JPH0631829Y2 - 体感音響パネル - Google Patents

体感音響パネル

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JPH0631829Y2
JPH0631829Y2 JP8845288U JP8845288U JPH0631829Y2 JP H0631829 Y2 JPH0631829 Y2 JP H0631829Y2 JP 8845288 U JP8845288 U JP 8845288U JP 8845288 U JP8845288 U JP 8845288U JP H0631829 Y2 JPH0631829 Y2 JP H0631829Y2
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JP
Japan
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acoustic panel
upper plate
cushioning member
plate
vibration
Prior art date
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JP8845288U
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JPH0210684U (ja
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睦夫 平野
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Sanden Holdings Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は振動装置を組み込んだ体感音響パネルに関する
ものである。
(従来の技術) 従来、この種の体感音響パネルとして第2図に示すもの
が知られている(実開昭63−68284号)。即ち、
上板1aにはマグネットプレート2を介して環状のマグ
ネット3を取付け、下板1bにはコアプレート4及び支
持台5を介して励磁体6が板ばね7により振動自在に取
付けている。励磁体6はコアハウジング6aに励磁コイ
ル6bを巻回してなり、励磁コイル6bをマグネット3
と所定間隙をおいて対向させている。また、上下板1
a,1b間には発泡ウレタン製の緩衝部材8が介在され
ている。
この体感音響パネルによれば、図示しないオーディオ装
置から出力される交番電流(音楽信号)を励磁コイル6
bに印加するときは、音楽信号に対応して励磁体6が振
動する。この振動は上下板1a,1b及び緩衝部材8を
介して表面パネル9に伝播する。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来の体感音響パネルにおいて、こ
れを例えば床パネルとして使用するときは、励磁体6に
て発生した振動が下板1bを介して床下(複数階ある家
屋においては階下)に伝播し、階下の生活環境を冒すと
いう問題点を有していた。また、緩衝部材8を発泡ウレ
タン剤にて形成しているが、発泡ウレタン材が柔軟性を
十分に有するものではないことから、表面パネル9に加
わる衝撃力を十分に緩衝することができず、この点にお
いても騒音の発生という問題点を有していた。
本考案の目的は前記従来の問題点に鑑み、階下への振動
等の伝播を抑制する体感音響パネルを提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するため、オーディオ装置等の
音源から出力される交番電流により振動を発生する振動
装置を組み込むとともに、上板と下板との間に緩衝部材
を介在した体感音響パネルにおいて、前記振動装置を前
記上板に取付けるとともに、前記緩衝部材は軟質材にて
形成されかつ空気を密封した多数の突出部を有すること
を特徴とする。
(作用) 本考案によれば、緩衝部材は軟質材にて形成され、かつ
空気を密封した多数の突出部を有するから、この緩衝部
材が柔軟構造となり、密封空気と相俟って振動、衝撃を
十分に緩衝する。また、振動装置が上板に取付けられて
いるから、振動装置にて発生した振動は上板に伝播する
とともに、一部が緩衝部材に伝播するが、この振動は緩
衝部材により減衰され、下板への伝播が抑制される。
(実施例) 第1図、第3図乃至第5図は本考案の一実施例を示すも
ので、図中、10は体感音響パネルで、上板11と下板
12との間に緩衝部材13を介在してなるもので、各上
下板11,12は合板又は硬質の合成樹脂にて形成され
ている。上板11上には表面パネル14を取付け、ま
た、下板12の周縁側はゴム足15を介してネジ16に
て床17上に固定されている。
緩衝部材13は軟質性の合成樹脂例えば塩化ビニルにて
形成されており、フィルム13a上に半球状の突出部1
3bを一体形成してなり、突出部13bを所定間隔をお
いて多数設け、各突出部13b内に空気を密封してい
る。
また、体感音響パネル10には上下板11,12及び緩
衝部材13を貫通する後述する振動装置30の取付け孔
18を設け、取付け孔18の周縁の上板11には振動装
置30を取付ける環状の取付け金具19が取付けられて
いる。この取付け金具19は垂直片19aと垂直片19
aの上端から水平に延びる水平片19bから構成され、
垂直片19aの内周面にネジ山を螺刻するとともに、水
平片19bをネジ20を介して取付け穴18の周縁の上
板11に固着している。
振動動装置30は振動又は重低音を発生するもので、第
5図に示すように、励磁体31とマグネット部32から
構成される。励磁体31は励磁コイル33と、該励磁コ
イル33を巻回した環状のコアハウジング34と、板ば
ね35とを有し、コアハウジング34と板ばね35とを
リベット36にて連結している。
マグネット部32は環状のマグネット37とマグネット
プレート38とから構成し、マグネットプレート38は
鉄系の磁性体にて形成されている。このマグネットプレ
ート38は円盤状の上プレート39と上プレート39の
