JPS6221447Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6221447Y2 JPS6221447Y2 JP1982071376U JP7137682U JPS6221447Y2 JP S6221447 Y2 JPS6221447 Y2 JP S6221447Y2 JP 1982071376 U JP1982071376 U JP 1982071376U JP 7137682 U JP7137682 U JP 7137682U JP S6221447 Y2 JPS6221447 Y2 JP S6221447Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eye
- hanger
- shaft
- shackle
- mass damper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 241001247986 Calotropis procera Species 0.000 description 1
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 210000003128 head Anatomy 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は懸架装置のシヤツクルに関し、さらに
詳しくはリーフスプリングを具備した懸架装置に
おいて、該リーフスプリングのスパン変化を吸収
するためにリーフスプリングの一方の端部とハン
ガとの間に介在されるシヤツクルに関する。
詳しくはリーフスプリングを具備した懸架装置に
おいて、該リーフスプリングのスパン変化を吸収
するためにリーフスプリングの一方の端部とハン
ガとの間に介在されるシヤツクルに関する。
リーフスプリングを備えた懸架装置を装備した
車両では、車両の駆動系で発生した機械振動は懸
架装置のリーフスプリングからシヤツクルを経て
車体に伝達され、車室内の音となつて乗員に不快
感を与えている。この場合、振動の伝達部位にあ
る部材、特にシヤツクルは、前記機械振動が増幅
されるような共振特性を備えているため、不快感
は一層助長される傾向にある。
車両では、車両の駆動系で発生した機械振動は懸
架装置のリーフスプリングからシヤツクルを経て
車体に伝達され、車室内の音となつて乗員に不快
感を与えている。この場合、振動の伝達部位にあ
る部材、特にシヤツクルは、前記機械振動が増幅
されるような共振特性を備えているため、不快感
は一層助長される傾向にある。
従つて、本考案はシヤツクルの共振特性を変え
ることにより、乗員に及ぼされる不快感を低減す
る懸架装置のシヤツクルを提供することを目的と
する。
ることにより、乗員に及ぼされる不快感を低減す
る懸架装置のシヤツクルを提供することを目的と
する。
本考案のシヤツクルはリーフスプリングに設け
られたアイと、ハンガに設けられたアイとを各ア
イに個別に通される2つの軸部材を介して連結す
る。前記リーフスプリングのアイから前記ハンガ
のアイにわたつて両側に1個ずつシヤツクルプレ
ートが配置される。この2個のシヤツクルプレー
トのうちの少なくとも一方のシヤツクルプレート
の外方の側面に密接して装着されるマスダンパが
設けられる。このマスダンパは前記ハンガのアイ
に通される軸部材の前記外方の側面から突出する
部分の周りに配置される。
られたアイと、ハンガに設けられたアイとを各ア
イに個別に通される2つの軸部材を介して連結す
る。前記リーフスプリングのアイから前記ハンガ
のアイにわたつて両側に1個ずつシヤツクルプレ
ートが配置される。この2個のシヤツクルプレー
トのうちの少なくとも一方のシヤツクルプレート
の外方の側面に密接して装着されるマスダンパが
設けられる。このマスダンパは前記ハンガのアイ
に通される軸部材の前記外方の側面から突出する
部分の周りに配置される。
以下に図面を参照して本考案の実施例について
説明する。
説明する。
本考案のシヤツクル10は、第1図および第2
図に示すように、リーフスプリング12の一方の
端部に設けられたアイ13と、車体16に固着さ
れたハンガ18に設けられたアイ19とを各アイ
に個別に通される軸部材20,22を介して連結
する。
図に示すように、リーフスプリング12の一方の
