JPH0311472Y2 - - Google Patents

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JPH0311472Y2
JPH0311472Y2 JP1984129035U JP12903584U JPH0311472Y2 JP H0311472 Y2 JPH0311472 Y2 JP H0311472Y2 JP 1984129035 U JP1984129035 U JP 1984129035U JP 12903584 U JP12903584 U JP 12903584U JP H0311472 Y2 JPH0311472 Y2 JP H0311472Y2
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JP
Japan
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drive system
housing
clutch housing
closing members
system housing
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JP1984129035U
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JPS6144049U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の駆動系ハウジングに関し、
特に、外壁の振動を抑制して放射音の低減を図つ
た駆動系ハウジングに関するものである。
(従来技術) 一般に、駆動力伝達系を内包した自動車の駆動
系ハウジングにおいては、伝達系の歯車の噛み合
いによつて生じる振動が駆動系ハウジングの外壁
を振動させ、この振動により外壁を放射面として
放射する空気音が騒音の原因となつている。この
防音、防振対策としては、実公昭56−43566号公
報に記載されている様に、内部に複数の歯車を有
する歯車箱の外壁全体にフインで形成された多数
の凹面部を設け、該凹面部内に弾性体を間に介在
せしめて剛板を接着し、上記弾性体と剛板の組合
せによるバネ振動系を振動させ、歯車箱外壁の振
動を減衰せしめるようにしたものが知られてい
る。
しかしながら、上記駆動系ハウジング等の振動
体は、それぞれ固有の共振周波数を有しており、
その共振周波数領域において共振し、騒音をさら
に増大させているものであるため、上記の従来技
術のような構成では、十分に防音効果を有するも
のではなかつた。
(考案の目的) 本考案は、上記のような事情を勘案してなされ
たもので、従来のものより、一層防音、防振効果
の優れた駆動系ハウジングを提供することを目的
とするものである。
(考案の構成) 上記目的を達成するため本考案は、駆動系ハウ
ジングに複数の切欠孔を形成し、該切欠孔の開口
縁部を挾むように駆動系ハウジングの内外側に弾
性板よりなる少なくとも2枚の閉塞部材を配置
し、上記弾性板同志を切欠孔内に配置される締結
部材によつて締結したものである。
(考案の効果) 上記のように構成することにより、駆動系ハウ
ジングの振動を弾性板の制振作用により抑制し
て、駆動系ハウジングに発生する騒音を減衰させ
ることができる。また、駆動系ハウジングに切欠
孔を設けることで、ハウジングの剛性を変化させ
ハウジングの持つ共振周波数をハウジングに作用
する振動周波数領域外に移動させることができ共
振の発生を抑えることが可能になる。
さらに、切欠孔を設けることで、放射音を発生
する放射面積が小さくなり、駆動系ハウジング騒
音をより一層低減させることができる。加えて、
上記切欠孔内に配設される締結部材によつて閉塞
部材同志を着脱自在に一体に締結することによ
り、締結部材を含む閉塞部材の全体を駆動系ハウ
ジングに対して振動可能として、制振効果を十分
に発揮させることができるとともに、組付性の向
上とシール性の確保が同時に満足できるようにな
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
エンジン1とトランスミツシヨン2の間に、該
エンジン1とトランスミツシヨン2との連結を断
続するクラツチ装置(図示せず)を収納する駆動
系ハウジングとしてのクラツチハウジング3が配
設されている。
上記クラツチハウジング3には複数の例えば矩
形状の切欠孔4,4,……が開設されている。
上記各切欠孔4におけるクラツチハウジング3
の内外側には、それぞれ切欠孔4より若干大きい
寸法に形成されたゴム板等よりなる内側閉塞部材
5および外側閉塞部材6が互いに対向して配置さ
れている。
上記両閉塞部材5,6は外側に金属製の押え板
7,8が各々固着され、対向する内側面には、円
柱状の凸部5a,6aが各々2個形成されてお
り、該凸部5a,6aは、切欠孔4内に位置し、
それぞれ上記切欠孔4の対向する開口縁部4aに
接するよう所定距離をあけて配設されている。
また、上記凸部5a,6aに相当する部位にボ
ルト挿通孔9,10が形成されている。
さらに、両閉塞部材5,6の内外両面には、外
周縁よりやや内側に外周縁と平行に配置されたリ
ブ11が形成されている。このリブ11は、クラ
ツチハウジング3の内部と外部とのシールを行な
うものである。
上記のように形成された内側閉塞部材5および
外側閉塞部材6がそれぞれ上記切欠孔4の開口縁
部4aを挾むようにクラツチハウジング3の内外
側に対向して配置されており、上記ボルト挿通孔
9より挿通されたボルト12のねじ部12aにナ
ツト13を螺合することによつて上記両閉塞部材
5,6が締結されている。
第5図および第6図は上記のように構成された
