JPS6029293B2 - 微小カプセル分散液中のホルムアルデヒド除去方法 - Google Patents
微小カプセル分散液中のホルムアルデヒド除去方法Info
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- JPS6029293B2 JPS6029293B2 JP55107125A JP10712580A JPS6029293B2 JP S6029293 B2 JPS6029293 B2 JP S6029293B2 JP 55107125 A JP55107125 A JP 55107125A JP 10712580 A JP10712580 A JP 10712580A JP S6029293 B2 JPS6029293 B2 JP S6029293B2
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- dispersion
- compound
- active methylene
- methylene group
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J13/00—Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
- B01J13/02—Making microcapsules or microballoons
- B01J13/06—Making microcapsules or microballoons by phase separation
- B01J13/10—Complex coacervation, i.e. interaction of oppositely charged particles
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、カプセル壁膜形成材料としてホルムアルデヒ
ドを使用する微小カプセルの分散液中に残留する壁膜形
成に寄与しないホルムアルデヒドを除去する方法に関す
るものである。
ドを使用する微小カプセルの分散液中に残留する壁膜形
成に寄与しないホルムアルデヒドを除去する方法に関す
るものである。
従釆より、ホルムアルデヒドを使用した微小カプセルの
製造方法にとしてはコンプレックス・コアセルベーショ
ン法、界面重合法、ィンサィッ法(lnsitu法)な
どが知られている。
製造方法にとしてはコンプレックス・コアセルベーショ
ン法、界面重合法、ィンサィッ法(lnsitu法)な
どが知られている。
コンプレックス・コアセルベーション法は、反対の電荷
を有する2種のコロイド希薄水溶液中に予め油滴を分散
させた系をつくり、系の餌を下げてゆくと相分離により
油滴表面にコアセルベート壁膜が堆積するのでこのコア
セルベート壁膜を硬化させることにより油滴を内包する
微小カプセルを製造する方法である。
を有する2種のコロイド希薄水溶液中に予め油滴を分散
させた系をつくり、系の餌を下げてゆくと相分離により
油滴表面にコアセルベート壁膜が堆積するのでこのコア
セルベート壁膜を硬化させることにより油滴を内包する
微小カプセルを製造する方法である。
界面重合法は、親水性モノマー媒体中に疎水性モ/マ−
を含む油滴を分散させ油滴表面において2種のモノマー
による重合或いは縮合反応を行なわせてポリマーの壁膜
を形成する微小カプセルの製造方法である。
を含む油滴を分散させ油滴表面において2種のモノマー
による重合或いは縮合反応を行なわせてポリマーの壁膜
を形成する微小カプセルの製造方法である。
インサィッ法は、油滴の内側のみから或いは外側のみか
らモノマーや車合触体が供孫舎され油滴表面で重合反応
を行なわせてポリマー壁膜を形成する微小カプセルの製
造方法である。
らモノマーや車合触体が供孫舎され油滴表面で重合反応
を行なわせてポリマー壁膜を形成する微小カプセルの製
造方法である。
これら各方法ではいずれもホルマアルデヒドを使用する
ことができ、例えば、コンプレックス・コアセルベーシ
ョン法では硬化剤として、又界面重合法やィンサィッ法
では壁膜形成材料として使用されている。
ことができ、例えば、コンプレックス・コアセルベーシ
