JPS6126150Y2 - - Google Patents

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JPS6126150Y2
JPS6126150Y2 JP1980020156U JP2015680U JPS6126150Y2 JP S6126150 Y2 JPS6126150 Y2 JP S6126150Y2 JP 1980020156 U JP1980020156 U JP 1980020156U JP 2015680 U JP2015680 U JP 2015680U JP S6126150 Y2 JPS6126150 Y2 JP S6126150Y2
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JP
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chain case
chain
case
slit
mounting holes
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JP1980020156U
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JPS56120983U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動二輪車等のチエンケースの防振装
置に係り、特にチエンケースの表面の横方向中央
部に長手方向にスリツトを設ける如くし、該スリ
ツトによりチエンケースの剛性を変化させ、チエ
ンケースの共嗚音を効果的に抑制、減少し、騒音
発生を防止するようにしたチエンケースの防振装
置に関するもである。
チエン駆動装置を備える自動二輪車にあつて
は、チエンを保護等するためチエンケースでチエ
ンを覆うことが行われ、チエンケースも、チエン
の上部のみを覆うものや、チエン全部を覆うもの
が用いられる。
ところでチエンケース、特にチエン全部を覆う
ものは該ケースが略々密閉状となり、箱状となる
こと、チエンケースをなす鋼板等の剛性が各部で
略々均一であること等に起因して、チエン駆動に
よる加振源から発生した音の波は板材の端部迄伝
搬し、そこで反射し、かかる入力波と反射波が所
定の周波数で互いに強め合い、共嗚音が発生し、
これがチエンケースの騒音として外部に放射され
る。
本考案者は以上の如きチエンケースの振動に伴
う騒音発生に鑑み、これを簡易に、且つ効果的に
防止すべく本考案をなしたもので、その目的とす
る処は、チエンケースの表面の横方向略々中央部
で長手方向にスリツトを設ける如くし、チエンケ
ースの剛性を変化させて不均一とし、更には該ス
リツトにゴム等の振動吸収部材を一体的に取り付
け等して塞ぎ、チエンケースの振動で発生する音
の各部への伝搬を遮断して共嗚音の発生を抑制、
防止し、騒音の少ないチエン駆動装置を得ること
ができるチエンケースの防振装置を提供するにあ
る。
次に本考案の好適一実施例を添付図面に従つて
詳述する。
第1図は自動二輪車の外観斜視図で、既知の如
くフレーム1の前部にはフロントフオーク2で支
持された前車輪3、上部のハンドル4、この後ろ
の燃料タンク5、この下のエンジン6、ミツシヨ
ンケース7、中央部上部のシート8、リヤフオー
ク9、これで支持された後車輪10、リヤフオー
ク9とフレーム後部間に介装されたリヤクツシヨ
ンユニツト11等を備える。
後車輪10は駆動輪とし、これに付設された図
示しないスプロケツトとミツシヨンケース7側の
図示しないスプロケツトとをチエンで繁ぎ、後車
輪10は駆動される。このチエン外周はチエンケ
ース12で覆われ、チエンケース12は後車輪1
0のスプロケツト,ミツシヨンケース7側のスプ
ロケツト及びこの間に設けられるチエンを覆つて
いる。
チエンケース12は第2図に拡大して示される
如くで、チエンケース12は図示実施例では上下
二分割タイプとし、上半体13、下半体14とも
に例えば鋼板素材のプレス成形品で成形され、表
側には各対向する上下辺部に重ね合せ段部13
a,14aを備え、この部分が重ね合せられ、又
各半体の裏面側の対向端縁部には一方に挾持部1
3cを、他方に挾持片14cを備えて双方を挾入
し、半体相互は表裏で接合され、上下にチエン走
行空間S,Sが形成される。そして上下の半体1
3,14は、該半体13,14の前部と後部に
夫々に設けた取付孔13b,14b…でリヤフオ
ーク9に取り付けられ、図中15はチエン調整孔
である。
以上において、上下の半体13,14の外表面
の上下方向の略々中央部且つ取付孔13b,13
b間及び取付孔14b,14b間にはチエンケー
ス12の長手方向に延出してスリツト16,17
を各形成する。一方のスリツト16は前後方向に
離間して設けた取付孔13b,13b間に設けら
れ、他方17は取付孔14b,14bの間に調整
孔15が形成されているため二個に分割して設け
た。
以上において、上下の半体13,14の横方向
略々中央で長手方向にかなり長いスリツト16,
17を設けたため、振動源から発生した音の波は
