JP3429649B2 - ギヤボックスの支持装置 - Google Patents

ギヤボックスの支持装置

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JP3429649B2 JP28079997A JP28079997A JP3429649B2 JP 3429649 B2 JP3429649 B2 JP 3429649B2 JP 28079997 A JP28079997 A JP 28079997A JP 28079997 A JP28079997 A JP 28079997A JP 3429649 B2 JP3429649 B2 JP 3429649B2
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良昭 山田
淳 山田
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裕次 草原
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明はギヤボックスの支
持装置に関する。 【0002】 【従来の技術】車両走行用の駆動力を発生する電動機を
備える車両において、図7のように動力伝達経路を構成
することが考えられる。 【0003】1は駆動輪の車軸(アクスル)であり、そ
の中間部にデファレンシャル2が介装される。デファレ
ンシャル2のドライブピニオンにプロペラシャフト3を
介して減速用のギヤボックス4の出力軸が連結される。 【0004】減速用のギヤボックス4は車体側に取り付
けられる。このギヤボックス4には、2つの入力軸が設
けられ、これらのそれぞれに電動機5が連結される。1
つの出力軸と2つの入力軸との間には、同じ歯数比でか
み合う歯車が介装される。 【0005】電動機5は電源の供給を受けると、車両走
行用の駆動力を発生する。その駆動力は減速用のギヤボ
ックス4を介してプロペラシャフト3に出力され、デフ
ァレンシャル2からアクスル1を介して駆動輪6へと伝
達される。 【0006】関連する従来技術としては、電動機を含む
パワーユニットをバネ定数の可変な液封マウントブッシ
ュを介して支持したもの(特開平9ー215104号公
報)、動力伝達経路のデファレンシャルを省略したもの
(特開平9ー215101号公報)、車両停止中も電動
機で補機を駆動可能にしたもの(特開平5ー14744
5号公報)、などが知られる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】図7のような動力伝達
経路を備える車両においては、電動機5の回転にトルク
変動が生じると、ギヤボックス4の出力軸にねじれ振動
が発生する。また、路面の凹凸などにより、駆動輪6
(タイヤ)の回転にトルク変動が生じると、アクスル1
からねじれ振動がギヤボッスク4へ入力される。そのた
め、これら振動の車体側への伝達により、車両の快適な
乗心地を損なうばかりでなく、大きな変動トルクなどが
入力すると、ギヤボックス4などに破損を生じる可能性
も考えられる。 【0008】この発明はこのような問題点を解決するた
めの有効な対策手段の提供を目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】発明では、車両走行用
の駆動力を発生する電動機およびその減速用のギヤボッ
クスを備える車両において、ギヤボックスの出力軸と直
交する方向の両側をそれぞれ出力軸と同じ高さに弾性体
を介して支持する1対のサイドマウントを設ける。 【0010】また、ギヤボックスの出力軸と同軸上を回
転自由に弾性体を介して支持するセンタマウントと、を
設ける。 【0011】 【発明の効果】発明では、1対のサイドマウントによ
り、ギヤボックスの重量はその出力軸を含む平面上で同
じ高さに支持される。電動機の回転や駆動輪の回転にト
ルク変動を生じると、ギヤボックスの出力軸にねじれト
ルクが発生し、ギヤボックスの両側を上下(ロール方
向)へ振動させる。この振動(トルク)は、ギヤボック
スの両側に位置するサイドマウント12で支持される。 【0012】各サイドマウントは上下へ伸縮するが、ギ
ヤボックスの出力軸を含む平面は、出力軸を中心にロー
ル方向へ揺れるようになる。このため、ギヤボックスの
両側を上下へ揺する変動トルクによって出力軸が左右へ
揺れる連成振動の誘発が抑えられる。したがって、ギヤ
ボックスから車体側へ伝わる振動がサイドマウントを介
して低レベルに抑制され、ギヤボックスなどの破損を防
止しながら、車両の快適な乗心地を確保することが可能
になる。 【0013】発明では、センタマウントも若干のトル
ク(振動)を受けるが、ギヤボックスの出力軸と同軸上
を回転自由に支持するため、その出力軸が左右へ揺れる
連成振動の誘発を効果的に抑制できる。 【0014】 【発明の実施の形態】図1〜図5において、10は減速
用のギヤボックスであり、2つの入力軸に電動機11が
それぞれ連結される。このギヤボックス10はその出力
軸15と直交する方向(車幅方向)の両側を出力軸と同
じ高さに支持するサイドマウント12と、後面の電動機
の間を出力軸と同軸上に支持するセンタマウント13を
介して車体側に搭載される。 【0015】サイドマウント12はラバーブロック16
の上下面にプレート17,18(金属板)を接着したも
のであり、車体側に対して下側プレート18を介してボ
ルトナットで結合される。ギヤボックス10の両側面に
はそれぞれブラケット19がボルトナットで結合され、
各ブラケット19に出力軸と略同じ高さの取付面20が
形成される。サイドマウント12はこの取付面20に上
側プレート17を介してボルトおよびナットで結合され
る。 【0016】下側プレート18は、その両端部21がラ
バーブロック16の前後に立ち上がり、上側プレート1
7の上方へ延びる先端に内側へ曲がる係止部22が形成
される。両端部21の内面にラバー23が、係止部21
の内面にラバー24が接着される。ラバーブロック16
の内部には、バネ特性の調整用にすぐり25(孔)が設
けられる。 【0017】センタマウント13は外筒26(カラー)