ョン法では硬化剤として、又界面重合法やィンサィッ法
では壁膜形成材料として使用されている。
しかし、いずれの方法でも良好な微小カプセルを得るた
めには過剰量のホルムアルデヒドを添加する必要があり
、このため微小カプセルの製造後カプセル分散液中には
ホルムアルデヒドが相当量残留している。一方、ホルム
アルデヒドは、特異な刺激臭を有する有毒ガスを発生し
、人体に対しては目や呼吸器官の粘膜及び皮膚を強く刺
激し不快感を与えることから微小カプセル製造の作業環
境上、更にはこの微4・カプセルを応用した製品の使用
に際して社会問題を生ずる廃れがある。
めには過剰量のホルムアルデヒドを添加する必要があり
、このため微小カプセルの製造後カプセル分散液中には
ホルムアルデヒドが相当量残留している。一方、ホルム
アルデヒドは、特異な刺激臭を有する有毒ガスを発生し
、人体に対しては目や呼吸器官の粘膜及び皮膚を強く刺
激し不快感を与えることから微小カプセル製造の作業環
境上、更にはこの微4・カプセルを応用した製品の使用
に際して社会問題を生ずる廃れがある。
従来、微小カプセル分散液中の残留ホルムアルデヒドを
除去する方法としては次の如き方法が知られている。
除去する方法としては次の如き方法が知られている。
先ず、コンプレックス・コアセルベーション法による微
小カプセル製造法に関しては、硬化剤として使用された
ホルムアルデヒドの残留分を亜硫酸ナトリウム或いは尿
素と反応させる方法(特公昭44−27254号)や塩
酸ヒドロキシルアミンと強塩基剤を用いてpH7以上の
条件下で反応させる方法(特開昭51一75676号)
が提案されている。更に、上記袴開昭51−75676
号には残留ホルムアルデヒドと反応させうる化合物とし
て尿素、チオ尿素、ヒドラジン化合物、ジシアンジアミ
ド及びその酸塩、ヒドロキシルアミン及びその各種酸塩
を挙げている。しかしながら、コンプレックス・コアセ
ルべ一ション法において従来より知られているこれらの
化合物を、界面重合法、ィンサィッ法などによる尿素ー
ホルムアルデヒド重合体、メラミンーホルムアルデヒド
重合体やフェノールーホルムアルデヒド重合体に例示さ
れるような、ホルムアルデヒドを壁膜形成材料として使
用する微小カプセルの分散液中の残留ホルムアルデヒド
を除去するために使用した場合、微小カプセル分散液が
増粘し微小カプセルの二次凝集や破壊を起したり、塗液
調整時の希釈条件により化合物と残留ホルムアルデヒド
との反応生成物の平衡が不安定になり再びホルムアルデ
ヒドを遊離してしまう等の弊害があった。
小カプセル製造法に関しては、硬化剤として使用された
ホルムアルデヒドの残留分を亜硫酸ナトリウム或いは尿
素と反応させる方法(特公昭44−27254号)や塩
酸ヒドロキシルアミンと強塩基剤を用いてpH7以上の
条件下で反応させる方法(特開昭51一75676号)
が提案されている。更に、上記袴開昭51−75676
号には残留ホルムアルデヒドと反応させうる化合物とし
て尿素、チオ尿素、ヒドラジン化合物、ジシアンジアミ
ド及びその酸塩、ヒドロキシルアミン及びその各種酸塩
を挙げている。しかしながら、コンプレックス・コアセ
ルべ一ション法において従来より知られているこれらの
化合物を、界面重合法、ィンサィッ法などによる尿素ー
ホルムアルデヒド重合体、メラミンーホルムアルデヒド
重合体やフェノールーホルムアルデヒド重合体に例示さ
れるような、ホルムアルデヒドを壁膜形成材料として使
用する微小カプセルの分散液中の残留ホルムアルデヒド
を除去するために使用した場合、微小カプセル分散液が
増粘し微小カプセルの二次凝集や破壊を起したり、塗液
調整時の希釈条件により化合物と残留ホルムアルデヒド
との反応生成物の平衡が不安定になり再びホルムアルデ
ヒドを遊離してしまう等の弊害があった。
これらの弊害は壁膜形成材料として使用される場合のホ
ルムアルデヒドの量は、コンブレックス・コアセルベー
ション法における硬化剤としての使用量に比較して著し
く多量であるために残留ホルムアルデヒドの量も多量に
なること、並びにホルムァルデヒドを形成材料とするカ
プセル壁膜が残留ホルムアルデヒド除去のために添加さ
れる化合物の影響を受け易いことに起因していると考え
られる。一方、界面重合法やィンサィツ法による微小カ
プセル製造法において、壁膜形成に寄与しない残留ホル
