JPS6032478Y2 - カバ−装置 - Google Patents

カバ−装置

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JPS6032478Y2
JPS6032478Y2 JP7220874U JP7220874U JPS6032478Y2 JP S6032478 Y2 JPS6032478 Y2 JP S6032478Y2 JP 7220874 U JP7220874 U JP 7220874U JP 7220874 U JP7220874 U JP 7220874U JP S6032478 Y2 JPS6032478 Y2 JP S6032478Y2
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JP
Japan
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cover
rubber material
bolt
inclined surface
cushioning rubber
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JP7220874U
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JPS511630U (ja
Inventor
悠 若栗
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカバー装置に関し、更に詳しくは、防振及び密
封性に優れたカバー装置に関する。
シリンダーへラドカバー等のカバー装置は、その内外を
密封的に遮断するという本来的機能を要求されると共に
、近年、騒音公害が問題として取り上げられるに従い、
振動発生源から該装置のカバ一部分に伝達された振動に
より、該カバ一部分に生起される音のために、騒音発生
源の一つとして取り上げられて来つつあるので、本考案
は、カバ一本来の機能を維持すると共に、該カバ一部分
に他からの振動が伝わるのを効果的に抑止して、カバ一
部分における騒音の発生を無くすことを目的とするもの
である。
従来のカバー装置の一例として、シリンダーヘッドを被
保護物とするシリンダーへラドカバー装置を、第1図及
び第2図について説明すると、先ず箱形状のカバー1は
、その長方形状の上面9の横方向中間部に位置し、長手
方向に配列されて下方に折り曲げられた円筒形状の4個
の折曲部8がボルト穴10を形成する様に、設けられて
おり、カバー1は、このボルト穴10を通り、シリンダ
ーヘッド12の上面13に設けられためねじ11に螺合
するボルト2になり、シリンダーヘッド12の圧接保持
されており、一方、このボルト2の頭部14と折曲部8
との間には、ボルト穴10に挿入された円筒状部分15
とこの円筒状部分15の上端からカバー1の上面9に沿
って外方向に伸びる第1のフランジ部16とより威る第
1の緩衝ゴム3が配置されており、更に、シリンダーヘ
ッド12の上面13近傍に位置するカバー1の側面19
.19及び28、後面(図示せず)の端部17は、ボル
ト2の締付は方向Xに対し略直角方向外側(シリンダー
ヘッドの上面と平行)に伸び、次いで外方端部よりシリ
ンダーヘッド12側へ折り曲げられている第2のフラン
ジ部18を形成しており、更に又、側面19の内側には
、このカバー1の側面19,19及び前面28、後面(
図示せず)と平行にシリンダーヘッド12に向って伸び
る保持部片20が固着され、この保持部片20と第2の
フランジ部18とによりシリンダーヘッド12の上面1
3に向って開口した環状の溝21を形成し、この溝21
内には、四角形の断面形状を呈し、一部が溝21より上
面13側に突出している長四角形の第2の緩衝ゴム7が
装着されている。
上述した構成を有する従来のシリンダーへラドカバー装
置は、騒音発生防止について以下の様な欠点を有してい
た。
即ち、第1図及び第2図から明らかなように、第2の緩
衝ゴム材7が、十分な密封機能を示し得る程度の面圧を
受ける圧縮状態を保つには、第2の緩衝ゴム材7が、こ
の弾性により、カバー1を押し上げようとする反発力よ
り大なる押圧力を、ボルト2に締付により付加されなけ
ればならず、一方、このボルト2の締付により第2の緩
衝ゴム材7に付加される押圧力と同等の押圧力が、ボル
ト2の頭部14により第1の緩衝ゴム材3に付加される
が、第1の緩衝ゴム材3の個数は、ボルト2と同数の数
個(図示の例にあっては4個)に止まって、ボルト2の
締付による圧力を分散させる受圧面積が、長い周辺長を
備える長四辺形に形成された第2の緩衝ゴム材7の受圧
面積に比し極めて狭く形成されているので、ボルト2に
よる締付が、第2の緩衝ゴム材7に対し十分な密封機能
を生起させる程度に強化された場合には、第1の緩衝ゴ
ム材3に付加される圧力が、第1の緩衝ゴム材3が、自
らの弾性により、シリンダーヘッド12からボルト2を
介してカバー1側へ伝播されようとする振動を吸収し得
る程度を超えて圧せられるようになり、その結果、カバ
