JPH0868468A - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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Publication number
JPH0868468A
JPH0868468A JP6227399A JP22739994A JPH0868468A JP H0868468 A JPH0868468 A JP H0868468A JP 6227399 A JP6227399 A JP 6227399A JP 22739994 A JP22739994 A JP 22739994A JP H0868468 A JPH0868468 A JP H0868468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
pitch
gasket
relatively
axial direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP6227399A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Morio
亮 守尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP6227399A priority Critical patent/JPH0868468A/ja
Publication of JPH0868468A publication Critical patent/JPH0868468A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダブロックまたはヘッドが熱変形して
も、シール面圧が極端に低下することがなく、もって安
定したシール性能を得ることが可能なガスケットを提供
する。また組立ボルトを強く締め付けても、ボルト取付
孔からの距離の遠近に余り関係がなくシール面圧が略一
定であり、もって充分なシール性能を得ることが可能な
ガスケットを提供する。 【構成】 ボア周り部に装着されるスペーサ4に、円周
方向にピッチを備えるとともに軸方向に振幅を備えた波
形を賦形することにした。またこれに加えて、スペーサ
4の、ボルト取付孔から比較的近い部分4aの波のピッ
チを比較的大きく設定するとともに、ボルト取付孔から
比較的遠い部分4bの波のピッチを比較的小さく設定す
ることにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密封装置の一種である
ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図4および図5に示すよう
に、プレートストッパ1およびプレートアクション2を
積層し、厚さ方向に折り返したプレートストッパ1のボ
ア周り部3にスペーサ4を装着したガスケット(ヘッド
ガスケット)が知られている。スペーサ4は平板であ
り、かつ環状である。
【0003】上記構成を備えた従来のガスケットにおい
ては、その構成から、初期シール性能は充分であるが、
エンジンの作動に伴ってシリンダブロックまたはヘッド
が熱変形すると、当該ガスケットのシール面圧が予想外
に低下してしまうことがあるために、これを原因とし
て、安定したシール性能を得ることができない問題があ
る。
【0004】また本来、シール面圧は、ボア周り部3の
全周に亙って均一であるべきであるが、組立ボルトを強
く締め付けることになるボルト取付孔5からの距離の遠
近によって、このシール面圧に高低のばらつきが発生す
ることがあり、これを原因として、充分なシール性能を
得ることができない問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、シリンダブロックまたはヘッドが熱変形しても、シ
ール面圧が極端に低下することがなく、もって安定した
シール性能を得ることが可能なガスケットを提供するこ
とを目的とする。
【0006】また併せて、組立ボルトを強く締め付けて
も、ボルト取付孔からの距離の遠近に余り関係がなくシ
ール面圧が略一定であり、もって充分なシール性能を得
ることが可能なガスケットを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるガスケットは、ボア周り部
に平板環状のスペーサを装着したガスケットにおいて、
前記スペーサに、円周方向にピッチを備えるとともに軸
方向に振幅を備えた波形を賦形することにした。
【0008】また本発明の請求項2によるガスケット
は、請求項1のガスケットにおいて、スペーサの、ボル
ト取付孔から比較的近い部分の波のピッチを比較的大き
く設定するとともに、ボルト取付孔から比較的遠い部分
の波のピッチを比較的小さく設定することにした。
【0009】
【作用】請求項1によるガスケットのように、ボア周り
部に装着される平板環状のスペーサに、円周方向にピッ
チを備えるとともに軸方向に振幅を備えた波形が賦形さ
れていると、このスペーサに、軸方向、すなわち面圧発
生方向に作用する弾性(ばね性)が備えられることにな
る。したがってシリンダブロックまたはヘッドが熱変形
したときにシール面圧が極端に低下するのを、このばね
性によって抑えることが可能である。
【0010】また、このばね性は、波のピッチが比較的
大きければ比較的小さく、波のピッチが比較的小さけれ
ば比較的大きなものである。したがって請求項2による
ガスケットのように、スペーサの、ボルト取付孔から比
較的近い部分の波のピッチを比較的大きく設定するとと
もに、ボルト取付孔から比較的遠い部分の波のピッチを
比較的小さく設定すると、シール面圧をボア周り部の全
周に亙って略一定とすることが可能となる。
【0011】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明すると、当該実施例に係るガスケットは、上記従来技
術と同様に、プレートストッパ1およびプレートアクシ
ョン2を積層するとともに、厚さ方向に折り返したプレ
ートストッパ1のボア周り部3にスペーサ4を装着して
なる基本構成を備えており、これに加えて、図1に示す
ように、スペーサ4に、円周方向にピッチを備えるとと
もに軸方向に振幅を備えた波形が賦形されている。ま
た、このスペーサ4の、ボルト取付孔5(図4参照)か
ら比較的近い部分4aの波のピッチPa が、図2に示す