ムアルデヒドを除去する方法としては、硫酸ヒドロキシ
ルアミンと反応させる方法(特開昭54一5874号)
、グルコース等の糖類と反応させる方法(樽関昭55−
18218号)、一級又は二級のアミノ基を有するヒド
ロキシアルキルアミンと反応させる方法(特開昭55−
35967号)、風6.0以上で水蒸気蒸留する方法(
特関昭55−471斑号)、尿素と亜硫酸塩又は亜硫酸
水素塩とを併用する方法(袴関昭55一67328号)
等が提案されていいる。
ルムアルデヒドの量は、コンブレックス・コアセルベー
ション法における硬化剤としての使用量に比較して著し
く多量であるために残留ホルムアルデヒドの量も多量に
なること、並びにホルムァルデヒドを形成材料とするカ
プセル壁膜が残留ホルムアルデヒド除去のために添加さ
れる化合物の影響を受け易いことに起因していると考え
られる。一方、界面重合法やィンサィツ法による微小カ
プセル製造法において、壁膜形成に寄与しない残留ホル
ムアルデヒドを除去する方法としては、硫酸ヒドロキシ
ルアミンと反応させる方法(特開昭54一5874号)
、グルコース等の糖類と反応させる方法(樽関昭55−
18218号)、一級又は二級のアミノ基を有するヒド
ロキシアルキルアミンと反応させる方法(特開昭55−
35967号)、風6.0以上で水蒸気蒸留する方法(
特関昭55−471斑号)、尿素と亜硫酸塩又は亜硫酸
水素塩とを併用する方法(袴関昭55一67328号)
等が提案されていいる。
しかしながら、これらの方法は、処理操作が複雑であっ
たり、ホルムアルデヒド除去効果が不充分であったりし
て、未だ満足できる方法とはいえない。本発明者らは残
留ホルムアルデヒド除去の新規な方法について鋭意研究
した結果、活性メチレン基を有する化合物の使用を見出
すに至った。即ち、本発明は、カプセル壁膜形成材料と
してホルムアルデヒドを使用する微4・カププセルの分
散液に、活性メチレン基を有する化合物を添加し、アル
カリ性領域で該活性メチレン基を有する化合物と壁膜形
成に寄与しない残留ホルムアルデヒドとを反応させるこ
とにより達成されるものである。本発明に使用する活性
メチレン基を有する化合物としては、アセチルアセトン
、ジメチルマロネート、ジェチルマロネート、アセト酢
酸メチル、アセト酢酸エチル、メチルシアノアセテート
、エチルシア/アセテートなどが挙げられるが、特にァ
セト酢酸メチル、ァセト酢酸エチル及びジェチルマロネ
ートが好適である。更に、微小カプセル分散液をアルカ
リ性領域に調整すると上記活性メチレン基を有する化合
物と残留ホルムアルデヒドとの反応が良好になり、特に
PH9.0〜10.5の条件下において一層顕著な反応
が得られる。
たり、ホルムアルデヒド除去効果が不充分であったりし
て、未だ満足できる方法とはいえない。本発明者らは残
留ホルムアルデヒド除去の新規な方法について鋭意研究
した結果、活性メチレン基を有する化合物の使用を見出
すに至った。即ち、本発明は、カプセル壁膜形成材料と
してホルムアルデヒドを使用する微4・カププセルの分
散液に、活性メチレン基を有する化合物を添加し、アル
カリ性領域で該活性メチレン基を有する化合物と壁膜形
成に寄与しない残留ホルムアルデヒドとを反応させるこ
とにより達成されるものである。本発明に使用する活性
メチレン基を有する化合物としては、アセチルアセトン
、ジメチルマロネート、ジェチルマロネート、アセト酢
酸メチル、アセト酢酸エチル、メチルシアノアセテート
、エチルシア/アセテートなどが挙げられるが、特にァ
セト酢酸メチル、ァセト酢酸エチル及びジェチルマロネ
ートが好適である。更に、微小カプセル分散液をアルカ
リ性領域に調整すると上記活性メチレン基を有する化合
物と残留ホルムアルデヒドとの反応が良好になり、特に
PH9.0〜10.5の条件下において一層顕著な反応
が得られる。
又、触媒として炭酸塩を使用すると迅速な反応が得られ
、微小カプセルに弊害を起すことなく反応性成物を形成
することがわかった。
、微小カプセルに弊害を起すことなく反応性成物を形成
することがわかった。
ここに使用する炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭
酸グアニジンなどが挙げられるが、特に炭酸ナトリウム
