９の主として圧縮変形により、また左右方向の
荷重に対しては主として剪断変形により対応するので、
バネ定数は前者が高く後者は低くなっている。
弾性ゴム９の主として圧縮変形により、また左右方向の
荷重に対しては主として剪断変形により対応するので、
バネ定数は前者が高く後者は低くなっている。
これによって弾性ゴムの弾性特性並びに前記の方向別に
よる特性の調整加減を広範囲に行なうことができる。
よる特性の調整加減を広範囲に行なうことができる。
以下その実施例を説明すると、第２図の例は軸箱支持部
材５の弾性ゴム９゛に、車両の進行方向Ｂに対し直角方
向位置に主金具８と下金具７の全幅に亘って空所１０ａ
、１０ｂを設けたもので、これは前後、左右の剛性の差
を大きくとりたい場合に適している。
材５の弾性ゴム９゛に、車両の進行方向Ｂに対し直角方
向位置に主金具８と下金具７の全幅に亘って空所１０ａ
、１０ｂを設けたもので、これは前後、左右の剛性の差
を大きくとりたい場合に適している。
第３図に示す例は剛性の差が小さくてよい場合に適する
もので、弾性ゴム９の同位置に複数の孔からなる空所１
０ｃ、１０ｄを設けたものである。
もので、弾性ゴム９の同位置に複数の孔からなる空所１
０ｃ、１０ｄを設けたものである。
空所１０ｃ、１０ｄの数や大きさは所望の特性に応じて
適宜設定することができる。
適宜設定することができる。
第４図に示す例は弾性ゴム９の同位置に長円形の空所１
ｅｅ、１０ｆを設けたものであり、また第５図は弾性ゴ
ム９内に中間筒１１を設け、主金具８と中間筒１１の間
に長円形の空所１０ｇ、１０ｈを設けたものである。
ｅｅ、１０ｆを設けたものであり、また第５図は弾性ゴ
ム９内に中間筒１１を設け、主金具８と中間筒１１の間
に長円形の空所１０ｇ、１０ｈを設けたものである。
両実施例は前後、左右の剛性の差を最適な所望値とする
ことができる。
ことができる。
なお、鉄道車両の軸箱支持にあっては、一般に左右方向
の支持剛性を前後方向の支持剛性より小さくするのが乗
心地上極めて好ましい。
の支持剛性を前後方向の支持剛性より小さくするのが乗
心地上極めて好ましい。
また、上下方向の支持剛性は弾性ゴムの円錐角度を適宜
に選定することによって所望の特性を得７ることができ
る。
に選定することによって所望の特性を得７ることができ
る。
本考案の軸箱支持装置は上記説明したように、外形円錐
型で筒状の弾性ゴムを介装した軸箱支持部材を上部は台
車枠にまた下部は軸箱の進行方向前後に水平に張り出し
て設けた支持部に固設した構成としたので、従来の弾性
ゴムのみで軸箱を支持したシェブロン式のものに比べ、
構造が簡単で軽量であるばかり□でなく、、□高さ方向
の調整も簡便にでき保守も容易である。
型で筒状の弾性ゴムを介装した軸箱支持部材を上部は台
車枠にまた下部は軸箱の進行方向前後に水平に張り出し
て設けた支持部に固設した構成としたので、従来の弾性
ゴムのみで軸箱を支持したシェブロン式のものに比べ、
構造が簡単で軽量であるばかり□でなく、、□高さ方向
の調整も簡便にでき保守も容易である。
゛： また車両の前後方向に対し、左右方向の剛性を
小さくするのに軸箱支持部材の弾性ゴムに空所を設ける
ことによっているので、簡便に所望の特性を得ることが
できるばかりでなく、放熱機能が向上するので弾性ゴム
温度および弾性率の変化が小さくなり、安定した性能が
得られる等、実用上多大の効果がある。
小さくするのに軸箱支持部材の弾性ゴムに空所を設ける
ことによっているので、簡便に所望の特性を得ることが
できるばかりでなく、放熱機能が向上するので弾性ゴム
温度および弾性率の変化が小さくなり、安定した性能が
得られる等、実用上多大の効果がある。
第１図は本考案の実施例を示す一部断面正面図、第２図
乃至第５図は第１図のＡ−Ａ断面を示す種々の例である
。 ゛１・・・・・・軸箱、２パ・・・・・・台車枠、３，
４・・・・・・支持部、５・・・・・・軸箱支持部材、
６・・・・・・ボルト、７・・・・・・下金具、訃・・
・・・主金具、９・・・・・・弾性ゴム、１０ａ〜１０
ｈ・・・・・・空所、１１・・・・・・中間筒。
乃至第５図は第１図のＡ−Ａ断面を示す種々の例である
。 ゛１・・・・・・軸箱、２パ・・・・・・台車枠、３，
４・・・・・・支持部、５・・・・・・軸箱支持部材、
６・・・・・・ボルト、７・・・・・・下金具、訃・・
・・・主金具、９・・・・・・弾性ゴム、１０ａ〜１０
ｈ・・・・・・空所、１１・・・・・・中間筒。
Claims (1)
- 鉄道車両の輪軸を支持する軸箱を弾性ゴムのみによって
台車枠に弾性支持するようにした軸箱支持装置において
、円錐状の下金具と円錐状で筒状の上金具の間に外形円
錐形で筒状の弾性ゴムを固着、し・た軸箱支持部材を上
部は台車枠に下部は軸箱の進行方向前後に水平に張り出
して設けた支持部にそれぞれ固設し、車両の進行方向に
