JPS609433Y2 - 振動体を内蔵せる密閉容器 - Google Patents

振動体を内蔵せる密閉容器

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Publication number
JPS609433Y2
JPS609433Y2 JP1976073663U JP7366376U JPS609433Y2 JP S609433 Y2 JPS609433 Y2 JP S609433Y2 JP 1976073663 U JP1976073663 U JP 1976073663U JP 7366376 U JP7366376 U JP 7366376U JP S609433 Y2 JPS609433 Y2 JP S609433Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
vibration
built
vibrating body
small box
airtight container
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Expired
Application number
JP1976073663U
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English (en)
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JPS52164711U (ja
Inventor
一弘 山内
良彦 入江
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、振動体を内蔵せる密閉容器、殊に電動要素と
圧縮要素を一体的に結合せる振動体(電動圧縮機本体)
を内蔵せる密閉型電動圧縮機の密閉容器として好適な考
案に関する。
従来の密閉型電動圧縮機は、第1図に示すように、上ケ
ース1aと下ケース1bを流体密に、溶接接合してなる
密閉容器1内に、一体的に結合された電動要素2と圧縮
要素3からなる電動圧縮機本体を、ばね4を介して懸架
した構成となっている。
この密閉型電動圧縮機の発する騒音は、電動要素2およ
び圧縮要素3の運転音が、上ケース1aおよび下ケース
1bを透過するものと、ばね4を介して密閉容器1に広
幅された振動によって発生する音に分けることができ、
通常は後者の振動音の分が大部分である。
本来、上記ばね4は電動圧縮機本体の振動を密閉容器1
(上下のケース1a、lb)に伝えないことを目的とし
、また上下ケースla、lbは電動要素2および圧縮要
素3の運転音を外部に対し遮蔽することを目的としてお
り、それら上下ケースla、lbによる運転音の遮蔽効
果は一応あるけれども、ばね4による振動防止効果は十
分でなく、上下ケースla、lbに振動が伝わり、それ
らケース1a、1bの振動による騒音が、該密閉型電動
圧縮機を使用する機器たとえば冷凍機や空調装置等で騒
音公害上問題点となっている。
この問題点を解決すべく、上下ケース1a、1bの振動
振幅を小さくして騒音の低減を計る対策が、従来から種
々提案されているが、それらはいずれも構造が複雑でコ
ストが高いとか、あるいは上下ケース1a、1bの放熱
効果を阻害するなどの難点があり、有効な対策とはいえ
ない。
本考案は、上記問題点を解消し、しかも構造が簡単でコ
ストが安く、かつ上下ケースの放熱効果を阻害すること
のないところの振動体を内蔵せる密閉容器を提供するこ
とを目的として提案されたもので、振動体を内蔵する密
閉容器の周壁面上に、高分子弾性材、高分子可塑材等の
防振材からなる適当な肉厚の小箱体を流体密に取り付け
ることにより、この小箱体で密閉容器の振動中心を包含
せしめるとともに密閉容器及び小箱体で囲まれた適当な
容積を有する密閉空洞を設けたことを特徴とする振動体
を内蔵せる密閉容器に係るものである。
以下第2図乃至第5図に示す実施例により本考案につき
具体的に説明するが、図示の例は本考案を密閉型電動圧
縮機の密閉容器に適用した場合を示している。
それらの図で1aは上ケース、1bは下ケースで、それ
ら両ケースla、lbは溶接によって流体密に接合され
ていて、密閉容器1を形成しており、その内部にばねを
介して電動要素と圧縮要素(いずれも図示省略)とを一
体的に結合してなる電動圧縮機本体を懸架していること
は従来の密閉容器と同様である。
5.5′は上記上ケースla、下ケース1bの周外側壁
にその主たる振動中心部を包囲してそれぞれ流体密に取
付けられた防振材よりなる小箱体で、それら小箱体5,
5′は第4図に示す如く平板部5a、 5’aと該平
板部5a、5’aの各周縁部に一体的に形成された周壁
部5b、5’bとで構成されており、該周壁5b、5’
bの端面が、上ケース1a、下ケース1bの各外側壁面
に流体密に取付けられて、それから平板部5a、5’a
1周壁5b、5’bおよび上ケースla、下ケース1b
の外側壁で囲まれた空洞6,6′が形成される。
なお上記小箱体5,5′を形成する防振材としては、高
分子弾性材(たとえばゴム)または高分子可塑材(たと