と炭酸カリウムが好適である。更に、反応温度は高温城
では微小カプセルに対して劣化作用を起すことから、又
常温域では反応が遅いため35〜65午0の範囲とする
ことが好ましい。
カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭
酸グアニジンなどが挙げられるが、特に炭酸ナトリウム
と炭酸カリウムが好適である。更に、反応温度は高温城
では微小カプセルに対して劣化作用を起すことから、又
常温域では反応が遅いため35〜65午0の範囲とする
ことが好ましい。
本発明に用いられる活性メチレン基を有する化合物は残
留ホルムアルデヒドの量に対して当量から当量の2倍量
添加するのが適当である。
留ホルムアルデヒドの量に対して当量から当量の2倍量
添加するのが適当である。
当量以下の場合にはホルムアルデヒドの蒲集効果が悪く
なり、又当量の2倍量以上の場合には添加物自体が多量
に分散液中に残留することになり好ましくない。一方、
炭酸塩の添加量は40%カプセル分散液19碇部‘こ対
しておよび0.1〜5部が適当である。0.1部以下で
あるとホルムアルデヒドの橘集効果が悪く、5部以上で
は微小カプセル分散液を紙に塗布した場合紙面の黄化現
象がみられ好ましくない。
なり、又当量の2倍量以上の場合には添加物自体が多量
に分散液中に残留することになり好ましくない。一方、
炭酸塩の添加量は40%カプセル分散液19碇部‘こ対
しておよび0.1〜5部が適当である。0.1部以下で
あるとホルムアルデヒドの橘集効果が悪く、5部以上で
は微小カプセル分散液を紙に塗布した場合紙面の黄化現
象がみられ好ましくない。
次に、本発明による残留ホルムアルデヒドと活性メチレ
ン基を有する化合物との反応について説明する。
ン基を有する化合物との反応について説明する。
この反応は化合物の−COOR(カルボン酸、ェステル
、アミドなど)、一COR(ケトン)、一N02、一C
N、一S02Rなど2個の陰性置換基にはさまれた活性
メチレン基がホルムアルデヒドと縮合反応を起しメチロ
ール化合物を生成するものである。この反応はKmだv
eMge1反応の一種と考えることができるが、活性メ
チレン基を有する化合物は微小カプセル分散液中に於て
は、壁膜形成に寄与しない残留ホルムァルデヒドと顕著
な反応を起す一方、カプセル壁膜自体には何ら弊害を与
えることもない。反応は定量的であって不可逆反応であ
る。更に、反応生成物たるメチロール化合物も微小カプ
セル分散液中にあって、この分散液を塗液として支持体
に塗布する上で何ら支障を起さない。即ち、本発明によ
れば、ホルムアルデヒドを壁膜形成材料として使用する
微小カプセルの分散液中の残留ホルムアルデヒドを、効
率良く、しかも微小カプセルに何ら弊害を与えることな
く除去することができる。
、アミドなど)、一COR(ケトン)、一N02、一C
N、一S02Rなど2個の陰性置換基にはさまれた活性
メチレン基がホルムアルデヒドと縮合反応を起しメチロ
ール化合物を生成するものである。この反応はKmだv
eMge1反応の一種と考えることができるが、活性メ
チレン基を有する化合物は微小カプセル分散液中に於て
は、壁膜形成に寄与しない残留ホルムァルデヒドと顕著
な反応を起す一方、カプセル壁膜自体には何ら弊害を与
えることもない。反応は定量的であって不可逆反応であ
る。更に、反応生成物たるメチロール化合物も微小カプ
セル分散液中にあって、この分散液を塗液として支持体
に塗布する上で何ら支障を起さない。即ち、本発明によ
れば、ホルムアルデヒドを壁膜形成材料として使用する
微小カプセルの分散液中の残留ホルムアルデヒドを、効
率良く、しかも微小カプセルに何ら弊害を与えることな
く除去することができる。
以下、本発明を実施例に従って詳細に説明する。
なお、実施例中の部は重量部を示す。微小カプセル分散
液風の製造 10%エチレン・マレィン酸共重合物(商品名EMA−
31、モンサントケミカル製)水溶液85部に水18礎
部、尿素1礎部、レゾルシン1部を加え溶解したところ
で系の−を3.3に調整した。
液風の製造 10%エチレン・マレィン酸共重合物(商品名EMA−
31、モンサントケミカル製)水溶液85部に水18礎
部、尿素1礎部、レゾルシン1部を加え溶解したところ