端部に設けられたアイ13と、車体16に固着さ
れたハンガ18に設けられたアイ19とを各アイ
に個別に通される軸部材20,22を介して連結
する。
リーフスプリング12の他方の端部に設けられ
たアイ14は車体16に固着されたハンガ24に
軸部材25により枢着され、ハンガ24に対して
揺動可能となつている。このリーフスプリング1
2の中央に、Uボルト26およびスプリングシー
ト28により、差動歯車装置30から車体の幅方
向の両側へ伸びるアクスルハウジング32が固定
される。図示の例ではリーフスプリング12の後
方の端部に設けられたアイ13がシヤツクル10
に係合しているが、これに代え、前方の端部に設
けられたアイ14をシヤツクル10に係合させて
もよい。
たアイ14は車体16に固着されたハンガ24に
軸部材25により枢着され、ハンガ24に対して
揺動可能となつている。このリーフスプリング1
2の中央に、Uボルト26およびスプリングシー
ト28により、差動歯車装置30から車体の幅方
向の両側へ伸びるアクスルハウジング32が固定
される。図示の例ではリーフスプリング12の後
方の端部に設けられたアイ13がシヤツクル10
に係合しているが、これに代え、前方の端部に設
けられたアイ14をシヤツクル10に係合させて
もよい。
シヤツクル10は2つのシヤツクルプレート3
4,36を含む。シヤツクルプレート34,36
はリーフスプリング12のアイ13からハンガ1
8のアイ19にわたつて両側に1個ずつ配置され
る。図示の例では、シヤツクルプレート34,3
6はリーフスプリング12のアイ13を外れた箇
所で拡開されているが、これは直線状としてもよ
い。シヤツクルプレート34,36には貫通孔3
8が設けられており、この貫通孔38を通り、ア
イ13,19に装着されたゴムのブツシユ40を
通る軸部材20,22によりアイ13,19はシ
ヤツクルプレート34,36に対して揺動可能に
枢着される。軸部材20,22は図示の例ではボ
ルト・ナツトであるが、この外ピンなどであつて
もよい。
4,36を含む。シヤツクルプレート34,36
はリーフスプリング12のアイ13からハンガ1
8のアイ19にわたつて両側に1個ずつ配置され
る。図示の例では、シヤツクルプレート34,3
6はリーフスプリング12のアイ13を外れた箇
所で拡開されているが、これは直線状としてもよ
い。シヤツクルプレート34,36には貫通孔3
8が設けられており、この貫通孔38を通り、ア
イ13,19に装着されたゴムのブツシユ40を
通る軸部材20,22によりアイ13,19はシ
ヤツクルプレート34,36に対して揺動可能に
枢着される。軸部材20,22は図示の例ではボ
ルト・ナツトであるが、この外ピンなどであつて
もよい。
一対のシヤツクルプレートのうちの一方のシヤ
ツクルプレート36の外方の側面37にマスダン
パ42が装着されている。第2図の例では、マス
ダンパ42は筒状であり、その孔43の壁面が軸
部材であるボルトの頭部を囲むように配置され、
外方の側方37に溶接されている。本考案はこの
マスダンパ42の質量を適切に選定することによ
り、シヤツクル10の共振特性を変え、減衰作用
をさせるものである。
ツクルプレート36の外方の側面37にマスダン
パ42が装着されている。第2図の例では、マス
ダンパ42は筒状であり、その孔43の壁面が軸
部材であるボルトの頭部を囲むように配置され、
外方の側方37に溶接されている。本考案はこの
マスダンパ42の質量を適切に選定することによ
り、シヤツクル10の共振特性を変え、減衰作用
をさせるものである。
マスダンパ42は、ハンガのアイ19に通され
る軸部材22の、シヤツクルプレートの外方の側
面37から突出する部分の周りに配置される。従
つて、リーフスプリングの設置態様によつては、
第1図とは逆に、ハンガのアイ19がリーフスプ
リングのアイ13よりも上方となる場合もある
が、この場合であつても、マスダンパはハンガの
アイ19を通る軸部材との関連でシヤツクルプレ
ートに装着される。
る軸部材22の、シヤツクルプレートの外方の側
面37から突出する部分の周りに配置される。従
つて、リーフスプリングの設置態様によつては、
第1図とは逆に、ハンガのアイ19がリーフスプ
リングのアイ13よりも上方となる場合もある
が、この場合であつても、マスダンパはハンガの
