JPH072824Y2 - 振動装置の取付けパネル構造 - Google Patents
振動装置の取付けパネル構造Info
- Publication number
- JPH072824Y2 JPH072824Y2 JP13437689U JP13437689U JPH072824Y2 JP H072824 Y2 JPH072824 Y2 JP H072824Y2 JP 13437689 U JP13437689 U JP 13437689U JP 13437689 U JP13437689 U JP 13437689U JP H072824 Y2 JPH072824 Y2 JP H072824Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- mounting panel
- panel structure
- plate
- plates
- Prior art date
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- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は音楽信号等が印加される振動装置を取付けた振
動装置の取付けパネル構造に関するものである。
動装置の取付けパネル構造に関するものである。
（従来の技術） 従来、この種の振動装置の取付けパネル構造として、所
定間隙をおいて対向する合板間に発泡ウレタン板を介在
したものが知られている。この取付けパネルによれば、
振動装置の振動がこの発泡ウレタン板により吸収され、
この取付けパネルの周縁への振動の伝播が抑制される。
定間隙をおいて対向する合板間に発泡ウレタン板を介在
したものが知られている。この取付けパネルによれば、
振動装置の振動がこの発泡ウレタン板により吸収され、
この取付けパネルの周縁への振動の伝播が抑制される。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、この発泡ウレタン板はその性質上可撓性
に富むものでないことから、振動吸収が不十分となって
おり、例えば、振動装置を取付けた取付けパネルを複数
連結して振動装置を駆動するときには、各取付けパネル
にて発生する振動がそれぞれ隣接する他の取付けパネル
に伝播し、各取付けパネルにおいて共鳴音を発生すると
いう問題点を有していた。
に富むものでないことから、振動吸収が不十分となって
おり、例えば、振動装置を取付けた取付けパネルを複数
連結して振動装置を駆動するときには、各取付けパネル
にて発生する振動がそれぞれ隣接する他の取付けパネル
に伝播し、各取付けパネルにおいて共鳴音を発生すると
いう問題点を有していた。
本考案の目的は前記従来の問題点に鑑み、取付けパネル
を複数連結する場合においても、各取付けパネルに隣接
する他の取付けパネルに振動を伝播させることがない振
動装置の取付けパネル構造を提供することにある。
を複数連結する場合においても、各取付けパネルに隣接
する他の取付けパネルに振動を伝播させることがない振
動装置の取付けパネル構造を提供することにある。
（課題を解決するための手段） 本考案は前記課題を解決するため、音楽信号等が印加さ
れる振動装置を取付けた振動装置の取付けパネル構造に
おいて、所定間隙をおいて対向する板間に粒状の発泡材
或いはグラスウール等からなる充填材を介在するととも
に、該各板を防振性を有するゴム材を介して連結し、該
各板の少なくとも一方には振動吸収性を有する金属板を
張設したことを特徴とする。
れる振動装置を取付けた振動装置の取付けパネル構造に
おいて、所定間隙をおいて対向する板間に粒状の発泡材
或いはグラスウール等からなる充填材を介在するととも
に、該各板を防振性を有するゴム材を介して連結し、該
各板の少なくとも一方には振動吸収性を有する金属板を
張設したことを特徴とする。
（作用） 本考案によれば、振動装置にて発生する振動は、粒状の
発泡材或いはグラスウール等からなる充填材、防振性の
ゴム材、振動吸収性の金属板の３者により吸収され、取
付けパネルの周縁から他の部材に伝播することがない。
発泡材或いはグラスウール等からなる充填材、防振性の
ゴム材、振動吸収性の金属板の３者により吸収され、取
付けパネルの周縁から他の部材に伝播することがない。
（実施例） 第１図乃至第３図は本考案の一実施例を示すもので、本
実施例では、振動装置の取付けパネルを音響装置付居住
カプセルの壁体として使用した例を説明する。第１図は
この音響装置付居住カプセルの正面図、第２図はカプセ
ル本体の骨組みを示す正面図である。図中、１はカプセ
ル本体で、内部を中空とした壁体２にて形成され、大人
２人を収容し得る大きさとなっている。
実施例では、振動装置の取付けパネルを音響装置付居住
カプセルの壁体として使用した例を説明する。第１図は
