JP3541654B2 - 防振装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンユニットと車体側サイドメンバとの間に介在されてエンジンユニットから車体へ伝達される振動を低減する防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の防振装置としては、外筒と内筒との間に弾性体が介装されて車体側サイドメンバに取り付けられるマウントインシュレータと、該マウントインシュレータの内筒に挿着されるピン部を有してエンジンユニット側に取り付けられるエンジンユニット取付部とを備えたものが知られており、エンジンと車体との相対振動をマウントインシュレータの弾性体によって吸収することにより、エンジンから車体へ伝達される振動、特にエンジン騒音を低減する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車体側サイドメンバは車両衝突時に前後方向につぶれることで衝突エネルギーを吸収するようにしているが、衝突の際に車両横方向に曲がるとそのまま曲がってしまい、車両前後方向につぶれる量が少なくなって吸収できる衝突エネルギーが少なくなってしまう問題がある。
【0004】
このため、衝突時には車体側サイドメンバが車両横方向に曲がらないようにする必要があるが、単に車体側サイドメンバ自体を曲げ方向に強くつぶれ方向に弱くなるように造ることは困難であり、いろいろな衝突のケースに対応して車体側サイドメンバが前後方向につぶれるようにすることが難しいという課題があった。
【0005】
本発明はかかる不都合を解消するために防振装置が車体側サイドメンバに取り付けられることに着目してなされたものであり、車両の衝突時等において車体側サイドメンバが車両横方向へ曲がることを防止することができる防振装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1に係る防振装置は、外側部材と筒状の内側部材との間に弾性体が介装されて車体側サイドメンバに取り付けられるマウントインシュレータと、前記内側部材の内周部に挿着されるピン部を有してエンジンユニット側に取り付けられるエンジンユニット取付部とを備えた防振装置において、前記マウントインシュレータの前記エンジンユニット取付部から離間する側に前記ピン部を突出させ、該突出部分に、下側部が前記マウントインシュレータから離間する方向に曲げ成形された板部材を有するストッパー部材を前記外側部材に対向させて取り付けたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る防振装置は、請求項1において、前記ストッパー部材の前記マウントインシュレータから離間する側にダイナミックダンパーを取り付けたことを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る防振装置は、請求項2において、前記ダイナミックダンパーを、前記ストッパー部材に取り付けたことを特徴とする
【0009】
【発明の効果】
請求項1の発明では、マウントインシュレータから離間する方向に曲げ形成されているストッパー部材の板部材がフランジとしてストッパー部材の剛性を高めており、車両衝突時に、ストッパー部材がマウントインシュレータに確実に引っ掛かって、車体側サイドメンバの車幅方向外方への膨らみを阻止し、該車体側サイドメンバが車両横方向へ曲がるのを確実に防止することができるという効果が得られる。
【0010】
請求項2の発明では、請求項1の発明に加えて、ダイナミックダンパーがピン部の先端側で振動の振幅が最も大きい位置に配置されるので、該ダイナミックダンパーを最も効果的に機能させることができ、十分な音振低減効果を得ることができる。
【0011】
請求項3の発明では、請求項2の発明に加えて、ダイナミックダンパーを取り付けるに際して、車幅方向のスペースの確保を考慮しなくて済むとともに、ストッパー部材の設計自由度の向上を図ることができるという効果が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例である防振装置を説明するための概略斜視図、図2はかかる防振装置を上方から見た平面図、図3は図2の矢印III方向から見た正面図、図4は図2の矢印IV方向から見た側面図、図5はストッパー部材の側面図、図6は図5の矢印VI方向から見た平面図である。
【0013】
図1〜図4において符号1はエンジン2と車体側サイドメンバ3との間に配設された防振装置であり、この防振装置1は、外側部材4と内筒(内側部材)5との間にマウントラバー(弾性体)6が介装されて車体側サイドメンバ3に固定されるマウントインシュレータ7と、内筒5に挿着されるピン部8を有してエンジン2に固定されるエンジンユニット取付部9と、マウントインシュレータ7のエンジンユニット取付部9から離間する側でピン部8に取り付けられたストッパー部材10と、該ストッパー部材10に取り付けられたダイナミックダンパー11とを備える。
【0014】
マウントインシュレータ7は、略逆U字状の外側部材4と、該外側部材4の中央部に配置された内筒5とを備えており、外側部材4と内筒5との間にはマウントラバー6が加硫接着により介装されている。内筒5のエンジンユニット取付部9から離間する側の端面は、外側部材4の端面と面一になっている。また、外側部材4の下端部には取付フランジ12が設けられており、該取付フランジ12はボルト(図示せず。)等によって車体側サイドメンバ3に固定されている。固定状態においては、マウントインシュレータ7は内筒5の軸線を車幅方向に向けて配置されている。
【0015】
エンジンユニット取付部9はマウントインシュレータ7のエンジン2を向く側に配置されており、車両前後方向の略中央部が盛り上がって内筒5に対向している。エンジンユニット取付部9の内筒5に対向する部分には車体側サイドメンバ3に向けて延びるピン部8が内筒5と同心に設けられており、該ピン部8は内筒5の内径より若干大径に形成されて該内筒5に圧入により挿着されている。
【0016】
挿着状態においては、ピン部8の先端部は内筒5のエンジンユニット取付部9から離間する側の端面から突出している。また、エンジンユニット取付部9の前端部には取付ボルト13が下方に向けて延設されており、この取付ボルト13を介してエンジンユニット取付部9がエンジン2に固定されている。