ように、比較的大きく設定されるとともに、これに対し
て、ボルト取付孔5から比較的遠い部分4bの波のピッ
チPb が、図3に示すように、比較的小さく設定されて
いる。ピッチの変化は、Pa とPb とによる大小二段の
区分けの他、三段以上に細かく区分けしても良く、また
ピッチがPa からPb へと漸次小さくなるようにしても
良い。
【0012】しかして上記構成を備えたガスケットによ
れば、スペーサ4に、円周方向にピッチを備えるととも
に軸方向に振幅を備えた波形が賦形されているために、
このスペーサ4が軸方向に多少圧縮された状態でボア周
り部3に装着されたときに、このスペーサ4に、軸方
向、すなわち面圧発生方向に作用する弾性(ばね性)が
備えられることになる。したがってシリンダブロックま
たはヘッドが熱変形したときにシール面圧が極端に低下
するのを、このばね性によって抑えることが可能であ
り、これにより安定したシール性能を得ることができ
る。
【0013】また、このばね性は、波のピッチが比較的
大きければ比較的小さく、波のピッチが比較的小さけれ
ば比較的大きなものであって、スペーサ4の、ボルト取
付孔5から比較的近い部分4aの波のピッチPa を比較
的大きく設定するとともに、ボルト取付孔5から比較的
遠い部分4bの波のピッチPb を比較的小さく設定した
ために、シール面圧をボア周り部3の全周に亙って略一
定とすることが可能であり、これにより充分なシール性
能を得ることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0015】すなわち、先ず、請求項1によるガスケッ
トにおいては、ボア周り部に装着されるスペーサに、円
周方向にピッチを備えるとともに軸方向に振幅を備えた
波形を賦形して、このスペーサにばね性を備えさせるこ
とにしたために、シリンダブロックまたはヘッドが熱変
形したときにシール面圧が極端に低下するのを、このば
ね性によって抑えることが可能であり、これにより安定
したシール性能を得ることができる。
【0016】また請求項2によるガスケットにおいて
は、スペーサの、ボルト取付孔から比較的近い部分の波
のピッチを比較的大きく設定するとともに、ボルト取付
孔から比較的遠い部分の波のピッチを比較的小さく設定
したために、シール面圧をボア周り部の全周に亙って略
一定とすることが可能であり、これにより充分なシール
性能を得ることができ、これらによりシール性能に優れ
たガスケットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るガスケットに装着される
スペーサの平面図
【図2】図1におけるB方向矢視図
【図3】図1におけるC方向矢視図
【図4】ガスケットの平面図
【図5】図4におけるA−A線拡大断面図
【符号の説明】
1 プレートストッパ 2 プレートアクション 3 ボア周り部 4 スペーサ 4a 比較的近い部分 4b 比較的遠い部分 5 ボルト取付孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボア周り部(3)に平板環状のスペーサ
    (4)を装着したガスケットにおいて、前記スペーサ
    (4)に、円周方向にピッチを備えるとともに軸方向に
    振幅を備えた波形を賦形したことを特徴とするガスケッ
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1のガスケットにおいて、スペー
    サ(4)の、ボルト取付孔(5)から比較的近い部分
    (4a)の波のピッチ(Pa )を比較的大きく設定する
    とともに、ボルト取付孔(5)から比較的遠い部分(4
    b)の波のピッチ(Pb )を比較的小さく設定したこと
    を特徴とするガスケット。
JP6227399A 1994-08-30 1994-08-30 ガスケット Pending JPH0868468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6227399A JPH0868468A (ja) 1994-08-30 1994-08-30 ガスケット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6227399A JPH0868468A (ja) 1994-08-30 1994-08-30 ガスケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0868468A true JPH0868468A (ja) 1996-03-12

Family

ID=16860223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6227399A Pending JPH0868468A (ja) 1994-08-30 1994-08-30 ガスケット

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JP (1) JPH0868468A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100452488B1 (ko) * 2000-12-22 2004-10-12 주식회사 만도 쇽 업소버 어셈블리의 완충부재
KR100910035B1 (ko) * 2006-05-16 2009-07-30 이시카와 가스킷 가부시키가이샤 메탈 개스킷
US8162326B2 (en) 2000-06-15 2012-04-24 Dana Automotive Systems Group, Llc Flat gasket and method for the production thereof

Cited By (3)

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US8162326B2 (en) 2000-06-15 2012-04-24 Dana Automotive Systems Group, Llc Flat gasket and method for the production thereof
KR100452488B1 (ko) * 2000-12-22 2004-10-12 주식회사 만도 쇽 업소버 어셈블리의 완충부재
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020529