この音響装置付居住カプセルの正面図、第２図はカプセ
ル本体の骨組みを示す正面図である。図中、１はカプセ
ル本体で、内部を中空とした壁体２にて形成され、大人
２人を収容し得る大きさとなっている。
この壁体２は、第１図に示すように、正20面体を構成し
ており、この正20面体構造は第２図に示すように、各円
柱状の棒フレーム21の両端を球状のジョイント22に螺合
して正20面体用の骨組みをつくり、この棒フレーム21間
に正三角形状の取付けパネル23を嵌着して構成される。
また、この各棒フレーム21はその両端側を除く外面に第
１のゴムパッキン24を装着し、また、各棒フレーム21が
連結するジョイント22の部分には略半球状の第２のゴム
パッキン25を装着しており、各取付けパネル23と各棒フ
レーム21間及び棒フレーム21の連結部分を気密となるよ
うに構成している。
ており、この正20面体構造は第２図に示すように、各円
柱状の棒フレーム21の両端を球状のジョイント22に螺合
して正20面体用の骨組みをつくり、この棒フレーム21間
に正三角形状の取付けパネル23を嵌着して構成される。
また、この各棒フレーム21はその両端側を除く外面に第
１のゴムパッキン24を装着し、また、各棒フレーム21が
連結するジョイント22の部分には略半球状の第２のゴム
パッキン25を装着しており、各取付けパネル23と各棒フ
レーム21間及び棒フレーム21の連結部分を気密となるよ
うに構成している。
第３図はこの取付けパネル23の断面図である。取付けパ
ネル23は外面側にFRPにて形成された外板23aを配置し、
この外板23aの内側には合板にて形成された内板23bを所
定間隔をおいて配置している。また、この各板23a,23b
間にはグラスウール材或いは粒状の発泡ウレタン材から
なる充填材23cを介在している。この内板23bの内面には
防振性を有する金属板、例えば鉛板23dが張設されてい
る。更に外板23aと鉛板23dが張設されている。更に外板
23aと鉛板23dとの間には各板23a,23bを連結する防振性
のゴム材23eが介在されている。このゴム材23eは柱状に
形成され、その上部は埋め込まれたネジ23fにより外板2
3aに螺着し、その下部は内板23b及び鉛板23dを介してネ
ジ23gに螺着し、各板23a,23b及び鉛板23dを一体に固着
している。また、内板23bには振動又は重低音を発生す
る振動装置３がネジ31にて固着され、この振動装置３に
リード線32を通じて音楽信号が印加される。
ネル23は外面側にFRPにて形成された外板23aを配置し、
この外板23aの内側には合板にて形成された内板23bを所
定間隔をおいて配置している。また、この各板23a,23b
間にはグラスウール材或いは粒状の発泡ウレタン材から
なる充填材23cを介在している。この内板23bの内面には
防振性を有する金属板、例えば鉛板23dが張設されてい
る。更に外板23aと鉛板23dが張設されている。更に外板
23aと鉛板23dとの間には各板23a,23bを連結する防振性
のゴム材23eが介在されている。このゴム材23eは柱状に
形成され、その上部は埋め込まれたネジ23fにより外板2
3aに螺着し、その下部は内板23b及び鉛板23dを介してネ
ジ23gに螺着し、各板23a,23b及び鉛板23dを一体に固着
している。また、内板23bには振動又は重低音を発生す
る振動装置３がネジ31にて固着され、この振動装置３に
リード線32を通じて音楽信号が印加される。
尚、カプセル本体１内の両側に可聴周波数の音声を発生
するスピーカ４が設置されている。
するスピーカ４が設置されている。
本実施例によれば、オーディオ装置から送出された音楽
信号を図示しないアンプを介してスピーカ４に印加する
ことにより、カプセル本体１内に音楽が流れる。また、
この音楽信号を振動装置３に印加するときは、この音楽
信号に同期する信号又は重低音を発生する。従って、カ
プセル本体１内で臨場感の溢れる音楽等を楽しむことが
できる。
信号を図示しないアンプを介してスピーカ４に印加する
ことにより、カプセル本体１内に音楽が流れる。また、
この音楽信号を振動装置３に印加するときは、この音楽
信号に同期する信号又は重低音を発生する。従って、カ
プセル本体１内で臨場感の溢れる音楽等を楽しむことが
できる。
また、充填材23cがグラスウール又は粒状の発泡ウレタ
ン材からなり、振動吸収性の優れたものとなっており、
また、鉛板23d及びゴム材23eが振動吸収性を有するもの
となっているから、振動装置３にて発生した振動がこれ
らの部材23c,23d,23eにて吸収され、隣接する他の取付
けパネル23に伝播することがない。
ン材からなり、振動吸収性の優れたものとなっており、
また、鉛板23d及びゴム材23eが振動吸収性を有するもの
となっているから、振動装置３にて発生した振動がこれ
らの部材23c,23d,23eにて吸収され、隣接する他の取付
