JPS6315622Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6315622Y2
JPS6315622Y2 JP1234482U JP1234482U JPS6315622Y2 JP S6315622 Y2 JPS6315622 Y2 JP S6315622Y2 JP 1234482 U JP1234482 U JP 1234482U JP 1234482 U JP1234482 U JP 1234482U JP S6315622 Y2 JPS6315622 Y2 JP S6315622Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
plate
air chamber
engine
rubber
relatively large
Prior art date
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Application number
JP1234482U
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English (en)
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JPS58114934U (ja
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Publication date
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Publication of JPS6315622Y2 publication Critical patent/JPS6315622Y2/ja
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
この考案は自動車用エンジンマウントに関する
ものである。 従来自動車用エンジンマウントは、例えば第2
図に示すようにエンジン側にボルト4を介して取
りつけられる上部金具1と、ボルト孔2a及び図
示しないボルトにより車両ボデーに取りつけられ
る下部金具2との間にゴム3が挿入されて上、下
金具1,2に加流接着されている。然し従来のエ
ンジンマウントは防振効果は小さく、エンジンの
5〜20Hzの低周波振動は車両ボデーにゆさぶり振
動を引きおこし、80〜200Hzの高周波振動は車室
内にこもり音を発生させ、さらに高い300〜700Hz
の高周波振動はエンジン透過音となつて車両の静
粛性を損ねている。 この対策として従来からエンジンマウントのゴ
ムのばね定数、振動減衰係数を種々変えてきたが
一部の周波数域に対して振動減衰効果を有してい
ても他の周波数域に対しては効果がなく結局全周
波数域に対し十分な振動減衰機能をもつたエンジ
ンマウントが得られていないのが現状である。 この考案はエンジンの全周波数域において十分
な減衰機能を有する自動車用エンジンマウントの
提供を目的とする。 以下実施例を示す図面に基づきこの考案を説明
する。第1図において、エンジンマウント10は
円形孔12を形成する車両ボデー取付用フランジ
(エンジンマウント部材)11に取りつけられて
いる。フランジ11には後で詳述するゴム等の弾
性材からなる仕切り板19が取りつけられてい
る。 フランジ11の外側には頂板14aを有する円
筒状の下部金具14が嵌着され、頂板14aの中
心部には円形の開口15が設けられている。頂板
14aの上方にはこれに対向して端板16が配設
され、頂板14aと端板16との間にはゴム等の
弾性材からなる円筒体17が挿入され、その上端
面は端板16の下面に加硫接着され、その下端部
は下部金具14の頂板14aの上、下面及び周壁
14bの内面に加硫接着されている。下部金具1
4と端板16のほぼ中間において円筒体17の周
壁にはリング状等の質量部材18が加硫接着され
ている。 仕切り板19は外周に湾曲部20aを有する取
付板20とこれに加硫接着されたゴム等の弾性材
からなる円形の弾性板21とからなつている。弾
性板21はその中心部に円形孔21aを有しこれ
に皿状の第2デイスク22が嵌装され、その周壁
22bに弾性板21が加硫接着されている。デイ
スク22の底板22aの中心部には凹みが形成さ
れている。第2デイスク22の内側には皿状の第
1デイスク23が嵌着され、第1デイスク23の
底板23aの下面は上方に凹んでいる。従つて両
デイスク22,23の底板22a,23a間に空
洞24が形成されるがこの空洞24は底板22
a,23a間に介装されたダイアフラム25によ
り上部空洞26及び下部空洞27に区画される。 仕切り板19,円筒体17及び端板16により
第1空気室28が形成され、又、円形孔12の下
端は車両ボデー取付用フランジ11に取りつけた
底板29により閉鎖され、仕切り板19、車両ボ
デー取付用フランジ11及び底板29により第2
空気室30が形成される。下部空洞27は第2デ
イスク22の底板22aに設けた比較的径の大き
い孔32により第2空気室30に連通し、上部空
洞26は第1デイスク23の底板23aに設けた
比較的径の大きい孔31及び取付板20に設けた
比較的径の大きい孔33を介して第1空気室28
に連通している。又第1空気室28と第2空気室
30とは第2デイスク22の周壁22bに設けた
オリフイス34及びこれに整合して取付板20に
設けた比較的径の大きい孔35を介して連通して
いる。 端板16と取付板20とは第1空気室内に挿入
された取付ボルト36のフランジ部36a,36
bに当接し、取付ボルト36はフランジ部36a
から端板16の上方に突出し、ねじ部36cを有
している。図示しないエンジンは端板16にねじ
部36cに螺合する図示しないナツトにより取り