で系の−を3.3に調整した。
次に内包油としてジアリルヱタン油(商品名/・ィゾー
ルSAS、日本石油イb学製)170部に感圧複写紙用
染料クリスタル・バイオレット・ラクトン4部とペンゾ
ィル・ロィコ・メチレン・フルー2部を溶解し、先にp
H3.3に調整した前記水溶液中に投入し高速乳イq蟹
で水中油滴型ェマルジョンとして乳化せしめた。油滴の
径が2〜3Aになったところで乳化をやめ、37%ホル
ムアルデヒド水溶液26部を系中に加え55qoになる
まで加温した。55qoで2時間保持した後熱源を切り
放冷した。
ルSAS、日本石油イb学製)170部に感圧複写紙用
染料クリスタル・バイオレット・ラクトン4部とペンゾ
ィル・ロィコ・メチレン・フルー2部を溶解し、先にp
H3.3に調整した前記水溶液中に投入し高速乳イq蟹
で水中油滴型ェマルジョンとして乳化せしめた。油滴の
径が2〜3Aになったところで乳化をやめ、37%ホル
ムアルデヒド水溶液26部を系中に加え55qoになる
まで加温した。55qoで2時間保持した後熱源を切り
放冷した。
室温になるまで放冷し尿素−ホルムアルデヒド重合体を
カプセル肇膜とする感圧複写紙用微小カプセルの分散液
を得た。得られた微4・カプセル分散液中のホルムアル
デヒドをアセチル・アセトン法にて定量したところ48
5Q地を得た。又、マィヤーバーにより79/あの量を
塗工した紙から同法で定量したところ117の血であっ
た。実施例 1上記の如く製造した固型分40%の微4
・カプセル分散液凶を19戊部探り、液温6000にお
いて20%水酸化ナトリウム溶液を加えて系のpHを1
0.0に調整した。
カプセル肇膜とする感圧複写紙用微小カプセルの分散液
を得た。得られた微4・カプセル分散液中のホルムアル
デヒドをアセチル・アセトン法にて定量したところ48
5Q地を得た。又、マィヤーバーにより79/あの量を
塗工した紙から同法で定量したところ117の血であっ
た。実施例 1上記の如く製造した固型分40%の微4
・カプセル分散液凶を19戊部探り、液温6000にお
いて20%水酸化ナトリウム溶液を加えて系のpHを1
0.0に調整した。
次に炭酸ナトリウムの粉末0.6部にアセト酢酸メチル
5部を加え4時間60qoに系を保持したところ、系の
ホルムアルデヒド臭は消えた。処理した微小カプセル分
散液をアセチル・アセトン法にて定量したところ25の
血であった。又、同液をマィャーバーより7夕/〆塗工
した紙面上のホルムアルデヒド量を定量したところ7瓜
血であり、感圧複写紙用カプセルの機能を損なうような
ことはなかった。実施例 2 アセト酢酸メチルにかえてアセト酢酸エチルを使用した
以外は実施例1と同様にして微小カプセル分散液■の残
留ホルムアルデヒドを処理した。
5部を加え4時間60qoに系を保持したところ、系の
ホルムアルデヒド臭は消えた。処理した微小カプセル分
散液をアセチル・アセトン法にて定量したところ25の
血であった。又、同液をマィャーバーより7夕/〆塗工
した紙面上のホルムアルデヒド量を定量したところ7瓜
血であり、感圧複写紙用カプセルの機能を損なうような
ことはなかった。実施例 2 アセト酢酸メチルにかえてアセト酢酸エチルを使用した
以外は実施例1と同様にして微小カプセル分散液■の残
留ホルムアルデヒドを処理した。
アセチル・アセトン法にて定量したところ微4・カプセ
ル分散液は30の伽、塗工紙は90pmであった。更に
、各種の活性メチレン基を有する化合物による残留ホル
ムアルデヒドの除去効果を確認するために、実施例1と
同様の方法で試験した結果を表−1に示す。尚、系の温
度については4ぴ0又は60qoとし、併せて各種炭酸
塩の触媒としての効果も比較した。表一1から明らかな
通り、活性メチレン基を有する化合物を添加すると残留
ホルムアルデヒドの処理において著しい効果が得られる
が、特にアセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル及びジヱ
チルマロネートが優れていた。
ル分散液は30の伽、塗工紙は90pmであった。更に
、各種の活性メチレン基を有する化合物による残留ホル
ムアルデヒドの除去効果を確認するために、実施例1と
同様の方法で試験した結果を表−1に示す。尚、系の温
度については4ぴ0又は60qoとし、併せて各種炭酸
