JPH0412130Y2 - - Google Patents

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JPH0412130Y2
JPH0412130Y2 JP1986101680U JP10168086U JPH0412130Y2 JP H0412130 Y2 JPH0412130 Y2 JP H0412130Y2 JP 1986101680 U JP1986101680 U JP 1986101680U JP 10168086 U JP10168086 U JP 10168086U JP H0412130 Y2 JPH0412130 Y2 JP H0412130Y2
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JP
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main frames
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noise
pair
cover
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JP1986101680U
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JPS639354U (ja
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、ホイールローダ等の建設機械車両の
騒音低減装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、第4図に示されるように、建設機械車両
(ホイールローダ)のメインフレーム(エンジン
エンドフレーム)11の下部に、トランスミツシ
ヨンおよびエンジン等の下部への突起部分を保護
するための底板12が取付られている。この底板
12は振動発生源の下側にあるため、騒音低減の
ためにはこの底板部分への対策が有効であること
がわかる。
(考案が解決しようとする問題点) そこで、騒音発生のメカニズムを追究していく
と、第4図に示されるように両側の2本の箱形断
面フレーム11がある特定の固有振動により音叉
のように共鳴し合い、特有の残響音を発すること
がわかつた。
しかし、従来の底板12だけでは共振発生の音
源であるメインフレーム自体をカバーできないか
ら、その2本のフレーム11の共鳴を押えること
はできない。
本考案の目的は、底板部分を改良して、建設機
械車両のメインフレームの固有振動による共鳴騒
音を低減することにある。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、建設機械車両にて中空の箱形断面に
形成された一対のメインフレーム22と、この一
対のメインフレーム22の下面間に設けられた底
板27と、この底板27に密着することなく一対
のメインフレーム22の下側間に一体的に装着さ
れメインフレーム22の外側からこのメインフレ
ーム22を抱き込む形状に取付けられた騒音対策
カバー31と、この騒音対策カバー31の内面に
貼付けられた吸音材33とにより構成された建設
機械車両の騒音低減装置である。
(作用) 本考案は、メインフレーム22から下方に拡散
しようとする共鳴振動音が、そのフレーム22の
下側を覆う騒音対策カバー31によつて遮断さ
れ、全体として有効な騒音低減作用が得られる。
(実施例) 以下、本考案を第1図乃至第3図に示される実
施例を参照して詳細に説明する。
第3図に示されるように、建設機械車両として
のホイールローダは、ローダタワーフレーム21
とメインフレーム(エンジンエンドフレーム)2
2とをフレーム屈曲支軸23によつて連結したア
ーテイキユレートフレームである。前記メインフ
レーム22にはエンジンエンクローザが取付ら
れ、その内部にエンジン24、トルクコンバータ
25およびトランスミツシヨン26等が装置され
ている。
そして、第1図に示されるように、一対のメイ
ンフレーム22の下側に底板27とともに騒音対
策カバー31が一体的に装着されている。
前記底板27は、一対のメインフレーム22の
下面間に密着して取付けられている。これに対
し、前記騒音対策カバー31は、一対のメインフ
レーム22の下側間で底板27に密着することな
くメインフレーム22の外側からこの一対のメイ
ンフレーム22を抱き込む形状に取付けられてい
る。前記メインフレーム22は箱形断面の中空フ
レームであり、また前記騒音対策カバー31は薄
い鉄板32の内面に吸音材33が貼付けられたも
のである。この吸音材33は、厚さ大のウレタン
ラバー(発泡タイプ)である。27は底板であ
る。
前記騒音対策カバー31を取付ける際は、前記
メインフレーム22の外側面に溶接された取付板
(アングル材)34にボルト35およびナツト3
6によつて前記鉄板32の上部32aが固定され
る。
第2図には、前記カバー31の一端に固定され
た端板部37が示されている。38は足掛け台で
ある。
また、第3図に示されるように前記メインフレ
ーム22の下側では車軸およびその車軸をカバー
するアクスルハウジング41が外部に突出してい
るので、このアクスルハウジング41と前記騒音
対策カバー31とが干渉しないように、前記カバ
ー31の一部に上方から切欠部42が設けられ、
この切欠部42にアクスルハウジング41が嵌合
されている。
そうして、一対の箱形断面中空メインフレーム
22間で特定の固有振動により共鳴し合つて発生
して、場合によつては騒音振動板ともなりうる底
板27を経てその下方に拡散しようとする共鳴振
動音が、そのフレーム22の下側を覆う騒音対策
カバー31によつて遮断され、全体として有効に
騒音が低減される。特に、前記鉄板32内の吸音
材33が2本のメインフレーム22の固有振動に
よつて生ずる共鳴振動音を吸収して効果的な騒音
低減がなされる。例えば、従来の底板のみでは
30m離れた測定地点で61dB(A)が限界であつた
が、この実施例の騒音対策カバー31を取付ける
と、30m離れた測定地点で57dB(A)の騒音低減
が確認できた。
〔考案の効果〕
本考案によれば、中空の箱形断面に形成された
一対のメインフレームと、この一対のメインフレ
ームの下面間に設けられた底板と、この底板に密
着することなく一対のメインフレームの下側間に
一体的に装着されメインフレームの外側からこの
メインフレームを抱き込む形状に取付けられた騒
音対策カバーと、この騒音対策カバーの内面に貼
付けられた吸音材とから構成されるので、一対の
箱形断面中空メインフレーム間で共鳴により発生
して、騒音振動板ともなりうる底板を経て下方に
拡散しようとする共鳴振動音を、底板も含めてメ
インフレームを下側から抱き込むように覆つた騒
音対策カバーによつて効果的に遮断でき、全体と
して有効な騒音低減効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の騒音低減装置の一実施例を示
す断面図、第2図はその騒音低減装置を設けてな
る機械建設車両の後部の斜視図、第3図はその車
両の側面図、第4図は従来のメインフレームおよ
び底板の断面図である。 22……メインフレーム、27……底板、31
……騒音対策カバー、33……吸音材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 建設機械車両にて中空の箱形断面に形成された
    一対のメインフレームと、 この一対のメインフレームの下面間に設けられ
    た底板と、 この底板に密着することなく一対のメインフレ
    ームの下側間に一体的に装着されメインフレーム
    の外側からこのメインフレームを抱き込む形状に
    取付けられた騒音対策カバーと、 この騒音対策カバーの内面に貼付けられた吸音
    材と を具備したことを特徴とする建設機械車両の騒音
    低減装置。
JP1986101680U 1986-07-02 1986-07-02 Expired JPH0412130Y2 (ja)

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JP1986101680U JPH0412130Y2 (ja) 1986-07-02 1986-07-02

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JP1986101680U JPH0412130Y2 (ja) 1986-07-02 1986-07-02

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JPS639354U JPS639354U (ja) 1988-01-21
JPH0412130Y2 true JPH0412130Y2 (ja) 1992-03-25

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JPS639354U (ja) 1988-01-21

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