と内筒27(軸受メタル)との間にラバーブッシュ28
を介装したものであり、U字形の中央部に下側の支えと
共にカラー26を包持するブラケット29を介して車体
側にボルトナットで取り付けられる。 【0018】ラバーブッシュ28の内筒27にピン30
が回動自由に挿入され、ピン30はギヤボックス10の
裏面中央(電動機11と11の間)に円錐台形のステイ
31を介して出力軸15と同軸上に固定される。32は
ピン30の抜け止用のナットであり、ラバーブッシュ2
8の内筒27から突出するピン30の先端(雄ネジ部)
に結合する。 【0019】図6はサイドマウント12の上下への伸縮
(ストローク)に対するバネ特性を表すものである。縮
み側では、ストロークに応じてラバーブロック16のす
ぐり25が潰れるまでは、弾性力(支持力)が小さく緩
やかに上昇する一方、すぐり25が潰れると、その時点
から弾性力が急に増大するようになる。伸び側では、ス
トロークに応じてラバーブロック16のすぐり25で弾
性力が小さく緩やかに上昇する一方、上側プレート17
が係止部22のラバー24に突き当たると、ラバー24
の弾性力が加わるため、サイドマウント全体の弾性力は
急激に立ち上がるようになる。 【0020】このように構成すると、ギヤボックス10
および電動機11の重量は、サイドマウント12および
センタマウント13を介してギヤボックス10の出力軸
15を含む平面上の3点で同じ高さに支持される。電動
機11が駆動されると、その駆動力はギヤボックス10
を介してプロペラシャフトに出力され、デファレンシャ
ルからアクスルを介して駆動輪へ伝達される(図7参
照)。 【0021】電動機11の回転や駆動輪の回転にトルク
変動を生じると、ギヤボックス10の出力軸15にねじ
れトルクが発生し、ギヤボックス10の両側をロール方
向へ振動させる。この振動(トルク)は、ギヤボックス
10の両側に位置するサイドマウント12で主に支持さ
れる。 【0022】各サイドマウント12は上下へ伸縮する
が、ギヤボックス10の出力軸15を含む平面s(マウ
ント支持面)は、出力軸15を中心にロール方向へ揺れ
るようになる。そのため、ギヤボックス10の両側を上
下へ揺する変動トルクによって出力軸15が左右へ揺れ
る連成振動の誘発を抑えられる。 【0023】センタマウント13も若干のトルク(振
動)を受けるが、ギヤボックス10の出力軸15と同軸
上(サイドマウント12の伸縮に伴うマウント支持面s
のロール方向への揺れの中心)を回転自由に支持するた
め、出力軸15が左右へ揺れる連成振動を効果的に抑制
できる。 【0024】サイドマウント12は図6のようなマウン
ト特性を備えるため、ギヤボックス10の両側をロール
方向へ揺する変動トルクが小さいときは、これを柔らか
く支持し、ラバー16の弾性で車体側へ伝わる振動を良
好に吸収する。また、変動トルクが大きくなると、これ
に見合う大きな支持力(弾性力)が得られ、ラバー1
6,24の弾性で車体側への振動を十分に吸収できる。 【0025】アクスルが上下すると、プロペラシャフト
の揺動に伴う、軸方向への作用力により、ギヤボックス
10が前後へ揺れる(図7参照)。両側のサイドマウン
ト12において、上側プレート17が前後へ変位する
と、下側プレート18の両端部21に突き当たるため、
ギヤボックス10の前後への揺れも小さく抑えられる。
また、両端部21のラバー23でプレート17と18間
の衝突が緩和され、衝撃音の発生も防止できる。 【0026】これらの結果、ギヤボックス10から車体
側へ伝わる振動が低減されるため、ギヤボックス10な
どの破損を防止しながら、車両の快適な乗心地を確保す
ることが可能になる。サイドマウント12においては、
ラバーブロック16のすぐり25とラバー24付きの係
止部22とを設けるという簡単かつ容易な手段により、
図6のような望ましい非線形のバネ特性を低コストで実
現できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施形態を表す一部切欠きの正面図
である。 【図2】同じく右側面図である。 【図3】同じく平面図である。 【図4】同じく斜視説明図である。 【図5】同じくサイドマウントの拡大図である。 【図6】同じくサイドマウントの特性図である。 【図7】動力伝達経路の構成説明図である。 【符号の説明】 10 ギヤボックス 11 電動機 12 サイドマウント 13 センタマウント 15 出力軸 16 ラバーブロック 17 上側プレート 18 下側プレート 19 ブラケット 23,24 ラバー 26 外筒 27 内筒 28 ラバーブッシュ 29 ブラケット 30 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草原 裕次 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (72)発明者 阿部 聡彦 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−193627(JP,A) 実開 平4−107111(JP,U) 実開 昭57−135426(JP,U) 実開 昭63−173839(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 1/00 - 8/00 B60K 17/06 F16F 15/00 - 15/08 B60L 15/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】車両走行用の駆動力を発生する電動機およ
    びその減速用のギヤボックスを備える車両において、ギ
    ヤボックスの出力軸と直交する方向の両側をそれぞれ出
    力軸と同じ高さに弾性体を介して支持する1対のサイド
    マウントを設け、ギヤボックスの出力軸と同軸上を回転
    自由に弾性体を介して支持するセンタマウントを設けた
    ことを特徴とするギヤボックスの支持装置。
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