ー1が音を発することが判明した。
本考案は、上述の従来技術によるカバー装置に対する分
析解明により得られた結果に基づいて、カバーの騒音発
生要因を効果的に解消したカバー装置を提供するもので
ある。
即ち、第2の緩衝ゴム部材を介挿されるカバー及び被保
護物の対向面を傾斜面となすことにより、カバーと被保
護物とを結合するボルトの締付力を、ボルト頭部とカバ
ーとの間な介挿される第1の緩衝ゴム材に対する圧力が
、該第1の緩衝部材が被保護物からボルトを介してカバ
ーに伝播される振動を吸収して絶縁し得る程度に低い値
に抑制された場合においても、第2の緩衝ゴム材に付加
される圧力が、該第2の緩衝ゴム材による十分な密封機
能をもたらす程度以上に強化されるように構成するもの
である。
以下、第3図乃至第5図に基いて、本考案の実施例を詳
述する。
本実施例は、従来例と同様、被保護物としてシリンダー
ヘッド12′を用いたもので、先ず箱形状のカバー1′
は、その長方形状の上面9′の横方向中間部に位置して
長手方向に配列され、シリンダーヘッド12′(第3図
下方)に向って収斂する略偏平な円錐形状面22と、こ
の円錐形状面22の頂部付近に設けたボルト穴10′と
を有する複数個の折曲部8′を設けられており、このボ
ルト穴10′を通りシリンダーヘッド12′の上面13
′に設けられためねじ11′に螺合するボルト2′によ
りシリンダーヘッド12′に圧接保持されている。
一方、このボルト2′の頭部14′と折曲部8′との間
には、Oリング形状の第1の緩衝ゴム材3′が配置され
ている。
一方、カバー1′のシリンダーヘッド12′に向って伸
びている両側面19’、19’及び前面後面(図示せず
)の端部17′はボルト2′の締付は方向に対し外側方
に傾斜突出する様に折り曲げられ、第1の傾斜面5を形
成しており、又側面19′の内部側で端部17′の折り
曲げ部分近傍に断面略り字形状のストッパー23が固定
されている。
一方、シリンダーヘッド12′の角部24は第1の傾斜
面5と略平行になる様に面取りされて第2の傾斜面6を
形成している。
この第2の傾斜面6と第1の傾斜面5との間には、略円
形の断面形状を呈する第2の緩衝ゴム材7′が挿入され
て、ボルト2′の締付に伴ない、第4図上において反時
計廻り方向に転動する動きを示し、両傾斜面のそれぞれ
との接触部において、後述するように、適当なシール圧
を保って挾持される。
次いで、第5図に示す実施例について説明すると、第3
図に示したカバー1′の側面19’、19′及び前面、
後面(図示せず)の端部17′をシリンダーヘッド12
′の上面13′と平行で外方に伸びる第3のフランジ部
25となし、該第3のフランジ部25に、複数の第3図
に示したと同様の略偏平な円錐形状面22及びボルト穴
10′を設け、このボルト穴10′を通りシリンダーヘ
ッド12′の角部24に設けた段部26の平面27上の
めねじ11′に螺合するボルト2′によりシリンダーヘ
ッド12′とカバー1′とを一体化している。
又、第3図に示した第1の傾斜面5に相当する傾斜面は
、側面19’、19’及び前面、後面(図示せず)と第
3のフランジ25との接合部の内方側面に形成され、又
、第2の傾斜面6に相当する傾斜面は、段部26の側面
に形成されており、その他の点においては、第5図に示
したものと略同−の態様をなしている。
本考案は、上記した構成を有する結果、以下に述べる効
果を奏する。
即ち、第2の緩衝ゴム材7′が、ボルト2の締付方向に
対して傾斜している第1の傾斜面5及び第2の傾斜面6
の間に挾まれているために、第4図により明らかなよう
に、ボルト2の締付に伴って、第1の傾斜面5及び第2
の傾斜面6により第2の緩衝ゴム材7′に対し両傾斜面
5,6と直交する方向に作用する圧力Fsは、鉛直面に
対する両傾斜面5.6の傾斜角をθ、ボルト2の締付に
より、第1の緩衝ゴム材3′及びカバー1′に対し付加
される締付力をFbとすれば、 Fs=Fb−ホ1(a) なる関係式で示され、第2の緩衝ゴム材7′に対する圧
縮圧力Fsはボルト2の締付に伴う第1の緩衝ゴム材3
′に対する圧力Fbより大となり、θの値を適宜に小さ
く設定することにより、ボルト2の締付に伴う圧力Fb
の値を、第1の緩衝ゴム材3′が弾性による振動吸収能
力を失わない程度に抑制しても、第2の緩衝ゴム材7′
に対する圧縮力Fsを、第2の緩衝ゴム材7′と両傾斜
面5゜6との圧接部におけるシール性が十分に保持され
る程度の強さとなすことが可能である。
言い換えれば傾斜角θを適当な値に設定することによっ
て、第1の緩衝ゴム材3′の振動吸収能力及び第2の緩
衝ゴム材7′のシール性を、共に確保できるのである。
傾斜角θの値は、第1の緩衝ゴム材3′の材料特性、寸
法、個数等によって特定される所の該第1の緩衝ゴム材
3′の振動吸収能力を失わせない範囲内で、該第1緩衝
ゴム材3′に付加し得る締付方向の圧力Fbの数値と、
第2のゴム材7′の材料特性、幅、長さ等によって特定
される所の該第2の緩衝ゴム材7′がシール性を保持し
得る範囲内における該第2の緩衝ゴム材7′に対する圧
縮力Fsの数値とに基いて、上記した関係式fa)によ