アイ19を通る軸部材との関連でシヤツクルプレ
ートに装着される。
マスダンパ42は馬蹄形とすることもできる。
この場合、開放側を下方として配置し、その開放
端が軸部材22の中心線を通る水平面上に位置す
る場合をほぼ上限とし、開放端が前記水平面より
下方となるように形成する。マスダンパが軸部材
の、シヤツクルプレートの外方の側面から突出す
る部分の周りに配置されるとは、このような態様
をも含む。
この場合、開放側を下方として配置し、その開放
端が軸部材22の中心線を通る水平面上に位置す
る場合をほぼ上限とし、開放端が前記水平面より
下方となるように形成する。マスダンパが軸部材
の、シヤツクルプレートの外方の側面から突出す
る部分の周りに配置されるとは、このような態様
をも含む。
マスダンパはシヤツクプレートの外方の側面に
密接して装着される。第3図および第4図はこの
ような装着の別の例である。第3図の例では、マ
スダンパ44は筒状であり、その孔45が軸部材
であるボルト46に通され、マスダンパ44はこ
のボルト46に螺合されたナツト48により締め
付けられ、シヤツクルプレート34の外方の側面
35に密接されている。
密接して装着される。第3図および第4図はこの
ような装着の別の例である。第3図の例では、マ
スダンパ44は筒状であり、その孔45が軸部材
であるボルト46に通され、マスダンパ44はこ
のボルト46に螺合されたナツト48により締め
付けられ、シヤツクルプレート34の外方の側面
35に密接されている。
また第4図の例では、マスダンパ50にはねじ
孔51が設けられており、このねじ孔を利用して
ボルト46の端部に螺合され、シヤツクルプレー
ト34の外方の側面35に密接されている。この
例では、マスダンパ50はナツトの機能をも兼ね
るものであり、ボルト46に螺合する便宜のため
に、マスダンパ50の外周面52であつて径方向
に隔てられた箇所にスパナのような工具が係合す
る二面幅部分が形成される。
孔51が設けられており、このねじ孔を利用して
ボルト46の端部に螺合され、シヤツクルプレー
ト34の外方の側面35に密接されている。この
例では、マスダンパ50はナツトの機能をも兼ね
るものであり、ボルト46に螺合する便宜のため
に、マスダンパ50の外周面52であつて径方向
に隔てられた箇所にスパナのような工具が係合す
る二面幅部分が形成される。
マスダンパは一対のシヤツクルプレート双方の
外方の側面に設けることもできる。この場合であ
つても、マスダンパはハンガに設けられたアイ1
9を通る軸部材との関連で各シヤツクルプレート
の外方の側面にそれぞれ密接して装着される。
外方の側面に設けることもできる。この場合であ
つても、マスダンパはハンガに設けられたアイ1
9を通る軸部材との関連で各シヤツクルプレート
の外方の側面にそれぞれ密接して装着される。
自動車の走行時に駆動系の機械振動を受ける従
来のシヤツクルは、リーフスプリングから伝達さ
れた振動に共振する結果、第5図の想像線に示す
ように、リーフスプリングのアイ13側と、ハン
ガのアイ19側とが逆となり、シヤツクルの中央
部が最小(節)となる動きをして、ハンガに振動
を伝達していた。ところが、本考案ではマスダン
パ42が、ハンガのアイ側においてシヤツクルプ
レートの外方の側面に密接して装着されているの
で、ハンガのアイ側の動きを抑え、第6図の想像
線に示すように、シヤツクル10の下端が最小
(節)となるような動きとなる。そのため、ハン
ガを通つての振動の伝達を低減させることがで
き、車室内に発生する音を低減できる。
来のシヤツクルは、リーフスプリングから伝達さ
れた振動に共振する結果、第5図の想像線に示す
ように、リーフスプリングのアイ13側と、ハン
ガのアイ19側とが逆となり、シヤツクルの中央
部が最小(節)となる動きをして、ハンガに振動
を伝達していた。ところが、本考案ではマスダン
パ42が、ハンガのアイ側においてシヤツクルプ
レートの外方の側面に密接して装着されているの
で、ハンガのアイ側の動きを抑え、第6図の想像
線に示すように、シヤツクル10の下端が最小
(節)となるような動きとなる。そのため、ハン
ガを通つての振動の伝達を低減させることがで
き、車室内に発生する音を低減できる。
第7図は従来のシヤツクルと本考案に係るシヤ
ツクルとを懸架装置に設置した自動車の車速によ
り、車室内の音圧レベルが変化する状態を示した
