JPS5829312Y2 - 防振ゴム装置 - Google Patents

防振ゴム装置

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Publication number
JPS5829312Y2
JPS5829312Y2 JP5394079U JP5394079U JPS5829312Y2 JP S5829312 Y2 JPS5829312 Y2 JP S5829312Y2 JP 5394079 U JP5394079 U JP 5394079U JP 5394079 U JP5394079 U JP 5394079U JP S5829312 Y2 JPS5829312 Y2 JP S5829312Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
stopper
rubber
wall surfaces
rubber device
Prior art date
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Expired
Application number
JP5394079U
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English (en)
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JPS55152829U (ja
Inventor
富昭 熱海
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP5394079U priority Critical patent/JPS5829312Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は防振ゴム装置に係り、特に自動車等の車輌に於
いてエンジンを車体に装着するためのエンジンマウンテ
ィング用防振ゴム装置に係る。
エンジンマウンティング用防振ゴム装置は、従来一般に
、ゴム等のゴム状弾性体を含んでおり、エンジンを弾性
的に支持し、エンジンと車体との間にある程度の相対的
変位を許し、これによってエンジンの振動が車体に伝わ
ることを前記ゴム状弾性体の弾性変形によって防止せん
とするものである。
ところで、自動車等に於いて、こもり音の発生の原因に
なる80Hz程度以上の高周波、小振幅のエンジン振動
が車体に伝わらないようにするためには、防振ゴム装置
は小さいばね定数を有していることが好ましい。
しかし、この反面、悪路走行時等に生ずる低周波、大振
幅の振動に対しては、防振ゴム装置は大きいばね定数を
有し、また振動減衰能を有していることが好ましい。
また、1OH2前後の低周波、小振幅の振動に対しても
振動の減衰を行なうべく防振ゴム装置は振動減衰能を有
していることが好ましい。
本考案は高周波、小振幅の振動に対しては小さいばね定
数のばね特性を呈し、低周波、大振幅の振動に対しては
大きいばね定数のばね特性を呈し、しかも優れた振動減
衰能を有し、幅広い周波数領域にて充分な防振効果を発
揮する新しい防振ゴム装置を提供することを目的として
いる。
かかる目的は、本考案によれば、互に向かい合った壁面
を呈する二つの枠体と、前記両枠体の前記壁面間に延在
し該壁面と共働して該壁面間に一つの室空間を郭定する
ゴム状弾性体の筒体と、前記室空間に対する空気の出入
を行なう小孔と、前記筒体が前記枠体間にて所定量以上
圧縮されることを抑制する第一のストッパと、前記筒体
が前記枠体間にて所定量以上引張されることを抑制する
第二のストッパを有している如き防振ゴム装置によって
達成される。
上述の如き構成によれば、前記筒体は比較的小さいばね
定数を有するゴム状弾性体で構成されていてよく、これ
により高周波、小振幅の振動の伝達を効果的に抑制し、
こもり音の発生を防止することができる。
また、筒体は所定量以上圧縮変形または引張変形される
と、それ以上の圧縮変形または引張変形を第一または第
二のストッパによって抑制されることにより実質的なば
ね定数が増大するようになる。
従って筒体を所定量以上圧縮変形または引張変形させる
低周波、大振幅の振動マ、こ1比較的高いばね定数のば
ね特性を呈する筒体によって効果的に減衰される。
また、前記筒体の圧縮変形または引張変形に伴い筒体内
部の室空間に対して小孔により空気の出入が行なわれる
ので、振動の減衰効果が得られ、低周波、中振幅乃至大
振幅の振動の減衰が行なわれるようになる。
このような防振ゴム装置をエンジンマウンティング用防
振ゴム装置として用いれば、騒音の低減と乗心地の向上
を両立させることができ、またエンジンと他の部品との
干渉も避けることができる。
以下に添付の図を用いて本考案を実施例について詳細に
説明する。
添付の第1図は本考案による防振ゴム装置の1つの実施
例を示す縦断面図であり、第2図は第1図に於ける線■
−■による断面図である。
これらの図に於いて、1及び2は枠体を示しており、こ
の枠体1.2は互に向かい合った壁面3.4を有するよ
うに構成されている。
前記枠体1及び2は円盤状の板片5.6とその周縁部と
重なる円環状のフランジ部材7.8とからなっており、
これら両部材は防振ゴム装置が完成される最終段階にて
ポル)9.10によって互に結合されるようになってい
る。
前記枠体1及び2にはそれぞれ各枠体をエンジン或は車
体等に固定するためのねじ1′及び2′が取付けられて
いる。
前記枠体1と2との間にはそれらの壁面3.4と共働し
て該壁面間に1つの室空間12を郭定するゴム状弾性体
の筒体11が設けられている。
筒体11は円環状断面を有する鼓形をしており、その一
端にて前記枠体1のフランジ部材7に加硫接着され、ま
たその他端にて前記枠体2のフランジ部材8に加硫接着
されている。
また前記筒体11はその最小径部分の内側に互に対向す
べく突出したストッパ部13.14を有している。
ストッパ部13.14は筒体11が自由状態時にある時
には図示されている如く所定の間隔を置いて離間してい
るが、前記筒体11が前記枠体1.2間にて所定量以上
圧縮されたとき互に衝突し、筒体11がそれ以上圧縮変
形されることを抑制するようになっている。
また筒体11はその最小径部分の外周に突出部15を有
しており、この突出部15の外側にストッパリング16
が嵌られている。