クラツチハウジングにおける振動特性および音の
周波数特性の実験結果を示す図である。
第5図においては、実線で示す本考案が適用さ
れたクラツチハウジングの振動特性は、破線で示
す従来のクラツチハウジングの振動特性に比べ、
2KHz以上の周波数領域において確実に減少して
いる。
第6図においては、実線で示す本考案が適用さ
れたクラツチハウジングの音の周波数特性は、破
線で示す従来のクラツチハウジングの音の周波数
特性に比べ、1.6KHz以上の周波数領域において
確実に低下している。
このように、上記実施例においては、クラツチ
ハウジング3の各切欠孔4に2枚の閉塞部材5,
6が組み付けられているため、クラツチハウジン
グ3がトランスミツシヨン2の振動に応じて振動
するのを上記閉塞部材5,6の制振作用によつて
抑制して、クラツチハウジング3に発生する放射
音を低減することができる。ここで、閉塞部材
5,6を締結するボルト12、ナツト13が切欠
孔4内に配設しているので、このボルト12及び
ナツト13を含む閉塞部材5,6全体がクラツチ
ハウジング3に対して振動可能となり、制振作用
が一層向上するものである。また、クラツチハウ
ジング3に切欠孔4を形成することにより、クラ
ツチハウジング3の剛性を変化させクラツチハウ
ジング3の持つ共振周波数をクラツチハウジング
3に作用する振動周波数領域外に移動させること
ができ共振の発生を抑えることが可能になる。
さらに、切欠孔4を形成することで、放射音を
発生する放射面積を小さくすることができ、クラ
ツチハウジング騒音のより一層の低減化を図るこ
とができる。
しかも、凸部5a,6aにより閉塞部材5,6
の位置決めが容易にできるとともに、ボルト12
およびナツト13の締結によつて両閉塞部材5,
6をクラツチハウジング3に組み付けているため
その組付作業が容易であり、シール性も確保でき
る。さらにまた、閉塞部材5,6に形成したリブ
11によつてクラツチハウジング3の内部と外部
とを確実にシールして一層良好なシール性を確保
することができる。
なお、上記実施例では、駆動系ハウジングとし
てクラツチハウジング3を対象としたが、トラン
スミツシヨンケース、エクステンシヨンハウジン
グ等の駆動系ハウジングにも適用できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたクラツチハウジン
グをエンジン及びトランスミツシヨンとともに示
す概略構成図、第2図はクラツチハウジングの側
面図、第3図は第2図の−拡大断面図、第4
図aは閉塞部材の平面図、第4図bは第4図aの
A−A線断面図、第5図は実験結果における振動
特性を示す図、第6図は実験結果における音の周
波数特性を示す図。 3……クラツチハウジング、4……切欠孔、4
a……開口縁部、5……内側閉塞部材、6……外
側閉塞部材、12……ボルト、13……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動系ハウジング本体に複数の切欠孔を形成
    し、該切欠孔の開口縁部を挾むように駆動系ハウ
    ジングの内外側に弾性板よりなる少なくとも2枚
    の閉塞部材を配置し、かつこれら閉塞部材同志を
    切欠孔内に配設される締結部材によつて着脱自在
    に一体に締結したことを特徴とする自動車の駆動
    系ハウジング。
JP12903584U 1984-08-25 1984-08-25 自動車の駆動系ハウジング Granted JPS6144049U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12903584U JPS6144049U (ja) 1984-08-25 1984-08-25 自動車の駆動系ハウジング

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JP12903584U JPS6144049U (ja) 1984-08-25 1984-08-25 自動車の駆動系ハウジング

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Publication Number Publication Date
JPS6144049U JPS6144049U (ja) 1986-03-24
JPH0311472Y2 true JPH0311472Y2 (ja) 1991-03-19

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ID=30687657

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JP12903584U Granted JPS6144049U (ja) 1984-08-25 1984-08-25 自動車の駆動系ハウジング

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6125985B2 (ja) * 2013-12-12 2017-05-10 三菱自動車工業株式会社 バスバー

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5127780Y2 (ja) * 1973-10-05 1976-07-14
JPS6126150Y2 (ja) * 1980-02-19 1986-08-06

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JPS6144049U (ja) 1986-03-24

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