けパネル23に伝播することがない。
更に、振動装置３の振動は内板23bに伝播するが、前述
の防振作用により外板23aには伝播せず、振動がカプセ
ル本体１の外に漏れることがないので、カプセル本体１
の外における騒音防止の効果を有する。
の防振作用により外板23aには伝播せず、振動がカプセ
ル本体１の外に漏れることがないので、カプセル本体１
の外における騒音防止の効果を有する。
（考案の効果） 以上説明したように、本考案によれば、振動装置にて発
生する振動は、粒状の発泡材或いはグラスウール等から
なる充填材、防振性のゴム材、振動吸収性の金属板の３
者により吸収され、取付けパネルの周縁から他の部材に
伝播することがないため、この取付けパネルを複数連結
する場合にあっても、隣接する各取付けパネル間で共鳴
音を発生することがないという利点を有する。
生する振動は、粒状の発泡材或いはグラスウール等から
なる充填材、防振性のゴム材、振動吸収性の金属板の３
者により吸収され、取付けパネルの周縁から他の部材に
伝播することがないため、この取付けパネルを複数連結
する場合にあっても、隣接する各取付けパネル間で共鳴
音を発生することがないという利点を有する。
第１図乃至第３図は本考案の一実施例を示すもので、第
１図は音響装置付居住カプセルの正面図、第２図はカプ
セル本体の骨組を示す正面図、第３図は取付けパネルの
断面図である。 図中、３……振動装置、23……取付けパネル、23a……
外板、23b……内板、23c……充填材、23d……鉛板、23e
……ゴム材。
１図は音響装置付居住カプセルの正面図、第２図はカプ
セル本体の骨組を示す正面図、第３図は取付けパネルの
断面図である。 図中、３……振動装置、23……取付けパネル、23a……
外板、23b……内板、23c……充填材、23d……鉛板、23e
……ゴム材。
Claims (1)
- 【請求項１】音楽信号等が印加される振動装置を取付け
た振動装置の取付けパネル構造において、 所定間隙をおいて対向する板間に粒状の発泡材或いはグ
ラスウール等からなる充填材を介在するとともに、該各
板を防振性を有するゴム材を介して連結し、該各板の少
なくとも一方には振動吸収性を有する金属板を張設し
た、 ことを特徴とする振動装置の取付けパネル構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13437689U JPH072824Y2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 振動装置の取付けパネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13437689U JPH072824Y2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 振動装置の取付けパネル構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0373309U JPH0373309U (ja) | 1991-07-24 |
| JPH072824Y2 true JPH072824Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31681716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13437689U Expired - Lifetime JPH072824Y2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 振動装置の取付けパネル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072824Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010077669A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 金属製外装材と外装構造 |
-
1989
- 1989-11-21 JP JP13437689U patent/JPH072824Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010077669A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 金属製外装材と外装構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0373309U (ja) | 1991-07-24 |
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