【0017】
ストッパー部材10は、マウントインシュレータ7のエンジンユニット取付部9から離間する側で該マウントインシュレータ7と平行に対向配置された第1の板部材14を備えており、該第1の板部材14の下側部にはマウントインシュレータ7から離間する方向に延びる第2の板部材15が曲げ加工により形成されている。第1の板部材14の車両前後方向の後端側で、且つ、第2の板部材15の上方位置には円筒部材16が貫通して固定されている(図5及び図6参照)。この円筒部材16及び第2の板部材15によって、ストッパ部材10の剛性を高めるようにしている。
【0018】
円筒部材16はその外径及び内径が内筒5と同一とされており、第1の板部材14からマウントインシュレータ7側に突出する該円筒部材16の端部16aが内筒5から突出するピン部8に各端面同志を接触させた状態で同心に外挿されている。外挿状態においては、第1の板部材14のマウントインシュレータ7から離間する側に突出する円筒部材16の端部16bからピン部8の先端部に同心に形成されたねじ部8aが突出している。
【0019】
そして、端部16bから突出するねじ部8aにナット17を螺合することにより、ストッパー部材10がマウントインシュレータ7のエンジンユニット取付部9から離間する側で該マウントインシュレータ7に対向して取り付けられ、該取付状態においては第1及び第2の板部材14,15の車両の前方側の端部はマウントインシュレータ7の外側部材4より車両前方に位置している。
【0020】
第1の板部材14のマウントインシュレータ7から離間する側の面において円筒部材16の上方に位置する部分には、ねじ部材18がピン部8と平行に突出形成されており、該ねじ部材18にはダイナミックダンパー11が取り付けられている。
【0021】
ダイナミックダンパー11はマウントインシュレータ7と同様にエンジン2と車体側サイドメンバ3との相対振動を吸収して加減速時のエンジン騒音の車体側への伝達を遮断するためのものであり、ねじ部材18より短い円筒部材19に逆U字状のラバー20を加硫接着して形成されている。そして、円筒部材19をねじ部材18に外挿して該円筒部材19の第1の板部材14から離間する側の端部から突出するねじ部材18にナット21を螺合することにより、該ダイナミックダンパー11がストッパー部材10のマウントインシュレータ7から離間する側に取り付けられる。
【0022】
かかる構成の防振装置1においては、車両衝突時の慣性等でエンジン2が前方に動いてそのエネルギーがピン部8及びマウントインシュレータ7を介して車体側サイドメンバ3を車両前後方向につぶす方向に作用する。この時、車体側サイドメンバ3が車幅方向外方へ膨らむように曲がっても、ストッパー部材10(エンジン2側)がマウントインシュレータ7(車体側サイドメンバ3側)に確実に引っ掛かっる。ストッパー部材10に形成された板部材15がフランジとして剛性を高めているため、車体側サイドメンバ3の車幅方向外方への膨らみを阻止でき、該膨らみを確実に防止することができる。尚、車体側サイドメンバ3が車幅方向内方へ曲がった場合は、エンジン2と干渉してそれ以上の曲がりが規制される。
【0023】
また、エンジン2と車体側サイドメンバ3との相対振動をマウントインシュレータ7とともに吸収して加減速時のエンジン騒音の車体側への伝達を遮断するダイナミックダンパー11がストッパー部材10のマウントインシュレータ7から離間する側、即ち、ピン部8の先端側で振動の振幅が最も大きい位置に取り付けられているため、ダイナミックダンパー11を最も効果的に機能させることができ、十分な音振低減効果を得ることができる。
【0024】
更に、この実施の形態のように円筒部材16をピン部8と同心に外挿したり、該円筒部材16の周方向の下側部に第2の板部材15を曲げ加工により配置して、ストッパ部材10の剛性を高める構造を採用した場合に、該ダイナミックダンパー11をピン部8の先端部に直接取り付けると、車幅方向のスペースの確保を考慮する必要が生じるが、この実施の形態では、ダイナミックダンパー11をストッパ部材10の第1の板部材14に取り付けているためこのような心配をしなくて済み、しかも、ストッパー部材10の剛性向上等の目的で設計を行う際にピン部8の周囲でダイナミックダンパー11の影響を受けないため該設計の自由度の向上を図ることができる。
【0025】
なお、この実施の形態では、ストッパー部材10にダイナミックダンパー11を取り付けた場合を例にとったが、ストッパー部材10をピン部8の先端部に直接取り付けるようにしても良いのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である防振装置を説明するための概略斜視図である。
【図2】図1の防振装置を上方から見た平面図である。
【図3】図2の矢印III方向から見た正面図である。
【図4】図2の矢印IV方向から見た側面図である。
【図5】ストッパー部材の側面図である。
【図6】図5の矢印VI方向から見た平面図である。
【符号の説明】
1…防振装置
2…エンジン
3…車体側サイドメンバ
4…外側部材
5…内筒(内側部材)
6…マウントラバー(弾性体)
7…マウントインシュレータ
8…ピン部
9…エンジンユニット取付部
10…ストッパー部材
11…ダイナミックダンパー

Claims (3)

  1. 外側部材と筒状の内側部材との間に弾性体が介装されて車体側サイドメンバに取り付けられるマウントインシュレータと、前記内側部材の内周部に挿着されるピン部を有してエンジンユニット側に取り付けられるエンジンユニット取付部とを備えた防振装置において、
    前記マウントインシュレータの前記エンジンユニット取付部から離間する側に前記ピン部を突出させ、該突出部分に、下側部が前記マウントインシュレータから離間する方向に曲げ成形された板部材を有するストッパー部材を前記外側部材に対向させて取り付けたことを特徴とする防振装置。
  2. 前記ストッパー部材の前記マウントインシュレータから離間する側にダイナミックダンパーを取り付けたことを特徴とする請求項1記載の防振装置。
  3. 前記ダイナミックダンパーを、前記ストッパー部材に取り付けたことを特徴とする請求項2記載の防振装置。
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