対し左右の剛性を小さくするため該弾性ゴムの車両の進
行方向に対し直角方向対称位置に空所を設けたことを特
徴とする鉄道車両の軸箱支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979176107U JPS6033084Y2 (ja) | 1979-12-18 | 1979-12-18 | 鉄道車両の軸箱支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979176107U JPS6033084Y2 (ja) | 1979-12-18 | 1979-12-18 | 鉄道車両の軸箱支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5693366U JPS5693366U (ja) | 1981-07-24 |
| JPS6033084Y2 true JPS6033084Y2 (ja) | 1985-10-02 |
Family
ID=29686755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979176107U Expired JPS6033084Y2 (ja) | 1979-12-18 | 1979-12-18 | 鉄道車両の軸箱支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6033084Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5863567A (ja) * | 1981-10-12 | 1983-04-15 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両の軸箱支持装置 |
| JP3770170B2 (ja) * | 2001-12-10 | 2006-04-26 | 東海ゴム工業株式会社 | 防振ブッシュ |
| JP5097439B2 (ja) * | 2006-05-18 | 2012-12-12 | 日本車輌製造株式会社 | 鉄道車両用軸箱支持装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB830416A (en) * | 1956-03-05 | 1960-03-16 | Andre Rubber Co | Improvements in or relating to railway and like vehicles |
| GB1457292A (en) * | 1973-02-20 | 1976-12-01 | Dunlop Ltd | Railway vehicle suspension |
| US4046080A (en) * | 1973-06-08 | 1977-09-06 | Wegmann & Co. | Motorized swiveling streetcar trucks |
| JPS5313848A (en) * | 1976-07-23 | 1978-02-07 | Nec Corp | Electric charge couple type memory and its driving method |
-
1979
- 1979-12-18 JP JP1979176107U patent/JPS6033084Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB830416A (en) * | 1956-03-05 | 1960-03-16 | Andre Rubber Co | Improvements in or relating to railway and like vehicles |
| GB1457292A (en) * | 1973-02-20 | 1976-12-01 | Dunlop Ltd | Railway vehicle suspension |
| US4046080A (en) * | 1973-06-08 | 1977-09-06 | Wegmann & Co. | Motorized swiveling streetcar trucks |
| JPS5313848A (en) * | 1976-07-23 | 1978-02-07 | Nec Corp | Electric charge couple type memory and its driving method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5693366U (ja) | 1981-07-24 |
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