スリツトで遮断され、端部への伝搬を防止される
とともに、スリツトによつて半体各部の剛性は変
化した不均一となる。従つてチエンケースの共嗚
音は抑制、防止され、共嗚音の発生は抑制、防止
され、騒音防止の実を挙げることができる。
ところで第5図に示される如くスリツト16,
或は17、若しくはスリツト16,17に弾性体
であるゴム、合成樹脂等のシール材及び振動吸収
材18を嵌着等して装着し、スリツトを塞ぐ。こ
の際吸収材18の車体外側の側面はチエンケース
よりも外側に位置する。これにより振動、音の波
は吸収材18で吸収され、これが横方向略々中央
部で長手方向に所定長さ配されることから上記効
果と併せて共嗚音を効果的に抑制、減少せしめ得
る。又、この吸収材18によりチエンケース12
は保護される。
尚スリツト16,17は横方向略々中央部で長
手方向にある程度長い必要があり、スリツトが短
かいとこれのない部分に共嗚音が発生し、スリツ
トが縦であると強度上不利であり、又スリツトが
端部寄りであると中央部で共嗚音が発生すること
となる。
以上図示実施例では分割タイプのチエンケース
について述べたが、一体式のチエンケースに実施
し得ること勿論である。
以上明らかな如く本考案によれば、チエンケー
スの共嗚発生を抑制、防止し、共嗚音発生を抑
制、防止し、騒音の少ないチエンケース,チエン
駆動位置を得せしめるとともに、以上をチエンケ
ースの横方向略々中央に長手方向にある程度長い
スリツトを設けるだけで達成し、これに振動吸収
材を嵌着等することにより上記を更に助長するこ
とができ、構造簡単に、チエンケースの変更を伴
うことなく実施することができ、安価に騒音対索
を施こし得、又弾性部材の車幅外側の側面をチエ
ンケース表面よりも外側に位置させたのでこの弾
性部材によりチエンケースを保護することができ
る等多大の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は自動二輪車の外観斜視図、第2図はチエンケー
スの拡大正面図、第3図は縦断面図、第4図はス
リツト部の拡大断面図、第5図は振動吸収材を装
着した実施例の第4図と同様の図である。 尚図面中12はチエンケース、16,17はス
リツト、18はシール材及び振動吸収材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動側から被駆動側に駆動力を伝達するチエン
    の外周を被うチエンケースにおいて、 該チエンケースの前部と後部に取付孔を形成
    し、 該チエンケース表面の前記取付孔間に該チエン
    ケースの長手方向に延出するスリツトを設け、 該スリツトに弾性部材を嵌着するとともに該弾
    性部材の車幅外側の側面を前記チエンケース表面
    よりも外側に位置させたことを特徴とするチエン
    ケースの防振装置。
JP1980020156U 1980-02-19 1980-02-19 Expired JPS6126150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980020156U JPS6126150Y2 (ja) 1980-02-19 1980-02-19

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JP1980020156U JPS6126150Y2 (ja) 1980-02-19 1980-02-19

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Publication Number Publication Date
JPS56120983U JPS56120983U (ja) 1981-09-14
JPS6126150Y2 true JPS6126150Y2 (ja) 1986-08-06

Family

ID=29616374

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6144049U (ja) * 1984-08-25 1986-03-24 マツダ株式会社 自動車の駆動系ハウジング

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5528580B2 (ja) * 1974-06-13 1980-07-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5528580U (ja) * 1978-08-16 1980-02-23

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JPS5528580B2 (ja) * 1974-06-13 1980-07-29

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JPS56120983U (ja) 1981-09-14

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