り算出され、30°以下に設定すると良好な結果が得ら
れる。
一方、傾斜角θを過度に小さく設定すると、第2の緩衝
ゴム材7′のシール性を確保する圧縮力Fsの範囲内に
おいては、第1の緩衝ゴム材3′に対する圧力Fbの値
が、該第1の緩衝ゴム材3′のシール性を確保し得る範
囲から外れるので10’以上に保つことが必要である。
尚、上記したように、傾斜面を利用することによってカ
バーと被保護物との間に介挿される緩衝ゴムに対する圧
力の配分を考慮した場合においても、締付ボルトによる
カバーと被保護物との締付力を過度に強めると、上記し
た配慮が無意味となるので、ボルトの締付けに際し、締
付トルクを測定する等により、緩衝ゴム材に対する圧力
を適宜の範囲内に保つようにすることが必要である。
又、上記の説明においては、シリンダーへラドカバーの
場合を例としたが、これに限定されるものではなく、例
えばクランクケースに対するオイルパンの取付は等他の
機械装置に適用できることは言うもでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のI−I断面図、第2図は従来のシリン
ダーへラドカバー装置の立体斜視図、第3図は第2図の
カバー装置に本考案を適用した図、第4図は第3図の実
施例におけるボルトの締付力による圧力と傾斜面に直角
をなす方向に働く圧力分布を示す部分要因であり、第5
図は本考案の他の実施例を示す断面図である。 1.1’・・・・・・カバー、2,2′・・・・・・ボ
ルト、3゜3′・・・・・・第1の緩衝ゴム材、5,5
′・・・・・・第1の傾斜面、6・・・・・・第2の傾
斜面、7,7′・・・・・・第2の緩衝ゴム材、8,8
′・・・・・・折曲部、9,9′・・・・・・上面、1
0.10’・・・・・・ボルト穴、11.11’・・・
・・・めねじ、12.12’・・・・・・シリンダーヘ
ッド、13.13’・・・・・・シリンダーヘッドの上
面、14゜14′・・・・・・頭部、15・・・・・・
円筒状部分、16・曲・第1のフランジ部、17. 1
7’・・・・・・端部、18・・・・・・第2のフラン
ジ部、19.19’・・・・・・側面、20・・・・・
・保持部片、21・・・・・・溝、22・・・・・・円
錐形状面、23・・・・・・ストッパー、24・・・・
・・角部、25・・・・・・第3のフランジ部、26・
・・・・・段部、27・・・・・・平面、28・・・・
・・前面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カバー1′、前記カバー1′に覆われる被保護物12′
    、前記カバー1′を前記被保護物12′に結合するボル
    ト2′、前記ボルト2′の頭部14′と前記カバー1′
    の間に密封的に挿入される第1緩衝ゴム材3′及び前記
    カバー1′の端部17′と前記賦保護物12′との間に
    密封的に挿入される第2の緩衝ゴム材7′より戊り、前
    記カバー1′が、前記ボルト2′の締付方向に対し、傾
    斜した第1の傾斜面5を備え、前記被保護物12′が、
    前記第1の傾斜面5に対向する第2の傾斜面6を備え、
    前記第2の緩衝ゴム材7′が、前記第1の傾斜面5と前
    記第2の傾斜面6の間に挾持されていることを特徴とす
    るカバー装置。
JP7220874U 1974-06-20 1974-06-20 カバ−装置 Expired JPS6032478Y2 (ja)

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JP7220874U JPS6032478Y2 (ja) 1974-06-20 1974-06-20 カバ−装置

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JP7220874U JPS6032478Y2 (ja) 1974-06-20 1974-06-20 カバ−装置

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Publication Number Publication Date
JPS511630U JPS511630U (ja) 1976-01-08
JPS6032478Y2 true JPS6032478Y2 (ja) 1985-09-27

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS565670Y2 (ja) * 1976-06-03 1981-02-06
JPS567753Y2 (ja) * 1977-09-13 1981-02-20
JPS581657Y2 (ja) * 1977-12-28 1983-01-12 富士重工業株式会社 内燃機関用リコイルスタ−タの防振装置

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JPS511630U (ja) 1976-01-08

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