えばビニール)を用い、またそれら小箱体5,5′の周
壁5b、 5’bの端面を上ケースla、下ケース1
bの外側壁面に取付けるには、適宜強固な接着力を有す
る接着剤を用いるのが望ましい。
またそれら小箱体5,5′はそれらの中心が、上ケース
la、下ケース1bの振動中心0゜0′と一致し、かつ
両ケースla、lbの主たる振動部分をほぼ包含するよ
うに、それぞれの形状、寸法が適当に設定される。
(第2図および第4図参照) 本考案は、上記構成の小箱体5,5′を、振動体(図示
の例の場合、電動圧縮機本体)を内蔵する密閉容器1の
上ケース1aおよび下ケース1bの外側壁の主たる振動
中心部を囲むように、装着したことを特徴とするもので
ある。
本考案の密閉容器一実施例は上記のように構成されてお
り、内部の振動体から密閉容器1に伝わる振動によって
発する騒音は、該容器1の振動振幅の大きな主たる振動
中心部が、小箱体5,5′によって密閉されて遮音され
るため、はとんど外部に伝幡することがない。
また該振動騒音は、小箱体5,5′の空洞部6,6′お
よび防振材からなる平板部5a、5’aで減衰されるた
め、該小箱体5,5′から振動騒音を発するようなこと
がない 本考案の振動体を内蔵する密閉容器は、上記のような構
成、作用を具有するものであるから、本考案によれば (1)内部の振動体により振動する密閉容器からの振動
騒音が外部に伝幡するおそれが+H,hんどない。
(2)予かしめ成形された小箱体5,5′を、密閉容器
の外側壁の主たる振動中心部を囲んてに装着すればよい
ので、構造が簡単で、コストが安い。
(3)小箱体5,5′の周壁5b、5’bの剛性、寸法
および平板部5a、5’aの硬さ、厚さ密閉容器1の振
動音の消音効果が犬となる周波数が決定される関係から
、それら部材5a、5’aおよび5b、5’bの剛性、
寸法等を適当に設定することにより、内蔵する振動体の
機種別の振動騒音の防止対策を効果的に行なうことがで
きる。
(4)密閉容器1の表面積に対する小箱体5,5′の占
める面積割合が比較的小さいので、密閉容器1の放熱効
果は余り低下することがない。
などの実用的効果を挙けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の密閉型電動圧縮機の概略縦断面図、第2
図乃至第5図は本考案の一実施例の概略説明図で、第2
図は正面図、第3図は第2図の■矢視図、第4図は第4
図のIV−IV線断面図、第5図は平面図である。 第2図乃至第5図において、1;上ケース1a1下ケー
ス1bよりなる密閉容器、5. 5’;平板部5a、5
’aおよび周壁5b、5’bよりなる小箱体、6,6′
;空洞。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振動体を内蔵する密閉容器の周壁面上に、高分子弾性材
    、高分子可塑材等の防振材からなる適当な肉厚の小箱体
    を流体密に取り付けることにより、この小箱体で密閉容
    器の振動中心を包含せしめるとともに密閉容器及び小箱
    体で囲まれた適当な容積を有する密閉空洞を設けたこと
    を特徴とする振動体を内蔵せる密閉容器。
JP1976073663U 1976-06-09 1976-06-09 振動体を内蔵せる密閉容器 Expired JPS609433Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976073663U JPS609433Y2 (ja) 1976-06-09 1976-06-09 振動体を内蔵せる密閉容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976073663U JPS609433Y2 (ja) 1976-06-09 1976-06-09 振動体を内蔵せる密閉容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52164711U JPS52164711U (ja) 1977-12-14
JPS609433Y2 true JPS609433Y2 (ja) 1985-04-03

Family

ID=28546099

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976073663U Expired JPS609433Y2 (ja) 1976-06-09 1976-06-09 振動体を内蔵せる密閉容器

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JP (1) JPS609433Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5340724Y2 (ja) * 1972-06-09 1978-10-02

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JPS52164711U (ja) 1977-12-14

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