塩の触媒としての効果も比較した。表一1から明らかな
通り、活性メチレン基を有する化合物を添加すると残留
ホルムアルデヒドの処理において著しい効果が得られる
が、特にアセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル及びジヱ
チルマロネートが優れていた。
又、炭酸塩の触媒としての効果も極めて良好であった。
■ 船 微小カプセル分散液‘B}の製造 微4・カプセル分散液凶の製造に使用したジアリルェタ
ン油に換えてレモン香料油(商品名F−711*、高砂
香料製)17礎都を用いて微小カプセル分散液風と同様
の方法で香料含有微小カプセル分散液を製造した。
■ 船 微小カプセル分散液‘B}の製造 微4・カプセル分散液凶の製造に使用したジアリルェタ
ン油に換えてレモン香料油(商品名F−711*、高砂
香料製)17礎都を用いて微小カプセル分散液風と同様
の方法で香料含有微小カプセル分散液を製造した。
但し、カプセルの径は15〜20rである。得られた微
小カプセルはホルムアルデヒド臭が強く、目や皮膚など
に刺激をうけた。この微4・カプセル分散液中のホルム
アルデヒドをアセチル・アセトン法により定量したとこ
ろ4900■を得た。又、マィャーバ−を用いて7夕/
〆の量を塗工した紙から定量したところ1230肌であ
った。実施例 3 上記の如く製造した固型分40%の香料含有微4・カプ
セル分散液【Bー100部を採りその液温を60℃、系
のpHを20%水酸ナトリウム溶液にて10.0に調整
した。
小カプセルはホルムアルデヒド臭が強く、目や皮膚など
に刺激をうけた。この微4・カプセル分散液中のホルム
アルデヒドをアセチル・アセトン法により定量したとこ
ろ4900■を得た。又、マィャーバ−を用いて7夕/
〆の量を塗工した紙から定量したところ1230肌であ
った。実施例 3 上記の如く製造した固型分40%の香料含有微4・カプ
セル分散液【Bー100部を採りその液温を60℃、系
のpHを20%水酸ナトリウム溶液にて10.0に調整
した。
次に炭酸ナトリウム0.4部にアセト酢酸メチル2.7
部を加え4時間60q0に系を保持した。4時間後系の
ホルムアルデヒド臭は消えた。
部を加え4時間60q0に系を保持した。4時間後系の
ホルムアルデヒド臭は消えた。
処理した微小カプセル分散液をアセチル・アセトン法に
て定量したところ258岬であった。又、同液をマィヤ
ーバーにより7夕/め塗工した紙面上のホルムアルデヒ
ドの量を定量したところ80脚皿であった。実施例 4 実施例3における炭酸ナトリウムの代りに炭酸カリウム
を使用しアセト酢酸メチルの代りにジヱチルマロネート
を使用したところ、液中及び紙面上のホルムアルデヒド
の量はそれぞれ27の柵、95肌であった。
て定量したところ258岬であった。又、同液をマィヤ
ーバーにより7夕/め塗工した紙面上のホルムアルデヒ
ドの量を定量したところ80脚皿であった。実施例 4 実施例3における炭酸ナトリウムの代りに炭酸カリウム
を使用しアセト酢酸メチルの代りにジヱチルマロネート
を使用したところ、液中及び紙面上のホルムアルデヒド
の量はそれぞれ27の柵、95肌であった。
対照例 1
アラビャゴムの粉末を溶解し1の重量%水溶液を用意し
た。
た。
この水溶液100部に尿素雌部としゾルシン1部を添加
し損拝しながら溶解した。その後、水酸化ナトリウム水
溶液及び塩酸水溶液を用いて系のPHを4.0に調節し
た。2.5%のクリスタルバイオレットラクトン及び1
.0%のペンゾーィルロイコメチレンブルーを溶解した
ジィソプロピルナフタレン100部を上記水溶液中に激
しく縄拝しながら加えて乳化し、o/w型ェマルジョン
を生成させ、油滴サイズが平均5〃‘こなったところで
擬伴をとめた。
し損拝しながら溶解した。その後、水酸化ナトリウム水
溶液及び塩酸水溶液を用いて系のPHを4.0に調節し
た。2.5%のクリスタルバイオレットラクトン及び1
.0%のペンゾーィルロイコメチレンブルーを溶解した
ジィソプロピルナフタレン100部を上記水溶液中に激
しく縄拝しながら加えて乳化し、o/w型ェマルジョン
を生成させ、油滴サイズが平均5〃‘こなったところで
擬伴をとめた。
この乳化物に塩化アンモニウム1の重量%水溶液6部を
加えた。