周縁から下方に延びる延設部40からなり、上プレート
39の下面にはマグネット37を励磁体31と所定間隙
(磁気干渉を起す間隙)をおいて対向して設け、また中
央には下方に突出したネジ取付け部41を設けている。
このネジ取付け部41と板ばね35との間には非磁性体
の真鍮42を介在し、プラスチック製のネジ43及び座
金44を介して板ばね35をマグネットプレート38に
固着し、励磁体31を振動自在としている。また、マグ
ネットプレート38の延設部40はその上端に取付けフ
ランジ45を設け、下部は取付け金具19に着脱自在に
螺合している。取付けフランジ45と上板11との間に
はゴムパッキン46が介在されている。また、延設部4
0の下部開口端はネジ47にて固着された蓋体48にて
閉塞され、蓋体48と座金44との間にゴムブッシュ4
9を介在している。尚、50はオーディオ装置からの交
番電流(音楽信号)をアンプを介して励磁コイル33に
印加するリード線、51は蓋体48に取付けられたリー
ド線50のホルダである。
本実施例によれば、マグネット37の下面側をN極、上
面側をS極とするとき、マグネットプレート37全体が
励磁されS極となり、励磁体31を間においてマグネッ
ト37のN極とマグネットプレート37のS極との間で
磁束が形成される。従ってオーディオ装置からの音楽信
号をリード線50を介して励磁コイル33に印加すると
きは、励磁コイル33の磁束とマグネット37及びマグ
ネットプレート38の磁束との磁気干渉が大きく起り、
励磁体31が音楽信号に対応して上下に大きく振動し、
この振動が真鍮42及びマグネットプレート38を介し
て体感音響パネル10の上板11及び表面パネル14に
伝播する。これにより、この体感音響パネル10の上で
エアロビクス等のダンスをするときは体感音響が得られ
楽しくダンスをすることができる。
また、体感音響パネル10の緩衝部材13は軟質の合成
樹脂にて形成され、かつ、各突出部13b内に空気を密
封していることから、柔軟構造となり、上板11に伝播
した振動或いはダンスにより加わる衝撃は各突出部13
bにより緩衝され、下板12更にはゴム足15を介して
床17への振動等の伝播が抑制される。また、これと同
様の作用にて遮音効果も有することとなるし、また、体
感音響パネル10上で運動等を行なう場合にも膝、腰等
に障害を起すことがない。
更に、体感音響パネル10を床17上を覆うように設け
るときは、体感音響パネル10上の熱は緩衝部材13の
各突出部13b間の空気及び各突出部13b内の密封空
気により空気断熱され、体感音響パネル10の下方への
熱移動が抑制される。
尚、前記実施例では緩衝部材13を軟質の合成樹脂にて
形成しているが、軟質のゴム系の材料で形成するように
しても良い。また、上下板11,12の周縁間にも補強
部材(図示しない)を介在するようにしても良い。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、緩衝部材は軟質
材にて形成され、かつ空気を密封した多数の突出部を有
するから、この緩衝部材が柔軟構造となり、密封空気と
相俟って振動、衝撃を十分に緩衝するし、また、振動装
置が上板に取付けられているから、振動装置にて発生し
た振動は上板に伝播するとともに、一部が緩衝部材に伝
播するが、この振動は緩衝部材により減衰され、下板へ
の伝播が抑制される。
従って、振動装置にて発生する振動は直接上板に伝播し
効率良く振動を取り出すことができるし、また、階下へ
の振動、衝撃が抑制され、階下の生活環境を冒すことが
ないという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図乃至第5図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は体感音響パネルを示す断面図、第2図は
従来の体感音響パネルを示す断面図、第3図は緩衝部材
を示す平面図、第4図は緩衝部材を示す側面図、第5図
は振動装置を示す断面図である。 図中、10…体感音響パネル、11…上板、12…下
板、13…緩衝部材、13b…突出部、30…振動装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオ装置等の音源から出力される交
    番電流により振動を発生する振動装置を組み込むととも
    に、上板と下板との間に緩衝部材を介在した体感音響パ
    ネルにおいて、 前記振動装置を前記上板に取付けるとともに、前記緩衝
    部材は軟質材にて形成されかつ空気を密封した多数の突
    出部を有する ことを特徴とする体感音響パネル。
JP8845288U 1988-07-05 1988-07-05 体感音響パネル Expired - Lifetime JPH0631829Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8845288U JPH0631829Y2 (ja) 1988-07-05 1988-07-05 体感音響パネル

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JP8845288U JPH0631829Y2 (ja) 1988-07-05 1988-07-05 体感音響パネル

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Publication Number Publication Date
JPH0210684U JPH0210684U (ja) 1990-01-23
JPH0631829Y2 true JPH0631829Y2 (ja) 1994-08-22

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JP2008016982A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Fureei Kk 音響システム

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