つけられる。13は本マウントを図示しない車両
ボデーに取りつけるボルト孔である。 上記の構成により、エンジンマウント10はエ
ンジンの振動を受けると第1空気室28及び第2
空気室30のばね定数、ゴム製の円筒体17のば
ね定数及び仕切り板19の弾性板21のばね定数
から定まるばね定数と、オリフイス34を空気が
通過する際発生する空気抵抗による振動減衰力と
によつて防振機能を発揮する。すなわちエンジン
の低周波数域での振幅の大きい振動に対してはオ
リフイス34を通過する空気抵抗により減衰効果
が得られる。振幅の小さい高周波数域の振動に対
してはダイアフラム25が変位して第1空気室2
8及び第2空気室30の容積変化量の一部を吸収
して両空気室のばね定数の上昇を防ぐことにより
減衰効果を発揮する。さらに高い周波数域では質
量部材18の共振周波数0
【式】に チユーニングして√20Hz以上での振動伝達を低
減させる。ここでnは車内音として問題となつ
ている300〜700Hzの周波数である。 上述のようにこの考案のエンジンマウントはゴ
ム等の弾性材からなる筒体の一端を端板により閉
鎖し、他端を車両ボデーに取付けるためのフラン
ジに設けた孔に嵌着して該孔を底板により閉鎖
し、筒体の内部にはゴム等の弾性材からなる仕切
り板を横方向に設けてこの仕切り板と前記の端板
及び底板との間にそれぞれ第1空気室及び第2空
気室を形成し、仕切り板の内部には空洞を設けて
ダイアフラムにより2室に区画し、その一方を比
較的径の大きい孔を介して第1空気室に、その他
方を比較的径の大きい孔を介して第2空気室にそ
れぞれ連通し、仕切り壁には第1、第2空気室を
連通するオリフイスを設け、仕切り板と前記端板
とをエンジン取付用ボルトで連結し、筒体の周壁
には質量部材を取りつけて構成されたものである
から、エンジンの低周波数域の振幅の大きな振動
はオリフイスを通過する空気抵抗により減衰さ
れ、高周波数域の振幅の小さい振動は第1、第2
空気室の容積変化量の一部をダイアフラムが変位
して吸収することにより減衰され、さらに高い高
周波数域の振動は質量部材により減衰され、結局
低周波数域から高周波数域のエンジンの振動が極
めて効果的に減衰され、従来のような乗員が感じ
た不快感は全くなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の縦断正面図を示
し、第2図は従来のエンジンマウントの一例の縦
断正面図を示す。 10……エンジンマウント、11……車両ボデ
ー取付用フランジ、12……円形孔(孔)、16
……端板、17……円筒体(筒体)、18……質
量部材、19……仕切り板、24……空洞、25
……ダイアフラム、28……第1空気室、29…
…底板、30……第2空気室、31……比較的径
の大きい孔、32……比較的径の大きい孔、34
……オリフイス、36……エンジン取りつけ用ボ
ルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴム等の弾性材よりなる筒体の一端を端板によ
    り、他端を底板によりそれぞれ閉鎖し、筒体の内
    部にはゴム等の弾性材よりなる仕切り板を横方向
    に設けてこの仕切り板と前記の端板及び底板との
    間にそれぞれ第1空気室及び第2空気室を形成
    し、仕切り板の内部には空洞を設けてダイアフラ
    ムにより2室に区画し、その一方を比較的大径の
    孔を介して第1空気室に、その他方を比較的大径
    の孔を介して第2空気室にそれぞれ連通し、仕切
    り板には第1、第2空気室を連通するオリフイス
    を設け、仕切り板と前記端板とをエンジン取りつ
    け用ボルトにより連結し、筒体の周壁には質量部
    材を取りつけたことを特徴とするエンジンマウン
    ト。
JP1234482U 1982-01-30 1982-01-30 エンジンマウント Granted JPS58114934U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1234482U JPS58114934U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 エンジンマウント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1234482U JPS58114934U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 エンジンマウント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58114934U JPS58114934U (ja) 1983-08-05
JPS6315622Y2 true JPS6315622Y2 (ja) 1988-05-02

Family

ID=30024922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1234482U Granted JPS58114934U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 エンジンマウント

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JP (1) JPS58114934U (ja)

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Publication number Publication date
JPS58114934U (ja) 1983-08-05

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