加えた。
蝿梓を続けながら37%ホルムアルデヒド水溶液27部
を力oえ系の温度を65qoに調節した。その後蝿拝を
続けながら2時間その温度に保持し、カプセル化反応を
終了した。次いで未反応の遊離ホルマリン臭を除くため
に、このカプセル分散液を100部ずつ採り、モノェタ
ノールアミン1.84部、ジェタノールアミン4部をそ
れぞれに添加し、系のpHを水酸化ナトリウム水溶液を
用いて9.0ろ調整した。これらのヒドロキシアルキル
アミンを添加したもの、及び添加を一切しなかったもの
を一晩反応させて、アセチルアセトン法でカプセルスラ
リー中のホルムアルデヒド濃度を測定した。
を力oえ系の温度を65qoに調節した。その後蝿拝を
続けながら2時間その温度に保持し、カプセル化反応を
終了した。次いで未反応の遊離ホルマリン臭を除くため
に、このカプセル分散液を100部ずつ採り、モノェタ
ノールアミン1.84部、ジェタノールアミン4部をそ
れぞれに添加し、系のpHを水酸化ナトリウム水溶液を
用いて9.0ろ調整した。これらのヒドロキシアルキル
アミンを添加したもの、及び添加を一切しなかったもの
を一晩反応させて、アセチルアセトン法でカプセルスラ
リー中のホルムアルデヒド濃度を測定した。
モノェタノールアミンを添加したものの残留ホルムアル
デヒド濃度は2700地、ジェタノールアミンを添加し
たものは240瓜血、添加しなかったものについては6
20の血で、ホルムアルデヒド除去効果はみられたが、
不十分であった。
デヒド濃度は2700地、ジェタノールアミンを添加し
たものは240瓜血、添加しなかったものについては6
20の血で、ホルムアルデヒド除去効果はみられたが、
不十分であった。
更に、これらのカプセル分散液を顕色剤用紙(十後製紙
製、NW4皿R、CCPレジン下用紙)に、そのままワ
イヤーバーで塗工し、室温に放置乾燥させたところ、頭
色剤面は濃い青に発色し、カプセル壁が劣化していた。
製、NW4皿R、CCPレジン下用紙)に、そのままワ
イヤーバーで塗工し、室温に放置乾燥させたところ、頭
色剤面は濃い青に発色し、カプセル壁が劣化していた。
対照例 2実施例1と同じカプセル分散液凶を100部
ずつ、2個用意し、65o0に加熱したものについて、
モノェタノールアミン1.84部、ジェタノールアミン
4部を加えて、対照例1と同様に処理した。
ずつ、2個用意し、65o0に加熱したものについて、
モノェタノールアミン1.84部、ジェタノールアミン
4部を加えて、対照例1と同様に処理した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カプセル壁膜形成材料としてホルムアルデヒドを使
用する微小カプセルの分散液に活性メチレン基を有する
化合物を添加し、アルカリ性領域で該活性メチレン基を
有する化合物と壁膜形成に寄与しない残留ホルムアルデ
ヒドとを反応させることにより、微小カプセル分散液中
のホルムアルデヒドを除去する方法。 2 活性メチレン基を有する化合物がアセト酢酸メチル
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のホ
ルムアルデヒド除去方法。 3 活性メチレン基を有する化合物がアセト酢酸エチル
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のホ
ルムアルデヒド除去方法。 4 活性メチレン基を有する化合物がジエチルマロネー
トであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
ホルムアルデヒド除去方法。 5 カプセル壁膜形成材料としてホルムアルデヒドを使
用する微小カプセルの分散液に活性メチレン基を有する
化合物を添加し、炭酸塩の存在下アルカリ性領域で該活
性メチレン基を有する化合物と壁膜形成に寄与しない残
留ホルムアルデヒドとを反応させることにより、微小カ