前記突出部15は筒体11の周廻りの全体に設けられて
いても部分的に設けられていてもよい。
ストッパリング16は金属、合成樹脂、ゴム状弾性体な
ど適宜の材料によって構成されていてよく、また完全に
連続したリングであっても一部に切欠部を有するC形す
ングであってもよ(・。
このストッパリング16は前記筒体11が自由状態にあ
る時には図示されている如(前記突出部150部分にて
のみ前記筒体11に接触しているが、前記筒体11が前
記枠体1.2間にて所定量以上引張された時には前記突
出部15が圧縮変形により潰れ、そのほぼ全体にて前記
筒体11の外周面に接触し、筒体11のそれ以上の引張
変形を抑制するようになっている。
また前記枠体1には前記室空間12に対する空気の出入
を行なう小孔17が設けられている。
以上の如く構成されていることにより筒体11の枠体1
と2間にての圧縮変形または引張変形が所定量範囲内で
あれば、前記筒体11はストッパ部13.14やストッ
パリング16によってそQ変形を抑制されることなく自
由に弾性変形するから、前記筒体11が比較的小さいば
ね定数を有するゴム状弾性体によって構成されていれば
、こもり音の発生の原因になる高周波、小振幅の振動を
吸収し、それが枠体1.2間で伝達されることを防止す
ることができる。
これに対し前記筒体110枠体1と2間にての圧縮変形
または引張変形が所定量以上になると、それの変形がス
トッパ部13゜14或はストッパリング16によって抑
制され、それの実質的なばね定数が高(なる。
従って悪路走行時等に生じる低周波、大振幅の振動が筒
体11に与えられても筒体11は大きく弾性変形するこ
とがなく、共振するようなことがない。
また前記筒体11が前記枠体1,2の間にて圧縮変形ま
たは引張変形するとき室空間12の容積が減少または増
大することによりその室空間12に対し小孔17を通し
て空気の出入が生じ、1J4L 17を通過する空気に
流通抵抗が与えられ、それにより振動の減衰効果が生じ
る。
この振動減衰効果により特に低周波の振動は良好に減衰
されるようになる。
第3図は本考案による防振ゴム装置の他の1つの実施例
を示す縦断面図である。
尚、第3図に於いて第1図及び第2図に対応する部分は
第1図及び第2図に付した符号と同一の符号により示さ
れている。
かかる実施例の場合、円錐形のストッパゴム18.19
が各々枠体1及び2の壁面3.4に互に対向した態様に
て加硫接着されている。
ストッパゴム18.19は筒体11が前記枠体1゜2間
にで所定量以上圧縮されたとき互に接触し筒体11のそ
れ以上の圧縮変形を抑制するようになっている。
従ってかかる実施例に於いても上述した実施例の防振ゴ
ム装置と同様の作用効果が得られることを理解されよう
以上に於いては本考案を特定の実施例について詳細に説
明したが、本考案はこれに限定されるものではなく本考
案の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当業者
にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による防振ゴム装置の1つの実施例を示
す縦断面図、第2図は第1図に於ける線■−■による断
面図、第3図は本考案による防振ゴム装置の他の1つの
実施例を示す縦断面図である。 1.2・・・・・・枠体、3.4・・・・・・壁面、5
.6・・・・・・板片、7.8・・・・・・フランジ部
材、9.10・・・・・・ボルト、11・・・・・・筒
体、12・・・・・室空間、13.14・・・・・・ス
トツー<IS、 15・・・・・・突出部、16・・
・・・・ストッパリング、17・・・・・・小孔、18
.19・・・・・・ストッパゴム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互に向かい合った壁面を呈する二つの枠体と、前記両枠
    体の前記壁面間に延在し該壁面と共働して該壁面間に一
    つの室空間を郭定するゴム状弾性体の筒体と、前記室空
    間に対する空気の出入を行なう小孔と、前記筒体が前記
    枠体間にて所定量以上圧縮されることを抑制する第一の
    ストッパと、前記筒体が前記枠体間にて所定量以上引張
    されることを抑制する第二のストッパとを有しているこ
    とを特徴とする防振ゴム装置。
JP5394079U 1979-04-20 1979-04-20 防振ゴム装置 Expired JPS5829312Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5394079U JPS5829312Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 防振ゴム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5394079U JPS5829312Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 防振ゴム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55152829U JPS55152829U (ja) 1980-11-04
JPS5829312Y2 true JPS5829312Y2 (ja) 1983-06-27

Family

ID=28947735

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5394079U Expired JPS5829312Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 防振ゴム装置

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JP (1) JPS5829312Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5660955B2 (ja) * 2010-12-03 2015-01-28 倉敷化工株式会社 防振装置の製造方法

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JPS55152829U (ja) 1980-11-04

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