グラフである。このグラフから明らかなように、
従来のシヤツクルAに比して、本考案のシヤツク
ルBは車速のほとんど全域にわたつて音圧レベル
が低くなつており、特に高速域での音圧レベルの
低下が顕著である。
ツクルとを懸架装置に設置した自動車の車速によ
り、車室内の音圧レベルが変化する状態を示した
グラフである。このグラフから明らかなように、
従来のシヤツクルAに比して、本考案のシヤツク
ルBは車速のほとんど全域にわたつて音圧レベル
が低くなつており、特に高速域での音圧レベルの
低下が顕著である。
第1図は本考案のシヤツクルを設置した懸架装
置の側面図、第2図は第1図の2−2線方向から
見たシヤツクルの正面図で拡大して示してあり、
第3図および第4図はマスダンパを装着する別の
例の要部を示す正面図、第5図は従来のシヤツク
ルの使用時の振動状態を示す説明図、第6図は本
考案のシヤツクルの使用時の振動状態を示す説明
図、第7図は車速と音圧レベルとを示すグラフで
ある。 10……シヤツクル、12……リーフスプリン
グ、18,24……ハンガ、20,22,25…
…軸部材、34,36……シヤツクルプレート、
42,44,50……マスダンパ。
置の側面図、第2図は第1図の2−2線方向から
見たシヤツクルの正面図で拡大して示してあり、
第3図および第4図はマスダンパを装着する別の
例の要部を示す正面図、第5図は従来のシヤツク
ルの使用時の振動状態を示す説明図、第6図は本
考案のシヤツクルの使用時の振動状態を示す説明
図、第7図は車速と音圧レベルとを示すグラフで
ある。 10……シヤツクル、12……リーフスプリン
グ、18,24……ハンガ、20,22,25…
…軸部材、34,36……シヤツクルプレート、
42,44,50……マスダンパ。
Claims (1)
- リーフスプリングに設けられたアイと、ハンガ
に設けられたアイとを各アイに個別に通される2
つの軸部材を介して連結するシヤツクルであつ
て、前記リーフスプリングのアイから前記ハンガ
のアイにわたつて両側に1個ずつ配置される一対
のシヤツクルプレートと、該一対のシヤツクルプ
レートのうちの少なくとも一方のシヤツクルプレ
ートの外方の側面に密接して装着されるマスダン
パとを含み、該マスダンパは前記ハンガのアイに
通される軸部材の前記外方の側面から突出する部
分の周りに配置された、懸架装置のシヤツクル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7137682U JPS58173507U (ja) | 1982-05-18 | 1982-05-18 | 懸架装置のシヤツクル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7137682U JPS58173507U (ja) | 1982-05-18 | 1982-05-18 | 懸架装置のシヤツクル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58173507U JPS58173507U (ja) | 1983-11-19 |
JPS6221447Y2 true JPS6221447Y2 (ja) | 1987-06-01 |
Family
ID=30080994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7137682U Granted JPS58173507U (ja) | 1982-05-18 | 1982-05-18 | 懸架装置のシヤツクル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58173507U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5774805U (ja) * | 1980-10-28 | 1982-05-08 |
-
1982
- 1982-05-18 JP JP7137682U patent/JPS58173507U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58173507U (ja) | 1983-11-19 |
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