プセル分散液中のホルムアルデヒドを除去する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55107125A JPS6029293B2 (ja) | 1980-08-06 | 1980-08-06 | 微小カプセル分散液中のホルムアルデヒド除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55107125A JPS6029293B2 (ja) | 1980-08-06 | 1980-08-06 | 微小カプセル分散液中のホルムアルデヒド除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5732729A JPS5732729A (en) | 1982-02-22 |
JPS6029293B2 true JPS6029293B2 (ja) | 1985-07-10 |
Family
ID=14451122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55107125A Expired JPS6029293B2 (ja) | 1980-08-06 | 1980-08-06 | 微小カプセル分散液中のホルムアルデヒド除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029293B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01235280A (ja) * | 1988-03-15 | 1989-09-20 | Matsushita Electric Works Ltd | 光電変換装置 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5750541A (en) * | 1980-09-10 | 1982-03-25 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | Method for removing excess formaldehyde in microcapsule dispersion |
GB8326902D0 (en) * | 1983-10-07 | 1983-11-09 | Wiggins Teape Group Ltd | Removal of formaldehyde from micro-capsules |
US5795933A (en) * | 1996-12-19 | 1998-08-18 | The Dexter Corporation | Waterborne coating compositions having ultra low formaldehyde concentration |
CN100384601C (zh) * | 2006-03-07 | 2008-04-30 | 北京林业大学 | 一种甲醛消除剂及其制备方法 |
US7855261B2 (en) | 2006-12-08 | 2010-12-21 | Eastman Chemical Company | Aldehyde removal |
FR2952067B1 (fr) * | 2009-11-03 | 2012-05-25 | Saint Gobain Technical Fabrics | Composition filmogene renfermant un agent apte a pieger le formaldehyde |
US10696777B2 (en) | 2015-06-16 | 2020-06-30 | Evonik Operations Gmbh | Aldehyde scavengers mixtures for polyurethane foams |
-
1980
- 1980-08-06 JP JP55107125A patent/JPS6029293B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01235280A (ja) * | 1988-03-15 | 1989-09-20 | Matsushita Electric Works Ltd | 光電変換装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5732729A (en) | 1982-02-22 |
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